説明

ソフトウェア管理装置およびソフトウェア管理方法

【課題】ホームネットワーク内の家電機器で共通の設定情報を共有することができるソフトウェア管理装置およびソフトウェア管理方法を提供する。
【解決手段】複数の家電機器31、32、33にネットワークを介して接続され、複数の家電機器31、32、33の動作に必要なソフトウェアを管理するホームゲートウェイ6において、複数の家電機器31、32、33で共有する機器の設定情報が格納されている共有設定情報データベースと、家電機器固有の設定情報およびソフトウェアが格納されている複数の家電機器領域とを有する記録部と、この共有設定情報データベースに格納されている設定情報を用いてソフトウェアの初期設定やメンテナンス等を行う演算部とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家庭内のネットワークに接続された家電機器を管理するソフトウェア管理装置およびソフトウェア管理方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、ネットワーク技術の急激な普及により家庭内の家電機器についてもネットワークとの通信機能を持つものが登場している。家電機器が通信機能を有することにより、家庭内のネットワーク(以後、「ホームネットワーク」と称する)を構成することが可能になっている。
【0003】
非特許文献1に示すように、ホームネットワークを構成することにより、外出先から通信回線を通じて家電機器の電源操作を行ったり、1つのスイッチで複数の家電を連動操作させたりすることが可能になり、利用者の利便性が向上する。
【0004】
また、家電機器が通信機能を有することにより、ネットワークを介して家電機器に搭載されているソフトウェアのアップデートを行うことが可能になる。
【0005】
従来のホームネットワークに接続された家電機器とこれら家電機器を管理するメーカのサーバとで構成されるソフトウェア管理システムの一例を図16に示す。
【0006】
図16のソフトウェア管理システム100においては、ホームネットワーク2c内にX社家電機器Aa31、X社家電機器Ab34、Y社家電機器B32、およびZ社家電機器C33の4つの家電機器が備えられている。これらの家電機器は、インターネット5を介して、X社家電機器Aa31およびX社家電機器Ab34はX社サーバ41に接続され、Y社家電機器B32はY社サーバ42に接続され、Z社家電機器CはZ社サーバ43に接続されている。
【0007】
また、X社家電機器Aa31には機器Aa用ソフトウェア310が搭載され、X社家電機器Ab34には機器Ab用ソフトウェア340が搭載され、Y社家電機器B32には機器B用ソフトウェア320が搭載され、Z社家電機器C33には機器C用ソフトウェア330が搭載されている。
【0008】
機器Aa用ソフトウェア310または機器Ab用ソフトウェア340をアップデートする際は、X社家電機器Aa31またはX社家電機器Ab34からインターネット5を介してX社サーバ41からアップデート情報をダウンロードすることにより行われる。
【0009】
また、機器B用ソフトウェア320をアップデートする際は、Y社家電機器B32からインターネット5を介してY社サーバ42からアップデート情報をダウンロードすることにより行われる。
【0010】
また、機器C用ソフトウェア330をアップデートする際は、Z社家電機器C33からインターネット5を介してZ社サーバ43からアップデート情報をダウンロードすることにより行われる。
【0011】
このようにしてインターネット5を介してソフトウェア310〜330のアップデートを行うことにより、簡便な操作で最新の機能を利用できるようにすることが可能になる。
【非特許文献1】http://feminity.toshiba.co.jp/feminity/
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
しかし、このソフトウェア管理システム100においては、機器ごとにインターネット5を介して各メーカのサーバ41〜43に接続されているため、ソフトウェア310〜330のアップデートの操作や初期設定の操作などは機器毎に行わなければならず、利用者にとって負担が大きいという問題があった。
【0013】
例えば、新たな家電機器をホームネットワーク2cに接続する際に行うソフトウェアの初期設定において、利用されるホームネットワーク2cに接続するためのプロキシサーバやゲートウェイのIPアドレスなどのネットワーク情報、ホームネットワーク2cに接続されている家電機器の構成情報、またはユーザ登録に利用される個人情報などは、すべての機器に対して共通の項目であるにも関わらず接続の度に入力する必要があった。
【0014】
また、これらの初期設定は、同種の家電機器の増設や買い替えの際にも行わなければならなかった。
【0015】
さらに、ホームネットワーク2cには様々な家電機器が接続されているが、初期設定が個々の機器毎に行われているため、どの機器に対してどのような個人情報を入力したかを利用者が把握し難いという問題があった。
【0016】
さらに、製造メーカがインターネット5を介して家電機器のソフトウェアのアップデートなどのリモートメンテナンスを行う場合、X社家電機器Aa31とX社家電機器Ab34とのような同一メーカの同種の家電機器に対しても個々に行わなければならずメーカ側に負担であるという問題があった。
【0017】
よって本発明の目的は、ホームネットワーク内の家電機器で共通の設定情報を共有することができるソフトウェア管理装置およびソフトウェア管理方法を提供することである。
【0018】
また、本発明の別の目的は、各家電機器で設定した個人情報を利用者が把握することができるソフトウェア管理装置およびソフトウェア管理方法を提供することである。
【0019】
また、本発明の別の目的は、メーカのリモートメンテナンスの負担を軽減することができるソフトウェア管理装置およびソフトウェア管理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0020】
上記課題を解決するための請求項1に記載の本発明は、複数の家電機器にネットワークを介して接続され、複数の家電機器の動作に必要なソフトウェアを管理するソフトウェア管理装置において、複数の家電機器で共有する設定項目に対する設定情報が格納されている共有設定情報データベースと、複数の家電機器を構成する各家電機器固有の設定項目に対する設定情報および各家電機器の動作に必要なソフトウェアが格納されている各家電機器用領域とを有する記録部と、ネットワークに新たな家電機器が接続されたときは、この新たな家電機器固有の設定項目に対する設定情報および新たな家電機器の動作に必要なソフトウェアを格納するための家電機器用領域を記録部に生成する領域作成部と、新たな家電機器を動作させるソフトウェアの設定に必要な複数の設定項目を、共通設定情報データベースから検索する検索部と、検索部の検索により抽出された設定項目に対する設定情報および利用者により入力された設定情報を適用して共有設定情報データベースまたは各家電機器用領域に記録することにより新たな家電機器の動作に必要なソフトウェアの設定を行う設定部とを備えることを特徴とする。
【0021】
また、請求項2は請求項1に記載のソフトウェア管理装置において、検索部は、新たな家電機器と同一機種であり、且つ既にネットワークに接続されている家電機器を共有設定情報データベースから検索し、設定部は、検索部において新たな家電機器と同一機種の家電機器が共有設定情報データベースから抽出されたときは、新たな家電機器のソフトウェアの設定項目に対する設定情報として抽出された家電機器のソフトウェアの設定情報を適用することを特徴とする。
【0022】
また、請求項3は請求項1または2に記載のソフトウェア管理装置において、共有設定情報データベースに記録されている情報を表示させる表示部を有することを特徴とする。
【0023】
また、請求項4は請求項1〜3いずれか1項に記載のソフトウェア管理装置において、外部との通信を行う通信部と、通信部で外部から受信したソフトウェアの更新情報をソフトウェアに送信して更新を行う更新部とを有することを特徴とする。
【0024】
また、請求項5はネットワークを介して接続された複数の家電機器の動作に必要なソフトウェアを管理するソフトウェア管理方法であって、ソフトウェア管理装置が、複数の家電機器で共有する設定項目に対する設定情報と、複数の家電機器を構成する各家電機器固有の設定項目に対する設定情報および各家電機器の動作に必要なソフトウェアとを予め別に格納しておき、ネットワークに新たな家電機器が接続されたときは、この新たな家電機器固有の設定項目に対する設定情報および新たな家電機器の動作に必要なソフトウェアを格納するための家電機器用領域を生成する領域生成ステップと、新たな家電機器を動作させるソフトウェアの設定に必要な複数の設定項目を、複数の家電機器で共有する設定項目から検索する検索ステップと、検索ステップにより抽出された設定項目に該当する設定情報および利用者により入力された設定情報を適用して記録することにより、新たな家電機器の動作に必要なソフトウェアの設定を行う設定ステップとを備えることを特徴とする。
【0025】
また、請求項6は請求項5に記載のソフトウェア管理方法において、検索ステップでは、新たな家電機器と同一機種であり、且つ既にネットワークに接続されている家電機器を検索し、設定ステップは、検索ステップにおいて新たな家電機器と同一機種の家電機器が抽出されたときは、新たな家電機器のソフトウェアの設定項目に対する設定情報として抽出された家電機器のソフトウェアの設定情報を適用することを特徴とする。
【0026】
また、請求項7は請求項5または6に記載のソフトウェア管理方法において、ソフトウェア管理装置が、複数の家電機器で共有する機器の設定情報を表示させる表示ステップを有することを特徴とする。
【0027】
また、請求項8は請求項5〜7いずれか1項に記載のソフトウェア管理方法において、ソフトウェア管理装置が、外部との通信を行う通信ステップと、通信ステップにおいて外部から受信したソフトウェアの更新情報をソフトウェアに送信して更新を行う更新ステップとを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0028】
本発明のソフトウェア管理装置およびソフトウェア管理方法によれば、ホームネットワーク内の家電機器で共通の設定情報を共有するため、新たにホームネットワークに家電機器を接続したときに共通の設定情報に関しては共有されている情報を適用することができ、利用者の負担を低減させることができる。
【0029】
また、各家電機器で設定した個人情報を表示させることにより、利用者がどの機器にどのような個人情報を設定したか、また、どのメーカにどのような通知を行ったかを把握することができる。
【0030】
また、メーカがリモートメンテナンスを行う際、個々の家電機器に接続することなく一括してメンテナンスを行うことができ、メーカの負担を軽減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
〈第1実施形態〉
本発明の第1実施形態によるソフトウェア管理装置は、新たな家電機器をホームネットワークに接続する際に、ホームネットワーク内の機器の共通な設定情報を家電機器間で共有することにより、簡便な操作で初期設定を行うことを可能にするものである。
【0032】
《第1実施形態によるソフトウェア管理装置の構成》
本実施形態によるソフトウェア管理装置としてのホームゲートウェイ6を有するホームネットワーク2aの構成を図1に示す。ホームネットワーク2aは、メーカのサーバ41〜43とインターネット5を介して接続されることにより、ソフトウェア管理システム1を構成している。
【0033】
本実施形態におけるホームネットワーク2aは、X社家電機器Aa31と、Y社家電機器B32と、Z社家電機器C33と、これらの家電機器に接続されているホームゲートウェイ6とにより構成されている。
【0034】
ホームゲートウェイ6の構成を図2に示す。ホームゲートウェイ6は、通信部7と、記録部8と、演算部9と、表示部10と、入力部11とを備え、ソフトウェア管理装置として機能する。
【0035】
通信部7は、イーサネット(登録商標)や無線を用いたTCP/IPによるインターネット5との通信、および、イーサネット(登録商標)やTCP/IPによるホームネットワーク2a内の家電機器との通信を、赤外線、Bluetooth、または電力線通信などにより行う。
【0036】
記録部8は、メモリデバイスで構成され、X社家電機器Aa31、Y社家電機器B32、およびZ社家電機器C33の動作に必要なソフトウェア、および各家電機器の設定情報を記録する。
【0037】
記録部8の詳細な構成を図3に示す。記録部8は、ホームネットワーク2aに接続されている複数の家電機器で共有することが可能な設定情報を記録する共有設定情報データベース12と、家電機器の機種ごとの領域とを有する。
【0038】
共有設定情報データベース12に記録されている情報の一例を図4に示す。本実施形態においては、設定項目ごとのメーカ名、「レコーダ」や「電話」などの家電機器のカテゴリ、機種名、シリアル番号、設定したユーザのユーザ名、および設定値が設定情報として記録されている。各項目の値として、特定の値または不特定の値(空欄、または“*”、または“All”など)が記録されている。
【0039】
記録部8の家電機器の機種ごとの領域としては、家電機器A用領域131、家電機器B用領域132、および家電機器C用領域133を有する。
【0040】
家電機器A用領域131には、家電機器Aの動作に必要なファームウェア141および家電機器A固有の設定情報である設定ファイル151を有する。
【0041】
家電機器B用領域132には、家電機器Bの動作に必要なファームウェア142および家電機器B固有の設定情報である設定ファイル152を有する。
【0042】
家電機器C用領域133には、家電機器Cの動作に必要なファームウェア143および家電機器C固有の設定情報である設定ファイル153を有する。
【0043】
演算部9は、記録部8への家電機器ごとの領域の新規作成を行う領域作成部18と、共有設定情報データベース12に記録されている情報から検索を行う検索部19と、検索部による検索結果と利用者により入力部11から入力される情報とから新たに接続された機器の初期設定を行う設定部20とを有する。
【0044】
表示部10は、ディスプレイであり、演算部9の処理結果などを表示させる。
【0045】
入力部11は、利用者により操作されるものであり、キーボードやマウスなどであり、リモコンや携帯電話など無線で情報を送信するものでもよい。
【0046】
また、パーソナルコンピュータを通信部7に接続し、このパーソナルコンピュータに接続されたディスプレイ、キーボード、マウスなどを表示部10、または入力部11として利用してもよい。
【0047】
さらにホームネットワーク2aは、インターネット5を介してX社家電機器Aa31に情報を提供するX社サーバ41、Y社家電機器B32に情報を提供するY社サーバ42、またはZ社家電機器C33に情報を提供するZ社サーバ43に接続されている。
【0048】
《第1実施形態によるソフトウェア管理装置の動作》
本実施形態においては、ホームネットワーク2aに接続されている家電機器は、ソフトウェア管理装置としてのホームゲートウェイ6に格納されているソフトウェアを利用して起動される。
【0049】
家電機器の起動は、記録部8の該当する家電機器用領域からファームウェアや必要な設定ファイルが家電機器にコピーされて行われるか、または、NFS(Network File System)の機能により記録部8の該当する家電機器用領域のファームウェアが直接マウントされて行われる。
【0050】
上記のように構成されたソフトウェア管理装置としてのホームゲートウェイ6を用いて、新たな家電機器であるX社家電機器Abをホームネットワーク2aに接続する際の初期設定の処理について図5を参照して説明する。
【0051】
ここで、X社家電機器Abは、すでにホームネットワーク2aに接続されているX社家電機器Aa31と同じメーカであるX社の同一機種の家電機器Aである。
【0052】
まず、X社家電機器Abがホームネットワーク2aに接続される(S1)と、ホームネットワーク2a内は図6に示すような構成になり、ホームゲートウェイ6の演算部9の領域作成部18により記録部8の家電機器A用領域131内に家電機器Ab用領域が作成される。
【0053】
X社家電機器Abが接続される前の家電機器A用領域131を有するホームゲートウェイ6を図7に、接続後の家電機器A用領域131を図8に示す。
【0054】
図7に示すように、X社家電機器Aaは、通信部7と演算部9とを介して記録部8の家電機器A用領域131のファームウェア141、および、設定ファイル151内に設けられている家電機器Aa用領域161の設定ファイル171から必要な情報が取得され、X社家電機器Aa31が起動されている。
【0055】
ここに、X社家電機器Ab34が接続されると、演算部9の領域作成部18により、図8に示すように家電機器Ab用領域162が生成され、X社家電機器Ab固有の設定情報が記録される設定ファイル172が家電機器Ab用領域162内に設けられる。
【0056】
次に、X社家電機器Ab34からカテゴリ、メーカ、機種名、シリアル番号などの情報がホームゲートウェイ6の記録部8の共有設定情報データベース12に通知され、記録される(S2)。
【0057】
また、X社家電機器Ab34に予め記憶されている初期設定項目のうち、メーカによって「共有を行う」印が付せられている項目がホームゲートウェイ6の共有設定情報データベース12に通知され、項目の設定が行われる(S2)。
【0058】
次に、初期設定を行うユーザ名がホームゲートウェイ6に通知されたときは、演算部9の検索部19によりこのユーザ名で共有設定情報データベース12内のデータが検索される(S3)。この検索結果には、検索対象のユーザ名のデータだけでなく、ユーザ名が特定されていないデータも含むものとする。
【0059】
次に、接続されたX社家電機器Abから通知された機種名と同一の機種名の設定情報が共有設定情報データベース12にあるかどうか、検索部19により検索される(S4)。
【0060】
検索の結果、X社家電機器Abの機種名と同一の機種名の設定情報があったとき(S4の「あり」)は、さらに複数のシリアル番号があるかどうか、検索部19により検索される(S5)。
【0061】
複数のシリアル番号はあったときには(S5の「あり」)、さらにシリアル番号で設定情報の絞込みが行われ(S6)、この絞り込まれた設定情報が適用され演算部9の設定部20により自動設定が行われる(S7)。絞込みの際はまず同一のシリアル番号があるかどうか検索され、同一のシリアル番号があればその設定情報が適用され、同一のシリアル番号がなければ同一の機種名中の設定情報が適用される。
【0062】
ステップS5において単一のシリアル番号しかないとき(S5の「なし」)には、このシリアル番号の設定情報が適用され、演算部9の設定部20により自動設定が行われる(S7)。
【0063】
ステップS4においてX社家電機器Abの機種名と同一の機種名の設定情報がないとき(S4の「なし」)は、設定部20により各項目について自動設定を試みることが行われる(S8)。
【0064】
このステップS8で実行される各項目についての設定部20による各項目についての自動設定処理について図9を参照して説明する。
【0065】
まず、設定する項目のうちの1つで共有設定情報データベース12が検索される(S21)。
【0066】
検索の結果、共有設定情報データベース12に格納されている設定項目から、1つの項目のみが該当し抽出されたとき(S22)は、その設定項目が選択される。
【0067】
また、ステップS21の検索の結果、共有設定情報データベース12に格納されている設定項目から、該当する項目が1つも抽出されなかったときは、自動設定は行わず、次の設定項目に移る(S23)。
【0068】
また、ステップS21の検索の結果、共有設定情報データベース12に格納されている設定項目から、複数の該当する項目が抽出されたとき(S24)は、さらに接続する機器のカテゴリで共有設定情報データベース12が検索され絞込みが行われる(S25)。
【0069】
検索の結果、共有設定情報データベース12に格納されている設定項目から、1つの項目のみが該当し抽出されたとき(S26)は、その設定項目が選択される。
【0070】
また、ステップS25の検索の結果、共有設定情報データベース12に格納されている設定項目から、該当する項目が1つも抽出されなかったときは、ステップS25においてカテゴリで絞り込む処理が実行される前の状態に戻される(S27)。
【0071】
また、ステップS25の検索の結果、共有設定情報データベース12に格納されている設定項目から、複数の該当する項目が抽出されたとき(S28)、または、ステップS27でカテゴリで絞り込む前の状態に戻ったときは、さらにX社家電機器Abのメーカ名で共有設定情報データベース12が検索され絞込みが行われる(S29)。
【0072】
検索の結果、共有設定情報データベース12に設定されている設定項目から、1つの項目のみが該当し抽出されたとき(S30)は、その設定項目が選択される。
【0073】
また、ステップS29の検索の結果、共有設定情報データベース12から該当する項目が1つも抽出されなかったときは、ステップS29においてメーカ名で絞り込む処理が実行される前の状態に戻される(S31)。
【0074】
また、ステップS29の検索の結果、共有設定情報データベース12から複数の該当する項目が抽出されたとき(S32)、または、ステップS31でメーカ名で絞り込む前の状態に戻ったときは、残っている設定項目のうち設定日時が最も新しいデータが選択される(S33)。
【0075】
上述のステップS22、ステップS26、ステップS30、またはステップS33で選択された設定項目が、自動設定対象の項目として適用される(S34)。このようにして、設定部20によりすべての設定項目が処理される。
【0076】
以上で各項目についての自動設定処理が終了され、図5のステップS8に戻る。
【0077】
本実施形態においてX社家電機器Abを接続する際は、ステップS4において同一の機種名であるX社家電機器Aaがあると判定されるため、このX社家電機器Aaの設定情報が適用され自動設定が行われる。
【0078】
次に、ステップS7またはステップS8で自動設定された項目の内容がホームゲートウェイ6の表示部10に表示されて利用者により確認が行われ、必要があれば修正される(S9)。
【0079】
次に、自動設定ができなかった項目について、利用者により手動で入力部11により設定が行われる(S10)。
【0080】
次に、設定された項目のうち、予めメーカによって「共有を行う」印が付せられている項目の設定情報が、共有設定情報データベース12に記録される(S11)。本実施形態においては、設定日時、カテゴリ、メーカ、機種名、シリアル番号、設定ユーザ名、設定項目名、設定値などの項目が記録される。
【0081】
また、共有設定情報データベース12に記録されなかった設定情報は、家電機器A用領域131内の家電機器Ab用領域162の設定ファイル172に記録される。
【0082】
以上の第1実施形態によれば、ホームネットワークに接続された家電機器の共通の設定情報を共有設定情報データベースに記録して共有するため、新たに家電機器を接続するときに共通設定情報データベースに記録されている情報は利用者が入力する必要がなく、接続時の処理を簡便にすることができる。
【0083】
〈第2実施形態〉
本発明の第2実施形態によるソフトウェア管理装置は、新たな家電機器をホームネットワークに接続する際に、ホームネットワーク内に同じ機種の家電機器が既に接続されいる場合はその家電機器のファームウェアを利用して起動するものである。
【0084】
《第2実施形態によるソフトウェア管理装置の構成》
本発明の第2実施形態によるソフトウェア管理装置としてのホームゲートウェイ6の構成、および、ホームゲートウェイ6を有するホームネットワーク2aの構成は、第1実施形態と同様であるため図1〜図4を援用し、その詳細な説明は省略する。
【0085】
《第2実施形態によるソフトウェア管理装置の動作》
本実施形態によるソフトウェア管理装置としてのホームゲートウェイ6を用いて、新たな家電機器であるX社家電機器Abをホームネットワーク2aに接続する際のファームウェアの設定処理について図6、図7、図8、図10および図11を参照して説明する。
【0086】
ここで、第1実施形態と同様にX社家電機器Abは、すでにホームネットワーク2aに接続されているX社家電機器Aa31と同じメーカであるX社の同一機種の家電機器Aである。
【0087】
まず、X社家電機器Abがホームネットワーク2aに接続される(S41)と、ホームネットワーク2a内は図6に示すような構成になり、ホームゲートウェイ6の演算部9の領域作成部18により記録部8の家電機器A用領域131内に家電機器Ab用領域が作成される。
【0088】
X社家電機器Abが接続される前の家電機器A用領域131を有するホームゲートウェイ6を図7に、接続後の家電機器A用領域131を図8に示す。
【0089】
図7に示すように、X社家電機器Aaは、通信部7と演算部9とを介して記録部8の家電機器A用領域131のファームウェア141、および、設定ファイル151内に設けられている家電機器Aa用領域161の設定ファイル171から必要な情報が取得され、X社家電機器Aa31が起動されている。
【0090】
ここに、X社家電機器Abが接続されると、演算部9の領域作成部18により、図8に示すように家電機器Ab用領域162が生成され、X社家電機器Ab固有の設定情報が記録される設定ファイル172が家電機器Ab用領域162内に設けられる。
【0091】
次に、X社家電機器Abからカテゴリ、メーカ、機種名、シリアル番号などの情報がホームゲートウェイ6の共有設定情報データベース12に通知され、記録される。
【0092】
また、X社家電機器Abに予め記憶されている初期設定項目のうち、メーカによって「共有を行う」印が付せられている項目として、ファームウェアに関する設定項目がホームゲートウェイ6の記録部8の共有設定情報データベース12に通知され、項目の設定が行われる(S42)。
【0093】
次に、X社家電機器Abの機種名で共有設定情報データベース12内のデータが演算部9の検索部19により検索され、同一の機種名の家電機器がホームネットワーク2aに既に接続されているかどうか判定される(S43)。
【0094】
本実施形態においては、ホームネットワーク2a内にX社家電機器Abと同一機種のX社家電機器Aaが既に接続されているため、同一の機種名のデータがあると判定され(S43の「あり」)、このX社家電機器Aaのファームウェアに関する設定項目の値(ファームウェアの格納場所であるパスまたはURLやバージョンなど)が適用されて、演算部9の設定部20によりX社家電機器Ab34の設定が行われる(S44)。
【0095】
このようにX社家電機器Ab34のファームウェアの設定情報としてX社家電機器Aa31の情報を用いることにより、図11に示すようにファームウェアを新たに設定せずに共有することができる。図11においては、X社家電機器Aa31またはX社家電機器Ab34が起動されるときは、通信部7および演算部9を介して家電機器A用領域131に格納された共有のファームウェア141を利用して起動される。
【0096】
これらのファームウェアに関する情報を含む設定項目の値は、共有設定情報データベース12に記録される(S45)。
【0097】
また、ステップS43において同一の機種名のデータがないと判定されたときは(S43の「なし」)、新たに接続された家電機器のファームウェアが用意され、ホームゲートウェイ6の記録部8内に記録される(S46)。
【0098】
また、この新たに記録されたX社家電機器Abのファームウェアに関する設定情報が適用され、演算部9の設定部20によりX社家電機器Ab34の設定が行われる(S47)。
【0099】
以上の第2実施形態によれば、ホームネットワークに接続された家電機器のファームウェアを共有するため、新たに家電機器を接続するときにファームウェアに関する情報を利用者が入力する必要がなく、接続時の処理を簡便にすることができるとともに、記録部内の領域を有効に使用することができる。
【0100】
〈第3実施形態〉
本発明の第3実施形態によるソフトウェア管理装置は、共有設定情報ファイルの内容を表示部に表示させるものである。
【0101】
《第3実施形態によるソフトウェア管理装置の構成》
本発明の第3実施形態によるソフトウェア管理装置としてのホームゲートウェイ6の構成、および、ホームゲートウェイ6を有するホームネットワーク2aの構成は、第1実施形態および第2実施形態と同様であるため図1〜図4を援用し、その詳細な説明は省略する。
【0102】
《第3実施形態によるソフトウェア管理装置の動作》
本実施形態によるソフトウェア管理装置としてのホームゲートウェイ6の記録部8の共有設定情報データベース12に記録されているデータを表示する動作について図12、図13、および図14を参照して説明する。
【0103】
まず、利用者の操作により入力部11から共有設定情報データベース12のデータが要求されると、演算部9の処理により図12のような共有設定情報データベース12内に記録されている共有設定項目の一覧が表示部10に表示される。
【0104】
利用者により所望の設定項目のチェックボックス21がチェックされ検索ボタン22が押下されると、チェックされた設定項目で演算部9の検索部19により共有設定情報データベース12が検索され、それぞれの設定項目が利用されている家電機器が調査される。
【0105】
その結果、家電機器ごとにそれぞれの設定項目が利用されているかどうかが図13のように表示部10に表示される。
【0106】
また、別の表示方法として、図14に示すように各設定項目の設定値を一覧表示させることもできる。
【0107】
各設定項目の設定値を一覧表示させることにより、利用者により「メーカ」や「機種名」などの項目タイトル部分が操作されて項目の並べ替えが行われたり、「A社」や「123456」などのデータが選択されてデータの絞込みが行われたり設定値が修正されたりすることが可能になる。
【0108】
以上の第3実施形態によれば、ホームネットワークに接続された家電機器の共通の設定情報を表示させるため、利用者はどの機器にどのような項目が設定されているか、またはどのような情報が設定されているかを把握することができるるともに、その情報の修正も行うことができる。
【0109】
〈第4実施形態〉
本発明の第4実施形態によるソフトウェア管理装置は、メーカからのリモートメンテナンスを行うものである。
【0110】
《第4実施形態によるソフトウェア管理装置の構成》
本実施形態によるソフトウェア管理装置としてのホームゲートウェイ6を有するホームネットワーク2bの構成を図15に示す。
【0111】
本実施形態によるホームネットワーク2bは、X社の家電機器のリモートメンテナンスを行うX社サーバ41と有することと、演算部9に家電機器のソフトウェアをアップデートする更新部23を有する他は第1実施形態〜第3実施形態の構成と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
【0112】
《第4実施形態によるソフトウェア管理装置の動作》
本実施形態によるソフトウェア管理装置としてのホームゲートウェイ6の記録部8に格納されているX社の家電機器のファームウェアをX社サーバ41からアップデートする動作について説明する。
【0113】
まず、X社サーバ41からアップデートの要求がホームゲートウェイ6の通信部7に送信され、演算部9の更新部23においてこの要求が受信されるとともにこの要求がどのメーカからのアクセスかが判定される。
【0114】
次に、更新部23により共有設定情報データベース12からホームネットワーク2bに接続されている同メーカの家電機器の種類および個数、またそれらの家電機器のファームウェアのバージョン情報が取得され、通信部7を介してX社サーバ41に送信される。
【0115】
X社サーバ41では、受信したホームネットワーク2bのファームウェアのバージョン情報から、アップデートが必要なファームウェアが判定され、該当するファームウェアのアップデート情報がホームゲートウェイ6の通信部7を介して演算部9の更新部23に送信される。
【0116】
更新部23で受信されたアップデート情報は該当する家電機器の領域内である家電機器A用領域131に送信されて書き込まれ、既に格納されているファームウェア141と入れ替えられる。
【0117】
上述のようにファームウェア141がアップデートされた後、X社家電機器Aa31およびX社家電機器Abが起動されるときは、これらの家電機器からホームゲートウェイ6の通信部7および演算部9を介して家電機器A用領域131にアクセスされ、アップデートされたファームウェア141がダウンロードされるか直接マウントされることにより利用される。
【0118】
以上の第4実施形態によれば、家電機器の動作に必要なソフトウェアがホームゲートウェイで一括して管理されているため、メーカ側はアップデートやリモートメンテナンスを行いたいときに該当する家電機器の電源のオンオフやネットワークに接続されているかどうかなどの機器の状態を気にすることなく、ホームゲートウェイのみにアクセスすることによりソフトウェアのアップデートやリモートメンテナンスの処理を行うことができる。
【0119】
また、共有設定情報データベースを利用することにより、同時に複数の機種の設定情報(サーバのURLなど)を書き換えたり、関連する複数の家電機器のソフトウェアをアップデートしたりすることができる。例えば、家庭内ストリーミングサービスのため、レコーダとテレビの双方のソフトウェアをアップデートする必要があるときに、これらを一括してアップデートすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0120】
【図1】本発明の第1実施形態〜第3実施形態によるソフトウェア管理装置としてのホームゲートウェイを有するホームネットワークの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態〜第3実施形態によるソフトウェア管理装置としてのホームゲートウェイの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態〜第3実施形態によるソフトウェア管理装置としてのホームゲートウェイの記録部の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施形態〜第3実施形態によるソフトウェア管理装置としてのホームゲートウェイの記録部の共有設定情報データベースに記録されたデータを示す説明図である。
【図5】本発明の第1実施形態によるソフトウェア管理装置を用いて新たな家電機器を設定する動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1実施形態および第2実施形態によるソフトウェア管理装置としてのホームゲートウェイを有するホームネットワークに新たな家電機器が接続された状態の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第1実施形態および第2実施形態によるソフトウェア管理装置としてのホームゲートウェイを有するホームネットワークに新たな家電機器が接続される前のホームゲートウェイの状態を示すブロック図である。
【図8】本発明の第1実施形態および第2実施形態によるソフトウェア管理装置としてのホームゲートウェイを有するホームネットワークに新たな家電機器が接続された後の家電機器A用領域の状態を示すブロック図である。
【図9】本発明の第1実施形態によるソフトウェア管理装置を用いて新たな家電機器を自動設定する動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2実施形態によるソフトウェア管理装置を用いて新たな家電機器のファームウェアを設定する動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2実施形態によるソフトウェア管理装置としてのホームゲートウェイを有するホームネットワークの構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第3実施形態によるソフトウェア管理装置の表示部を示す画面構成図である。
【図13】本発明の第3実施形態によるソフトウェア管理装置の表示部を示す画面構成図である。
【図14】本発明の第3実施形態によるソフトウェア管理装置の表示部を示す画面構成図である。
【図15】本発明の第4実施形態によるソフトウェア管理装置としてのホームゲートウェイを有するホームネットワークの構成を示すブロック図である。
【図16】従来のソフトウェア管理システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0121】
1…ソフトウェア管理システム
2a、2b、2c…ホームネットワーク
5…インターネット
6…ホームゲートウェイ
7…通信部
8…記録部
9…演算部
10…表示部
11…入力部
12…共有設定情報データベース
18…領域作成部
19…検索部
20…設定部
21…チェックボックス
22…検索ボタン
23…更新部
31…X社家電機器Aa
32…Y社家電機器
33…Z社家電機器
34…X社家電機器Ab
41…X社サーバ
42…Y社サーバ
43…Z社サーバ
100…ソフトウェア管理システム
131…家電機器A用領域
132…家電機器B用領域
133…家電機器C用領域
141…ファームウェア
142…ファームウェア
143…ファームウェア
151…設定ファイル
152…設定ファイル
153…設定ファイル
161…家電機器Aa用領域
162…家電機器Ab用領域
171…設定ファイル
172…設定ファイル
310…機器Aa用ソフトウェア
320…機器Ab用ソフトウェア
330…機器B用ソフトウェア
340…機器C用ソフトウェア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の家電機器にネットワークを介して接続され、前記複数の家電機器の動作に必要なソフトウェアを管理するソフトウェア管理装置において、
前記複数の家電機器で共有する設定項目に対する設定情報が格納されている共有設定情報データベースと、前記複数の家電機器を構成する各家電機器固有の設定項目に対する設定情報および前記各家電機器の動作に必要なソフトウェアが格納されている各家電機器用領域とを有する記録部と、
前記ネットワークに新たな家電機器が接続されたときは、この新たな家電機器固有の設定項目に対する設定情報および前記新たな家電機器の動作に必要なソフトウェアを格納するための家電機器用領域を前記記録部に生成する領域作成部と、
前記新たな家電機器を動作させるソフトウェアの設定に必要な複数の設定項目を、前記共通設定情報データベースから検索する検索部と、
前記検索部の検索により抽出された設定項目に対する設定情報および利用者により入力された設定情報を適用して前記共有設定情報データベースまたは前記各家電機器用領域に記録することにより前記新たな家電機器の動作に必要なソフトウェアの設定を行う設定部と、
を備えることを特徴とするソフトウェア管理装置。
【請求項2】
請求項1に記載のソフトウェア管理装置において、
前記検索部は、前記新たな家電機器と同一機種であり、且つ既に前記ネットワークに接続されている家電機器を前記共有設定情報データベースから検索し、
前記設定部は、前記検索部において前記新たな家電機器と同一機種の家電機器が前記共有設定情報データベースから抽出されたときは、前記新たな家電機器のソフトウェアの設定項目に対する設定情報として、抽出された家電機器のソフトウェアの設定情報を適用する
ことを特徴とするソフトウェア管理装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載のソフトウェア管理装置において、
前記共有設定情報データベースに記録されている情報を表示させる表示部
を有することを特徴とするソフトウェア管理装置。
【請求項4】
請求項1〜3いずれか1項に記載のソフトウェア管理装置において、
外部との通信を行う通信部と、
前記通信部で外部から受信した前記ソフトウェアの更新情報を前記ソフトウェアに送信して更新を行う更新部と、
を有することを特徴とするソフトウェア管理装置。
【請求項5】
ネットワークを介して接続された複数の家電機器の動作に必要なソフトウェアを管理するソフトウェア管理方法であって、
ソフトウェア管理装置が、
前記複数の家電機器で共有する設定項目に対する設定情報と、前記複数の家電機器を構成する各家電機器固有の設定項目に対する設定情報および前記各家電機器の動作に必要なソフトウェアとを予め別に格納しておき、
前記ネットワークに新たな家電機器が接続されたときは、この新たな家電機器固有の設定項目に対する設定情報および前記新たな家電機器の動作に必要なソフトウェアを格納するための家電機器用領域を生成する領域生成ステップと、
前記新たな家電機器を動作させるソフトウェアの設定に必要な複数の設定項目を、前記複数の家電機器で共有する設定項目から検索する検索ステップと、
前記検索ステップにより抽出された設定項目に該当する設定情報および利用者により入力された設定情報を適用して記録することにより、前記新たな家電機器の動作に必要なソフトウェアの設定を行う設定ステップと、
を備えることを特徴とするソフトウェア管理方法。
【請求項6】
請求項5に記載のソフトウェア管理方法において、
前記検索ステップでは、前記新たな家電機器と同一機種であり、且つ既に前記ネットワークに接続されている家電機器を検索し、
前記設定ステップは、前記検索ステップにおいて前記新たな家電機器と同一機種の家電機器が抽出されたときは、前記新たな家電機器のソフトウェアの設定項目に対する設定情報として、抽出された家電機器のソフトウェアの設定情報を適用する
ことを特徴とするソフトウェア管理方法。
【請求項7】
請求項5または6に記載のソフトウェア管理方法において、
前記ソフトウェア管理装置が前記複数の家電機器で共有する機器の設定情報を表示させる表示ステップを有する
ことを特徴とするソフトウェア管理方法。
【請求項8】
請求項5〜7いずれか1項に記載のソフトウェア管理方法において、
前記ソフトウェア管理装置が、
外部との通信を行う通信ステップと、
前記通信ステップにおいて前記外部から受信した前記ソフトウェアの更新情報を前記ソフトウェアに送信して更新を行う更新ステップと、
を有することを特徴とするソフトウェア管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2007−157072(P2007−157072A)
【公開日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−355162(P2005−355162)
【出願日】平成17年12月8日(2005.12.8)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】