説明

テレビ受信装置

【課題】副画面は外部の音声出力装置に接続しない限り音声が出力されないため、副画面に映し出されているコンテンツの内容を理解できず2画面の機能を十分に発揮しているとは言いがたい。この問題は、副画面の字幕を表示することにより解消することが可能であるが、従来の方法では臨場感が伝わり難い。
【解決手段】音量に合わせて、画面の字幕の大きさ、色、縁取り、背景色を制御する構成とすることにより、字幕が音量に応じて変化する。これにより、より臨場感を出すことが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、字幕表示機能を搭載したテレビ受信装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の2画面機能および字幕機能を搭載したテレビ受信装置(以下テレビともいう)の制御方法では、第1の画面(主画面)あるいは第2の画面(副画面)の任意の画面に対し、字幕表示をするかしないかを設定できるようになっており、その設定にしたがって第1の画面(主画面)の字幕表示、第2の画面(副画面)の字幕表示を行っている(例えば、特許文献1参照。)
第1の画面(主画面)の字幕表示をするかしないかの設定および第2の画面(副画面)の字幕表示をするかしないかの設定を実現する方法は大きくわけて3種類ある。
【0003】
まず1種類目は、図22(a)に示すようにテレビを制御するリモコンに第1の画面(主画面)の字幕表示をするかしないかの切り換えと第2の画面(副画面)の字幕表示をするかしないかの切り換えを兼用する「字幕」ボタンと、操作対象の画面を切り換えるボタン(「右操作」ボタン)を搭載し、主画面の字幕表示を切り換える場合はそのまま「字幕」ボタンを押し、副画面の字幕表示を切り換える場合は、「右操作」ボタンを押した後で、「字幕」ボタンを押すことで操作する。たとえば、図22(b)の1画面の状態で「2画面」ボタンを押すと同図(c)のように2画面となり、つぎに「字幕」ボタンを押すと同図(d)のように主画面の字幕が切り替わり、同図(c)において「右操作」ボタンを押すと同図(e)のように字幕が副画面に切り替わり、つぎに「字幕」ボタンを押すと同図(f)のように字幕表示が切り換えられる。
【0004】
2種類目は、図23(a)に示すようにGUIにて設定メニューを表示して、カーソルボタンにより主画面の字幕表示の設定と、副画面の字幕表示の設定を切り換える。例えば、同図(b)の画面で「メニュー」ボタンを押すと同図(c)の画面となり、つぎに「決定」ボタンを押すと同図(d)の画面となり、つぎに「右」ボタンを押すと同図(e)の画面となり、副画面の字幕表示の設定の切り換えが可能となる。
【0005】
3種類目は、リモコンに主画面の字幕表示の設定を切り換える主画面字幕ボタンと、副画面の字幕表示の設定を切り換える副画面字幕ボタンを搭載し、それぞれのボタンの押下により、それぞれの画面の字幕表示の設定を切り換える。
【特許文献1】特開2002−314896号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
通常のテレビにおいては主画面の音声は音声出力装置から出力するが、副画面の音声は音声出力端子に出力するのみであり音声出力装置からは出力しない。つまり副画面は外部の音声出力装置に接続しない限り音声が出力されないため、副画面に映し出されているコンテンツの内容を理解できず2画面の機能を十分に発揮しているとは言いがたい。この問題は、副画面の字幕を表示することにより解消することが可能であるが、従来の方法では臨場感が伝わり難い。
【0007】
また、上記の問題と同様に主画面の音量・臨場感も従来の字幕を表示するだけでは、伝わり難い。
【0008】
このように従来の方法では、字幕が十分に効果的であるとは言い難い。
【0009】
まず、従来のテレビに実現されている方法について図24のシステム構成を例に説明していく。ここでは、図24の構成を例に説明するが、この構成に限定するものではない。
【0010】
従来の方法は、図24の構成により実現でき、アンテナからの映像/音声信号を受信する主画面チューナ16と、アンテナからの映像/音声信号を受信する副画面チューナ20と、主画面チューナ16からの音声信号を処理する主画面音声信号処理部18と、副画面チューナ20からの音声信号を処理する副画面音声信号処理部22と、主画面チューナ16からの映像信号から字幕データを取り込む主画面字幕制御部15と、副画面チューナからの映像信号から字幕データを取り込む副画面字幕制御部19と、主画面字幕制御部15および副画面字幕制御部19からの字幕データをオンスクリーン信号に変換するオンスクリーン表示処理部23と、主画面チューナ16からの映像信号およびオンスクリーン表示処理部からのオンスクリーン信号を処理する主画面映像信号処理部17と、副画面チューナ20からの映像信号およびオンスクリーン表示処理部23からのオンスクリーン信号を処理する副画面映像信号処理部21と、主画面映像信号処理部17からの映像信号と副画面映像信号処理部21からの映像信号とオンスクリーン表示処理部23からのオンスクリーン信号を合成する映像合成処理部24と、テレビ受信装置の制御を行うテレビ制御部13と、リモコンからの送信コードを解読するためのリモコンコード解読部11と、リモコンコード解読部11から入力されたイベントを判断してテレビ制御部13に指示を出すイベント管理部12と、現在の状態モードを記憶する記憶装置14から構成される。
【0011】
また、記憶装置14には現在の状態モードを記憶するが、その内容は図25に示した画面モード、表示モード、主画面字幕設定、副画面字幕設定である。
【0012】
テレビ制御部13、主画面字幕制御部15、副画面字幕制御部19およびオンスクリーン表示処理部23の処理の流れについて、図26、図27、図28を参考に説明する。
【0013】
テレビ制御部13では、図26に示すように、まず、STEP101にて記憶装置14から主画面字幕設定を読み出し、STEP102にて主画面の字幕設定がONであるかどうかを確認する。ONの場合はSTEP103にて主画面字幕制御部15に字幕ONを通知し、OFFの場合はSTEP104にて主画面字幕制御部15に字幕OFFを通知する。続いてSTEP105にて記憶装置14から画面モード、表示モードを読み出し、STEP106にて画面モードが2画面表示かどうかを確認する。1画面の場合はSTEP107にて副画面字幕制御部19に字幕OFFを通知し、STEP112にて画面モード、表示モードをオンスクリーン表示処理部23に通知する。2画面の場合はSTEP108にて記憶装置14から副画面の字幕設定を呼び出し、STEP109にて副画面の字幕設定を確認後、ONの場合はSTEP110にて副画面字幕制御部19に字幕ONを通知し、OFFの場合は副画面字幕制御部19に字幕OFFを通知し、STEP112にて画面モード、表示モードをオンスクリーン表示処理部23に通知する。
【0014】
主画面字幕制御部15では、図27(a)に示すように、まずSTEP201にてテレビ制御部13から主画面の字幕ONの通知があったかを確認し、通知があった場合はSTEP202にて主画面チューナ16からの映像信号から字幕データを取得し、STEP203にて字幕データをデコードして表示位置、色データ、文字データを決定し、STEP204にてオンスクリーン表示処理部23に表示位置、色データ、文字データを通知する。字幕OFFの通知の場合はそのまま処理を終了する。
【0015】
副画面字幕制御部19では、図27(b)に示すように、まずSTEP301にてテレビ制御部13から副画面の字幕ONの通知があったかを確認し、通知があった場合はSTEP302にて副画面チューナ20からの映像信号から字幕データを取得し、STEP303にて字幕データをデコードして表示位置、色データ、文字データを決定し、STEP304にてオンスクリーン表示処理部23に表示位置、色データ、文字データを通知する。字幕OFFの通知の場合はそのまま処理を終了する。
【0016】
オンスクリーン表示処理部23では、図28に示すように、まずSTEP401にてテレビ制御部13から画面モード、表示モードの指定があったかを確認し、指定があった場合はSTEP402にて画面モード、表示モードに従い、オンスクリーン信号に変換して映像合成処理部24に出力し、STEP403に移る。画面モード、表示モードの指定がない場合は、そのままSTEP403に移る。続いてSTEP403では、主画面字幕制御部15から主画面字幕の表示位置、色データ、文字データの通知があったかを確認する。通知があった場合はSTEP404にて表示位置、色データ、文字データに従って表示イメージを作成し、表示イメージをオンスクリーン信号に変換して主画面映像信号処理部17に出力し、STEP405に移る。通知がなかった場合は、そのままSTEP405に移る。STEP405では画面モードが1画面モードかどうかを確認し、1画面モードの場合はそのまま処理を終了する。2画面モードの場合は、STEP406にて副画面字幕制御部19から副画面字幕の表示位置、色データ、文字データの通知があったかを確認する。通知があった場合はSTEP407にて表示位置、色データ、文字データに従って表示イメージを作成し、STEP408にて表示イメージをオンスクリーン信号に変換して副画面映像信号処理部21に出力して終了する。以後、主画面映像信号処理部17および副画面映像信号処理部21にオンスクリーン表示処理部23から出力するオンスクリーン信号をインナーOSDと定義し、映像合成処理部24にオンスクリーン表示処理部23から出力するオンスクリーン信号をローカルOSDと定義し説明する。
【0017】
このようにして、2画面の字幕表示を実現することができる。
【0018】
なお、2画面機能を持つテレビは、画面モードとして、大きく1画面モードと2画面モードを持っており、2画面モードとして、主画面と副画面の画面の大きさを等しくするモード(2画面モード1)や、主画面の縦の大きさをテレビの画面の縦の大きさに合わせ、副画面を余った領域に小さく表示するモード(2画面モード2)を持ち合わせている。
【0019】
画面モードの切り換えは、リモコンの画面モードボタンの押下により、リモコンコード解読部11を経由し、イベント管理部12からテレビ制御部13に画面モードの切り換えの指示が出され、それに応じて各処理部が制御され、各画面モードに応じた画像を表示装置に出力し、現在の画面モードを記憶装置14に記憶する。
【0020】
各画面モードの表示イメージを図29、図30、図31に示す。図29は1画面モードの表示イメージ、図30は2画面モード1の表示イメージ、図31は2画面モード2の表示イメージである。
【0021】
しかしながら、従来の方法では主画面・副画面の臨場感を字幕にて伝え難くい問題があった。
【0022】
したがって、本発明の目的は、主画面・副画面の臨場感を字幕にて伝えることが可能なテレビ受信装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0023】
本発明のテレビ受信装置は、第1の画面と第2の画面を任意に合成して表示する2画面機能と第1の画面および第2の画面のそれぞれに対する字幕表示機能を有するテレビ受信装置であって、第1の画面および第2の画面の少なくとも一方に対応した音声に関する情報に応じて第1の画面または第2の画面の字幕表示の仕方を制御する制御手段を備えたものである。
【0024】
上記構成において、音声に関する情報は第1の画面または第2の画面に対応した音量であり、制御手段はその音量に応じて第1の画面または第2の画面の字幕表示の輝度レベルを制御する。
【0025】
上記構成において、音声に関する情報は第1の画面または第2の画面に対応した音量であり、制御手段はその音量に応じて第1の画面または第2の画面の字幕表示の表示サイズを制御する。
【0026】
上記構成において、音声に関する情報は第1の画面または第2の画面に対応した音量であり、制御手段はその音量に応じて第1の画面または第2の画面の字幕表示の縁取りを制御する。
【0027】
上記構成において、音声に関する情報は第1の画面または第2の画面に対応した音量であり、制御手段はその音量に応じて第1の画面または第2の画面の字幕表示の背景色を制御する。
【0028】
上記構成において、音声に関する情報は第1の画面または第2の画面に対応した画面音量情報であり、制御手段はその画面音量情報に応じて第1の画面または第2の画面の字幕表示の左右の表示サイズを制御する。
【0029】
上記構成において、音声に関する情報は第1の画面または第2の画面に対応した音声の帯域情報であり、制御手段はその音声の帯域情報に応じて第1の画面または第2の画面の字幕表示の表示色を制御する。
【0030】
上記構成において、音声に関する情報は第1の画面または第2の画面に対応した音声のサラウンド情報であり、制御手段はその音声のサラウンド情報に応じて第1の画面または第2の画面の字幕表示の表示サイズを制御する。
【0031】
上記構成において、音声に関する情報は第1の画面または第2の画面に対応した音声認識情報であり、制御手段はその音声認識情報に応じて第1の画面または第2の画面の字幕表示の表示フォントを制御する。
【0032】
上記構成において、音声に関する情報は第1の画面または第2の画面に対応した音声認識情報であり、制御手段はその音声認識情報に応じて第1の画面または第2の画面の字幕表示の音声用字幕の背景色を透明にするように制御する。
【0033】
本発明のテレビ受信装置は、字幕表示機能を有する1画面用のテレビ受信装置であって、画面に対応した音声に関する情報に応じて画面の字幕表示の仕方を制御する制御手段を備えたものである。
【0034】
上記構成において、音声に関する情報は音量であり、制御手段はその音量に応じて画面の字幕表示の輝度レベルを制御する。
【0035】
上記構成において、音声に関する情報は音量であり、制御手段はその音量に応じて画面の字幕表示の輝度サイズを制御する。
【0036】
上記構成において、音声に関する情報は音量であり、制御手段はその音量に応じて画面の字幕表示の縁取りを制御する。
【0037】
上記構成において、音声に関する情報は音量であり、制御手段はその音量に応じて画面の字幕表示の背景色を制御する。
【0038】
上記構成において、音声に関する情報は画面音量情報であり、制御手段はその画面音量情報に応じて画面の字幕表示の左右の表示サイズを制御する。
【0039】
上記構成において、音声に関する情報は音声の帯域情報であり、制御手段はその音声の帯域情報に応じて画面の字幕表示の表示色を制御する。
【0040】
上記構成において、音声に関する情報は音声のサラウンド情報であり、制御手段はその音声のサラウンド情報に応じて画面の字幕表示の表示サイズを制御する。
【0041】
上記構成において、音声に関する情報は音声認識情報であり、制御手段はその音声認識情報に応じて画面の字幕表示の表示フォントを制御する。
【0042】
上記構成において、音声に関する情報は音声認識情報であり、制御手段はその音声認識情報に応じて画面の字幕表示の音声用字幕の背景色を透明にするよう制御する。
【発明の効果】
【0043】
本発明によれば、字幕表示機能を有する2画面テレビにおける副画面の字幕表示の臨場感が伝わり難い問題を解消することが可能となる。主画面においても字幕表示する場合には同様な臨場感を楽しむことができる。また、字幕表示機能を有する1画面テレビを字幕表示する場合も、音声に関する情報に合わせた字幕による臨場感を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0044】
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態を図1から図3により説明する。従来のシステム構成の主画面音声信号処理部18および副画面音声信号処理部22から主画面音量信号および副画面音量信号をオンスクリーン表示処理部23に入力するようシステムを追加する。さらに、従来の字幕制御部に音量信号によるオンスクリーン表示制御を追加する。それ以外のシステム構成および処理に変更はない。
【0045】
すなわち、本発明の第1の実施の形態は図24の従来のシステム構成からオンスクリーン表示処理部23に入力するようシステムを追加した図1の構成により実施する。
【0046】
上記以外は、システム構成は、従来と同じであるが、上記構成を含めて再度説明しておく。アンテナからの映像/音声信号を受信する主画面チューナ16と、アンテナからの映像/音声信号を受信する副画面チューナ20と、主画面チューナ16からの音声信号を処理する主画面音声信号処理部18と、副画面チューナ20からの音声信号を処理する副画面音声信号処理部22と、主画面チューナ16からの映像信号から字幕データを取り込む主画面字幕制御部15と、副画面チューナ20からの映像信号から字幕データを取り込む副画面字幕制御部19と、主画面字幕制御部15および副画面字幕制御部19からの字幕データと主画面音声信号処理部18および副画面音声信号処理部22からの音量信号をオンスクリーン信号に変換するオンスクリーン表示処理部23と、主画面チューナ16からの映像信号およびオンスクリーン表示処理部23からのオンスクリーン信号を処理する主画面映像信号処理部17と、副画面チューナ20からの映像信号およびオンスクリーン表示処理部23からのオンスクリーン信号を処理する副画面映像信号処理部21と、主画面信号処理部17からの映像信号と副画面信号処理部21からの映像信号とオンスクリーン表示処理部23からのオンスクリーン信号を合成する映像合成処理部24と、テレビ受信装置の制御を行うテレビ制御部13と、リモコンからの送信コードを解読するためのリモコンコード解読部11と、リモコンコード解読部11から入力されたイベントを判断してテレビ制御部13に指示を出すイベント管理部12と、現在の状態モードを記憶する記憶装置14から構成される。
【0047】
また、図27の従来の主画面字幕制御部15および副画面字幕制御部19に音量信号によるオンスクリーン表示制御を追加した図2の処理により実施する。
【0048】
上記以外の字幕制御は、従来と同じであるが、本制御を含め再度説明しておく。副画面字幕制御部19では、図2(b)に示すようにSTEP301にてテレビ制御部13から副画面の字幕ONの通知があったかを確認し、通知があった場合はSTEP302にて副画面チューナ20からの映像信号から字幕データを取得し、STEP303にて字幕データをデコードして表示位置、色データ、文字データを決定し、STEP305にて副画面音量信号により、色データの輝度レベルを変更し、STEP304にてオンスクリーン表示処理部23に表示位置、色データ、文字データを通知する。字幕OFFの通知の場合はそのまま処理を終了する。
【0049】
図3は第1の実施の形態の字幕表示を行った表示イメージであり、(a)は音量が小さい場合であり、字幕の輝度レベルが低く、例えば字幕の下に画面の映像が現れている。(b)は音量が大きい場合であり、字幕の輝度レベルが高く字幕の下には映像を完全に隠れている。
【0050】
このように実施することにより、副画面の臨場感を字幕にて伝え難くい問題を解消できる。
【0051】
主画面字幕制御部15では、図2(a)に示すように、STEP201にてテレビ制御部13から主画面の字幕ONの通知があったかを確認し、通知があった場合はSTEP202にて主画面チューナ16からの映像信号から字幕データを取得し、STEP203にて字幕データをデコードして表示位置、色データ、文字データを決定し、STEP205にて主画面音量信号により、色データの輝度レベルを変更し、STEP204にてオンスクリーン表示処理部23に表示位置、色データ、文字データを通知する。字幕OFFの通知の場合はそのまま処理を終了する。
【0052】
このように実施することにより、主画面の臨場感を字幕にて伝え難くい問題を解消できる。
【0053】
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態を図4により説明する。すなわち、第1の実施の形態のシステム構成(図1)、各処理部の処理から、副画面処理を削除したものであり、それ以外に変更はない。
【0054】
上記以外は、システム構成は、従来と同じであるが、再度説明しておく。アンテナからの映像/音声信号を受信する画面チューナ16と、画面チューナ16からの音声信号を処理する画面音声信号処理部18と、画面チューナ16からの映像信号から字幕データを取り込む画面字幕制御部15と、画面字幕制御部15からの字幕データと画面音声信号処理部18からの音量信号をオンスクリーン信号に変換するオンスクリーン表示処理部23と、画面チューナ16からの映像信号およびオンスクリーン表示処理部23からのオンスクリーン信号を処理する画面映像信号処理部17と、画面映像信号処理部17からの映像信号からの映像信号とオンスクリーン表示処理部23からのオンスクリーン信号を合成する映像合成処理部24と、テレビ受信装置の制御を行うテレビ制御部13と、リモコンからの送信コードを解読するためのリモコンコード解読部11と、リモコンコード解読部11から入力されたイベントを判断してテレビ制御部13に指示を出すイベント管理部12と、現在の状態モードを記憶する記憶装置14から構成される。
【0055】
各処理部の処理は、第1の実施の形態の各処理部の主画面処理と同様である。このように実施することで、1画面用テレビジョンの臨場感が伝わり難い問題を解消することが可能となる。
【0056】
(実施の形態3)
本発明の第3の実施の形態を図5および図6により説明する。すなわち、第1の実施の形態において、画面字幕制御部の構成が異なる形態である。
【0057】
図5において、画面字幕制御部15、19の変更内容について説明する。図2の画面字幕制御部15、19の処理のSTEP205、305にて行っている画面音量信号により、色データの輝度レベルを変更する処理をSTEP206、306として、画面音量信号により、字幕の文字データの表示サイズを変更するよう処理を変更する。
【0058】
図6は第3の実施の形態の字幕表示を行った表示イメージであり、(a)は音量信号が小さい場合で字幕サイズを小さくし、(b)は音量信号が大きい場合で字幕サイズを大きくしている。
【0059】
このように実施することで、主画面・副画面の臨場感が伝わり難い問題を解消することが可能となる。
【0060】
(実施の形態4)
本発明の第4の実施の形態を図7および図8により説明する。すなわち、第1の実施の形態において、画面字幕制御部の構成が異なる形態である。
【0061】
図7において、画面字幕制御部15、19の変更内容について説明する。図2の画面字幕制御部15、19の処理のSTEP205、305にて行っている画面音量信号により、色データの輝度レベルを変更する処理をSTEP207、307として、画面音量信号により、文字データの縁取り効果を変更するよう処理を変更する。
【0062】
図8は第4の実施の形態の字幕表示を行った表示イメージであり、(a)は音量信号が小さい場合で縁取りをソフトにし、(b)は音量信号が大きい場合で縁取りを鋭くしている。
【0063】
このように実施することで、主画面・副画面の臨場感が伝わり難い問題を解消することが可能となる。
【0064】
(実施の形態5)
本発明の第5の実施の形態を図9および図10により説明する。すなわち、第1の実施の形態において、画面字幕制御部の構成が異なる形態である。
【0065】
図9において、画面字幕制御部15、19の変更内容について説明する。図2の画面字幕制御部15、19の処理のSTEP205、305にて行っている画面音量信号により、色データの輝度レベルを変更する処理をSTEP208、308として、画面音量信号により、文字データの背景色を変更するよう処理を変更する。
【0066】
図10は第5の実施の形態の字幕表示を行った表示イメージであり、(a)は音量信号が小さい場合で背景色を薄い青色とし、(b)は音量信号が大きい場合で背景色を濃い青色としている。
【0067】
このように実施することで、主画面・副画面の臨場感が伝わり難い問題を解消することが可能となる。
【0068】
(実施の形態6)
本発明の第6の実施の形態を図11および図12により説明する。すなわち、第1の実施の形態において、画面字幕制御部15、19の構成が異なる形態である。
【0069】
図11において、画面字幕制御部15、19の変更内容について説明する。図2の画面字幕制御部15、19の処理のSTEP205、305にて行っている画面音量信号により、色データの輝度レベルを変更する処理をSTEP209、309として、左右の音量信号により、表示画面の左右の文字データの表示サイズを変更するよう処理を変更する。
【0070】
図12は第6の実施の形態の字幕表示を行った表示イメージであり、(a)はステレオ表示時の左右の音量が同じ場合で左右の字幕は同じ大きさになっており、(b)は右側の音量が小さい場合で右側の字幕は左側の字幕よりも小さくなっている。
【0071】
このように実施することで、主画面・副画面の臨場感が伝わり難い問題を解消することが可能となる。
【0072】
(実施の形態7)
本発明の第7の実施の形態を図13および図14により説明する。すなわち、第1の実施の形態において、画面字幕制御部15、19の構成が異なる形態である。
【0073】
図13の画面字幕制御部15、19の変更内容について説明する。図2の画面字幕制御部15、19の処理のSTEP205、305にて行っている画面音量信号により、色データの輝度レベルを変更する処理をSTEP210、310として、音声の帯域情報により、文字データの表示色を変更するよう処理を変更する。
【0074】
図14は第7の実施の形態の字幕表示を行った表示イメージであり、(a)は音声が低域の場合で黒の背景色に青の文字で表示し、(b)は音声が高域の場合で黒の背景色に赤の文字で表示している。
【0075】
このように実施することで、主画面・副画面の臨場感が伝わり難い問題を解消することが可能となる。
【0076】
(実施の形態8)
本発明の第8の実施の形態を図15および図16により説明する。すなわち、第1の実施の形態において、画面字幕制御部15、19の構成が異なる形態である。
【0077】
図15において、画面字幕制御部15、19の変更内容について説明する。図2の画面字幕制御部15、19の処理のSTEP205、305にて行っている画面音量信号により、色データの輝度レベルを変更する処理をSTEP211、311として、5.1CH等のサラウンド情報により音声が出ている位置を検出し、その情報により近い場合は、文字データの表示サイズを大きく、遠い場合は、小さく変更するよう処理を変更する。
【0078】
図16は第8の実施の形態の字幕表示を行った表示イメージであり、(a)は音声が遠い場合で表示サイズを比較的小さくし、(b)は音声が近い場合で表示サイズを大きくしている。
【0079】
このように実施することで、主画面・副画面の臨場感が伝わり難い問題を解消することが可能となる。
【0080】
(実施の形態9)
本発明の第9の実施の形態を図17から図19により説明する。すなわち、第1の実施の形態のシステム構成において、音声認識処理部25、26を追加したものである。
【0081】
上記以外のシステム構成は、第1の実施の形態または図24に示す従来と同じであるが、変更した部分を含め再度説明しておく。アンテナからの映像/音声信号を受信する画面チューナ16、20と、画面チューナからの音声信号を処理する画面音声信号処理部18、22と、画面チューナからの映像信号から字幕データを取り込む画面字幕制御部15、19と、画面音声信号処理部18、22からの音声信号により音声認識を行う画面音声認識処理部25、26と、画面字幕制御部15、19からの字幕データと画面音声認識処理部25、26からの音声情報をオンスクリーン信号に変換するオンスクリーン表示処理部23と、画面チューナ16、20からの映像信号およびオンスクリーン表示処理部23からのオンスクリーン信号を処理する画面映像信号処理部17、21と、画面映像信号処理部17、21からの映像信号からの映像信号とオンスクリーン表示処理部23からのオンスクリーン信号を合成する映像合成処理部24と、テレビ受信装置の制御を行うテレビ制御部13と、リモコンからの送信コードを解読するためのリモコンコード解読部11と、リモコンコード解読部11から入力されたイベントを判断してテレビ制御部13に指示を出すイベント管理部12と、現在の状態モードを記憶する記憶装置14と、から構成される。
【0082】
また各処理部において、画面字幕制御部15、19以外は図1等と同様である。画面字幕制御部15、19の変更内容について説明する。図2の画面字幕制御部15、19の処理のSTEP205、305にて行っている画面音量信号により、色データの輝度レベルを変更する処理をSTEP212、312として、音声認識情報により、文字データの表示フォントを変更するよう処理を変更する。
【0083】
図19は第9の実施の形態の字幕表示を行った表示イメージであり、(a)は音声が男性の場合、(b)は音声が女性の場合であるが、それぞれの字幕の表示フォントを互いに異ならせて表示している。
【0084】
このように実施することで、主画面・副画面の臨場感が伝わり難い問題を解消することが可能となる。
【0085】
(実施の形態10)
本発明の第10の実施の形態を図20および図21により説明する。すなわち、第9の実施の形態において、画面字幕制御部15、19の構成が異なる形態である。
【0086】
図20において、画面字幕制御部15、19の変更内容について説明する。図18の画面字幕制御部15、19の処理のSTEP212、312にて行っている画面音声認識情報により、表示データの表示フォントを変更する処理をSTEP213、313として、画面音声認識情報により、説明用の字幕か音声用の字幕かの判断を行い、音声用の字幕だけSTEP214、314として、文字データの背景色を透明にするよう処理を変更する。
【0087】
図21は第10の実施の形態の字幕表示を行った表示イメージであり、(a)は音声用を認識しない場合、(b)は音声用を認識した場合であり、後者では背景色を透明にしている。
【0088】
このように実施することで、主画面・副画面の臨場感が伝わり難い問題を解消することが可能となる。
【0089】
なお、上記では主画面と副画面の字幕を制御したが、いずれか一方のみの字幕を制御するものでもよい。また第3の実施の形態から第10の実施の形態までは副画面処理のない1画面用テレビにも適用できることはいうまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0090】
本発明のテレビ受信装置は、1画面表示機能または2画面以上表示機能でしかも字幕機能を有する場合に、字幕表示する場合の画面の臨場感が伝わり難い問題を解消できるという効果を有し、字幕表示機能を有するテレビ受信装置に有用であり、特に今後普及が見込まれる地上波デジタル放送のテレビ受信装置において大きな効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0091】
【図1】本発明の第1の実施の形態のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】(a)は主画面字幕制御部のフローチャート、(b)は副画面字幕制御部のフローチャートである。
【図3】画面字幕表示の輝度レベル変更のイメージ図であり、(a)は音量信号が小さい場合、(b)は音量信号が大きい場合である。
【図4】第2の実施の形態のシステム構成を示すブロック図である。
【図5】(a)は第3の実施の形態の主画面字幕制御部のフローチャート、(b)は副画面字幕制御部のフローチャートである。
【図6】画面字幕表示の表示サイズ変更のイメージ図であり、(a)は音量信号が小さい場合、(b)は音量信号が大きい場合である。
【図7】(a)は第4の実施の形態の主画面字幕制御部のフローチャート、(b)は副画面字幕制御部のフローチャートである。
【図8】画面字幕表示の縁取り変更のイメージ図であり、(a)は音量信号が小さい場合、(b)は音量信号が大きい場合である。
【図9】(a)は第5の実施の形態の主画面字幕制御部のフローチャート、(b)は副画面字幕制御部のフローチャートである。
【図10】画面字幕表示の背景色変更のイメージ図であり、(a)は音量信号が小さい場合、(b)は音量信号が大きい場合である。
【図11】(a)は第6の実施の形態の主画面字幕制御部のフローチャート、(b)は副画面字幕制御部のフローチャートである。
【図12】画面字幕表示のステレオ表示時のイメージ図であり、(a)は左右の音量が同じ場合、(b)は右側の音量が小さい場合である。
【図13】(a)は第7の実施の形態の主画面字幕制御部のフローチャート、(b)は副画面字幕制御部のフローチャートである。
【図14】画面字幕表示の音声の帯域情報により変更する場合のイメージ図であり、(a)は音声が低域の場合、(b)は音声が高域の場合である。
【図15】(a)は第8の実施の形態の主画面字幕制御部のフローチャート、(b)は副画面字幕制御部のフローチャートである。
【図16】画面字幕表示の位置情報により表示サイズを変更する場合のイメージ図であり、(a)は音声が遠い場合、(b)は音声が近い場合である。
【図17】第9の実施の形態のシステム構成を示すブロック図である。
【図18】(a)は主画面字幕制御部のフローチャート、(b)は副画面字幕制御部のフローチャートである。
【図19】画面字幕表示の音声認識により表示フォントを変更する場合のイメージ図であり、(a)は音声が男性の場合、(b)は音声が女性の場合である。
【図20】(a)は第10の実施の形態の主画面字幕制御部のフローチャート、(b)は副画面字幕制御部のフローチャートである。
【図21】画面字幕表示の説明用と音声用を認識した場合のイメージ図であり、(a)は音声用を認識しない場合、(b)は音声用を認識した場合である。
【図22】従来のリモコン構成および字幕設定の手順例の説明図である。
【図23】従来の別のリモコン構成および字幕設定の手順例の説明図である。
【図24】従来のシステム構成を示すブロック図である。
【図25】従来の記憶装置の内容を示す説明図である。
【図26】従来のテレビ制御部の処理のフローチャートである。
【図27】従来の主画面字幕制御部の処理および副画面字幕制御部の処理のフローチャートである。
【図28】従来のオンスクリーン表示処理部の処理のフローチャートである。
【図29】従来の1画面モードのイメージを示す図である。
【図30】従来の2画面モードのイメージを示す図である。
【図31】従来の別の2画面モードのイメージを示す図である。
【符号の説明】
【0092】
11 リモコンコード解読部
12 イベント管理部
13 テレビ制御部
14 記憶装置
15 主画面字幕制御部
16 主画面チューナ
17 主画面映像信号処理部
18 主画面音声信号処理部
19 副画面字幕制御部
20 副画面チューナ
21 副画面映像信号処理部
22 副画面音声信号処理部
23 オンスクリーン表示処理部
24 映像合成処理部
25 主画面音声認識処理部
26 副画面音声認識処理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の画面と第2の画面を任意に合成して表示する2画面機能と前記第1の画面および前記第2の画面のそれぞれに対する字幕表示機能を有するテレビ受信装置であって、前記第1の画面および前記第2の画面の少なくとも一方に対応した音声に関する情報に応じて前記第1の画面または前記第2の画面の字幕表示の仕方を制御する制御手段を備えたテレビ受信装置。
【請求項2】
音声に関する情報は第1の画面または第2の画面に対応した音量であり、制御手段はその音量に応じて前記第1の画面または前記第2の画面の字幕表示の輝度レベルを制御する請求項1記載のテレビ受信装置。
【請求項3】
音声に関する情報は第1の画面または第2の画面に対応した音量であり、制御手段はその音量に応じて前記第1の画面または前記第2の画面の字幕表示の表示サイズを制御する請求項1記載のテレビ受信装置。
【請求項4】
音声に関する情報は第1の画面または第2の画面に対応した音量であり、制御手段はその音量に応じて前記第1の画面または前記第2の画面の字幕表示の縁取りを制御する請求項1記載のテレビ受信装置。
【請求項5】
音声に関する情報は第1の画面または第2の画面に対応した音量であり、制御手段はその音量に応じて前記第1の画面または前記第2の画面の字幕表示の背景色を制御する請求項1記載のテレビ受信装置。
【請求項6】
音声に関する情報は第1の画面または第2の画面に対応した画面音量情報であり、制御手段はその画面音量情報に応じて前記第1の画面または前記第2の画面の字幕表示の左右の表示サイズを制御する請求項1記載のテレビ受信装置。
【請求項7】
音声に関する情報は第1の画面または第2の画面に対応した音声の帯域情報であり、制御手段はその音声の帯域情報に応じて前記第1の画面または前記第2の画面の字幕表示の表示色を制御する請求項1記載のテレビ受信装置。
【請求項8】
音声に関する情報は第1の画面または第2の画面に対応した音声のサラウンド情報であり、制御手段はその音声のサラウンド情報に応じて前記第1の画面または前記第2の画面の字幕表示の表示サイズを制御する請求項1記載のテレビ受信装置。
【請求項9】
音声に関する情報は第1の画面または第2の画面に対応した音声認識情報であり、制御手段はその音声認識情報に応じて前記第1の画面または前記第2の画面の字幕表示の表示フォントを制御する請求項1記載のテレビ受信装置。
【請求項10】
音声に関する情報は第1の画面または第2の画面に対応した音声認識情報であり、制御手段はその音声認識情報に応じて前記第1の画面または前記第2の画面の字幕表示の音声用字幕の背景色を透明にするように制御する請求項1記載のテレビ受信装置。
【請求項11】
字幕表示機能を有する1画面用のテレビ受信装置であって、画面に対応した音声に関する情報に応じて画面の字幕表示の仕方を制御する制御手段を備えたテレビ受信装置。
【請求項12】
音声に関する情報は音量であり、制御手段はその音量に応じて画面の字幕表示の輝度レベルを制御する請求項11記載のテレビ受信装置。
【請求項13】
音声に関する情報は音量であり、制御手段はその音量に応じて画面の字幕表示の輝度サイズを制御する請求項11記載のテレビ受信装置。
【請求項14】
音声に関する情報は音量であり、制御手段はその音量に応じて画面の字幕表示の縁取りを制御する請求項11記載のテレビ受信装置。
【請求項15】
音声に関する情報は音量であり、制御手段はその音量に応じて画面の字幕表示の背景色を制御する請求項11記載のテレビ受信装置。
【請求項16】
音声に関する情報は画面音量情報であり、制御手段はその画面音量情報に応じて画面の字幕表示の左右の表示サイズを制御する請求項11記載のテレビ受信装置。
【請求項17】
音声に関する情報は音声の帯域情報であり、制御手段はその音声の帯域情報に応じて画面の字幕表示の表示色を制御する請求項11記載のテレビ受信装置。
【請求項18】
音声に関する情報は音声のサラウンド情報であり、制御手段はその音声のサラウンド情報に応じて画面の字幕表示の表示サイズを制御する請求項11記載のテレビ受信装置。
【請求項19】
音声に関する情報は音声認識情報であり、制御手段はその音声認識情報に応じて画面の字幕表示の表示フォントを制御する請求項11記載のテレビ受信装置。
【請求項20】
音声に関する情報は音声認識情報であり、制御手段はその音声認識情報に応じて画面の字幕表示の音声用字幕の背景色を透明にするよう制御する請求項11記載のテレビ受信装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【公開番号】特開2007−28485(P2007−28485A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−211097(P2005−211097)
【出願日】平成17年7月21日(2005.7.21)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】