説明

タイル張り用接着材料及び構造物

【課題】コンクリート下地に接着材料を塗ってタイルを張付けるときの作業性が低下せず、且つ接着材料の硬化時のタイルのずれ量を低減することができるタイル張り用接着材料及び構造物を得る。
【解決手段】接着材料20は、変成シリコーン樹脂系の接着剤22と、ガラスバルーン24とを含有している。ガラスバルーン24は、中空且つ真球状で粒径が10μm〜100μmであり、且つ接着剤22の合計重量に対する重量比Xが0.1重量%〜1.0重量%の範囲で設定されている。ここで、接着材料20は、接着剤22中に混入するガラスバルーン24の粒径と重量比Xを規定したので、下地12に接着材料20を塗ってタイル14を張付けるときの作業性の低下が抑えられる。さらに、接着材料20は、ガラスバルーン24の間にある接着剤22の流動が抑えられるため、硬化時のタイル14のずれ量を低減することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイル張り用接着材料及び構造物に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、構造物の外壁として、コンクリート等の各種下地材にタイルを張り付けたものが用いられている。ここで、コンクリート下地にタイルを張り付けるタイル張り用接着材料として、有機系の接着材料が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
【0003】
特許文献1のタイル張り用接着材料は、分子鎖末端に対する反応性ケイ素基の導入率が平均して88%以上である反応性ケイ素基含有オキシアルキレン重合体と、エポキシ樹脂と、微小中空粉体とを含有したものである。微小中空粉体としては、粒径が5〜200μmのガラスバルーンを用いている。
【0004】
特許文献2のタイル張り用接着材料は、水と反応してシロキサン結合を形成することにより架橋してゴム状硬化物を形成する水分硬化性一液型樹脂に、無機系バルーンを破砕しつつ混合したものである。
【0005】
特許文献3のタイル張り用接着材料は、エポキシ樹脂をベースとしたA液と、変成シリコーン樹脂をベースとしたB液とからなる二液タイプの接着材料に、ソーダ石灰硼珪酸ガラスの中空体を配合したものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2004−59613
【特許文献2】特開2003−049153
【特許文献3】特開2003−301158
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、コンクリート下地に接着材料を塗ってタイルを張付けるときの作業性が低下せず、且つ接着材料の硬化時のタイルのずれ量を低減することができるタイル張り用接着材料及び構造物を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の請求項1に係るタイル張り用接着材料は、樹脂系接着剤と、ガラス粉体とを含有し、コンクリート下地にタイルを接着するタイル張り用接着材料において、前記ガラス粉体は、中空且つ真球状で粒径が10μm〜100μmであり、且つ前記樹脂系接着剤の合計重量に対する重量比が0.1重量%〜1.0重量%である。
【0009】
上記構成によれば、タイル張り用接着材料としての樹脂系接着剤中に混入するガラス粉体の粒径と重量比を規定したので、コンクリート下地に接着材料を塗ってタイルを張付けるときの作業性が低下しない。さらに、ガラス粉体とガラス粉体の間にある接着剤の流動が抑えられ、接着材料の硬化時のタイルのずれ量を低減することができる。
【0010】
本発明の請求項2に係るタイル張り用接着材料は、前記ガラス粉体の粒度分布が、粒径が10μm〜100μmのものが全体の95%で、粒径が30μm〜70μmのものが全体の70%となっている。この構成によれば、ガラス粉体の粒度分布を規定したことにより、樹脂系接着剤におけるガラス粉体の分散性が向上する。
【0011】
本発明の請求項3に係る構造物は、請求項1又は請求項2に記載のタイル張り用接着材料でコンクリート下地にタイルが接着されている。この構成によれば、コンクリート下地に接着材料を塗ってタイルを張るとき、コンクリート下地の不陸を埋めるように接着材料を厚付けしても、接着材料のダレが抑えられるので、タイルのずれ量を低減することができる。
【0012】
本発明の請求項4に係る構造物は、前記コンクリート下地の表面の中心線平均粗さRaが0.1μm〜50μmである。この構成によれば、コンクリート下地表面の凹凸にガラス粉体が嵌合して、コンクリート下地への接着材料の接着力が向上するので、コンクリート下地表面での接着材料の剥離を防ぐことができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、上記構成としたので、コンクリート下地に接着材料を塗ってタイルを張付けるときの作業性が低下せず、且つ接着材料の硬化時のタイルのずれ量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施形態に係るタイルを張り付けた構造物の部分斜視図である。
【図2】(a)、(b)本発明の実施形態に係る接着剤を用いてコンクリート下地にタイルを接着したときのタイルのずれ量を測定する測定方法を示す模式図である。
【図3】本発明の実施形態に係る接着剤のガラスバルーン含有比率を変化させたときの接着剤塗り厚に対する硬化後のタイルのずれ量を示す測定結果である。
【図4】(a)本発明の実施形態に係る接着剤にガラスバルーン又はシラスバルーンの混入率を変化させて混入しタイルを接着したときのバルーン混入率と引張強度の関係を示すタイル接着強さの測定結果である。(b)、(c)本発明の実施形態に係る接着剤にガラスバルーン又はシラスバルーンの混入率を変化させて混入して作製した皮膜から採取したダンベル試験片を用いたときの、引張強度、伸び率を測定した皮膜引張強さ、皮膜伸び率の測定結果である。
【図5】(a)本発明の実施形態に係る接着剤を用いてコンクリート下地にタイルを接着する状態を示す模式図である。(b)本発明の実施形態に係る接着剤を用いて不陸のあるコンクリート下地にタイルを接着する状態を示す模式図である。
【図6】本発明の実施形態に係るコンクリート下地の表面粗さのグラフにガラスバルーンを表示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明のタイル張り用接着材料及び構造物の実施形態を図面に基づき説明する。図1には、構造物としての建物10の外観の一部が示されている。建物10の側面には、コンクリートからなる下地12が形成されており、下地12の表面には、接着材料20によって複数のタイル14が接着され外壁16が構築されている。なお、下地12は、JIS_B_0031、0061の付属書で定義されている表面の中心線平均粗さRaが、予め0.1μm以上50μm以下となるように構築されている。
【0016】
図5(a)に示すように、接着材料20は、樹脂系接着剤の一例として変成シリコーン樹脂を主成分とした一液反応硬化形の接着剤22と、接着剤22に混入されたガラス粉体の一例としてのガラスバルーン24と、を含有している。
【0017】
ガラスバルーン24は、中空且つ真球状であり、接着剤22の合計重量を100重量%(100wt%)として、接着剤22に対する重量比が0.1重量%〜1.0重量%(0.1wt%〜1.0wt%)となるように接着剤22に混入されている。ここでは一例として、ガラスバルーン24が0.5wt%となるように接着剤22に混入されている。なお、ガラスバルーン24の接着剤22に対する重量比の設定範囲は、後述する各種測定の結果により決定されている。
【0018】
また、ガラスバルーン24は、粒径が10μm以上100μm以下のものが全体の95%で、且つ粒径が30μm以上70μm以下のものが全体の70%となるように、予め粒度分布が調整されている。なお、ガラスバルーン24の粒度分布としては、粒径が10μm以上70μm以下であることが最も好ましい。
【0019】
次に、ガラスバルーン24の接着剤22に対する重量比の設定範囲の決定のために行ったタイルのずれ量、タイル接着強さ、皮膜引張強さ、及び皮膜伸び率の4つの測定方法及び測定結果について説明する。
【0020】
まず、タイルのずれ量の測定方法について説明する。
【0021】
図2(a)に示すように、タイルのずれ量の測定では、初めに、立設されたコンクリート製の下地26を準備し、下地26の表面に接着材料20を用いてタイル30を接着する。タイル30は、縦(鉛直方向の長さ)H=108mm、横W=60mm、厚さT=10mmの小口平タイルであり、前述のタイル14と同じ材料で構成され、重量は約440gとなっている。また、タイル30は、厚さT方向の一側面に接着材料20が塗布されている。なお、加速試験を行うため、タイルと同じ材料、同じ大きさの2枚の錘用タイル31をタイル30の厚さT方向に貼り合わせている。
【0022】
ここで、ガラスバルーン24(図5(a)参照)の接着剤22(図5(a)参照)に対する重量比をX(wt%)、タイル30の厚さT方向における接着材料20の塗り厚をt(mm)とする。そして、ガラスバルーン24の重量比X=0、0.1、0.25、0.5、1、3、5(wt%)とした各接着材料20を準備すると共に、当該接着材料20の塗り厚t=3、5、7(mm)と変化させてタイル30を下地26に接着する。なお、接着剤22のかさ密度は1.4±0.1g/cm、ガラスバルーン24のかさ密度は0.125g/cmとなっており、ガラスバルーン24の1wt%は11.2vol%に相当している。
【0023】
図2(b)に示すように、タイル30のずれ量Δhは、下地26の表面にタイル30を接着したときのタイル30上面の高さをh1とし、接着材料20の硬化後のタイル30上面の高さをh2として、ずれ量Δh=h1−h2で求められる。なお、文献(「1種類のタイル壁面を対象としたずれ感覚を表示する物理量の設定」横山裕:日本建築学会構造系論文報告集_第454号、1993年12月)によれば、タイル壁面において「ずれ」と認識される量は約2mmとされている。ここで、本実施形態のタイル30のずれ量Δhの測定におけるタイル30の重量は、タイル30+2枚の錘用タイル31(1枚がタイル30と同じ重量)の合計、即ち、通常のタイルの重量の約3倍で設定されているため、タイル30のずれ量Δhの判定基準として2×3=6mm以内を許容範囲内とする。
【0024】
次に、タイル30のずれ量の測定結果について説明する。
【0025】
【表1】

【0026】
図3及び表1に示すように、接着剤22(図5(a)参照)の塗り厚tが3mm、5mmのときは、ガラスバルーン24(図5(a)参照)の重量比Xが0.1wt%〜1wt%の範囲において、タイル30のずれ量Δhが許容範囲の6mm以内となった。また、塗り厚tが7mmのときは、ガラスバルーン24の重量比Xが0.1wt%〜0.5wt%の範囲において、タイル30のずれ量Δhが許容範囲の6mm以内となった。これにより、ガラスバルーン24の重量比が0.1wt%以上のときに、タイル30のずれ量Δhの低減効果があることが分かった。
【0027】
一方、図3に示すように、ガラスバルーン24の重量比が1wt%、3wt%のときは、タイル30のずれ量Δhにほとんど差が見られない。ここで、接着材料20としては、混入するガラスバルーン24の量が多くなるほど流動性が低下し、タイル30又は下地26に塗るときの作業性が低下することになる。このため、ガラスバルーン24の重量比を0.1wt%〜1wt%の範囲で設定すれば、タイル30のずれ量Δhが低減でき、且つ接着材料20塗布時の作業性が向上できる。
【0028】
次に、タイル30の接着強さの測定方法について説明する。
【0029】
タイル30の接着強さの測定は、JIS_A_5557の6.3.3接着強さ試験方法に基づき材齢4週(標準養生)で行う。なお、本実施形態では、ガラスバルーン24の比較例としてシラスバルーンについても測定を行い、ガラスバルーン24又はシラスバルーンの接着剤22に対する重量比Xを0、0.25、0.5、1、2、3、5(wt%)と変化させた各接着材料20を用いて行う。シラスバルーンは、火山灰が堆積した地層からなるシラス台地から採掘された天然素材(シラス)を1000℃の高温で焼成、発泡させた微粒の中空体であるが、ガラスバルーン24のように真球状にはなっておらず、また、ガラスバルーン24よりも強度が低くなっている。
【0030】
次に、タイル30の接着強さの測定結果について説明する。
【0031】
【表2】

【0032】
図4(a)及び表2に示すように、ガラスバルーン24又はシラスバルーンについて、重量比Xを0wt%〜5wt%の範囲で変化させても、タイル30の接着強さ(引張強度)は、いずれもJIS基準値である0.6N/mm以上となった。なお、シラスバルーンについては、重量比Xを増加させると引張強度が低下する傾向が見られるが、ガラスバルーン24については、重量比Xを増加させても引張強度はほとんど低下していない。これは、シラスバルーンに比べてガラスバルーン24の強度が高く、ガラスバルーン24が破壊されにくいことによる効果である。
【0033】
次に、皮膜引張強さの測定方法について説明する。
【0034】
皮膜引張強さの測定は、JIS_K_6251に規定するダンベル状5号形試験片による引張性能試験により行う。なお、本実施形態では、ガラスバルーン24の比較例としてシラスバルーンについても測定を行い、ガラスバルーン24又はシラスバルーンの接着剤22に対する重量比Xを0、0.25、0.5、1、2、3、5(wt%)と変化させた各接着材料20を用いる。
【0035】
次に、皮膜引張強さの測定結果について説明する。
【0036】
【表3】

【0037】
図4(b)及び表3に示すように、ガラスバルーン24又はシラスバルーンについて、重量比Xを0wt%〜5wt%の範囲で変化させても、皮膜引張強さ(引張強度)は、いずれもJIS基準値である0.6N/mm以上となった。なお、本測定においても、シラスバルーンに比べてガラスバルーン24の方が、引張強度が高くなっている。
【0038】
次に、皮膜伸び率の測定方法について説明する。
【0039】
皮膜伸び率の測定は、JIS_K_6251に規定するダンベル状5号形試験片による引張性能試験(切断時伸び)により行う。なお、本実施形態では、ガラスバルーン24の比較例としてシラスバルーンについても測定を行い、ガラスバルーン24又はシラスバルーンの接着剤22に対する重量比Xを0、0.25、0.5、1、2、3、5(wt%)と変化させた各接着材料20を用いる。
【0040】
次に、皮膜伸び率の測定結果について説明する。
【0041】
【表4】

【0042】
図4(c)及び表4に示すように、シラスバルーンでは、重量比Xが0.25wt%以上で皮膜伸び率がJIS基準値である35%よりも小さい値となった。一方、ガラスバルーン24では、重量比Xが0.25wt%〜1wt%の範囲において、皮膜伸び率がJIS基準値である35%よりも大きい値となり、重量比Xが2wt%以上において35%よりも小さい値となった。これにより、ガラスバルーン24の重量比X=0.25wt%〜1wt%の範囲の接着材料20が、タイル30の張り付けに有効であることが分かった。
【0043】
以上説明したタイル30のずれ量、タイル30の接着強さ、皮膜引張強さ、及び皮膜伸び率の測定結果から、本発明の実施形態では、接着材料20における接着剤22に混入するガラスバルーン24の重量比Xとして、0.1wt%〜1wt%が望ましい範囲であることを見出した。
【0044】
次に、本発明の実施形態の作用について説明する。
【0045】
図5(a)に示すように、接着材料20を用いてタイル14を下地12の表面Sに接着するとき、表面Sが比較的平滑である場合は、ガラスバルーン24の重量比Xを0.1wt%〜1wt%の範囲で決定し、接着剤22に混入及び分散させて接着材料20を得る。そして、下地12の表面S又はタイル14の接着面に接着材料20を塗布してタイル14を接着し、建物10の外壁16を構築する。
【0046】
ここで、接着材料20は、接着剤22中に混入するガラスバルーン24の粒径(粒度分布)と重量比Xが前述のように規定されているため、接着剤22へのガラスバルーン24の分散性が向上するだけでなく、流動性が低下しにくく下地12に塗り易くなっており、下地12に接着材料20を塗るときの作業性の低下が抑えられる。
【0047】
さらに、図6に示すように、接着材料20は、ガラスバルーン24の一部が、下地12の表面Sの一部の凹状部と嵌合することが可能な粒径となっているため、当該凹状部に入り込んだガラスバルーン24の投錨効果により、下地12の表面Sへの接着力が向上する。これにより、ガラスバルーン24の流動、及び隣接するガラスバルーン24の間にある接着剤22の流動が抑えられ、下地12の表面Sにおける接着材料20の剥離が抑えられると共に、接着材料20の硬化時のタイル14(図5(a)参照)のずれ量を低減することができる。
【0048】
一方、図5(b)に示すように、接着材料20を用いてタイル14を下地12の表面Sに接着するとき、表面Sに不陸部15がある場合は、重量比Xを決定してガラスバルーン24を混入させた接着材料20で不陸部15を埋めると共に、接着剤22でタイル14を接着し、建物10の外壁16を構築する。ここで、不陸部15を埋めるように接着材料20を厚付けしても、接着材料20は、ガラスバルーン24の重量比Xが0.1wt%〜1wt%の範囲で決定されているため、不陸部15の段差が7mm程度のものまでについてダレが抑えられ、タイル14のずれ量を低減することができる。なお、下地12の不陸部15だけでなくタイル14側についても、ガラスバルーン24を混入した接着材料20で接着してよい。
【0049】
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。
【0050】
接着剤22は、変成シリコーン樹脂に限定されるものではなく、例えば、ウレタン樹脂を主成分とした接着剤であってもよい。また、接着剤22の反応硬化形は、一液反応硬化形に限定されるものではなく、二液反応硬化形であってもよい。ここで、一液反応硬化形は湿気硬化形であるため、厚付けしすぎると中心部分が固まりにくいので、例えば、厚さ7mmまでは一液反応硬化形で接着し、7mmより厚い場合に二液反応硬化形を用いるようにしてもよい。
【0051】
タイル30のずれ量Δhの測定では、タイル30にマーカーをつけて、このマーカーの位置の変化量から求めてもよい。
【符号の説明】
【0052】
10 建物(構造物)
12 下地(コンクリート下地)
14 タイル
20 接着材料(タイル張り用接着材料)
22 接着剤(樹脂系接着剤)
24 ガラスバルーン(ガラス粉体)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
樹脂系接着剤と、ガラス粉体とを含有し、コンクリート下地にタイルを接着するタイル張り用接着材料において、
前記ガラス粉体は、中空且つ真球状で粒径が10μm〜100μmであり、且つ前記樹脂系接着剤の合計重量に対する重量比が0.1重量%〜1.0重量%であるタイル張り用接着材料。
【請求項2】
前記ガラス粉体の粒度分布が、粒径が10μm〜100μmのものが全体の95%で、粒径が30μm〜70μmのものが全体の70%となっている請求項1に記載のタイル張り用接着材料。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のタイル張り用接着材料でコンクリート下地にタイルが接着された構造物。
【請求項4】
前記コンクリート下地の表面の中心線平均粗さRaが0.1μm〜50μmである請求項3に記載の構造物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−79988(P2011−79988A)
【公開日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−234223(P2009−234223)
【出願日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【出願人】(000003621)株式会社竹中工務店 (1,669)
【Fターム(参考)】