説明

タンパク質キナーゼとして有用なジヒドロジアゼピン

本発明は、タンパク質キナーゼとして有用な化合物に関する。本発明は、前記化合物を含む薬理学的に許容できる組成物、この組成物を種々の疾患、状態、疾病の治療に使用する方法も提供する。本発明は、本発明の化合物を調製する方法も提供する。これらの化合物またはその薬学的に許容できる塩は、自己免疫疾患、炎症性、増殖性または過増殖性疾患または免疫学的に媒介される疾患を含む、多様な疾患、障害または状態の治療または予防に有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物。
【化1】



(式中、
は結合、O、NR、S、SOまたはSOであり;
はOまたはNRであり;
はH、C1−10脂肪族、C3−10シクロ脂肪族、C6−10アリール、5−10員のヘテロアリールまたは3−10員のヘテロシクリルであり;式中、該Rは0−5個のJで場合により置換され;但しXが結合の場合、RはHでなく;
はH、C1−10脂肪族、−(C1−10脂肪族)−(C3−10シクロ脂肪族)、C3−8シクロ脂肪族、ハロC1−4脂肪族であり;式中、該Rは場合により0−4個のJで置換され;
それぞれのR、R、RおよびRは独立して、H、C1−10脂肪族、C3−10シクロ脂肪族、C6−10アリールまたは5−10員のヘテロアリールであり;式中、それぞれのR、R、RおよびRは場合によりおよび独立してそれぞれ0−5個のJ、J、JおよびJで置換され;かつ
はH、C(O)R、C(O)OR、またはC(O)NRR’、C1−10脂肪族、C3−10シクロ脂肪族、C6−10アリール、5−10員のヘテロアリール、3−10員のヘテロシクリル、−(C1−6脂肪族)−(C3−10シクロ脂肪族)、−(C1−6脂肪族)−(C6−10アリール)、または−(C1−6脂肪族)−(5−10員のヘテロアリール)、または−(C1−6脂肪族)−(3−6員のヘテロシクリル)であり;式中、該Rは場合により0−5個のJで置換されており;
あるいは、RおよびRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、O、NおよびSから独立して選ばれる0−4個のヘテロ原子を含む3−8員の飽和のまたは部分的に不飽和の単環式環を場合により形成し;RおよびRにより形成された該単環式環は場合により0−4個のJ34で置換され;
およびRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、O、NおよびSから独立して選ばれる0−4個のヘテロ原子を含む3−8員の飽和のまたは部分的に不飽和の単環式環を場合により形成し;RおよびRにより形成された該単環式環は場合により0−4のJ56で置換され;
およびRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、O、NおよびSから独立して選ばれる0−4個のヘテロ原子を含む3−8員の飽和のまたは部分的に不飽和の単環式環を場合により形成し;RおよびRにより形成された該単環式環は場合により0−4のJ35で置換され;
およびRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、O、NおよびSから独立して選ばれる0−4個のヘテロ原子を含む4−8員の飽和のまたは部分的に不飽和の単環式環を場合により形成し;RおよびRにより形成された該単環式環は場合により0−4のJ37で置換されており;
およびRは、それらが結合している原子と一緒になって、O、NおよびSから独立して選ばれる0−4個のヘテロ原子を含む3−8員の飽和のまたは部分的に不飽和の単環式環を場合により形成し;RおよびRにより形成された該単環式環は場合により0−4個のJ57で置換され;
はH、C1−6脂肪族、C3−8シクロ脂肪族、C(O)R、C(O)ORまたはC(O)NRR’であり;
はHまたは不飽和C1−6脂肪族であり;または
およびRは、それらが結合している原子と一緒になって、O、NおよびSから独立して選ばれる2−4個のヘテロ原子を含む5−8員の芳香族のまたは非芳香族の単環式環を場合により形成し;RおよびRにより形成された該単環式環は場合により0−4個のJ29で置換され;
それぞれのJは独立してC1−6ハロアルキル、ハロ、NO、CN、Qまたは−Z−Qであり;または2つのJは一緒になって、場合により=Oを形成し得;
Zは場合により−NR−、−O−、−S−、−C(O)−、−C(=NR)−、−C(=NOR)−、−SO−または−SO−の0−3個の出現で置換されているC1−6脂肪族であり;それぞれのZは0−2個のJで場合により置換され;
QはH;C1−6脂肪族;O、NおよびSから独立して選ばれる0−3のヘテロ原子を有する3−8員芳香族または非芳香族単環式環であり;またはO、NおよびSから独立して選ばれる0−5個のヘテロ原子を有する7−12員の芳香族または非芳香族二環式環であり;それぞれのQは0−5個のJで場合により置換され;
それぞれのJはハロまたはハロC1−4脂肪族であり;
それぞれのJ、J、JおよびJは独立して、C1−6脂肪族、C3−6シクロ脂肪族または−(C1−4アルキル)−Vであり;式中、
nは0または1であり;
はハロ(C1−4脂肪族)、−O(ハロC1−4脂肪族)、ハロ、NO、CN、OH、OR”、SH、SR”、NH、NHR”、N(R”)、COH、COR”、COH、COR”、CONH、CONHR”、CONR”、OCOR”、OCONH、OCONHR”、OCON(R”)、NHCOR”、NR”COR”、NHCOR”、NR”COR”、NHCOH、NR”COH、NHCONH、NHCONHR”、NHCON(R”)、SONH、SONHR”、SON(R”)、NHSOR”、NR”SOR”であり;
あるいは、VはC3−6シクロ脂肪族、フェニル、5−6員ヘテロアリールまたは3−6員ヘテロシクリルから選ばれる環状基であり;式中、該環状基は0−3個のJで場合により置換され;
R”は置換されていないC1−4脂肪族であり;
または同じ原子に結合した同じJ、J、JまたはJの2つは、場合により一緒になって=Oを形成し得;
それぞれのJおよびJは、独立してハロ、C1−6脂肪族、C3−6シクロ脂肪族、NO、CN、−NH、−NH(C1−4脂肪族)、−N(C1−4脂肪族)、−OH、−O(C1−4脂肪族)、−COH、−CO(C1−4脂肪族)、−O(ハロC1−4脂肪族)またはハロ(C1−4脂肪族)であり;
それぞれのJ、J、J29、J34、J56、J35、J37およびJ57は、独立してMまたは−Y−Mであり;
それぞれのYは、独立して、−NR−、−O−、−S−、−C(O)−、−SO−または−SO−の0−3個の出現で場合により置換される、置換されていないC1−6脂肪族であり;
それぞれのMは、独立して、H、C1−6脂肪族、C3−6シクロ脂肪族、ハロ(C1−4脂肪族)、−O(ハロC1−4脂肪族)、3−6員ヘテロシクリル、C6−10アリール、ハロ、NO、CN、OH、OR’、SH、SR’、NH、NHR’、N(R’)、COH、COR’、COH、COR’、CONH、CONHR’、CONR’、OCOR’、OCONH、OCONHR’、OCON(R’)、NHCOR’、NR’COR’、NHCOR’、NR’COR’、NHCOH、NR’COH、NHCONH、NHCONHR’、NHCON(R’)、SONH、SONHR’、SON(R’)、NHSOR’またはNR’SOR’であるか、二つのMは一緒になって、=Oを場合により形成し得;
RはHまたは置換されていないC1−6脂肪族であり;
R’は置換されていないC1−6脂肪族であり;または2つのR’基は、それらが結合している原子と一緒になって、O、NおよびSから独立して選ばれる0−1個のヘテロ原子を有する3−8員の飽和のまたは部分的に不飽和の単環式環を形成する)。
【請求項2】
はH、C1−10脂肪族、C6−10アリール、5−10員のヘテロアリール、または3−10員のヘテロシクリルであり;該Rは0−5個のJで場合により置換され;但しXが結合の場合、RはHでなく;
はH、C(O)R、C(O)ORまたはC(O)NRR’、C1−10脂肪族、C3−10シクロ脂肪族、C6−10アリール、5−10員のヘテロアリール、3−10員のヘテロシクリル、−(C1−6脂肪族)−(C3−10シクロ脂肪族)、−(C1−6脂肪族)−(C6−10アリール)、または−(C1−6脂肪族)−(5−10員のヘテロアリール)であり;式中、該Rは0−5個のJで場合により置換されており;
Qは、H;C1−6脂肪族;O、NおよびSから独立して選ばれる0−3個のヘテロ原子を有する3−8員の芳香族または非芳香族単環式環であり;またはO、NおよびSから独立して選ばれる0−5個のヘテロ原子を有する8−12員芳香族または非芳香族二環式系であり;それぞれのQは0−5個のJで場合により置換されており;
それぞれのMは独立して、H、C1−6脂肪族、C3−6シクロ脂肪族、ハロ(C1−4脂肪族)、−O(ハロC1−4脂肪族)、3−6員ヘテロシクリル、ハロ、NO、CN、OH、OR’、SH、SR’、NH、NHR’、N(R’)、COH、COR’、COH、COR’、CONH、CONHR’、CONR’、OCOR’、OCONH、OCONHR’、OCON(R’)、NHCOR’、NR’COR’、NHCOR’、NR’COR’、NHCOH、NR’COH、NHCONH、NHCONHR’、NHCON(R’)、SONH、SONHR’、SON(R’)、NHSOR’またはNR’SOR’である、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
はNRである、請求項1又は2記載の化合物。
【請求項4】
はOである、請求項1から3いずれか記載の化合物。
【請求項5】
は、C6−10アリールまたは5−10員のヘテロアリールであり、0−5個のJで置換されている、請求項1から4いずれか記載の化合物。
【請求項6】
はC1−10脂肪族又はC3−10シクロ脂肪族であり、0−4個のJで置換されている、請求項1から5いずれか記載の化合物。
【請求項7】
はCHである、請求項1から6いずれか記載の化合物。
【請求項8】
およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、0−5個のR又はRで置換される3−6員単環式環を形成する、請求項1から7いずれか記載の化合物。
【請求項9】
およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、0−5個のR又はRで置換される3−6員単環式環を形成する、請求項1から7いずれか記載の化合物。
【請求項10】
、R、R、およびRは、独立してH、C1−10脂肪族、C3−10シクロ脂肪族、C6−10アリールまたは5−10員のヘテロアリールから選ばれる基であり、0−5個のJ、J、J、及びJでそれぞれ置換される、請求項1から7いずれか記載の化合物。
【請求項11】
及びRの各々は独立してH、C1−6脂肪族、又はC3−8シクロ脂肪族であり、R及Rの各々は独立して0−5個のJ及びJで置換される、請求項1から7いずれか記載の化合物。
【請求項12】
及びRの一方はHであり、他方はC1−6脂肪族又はC3−8シクロ脂肪族であり、R及びRの水素でない方は独立して0−5個のJ及びJで置換される、請求項1から7いずれか記載の化合物。
【請求項13】
及びJの各々は独立してハロである、請求項1から12いずれか記載の化合物。
【請求項14】
およびRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、0−5個のJ又はJで置換される3−6員の飽和または部分的に不飽和の単環式環を形成する、請求項1から8及び11から13いずれか記載の化合物。
【請求項15】
は、C1−10脂肪族、C3−10シクロ脂肪族、C6−10アリール、5−10員のヘテロアリールおよび3−10員のヘテロシクリルからなる群より選ばれる基であり、0−5個のJで置換される、請求項1から13いずれか記載の化合物。
【請求項16】
はC1−10脂肪族、C3−8シクロ脂肪族、フェニル、5員のヘテロアリール、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2、5−ピリダジニル、3、5−ピリミジルおよび3−8員のヘテロシクリルからなる群より選ばれる基であり、0−5個のJで置換される、請求項1から13いずれか記載の化合物。
【請求項17】
は3−アミノ−2,4−ピリミジンでない、請求項1から13いずれか記載の化合物。
【請求項18】
はC3−6アルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル、又は5−6員のヘテロシクリルから選ばれ、該ヘテロシクリルは1つの酸素ヘテロ原子を含み、0−5個のJで置換される、請求項1から13いずれか記載の化合物。
【請求項19】
はC4−5シクロアルキルであり、0−5個のJで置換される、請求項1から13いずれか記載の化合物。
【請求項20】
は1又は2個のFで置換されたC4−5シクロアルキルである、請求項1から13いずれか記載の化合物。
【請求項21】
は非置換のC4−5シクロアルキルである、請求項1から13いずれか記載の化合物。
【請求項22】
は0−5個のJで置換されたシクロペンチルである、請求項1から13いずれか記載の化合物。
【請求項23】
は1又は2個のFで置換されたシクロペンチルである、請求項1から13いずれか記載の化合物。
【請求項24】
は非置換のシクロペンチルである、請求項1から13いずれか記載の化合物。
【請求項25】
はHである、請求項1から24いずれか記載の化合物。
【請求項26】
式IIで示される請求項1又は2記載の化合物。
【化2】


II
(式中、
は、場合により置換されたC6−10アリールまたは場合により置換された5−10員のヘテロアリールであり;
は、HまたはC1−10脂肪族およびC3−10シクロ脂肪族から選ばれる場合により置換された基であり;
それぞれのR、R、RおよびRは独立してH、C1−10脂肪族またはC3−10シクロ脂肪族であり;それぞれのR、R、RおよびRは、場合によりそれぞれ0−5個のJ、J、JおよびJで置換されており;または
およびRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換される3−6員飽和のまたは部分的に不飽和の単環式環を形成し得;
およびRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換される3−6員の飽和のまたは部分的に不飽和の単環式環を形成し得;
およびRは、それらが結合している原子と一緒になって、場合により置換される3−6員の飽和のまたは部分的に不飽和の単環式環を形成し得;
およびRは、それらが結合している原子と一緒になって、場合により置換される5−8員の飽和のまたは部分的に不飽和の単環式環を形成し得る)。
【請求項27】
式IIIで示される請求項1又は2記載の化合物。
【化3】


III
(式中、
は場合により置換されているC6−10アリールまたは場合により置換されている5−10員のヘテロアリールであり;
は、HまたはC1−10脂肪族およびC3−10シクロ脂肪族から選ばれる場合により置換される基であり;
それぞれのR、R、RおよびRは、独立してH、C1−10脂肪族またはC3−10シクロ脂肪族であり;それぞれのR、R、RおよびRは、場合によりそれぞれ0−5個のJ、J、JおよびJで置換されており;または
およびRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換される3−6員の飽和のまたは部分的に不飽和の単環式環を形成し得;
およびRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換される3−6員の飽和のまたは部分的に不飽和の単環式環を形成し得;
およびRは、それらが結合している原子と一緒になって、場合により置換される3−6員の飽和のまたは部分的に不飽和の単環式環を形成し得;
およびRは、それらが結合している原子と一緒になって、場合により置換される5−8員の飽和のまたは部分的に不飽和の単環式環を形成し得る)。
【請求項28】
それぞれのJ、J、JおよびJは、独立してC1−6脂肪族、C3−6シクロ脂肪族または−(C1−4アルキル)−Vであり;式中、
nは0または1であり;
は、ハロ(C1−4脂肪族)、−O(ハロC1−4脂肪族)、ハロ、NO、CN、OH、OR”、SH、SR”、NH、NHR”、N(R”)、COH、COR”、COH、COR”、CONH、CONHR”、CONR”、OCOR”、OCONH、OCONHR”、OCON(R”)、NHCOR”、NR”COR”、NHCOR”、NR”COR”、NHCOH、NR”COH、NHCONH、NHCONHR”、NHCON(R”)、SONH、SONHR”、SON(R”)、NHSOR”、NR”SOR”であり;
R”は、置換されていないC1−4脂肪族であり;
または同じ原子に結合している同じJ、J、JまたはJの2つは、一緒になって場合により=Oを形成し得る、請求項1から27いずれか記載の化合物。
【請求項29】
以下から選ばれる化合物。
【化4】

【請求項30】
以下から選ばれる化合物。
【化5】


【化6】


【化7】


【化8】


【化9】


【化10】


【化11】


【化12】


【化13】


【化14】


【化15】


【化16】


【化17】


【化18】


【化19】


【化20】


【化21】


【化22】


【化23】


【化24】

【請求項31】
請求項1から30いずれか記載の化合物と、薬理学的に許容できる担体、アジュバント、又はビヒクルとを含有する組成物。
【請求項32】
患者におけるタンパク質キナーゼ活性を阻害する方法であって、該患者に、a)請求項31記載の組成物、又はb)請求項1から30いずれか記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項33】
生体サンプル中のタンパク質キナーゼ活性を阻害する方法であって、該生体サンプルを、a)請求項31記載の組成物、又はb)請求項1から30いずれか記載の化合物に接触させることを含む方法。
【請求項34】
前記タンパク質キナーゼはPLKである、請求項32又は33記載の方法。
【請求項35】
前記タンパク質キナーゼはPLK1である、請求項34記載の方法。
【請求項36】
患者の増殖性疾患、神経変性疾患、自己免疫疾患、炎症性疾患、又は免疫介在疾患を治療する方法であって、該患者に、a)請求項31記載の組成物、又はb)請求項1から30いずれか記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項37】
化学療法剤または抗増殖薬、抗炎症薬、免疫調整又は免疫抑制剤、神経栄養因子、心血管疾患治療薬、破壊性骨障害、肝臓治療薬、抗ウイルス薬、血液障害治療薬、糖尿病治療薬、又は免疫不全障害治療薬から選ばれる追加的治療薬を投与することを含み、a)該追加的治療薬は、治療する疾患のために適切であり、b)該追加的治療薬は、該組成物とともに単回投薬形態として、又は該組成物とは別々に複数回投与形態として投与される、請求項36記載の方法。
【請求項38】
患者におけるメラノーマ、骨髄腫、白血病、リンパ腫、神経芽腫、あるいは結腸癌、乳癌、胃癌、卵巣癌、頚部癌、肺癌、中枢神経系(CNS)の癌、腎臓癌、前立腺癌、膀胱癌、又は膵癌から選択される癌を治療する方法であって、該患者に、a)請求項31記載の組成物、又はb)請求項1から30いずれか記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項39】
患者における癌を治療する方法であって、該患者に、a)請求項31記載の組成物、又はb)請求項1から30いずれか記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項40】
a)請求項31記載の組成物、又はb)請求項1から30いずれか記載の化合物でPLKを阻害することにより、癌細胞の有糸分裂を阻害するステップを有する、請求項39記載の方法。
【請求項41】
式Iの化合物を調製するためのプロセスであって、
【化25】



(式中、YはOであり、そしてX、R、R、R、R、R、R及び、Rは請求項1から30いずれかで定義したとおりである)式5の化合物
【化26】


(式中、R、R、R、R、R、及びRは請求項1から29いずれかで定義したとおりであり、LGは適切な脱離基である)をXと適切な条件で反応させ、式Iの化合物を形成することを含むプロセス。
【請求項42】
式4の化合物
【化27】


(式中、R、R、R、R、及びRは請求項1から29いずれかで定義したとおりであり、LGは適切な脱離基である)をR−LG(式中、LGはNH−アミドによって置換可能な脱離基である)と反応させ、式5の化合物を形成するステップを含む、請求項41記載のプロセス。
【請求項43】
式3−aの化合物を
【化28】


(式中、LGは適切な脱離基であり、R、R、R、R、及びRは請求項1から29いずれかで定義したとおりである)を環化縮合条件下で環化して、式4の化合物を形成することを含む、請求項42記載のプロセス。
【請求項44】
式3の化合物
【化29】


(式中、LGは適切な脱離基であり、R、R、R、R、及びRは請求項1から29いずれかで定義したとおりである)を反応させ、式3−aの化合物を形成するステップを有する、請求項43記載のプロセス。
【請求項45】
式3−aの化合物のアミノ基を適切な条件下で官能化して式3−bの化合物を形成し、
【化30】


(式中、LGは適切な脱離基であり、R、R、R、R、及びRは請求項1から29いずれかで定義したとおりである)式3−bの化合物を適切な環化縮合条件下で環化して式4の化合物を形成することを更に含む、請求項43記載のプロセス。
【請求項46】
式2の化合物
【化31】


(式中、R、R、R、R、及びRは請求項1から29いずれかで定義したとおりである)を式1の化合物
【化32】


(式中、LG及びLGの各々は独立して適切な脱離基である)と、適切な置換条件下で反応させて、式3の化合物を形成することを更に含む、請求項44記載のプロセス。
【請求項47】
式Iの化合物を調製するためのプロセスであって、
【化33】



(式中、YはNRであり、X、R、R、R、R、R、R、及びRは定義したとおりである)式Iの化合物(式中、YはOであり、X、R、R、R、R、R、R、及びRは定義したとおりである)を、アミドをアミジンに変換するための公知の適切な条件下で反応させ、式Iの化合物(式中、YはNRである)を形成することを含む、プロセス。
【請求項48】
式5−aの化合物を調製するためのプロセスであって、
【化34】


5−a
(式中、LGは適切な脱離基であり、R、R、R、R、R、R、及びRは請求項1から29いずれかで定義したとおりである)式5の化合物
【化35】



(式中、LGは適切な脱離基であり、R、R、R、R、R、及びRは請求項1から29いずれかで定義したとおりである)を、アミドをアミジンに変換するための公知の適切な条件下で反応させ、式5−aの化合物を形成することを含む、プロセス。
【請求項49】
LGをXで置換して、式Iの化合物(式中、YはNRであり、X、R、R、R、R、R、R、及びRは定義したとおりである)を形成することを更に含む、請求項48記載のプロセス。
【請求項50】
及びRは一緒になって環Aを形成し、アミドをアミジンに変換するための公知の適切な条件は、環Aを形成するための複数段階の環化の連続を含む、請求項47又は48記載のプロセス。

【公表番号】特表2009−526849(P2009−526849A)
【公表日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−555299(P2008−555299)
【出願日】平成19年2月13日(2007.2.13)
【国際出願番号】PCT/US2007/003699
【国際公開番号】WO2007/095188
【国際公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【出願人】(598032106)バーテックス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (414)
【氏名又は名称原語表記】VERTEX PHARMACEUTICALS INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】130 Waverly Street, Camridge, Massachusetts 02139−4242, U.S.A.
【Fターム(参考)】