タッチパネルの駆動制御方法
【課題】線タッチまたは面タッチを用いてタッチ面を分割して多様なアルゴリズムを実現することができる、タッチパネルの駆動制御方法を提供する。
【解決手段】本発明のタッチパネルの駆動制御方法は、(A)入力手段が第1タッチをタッチ面に入力し、前記第1タッチが線タッチであるか否かを判断する段階と、(B)前記第1タッチが線タッチであれば、前記線タッチを基準として前記タッチ面を第1選択領域と第2選択領域に分割する段階と、(C)前記入力手段が第2タッチを前記タッチ面に入力して前記第1選択領域および前記第2選択領域のうちいずれか一つを選択する段階と、(D)前記第2タッチで前記第1選択領域を選択した場合、前記入力手段が第3タッチを前記第2選択領域に入力すると、前記第2選択領域で特定のアルゴリズムが実現され、前記第2タッチで第2選択領域を選択した場合、前記入力手段が第3タッチを前記第1選択領域に入力すると、前記第1選択領域で特定のアルゴリズムが実現される段階とを含んでなる。
【解決手段】本発明のタッチパネルの駆動制御方法は、(A)入力手段が第1タッチをタッチ面に入力し、前記第1タッチが線タッチであるか否かを判断する段階と、(B)前記第1タッチが線タッチであれば、前記線タッチを基準として前記タッチ面を第1選択領域と第2選択領域に分割する段階と、(C)前記入力手段が第2タッチを前記タッチ面に入力して前記第1選択領域および前記第2選択領域のうちいずれか一つを選択する段階と、(D)前記第2タッチで前記第1選択領域を選択した場合、前記入力手段が第3タッチを前記第2選択領域に入力すると、前記第2選択領域で特定のアルゴリズムが実現され、前記第2タッチで第2選択領域を選択した場合、前記入力手段が第3タッチを前記第1選択領域に入力すると、前記第1選択領域で特定のアルゴリズムが実現される段階とを含んでなる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチパネルの駆動制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタル技術を用いるコンピュータが発達するにつれて、コンピュータの補助装置も共に開発されており、パーソナルコンピュータ、携帯用転送装置、その他の個人専用情報処理装置などは多様な入力装置、例えばキーボードやマウスなどを用いてテキスト処理およびグラフィック処理を行う。
【0003】
ところが、情報化社会の急速な進行に伴ってコンピュータの用途が益々拡大する趨勢にあるので、現在入力装置の役割を担当するキーボードおよびマウスのみでは効率的な製品の駆動が難しいという問題点がある。よって、簡単で誤操作が少ないうえ、誰でも容易に情報の入力が可能な機器の必要性が高まっている。
【0004】
また、入力装置に関する技術は、一般な機能を充足させるという水準を超え、信頼性、耐久性、革新性、設計および加工関連技術などに関心が移っている。このような目的を達成するために、テキストやグラフィックなどの情報の入力が可能な入力装置としてタッチパネル(Touch Panel)が開発された。
【0005】
このようなタッチパネルは、電子手帳、液晶表示装置(LCD、Liquid Crystal Display Device)、PDP(Plasma Display Panel)、El(Electroluminescence)などの平板ディスプレイ装置、およびCRT(Cathode Ray Tube)などの画像表示装置の表示面に設置され、ユーザーが画像表示装置を見ながら所望の情報を選択するようにするのに用いられる道具である。
【0006】
一方、タッチパネルの種類は、抵抗膜方式(Resistive Type)、静電容量方式(Capacitive Type)、電磁気方式(Electro-Magnetic Type) 、SAW方式(Surface Acoustic Wave Type)、およびインフラレッド方式(Infrared Type)に区分される。このような各種タッチパネルは、信号増幅の問題、解像度の差異、設計および加工技術の難易度、光学的特性、電気的特性、機械的特性、耐環境特性、入力特性、耐久性および経済性を考慮して電子製品に採用されるが、現在最も広範囲な分野で使用する方式は、抵抗膜方式のタッチパネルと静電容量方式のタッチパネルである。
【0007】
一方、従来の技術に係るタッチパネルは、単に座標を認識する機能しか実現することができなかった。ところが、タッチパネルの認識技術が発展し、マルチタッチとジェスチャ(gesture)を認識することができることになり、多様なアルゴリズムを実現することができることになった。しかし、マルチタッチとジェスチャを認識して電子書籍(E-book)や写真などを編集するアルゴリズムを効果的に実現する技術は依然として足りない実情である。よって、ユーザーが電子書籍や写真などを編集するとき、複雑な多数のタッチを行わなければならず、或いはキーボードやマウスなどの追加入力装置を活用しなければならないという問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたもので、その目的は、線タッチまたは面タッチを用いてタッチ面を分割して多様なアルゴリズムを実現することができる、タッチパネルの駆動制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明のある観点によれば、(A)入力手段が第1タッチをタッチ面に入力し、前記第1タッチが線タッチであるか否かを判断する段階と、(B)前記第1タッチが線タッチであれば、前記線タッチを基準として前記タッチ面を第1選択領域と第2選択領域に分割する段階と、(C)前記入力手段が第2タッチを前記タッチ面に入力して前記第1選択領域および前記第2選択領域のうちいずれか一つを選択する段階と、(D)前記第2タッチで前記第1選択領域を選択した場合、前記入力手段が第3タッチを前記第2選択領域に入力すると、前記第2選択領域で特定のアルゴリズムが実現され、前記第2タッチで第2選択領域を選択した場合、前記入力手段が第3タッチを前記第1選択領域に入力すると、前記第1選択領域で特定のアルゴリズムが実現される段階とを含んでなる、タッチパネルの駆動制御方法を提供する。
【0010】
ここで、前記第1タッチが線タッチであるか否かを判断する段階で、前記第1タッチの長さが、前記タッチ面の平行な境界を連結する垂直線の長さに対して特定の比率以上であれば、前記第1タッチを線タッチとして判断することを特徴とする。
【0011】
また、前記第1タッチが線タッチであるか否かを判断する段階で、前記第1タッチが点タッチであれば、前記第1タッチを点として認識して座標を算出することを特徴とする。
【0012】
また、前記第1タッチは、前記第2選択領域または前記第1選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階まで維持されることを特徴とする。
【0013】
また、前記第2選択領域または前記第1選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、前記第2タッチで前記第1選択領域を選択した場合、前記入力手段が前記第3タッチを前記第1選択領域に入力し、或いは前記第2タッチで前記第2選択領域を選択した場合、前記入力手段が前記第3タッチを前記第2選択領域に入力すると、前記特定のアルゴリズムが実現されず、もう一度前記第3タッチを入力されることを特徴とする。
【0014】
また、前記第2選択領域または前記第1選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、前記特定のアルゴリズムは、前記第2選択領域で実現される場合、前記第2選択領域に表示されたイメージが記憶または削除され、前記第1選択領域で実現される場合、前記第1選択領域に表示されたイメージが記憶または削除されることを特徴とする。
【0015】
また、前記第2選択領域または前記第1選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、前記第3タッチが前記タッチ面の境界に移動すると、前記特定のアルゴリズムは、前記第2選択領域で実現される場合、前記第2選択領域に表示されたイメージが前記線タッチを基準として破れる形で前記タッチ面の境界へ移動し、前記第1選択領域で実現される場合、前記第1選択領域に表示されたイメージが前記線タッチを基準として破れる形で前記タッチ面の境界へ移動することを特徴とする。
【0016】
また、前記第2選択領域または前記第1選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、前記第3タッチが多数の点から一つの点に集められると、前記特定のアルゴリズムは、前記第2選択領域で実現される場合、前記第2選択領域に表示されたイメージが前記一つの点を中心として皺くちゃになる形で集められ、前記第1選択領域で実現される場合、前記第1選択領域に表示されたイメージが前記一つの点を中心として皺くちゃになる形で集められることを特徴とする。
【0017】
本発明の他の観点によれば、(A)入力手段が第1タッチをタッチ面に入力し、前記第1タッチが面タッチであるか否かを判断する段階と、(B)前記第1タッチが面タッチであれば、前記タッチ面を前記面タッチの入力された第1選択領域と前記第1選択領域以外の第2選択領域に分割する段階と、(C)前記入力手段が第2タッチを前記第2選択領域に入力すると、前記第2選択領域で特定のアルゴリズムが実現される段階とを含んでなる、タッチパネルの駆動制御方法を提供する。
【0018】
ここで、前記第1タッチが面タッチであるか否かを判断する段階で、前記第1タッチの面積が、前記第1タッチの両端を通りながら前記タッチ面の平行な境界を連結する2本の垂直線と前記タッチ面の境界とからなる長方形の面積に対して特定の比率以上である場合、前記第1タッチを面タッチとして認識することを特徴とする。
【0019】
また、前記第1タッチが面タッチであるか否かを判断する段階で、前記第1タッチが点タッチであれば、前記第1タッチを点として認識して座標を算出することを特徴とする。
【0020】
また、前記第1タッチは、前記第2選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階まで維持されることを特徴とする。
【0021】
また、前記第2選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、前記特定のアルゴリズムは、前記入力手段が第2タッチを前記第1選択領域に入力すると、前記特定のアルゴリズムは実現されず、もう一度前記第2タッチを入力されることを特徴とする。
【0022】
また、前記第2選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、前記特定のアルゴリズムは、前記第2選択領域に表示されたイメージが記憶または削除されることを特徴とする。
【0023】
また、前記第2選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、前記第2タッチが前記タッチ面の境界に移動すると、前記特定のアルゴリズムは、前記第2選択領域に表示されたイメージが前記面タッチを基準として破れる形で前記タッチ面の境界へ移動することを特徴とする。
【0024】
また、前記第2選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、前記第2タッチが多数の点から一つの点に集められると、前記特定のアルゴリズムは、前記第2選択領域に表示されたイメージが前記一つの点を中心として皺くちゃになる形で集められることを特徴とする。
【発明の効果】
【0025】
本実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法は、線タッチを用いてタッチ面を分割して多様なアルゴリズムを実現することにより、電子書籍や写真などのイメージをユーザーが効果的に編集することができるという利点がある。
【0026】
また、本発明によれば、移動するジェスチャまたは集められるジェスチャを認識して多様なアルゴリズムを実現することにより、ユーザーが電子書籍や写真などの編集を視覚的に容易に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の好適な第1実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を示す順序図である。
【図2】本発明の好適な第1実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【図3】本発明の好適な第1実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【図4A】本発明の好適な第1実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【図4B】本発明の好適な第1実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【図5A】本発明の好適な第1実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【図5B】本発明の好適な第1実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【図6】本発明の好適な第2実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を示す順序図である。
【図7】本発明の好適な第2実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【図8A】本発明の好適な第2実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【図8B】本発明の好適な第2実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【図9A】本発明の好適な第2実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【図9B】本発明の好適な第2実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本発明の目的、特定の利点および新規の特徴は添付図面に連関する以下の詳細な説明と好適な実施例からさらに明白になるであろう。
【0029】
これに先立ち、本明細書および請求の範囲に使用された用語または単語は、通常的で辞典的な意味で解釈されてはならず、発明者が自分の発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則に基づき、本発明の技術的思想に符合する意味と概念で解釈されなければならない。
【0030】
本発明において、各図面の構成要素に参照番号を付加するにおいて、同一の構成要素については、他の図面上に表示されても、出来る限り同一の番号を付することに留意すべきであろう。また、「第1」、「第2」などの用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別するために使用されるものであって、構成要素は前記用語によって限定されない。なお、本発明を説明するにおいて、本発明の要旨を無駄に乱すおそれのある公知の関連技術についての具体的な説明は省略する。
【0031】
参考として、本明細書全体にわたって使用される「タッチ」という用語は、タッチ面に対する直接的な接触を意味するだけでなく、タッチ面から入力手段が所定の距離だけ近接することを意味するものと広く解釈される。すなわち、本発明に係るタッチパネルは、入力手段の接触を認識し、或いは所定の距離以内への近接を認識する機能を備えたタッチパネルとして解釈すべきであろう。
【0032】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細に説明する。
【0033】
図1は本発明の好適な第1実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を示す順序図、図2〜図5は本発明の好適な第1実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【0034】
図1〜図5に示すように、本実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法は、(A)入力手段10が第1タッチ30をタッチ面20に入力し、第1タッチ30が線タッチであるか否かを判断する段階と、(B)第1タッチ30が線タッチであれば、線タッチを基準としてタッチ面20を第1選択領域23と第2選択領域25に分割する段階と、(C)入力手段10が第2タッチ40をタッチ面20に入力して第1選択領域23および第1選択領域25のうちいずれか一つを選択する段階と、(D)第2タッチ40で第1選択領域23を選択した場合、入力手段10が第3タッチ50を第2選択領域25に入力すると、第2選択領域25で特定のアルゴリズムが実現され、第2タッチ40で第2選択領域25を選択した場合、入力手段10が第3タッチ50を第1選択領域23に入力すると、第1選択領域23で特定のアルゴリズムが実現される段階とを含んでなる。
【0035】
まず、図2に示すように、入力手段10が第1タッチ30をタッチ面20に入力し(S110、以下、各段階の順序は図1を参照)、第1タッチ30が線タッチであるか否かを判断する段階(S120)である。ここで、第1タッチ30は線タッチまたは点タッチである。線タッチと点タッチを判断する基準は、第1タッチ30の長さが、タッチ面20の平行な境界を連結する垂直線27の所定の比率以上であるか否かである。すなわち、第1タッチ30の長さが前記垂直線27の長さに対して特定の比率未満であれば、点タッチとして認識し、第1タッチ30の長さが前記垂直線27の長さに対して特定の比率以上であれば、線タッチとして認識する。この際、特定の比率は入力手段10(ユーザーの手)の長さとタッチ面20の長さとの比率を考慮して選択することができ、前記長さ比率は70%〜80%であることが好ましい。もし第1タッチ30が点タッチとして認識されると(S121)、一般なタッチパネルの座標認識機能が実現される(S122)。すなわち、タッチパネルは、第1タッチ30を点として認識して座標を算出する。一方、図面上、手指を一字状に広げて線タッチを行うものと示されているが、これに限定されず、1次元的に長さを有する所定の物体(スタイラスペン(Stylus pen)など)を横にして線タッチを入力することができる。
【0036】
次いで、第1タッチ30が線タッチであれば、線タッチを基準としてタッチ面20を第1選択領域23と第2選択領域25に分割する段階(S130)である。例えば、図示の如く、タッチ面20の平行な上下境界を垂直に連結する線タッチを入力した場合、線タッチを基準として左右にそれぞれ第1選択領域23と第2選択領域25が定義される。この他にも、タッチ面20の平行な左右境界を垂直に連結する線タッチを入力することができ、この場合、線タッチを基準として上下にそれぞれ第1選択領域23と第2選択領域25が定義されるのは勿論である。本段階でタッチ面20を2つの領域に分割することにより、後述の段階で2つの選択領域23、25のうちいずれか一つでのみ選択的にアルゴリズムを実現することができる。
【0037】
次いで、図3に示すように、入力手段10が第2タッチ40をタッチ面20に入力し(S140)、第1選択領域23および第2選択領域25のうちいずれか一つを選択する段階(S150)である。本段階で、第2タッチ40は、手指を一字状に広げて線タッチをしている状態で他の手指を用いて入力することができる。ここで、第2タッチ40は、後述の段階でアルゴリズムが実現されない選択領域を選択する。すなわち、第2タッチ40が第1選択領域23を選択すると、第1選択領域23ではアルゴリズムが実現されず、第2タッチ40が第2選択領域25を選択すると、第2選択領域25ではアルゴリズムが実現されない。一方、図面上、第2タッチ40が第1選択領域23を選択するものと示されたが、これは例示的なものに過ぎず、第2タッチ40が第2選択領域25を選択することができるのは勿論である。
【0038】
次いで、図4および図5に示すように、第2タッチ40が選択していない選択領域に入力手段10が第3タッチ50を入力すると(S160)、特定のアルゴリズムが実現される段階(S180)である。すなわち、図示の如く、前述した段階で第2タッチ40によって第1選択領域23を選択した場合、入力手段10が第3タッチ50を第2選択領域25に入力すると、第2選択領域25で特定のアルゴリズムが実現される。ここで、特定のアルゴリズムは、第2選択領域25に表示されたイメージが記憶または削除されるなど、メモリに関連した動作だけでなく、第2選択領域25に表示されたイメージ自体を編集する動作を含む。例えば、図4Aおよび図4Bに示すように、第3タッチ50がタッチ面20の境界29に移動すると、第2選択領域25に表示されたイメージは、線タッチを基準として破れる形でタッチ面20の境界29へ移動することができる。もし、タッチ面20に表示されたイメージが電子書籍の第1、第2ページであり、第1ページと第2ページとの境界を基準として第1選択領域23と第2選択領域25に分割し、第1ページに対応する第1選択領域23を第2タッチ40で選択した場合、第2ページに対応する第2選択領域25で第3タッチ50がタッチ面20の境界29へ移動すると、第2ページは破れる形でタッチ面20の境界29へ移動する。また、図5Aおよび図5Bに示すように、第3タッチ50が多数の点55から一つの点57に集められると、第2選択領域25に表示されたイメージは、一つの点57を中心として皺くちゃになる形で集められる。もし、タッチ面20に表示されたイメージが電子書籍の第1、第2ページであり、第1ページと第2ページとの境界を基準として第1選択領域23と第2選択領域25に分割し、第1ページに対応する第1選択領域23を第2タッチ40で選択した場合、第2ページに対応する第2選択領域25で第3タッチ50が多数の点55から一つの点57に集められると、第2ページは一つの点57を中心として皺くちゃになる形で集められる。前述したように、移動するジェスチャまたは集められるジェスチャを認識して多様なアルゴリズムを実現することにより、ユーザーが電子書籍や写真などの編集を視覚的に容易に行うことができるという効果がある。一方、前述した説明は、第2タッチ40で第1選択領域23を選択した場合を基準として述べたが、これに限定されず、第2タッチ40で第2選択領域25を選択し、第3タッチ40を第1選択領域23に入力した場合、特定のアルゴリズムは同一の方式によって第1選択領域23で実現される。
【0039】
また、第3タッチ50は、第2タッチ40で選択されていない選択領域に入力すれば特定のアルゴリズムを実現することができる。よって、第3タッチ50が第2タッチ40で選択された選択領域に入力された場合、特定のアルゴリズムが実現されず、もう一度第3タッチ50を入力される(S170)。すなわち、第2タッチ40で第1選択領域23を選択した場合、入力手段10が第3タッチ50を第1選択領域23に入力し、或いは第2タッチ40で第2選択領域25を選択した場合、入力手段10が第3タッチ50を第2選択領域25に入力すると、特定のアルゴリズムが実現されず、もう一度第3タッチ50を入力される。
【0040】
そして、タッチパネルは、マルチタッチが可能なので、第1タッチ30は、特定のアルゴリズムが実現される段階まで維持できるが、必要に応じては第1タッチ30が線タッチであるか否かを判断した後(S120)、直ちにタッチ面20から分離できる。
【0041】
本実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法は、線タッチを用いてタッチ面20を分割して多様なアルゴリズムを実現することにより、電子書籍や写真などのイメージをユーザーが効果的に編集することができるという利点がある。
【0042】
図6は本発明の好適な第2実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を示す順序図、図7〜図9は本発明の好適な第2実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【0043】
図6〜図9に示すように、本実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法は、(A)入力手段10が第1タッチ30をタッチ面20に入力し、第1タッチ30が面タッチであるか否かを判断する段階と、(B)第1タッチ30が面タッチであれば、タッチ面20を面タッチの入力された第1選択領域23と第1選択領域23以外の第2選択領域25に分割する段階と、(C)入力手段10が第2タッチ40を第2選択領域25に入力すると、第2選択領域25で特定のアルゴリズムが実現される段階とを含んでなる。
【0044】
まず、図7に示すように、入力手段10が第1タッチ30をタッチ面20に入力し(S210、以下、各段階の順序は図6を参照)、第1タッチ30が面タッチであるか否かを判断する段階(S220)である。ここで、第1タッチ30は面タッチまたは点タッチである。面タッチと点タッチを判断する基準は、第1タッチ30の面積が、第1タッチ30の両端を通りながらタッチ面20の平行な境界を連結する2つの垂直線27とタッチ面20の境界とからなる長方形60の面積に対して特定の比率以上であるか否かである。すなわち、第1タッチ30の面積が前記長方形60の面積に対して特定の比率未満であれば、点タッチとして認識し、第1タッチ30の面積が前記長方形60の面積に対して特定の比率以上であれば、面タッチとして認識する。この際、特定の比率は入力手段10(ユーザーの手)が面積とタッチ面20の面積比率を考慮して選択することができ、前記面積比率は70%〜80%であることが好ましい。もし第1タッチ30が点タッチとして認識されると(S221)、一般なタッチパネルの座標認識機能が実現される(S222)。すなわち、タッチパネルが第1タッチ30を点として認識して座標を算出する。一方、図面上、面タッチを入力するために手指を全て広げた状態で、手の平をタッチ面20に接触させたが、必ずしもこれに限定されるのではなく、2次元的に面積を持つ所定の物体を用いてタッチ面20に面タッチを入力することができる。
【0045】
次いで、第1タッチ30が面タッチであれば、タッチ面20を面タッチの入力された第1選択領域23と第1選択領域23以外の第2選択領域25に分割する段階(S230)である。ここで、第1選択領域23は、第1タッチ30の両端を通りながらタッチ面20の平行な境界を連結する2本の垂直線27とタッチ面20の境界とからなる長方形60に定義できる。例えば、図示の如く、タッチ面20の平行な上下境界を垂直に連結する面タッチを行った場合、面タッチを基準として左右にそれぞれ第1選択領域23と第2選択領域25が定義される。これ以外にも、タッチ面20の平行な左右境界を垂直に連結する面タッチを入力することができ、この場合、面タッチを基準として上下にそれぞれ第1選択領域23と第2選択領域25が定義されるのは勿論である。一方、第1選択領域23の両側に第2選択領域25が定義される場合、編集の便宜上、第1選択領域23の両側のうち相対的に狭い面積の第2選択領域25を第1選択領域23として定義することができる。本段階で、タッチ面20を2つの領域に分割することにより、後述の段階で2つの選択領域23、25のうちいずれか一つでのみ選択的にアルゴリズムを実現することができる。
【0046】
次いで、図8および図9に示すように、入力手段10が第2タッチ40を第2選択領域25に入力すると(S240)、第2選択領域25でアルゴリズムが実現される段階(S260)である。ここで、特定のアルゴリズムは、第2選択領域25に表示されたイメージが記憶または削除されるなど、メモリに関連した動作だけでなく、第2選択領域25に表示されたイメージ自体を編集する動作を含む。例えば、図8Aおよび図8Bに示すように、第2タッチ40がタッチ面20の境界29に移動すると、第2選択領域25に表示されたイメージは面タッチを基準として破れる形でタッチ面20の境界29へ移動することができる。もし、タッチ面20に表示されたイメージが電子書籍の第1、第2ページであり、第1ページと第2ページとの境界を基準として第1選択領域23と第2選択領域25に分割した場合、第2ページに対応する第2選択領域25で第2タッチ40がタッチ面20の境界29へ移動すると、第2ページは破れる形でタッチ面20の境界29に移動する。また、図9Aおよび図9Bに示すように、第2タッチ40が多数の点55から一つの点57に集められると、第2選択領域25に表示されたイメージは一つの点57を中心として皺くちゃになる形で集められる。もし、タッチ面20に表示されたイメージが電子書籍の第1、第2ページであり、第1ページと第2ページとの境界を基準として第1選択領域23と第2選択領域25に分割した場合、第2ページに対応する第2選択領域25で第2タッチ40が多数の点55から一つの点57に集められると、第2ページは一つの点57を中心として皺くちゃになる形で集められる。前述したように、移動するジェスチャまたは集められるジェスチャを認識して多様なアルゴリズムを実現することにより、ユーザーが電子書籍や写真などの編集を視覚的に容易に行うことができるという効果がある。
【0047】
また、第2タッチ40は、第2選択領域25に入力すべき特定のアルゴリズムを実現することができる。よって、第2タッチ40が第1選択領域23に入力された場合、特定のアルゴリズムが実現されず、もう一度第2タッチ40を入力される。
【0048】
そして、タッチパネルは、マルチタッチが可能なので、第1タッチ30は特定のアルゴリズムが実現される段階まで維持できるが、必要に応じては第1タッチ30が面タッチであるか否かを判断した後(S220)、直ちにタッチ面20から分離できる。
【0049】
本実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法は、面タッチを用いてタッチ面20を分割して多様なアルゴリズムを実現することにより、電子書籍や写真などのイメージをユーザーが効果的に編集することができるという利点がある。
【0050】
一方、前述した第1実施例と第2実施例はそれぞれ線タッチまたは面タッチを用いるという差異点がある。ところが、線タッチと面タッチは必ずしも別途のタッチパネルで実現されるのではなく、第1実施例と第2実施例を複合的に適用して線タッチと面タッチの両方ともを用いることができるタッチパネルの駆動制御方法も本発明の権利範囲に含まれる。
【0051】
以上、本発明を具体的な実施例によって詳細に説明したが、これは本発明を具体的に説明するためのものに過ぎず、本発明に係るタッチパネルの駆動制御方法は、これに限定されず、当該分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想内でその変形または改良を加え得るのは明白である。本発明の単純な変形ないし変更はいずれも本発明の領域に属するものであり、本発明の具体的な保護範囲は特許請求の範囲によって明確になるであろう。
【符号の説明】
【0052】
10 入力手段
20 タッチ面
23 第1選択領域
25 第2選択領域
27 垂直線
29 タッチ面の境界
30 第1タッチ
40 第2タッチ
50 第3タッチ
55 多数の点
57 一つの点
60 長方形
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチパネルの駆動制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタル技術を用いるコンピュータが発達するにつれて、コンピュータの補助装置も共に開発されており、パーソナルコンピュータ、携帯用転送装置、その他の個人専用情報処理装置などは多様な入力装置、例えばキーボードやマウスなどを用いてテキスト処理およびグラフィック処理を行う。
【0003】
ところが、情報化社会の急速な進行に伴ってコンピュータの用途が益々拡大する趨勢にあるので、現在入力装置の役割を担当するキーボードおよびマウスのみでは効率的な製品の駆動が難しいという問題点がある。よって、簡単で誤操作が少ないうえ、誰でも容易に情報の入力が可能な機器の必要性が高まっている。
【0004】
また、入力装置に関する技術は、一般な機能を充足させるという水準を超え、信頼性、耐久性、革新性、設計および加工関連技術などに関心が移っている。このような目的を達成するために、テキストやグラフィックなどの情報の入力が可能な入力装置としてタッチパネル(Touch Panel)が開発された。
【0005】
このようなタッチパネルは、電子手帳、液晶表示装置(LCD、Liquid Crystal Display Device)、PDP(Plasma Display Panel)、El(Electroluminescence)などの平板ディスプレイ装置、およびCRT(Cathode Ray Tube)などの画像表示装置の表示面に設置され、ユーザーが画像表示装置を見ながら所望の情報を選択するようにするのに用いられる道具である。
【0006】
一方、タッチパネルの種類は、抵抗膜方式(Resistive Type)、静電容量方式(Capacitive Type)、電磁気方式(Electro-Magnetic Type) 、SAW方式(Surface Acoustic Wave Type)、およびインフラレッド方式(Infrared Type)に区分される。このような各種タッチパネルは、信号増幅の問題、解像度の差異、設計および加工技術の難易度、光学的特性、電気的特性、機械的特性、耐環境特性、入力特性、耐久性および経済性を考慮して電子製品に採用されるが、現在最も広範囲な分野で使用する方式は、抵抗膜方式のタッチパネルと静電容量方式のタッチパネルである。
【0007】
一方、従来の技術に係るタッチパネルは、単に座標を認識する機能しか実現することができなかった。ところが、タッチパネルの認識技術が発展し、マルチタッチとジェスチャ(gesture)を認識することができることになり、多様なアルゴリズムを実現することができることになった。しかし、マルチタッチとジェスチャを認識して電子書籍(E-book)や写真などを編集するアルゴリズムを効果的に実現する技術は依然として足りない実情である。よって、ユーザーが電子書籍や写真などを編集するとき、複雑な多数のタッチを行わなければならず、或いはキーボードやマウスなどの追加入力装置を活用しなければならないという問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたもので、その目的は、線タッチまたは面タッチを用いてタッチ面を分割して多様なアルゴリズムを実現することができる、タッチパネルの駆動制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明のある観点によれば、(A)入力手段が第1タッチをタッチ面に入力し、前記第1タッチが線タッチであるか否かを判断する段階と、(B)前記第1タッチが線タッチであれば、前記線タッチを基準として前記タッチ面を第1選択領域と第2選択領域に分割する段階と、(C)前記入力手段が第2タッチを前記タッチ面に入力して前記第1選択領域および前記第2選択領域のうちいずれか一つを選択する段階と、(D)前記第2タッチで前記第1選択領域を選択した場合、前記入力手段が第3タッチを前記第2選択領域に入力すると、前記第2選択領域で特定のアルゴリズムが実現され、前記第2タッチで第2選択領域を選択した場合、前記入力手段が第3タッチを前記第1選択領域に入力すると、前記第1選択領域で特定のアルゴリズムが実現される段階とを含んでなる、タッチパネルの駆動制御方法を提供する。
【0010】
ここで、前記第1タッチが線タッチであるか否かを判断する段階で、前記第1タッチの長さが、前記タッチ面の平行な境界を連結する垂直線の長さに対して特定の比率以上であれば、前記第1タッチを線タッチとして判断することを特徴とする。
【0011】
また、前記第1タッチが線タッチであるか否かを判断する段階で、前記第1タッチが点タッチであれば、前記第1タッチを点として認識して座標を算出することを特徴とする。
【0012】
また、前記第1タッチは、前記第2選択領域または前記第1選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階まで維持されることを特徴とする。
【0013】
また、前記第2選択領域または前記第1選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、前記第2タッチで前記第1選択領域を選択した場合、前記入力手段が前記第3タッチを前記第1選択領域に入力し、或いは前記第2タッチで前記第2選択領域を選択した場合、前記入力手段が前記第3タッチを前記第2選択領域に入力すると、前記特定のアルゴリズムが実現されず、もう一度前記第3タッチを入力されることを特徴とする。
【0014】
また、前記第2選択領域または前記第1選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、前記特定のアルゴリズムは、前記第2選択領域で実現される場合、前記第2選択領域に表示されたイメージが記憶または削除され、前記第1選択領域で実現される場合、前記第1選択領域に表示されたイメージが記憶または削除されることを特徴とする。
【0015】
また、前記第2選択領域または前記第1選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、前記第3タッチが前記タッチ面の境界に移動すると、前記特定のアルゴリズムは、前記第2選択領域で実現される場合、前記第2選択領域に表示されたイメージが前記線タッチを基準として破れる形で前記タッチ面の境界へ移動し、前記第1選択領域で実現される場合、前記第1選択領域に表示されたイメージが前記線タッチを基準として破れる形で前記タッチ面の境界へ移動することを特徴とする。
【0016】
また、前記第2選択領域または前記第1選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、前記第3タッチが多数の点から一つの点に集められると、前記特定のアルゴリズムは、前記第2選択領域で実現される場合、前記第2選択領域に表示されたイメージが前記一つの点を中心として皺くちゃになる形で集められ、前記第1選択領域で実現される場合、前記第1選択領域に表示されたイメージが前記一つの点を中心として皺くちゃになる形で集められることを特徴とする。
【0017】
本発明の他の観点によれば、(A)入力手段が第1タッチをタッチ面に入力し、前記第1タッチが面タッチであるか否かを判断する段階と、(B)前記第1タッチが面タッチであれば、前記タッチ面を前記面タッチの入力された第1選択領域と前記第1選択領域以外の第2選択領域に分割する段階と、(C)前記入力手段が第2タッチを前記第2選択領域に入力すると、前記第2選択領域で特定のアルゴリズムが実現される段階とを含んでなる、タッチパネルの駆動制御方法を提供する。
【0018】
ここで、前記第1タッチが面タッチであるか否かを判断する段階で、前記第1タッチの面積が、前記第1タッチの両端を通りながら前記タッチ面の平行な境界を連結する2本の垂直線と前記タッチ面の境界とからなる長方形の面積に対して特定の比率以上である場合、前記第1タッチを面タッチとして認識することを特徴とする。
【0019】
また、前記第1タッチが面タッチであるか否かを判断する段階で、前記第1タッチが点タッチであれば、前記第1タッチを点として認識して座標を算出することを特徴とする。
【0020】
また、前記第1タッチは、前記第2選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階まで維持されることを特徴とする。
【0021】
また、前記第2選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、前記特定のアルゴリズムは、前記入力手段が第2タッチを前記第1選択領域に入力すると、前記特定のアルゴリズムは実現されず、もう一度前記第2タッチを入力されることを特徴とする。
【0022】
また、前記第2選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、前記特定のアルゴリズムは、前記第2選択領域に表示されたイメージが記憶または削除されることを特徴とする。
【0023】
また、前記第2選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、前記第2タッチが前記タッチ面の境界に移動すると、前記特定のアルゴリズムは、前記第2選択領域に表示されたイメージが前記面タッチを基準として破れる形で前記タッチ面の境界へ移動することを特徴とする。
【0024】
また、前記第2選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、前記第2タッチが多数の点から一つの点に集められると、前記特定のアルゴリズムは、前記第2選択領域に表示されたイメージが前記一つの点を中心として皺くちゃになる形で集められることを特徴とする。
【発明の効果】
【0025】
本実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法は、線タッチを用いてタッチ面を分割して多様なアルゴリズムを実現することにより、電子書籍や写真などのイメージをユーザーが効果的に編集することができるという利点がある。
【0026】
また、本発明によれば、移動するジェスチャまたは集められるジェスチャを認識して多様なアルゴリズムを実現することにより、ユーザーが電子書籍や写真などの編集を視覚的に容易に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の好適な第1実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を示す順序図である。
【図2】本発明の好適な第1実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【図3】本発明の好適な第1実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【図4A】本発明の好適な第1実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【図4B】本発明の好適な第1実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【図5A】本発明の好適な第1実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【図5B】本発明の好適な第1実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【図6】本発明の好適な第2実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を示す順序図である。
【図7】本発明の好適な第2実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【図8A】本発明の好適な第2実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【図8B】本発明の好適な第2実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【図9A】本発明の好適な第2実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【図9B】本発明の好適な第2実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本発明の目的、特定の利点および新規の特徴は添付図面に連関する以下の詳細な説明と好適な実施例からさらに明白になるであろう。
【0029】
これに先立ち、本明細書および請求の範囲に使用された用語または単語は、通常的で辞典的な意味で解釈されてはならず、発明者が自分の発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則に基づき、本発明の技術的思想に符合する意味と概念で解釈されなければならない。
【0030】
本発明において、各図面の構成要素に参照番号を付加するにおいて、同一の構成要素については、他の図面上に表示されても、出来る限り同一の番号を付することに留意すべきであろう。また、「第1」、「第2」などの用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別するために使用されるものであって、構成要素は前記用語によって限定されない。なお、本発明を説明するにおいて、本発明の要旨を無駄に乱すおそれのある公知の関連技術についての具体的な説明は省略する。
【0031】
参考として、本明細書全体にわたって使用される「タッチ」という用語は、タッチ面に対する直接的な接触を意味するだけでなく、タッチ面から入力手段が所定の距離だけ近接することを意味するものと広く解釈される。すなわち、本発明に係るタッチパネルは、入力手段の接触を認識し、或いは所定の距離以内への近接を認識する機能を備えたタッチパネルとして解釈すべきであろう。
【0032】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細に説明する。
【0033】
図1は本発明の好適な第1実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を示す順序図、図2〜図5は本発明の好適な第1実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【0034】
図1〜図5に示すように、本実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法は、(A)入力手段10が第1タッチ30をタッチ面20に入力し、第1タッチ30が線タッチであるか否かを判断する段階と、(B)第1タッチ30が線タッチであれば、線タッチを基準としてタッチ面20を第1選択領域23と第2選択領域25に分割する段階と、(C)入力手段10が第2タッチ40をタッチ面20に入力して第1選択領域23および第1選択領域25のうちいずれか一つを選択する段階と、(D)第2タッチ40で第1選択領域23を選択した場合、入力手段10が第3タッチ50を第2選択領域25に入力すると、第2選択領域25で特定のアルゴリズムが実現され、第2タッチ40で第2選択領域25を選択した場合、入力手段10が第3タッチ50を第1選択領域23に入力すると、第1選択領域23で特定のアルゴリズムが実現される段階とを含んでなる。
【0035】
まず、図2に示すように、入力手段10が第1タッチ30をタッチ面20に入力し(S110、以下、各段階の順序は図1を参照)、第1タッチ30が線タッチであるか否かを判断する段階(S120)である。ここで、第1タッチ30は線タッチまたは点タッチである。線タッチと点タッチを判断する基準は、第1タッチ30の長さが、タッチ面20の平行な境界を連結する垂直線27の所定の比率以上であるか否かである。すなわち、第1タッチ30の長さが前記垂直線27の長さに対して特定の比率未満であれば、点タッチとして認識し、第1タッチ30の長さが前記垂直線27の長さに対して特定の比率以上であれば、線タッチとして認識する。この際、特定の比率は入力手段10(ユーザーの手)の長さとタッチ面20の長さとの比率を考慮して選択することができ、前記長さ比率は70%〜80%であることが好ましい。もし第1タッチ30が点タッチとして認識されると(S121)、一般なタッチパネルの座標認識機能が実現される(S122)。すなわち、タッチパネルは、第1タッチ30を点として認識して座標を算出する。一方、図面上、手指を一字状に広げて線タッチを行うものと示されているが、これに限定されず、1次元的に長さを有する所定の物体(スタイラスペン(Stylus pen)など)を横にして線タッチを入力することができる。
【0036】
次いで、第1タッチ30が線タッチであれば、線タッチを基準としてタッチ面20を第1選択領域23と第2選択領域25に分割する段階(S130)である。例えば、図示の如く、タッチ面20の平行な上下境界を垂直に連結する線タッチを入力した場合、線タッチを基準として左右にそれぞれ第1選択領域23と第2選択領域25が定義される。この他にも、タッチ面20の平行な左右境界を垂直に連結する線タッチを入力することができ、この場合、線タッチを基準として上下にそれぞれ第1選択領域23と第2選択領域25が定義されるのは勿論である。本段階でタッチ面20を2つの領域に分割することにより、後述の段階で2つの選択領域23、25のうちいずれか一つでのみ選択的にアルゴリズムを実現することができる。
【0037】
次いで、図3に示すように、入力手段10が第2タッチ40をタッチ面20に入力し(S140)、第1選択領域23および第2選択領域25のうちいずれか一つを選択する段階(S150)である。本段階で、第2タッチ40は、手指を一字状に広げて線タッチをしている状態で他の手指を用いて入力することができる。ここで、第2タッチ40は、後述の段階でアルゴリズムが実現されない選択領域を選択する。すなわち、第2タッチ40が第1選択領域23を選択すると、第1選択領域23ではアルゴリズムが実現されず、第2タッチ40が第2選択領域25を選択すると、第2選択領域25ではアルゴリズムが実現されない。一方、図面上、第2タッチ40が第1選択領域23を選択するものと示されたが、これは例示的なものに過ぎず、第2タッチ40が第2選択領域25を選択することができるのは勿論である。
【0038】
次いで、図4および図5に示すように、第2タッチ40が選択していない選択領域に入力手段10が第3タッチ50を入力すると(S160)、特定のアルゴリズムが実現される段階(S180)である。すなわち、図示の如く、前述した段階で第2タッチ40によって第1選択領域23を選択した場合、入力手段10が第3タッチ50を第2選択領域25に入力すると、第2選択領域25で特定のアルゴリズムが実現される。ここで、特定のアルゴリズムは、第2選択領域25に表示されたイメージが記憶または削除されるなど、メモリに関連した動作だけでなく、第2選択領域25に表示されたイメージ自体を編集する動作を含む。例えば、図4Aおよび図4Bに示すように、第3タッチ50がタッチ面20の境界29に移動すると、第2選択領域25に表示されたイメージは、線タッチを基準として破れる形でタッチ面20の境界29へ移動することができる。もし、タッチ面20に表示されたイメージが電子書籍の第1、第2ページであり、第1ページと第2ページとの境界を基準として第1選択領域23と第2選択領域25に分割し、第1ページに対応する第1選択領域23を第2タッチ40で選択した場合、第2ページに対応する第2選択領域25で第3タッチ50がタッチ面20の境界29へ移動すると、第2ページは破れる形でタッチ面20の境界29へ移動する。また、図5Aおよび図5Bに示すように、第3タッチ50が多数の点55から一つの点57に集められると、第2選択領域25に表示されたイメージは、一つの点57を中心として皺くちゃになる形で集められる。もし、タッチ面20に表示されたイメージが電子書籍の第1、第2ページであり、第1ページと第2ページとの境界を基準として第1選択領域23と第2選択領域25に分割し、第1ページに対応する第1選択領域23を第2タッチ40で選択した場合、第2ページに対応する第2選択領域25で第3タッチ50が多数の点55から一つの点57に集められると、第2ページは一つの点57を中心として皺くちゃになる形で集められる。前述したように、移動するジェスチャまたは集められるジェスチャを認識して多様なアルゴリズムを実現することにより、ユーザーが電子書籍や写真などの編集を視覚的に容易に行うことができるという効果がある。一方、前述した説明は、第2タッチ40で第1選択領域23を選択した場合を基準として述べたが、これに限定されず、第2タッチ40で第2選択領域25を選択し、第3タッチ40を第1選択領域23に入力した場合、特定のアルゴリズムは同一の方式によって第1選択領域23で実現される。
【0039】
また、第3タッチ50は、第2タッチ40で選択されていない選択領域に入力すれば特定のアルゴリズムを実現することができる。よって、第3タッチ50が第2タッチ40で選択された選択領域に入力された場合、特定のアルゴリズムが実現されず、もう一度第3タッチ50を入力される(S170)。すなわち、第2タッチ40で第1選択領域23を選択した場合、入力手段10が第3タッチ50を第1選択領域23に入力し、或いは第2タッチ40で第2選択領域25を選択した場合、入力手段10が第3タッチ50を第2選択領域25に入力すると、特定のアルゴリズムが実現されず、もう一度第3タッチ50を入力される。
【0040】
そして、タッチパネルは、マルチタッチが可能なので、第1タッチ30は、特定のアルゴリズムが実現される段階まで維持できるが、必要に応じては第1タッチ30が線タッチであるか否かを判断した後(S120)、直ちにタッチ面20から分離できる。
【0041】
本実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法は、線タッチを用いてタッチ面20を分割して多様なアルゴリズムを実現することにより、電子書籍や写真などのイメージをユーザーが効果的に編集することができるという利点がある。
【0042】
図6は本発明の好適な第2実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を示す順序図、図7〜図9は本発明の好適な第2実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法を順次示す図である。
【0043】
図6〜図9に示すように、本実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法は、(A)入力手段10が第1タッチ30をタッチ面20に入力し、第1タッチ30が面タッチであるか否かを判断する段階と、(B)第1タッチ30が面タッチであれば、タッチ面20を面タッチの入力された第1選択領域23と第1選択領域23以外の第2選択領域25に分割する段階と、(C)入力手段10が第2タッチ40を第2選択領域25に入力すると、第2選択領域25で特定のアルゴリズムが実現される段階とを含んでなる。
【0044】
まず、図7に示すように、入力手段10が第1タッチ30をタッチ面20に入力し(S210、以下、各段階の順序は図6を参照)、第1タッチ30が面タッチであるか否かを判断する段階(S220)である。ここで、第1タッチ30は面タッチまたは点タッチである。面タッチと点タッチを判断する基準は、第1タッチ30の面積が、第1タッチ30の両端を通りながらタッチ面20の平行な境界を連結する2つの垂直線27とタッチ面20の境界とからなる長方形60の面積に対して特定の比率以上であるか否かである。すなわち、第1タッチ30の面積が前記長方形60の面積に対して特定の比率未満であれば、点タッチとして認識し、第1タッチ30の面積が前記長方形60の面積に対して特定の比率以上であれば、面タッチとして認識する。この際、特定の比率は入力手段10(ユーザーの手)が面積とタッチ面20の面積比率を考慮して選択することができ、前記面積比率は70%〜80%であることが好ましい。もし第1タッチ30が点タッチとして認識されると(S221)、一般なタッチパネルの座標認識機能が実現される(S222)。すなわち、タッチパネルが第1タッチ30を点として認識して座標を算出する。一方、図面上、面タッチを入力するために手指を全て広げた状態で、手の平をタッチ面20に接触させたが、必ずしもこれに限定されるのではなく、2次元的に面積を持つ所定の物体を用いてタッチ面20に面タッチを入力することができる。
【0045】
次いで、第1タッチ30が面タッチであれば、タッチ面20を面タッチの入力された第1選択領域23と第1選択領域23以外の第2選択領域25に分割する段階(S230)である。ここで、第1選択領域23は、第1タッチ30の両端を通りながらタッチ面20の平行な境界を連結する2本の垂直線27とタッチ面20の境界とからなる長方形60に定義できる。例えば、図示の如く、タッチ面20の平行な上下境界を垂直に連結する面タッチを行った場合、面タッチを基準として左右にそれぞれ第1選択領域23と第2選択領域25が定義される。これ以外にも、タッチ面20の平行な左右境界を垂直に連結する面タッチを入力することができ、この場合、面タッチを基準として上下にそれぞれ第1選択領域23と第2選択領域25が定義されるのは勿論である。一方、第1選択領域23の両側に第2選択領域25が定義される場合、編集の便宜上、第1選択領域23の両側のうち相対的に狭い面積の第2選択領域25を第1選択領域23として定義することができる。本段階で、タッチ面20を2つの領域に分割することにより、後述の段階で2つの選択領域23、25のうちいずれか一つでのみ選択的にアルゴリズムを実現することができる。
【0046】
次いで、図8および図9に示すように、入力手段10が第2タッチ40を第2選択領域25に入力すると(S240)、第2選択領域25でアルゴリズムが実現される段階(S260)である。ここで、特定のアルゴリズムは、第2選択領域25に表示されたイメージが記憶または削除されるなど、メモリに関連した動作だけでなく、第2選択領域25に表示されたイメージ自体を編集する動作を含む。例えば、図8Aおよび図8Bに示すように、第2タッチ40がタッチ面20の境界29に移動すると、第2選択領域25に表示されたイメージは面タッチを基準として破れる形でタッチ面20の境界29へ移動することができる。もし、タッチ面20に表示されたイメージが電子書籍の第1、第2ページであり、第1ページと第2ページとの境界を基準として第1選択領域23と第2選択領域25に分割した場合、第2ページに対応する第2選択領域25で第2タッチ40がタッチ面20の境界29へ移動すると、第2ページは破れる形でタッチ面20の境界29に移動する。また、図9Aおよび図9Bに示すように、第2タッチ40が多数の点55から一つの点57に集められると、第2選択領域25に表示されたイメージは一つの点57を中心として皺くちゃになる形で集められる。もし、タッチ面20に表示されたイメージが電子書籍の第1、第2ページであり、第1ページと第2ページとの境界を基準として第1選択領域23と第2選択領域25に分割した場合、第2ページに対応する第2選択領域25で第2タッチ40が多数の点55から一つの点57に集められると、第2ページは一つの点57を中心として皺くちゃになる形で集められる。前述したように、移動するジェスチャまたは集められるジェスチャを認識して多様なアルゴリズムを実現することにより、ユーザーが電子書籍や写真などの編集を視覚的に容易に行うことができるという効果がある。
【0047】
また、第2タッチ40は、第2選択領域25に入力すべき特定のアルゴリズムを実現することができる。よって、第2タッチ40が第1選択領域23に入力された場合、特定のアルゴリズムが実現されず、もう一度第2タッチ40を入力される。
【0048】
そして、タッチパネルは、マルチタッチが可能なので、第1タッチ30は特定のアルゴリズムが実現される段階まで維持できるが、必要に応じては第1タッチ30が面タッチであるか否かを判断した後(S220)、直ちにタッチ面20から分離できる。
【0049】
本実施例に係るタッチパネルの駆動制御方法は、面タッチを用いてタッチ面20を分割して多様なアルゴリズムを実現することにより、電子書籍や写真などのイメージをユーザーが効果的に編集することができるという利点がある。
【0050】
一方、前述した第1実施例と第2実施例はそれぞれ線タッチまたは面タッチを用いるという差異点がある。ところが、線タッチと面タッチは必ずしも別途のタッチパネルで実現されるのではなく、第1実施例と第2実施例を複合的に適用して線タッチと面タッチの両方ともを用いることができるタッチパネルの駆動制御方法も本発明の権利範囲に含まれる。
【0051】
以上、本発明を具体的な実施例によって詳細に説明したが、これは本発明を具体的に説明するためのものに過ぎず、本発明に係るタッチパネルの駆動制御方法は、これに限定されず、当該分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想内でその変形または改良を加え得るのは明白である。本発明の単純な変形ないし変更はいずれも本発明の領域に属するものであり、本発明の具体的な保護範囲は特許請求の範囲によって明確になるであろう。
【符号の説明】
【0052】
10 入力手段
20 タッチ面
23 第1選択領域
25 第2選択領域
27 垂直線
29 タッチ面の境界
30 第1タッチ
40 第2タッチ
50 第3タッチ
55 多数の点
57 一つの点
60 長方形
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)入力手段が第1タッチをタッチ面に入力し、前記第1タッチが線タッチであるか否かを判断する段階と、
(B)前記第1タッチが線タッチであれば、前記線タッチを基準として前記タッチ面を第1選択領域と第2選択領域に分割する段階と、
(C)前記入力手段が第2タッチを前記タッチ面に入力して前記第1選択領域および前記第2選択領域のうちいずれか一つを選択する段階と、
(D)前記第2タッチで前記第1選択領域を選択した場合、前記入力手段が第3タッチを前記第2選択領域に入力すると、前記第2選択領域で特定のアルゴリズムが実現され、前記第2タッチで前記第2選択領域を選択した場合、前記入力手段が第3タッチを前記第1選択領域に入力すると、前記第1選択領域で特定のアルゴリズムが実現される段階とを含んでなることを特徴とする、タッチパネルの駆動制御方法。
【請求項2】
前記第1タッチが線タッチであるか否かを判断する段階で、
前記第1タッチの長さが、前記タッチ面の平行な境界を連結する垂直線の長さに対して特定の比率以上であれば、前記第1タッチを線タッチとして判断することを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【請求項3】
前記第1タッチが線タッチであるか否かを判断する段階で、
前記第1タッチが点タッチであれば、前記第1タッチを点として認識して座標を算出することを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【請求項4】
前記第1タッチは、前記第2選択領域または前記第1選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階まで維持されることを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【請求項5】
前記第2選択領域または前記第1選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、
前記第2タッチで前記第1選択領域を選択した場合、前記入力手段が前記第3タッチを前記第1選択領域に入力し、或いは前記第2タッチで前記第2選択領域を選択した場合、前記入力手段が前記第3タッチを前記第2選択領域に入力すると、前記特定のアルゴリズムが実現されず、もう一度前記第3タッチを入力されることを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【請求項6】
前記第2選択領域または前記第1選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、
前記特定のアルゴリズムは、
前記第2選択領域で実現される場合、前記第2選択領域に表示されたイメージが記憶または削除され、
前記第1選択領域で実現される場合、前記第1選択領域に表示されたイメージが記憶または削除されることを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【請求項7】
前記第2選択領域または前記第1選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、
前記第3タッチが前記タッチ面の境界に移動すると、前記特定のアルゴリズムは、
前記第2選択領域で実現される場合、前記第2選択領域に表示されたイメージが前記線タッチを基準として破れる形で前記タッチ面の境界へ移動し、
前記第1選択領域で実現される場合、前記第1選択領域に表示されたイメージが前記線タッチを基準として破れる形で前記タッチ面の境界へ移動することを特徴とする、 請求項1に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【請求項8】
前記第2選択領域または前記第1選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、
前記第3タッチが多数の点から一つの点に集められると、前記特定のアルゴリズムは、
前記第2選択領域で実現される場合、前記第2選択領域に表示されたイメージが前記一つの点を中心として皺くちゃになる形で集められ、
前記第1選択領域で実現される場合、前記第1選択領域に表示されたイメージが前記一つの点を中心として皺くちゃになる形で集められることを特徴とする、 請求項1に記載のタッチパネルの駆動制御方法
【請求項9】
(A)入力手段が第1タッチをタッチ面に入力し、前記第1タッチが面タッチであるか否かを判断する段階と、
(B)前記第1タッチが面タッチであれば、前記タッチ面を前記面タッチの入力された第1選択領域と前記第1選択領域以外の第2選択領域に分割する段階と、
(C)前記入力手段が第2タッチを前記第2選択領域に入力すると、前記第2選択領域で特定のアルゴリズムが実現される段階とを含んでなることを特徴とする、タッチパネルの駆動制御方法。
【請求項10】
前記第1タッチが面タッチであるか否かを判断する段階で、
前記第1タッチの面積が、前記第1タッチの両端を通りながら前記タッチ面の平行な境界を連結する2本の垂直線と前記タッチ面の境界とからなる長方形の面積に対して特定の比率以上である場合、前記第1タッチを面タッチとして認識することを特徴とする、請求項9に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【請求項11】
前記第1タッチが面タッチであるか否かを判断する段階で、
前記第1タッチが点タッチであれば、前記第1タッチを点として認識して座標を算出することを特徴とする、請求項9に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【請求項12】
前記第1タッチは、前記第2選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階まで維持されることを特徴とする、請求項9に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【請求項13】
前記第2選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、
前記特定のアルゴリズムは、
前記入力手段が第2タッチを前記第1選択領域に入力すると、前記特定のアルゴリズムは実現されず、もう一度前記第2タッチを入力されることを特徴とする、請求項9に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【請求項14】
前記第2選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、
前記特定のアルゴリズムは、
前記第2選択領域に表示されたイメージが記憶または削除されることを特徴とする、請求項9に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【請求項15】
前記第2選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、
前記第2タッチが前記タッチ面の境界に移動すると、前記特定のアルゴリズムは、
前記第2選択領域に表示されたイメージが前記面タッチを基準として破れる形で前記タッチ面の境界へ移動することを特徴とする、請求項9に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【請求項16】
前記第2選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、
前記第2タッチが多数の点から一つの点に集められると、前記特定のアルゴリズムは、
前記第2選択領域に表示されたイメージが前記一つの点を中心として皺くちゃになる形で集められることを特徴とする、請求項9に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【請求項1】
(A)入力手段が第1タッチをタッチ面に入力し、前記第1タッチが線タッチであるか否かを判断する段階と、
(B)前記第1タッチが線タッチであれば、前記線タッチを基準として前記タッチ面を第1選択領域と第2選択領域に分割する段階と、
(C)前記入力手段が第2タッチを前記タッチ面に入力して前記第1選択領域および前記第2選択領域のうちいずれか一つを選択する段階と、
(D)前記第2タッチで前記第1選択領域を選択した場合、前記入力手段が第3タッチを前記第2選択領域に入力すると、前記第2選択領域で特定のアルゴリズムが実現され、前記第2タッチで前記第2選択領域を選択した場合、前記入力手段が第3タッチを前記第1選択領域に入力すると、前記第1選択領域で特定のアルゴリズムが実現される段階とを含んでなることを特徴とする、タッチパネルの駆動制御方法。
【請求項2】
前記第1タッチが線タッチであるか否かを判断する段階で、
前記第1タッチの長さが、前記タッチ面の平行な境界を連結する垂直線の長さに対して特定の比率以上であれば、前記第1タッチを線タッチとして判断することを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【請求項3】
前記第1タッチが線タッチであるか否かを判断する段階で、
前記第1タッチが点タッチであれば、前記第1タッチを点として認識して座標を算出することを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【請求項4】
前記第1タッチは、前記第2選択領域または前記第1選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階まで維持されることを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【請求項5】
前記第2選択領域または前記第1選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、
前記第2タッチで前記第1選択領域を選択した場合、前記入力手段が前記第3タッチを前記第1選択領域に入力し、或いは前記第2タッチで前記第2選択領域を選択した場合、前記入力手段が前記第3タッチを前記第2選択領域に入力すると、前記特定のアルゴリズムが実現されず、もう一度前記第3タッチを入力されることを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【請求項6】
前記第2選択領域または前記第1選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、
前記特定のアルゴリズムは、
前記第2選択領域で実現される場合、前記第2選択領域に表示されたイメージが記憶または削除され、
前記第1選択領域で実現される場合、前記第1選択領域に表示されたイメージが記憶または削除されることを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【請求項7】
前記第2選択領域または前記第1選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、
前記第3タッチが前記タッチ面の境界に移動すると、前記特定のアルゴリズムは、
前記第2選択領域で実現される場合、前記第2選択領域に表示されたイメージが前記線タッチを基準として破れる形で前記タッチ面の境界へ移動し、
前記第1選択領域で実現される場合、前記第1選択領域に表示されたイメージが前記線タッチを基準として破れる形で前記タッチ面の境界へ移動することを特徴とする、 請求項1に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【請求項8】
前記第2選択領域または前記第1選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、
前記第3タッチが多数の点から一つの点に集められると、前記特定のアルゴリズムは、
前記第2選択領域で実現される場合、前記第2選択領域に表示されたイメージが前記一つの点を中心として皺くちゃになる形で集められ、
前記第1選択領域で実現される場合、前記第1選択領域に表示されたイメージが前記一つの点を中心として皺くちゃになる形で集められることを特徴とする、 請求項1に記載のタッチパネルの駆動制御方法
【請求項9】
(A)入力手段が第1タッチをタッチ面に入力し、前記第1タッチが面タッチであるか否かを判断する段階と、
(B)前記第1タッチが面タッチであれば、前記タッチ面を前記面タッチの入力された第1選択領域と前記第1選択領域以外の第2選択領域に分割する段階と、
(C)前記入力手段が第2タッチを前記第2選択領域に入力すると、前記第2選択領域で特定のアルゴリズムが実現される段階とを含んでなることを特徴とする、タッチパネルの駆動制御方法。
【請求項10】
前記第1タッチが面タッチであるか否かを判断する段階で、
前記第1タッチの面積が、前記第1タッチの両端を通りながら前記タッチ面の平行な境界を連結する2本の垂直線と前記タッチ面の境界とからなる長方形の面積に対して特定の比率以上である場合、前記第1タッチを面タッチとして認識することを特徴とする、請求項9に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【請求項11】
前記第1タッチが面タッチであるか否かを判断する段階で、
前記第1タッチが点タッチであれば、前記第1タッチを点として認識して座標を算出することを特徴とする、請求項9に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【請求項12】
前記第1タッチは、前記第2選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階まで維持されることを特徴とする、請求項9に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【請求項13】
前記第2選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、
前記特定のアルゴリズムは、
前記入力手段が第2タッチを前記第1選択領域に入力すると、前記特定のアルゴリズムは実現されず、もう一度前記第2タッチを入力されることを特徴とする、請求項9に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【請求項14】
前記第2選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、
前記特定のアルゴリズムは、
前記第2選択領域に表示されたイメージが記憶または削除されることを特徴とする、請求項9に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【請求項15】
前記第2選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、
前記第2タッチが前記タッチ面の境界に移動すると、前記特定のアルゴリズムは、
前記第2選択領域に表示されたイメージが前記面タッチを基準として破れる形で前記タッチ面の境界へ移動することを特徴とする、請求項9に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【請求項16】
前記第2選択領域で前記特定のアルゴリズムが実現される段階で、
前記第2タッチが多数の点から一つの点に集められると、前記特定のアルゴリズムは、
前記第2選択領域に表示されたイメージが前記一つの点を中心として皺くちゃになる形で集められることを特徴とする、請求項9に記載のタッチパネルの駆動制御方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図9A】
【図9B】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図9A】
【図9B】
【公開番号】特開2012−48698(P2012−48698A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−266408(P2010−266408)
【出願日】平成22年11月30日(2010.11.30)
【出願人】(594023722)サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. (1,585)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年11月30日(2010.11.30)
【出願人】(594023722)サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. (1,585)
【Fターム(参考)】
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