説明

タイヤ情報検出装置及びバルブキャップ

【課題】簡易な構造でスペアタイヤからのデータ送信と走行タイヤのデータ送信を切り分ける技術を提供する。
【解決手段】車両のタイヤの状態を検出するためのタイヤ情報検出装置10は、電力を供給するための電池36と、タイヤの状態量を検出するセンサおよびセンサの検出値を送信する送信機を備える回路装置40と、電池36と回路装置40との間の電気接続を開閉可能なスイッチ35と、を備える。タイヤのバルブ30に装着されるスペアタイヤ用バルブキャップ20において、押圧部26は、バルブ30内にあるバルブコア29の可動シャフト28を径方向内向きに押し込める。押圧部26に押し込められた可動シャフト28は、タイヤ情報検出装置10のスイッチ35の電気接続を開放する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤ情報検出装置及びバルブキャップに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、タイヤ空気圧監視システムが知られている。タイヤ空気圧監視システムは、TPMS(Tire Pressure Monitoring System)と呼ばれ、タイヤの空気圧や温度などのタイヤ情報を無線で車体側に伝えて運転者に通知するシステムである。このタイヤ空気圧監視システムでは、タイヤの異常が検出されると、運転者に対して警報が発せられるようになっている。
【0003】
車両にはスペアタイヤが搭載されていることが多いが、スペアタイヤの空気圧が低下すると、タイヤ空気圧監視システムにより警報が発せられる。そして、その警報を受けた運転者は、走行タイヤを点検し、走行タイヤに異常がなければ、スペアタイヤの存在を忘れて、システムの故障と判断してしまうことがある。
【0004】
特許文献1には、識別番号を有するタイヤ側送受信機を各タイヤに配置し、車両側送受信機を走行タイヤそれぞれに隣接した位置に取り付け、走行タイヤのみの送信電波を受信する技術が開示されている。また、特許文献2には、タイヤ受信機を走行タイヤそれぞれに隣接した位置に取り付け、タイヤ受信機のアンテナに指向特性を持たせて受信エリアを制限し、スペアタイヤからの信号が受信されることを防止する技術が開示されている。また、特許文献3には、受信信号強度の変動値により走行タイヤとスペアタイヤを区別する技術が開示されている。また、特許文献4には、走行タイヤ及びスペアタイヤに専用のキャップを装着したバルブ部からの位置情報により、タイヤ情報の判別及び必要な警告表示を行う技術が開示されている。
【特許文献1】特開2005−319869号公報
【特許文献2】特開2005−349905号公報
【特許文献3】特開2005−170133号公報
【特許文献4】特開2007−131244号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1乃至4に開示された技術によると、スペアタイヤからのデータ送信を走行タイヤからのデータ送信と切り分けて処理することはできる。しかしながら、特許文献1及び2に開示された技術は、タイヤ受信機等を走行タイヤそれぞれに隣接した位置に取り付けるためコストがかかる。また、特許文献3に開示された技術は、受信信号強度の変動値を検出し判定するため複雑なシステムを必要とする。また、特許文献4に開示された技術は、走行タイヤ及びスペアタイヤそれぞれに専用のキャップを5種類用意する必要がある。
【0006】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構造でスペアタイヤからのデータ送信と走行タイヤのデータ送信を切り分ける技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のある態様のタイヤ情報検出装置は、車両のタイヤの状態を検出するためのタイヤ情報検出装置であって、電力を供給するための電池と、タイヤの状態量を検出するセンサおよびセンサの検出値を送信する送信機を備える回路装置と、前記電池と前記回路装置との間の電気接続を開閉可能なスイッチと、を備える。これにより、電池と回路装置との間の電気接続を開放することで、回路装置の機能を停止させることができる。
【0008】
当該タイヤ情報検出装置はバルブを備えてもよい。前記スイッチは、バルブ内に挿入されているバルブコアの可動シャフトによって、前記電池と前記回路装置の電気接続を開放してもよい。これにより、バルブコアの可動シャフトを利用してスイッチの開放動作を実現することができる。
【0009】
前記スイッチは、可動シャフトがタイヤの径方向内向きに押し込まれることにより、前記電池と前記回路装置の電気接続を開放してもよい。これにより、押圧部がバルブコアの可動シャフトを押し込むという簡易な構造でスイッチの開放動作を実現することができる。
【0010】
前記スイッチは、固定接点と、前記固定接点に電気接続する可動部材を含んで構成され、可動シャフトがタイヤの径方向内向きに押し込まれると、前記可動部材が前記固定接点から離れて、電気接続が開放されてもよい。これにより、バルブコアの可動シャフトが押し込まれた状態では可動部材と固定接点とが離れることで、電気接続が遮断される。
【0011】
前記可動部材は、前記固定接点と接触する方向にバネ性を有してもよい。これにより、可動シャフトが押し込まれない状態では、可動部材と固定接点とが接触して通電する。一方、可動シャフトが押し込まれた状態では可動部材と固定接点とが離れることで、電気接続が遮断される。
【0012】
本発明の別の態様は、バルブキャップである。このバルブキャップは、タイヤのバルブに装着されるバルブキャップであって、装着時に、バルブ内に挿入されているバルブコアの可動シャフトを、タイヤの径方向内向きに押し込む押圧部を備える。これにより、バルブキャップをバルブに装着するとバルブコアの可動シャフトをタイヤ径方向内向きに押し込むことができる。
【0013】
当該バルブキャップは、前記押圧部が可動シャフトをタイヤ径方向内向きに押し込んだ状態で、タイヤの空気の外部流出を防止してもよい。これにより、バルブキャップに空気栓の機能をもたせることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、簡易な構造でスペアタイヤからのデータ送信と走行タイヤのデータ送信を切り分ける技術を提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係るバルブキャップ及びタイヤ情報検出装置について説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施の形態に係るタイヤ情報監視システム1の概要を示す図である。各タイヤには、タイヤ情報検出装置10が設けられる。具体的には、走行タイヤ12a、12b、12c、12d(以下、総称する場合には「走行タイヤ12」と呼ぶ)と、スペアタイヤ16に、それぞれタイヤ情報検出装置10が設けられる。タイヤ情報検出装置10は、タイヤの状態量を検出するセンサおよびセンサの検出値を送信する送信機を備えて構成される。センサには、たとえば空気圧を検出する空気圧センサや、タイヤ内温度を検出する温度センサが含まれてもよい。
【0017】
本実施形態のタイヤ情報監視システム1において、走行タイヤ12に設けられたタイヤ情報検出装置10は、空気圧や温度などを検出してタイヤ情報を生成し、定期的にタイヤ情報受信装置14に送信する。タイヤ情報受信装置14は、走行タイヤ12a〜12dのそれぞれのタイヤ情報検出装置10から無線送信されてくる信号を受信して制御装置15に送る。制御装置15は、タイヤ情報を取得し、走行タイヤ12の空気圧や温度等に異常が認められたときは、表示装置又はブザー等により運転者に警告を発する。また、制御装置15は、図示しないナビゲーションシステムの表示部などに警告を表示してもよい。制御装置15は、CPUを含むマイクロプロセッサとして構成されており、マイクロコンピュータによる演算を行う演算ユニット、各種の処理プログラムを記憶するROM、一時的にデータやプログラムを記憶してデータ格納やプログラム実行のためのワークエリアとして利用されるRAM、および各種信号の送受信を行うための入出力ポート等を有する。
【0018】
一方、スペアタイヤ16に設けられるタイヤ情報検出装置10は、後述するスペアタイヤ用バルブキャップを装着されることで、タイヤ状態量の検出機能およびタイヤ情報の送信機能を停止される。これにより、タイヤ情報監視システム1では、スペアタイヤ16のタイヤ情報がタイヤ情報受信装置14に対して送信されず、タイヤ情報受信装置14は、走行タイヤ12に設けられたタイヤ情報検出装置10からのタイヤ情報のみを受信することができる。
【0019】
図2は、スペアタイヤ16に取り付けられたタイヤ情報検出装置10を示す。タイヤ情報検出装置10は、ホイールのホイールリムに設けられた取付孔に弾性ゴムからなるグロメット、ワッシャおよびボルトを介して取り付けられる。グロメットは所定の剛性を有しており、タイヤ内部空間を気密保持する。また、タイヤ情報検出装置10のバルブはホイールリムの外側に突出しており、バルブキャップを取り外して、バルブの弁口に空気供給装置のホースを接続すれば、タイヤ内部空間内に空気を供給可能となる。
【0020】
図2においては、タイヤ情報検出装置10のバルブにスペアタイヤ用バルブキャップ20が装着される。スペアタイヤ用バルブキャップ20は、走行タイヤ用のバルブキャップとは異なり、タイヤ情報検出装置10の検出機能および送信機能を停止させる構造を有している。なお、スペアタイヤを走行タイヤと交換するときには、スペアタイヤ用バルブキャップ20を、走行タイヤ用のバルブキャップに替えることで、タイヤ情報検出装置10の検出機能および送信機能をアクティブにすることが可能である。
【0021】
図3は、本発明の実施の形態に係るタイヤ情報検出装置の機能停止構造2を示す図である。タイヤ情報検出装置の機能停止構造2はスペアタイヤ用バルブキャップ20と、タイヤ情報検出装置10と、バルブコア29とを備える。タイヤ情報検出装置10は、バルブ30とタイヤ情報検出装置本体部42(以下、「検出装置本体部42」と呼ぶ)とを備え、一体的に構成される。
【0022】
バルブコア29は、コア本体27と可動シャフト28とを備える。バルブ30の内側に挿入されているバルブコア29は、コア本体27でバルブ30に螺合固定されている。可動シャフト28はコア本体27に貫通して直動可能に支持される。可動シャフト28は、その底面においてスイッチ35の可動部材32に接離する。可動シャフト28は栓部分を有し、走行タイヤ用のバルブキャップがバルブ30に装着されている状態では、空気栓の働きをする。可動シャフト28が所定の位置まで径方向内向きに押し下げられると、タイヤ内の空気の出入りは可能となる。
【0023】
検出装置本体部42は、タイヤ内部空間内に配置されるハウジングを有しており、ハウジングの内部には、電力を供給するための電池36、タイヤの状態量を検出するセンサおよびセンサの検出値を送信する送信機を備える回路装置40、電池36と回路装置40との間の電気接続を開閉可能なスイッチ35が設けられる。
【0024】
図4は、回路装置40の例を示す図である。回路装置40は、図4に示すように、送信部44、制御部46、空気圧センサ部48及び温度センサ部50を備える。図4に示すライン54は電気的な配線を示す。回路装置40において、空気圧センサ部48及び温度センサ部50がタイヤの状態量を取得すると、制御部46がその状態量を受け取って、タイヤ情報を生成する。送信部44は、生成されたタイヤ情報を定期的にタイヤ情報受信装置14に送信する。回路装置40は、配線38aにより電池36と電気的に接続し、配線38bによりスイッチ35の固定接点34と電気的に接続する。
【0025】
電池36は、回路装置40に給電するもので、ボタン型電池としてもよい。スイッチ35は、可動部材32と固定接点34を有する。電池36の1つの端子は配線38aにより回路装置40に接続され、他方の端子は配線38cにより可動部材32に接続される。
【0026】
可動部材32は、固定接点34と接触する方向にバネ性を持ち、バルブコア29の可動シャフト28が押し込まれていない状態では、可動部材32と固定接点34とが接触し電気的に接続している。一方、可動部材32は、バルブコア29の可動シャフト28が押し込まれたことに応じて押下され、固定接点34と接触した状態から離間する。可動部材32は、コイルバネ、板ばね、耐熱ばね及び皿ばね等を有して構成されてもよい。
【0027】
本実施の形態において、スイッチ35は機械式スイッチとして構成され、可動部材32と固定接点34とが接触することで、電池36と回路装置40とを通電する。図3に示す例では、可動部材32と固定接点34とが離間されて、電池36と回路装置40との電気接続が開放された状態が示されている。
【0028】
バルブ30の先端部外周面は、スペアタイヤ用バルブキャップ20の内側周面のねじ溝に対応したねじ溝が形成されている。スペアタイヤ用バルブキャップ20は、バルブ30に装着されると、可動シャフト28を径方向内向きに押し込む押圧部26を備える。押圧部26は、スペアタイヤ用バルブキャップ20の中央部から下向きに突設される。押圧部26は、棒状に形成されてもよい。また、押圧部26と可動シャフト28との接触面は、接触状態が良好に維持できる形状を有してもよく、押圧部26先端に凹部が形成されて、接触時にその凹部に可動シャフト28の端部が嵌合するように構成されてもよい。
【0029】
押圧部26の長さは、押圧部26が可動シャフト28を径方向内向きに押し込み、可動シャフト28が可動部材32を固定接点34から離間させることができる長さであるように設定される。可動シャフト28の上部にはフランジが設けられ、当該フランジがコア本体27の上縁部に係止することで、可動シャフト28の押し込み量が適切に制限されてもよい。
【0030】
バルブ30に装着したスペアタイヤ用バルブキャップ20は、可動シャフト28を押し込むと、可動シャフト28の栓部分に代わってタイヤの空気栓の機能を果たす。なお、可動シャフト28の形状は下部先端方向に細長くなっており、押圧部26が可動シャフト28を押し込んでスイッチ35を断線しても、可動シャフト28が、スペアタイヤ用バルブキャップ20とともに空気栓の機能を果たしてもよい。
【0031】
走行タイヤ用バルブキャップは、一般的に軽量なアルミ等を材質とし、外部に突出したバルブ30を保護するために用いられる。一方、スペアタイヤ用バルブキャップ20は、スチール金属や強化プラスチックなどの硬質な材質で形成され、バルブ30の弁口を密封するべくバルブ30に緊密に螺合される。これにより、スペアタイヤ用バルブキャップ20は、タイヤの空気の外部流出を防止できる。
【0032】
図3に示すように、スペアタイヤ用バルブキャップ20がバルブ30に装着されると、可動シャフト28は、スペアタイヤ用バルブキャップ20の押圧部26により径方向内向きに押し込まれる。そして、可動シャフト28は、可動部材32を押下する。押下された可動部材32は、固定接点34から離れ、断線する。従って、回路装置40は電池36からの給電を停止されるため、タイヤ情報の検出機能及び送信機能は停止される。これにより、タイヤ情報検出装置の機能停止構造2は、スペアタイヤ16のタイヤ情報検出装置10からタイヤ情報受信装置14にタイヤ情報を送信させなくすることができる。更に、電気接続を遮断することで、電池36の電力消費を節約することも可能となる。
【0033】
図5は、走行タイヤ用バルブキャップ24を装着したタイヤ情報検出装置10の内部状態の概略を示す図である。図5に示すように、バルブ30内の可動シャフト28は、検出装置本体部42にまで押し下げられておらず、可動シャフト28の栓部分は空気栓として機能する位置にある。そして、可動部材32と固定接点34は、可動部材32のバネ性により接触し、電気的に接続している。従って、回路装置40は、電池36から給電されて、タイヤ状態量の検出機能及びタイヤ情報の送信機能を発揮することができる。
【0034】
スペアタイヤ16を走行タイヤ12として使用する場合は、スペアタイヤ用バルブキャップ20を押圧部の無い走行タイヤ用バルブキャップ24に替えるだけでよい。そうすれば、可動シャフト28がタイヤ内の空気圧又はコア本体27内のコイルバネで径方向外向きに押し上げられ、それに応じて、バネ性を有する可動部材32は固定接点34方向に付勢されて、回路装置40に給電できる。
【0035】
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。これらの実施形態は例示であり、各構成要素にいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0036】
例えば、バルブキャップに妨害電波を発信するシステムを搭載し、そのバルブキャップを装着したタイヤ情報検出装置が送信する電波がタイヤ情報受信装置14に受信不能となるようにしてもよい。これにより、タイヤ情報受信装置14は走行タイヤ12のタイヤ情報のみを受信できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の実施の形態に係るバルブキャップを装着したタイヤ情報監視システムの概要を表示する図である。
【図2】スペアタイヤに取り付けられたタイヤ情報検出装置の例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るタイヤ情報検出装置の機能停止構造を示す図である。
【図4】回路装置の例を示す図である。
【図5】走行タイヤ用バルブキャップを装着したタイヤ情報検出装置の内部状態の概略を示す図である。
【符号の説明】
【0038】
1 タイヤ情報監視システム、 10 タイヤ情報検出装置、 12 走行タイヤ、 14 タイヤ情報受信装置、 15 制御装置、 16 スペアタイヤ、 20 スペアタイヤ用バルブキャップ、 24 走行タイヤ用バルブキャップ、 26 押圧部、 27 コア本体、 28 可動シャフト、 30 バルブ、 32 可動部材、 34 固定接点、 36 電池、 40 回路装置、 42 タイヤ情報検出装置本体部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のタイヤの状態を検出するためのタイヤ情報検出装置であって、
電力を供給するための電池と、
タイヤの状態量を検出するセンサおよびセンサの検出値を送信する送信機を備える回路装置と、
前記電池と前記回路装置との間の電気接続を開閉可能なスイッチと、
を備えることを特徴とするタイヤ情報検出装置。
【請求項2】
当該タイヤ情報検出装置はバルブを備え、
前記スイッチは、バルブ内に挿入されているバルブコアの可動シャフトによって、前記電池と前記回路装置の電気接続を開放することを特徴とする請求項1に記載のタイヤ情報検出装置。
【請求項3】
前記スイッチは、可動シャフトがタイヤの径方向内向きに押し込まれることにより、前記電池と前記回路装置の電気接続を開放することを特徴とする請求項2に記載のタイヤ情報検出装置。
【請求項4】
前記スイッチは、固定接点と、前記固定接点に電気接続する可動部材を含んで構成され、
可動シャフトがタイヤの径方向内向きに押し込まれると、前記可動部材が前記固定接点から離れて、電気接続が開放されることを特徴とする請求項3に記載のタイヤ情報検出装置。
【請求項5】
前記可動部材は、前記固定接点と接触する方向にバネ性を有することを特徴とする請求項4に記載のタイヤ情報検出装置。
【請求項6】
タイヤのバルブに装着されるバルブキャップであって、
装着時に、バルブ内に挿入されているバルブコアの可動シャフトを、タイヤの径方向内向きに押し込む押圧部を備えることを特徴とするバルブキャップ。
【請求項7】
当該バルブキャップは、前記押圧部が可動シャフトをタイヤ径方向内向きに押し込んだ状態で、タイヤの空気の外部流出を防止することを特徴とする請求項6に記載のバルブキャップ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−126316(P2009−126316A)
【公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−302540(P2007−302540)
【出願日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】