説明

テレビジョン装置

【課題】映像視聴時に外部からのノイズが存在する場合、視聴者の位置に応じて適切なノイズ抑制音を発することで、ノイズを低減するテレビジョン装置を提供する。
【解決手段】受信した音声を復号する音声復号部と、視聴環境から人物の位置情報を検出する位置情報検出部と、音声復号部が出力した音声信号とマイクが集音した視聴環境の音声信号とからノイズを抽出するノイズ抽出部と、視聴者の位置におけるノイズ情報を解析するノイズ情報解析部と、ノイズ情報からノイズキャンセル音を生成するキャンセル音生成部と、キャンセル音生成部から得られるノイズキャンセル音と、音声復号部が出力する音声信号と、位置情報検出装置から得られる位置情報とから、音響効果を調整し、ノイズキャンセル音を音声信号に重畳する音響効果調整部と、音響効果調整部によって調整された音声信号を出力するスピーカとを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、視聴者に聞こえるノイズを抑制し快適な視聴環境を提供することを目的としたテレビジョン装置である。
【背景技術】
【0002】
従来のテレビジョン装置(以下、「テレビ」と記す)では、周辺のノイズが大きい場合、視聴者がテレビの音を聞き逃したり、視聴しているコンテンツに集中できないといった課題があった。このため、視聴者はノイズよりも大きくなるようにテレビの音量を上げることで対応する必要があった。
【0003】
特許文献1に開示される音声補正装置は、リモコンに内蔵したマイクが集音した音からノイズを検出し、ノイズに応じて音圧レベルを補正している。これにより、視聴者の手で音量を調整する必要がなくなった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−6247号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された音声補正装置は、リモコンに内蔵したマイクが集音した音からノイズを検出し、ノイズに応じて音圧レベルを補正している。しかし、リモコンと視聴者の位置関係が常に同じになるとは限らないため、視聴者が聞くノイズの状況を正確に把握できない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明のテレビジョン装置は、映像音声信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した音声を復号して音声信号として出力する音声復号部と、視聴環境を検知するセンサーと、前記センサーの信号の中から人物の有無を検出する人物検出部と、前記人物検出部により、人物がいるものと検出された場合には、前記視聴環境中の人物の位置情報を検出する位置情報検出部と、外部の音を集音して視聴環境の音声信号として出力するマイクと、前記音声復号部が出力した前記音声信号と、前記マイクが集音した前記視聴環境の音声信号とからノイズを抽出するノイズ抽出部と、前記ノイズ抽出部が検出した前記ノイズと、前記位置情報検出部が検出した前記位置情報から視聴者の位置におけるノイズ情報を解析するノイズ情報解析部と、前記ノイズ情報解析部から得られた前記ノイズ情報から前記ノイズを抑制する音声信号であるノイズキャンセル音を生成するキャンセル音生成部と、前記キャンセル音生成部から得られる前記ノイズキャンセル音と、前記音声復号部が出力する音声信号と、前記位置情報検出部から得られる前記位置情報とから、音響効果を調整し、前記ノイズキャンセル音を前記音声信号に重畳する音響効果調整部と、前記音響効果調整部によって調整された音声信号を出力するスピーカとを備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、センサーが検出した視聴者の位置とマイクが検出したノイズの情報を用いることによって視聴者に対して適切なノイズ抑制制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】実施の形態1におけるテレビジョン装置の構成図
【図2】実施の形態1におけるテレビジョン装置の概略図
【図3】実施の形態1におけるテレビジョン装置とノイズ音源と視聴者との位置関係の一例を表す図
【図4】実施の形態1におけるテレビジョン装置のマイクの構成図
【図5】実施の形態1におけるテレビジョン装置の2組のマイクロホンアレーの構成図
【図6】特許文献2に記載の仮想スピーカと視聴者とテレビの位置関係の一例を表す図
【図7】実施の形態1におけるテレビジョン装置とノイズ音源と仮想スピーカと視聴者の位置関係の一例を表す図
【図8】実施の形態2におけるノイズ音源と、本発明のテレビジョン装置、視聴者との間に障害物がある場合の位置関係の一例を表す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施の形態について図1〜図8を用いて説明する。
【0010】
(実施の形態)
図2は、実施の形態におけるテレビジョン装置であるテレビ1の概略図である。
【0011】
図2に示すように、テレビ1には2つ以上のスピーカ20と、2つ以上のマイクを有する2組のマイクロホンアレー(マイク101、マイク102)と、視聴者を検出するためのセンサーを内蔵している。また、センサー12は、カメラや赤外線センサー、温度センサーなど、視聴者の位置を検出できるものであればその形態を問わない。
【0012】
図3は、テレビ視聴環境の一例を図示したものである。テレビ1を視聴している視聴者に対して、ノイズ音源から雑音が発生している。ここでは簡単な例としてノイズ音源は1つとする。
【0013】
図1に示すように、テレビ1は、マイク10、受信部11、センサー12、音声復号部13、ノイズ抽出部14、ノイズ情報解析部15、キャンセル音生成部16、人物検出部17、位置情報検出部18、音響効果調整部19、スピーカ20とで構成されている。
【0014】
受信部11は放送波を受信する。放送波に含まれた音声信号は、音声復号部13により復号される。そして、音響効果調整部19に出力され、さらに音響効果を作用させ、スピーカ20から出力される。
【0015】
音声復号部13から出力された放送波の音声信号と、マイク10により抽出されたテレビ1の周囲音との差分から、視聴環境中のノイズを抽出する。
【0016】
ノイズ情報解析部15は、ノイズに含まれるノイズ情報を解析し、キャンセル音生成部16に出力する。
【0017】
キャンセル音生成部16は、ノイズ情報から、ノイズをキャンセルさせるためのノイズキャンセル音声信号を生成し、音響効果調整部19に出力する。
【0018】
ノイズキャンセル音声信号は、スピーカ20から、放送波の音声信号とともに出力される。
【0019】
センサー12で撮影した映像等をもとに、人物検出部17で人物を抽出し、位置情報検出部18により人物の位置を検出し、視聴者の位置の情報としてノイズ情報解析部15、音響効果調整部19に出力される。
【0020】
以下、ノイズ情報解析部15、キャンセル音生成部16によるノイズキャンセルの動作について説明する。
【0021】
マイク10は、テレビの視聴環境中の音を集音する。ここで、マイク101、102を構成するマイクロホンアレーの概略図を図4に示す。
【0022】
図4に示したマイクロホンアレーは遅延和アレーで、等間隔aずつ離れて配置されたM個のマイクそれぞれに遅延器Di(i=1、2、…、M)が取り付けられている。以下、遅延和アレーを用いた音源の方向推定の原理を簡単に説明する。
【0023】
間隔aは小さくM個のマイクに届く音波を平面波とみなすと、図4に示すように方向θから発せられた音は、まずマイク1で集音され、その後マイク2、マイク3、…と時間asinθ/Vsずつ遅れて到達する。従って、各マイクに取り付けられた遅延器Diでasinθ/Vsずつ遅らせた信号は、マイク1の信号と等価なので、それらを加算すると大きなゲインが得られる。また、θ以外の角度からの音波は各マイクの到達時間差と遅延器における遅延量とが合わないため、加算器で信号を足し合わせても大きなゲインは得られない。そのため遅延器における遅延量を調節することで特定の方向にのみ鋭い指向性(以下ビームと表す)を持つマイクを構成することができる。なお、遅延器にはメモリを用い、ポインタを用いたバッファ制御で遅延量を調整する。
【0024】
テレビ1ではマイクロホンアレーを2組使用しているが、まずは一方のマイクロホンアレー(マイク101)で遅延器の遅延量を変えてビームを全方向順に走査させる。走査中に図4の加算器で得られた信号のゲインがある閾値を超えていれば、その時のビームの方向にノイズ源が存在すると判定する。この時、図3におけるθ1が決まる。ここで、前述の閾値は特定の値を示すものではなく、設計者またはユーザ(視聴者)が、視聴者が知覚できると推測される音量レベルに設定してもよいし、視聴者がテレビを視聴する際に気になると推測される音量レベルに設定してもよい。
【0025】
次に、もう一方マイクロホンアレー(マイク102)で同様にビームを走査することによりマイク102における上記ノイズ源の方向θ2が求まる。ここで図5に本発明のテレビにおける2組の遅延和アレーを拡大した図を示す。
【0026】
ノイズ抽出部14において、マイク10が集音した音からテレビ1が出力している音声情報を減じることでノイズ音を抽出する。
【0027】
ここで、抽出したノイズ音がマイク101に到達するときのノイズの振幅、位相、周波数をそれぞれP、ωt、Fとする。またマイク101、102が検出したノイズの到達時間差をΔtとし、音波の伝搬速度Vsとする。音波の伝搬速度Vsは既知のものである。
【0028】
このような状況で、視聴者の位置に到達するノイズ音について、以下の手順で算出する。以下では、視聴者の右耳の位置のノイズをNrとする。
【0029】
図3に示すように、センサー12により検出した視聴者の位置とテレビ位置との間の距離をDとし、視聴者の位置がテレビの真正面の位置から水平方向にずれた距離をdとする。
【0030】
このようなときに、マイク101とノイズ音源までの距離L1は、以下の2式により算出する。
【0031】
【数1】

【0032】
【数2】

【0033】
また、図3に示したように、テレビ1と、視聴者の位置までの水平方向の距離をD1、視聴者とノイズ音源までの水平方向の距離をD2とすると、(数3)、(数4)のように表される。
【0034】
【数3】

【0035】
【数4】

【0036】
以上より、視聴者とノイズ音源までの距離Lpは、(数5)のように表される。
【0037】
【数5】

【0038】
ここでHは頭部の横幅を表しており、平均的なヒトの頭部の幅をキャンセル音生成部16に保持しておく。
【0039】
以上により、ノイズ音がテレビ1と、視聴者の位置のそれぞれに到達する時間差Tdは、(数6)のように表される。
【0040】
【数6】

【0041】
ここで、視聴者の右耳におけるノイズ音の位相ωpは、(数7)となる。
【0042】
【数7】

【0043】
マイク101における振幅P、周波数Fと、(数7)で算出した位相ωpから視聴者の右耳におけるノイズNrを表すことができる。ここで、視聴者の右耳における振幅をP’とし、ノイズ音源を点音源とみなすと、振幅は距離の二乗に反比例するためP’は(数8)となる。
【0044】
【数8】

【0045】
このNrをキャンセルする音をテレビ1から生成することで、視聴者の位置で聞こえるノイズをキャンセルすることができる。
【0046】
テレビが生成するキャンセル音N-1は、例えば、特許文献2(特開平7−288896号公報)に開示されるフィルタ処理を利用することで生成することができる。
【0047】
図6に示すように、仮想的なスピーカ41が視聴者の右後方に存在するとし、そのスピーカから音声Sが出力されているとすると、視聴者の右耳が聞く音声Erと視聴者の左耳が聞く音声Elは、それぞれ仮想スピーカから視聴者の右耳までの伝達関数Krと仮想スピーカから視聴者の左耳までの伝達関数Klを用いて、(数9)のように表すことができる。
【0048】
【数9】

【0049】
また、音声Sに対してフィルタ処理(係数Tr)を施した信号がスピーカR43から、またフィルタ処理(係数Tl)を施した信号がスピーカL44から出力されるとすると、視聴者の右耳および左耳の位置で聞こえる音声は、スピーカR43から視聴者の右耳、左耳までのそれぞれの伝達関数Hrr、Hrlと、スピーカL44から視聴者の右耳、左耳までのそれぞれの伝達関数Hlr、Hllを用いると、(数10)のように表すことができる。
【0050】
【数10】

【0051】
テレビが出力する音声を、視聴者が仮想スピーカから出音しているように感じるようにするためには、(数9)と(数10)よりフィルタ係数Tl、Trを(数11)のように設計すればよい。
【0052】
【数11】

【0053】
(数11)のように、フィルタ係数Tl、Trを設計し、マイク10にて検出したノイズ音源に作用させることで、視聴者の耳元でのノイズをキャンセルすることができる。ここで、フィルタ係数を設計するために必要な伝達係数は、実測定によって算出しておく。すなわち、Hは視聴位置に測定用のマイクを設置しテレビの2つのスピーカからのインパルス応答を測定することで得られる。また、Kは、仮想スピーカを配置することを想定した位置に実スピーカを置き、視聴位置に設置したマイクにおけるインパルス応答を測定することで得られる。
【0054】
また、フロントスピーカ20の2つでサラウンド環境を構築するテレビ1の場合には、(数11)で示したフィルタ係数を仮想スピーカの数だけ内部に保持している。そして、仮想スピーカの位置から音声が再生されているかのように視聴者に感じさせるために、各仮想スピーカに応じたフィルタ係数をテレビの音声信号に対して乗じた信号を、テレビ1のフロントスピーカ20から再生させる。
【0055】
サラウンド環境を再現する例として、フロントスピーカ2つとサラウンドスピーカ2つからなるオーディオシステムを仮想スピーカで実現する場合は、4組のフィルタを用意して各スピーカ毎に信号処理を施す。さらに視聴者が視聴する位置が変わってもサラウンド効果が得られるようにするためには、センサー12が検出できる空間を水平方向に複数のエリアに分割し、分割したエリアの数だけ前記フィルタの組み合わせを内部に保持しておけば、視聴位置に応じて適切なフィルタ係数を、検出した視聴者の位置に応じて選択することによって最適な音響効果を与えることができる。
【0056】
このような仮想スピーカから音声信号を再生する前述の技術を用いる。図7に示すようにノイズ音の方向に最も近い仮想スピーカからキャンセル音N-1を出力させる。このとき、視聴者の右耳で聞くノイズ音Nrとすると、仮想ピーカから発生させるキャンセル音N-1の関係は、(数13)を満たすようにする。
【0057】
【数12】

【0058】
【数13】

【0059】
(数13)により算出した、キャンセル音N-1をテレビで生成し、図1記載の音響効果調整部にてフィルタ係数Tl、Trを用いてフィルタ処理を施し、コンテンツの音声と重畳してスピーカから出力させる。
【0060】
(実施の形態2)
実施の形態1ではノイズ音源は一つとしてキャンセル音の生成過程を示した。ノイズ音源が複数存在した場合には、実施の形態1の処理に加えて、実施の形態2では、さらに次の処理を行う。
【0061】
ノイズ音が複数ある場合においても、本発明では鋭い指向性を持つ遅延和アレーを用いて全方向を走査してノイズを検出するので、閾値を超えるノイズが検出されるたびに個々のノイズ音に対して到来方向や位相、振幅、周波数を解析し、各々に対してキャンセル音の生成を行う。
【0062】
また、図8に示すように屋外からのノイズのように視聴者やテレビとの間に壁のような障害物がある状況を考える。ノイズ音源と視聴者との間に障害物が存在する場合は、その障害物を通過または回折して視聴者やテレビに到達するため、図8のように障害物の位置に無数のノイズ音源(X1、X2、…、Xn)が存在すると考えることができる。この場合も前述の遅延和アレーを用いた方法で各方向ごとにノイズを検出し、ある閾値以上の比較的大きなレベルの複数のノイズに対してキャンセル音を生成する。
【産業上の利用可能性】
【0063】
本発明に係るテレビジョン装置は、視聴者の位置を問わず視聴者がさらされているノイズを検出して抑制することができるためその利用価値は高い。
【符号の説明】
【0064】
1 テレビ
10 マイク
11 受信部
12 センサー
13 音声復号部
14 ノイズ抽出部
15 ノイズ情報解析部
16 キャンセル音生成部
17 人物検出部
18 位置情報検出部
19 音響効果調整部
20 スピーカ
101 マイク
102 マイク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像音声信号を受信する受信部と、
前記受信部が受信した音声を復号して音声信号として出力する音声復号部と、
視聴環境を検知するセンサーと、
前記センサーの信号の中から人物の有無を検出する人物検出部と、
前記人物検出部により、人物がいるものと検出された場合には、前記視聴環境に存在する人物の位置情報を検出する位置情報検出部と、
外部の音を集音して視聴環境の音声信号として出力するマイクと、
前記音声復号部が出力した前記音声信号と、前記マイクが集音した前記視聴環境の音声信号とからノイズを抽出するノイズ抽出部と、
前記ノイズ抽出部が検出した前記ノイズと、前記位置情報検出部が検出した前記位置情報から視聴者の位置におけるノイズ情報を解析するノイズ情報解析部と、
前記ノイズ情報解析部から得られた前記ノイズ情報から前記ノイズを抑制する音声信号であるノイズキャンセル音を生成するキャンセル音生成部と、
前記キャンセル音生成部から得られる前記ノイズキャンセル音と、前記音声復号部が出力する音声信号と、前記位置情報検出部から得られる前記位置情報とから、音響効果を調整し、前記ノイズキャンセル音を前記音声信号に重畳する音響効果調整部と、
前記音響効果調整部によって調整された音声信号を出力するスピーカとを備えることを特徴とするテレビジョン装置。
【請求項2】
前記ノイズ情報解析部は、前記マイクが検出した前記ノイズの到来方向と、前記ノイズの振幅と、前記マイクの位置における前記ノイズの位相と、前記ノイズの周波数と、前記位置情報検出部が検出した視聴者の位置情報とから、視聴者の位置におけるノイズの位相を推定することを特徴とする請求項1記載のテレビジョン装置。
【請求項3】
前記キャンセル音生成部は、前記スピーカの特性と、前記スピーカから視聴者の耳までの伝達関数を考慮したサラウンド効果を付与するフィルタ信号処理を利用して、前記ノイズ情報解析部が推定した視聴者の位置におけるノイズ音を抑制する前記ノイズキャンセル音を、あらかじめ定められた仮想スピーカの位置から発生させることで生成することを特徴とする請求項1記載のテレビジョン装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−255852(P2012−255852A)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−127875(P2011−127875)
【出願日】平成23年6月8日(2011.6.8)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】