説明

テレビ会議システム

【課題】各端末装置の各表示装置にそれぞれ映像を表示しつつ、テキストデータに関する共通の画像も表示し、会議の進行を円滑にすることができるテレビ会議システムを提供する。
【解決手段】所定の通信回線網90を介して接続されると共に映像信号に基づく映像を表示するモニタ30を各々有する複数の端末装置10を備えたテレビ会議システム100において、端末装置10はそれぞれ、テキストデータを入力可能なキーボード70と、キーボード70によるテキストデータの入力及び編集を受け付ける受付手段と、受付手段により受け付けられたテキストデータの文字情報及び表示位置情報を他の端末装置へ送信する送信手段と、映像信号に基づく映像の表示中に、テキストデータ及び他の端末装置から送信された情報に基づくOSD画像をモニタ30に表示するOSD表示手段とを、備える構成としてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の通信回線を介して複数の端末装置が接続されたテレビ会議システムに関する。
【背景技術】
【0002】
所定の通信回線を介して接続されると共に映像信号に基づく映像を表示する表示装置を各々有する複数の端末装置を備えたテレビ会議システムが良く知られている。
例えば、特許文献1には、キーボードによるテキスト入力が全ユーザの端末画面上に反映される共有ウインドウを有し、共有ウインドウ上の情報を介して端末利用者の意志の疎通を図る遠隔会議の方法が開示されている。
また、特許文献2には、送信側の拠点のポインタの位置情報が受信側に送信され、受信側の拠点のポインタが特定の位置に移動するようにした共有ウインドウを用いた会議方法が開示されている。
また、特許文献3には、自端末側のキーボードからの入力と相手端末から送られてきたデータとを、共有ボード上に表示するテレビ会議システムおよびテレビ会議端末が開示されている。
【特許文献1】特開平8−163122号公報
【特許文献2】特開2007−288671号公報
【特許文献3】特開平8−46941号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、従来のテレビ会議システムにおいては、例えば会議を撮像した映像を端末画面上に表示するのを一旦休止してその端末画面上にミーティングメモ(議事録)等の共有ウインドウを表示したり、会議を撮像した映像を表示する表示装置とは別に共有ウインドウを表示するための表示装置を用意したりする必要があった。つまり、各端末装置に接続された1つの表示装置にて会議を撮像した映像を表示しつつミーティングメモ(議事録)を確認しながら会議を進めることができるような構成を具備するテレビ会議システムは未だ提案されていない。
【0004】
本発明は上記課題に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、各端末装置の各表示装置にそれぞれ映像を表示しつつ、テキストデータに関する共通の画像も表示し、会議の進行を円滑にすることができるテレビ会議システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するための本発明は、所定の通信回線を介して接続されると共に映像信号に基づく映像を表示する表示装置を各々有する複数の端末装置を備えたテレビ会議システムにおいて、上記端末装置はそれぞれ、テキストデータを入力可能な入力デバイスと、上記入力デバイスによるテキストデータの入力及び編集を受け付ける受付手段と、上記受付手段により受け付けられた上記テキストデータの文字情報及び表示位置情報を他の端末装置へ送信する送信手段と、上記映像信号に基づく映像の表示中に、上記テキストデータ及び他の端末装置から送信された情報に基づくOSD画像を上記表示装置に表示するOSD表示手段とを、備える構成としてある。
【0006】
上記のように構成された本発明のテレビ会議システムにおいて、受付手段により入力デバイスによるテキストデータの入力及び編集が受け付けられ、送信手段によりそのテキストデータの文字情報及び表示位置情報が他の端末装置へ送信される。そして、映像信号に基づく映像が表示装置に表示されつつ、その表示装置にOSD表示手段によりテキストデータ及び他の端末装置から送信された情報に基づくOSD画像が表示される。これにより、例えばテレビ会議でのミーティングメモや議事録等を各端末装置にて共有して会議参加者により閲覧・書き込みが可能となる。
【0007】
また、好適には、上記OSD表示手段は、上記OSD画像を上記映像信号に基づく映像の一部に重ねて表示する構成としても良い。
【0008】
また、好適には、上記OSD表示手段は、上記映像信号に基づく映像を縮小して上記表示装置の画面に表示し、該画面において該映像が表示されていないスペースに上記OSD画像を表示する構成としても良い。
【0009】
また、好適には、上記送信手段は、上記受付手段により上記テキストデータが受け付けられていることを示す受付中信号を他の端末装置へ送信するものであり、上記受付手段は、上記受付中信号の受信中は上記テキストデータの受付を一時的に禁止するものである構成としても良い。このように構成されることで、テキストデータが受け付けられていることを示す受付中信号が送信手段により他の端末装置へ送信されている期間は、他の端末装置においてその受付中信号の受信中は受付手段によりテキストデータの受付が一時的に禁止される。
【0010】
また、好適には、上記受付手段は、上記映像信号に基づく映像の表示が終了させられた以後は、上記テキストデータの受付を禁止する構成としても良い。
【0011】
また、好適には、上述した発明を具現化する態様として、上記送信手段は、上記受付手段により上記テキストデータが受け付けられていることを示す受付中信号を他の端末装置へ送信するものであり、上記受付手段は、上記受付中信号の受信中は上記テキストデータの受付を一時的に禁止すると共に、上記所定の通信回線が遮断された以後は上記テキストデータの受付を禁止し、現在表示中のOSD画像を所定の画像形式にて保存するものであり、上記OSD表示手段は、上記受付中信号を受信中は上記テキストデータの受付が禁止中である旨を示すアイコンを上記表示装置の画面に表示するものである構成としても良い。このように構成されることで、テキストデータが受け付けられていることを示す受付中信号が送信手段により他の端末装置へ送信されている期間は、他の端末装置においてその受付中信号の受信中は受付手段によりテキストデータの受付が一時的に禁止される。また、所定の通信回線が遮断された以後は受付手段によりテキストデータの受付が禁止されて現在表示中のOSD画像が所定の画像形式にて保存される。さらに、この受付中信号の受信中はテキストデータの受付が禁止中である旨を示すアイコンがOSD表示手段により表示装置の画面に表示される。
【発明の効果】
【0012】
以上説明したように、本発明によれば、例えばテレビ会議でのミーティングメモや議事録等を各端末装置にて共有して会議参加者により閲覧・書き込みが可能となるので、各端末装置に接続された1つの表示装置にて会議を撮像した映像を表示しつつミーティングメモや議事録等を確認しながら会議を進めることが可能となり、会議の進行が円滑となるテレビ会議システムを提供することができる。
【0013】
また、本発明によれば、OSD表示手段によりOSD画像が映像信号に基づく映像の一部に重ねて表示されるので、例えば表示装置の表示面積が比較的小さいときに対応することができる。
また、本発明によれば、OSD表示手段により映像信号に基づく映像が縮小されて表示装置の画面に表示され、その映像が表示されていないその画面中のスペースにOSD画像が表示されるので、例えば表示装置の表示面積が比較的大きいときに映像とOSD画像とを重ねることなく表示することができる。
また、本発明によれば、テキストデータが受け付けられていることを示す受付中信号が送信手段により他の端末装置へ送信されている期間は、他の端末装置においてその受付中信号の受信中は受付手段によりテキストデータの受付が一時的に禁止されるので、ミーティングメモや議事録等の表示内容が適切な時間軸をもつことになる。つまり、表示内容において時間が前後しない。この受付中信号の受信中はテキストデータの受付が禁止中である旨を示すアイコンがOSD表示手段により表示装置の画面に表示されると、ユーザはテキストデータの入力を適切に待機することができる。
また、本発明によれば、映像信号に基づく映像の表示が終了させられた以後は受付手段によりテキストデータの受付が禁止されるので、例えば所定の通信回線が遮断された以後は受付手段によりテキストデータの受付が禁止されて現在表示中のOSD画像が所定の画像形式にて保存されるので、編集や書き込み不可となったミーティングメモや議事録が作成される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
(1)テレビ会議システムの概略構成
(2)テレビ会議システムの制御作動
(3)変形例
(4)まとめ
【0015】
(1)テレビ会議システムの概略構成
以下、図1、2を参照して本発明が適用されるテレビ会議システム100の概略構成を説明する。図1はテレビ会議システム100を示す概要図であり、図2はテレビ会議システム100のブロック構成図である。
図1,2において、テレビ会議システム100は、所定の通信回線網90を介して接続される少なくとも2セット以上の複数の端末装置10(10A,10B,10C・・・)を備え、例えば2以上の遠隔地間でモニタを見ながら会議を行うことができる。
【0016】
各端末装置10はそれぞれ、各種機器が接続され各種制御を実行する端末本体20と、映像信号に基づく映像例えば撮像された会議の模様等を表示する表示装置としてのモニタ30と、自拠点の画像を撮像するカメラ40と、自拠点の音声を入力するマイク50と、他拠点の音声を出力するスピーカ60と、テキストデータを入力可能な入力デバイス例えばOSD画像としてモニタ30に表示する文字(メモ)の基になるテキストデータ(文字情報)を入力可能な入力デバイスとしてのキーボード70と、モニタ30上のポインタを操作するマウス80とを備えている。
【0017】
端末本体20は、制御部21、記憶部22、映像処理部23、音声処理部24、通信インターフェース部25、映像入出力部26、音声入出力部27、及びユーザインターフェース部28を備えている。これら制御部21等の各部は、バス29にて接続されている。
【0018】
制御部21は、例えばCPU21aやRAM21bやROM21cなどを有し、テレビ会議システム100の動作を制御する。例えば、制御部21は、ユーザインターフェース部28で受け付けた制御コマンドに基づいてテキストデータ(文字情報)の入力、OSD画像の表示等を制御する。
CPU21aは、ROM21cに記憶されたテレビ会議システム100用の各種処理プログラムに従って、各種の制御動作を行う。
RAM21bは、CPU21aによって実行される処理プログラムなどを展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果などを格納するデータ格納領域などを備える。
ROM21cは、テレビ会議システム100で実行可能なシステムプログラム、そのシステムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータなどを記憶する。尚、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形でROM21cに記憶されている。
【0019】
記憶部22は、例えばハードディスクやEEPROM等の不揮発性半導体メモリで構成されており、画面上に表示されている相手画像に関する属性情報などのデータや各種OSD画像等を記憶する。
映像処理部23は、他端末装置に転送する映像信号を符号化するとともに、他端末装置から転送されてきた符号化映像信号を復号化する。また、モニタ30に所定のOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像を表示させるためのOSD表示信号を映像信号に合成する。
音声処理部24は、他端末装置に転送する音声信号を符号化するとともに、他端末装置から転送されてきた符号化音声信号を復号化する。
通信インターフェース部25は、通信回線網90を介して、端末装置間でのデータの送受信などの回線制御を行う。
映像入出力部26は、カメラ40などによる映像信号の入力やモニタ30への映像出力を制御する。例えば、映像信号に基づく画像データに応じた映像や、OSD表示信号が合成された映像信号に基づく画像データに応じた画像をモニタ30に表示する。
音声入出力部27は、マイク50からの音声入力やスピーカ60への音声出力を制御する。例えば、音声信号に電力増幅等の所定の処理を施して、その音声信号に基づく音声データに応じた音声をスピーカ60から出力する。
ユーザインターフェース部28は、ユーザによって操作されるキーボード70やマウス80などからの入力を制御する。例えば、キーボード70やマウス80から送信されたユーザ操作に応じた各種信号(制御コマンド)を受信し、それら各種信号に基づく各種データを制御部21へ出力する。
【0020】
このように構成されたテレビ会議システム100では、例えば既知の制御方法により端末装置10のそれぞれのユーザが他拠点の画像と音声とを確認しつつ会議等を進行することができる。
【0021】
(2)テレビ会議システムの制御作動
また、本実施例においては、制御部21は、例えばキーボード70によるテキストデータの入力及び編集を受け付ける受付手段と、受付手段により受け付けられたテキストデータの文字情報及び表示位置情報を他の端末装置へ送信する送信手段と、映像信号に基づく映像の表示中に例えば他拠点のカメラ40により撮像された映像の表示中に、テキストデータ及び他の端末装置から送信された情報に基づくOSD画像をモニタ30に表示する例えば映像信号に基づく映像の一部に重ねて表示するOSD表示手段とを機能的に備えている。
また、上記送信手段は、上記受付手段によりテキストデータが受け付けられていることを示す受付中信号を他の端末装置へ送信しても良い。そして、上記受付手段は、この受付中信号の受信中はテキストデータの受付を一時的に禁止する。
また、上記受付手段は、上記映像信号に基づく映像の表示が終了させられた以後は、例えば上記所定の通信回線が遮断された以後は、テキストデータの受付を禁止しても良い。この際、現在表示中のOSD画像を所定の画像形式にて保存しても良い。
【0022】
図3は、他拠点のカメラ40により撮像された映像の表示中にテキストデータに基づくOSD画像を表示させる制御作動を示すフローチャートであり、制御部21が有する機能として実現される。
図3において、先ず、通信回線が遮断されているか否かが判断される(ステップS10)。通信回線が遮断されておらずステップS10の判断が否定される場合は、キーボード70のユーザ操作によるテキストデータの入力/編集が行われたか否かが判断される(ステップS20)。テキストデータの入力/編集が行われておらずステップS20の判断が否定される場合は本ルーチンが終了させられるが、テキストデータの入力/編集が行われてステップS20の判断が肯定される場合は、テキストデータの入力/編集を受け付けるか否かが判断される(ステップS30)。既に他の端末装置においてテキストデータの入力/編集が受け付けられており上記受付中信号を受信している場合はテキストデータの受付が一時的に禁止されて本ルーチンが終了させられる。一方で、上記受付中信号を受信していない場合はテキストデータの受付が許可されてテキストデータの受付が開始される(ステップS40)。このステップS40では、同時に上記受付中信号が他の端末装置へ送信される。次いで、ユーザ操作によるテキストデータの入力/編集が終了すると、テキストデータの受付が終了させられ、同時に上記受付中信号の送信が停止させられる(ステップS50)。次いで、受け付けたテキストデータの情報(文字のポジション/コードの情報)が他の端末装置へ送信される(ステップS60)。次いで、例えば図4に示すように、他拠点のカメラ40により撮像された映像の表示中に、テキストデータ及び他の端末装置から送信された情報に基づくOSD画像がその映像の一部に重ねてモニタ30に表示させられる(ステップS70)。通信回線が遮断されてステップS10の判断が肯定される場合は、テキストデータの受付が禁止され、同時に現在表示中のOSD画像が所定の画像形式にて保存される(ステップS80)。
これにより、例えばテレビ会議でのミーティングメモや議事録等を各端末装置にて共有して会議参加者により閲覧・書き込みが可能となる。また、テキストデータが受け付けられていることを示す受付中信号が他の端末装置へ送信されている期間は、他の端末装置においてその受付中信号の受信中はテキストデータの受付が一時的に禁止される。また、所定の通信回線が遮断された以後はテキストデータの受付が禁止されて現在表示中のOSD画像が所定の画像形式にて保存される。
【0023】
(3)変形例
図5は、他拠点のカメラ40により撮像された映像の表示中に、モニタ30にOSD画像を表示する別の方法を示す図である。この図5のように、上記OSD表示手段は、映像信号に基づく映像を縮小してモニタ30の画面に表示し、その画面において映像が表示されていないスペースにOSD画像を表示しても良い。
また、上記OSD表示手段は、上記受付中信号の受信中はテキストデータの受付が禁止中である旨を示すアイコンIをモニタ30の画面に表示しても良い。
【0024】
(4)まとめ
上述のように、本実施例によれば、例えばテレビ会議でのミーティングメモや議事録等を各端末装置にて共有して会議参加者により閲覧・書き込みが可能となるので、各端末装置に接続された1つのモニタ30にて会議を撮像した映像を表示しつつミーティングメモや議事録等を確認しながら会議を進めることが可能となり、会議の進行が円滑となる。
【0025】
また、本実施例によれば、OSD画像が映像信号に基づく映像の一部に重ねて表示されるので、例えばモニタ30の表示面積が比較的小さいときに対応することができる。
また、本実施例によれば、映像信号に基づく映像が縮小されてモニタ30の画面に表示され、その映像が表示されていないその画面中のスペースにOSD画像が表示されるので、例えばモニタ30の表示面積が比較的大きいときに映像とOSD画像とを重ねることなく表示することができる。
また、本実施例によれば、受付中信号が他の端末装置へ送信されている期間は、他の端末装置においてその受付中信号の受信中はテキストデータの受付が一時的に禁止されるので、ミーティングメモや議事録等の表示内容が適切な時間軸をもつことになる。つまり、表示内容において時間が前後しない。この受付中信号の受信中において、テキストデータの受付が禁止中である旨を示すアイコンIがモニタ30の画面に表示されると、ユーザはテキストデータの入力を適切に待機することができる。
また、本実施例によれば、所定の通信回線が遮断された以後はテキストデータの受付が禁止されて現在表示中のOSD画像が所定の画像形式にて保存されるので、編集や書き込み不可となったミーティングメモや議事録が作成される。
【0026】
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】テレビ会議システムを例示する概要図である。
【図2】テレビ会議システムのブロック構成を例示する図である。
【図3】他拠点のカメラにより撮像された映像の表示中にテキストデータに基づくOSD画像を表示させる制御作動を例示するフローチャートである。
【図4】OSD画像が表示された画面を例示する図である。
【図5】OSD画像が表示された画面を例示する別の図である。
【符号の説明】
【0028】
10:端末装置
21:制御部(受付手段、送信手段、OSD表示手段)
30:モニタ(表示装置)
70:キーボード(入力デバイス)
90:通信回線網(通信回線)
100:テレビ会議システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の通信回線を介して接続されると共に映像信号に基づく映像を表示する表示装置を各々有する複数の端末装置を備えたテレビ会議システムであって、
上記端末装置はそれぞれ、
テキストデータを入力可能な入力デバイスと、
上記入力デバイスによるテキストデータの入力及び編集を受け付ける受付手段と、
上記受付手段により受け付けられた上記テキストデータの文字情報及び表示位置情報を他の端末装置へ送信する送信手段と、
上記映像信号に基づく映像の表示中に、上記テキストデータ及び他の端末装置から送信された情報に基づくOSD画像を上記表示装置に表示するOSD表示手段と
を、備えることを特徴とするテレビ会議システム。
【請求項2】
上記OSD表示手段は、上記OSD画像を上記映像信号に基づく映像の一部に重ねて表示することを特徴とする請求項1に記載のテレビ会議システム。
【請求項3】
上記OSD表示手段は、上記映像信号に基づく映像を縮小して上記表示装置の画面に表示し、該画面において該映像が表示されていないスペースに上記OSD画像を表示することを特徴とする請求項1に記載のテレビ会議システム。
【請求項4】
上記送信手段は、上記受付手段により上記テキストデータが受け付けられていることを示す受付中信号を他の端末装置へ送信するものであり、
上記受付手段は、上記受付中信号の受信中は上記テキストデータの受付を一時的に禁止するものであることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のテレビ会議システム。
【請求項5】
上記受付手段は、上記映像信号に基づく映像の表示が終了させられた以後は、上記テキストデータの受付を禁止することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のテレビ会議システム。
【請求項6】
上記送信手段は、上記受付手段により上記テキストデータが受け付けられていることを示す受付中信号を他の端末装置へ送信するものであり、
上記受付手段は、上記受付中信号の受信中は上記テキストデータの受付を一時的に禁止すると共に、上記所定の通信回線が遮断された以後は上記テキストデータの受付を禁止し、現在表示中のOSD画像を所定の画像形式にて保存するものであり、
上記OSD表示手段は、上記受付中信号の受信中は上記テキストデータの受付が禁止中である旨を示すアイコンを上記表示装置の画面に表示するものであることを特徴とする請求項1に記載のテレビ会議システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−296049(P2009−296049A)
【公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−144843(P2008−144843)
【出願日】平成20年6月2日(2008.6.2)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】