説明

テレビ電話データ通信方法

【課題】PKI(公開キー暗号化基盤システム)に基づくテレビ電話データ通信方法を提供する。
【解決手段】接続プロシージャの実施の間に、ユーザ識別データの少なくとも1つを格納しているスマートキーがテレビ電話に接続される。ユーザ識別データは、ユーザのIDコード、パスワード及び秘密キーを含む。ダウンロードプロシージャの実施の間に、ユーザ識別データが暗号化されてユーザを検証するためにサービスサーバに送信される。次いで、サービスサーバによって提供される少なくとも1つのサービスが暗号化されてテレビ電話にダウンロードされる。解読後、少なくとも1つのサービスがテレビ電話において実行され得る。切断プロシージャの実施の間に、スマートキーがテレビ電話から切り離される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はデータ通信方法に関し、さらに詳しくは、機密データ及び/または付加価値データの通信に適した、スマートキーによって操作される、端末としてのテレビ電話によるデータ通信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
テレビ電話は、高品位オーディオ−ビデオ(AV)データ通信を提供するために、H.322、SIPまたはその他の共通通信プロトコルを用いており、現在発展中の生産品である。IPアドレスをもつユーザは、イーサネット(登録商標)を用い、テレビ電話を利用して、世界中の別のテレビ電話ユーザと対面して交信することができる。テレビ電話は、xDSL(xデジタル加入者線)、ケーブル、LAN(ローカルエリアネットワーク)及びVPN(仮想プライベートネットワーク)を含む、全てのIPネットワーク構造に適用することができる。広帯域ネットワークに接続されたテレビ電話を介して毎秒30フレームの実時間画像を送ることができ、したがって、通信教育、リモートモニタリング及びテレビ会議のような遠隔AV通信の用途をテレビ電話によって達成することができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、ユーザの検証、機密データの通信またはAVサービスの購入が必要な場合に、従来のテレビ電話ではこれらの要請を満たすことが困難である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の第一義的な目的は、データ通信方法、特に、機密データ及び/または付加価値データの通信を実施するために、PKI(公開キー暗号化基盤システム)に基づき、(1つまたは複数の)テレビ電話と組み合されたスマートキー内の識別コードを利用する、テレビ電話データ通信方法を提供することにある。
【0005】
PKIを用いるスマートキーは、IDコード、パスワード及び秘密キーを持つ。テレビ電話に接続されると、スマートキーはテレビ電話に情報(IDコード、パスワード及び秘密キー)を渡してログインし、サービスの該当権限及び電話帳のようなユーザデータを得る。2人のユーザがそれぞれ自身のテレビ電話を有している場合、それぞれは暗号化されたデータを送信することができる。送信者は公開キーでAVデータを暗号化することができ、受信者は秘密キーでAVデータを解読することができる。また、ユーザの個人データをこの方法でリスク無しに送信することもできる。
【0006】
テレビ電話とスマートキーの間の接続には2つのタイプの接続手法が用いられる。有線及び無線である。スマートキーは、電話帳、待機画面、ステータスアイコン及び呼出しメロディーを持つユーザインターフェースを格納することができる。さらに、スマートキーは、カスタマイズされた機能を享有するために、あらかじめロードされたアプリケーションプログラムを格納することができる。一般に、有線型スマートキーはより大量のメモリを備えることができ、上述した大量のデータの格納に特に適している。
【0007】
上記目的を達成するため、本発明は、テレビ電話及びユーザにより実行される、テレビ電話データ通信方法を開示する。本方法は、接続プロシージャを実施する工程、データダウンロードプロシージャを実施する工程及び切断プロシージャを実施する工程を有してなる。接続プロシージャを実施する工程において、ユーザIDコード、パスワードまたは少なくとも1つの秘密キーである、(スマートキー保持者の)ユーザ識別データの内の少なくとも1つのタイプを持つスマートキーが用いられる。データダウンロードプロシージャを実施する工程は、ユーザ識別データを暗号化する工程、ユーザ識別データをサービスサーバに送信する工程、ユーザを検証する工程、サービスサーバにより提供されるサービスを暗号化する工程、サービスをテレビ電話にダウンロードする工程、サービスを解読する工程及びテレビ電話においてサービスを実行する工程をさらに含む。
【0008】
上述したサービスサーバからのサービスへの直接アクセスに加えて、2人のユーザがそれぞれ自分のテレビ電話及びスマートキーを有していれば(例えば、第1のユーザが第1のスマートキー及び第1のテレビ電話を持ち、第2のユーザが第2のスマートキー及び第2のテレビ電話を持っていれば)、2人のユーザは暗号化されたAVデータを両者間で送信できる。この種の通信を確立するため、テレビ電話データ通信方法が以下のように開示される。
【0009】
はじめに、第1のユーザが第2のユーザにリクエストを送る。第2のユーザがリクエストを受諾すれば、第1のユーザは第1のAVデータを暗号化し、第1の暗号化されたAVデータを第2のユーザの第2のテレビ電話に送る。次いで、第2のユーザは暗号化されたAVデータを第2のスマートキーに格納されている秘密キーを用いて解読する。一方で、第2のユーザは第2のAVデータを暗号化して、第2の暗号化されたAVデータを第1のユーザの第1のテレビ電話に送ることができる。第2の暗号化されたAVデータの受取り後、第1のユーザは第2の暗号化されたAVデータを解読することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
添付図面によって本発明を説明する。
【0011】
図1は本発明のテレビ電話データ通信方法を実施するシステム図である。本システムは、サービスサーバ31,キーサーバ32,通信ネットワーク33,テレビ電話34,別のテレビ電話35,第1のスマートキー36及び第2のスマートキー37を備える。サービスサーバ31は、ムービーオンデマンド、会議サービス、IP電話、サービス品質等のようないくつかのサービスをテレビ電話34,35のユーザに提供する。キーサーバ32は、公開キーをネットワーク上のユーザに提供する。通信ネットワーク33は、xDSL(xデジタル加入者線)、ケーブル、LAN(ローカルエリアネットワーク)、VPN(仮想プライベートネットワーク)、インターネット、ISDN(統合サービスデジタルネットワーク)及び一般の電話回線を含むIPネットワーク構造の内のいずれかとすることができる。第1のユーザに保有される第1のスマートキー36は、第1のユーザのIDコード、パスワードまたは第1の秘密キーである、ユーザ識別データの内の少なくとも1つを格納するメモリデバイスである。第1のスマートキー36は、複数のアプリケーションプログラム、複数のアイコン及び複数のデジタル写真も格納する。第1のスマートキー36がテレビ電話34に接続された後、テレビ電話34においてアプリケーションプログラムを実行することができ、デジタル写真をウエルカム画面として選ぶことができる。テレビ電話とスマートキーの間の接続には2つのタイプの接続手法が用いられる。有線及び無線である。有線接続手法には、USB(ユニバーサルシリアルバス)、ファイアワイア(またはIEEE1394インターフェース)、SD(セキュアデジタル)またはCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))がある。無線接続手法には、ワイ−ファイ(ワイアレスフィディリティ)、ブルートゥースまたはIR(赤外線)がある。本発明の実施形態の図1は、第1のスマートキー36とテレビ電話34の間の無線接続及び第2のスマートキー37とテレビ電話35の間の有線接続を示す。
【0012】
図2は本発明のテレビ電話データ通信方法のフローチャートである。初めに、接続を確立するために第1のスマートキー36がテレビ電話34に接続される。次いで、サービスサーバ31によって提供される少なくとも1つのサービスをテレビ電話34にダウンロードするためにデータダウンロードプロシージャが実施される(S20)。最後に、第1のスマートキー36をテレビ電話34から切り離すために切断プロシージャが実施される(S30)。
【0013】
図3はクールプラグ及びウォームプラグ条件の下で接続プロシージャ(S10)を実施する詳細なフローチャートを示す。第1のユーザがテレビ電話34に接続するための第1のスマートキー36を保持していれば、テレビ電話34は接続タイプ及び接続条件を決定する(S101)。以降で説明される、クールプラグ、ウォームプラグ及びホットプラグの3つの接続条件がある。テレビ電話34が切られている場合には、第1のスマートキー36は有線接続(すなわち、クールプラグ)でしかテレビ電話34に接続されない。接続後、第1のユーザはテレビ電話34をつけて(S102)、テレビ電話34のパラメータをリセットするためのシステム初期化を実施する(S105)。テレビ電話34が既についており(すなわち、正規の動作状態)、再スタートが必要であり(例えばIPアドレスが変更された場合)、第1のスマートキー36が既にテレビ電話34に接続されている(すなわち、ウォームプラグ)場合には、テレビ電話34は再スタートされ(S103)、次いでテレビ電話34のパラメータをリセットするためのシステム初期化が実施される(S105)。システム初期化後、適切な接続の確立を確認するために第1のスマートキーの検出が実施される(S104)。
【0014】
図4はホットプラグ条件において接続プロシージャ(S10)を実施するフローチャートを示す。この条件においては、テレビ電話34が既につけられており、待機モードにある。初めに、テレビ電話34がスマートキーによって占有されているか否かを決定する(S106)。テレビ電話34が占有されていれば、テレビ電話34は待機モードのままでいるであろう。テレビ電話34が占有されていなければ、第1のスマートキー36が有線または無線接続によってテレビ電話34に接続された後、適切な接続の確立を確認するためにスマートキーの検出が直ちに実施される(S104)。
【0015】
図5はデータダウンロードプロシージャ(S20)を実施する詳細なフローチャートを示す。第1のスマートキー36とテレビ電話34の間の接続後、第1のスマートキー36内のユーザ識別データがサービスサーバ31の公開キーを用いて暗号化され、暗号化されたユーザ識別データがサービスサーバ31に送信される(S201)。サービスサーバ31の公開キーはキーサーバ32から検索される。次いで、サービスサーバ31は、第1のユーザを確認するために自身の秘密キーを用いて、暗号化されたユーザ識別データを検証する(S202)。その後、サービスサーバ31は、キーサーバ32から第1のユーザの公開キーを検索して、サービスサーバ31によって提供される少なくとも1つのサービスを暗号化し、次いで暗号化された少なくとも1つのサービスをテレビ電話34にダウンロードする(S203)。次いで、テレビ電話34は第1のユーザの秘密キーを用いて少なくとも1つのサービスを解読する。少なくとも1つのサービスには、第1のユーザの少なくとも1つのUI(ユーザインターフェース)、第1のユーザのユーザ個人データの内の少なくとも1つ及び第1のユーザの少なくとも1つのアプリケーションプログラムがある。UIは、待機画面、アイコン及び呼出しメロディー等を含む。ユーザの個人データは、電話帳、通話ログ及び電話設定等を含む。アプリケーションプログラムは、パッチ、AVコーデック及びカスタマ作成プログラム等を含む。最後に、ローカルサービスプロシージャが実行される(S205)。これは、少なくとも1つのサービスまたは少なくとも1つのあらかじめロードされたアプリケーションプログラムがテレビ電話34で実行されることを意味する。あらかじめロードされたアプリケーションプログラムは、サービスサーバ31によって提供されるのではなく、スマートキー36に事前に格納されている。さらに、少なくとも1つのサービスは、ムービーオンデマンド、会議サービス、IP電話、サービス品質等のようなオンラインサービス、または、テレビ電話34に完全にダウンロードされてテレビ電話34で実行されるオフラインサービスを含むことができる。
【0016】
図6はローカルサービス(S205)を実行するフローチャートを示す。少なくとも1つのサービスがテレビ電話34にダウンロードされた後、テレビ電話34は少なくとも1つのサービスが個人UIを含んでいるか否かをチェックするであろう(S205a)。個人UIが含まれていれば、個人UIがテレビ電話34にロードされ、以前の個人UIを更新する(S205b)。その後、テレビ電話34は少なくとも1つのサービスがユーザの個人データを含んでいるか否かをチェックする(S205c)。ユーザ個人データが含まれていれば、ユーザ個人データがテレビ電話34にロードされ、以前のユーザ個人データを更新する(S205d)。次いで、テレビ電話34は少なくとも1つのサービスが少なくとも1つのアプリケーションプログラムを含んでいるか否かをチェックする(S205e)。アプリケーションプログラムが含まれていれば、アプリケーションプログラムがロードされて実行される(S205f)。
【0017】
第1のユーザがテレビ電話34から第1のスマートキー36を切り離したい場合、切断プロシージャ(S30)が実施される。図7は切断プロシージャのフローチャートを示す。本プロシージャは以下のように説明される。第1のユーザにユーザの個人データをセーブするように促すプロンプトが表示される(S301)。ユーザ個人データが修正及び変更されていれば、ユーザ個人データがセーブされる(S302)。データセーブ後、スマートキーを切り離す前に、接続タイプのチェックが実施される(S303)。無線接続が用いられていれば、テレビ電話34は正規の動作状態に移行する。有線接続が用いられていれば、テレビ電話34は第1のスマートキーを切り離すように指示する(S304)。その後、テレビ電話34は第1のスマートキー36が切り離されているか否かをチェックする(S305)。第1のスマートキー36が切り離されていれば、テレビ電話34は正規の動作状態に移行する。
【0018】
図8は、正常ではない切断のフローチャートを示す。有線タイプの第1のスマートキーが図7のフローチャートにしたがわずに切り離された場合、テレビ電話34はおこり得るデータ喪失を第1のユーザに告げるために警告プロンプトを表示する(S311)。次いで、テレビ電話34は第1のスマートキー36がある時間内に再接続されたか否かをチェックする(S312)。第1のスマートキー36がある時間内に再接続されれば、テレビ電話34は正規の動作状態に移行し、そうでなければ、全ての変更を棄却して(S313)、正規の動作状態に移行する。
【0019】
第1のユーザ及び第2のユーザが第1のスマートキー36及び第2のスマートキー37をそれぞれ保有している場合、第1のユーザ及び第2のユーザはいずれも、公開キーを用いて暗号化されたAVデータを相互に通信することができ、秘密キーを用いてAVデータを解読することができる。2人のユーザによる、個々のスマートキー及びテレビ電話を用いる暗号化通信のフローチャートを以下に説明する。
【0020】
図9を参照すれば、スマートキーとテレビ電話との接続が確立されると、第1のユーザが第2のユーザにリクエストを送り、第2のユーザの回答を待つ(S41)。次いで、テレビ電話34は回答が受諾であるか拒否であるかをチェックする(S42)。回答が“受諾”であれば、第1のユーザは、キーサーバ32から検索される、第2のユーザの公開キーを用いて第1のAVデータを暗号化し、暗号化された第1のAVデータを第2のユーザに送信する(S43)。その後、第2のユーザは、第2のスマートキー37に格納されている、第2のユーザの秘密キーを用いて暗号化された第1のAVデータを解読する(S44)。一方で、第2のユーザは、キーサーバ32から検索される、第1のユーザの公開キーを用いて第2のAVデータを暗号化し、暗号化された第2のAVデータを第1のユーザに送信することができる(S45)。次いで、第1のユーザは、第1のスマートキー36に格納されている、第1のユーザの秘密キーを用いて暗号化された第2のAVデータを解読し(S46)、通信完了後はいずれのテレビ電話36,37もそれぞれの正規の動作状態に移行する。回答が“拒否”であれば、拒否のメッセージが表示され、通信は非暗号化状態のままであって、通信完了後はいずれのテレビ電話36,37もそれぞれの正規の動作状態に移行する。
【0021】
本発明の上述した実施形態は説明だけが目的とされている。当業者であれば、添付される特許請求の範囲を逸脱することなく数多くの別の実施形態を案出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明のテレビ電話データ通信方法を実施するシステム図である
【図2】本発明のテレビ電話データ通信方法のフローチャートである
【図3】接続プロシージャを実施するフローチャートを示す
【図4】接続プロシージャを実施するフローチャートを示す
【図5】データダウンロードプロシージャを実施するフローチャートを示す
【図6】ローカルサービスプロシージャを実施するフローチャートを示す
【図7】切断プロシージャを実施するフローチャートを示す
【図8】切断プロシージャを実施するフローチャートを示す
【図9】本発明の暗号化通信のフローチャートを示す
【符号の説明】
【0023】
31 サービスサーバ
32 キーサーバ
33 通信ネットワーク
34,35 テレビ電話
36,37 スマートキー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テレビ電話を用いてユーザにより実行される、テレビ電話データ通信方法において、
前記ユーザの少なくとも1つのユーザ識別データを格納しているスマートキーが前記テレビ電話に接続される、接続プロシージャを実施する工程であって、前記ユーザ識別データは1つの秘密キーを少なくとも含んでいる工程、
サービスサーバにより提供される少なくとも1つのサービスが前記テレビ電話にダウンロードされる、データダウンロードプロシージャを実施する工程、及び
前記スマートキーが前記テレビ電話から切り離される、切断プロシージャを実施する工程、
を有してなることを特徴とするテレビ電話データ通信方法。
【請求項2】
公開キー暗号化基盤システム上で実施されることを特徴とする請求項1に記載のテレビ電話データ通信方法。
【請求項3】
前記ユーザ識別データが識別(ID)コードまたはパスワードをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のテレビ電話データ通信方法。
【請求項4】
前記スマートキーが有線接続を介して前記テレビ電話に接続され、前記有線接続が、USB、ファイアワイア、セキュアデジタルまたはコンパクトフラッシュ(登録商標)から選ばれることを特徴とする請求項1に記載のテレビ電話データ通信方法。
【請求項5】
前記スマートキーが無線接続を介して前記テレビ電話に接続され、前記無線接続が、ワイファイ、ブルートゥースまたは赤外線から選ばれることを特徴とする請求項1に記載のテレビ電話データ通信方法。
【請求項6】
前記テレビ電話が切られている場合に、前記接続プロシージャが、
前記スマートキーを有線接続を介して前記テレビ電話に接続する工程、
前記テレビ電話をつける工程、及び
前記テレビ電話のパラメータをリセットするためにシステム初期化を実施する工程、
を含むことを特徴とする請求項1に記載のテレビ電話データ通信方法。
【請求項7】
前記テレビ電話がついている場合に、前記接続プロシージャが、
前記スマートキーを前記テレビ電話に接続する工程、
前記テレビ電話を再スタートする工程、及び
前記テレビ電話のパラメータをリセットするためにシステム初期化を実施する工程、
を含むことを特徴とする請求項1に記載のテレビ電話データ通信方法。
【請求項8】
前記スマートキーが、有線接続を介して前記テレビ電話に接続されているか、無線接続を介して前記テレビ電話に接続されているかを決定する工程を、前記接続プロシージャが含むことを特徴とする請求項1に記載のテレビ電話データ通信方法。
【請求項9】
前記データダウンロードプロシージャが、
前記少なくとも1つのユーザ識別データを暗号化する工程、
前記少なくとも1つのユーザ識別データを前記サービスサーバに送信する工程、
前記ユーザを検証する工程、
前記サービスサーバにより提供される前記少なくとも1つのサービスを暗号化する工程、
前記少なくとも1つのサービスを前記テレビ電話にダウンロードする工程、
前記少なくとも1つのサービスを解読する工程、及び
前記テレビ電話において前記少なくとも1つのサービスを実行する工程、
を含むことを特徴とする請求項1に記載のテレビ電話データ通信方法。
【請求項10】
前記ユーザ識別データがキーサーバから前記サービスサーバに検索される公開キーを用いて暗号化されることを特徴とする請求項9に記載のテレビ電話データ通信方法。
【請求項11】
前記サービスサーバが前記サービスサーバの秘密キーを用いて前記少なくとも1つのユーザ識別データを検証することにより前記ユーザが検証されることを特徴とする請求項9に記載のテレビ電話データ通信方法。
【請求項12】
前記少なくとも1つのサービスが前記ユーザの公開キーを用いて暗号化され、前記公開キーは前記キーサーバに格納されていることを特徴とする請求項9に記載のテレビ電話データ通信方法。
【請求項13】
前記少なくとも1つのサービスが前記秘密キーを用いて暗号化されることを特徴とする請求項9に記載のテレビ電話データ通信方法。
【請求項14】
前記データダウンロードプロシージャが、前記テレビ電話において少なくとも1つのあらかじめロードされているアプリケーションプログラムを実行する工程をさらに含み、前記少なくとも1つのあらかじめロードされているアプリケーションプログラムは前記スマートキーに格納されていることを特徴とする請求項9に記載のテレビ電話データ通信方法。
【請求項15】
前記少なくとも1つのサービスが、前記ユーザの少なくとも1つのユーザインターフェース(UI)、前記ユーザの少なくとも1つの個人データまたは前記ユーザの少なくとも1つのアプリケーションプログラムを含むことを特徴とする請求項9に記載のテレビ電話データ通信方法。
【請求項16】
前記ユーザインターフェース及び前記個人データがリフレッシュされることを特徴とする請求項15に記載のテレビ電話データ通信方法。
【請求項17】
前記ユーザインターフェースが、待機画面、アイコンまたは呼出しメロディーであることを特徴とする請求項15に記載のテレビ電話データ通信方法。
【請求項18】
前記個人データが、電話帳、通信ログまたは電話設定であることを特徴とする請求項15に記載のテレビ電話データ通信方法。
【請求項19】
前記アプリケーションプログラムが、パッチ、オーディオ−ビデオ(AV)コーデックまたはカスタマ作成プログラムであることを特徴とする請求項15に記載のテレビ電話データ通信方法。
【請求項20】
前記ユーザが前記接続プロシージャを実施する前に正常にログアウトしているか否かを決定する工程をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載のテレビ電話データ通信方法。
【請求項21】
第1のスマートキー、第2のスマートキー、前記第1のスマートキーに対応する第1のテレビ電話及び前記第2のスマートキーに対応する第2のテレビ電話によって実行される、テレビ電話データ通信方法において、
第1のユーザにより第2のユーザにリクエストを送る工程、
前記第2のユーザが前記リクエストを受諾すれば、前記第1のユーザにより第1のAVデータを暗号化する工程、
前記第1のユーザの前記第1のテレビ電話から前記第2のユーザによって用いられる前記第2のテレビ電話に前記暗号化された第1のAVデータを送信する工程、及び
前記第2のスマートキーに格納されている第2の秘密キーを用いて前記第2のユーザにより前記暗号化された第1のAVデータを解読する工程、
を有してなることを特徴とするテレビ電話データ通信方法。
【請求項22】
前記第2のユーザにより第2のAVデータを暗号化する工程、
前記第2のテレビ電話から前記第1のユーザによって用いられる前記第1のテレビ電話に前記暗号化された第2のAVデータを送信する工程、及び
前記第1のスマートキーに格納されている第1の秘密キーを用いて前記第1のユーザにより前記暗号化された第2のAVデータを解読する工程、
をさらに含むことを特徴とする請求項21に記載のテレビ電話データ通信方法。
【請求項23】
前記第1のAVデータがキーサーバから得られる前記第2のユーザの公開キーを用いて前記第1のユーザにより暗号化されることを特徴とする請求項21に記載のテレビ電話データ通信方法。
【請求項24】
前記第2のAVデータがキーサーバから得られる前記第1のユーザの公開キーを用いて前記第2のユーザにより暗号化されることを特徴とする請求項22に記載のテレビ電話データ通信方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−303875(P2006−303875A)
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2005−122248(P2005−122248)
【出願日】平成17年4月20日(2005.4.20)
【出願人】(505148793)リードテック リサーチ インコーポレイテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】LEADTEK RESEARCH INC.
【Fターム(参考)】