説明

タインプレート、電気コネクタ、電気コネクタの組み立て方法

【課題】端子のアライメント精度を高め、多極化した場合においても作業性を向上することのできるタインプレート、電気コネクタ、電気コネクタの組み立て方法を提供することを目的とする。
【解決手段】プレート本体27の両側に設けられたガイドアーム28A、28Bとガイドアーム28Cとにより、タインプレート25のハウジング21への装着時にタインプレート25の挿入方向がガイドされ、コンタクト22の軸線に対する角度が維持されるようにした。これにより、貫通孔26とコンタクト22とが干渉して過度な力がコンタクト22にかかるのを回避し、コンタクト22の位置精度が悪化するのを防ぐ。
また、タインプレート25のハウジング21への挿入時に、ガイドアーム28A、28B、28Cの先端部に形成された係止爪29がタインプレート収容部40の内周面に押し付けられ、タインプレート25のタインプレート収容部40に対する位置が維持され、これによってもコンタクト22の位置精度が悪化するのを防ぐ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気コネクタにおいてコンタクトを整列させるタインプレート、およびそれを用いた電気コネクタ、電気コネクタの組み立て方法に関する。
【背景技術】
【0002】
各種制御装置に用いられる回路基板に外部から配線を接続する場合、回路基板に設けられた基板側コネクタと、配線側に設けられた配線側コネクタとを嵌合させているのは周知の通りである。
このような基板側コネクタは、ハウジングと、ハウジングに保持された複数本の端子とを有している。そして、配線側コネクタの端子との嵌合を確実に行うため、基板側コネクタにおいて端子の先端位置を位置決めするためのタインプレートがハウジングに取り付けられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
近年、各種装置・機器における制御の高度化、複雑化に伴い、コネクタの端子数も多極化している。このため、基板側コネクタ、配線側コネクタは、一方向に長い長方形状のエリアに、多数本の端子が配列されて設けられている。
【0004】
タインプレートは、これら多数本の端子のそれぞれを挿通させる貫通孔を有している。タインプレートも、端子が設けられた範囲に対応して、一方向に長い長方形状とされている。
そして、タインプレートの一辺に沿って設けられた係止部を、ハウジング側に設けられた被係止部に係止させることで、タインプレートがハウジングに固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−135879号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、タインプレートの一辺のみに係止部が設けられた構成においては、タインプレートの各貫通孔に端子を挿通させた後、係止部をハウジングの被係止部に係止させるには、タインプレートの係止部が設けられた一辺側を押圧する必要がある。すると、本来、端子の軸線方向に直交する面内に位置するタインプレートが傾くことになる。その結果、貫通孔が端子に干渉し、端子が変形してしまう可能性がある。その結果、端子の先端位置がずれ、端子の位置決め精度(アライメント精度)が低下してしまうことになる。
また、このようなタインプレートは、多極化すればするほどハウジングに装着しにくくなり、作業性の面でも改善が望まれる。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、端子のアライメント精度を高め、多極化した場合においても作業性を向上することのできるタインプレート、電気コネクタ、電気コネクタの組み立て方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる目的のもとになされた本発明のタインプレートは、複数のコンタクトと、複数のコンタクトが保持されたハウジングとを備えた電気コネクタに取り付けられ、かつ、複数のコンタクトを所定位置に整列させるタインプレートであって、複数のコンタクトが貫通する複数の貫通孔を有したプレート本体と、プレート本体において、互いに対向する二辺にそれぞれ設けられ、プレート本体に直交する方向に延びるガイドアームと、プレート本体をハウジングに固定するための係止部と、を備えることを特徴とする。
このようなタインプレートによれば、ガイドアームがハウジングに形成されたタインプレート収容部の内周面にガイドされることで、タインプレートをハウジングに対して安定的に挿入・装着することができる。
【0008】
ここで、係止部は、いかなる部位に設けられていても良いが、ガイドアームの先端部に設けるのが好ましい。そして、係止部は、ガイドアームの側方に突出する突起である場合、タインプレートをハウジングに装着するときに、突起がハウジングの内周面に押し付けられることで、ガイドアームが弾性変形する。これにより、ガイドアームによるハウジングに対する位置決め、挿入方向の規制を確実に行うことができる。
【0009】
ガイドアームは、プレート本体の一辺側に少なくとも2本を設け、他辺側に少なくとも1本を設けるのが好ましい。これにより、プレート本体の回転方向への変位を規制できる。
【0010】
また、ガイドアームどうしの間隔は、プレート本体の短辺方向の長さよりも小さく設定するのが好ましい。これにより、製造工程において、複数のタインプレートが収容箱に収容されているような場合に、ガイドアームに他のタインプレートのプレート本体が挟み込まれるのを防ぐことができる。
【0011】
本発明は、複数のコンタクトと、複数のコンタクトが保持されたハウジングと、ハウジングに装着された上記したようなタインプレートと、を備えることを特徴とする電気コネクタとすることもできる。
コンタクトは、L字状であっても良いが、ストレート形状である場合に本発明は特に有効である。
【0012】
また、本発明は、ハウジングに複数本のコンタクトを保持させる工程と、コンタクトをハウジングに対して整列させるためのタインプレートをハウジングに組み付ける工程と、を備え、タインプレートを組み付ける工程にて、プレート本体の貫通孔にコンタクトを挿入し、プレート本体をコンタクトの軸線に直交する面内に位置させたまま、ハウジングに形成されたタインプレート収容凹部に挿入して組み付けることを特徴とする電気コネクタの組み立て方法とすることもできる。
そして、タインプレートは、上記したようなガイドアームを有したタインプレートであるのが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、ガイドアームがハウジングに形成されたタインプレート収容部の内周面にガイドされることで、タインプレートをハウジングに対して安定的に挿入・装着することができ、コンタクトの軸線に対する角度が維持される。これにより、プレート本体の貫通孔とコンタクトとが干渉して過度な力がコンタクトにかかるのを回避することができ、コンタクトの変形による位置精度悪化を防ぐことができる。また、挿入時に、タインプレートのハウジングに対する位置・姿勢が維持されるので、タインプレートの装着作業を容易に行うことができ、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本実施の形態における電気コネクタを示す斜視図である。
【図2】(a)は電気コネクタの底面図、(b)は(a)のA−A矢視図である。
【図3】図2(a)のB−B断面において、タインプレートをタインプレート収容部に挿入していく途中の状態を示す図である。
【図4】タインプレートの斜視図である。
【図5】タインプレートのガイドアームのクリアランスを示す図である。
【図6】図2(b)の底面図である。
【図7】タインプレートどうしが絡み合わないことを示す図である。
【図8】タインプレートどうしが絡み合わないことを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1に示すように、電気コネクタ20は、樹脂製のハウジング21と、導電性材料からなる複数のコンタクト22と、からなる。
【0016】
図2、図3に示すように、ハウジング21には、複数のコンタクト22を保持する保持孔23aを有した端子保持部23が形成されている。各コンタクト22は、ストレート形状で、端子保持部23の一方の側から他方の側に貫通するよう保持孔23aに圧入されている。
【0017】
ハウジング21には、端子保持部23から、コンタクト22の他端22bが位置する側に延びる筒状のフード部24が形成されており、このフード部24により、複数本のコンタクト22の他端22bが囲われている。なお、本実施形態においては、フード部24は大きさの異なるものが二つ設けられている。
【0018】
各コンタクト22は、ハウジング21の一端面21aが回路基板30の表面に突き当てられた状態で、その一端22aが、回路基板30に形成されたスルーホール31に挿入される。そして、コンタクト22の一端22aは、スルーホール31の内周面およびその周囲に形成された導電パターンに対し、はんだ付けにより電気的に接続される。
そして、フード部24に、電子制御装置に接続される図示しない配線ハーネスの先端に設けられた相手側コネクタ(雄コネクタ:図示無し)が挿入され、フード部24内でコンタクト22の他端22bに、配線コードの相手側コネクタに保持された相手側コンタクト(雌コンタクト:図示無し)が嵌合して電気的な接続がなされる。
【0019】
さて、上記したハウジング21には、複数のコンタクト22の一端22a側を保持して位置決めするタインプレート25が設けられている。
図4に示すように、タインプレート25は、所定本数のコンタクト22が挿通される貫通孔26が形成されたプレート本体27と、プレート本体27において互いに対向する二辺から、プレート本体27に直交する方向に延びたガイドアーム28とが一体に形成された構成を有している。
【0020】
プレート本体27は、コンタクト22に直交し、かつ回路基板30と平行に位置するよう設けられている。
【0021】
ガイドアーム28は、プレート本体27の互いに対向する長辺27a、27aに形成されている。また、ガイドアーム28は、プレート本体27の一辺側に2本が形成され、他辺側に1本が形成されている。ここで、一辺側の2本のガイドアーム28A、28Bがプレート本体27の長辺27aの中間部から両側にオフセットした位置に形成されているのに対し、他辺側の1本のガイドアーム28Cは、プレート本体27の長辺27aの中間部に形成されている。これにより、プレート本体27の一辺側に形成された2本のガイドアーム28A、28Bと、他辺側に形成された1本のガイドアーム28Cは、千鳥状に配置されている。
【0022】
ここで、図5に示すように、ガイドアーム28A、28B間のクリアランスa、ガイドアーム28B、28C間のクリアランスb、ガイドアーム28A、28C間のクリアランスc、ガイドアーム28Aおよび28Bとガイドアーム28Cとの間のクリアランスdは、それぞれ、プレート本体27の短辺27bの長さA、長辺27aの長さBよりも、小さくなるよう形成されている。
【0023】
また、ガイドアーム28A、28B、28Cの先端部には、外方に向けて突出する係止爪29が形成されている。各係止爪29は、ガイドアーム28A、28B、28Cの先端部から基端部に向かうに従いその厚さが漸次大きくなるクサビ状とされている。
【0024】
一方、図6に示すように、ハウジング21において、端子保持部23に対してフード部24と反対側に、タインプレート25を収容するタインプレート収容部40が形成されている。タインプレート25は、プレート本体27でタインプレート収容部40の開口を覆うようにハウジング21に装着される。このタインプレート25を固定するため、タインプレート収容部40には、ガイドアーム28A、28B、28Cをガイドするガイド溝42A、42B、42Cが形成されている。さらに、タインプレート収容部40には、ガイドアーム28A、28B、28Cの先端部の各係止爪29が係合する凹部41が形成されている。
さらに、タインプレート収容部40には、ストッパ部43にプレート本体27が突き当たることによってタインプレート25のタインプレート収容部40に対する挿入深さを規制するストッパ部43が形成されている。
【0025】
上記のような構成の電気コネクタ20は、その組み立て工程において、まず、ハウジング21の端子保持部23に、所定本数のコンタクト22を圧入する。
次いで、ハウジング21のタインプレート収容部40に対し、タインプレート25を装着する。このとき、図3に示したように、タインプレート25のプレート本体27の貫通孔26に、ハウジング21に保持された各コンタクト22の一端22aを挿入した後、プレート本体27をコンタクト22の軸線に直交した面内に位置するよう維持したまま、タインプレート収容部40に挿入していく。すると、まず、ガイドアーム28A、28B、28Cがタインプレート収容部40内に挿入される。プレート本体27の一辺側のガイドアーム28A、28Bと、他辺側のガイドアーム28Cとがタインプレート収容部40のガイド溝42A、42B、42Cの内周面に当たることで、プレート本体27がガイドされ、コンタクト22の軸線に対する角度が維持される。さらに、このとき、ガイドアーム28A、28B、28Cの先端部に形成された係止爪29がタインプレート収容部40の内周面に突き当たり、ガイドアーム28A、28B、28Cは先端部側がタインプレート収容部40の内側に弾性変形する。すると、ガイドアーム28A、28B、28Cの先端部の係止爪29がタインプレート収容部40の内周面に押し付けられることになり、これによってタインプレート25のタインプレート収容部40に対する位置が維持される。加えて、挿入時には、外方に突出した係止爪29が、ガイド溝42A、42B、42Cに当たるので、ガイド溝42A、42B、42Cが無い場合に比較してガイドアーム28A、28B、28Cの変形を緩やかにすることができる。
そのままタインプレート25をタインプレート収容部40に押し込んでいき、図2に示したように、係止爪29がタインプレート収容部40の凹部41に係合することで、タインプレート25のハウジング21への装着が完了する。さらにこの状態で、ガイドアーム28A、28B、28Cがガイド溝42A、42B、42Cにガイドされ、さらにプレート本体27がストッパ部43に突き当たることで、ガタつきなくタインプレート25の位置を維持することができる。また、係止爪29は、ガイド溝42A、42B、42Cから凹部41に嵌り込むため、ガイド溝42A、42B、42Cが無い場合に比較してその変位量を抑えることができ、係合を緩やかに行うことができる。
【0026】
上述したような構成によれば、プレート本体27の両側にガイドアーム28A、28Bと、他辺側のガイドアーム28Cとが設けられているので、タインプレート25のハウジング21への装着時にタインプレート25の挿入方向がガイドされ、コンタクト22の軸線に対する角度が維持される。これにより、貫通孔26とコンタクト22とが干渉して過度な力がコンタクト22にかかるのを回避することができ、コンタクト22の位置精度が悪化するのを防ぐことができる。また、これによってタインプレート25のハウジング21への挿入作業も容易に行うことができ、作業性が向上する。
【0027】
また、タインプレート25のハウジング21への挿入時に、ガイドアーム28A、28B、28Cの先端部に形成された係止爪29がタインプレート収容部40の内周面に押し付けられるので、タインプレート25のタインプレート収容部40に対する位置が維持され、これによってもコンタクト22の位置精度が悪化するのを防ぐことができる。
【0028】
さらに、プレート本体27の一辺側に2本のガイドアーム28A、28Bが設けられ、他辺側に1本のガイドアーム28Cが設けられているので、タインプレート収容部40に対してプレート本体27を回転方向に変位するのを規制し、姿勢を安定させることができる。これによってもタインプレート25のハウジング21への挿入作業を容易に行うことができ、作業性が向上する。
【0029】
加えて、ガイドアーム28A、28B間のクリアランスa、ガイドアーム28B、28C間のクリアランスb、ガイドアーム28A、28C間のクリアランスc、および2本のガイドアーム28A、28Bと、ガイドアーム28Cとの間のクリアランスdは、それぞれ、プレート本体27の短辺27bの長さA、長辺27aの長さBよりも、小さくなるよう形成されている。これにより、製造工程において、ハウジング21に装着するためのタインプレート25が多数、収容箱等に収容されているときに、タインプレート25どうしが絡みつくのを防ぐことができる。すなわち、図7、図8に示すように、一つのタインプレート25のガイドアーム28A、28B、28Cに対し、他のタインプレート25のプレート本体27が噛み込まず、タインプレート25どうしが絡んでしまうのを防ぐことができる。これにより、製造工程においてタインプレート25の取扱いを容易に行うことができる。
【0030】
なお、上記実施の形態では、タインプレート25の構成を示したが、例えばプレート本体27の形状や、挿入されるコンタクト22の数やレイアウト等については何ら限定するものではない。
また、ガイドアーム28A、28B、28Cの先端部に係止爪29を形成し、ハウジング21のタインプレート収容部40の内周面に係止爪29が係合される凹部41を形成する構成としたが、ガイドアーム28A、28B、28C側に凹部を形成し、タインプレート収容部40の内周面に、前記の凹部に係合する突起を形成しても良い。
さらに、タインプレート25をハウジング21に係合させるための係止爪29は、ガイドアーム28A、28B、28Cの先端部以外に形成しても良く、例えばガイドアーム28A、28B、28Cの中間部や、プレート本体27の外周部に係止爪を形成し、タインプレート収容部40側には、その位置に対応して凹部を形成しても良い。
【0031】
また、タインプレート25が装着されるハウジング21の構成については、上記した構成に何ら限定するものではない。
加えて、コンタクト22をストレート形状としたが、L字状のコンタクトを用いる電気コネクタにおいても本発明を適用することは可能である。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
【符号の説明】
【0032】
20…電気コネクタ、21…ハウジング、22…コンタクト、23…端子保持部、25…タインプレート、26…貫通孔、27…プレート本体、27a…長辺、27b…短辺、28、28A、28B、28C…ガイドアーム、29…係止爪、30…回路基板、40…タインプレート収容部、41…凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のコンタクトと、複数の前記コンタクトが保持されたハウジングとを備えた電気コネクタに取り付けられ、かつ、複数の前記コンタクトを所定位置に整列させるタインプレートであって、
複数の前記コンタクトが貫通する複数の貫通孔を有したプレート本体と、
前記プレート本体において、互いに対向する二辺にそれぞれ設けられ、前記プレート本体に直交する方向に延びるガイドアームと、
前記プレート本体を前記ハウジングに固定するための係止部と、
を備えることを特徴とするタインプレート。
【請求項2】
前記係止部は、前記ガイドアームの先端部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のタインプレート。
【請求項3】
前記係止部は、前記ガイドアームの側方に突出する突起であり、
前記タインプレートを前記ハウジングに装着するときに、前記突起が前記ハウジングの内周面に押し付けられることで、前記ガイドアームが弾性変形することを特徴とする請求項2に記載のタインプレート。
【請求項4】
前記ガイドアームは、前記プレート本体の一辺側に少なくとも2本が設けられ、他辺側に少なくとも1本が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のタインプレート。
【請求項5】
前記ガイドアームどうしの間隔が、前記プレート本体の短辺方向の長さよりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のタインプレート。
【請求項6】
複数のコンタクトと、
複数の前記コンタクトが保持されたハウジングと、
前記ハウジングに装着された請求項1から5のいずれか一項に記載のタインプレートと、
を備えることを特徴とする電気コネクタ。
【請求項7】
前記コンタクトが、ストレート形状であることを特徴とする請求項6に記載の電気コネクタ。
【請求項8】
電気コネクタの組み立て方法であって、
ハウジングに複数本のコンタクトを保持させる工程と、
前記コンタクトを前記ハウジングに対して整列させるためのタインプレートを前記ハウジングに組み付ける工程と、を備え、
前記タインプレートを組み付ける工程にて、プレート本体の貫通孔に前記コンタクトを挿入し、前記プレート本体を前記コンタクトの軸線に直交する面内に位置させたまま、前記ハウジングに形成されたタインプレート収容凹部に挿入して組み付けることを特徴とする電気コネクタの組み立て方法。
【請求項9】
前記タインプレートが、請求項1から5のいずれか一項に記載のタインプレートであることを特徴とする請求項8に記載の電気コネクタの組み立て方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−104450(P2012−104450A)
【公開日】平成24年5月31日(2012.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−254279(P2010−254279)
【出願日】平成22年11月12日(2010.11.12)
【出願人】(000227995)タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 (340)
【Fターム(参考)】