説明

テープ/チューブプリンタ

【課題】印字媒体に応じてハーフカット深さを容易に設定できるようにしたテープ/チューブプリンタを提供する。
【解決手段】ハーフカット部19は、チューブ51を支持する受け台22と、チューブ51を切断するカッター21を備える。受け台22は上部にストローク調整レバー30を備え、ストローク調整レバー30は、回転動作で受け台22からの突出量が変位するカム面30bを備える。カッター21はカム面30bに当接することで、受け台22からのカム面30bの突出量の変位に応じて、ハーフカット深さが設定される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、長尺状のチューブやテープ等の印字媒体に印字を行い、印字媒体のハーフカットを行う機構を備えたテープ/チューブプリンタに関し、特に印字媒体に応じてハーフカット深さを設定できるようにしたテープ/チューブプリンタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、カセットケースに収容された長尺状のテープに印字を行うと共に、テープのハーフカットあるいは全切り(フルカット)を行う機構を備えたプリンタが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ハーフカットとは、剥離紙が裏面に貼り付けられたシール状のテープの表面側の印字テープのみを切断して、短冊状とした多数のシールを繋げた状態で運搬等を行えるようにすると共に、使用時には剥離紙を容易にはがすことができるようにしたものである。
【0004】
このようなプリンタで、テープを収容したカセットケースを取り外し、長尺状のチューブをセットして印字を行えるようにしたプリンタも提案されている。チューブにおけるハーフカットとは、チューブの一部を残して切断して、印字が行われたチューブを繋げた状態で運搬等を行えるようにすると共に、使用時には鋏等を用いることなく容易に切断することができるようにしたものである。そして、切断されたチューブは、電気配線のコード等に装着されて、コード類の識別手段として使用される。
【0005】
【特許文献1】特開平6−286241号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
印字媒体としてテープとチューブを選択的にセットして印字が行えるプリンタで、ハーフカットを行うためのハーフカット深さをテープとチューブで同一とする場合は、肉厚の薄いテープにハーフカット深さを合わせている。
【0007】
このため、チューブに対してハーフカットを行うと、ハーフカットの深さが深いので、ハーフカット後の運搬時等に不用意に切断され、ハーフカットの効果が得られないという問題がある。
【0008】
また、印字媒体に応じてハーフカット深さを変えるため、印字媒体に応じてカッターを交換する構成では、使用する印字媒体を変更する毎にカッターを交換しなければならず、操作性が悪いという問題がある。
【0009】
更に、使用する印字媒体の種類が増えると、それに応じてカッターも用意しなければならず、コストアップにつながるという問題があった。
【0010】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、印字媒体に応じてハーフカット深さを容易に設定できるようにしたテープ/チューブプリンタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上述した目的を達成するため、請求項1の発明は、長尺状の印字媒体を走行させる搬送手段と、搬送手段で搬送される印字媒体に印字を行う印字手段と、印字媒体を切断する切断手段とを備えたテープ/チューブプリンタにおいて、切断手段は、印字媒体を受ける受け台と、この受け台に対して接近および離間する方向に移動すると共に、印字媒体を切断する刃部および受け台に当接して刃部と受け台との間に隙間を形成する突き当て部を有するカッターと、このカッターの突き当て部と当接する位置に設けられ、受け台からの突出量が切り替えられる変位面を有する調整手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項2の発明は、カッターは刃部の延在方向の両側に突き当て部が形成され、調整手段は、カッターの一方の突き当て部と当接する位置に変位面を備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項3の発明は、調整手段は受け台に対して回転自在に取り付けられ、変位面は回転によって突出量が変化するカム面であることを特徴とする。
【0014】
請求項4の発明は、カッターは刃部と突き当て部が一体に構成され、かつ回転自在に支持されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、受け台で印字媒体を支持し、カッターを突き当て部が受け台に当接する位置まで移動させると、カッターの刃部と受け台との間に隙間が形成されることで、印字媒体は一部を残して切断される。そして、カッターの突き当て部と当接する部位の突出量は調整手段によって変位させることで、カッターの刃部と受け台との隙間量が調整される。
【0016】
これにより、受け台やカッターを交換することなくハーフカットの深さを調整でき、使用する印字媒体に応じて最適なハーフカットの深さに設定することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面を参照して本発明のテープ/チューブプリンタの実施の形態について説明する。図1および図2は本実施の形態のテープ/チューブプリンタ1の全体構成の一例を示し、図1は斜視図、図2は平面図である。
【0018】
本実施の形態のテープ/チューブプリンタ1は、選択的にセットされるテープまたはチューブ等の長尺状の印字媒体に印字を行う。以下の例では、主にチューブ51に印字する例を中心に説明する。
【0019】
テープ/チューブプリンタ1は、印字部2と後処理部3を備える。印字部2は、図示しないテープカセットか、チューブ51が選択的にセットされるカセットホルダ部4と、インクリボンカセット5がセットされるリボンホルダ部6を備える。カセットホルダ部4とリボンホルダ部6は例えば樹脂の一体成形品で、ロアプレート7に取り付けられる。
【0020】
また、印字部2はプラテンローラ8(搬送手段)とサーマルヘッド9(印字手段)を備える。プラテンローラ8は、ロアプレート7等に取り付けられた軸受7aに支持され、図示しないモータの駆動力が伝達されて回転する。
【0021】
ここで、プラテンローラ8を駆動する図示しないモータの駆動力は、インクリボンカセット5のインクリボン5aを巻き取るリールを駆動する巻取り軸にも伝達され、プラテンローラ8の回転と、インクリボン5aの送りが同期して行われる。
【0022】
サーマルヘッド9は、プラテンローラ8に対向して配置される。サーマルヘッド9は軸9aを支点に回転できるようにロアプレート7に支持され、軸9aを支点とした矢印a1方向への回転動作で、プラテンローラ8に対して近づく方向に移動する。これにより、サーマルヘッド9はプラテンローラ8との間にインクリボン5aとテープあるいはチューブを挟持して、印刷可能な状態となる。
【0023】
また、サーマルヘッド9は、軸9aを支点とした矢印a2方向への回転動作で、プラテンローラ8に対して離れる方向に移動して退避する。ここで、図1および図2はサーマルヘッド9がプラテンローラ8側に位置する状態を示す。
【0024】
印字部2はヘッド移動機構11を備える。図3および図4はヘッド移動機構11の構成の一例を示す斜視図で、図3(a),図4(a)はサーマルヘッド9がプラテンローラ8側に位置した状態、図3(b),図4(b)はサーマルヘッド9がプラテンローラ8から退避した状態である。ここで、図3はヘッド移動機構11と後処理部3を図示し、図4は主にヘッド移動機構11の要部を図示している。
【0025】
ヘッド移動機構11は、ヘッドスライダ12と、ヘッド移動レバー13と、ヘッド移動カム14を備える。ヘッドスライダ12は、図4に示すようにロアプレート7にスライド移動できるように取り付けられ、一方の端部にカム押圧面12aを備え、他方の端部にヘッド押圧部12bを備える。
【0026】
ヘッドスライダ12は、ヘッド押圧部12bとサーマルヘッド9の間に図示しない引っ張りコイルばねが備えられ、ヘッドスライダ12の矢印b1方向への移動で、ヘッド押圧部12bがサーマルヘッド9を押圧し、サーマルヘッド9をプラテンローラ8に押圧させる。
【0027】
また、ヘッドスライダ12の矢印b2方向への移動で、ヘッド押圧部12bが図示しないばねを介してサーマルヘッド9を引っ張り、サーマルヘッド9をプラテンローラ8から退避させる。
【0028】
図3に示すヘッド移動レバー13とヘッド移動カム14は、ロアプレート7の端部に取り付けられた図1に示すサイドプレート15に取り付けられた軸に回転自在に支持される。ヘッド移動レバー13はギア部13aを備え、ヘッド移動カム14はギア部13aと噛み合うギア部14aを備えて、ヘッド移動レバー13の回転動作でヘッド移動カム14が回転する。
【0029】
また、ヘッド移動カム14は回転動作で中心からの距離が変化するカム面14bを備える。ヘッド移動カム14はカム面14bがヘッドスライダ12のカム押圧面12aと当接し、ヘッド移動レバー13の回転動作でヘッド移動カム14のカム面14bが変位すると、ヘッドスライダ12がスライド移動する。これにおり、サーマルヘッド9は軸9aを支点に回転する。
【0030】
印字部2は、プラテンローラ8に図2に示すチューブ51等をセットする際のガイドとなるプラテンガイド16(装着ガイド手段)を備える。また、印字部2の後段に配置される後処理部3は、排出ガイドリブ17(排出ガイド手段)と、フルカット部18と、ハーフカット部19(切断手段)を備える。本例では、プラテンガイド16と、排出ガイドリブ17およびフルカット部18が、ヘッドスライダ12と連動して移動する機構を備える。
【0031】
図5はガイド移動機構(移動手段)の構成の一例を示す要部斜視図で、図5(a)はサーマルヘッド9がプラテンローラ8側に位置した状態、図5(b)はサーマルヘッド9がプラテンローラ8から退避した状態である。
【0032】
プラテンガイド16はヘッドスライダ12と一体にスライド移動し、一の端部にガイド部16aが形成される。本例では、プラテンローラ8の軸を避けるために、ガイド部16aは2分割された形状で、プラテンローラ8の下部に配置される。
【0033】
プラテンガイド16は、ヘッドスライダ12の矢印b2方向への移動で、図5(b)に示すように、ガイド部16aがプラテンローラ8の下部から突出する。また、ヘッドスライダ12の矢印b1方向への移動で、図5(a)に示すように、ガイド部16aがプラテンローラ8の下部へ退避する。
【0034】
排出ガイドリブ17は、プラテンローラ8とサーマルヘッド9の後段に配置される。排出ガイドリブ17はガイド面17aを備え、フルカット部18でカットされたチューブ51あるいはテープが、次の印字時に正常に排出されるようにガイドする機能を持つ。
【0035】
図6は排出ガイドリブ17の移動機構の構成の一例を示す要部正面図である。排出ガイドリブ17はガイドブラケット20に取り付けられる。ガイドブラケット20はロアプレート7の下面にヘッドスライダ12と平行に移動自在に取り付けられる。ガイドブラケット20にはボス20aが備えられ、ボス20aがプラテンガイド16の側部に形成された長穴16bに挿入される。
【0036】
これにより、ヘッドスライダ12と共にプラテンガイド16が移動することで、ガイドブラケット20も同方向にスライド移動して、排出ガイドリブ17がサーマルヘッド9に連動して移動する。
【0037】
よって、チューブあるいはテープのセット時には排出ガイドリブ17を退避させることで、チューブあるいはテープのセットを容易にする。また、ガイド面17aは傾斜しており、やはりチューブあるいはテープのセットを容易にしている。
【0038】
フルカット部18は排出ガイドリブ17の後段に配置される。フルカット部18は固定刃18aと可動刃18bを備える。固定刃18aはガイドブラケット20に固定され、可動刃18bはガイドブラケット20に備えた軸18cに回転自在に支持されて、可動刃18bが軸18cを支点に回転することで、固定刃18aと可動刃18bでチューブあるいはテープを挟んで切断する。なお、可動刃18bは、図1等に示す操作レバー18dの動作が連動され、人手により作動する。
【0039】
図7および図8はハーフカット部19の構成の一例を示し、図7はハーフカット部19の概略構成を示す正面図、図8(a),(b)は要部平面図である。ハーフカット部19は、カッター21と受け台22の間にチューブまたはテープを挟んでハーフカットする。
【0040】
図9はチューブ51およびテープ52をハーフカットした状態を示す斜視図で、図9(a)はチューブ51をハーフカットした状態、図9(b)はテープ52をハーフカットした状態を示す。ハーフカットとは、処理対象がチューブ51の場合、円周方向の一部を除いてカットした状態である。これにより、外力を加えることで、連続したチューブ51を容易に切断することができる。
【0041】
処理対象がテープ52の場合、表面側の印字テープ52aは切断し、裏面側の剥離紙52bは切断しない状態である。これにより、テープ52を曲げることで、印字テープ52aを一枚ずつ容易にはがすことができる。
【0042】
図7および図8に戻り、カッター21はカッターホルダ23に取り付けられる。ロアプレート7およびサイドプレート15にはホルダガイド24が形成され、カッターホルダ23は、チューブあるいはテープに交する方向に移動自在となっている。
【0043】
ハーフカット部19は、カッターホルダを駆動するためモータ25と、カッターレバー26と、モータ25の駆動力をカッターレバーに伝達するギア群27を備える。
【0044】
カッターレバー26は、サイドプレート15に軸26aを支点に回転自在に取り付けられる。カッターレバー26の一端には、カッターホルダ23に当接するホルダ押圧部26bを備える。また、カッターレバー26の他端には長穴26cが形成される。
【0045】
モータ25はサイドプレート15に取り付けられ、軸にはウォームギア27aが取り付けられる。ウォームギア27aはギア群27を構成する第1のギア27bと噛み合い、第1のギア27bが第2のギア27cと噛み合い、第2のギア27cが第3のギア27dと噛み合う。
【0046】
第3のギア27dは偏心した位置にボス27eが備えられ、ボス27eがカッターレバー26の長穴26cに挿入される。これにより、モータ25の駆動力がギア群27を介してカッターレバー26に伝達され、カッターレバー26がカッターホルダ23に取り付けられたカッター21を移動させる。
【0047】
ここで、モータ25からの駆動力の伝達にウォームギア27aを用いることで、モータ25をギア群27の軸と直交する向きに取り付けることができ、省スペース化を図ることができる。
【0048】
図10はカッター21の構成の一例を示す側面図である。カッター21は、刃部28とマウント部29を備える。刃部28はボス29aを支点に回転自在な状態でマウント部29に支持される。また、刃部28は上下に脚部28a(突き当て部)が突出形成される。
【0049】
図7および図8に戻り、受け台22はカッター21の図10に示す脚部28aの突き当て面22aを備える。また、受け台22の上部にはストローク調整レバー30を備える。
【0050】
ストローク調整レバー30は、受け台22の上部に軸30aを支点に回転自在に取り付けられ、回転動作により変位するカム面30bを備える。カッター21の一方の脚部28aは受け台22の突き当て面22aに当接し、他方の脚部28aがストローク調整レバー30のカム面30bに当接する。これにより、ストローク調整レバー30の回転動作でカム面30bを変位させることで、カッター21の刃部28と受け台22の隙間が調整される。
【0051】
図1および図2に戻り、印字部2は、カセットホルダ部4にチューブガイド機構31を備える。チューブガイド機構31は、プラテンローラ8に対してチューブ51を押圧するガイドローラ32と、プラテンローラ8に送り込むチューブ51をガイドするチューブガイド33(走行ガイド手段)を備える。
【0052】
ガイドローラ32は、プラテンローラ8に対してサーマルヘッド9の対向位置より上流側に配置される。これにより、チューブ51をガイドローラ32とプラテンローラ8との間、およびサーマルヘッド9とプラテンローラ8との間で挟み込むことで、プラテンローラ8に対する巻き付け角度を多くして、管状のチューブ51が、サーマルヘッド9とプラテンローラ8との間では平面状になるようにする。
【0053】
チューブガイド33は、カセットホルダ部4に立設されたガイド板4aに対向して配置される。図11はチューブガイド33の構成の一例を示し、図11(a)は正面図、図11(b)は側面図である。
【0054】
チューブガイド33はチューブ押圧プレート34を備える。チューブ押圧プレート34はばね材で構成され、チューブ51を主にガイド板4aに押し付ける方向に変形する押圧部34aと、チューブ51を押圧部34aを介して主にカセットホルダ部4の底面に押し付ける方向に変形するばね部34bを備える。
【0055】
押圧部34aは、図11(a)に示すように、ガイド板4aの垂直方向に対して傾斜しており、チューブ51をガイド板4aとの間に挟むことで押圧部34aが変形すると、チューブ51をガイド板4aに押し付ける方向の力と、カセットホルダ4の底面に押し付ける力が生じる。
【0056】
また、押圧部34aは、図11(b)に示すように、ばね部34bによってカセットホルダ部4の底面に対して傾斜しており、チューブ51をガイド板4aとの間に挟むことでばね部34bが変形すると、押圧部34aを介してチューブ51を主にカセットホルダ4の底面に押し付ける力が生じる。
【0057】
なお、テープ/チューブプリンタ1では、径の異なるチューブ51の使用が可能であり、チューブガイド機構31では、押圧部34aをカセットホルダ部4の底面に対して傾斜させてあることで、ばね部34bの変形でチューブ51の径の違いを吸収する。
【0058】
<テープ/チューブプリンタの動作>
次に、本実施の形態のテープ/チューブプリンタ1の動作について説明する。図12はチューブ装着前の状態を示すテープ/チューブプリンタ1の要部平面図で、まず、テープ/チューブプリンタ1にチューブをセットする動作について説明する。チューブ51をテープ/チューブプリンタ1にセットするには、カセットホルダ部4に図示しないテープカセットを装着していない状態で、チューブガイド機構31の退避レバー31aを操作して、ガイドローラ32およびチューブガイド33を図12に示す位置に退避させる。
【0059】
ガイドローラ32を退避させると、ガイドローラ32とプラテンローラ8との間に空間が形成される。また、チューブガイド33を退避させると、ガイド板4aとの間に空間が形成される。
【0060】
ここで、ガイドローラ32およびチューブガイド33を退避させると、退避レバー31aがカセットホルダ部4の中間付近に位置して、テープカセットを誤って装着できないようにしてある。
【0061】
また、ヘッド移動レバー13を操作して、図3(b),図4(b)および図5(b)に示すようにサーマルヘッド9をプラテンローラ8から退避させる。サーマルヘッド9を退避させるには、図3(a)に示す状態からヘッド移動レバー13を矢印c1方向に回転させる。ヘッド移動レバー13を矢印c1方向に回転させると、ギア13aとヘッド移動カム14のギア14aの噛み合いで、ヘッド移動カム14が矢印d1方向に回転する。
【0062】
これにより、ヘッド移動カム14のカム面14bがヘッドスライダ12のカム押圧面12aに当接する。この状態からヘッド移動レバー13を更に矢印c1方向に回転させることで、ヘッド移動カム14のカム押圧面12aでヘッドスライダ12を押し、ヘッドスライダ12を矢印b2方向に移動させる。
【0063】
ヘッドスライダ12が矢印b2方向に移動すると、ヘッド押圧部12bが図示しないばねを介してサーマルヘッド9を引っ張り、サーマルヘッド9が図1に示すように軸9aを支点に矢印a2方向に回転して、図3(b),図4(b)および図5(b)に示すように、サーマルヘッド9をプラテンローラ8から退避させる。
【0064】
さて、サーマルヘッド9を退避させる動作で、ヘッドスライダ12と連動してプラテンガイド16が矢印b2方向に移動する。これにより、サーマルヘッド9を退避させると、図5(b)等に示すように、プラテンガイド16のガイド部16aが、プラテンローラ8の下部においてプラテンローラ8の周面より突出する。
【0065】
更に、プラテンガイド16が矢印b2方向に移動すると、排出ガイドリブ17とフルカット部18が連動して矢印b2方向に移動する。
【0066】
すなわち、図6に示すように、排出ガイドリブ17およびフルカット部18が取り付けられたガイドブラケット20は、ボス20aがプラテンガイド16の長穴16bに挿入されているので、ヘッドスライダ12と連動したプラテンガイド16の移動で、長穴16bによりボス20aが押され、ガイドブラケット20も矢印b2方向に移動する。
【0067】
図13は排出ガイドリブ17およびフルカット部18の動作を示す要部正面図で、図13(a)はサーマルヘッド9がプラテンローラ8側に位置する状態、図13(b)はサーマルヘッド9がプラテンローラ8から退避した状態を示す。
【0068】
ヘッドスライダ12を矢印b2方向に移動させることで、図13(b)に示すように、サーマルヘッド9をプラテンローラ8から退避させると、排出ガイドリブ17およびフルカット部18も連動して矢印b2方向に移動することで、排出ガイドリブ17はチューブ51の走行経路から退避する。
【0069】
以上の動作で、図12に示すように、チューブ51の走行経路となるチューブガイド33とガイド板4aとの間、ガイドローラ32とプラテンローラ8との間およびサーマルヘッド9とプラテンローラ8との間が開放され、チューブ51のセットが可能な状態となる。
【0070】
チューブ51は図2に示す経路でセットされる。チューブ51のセット時には、上述したように、プラテンローラ8の下にプラテンガイド16のガイド部16aが突出しているので、チューブ51がプラテンローラ8の下側に入り込むことが防止される。
【0071】
また、排出ガイドリブ17がチューブ51の走行経路から退避しているので、チューブ51のセット時に広い空間にチューブを通すことができ、セットが容易である。
【0072】
次に、退避レバー31aを操作して、ガイドローラ32およびチューブガイド33を図2に示すセット位置に移動させる。ガイドローラ32をセット位置に移動させると、チューブ51はガイドローラ32とプラテンローラ8との間に挟み込まれる。
【0073】
また、チューブガイド33をセット位置に移動させると、チューブ51はチューブガイド33とガイド板4aとの間に挟み込まれる。チューブ51がチューブガイド51とガイド板4aとの間に挟み込まれると、図11に示すように、チューブ押圧プレート34の押圧部34aがガイド板4aの垂直方向に対して傾斜しているので、チューブ51は押圧部34aによってガイド板4aに押し付けられると共に、カセットホルダ部4の底面に押し付けられる。
【0074】
図14はチューブガイド33の動作を示し、図14(a)は正面図、図14(b)は側面図である。ここで、図11は直径の細いチューブ51がセットされた状態を示し、図14は直径の太いチューブ51がセットされた状態を示す。
【0075】
テープ/チューブプリンタ1は、直径が2.5mm程度から5.5mm程度のチューブ51を使用可能としている。このため、図11に示すように、直径の細いチューブ51がセットされた場合でも、押圧部34aがチューブ51を所定の力で押圧できるように、チューブ押圧プレート34の板厚、押圧部34aの形状や傾斜角度等が設定されている。
【0076】
また、図14に示すように直径の太いチューブ51がセットされた場合は、押圧部34aはガイド板4aの垂直方向に対する傾斜角度およびカセットホルダ部4の底面に対する傾斜角度がより浅くなって、押圧部34aおよびばね部34bの変形量が大きくなる。
【0077】
このように、押圧部34aをばね部34bによってカセットホルダ部4の底面に対して傾斜させることで、押圧部34aの上下方向の変形量を大きくすることができ、直径の異なるチューブ51に対応することができる。そして、直径が太いチューブ51でも押圧力が過大にならないように、チューブ押圧プレート34の板厚、押圧部34aの形状や傾斜角度等が設定されている。
【0078】
また、押圧部34aがガイド板4aの垂直方向に対して傾斜しているので、セットされたチューブ51の直径によらず、チューブ51をガイド板4aに押し付けると共に、カセットホルダ部4の底面に押し付けた状態で保持することができ、チューブガイド機構31では、チューブ51の走行方向に対して上下左右の双方で位置決めを行うことができる。
【0079】
次に、サーマルヘッド9とプラテンローラ8との間にチューブ51を挟み込むため、図3(b)に示す状態から、ヘッド移動レバー13を矢印c2方向に回転させる。ヘッド移動レバー13を矢印c2方向に回転させると、ギア13aとヘッド移動カム14のギア14aの噛み合いで、ヘッド移動カム14が矢印d2方向に回転する。
【0080】
ヘッド移動カム14のカム面14bは、図3(b)に示す状態から矢印d2方向に回転すると、中心からの突出量が徐々に減少する形状であるので、ヘッド移動カム14の矢印d2方向の回転で、ヘッドスライダ12は図示しないばねに押されて矢印b1方向に移動する。
【0081】
ヘッドスライダ12が矢印b1方向に移動すると、図4(a)に示すように、ヘッド押圧部12bがサーマルヘッド9を押圧し、サーマルヘッド9が図1に示すように軸9aを支点に矢印a1方向に回転して、図3(a),図4(a)および図5(a)に示すように、サーマルヘッド9をプラテンローラ8に接近させ、図2に示すようにチューブ51を挟み込む。
【0082】
さて、サーマルヘッド9でチューブ51をプラテンローラ8との間に挟み込む動作で、ヘッドスライダ12と連動してプラテンガイド16が矢印b1方向に移動する。これにより、サーマルヘッド9の移動と共にガイド部16aが移動し、サーマルヘッド9でチューブ51をプラテンローラ8との間に挟み込むと、図2等に示すように、プラテンガイド16のガイド部16aが、プラテンローラ8の周面より退避する。
【0083】
これにより、サーマルヘッド9とガイド部16aが当接することはない。また、サーマルヘッド9の移動時にはガイド部16aがプラテンローラ8の下側に存在するので、サーマルヘッド9でチューブ51をプラテンローラ51との間に挟み込む動作で、チューブ51がプラテンローラ8の下側に入り込んで、チューブ詰まり等の印字不可能な状態となることを防ぐ。
【0084】
更に、プラテンガイド16が矢印b1方向に移動すると、図13(a)に示すように排出ガイドリブ17とフルカット部18が連動して矢印b1方向に移動し、排出ガイドリブ17がチューブ51の走行経路の一部に突出する。
【0085】
以上の動作で、図2に示すように、チューブ51はチューブガイド機構31においてはチューブガイド33とガイド板4a(図2では不図示)との間に挟み込まれ、図11等に示すように、走行方向に対して上下左右の双方で位置決めを行った状態で保持される。
【0086】
また、図2に示すように、チューブ51はガイドローラ32とプラテンローラ8との間およびサーマルヘッド9とプラテンローラ8との間に挟み込まされることで、サーマルヘッド9の上流側の走行経路でチューブ51がプラテンローラ8に巻き付けられる。このように、チューブ51のプラテンローラ8に対する巻き付け角度を多くして、チューブ51に十分な搬送力が伝達されるようにすると共に、管状のチューブ51がサーマルヘッド9とプラテンローラ8との間では平面状となるようにしている。
【0087】
次に、印字動作について説明する。なお、サーマルヘッド9とプラテンローラ8による印字動作は周知であるので、詳細な説明は省略するが、図示しないモータでプラテンローラ8を回転駆動することでチューブ51を走行させながら、サーマルヘッド9でチューブ51に印字を行う。
【0088】
上述したように、チューブ51はチューブガイド機構31においてチューブガイド33によって走行方向に対して上下左右の双方で位置決めを行った状態で保持される。
【0089】
これにより、印字のためのチューブ51の走行時に、プラテンローラ8に送り込まれる前のチューブ51の上下方向の移動が抑えられ、印字位置ずれの発生を抑えることができる。
【0090】
印字が行われたチューブ5はサーマルヘッド9とプラテンローラ8との間から後処理部3へと排出され、必要に応じてハーフカット部19でハーフカットされる。
【0091】
次に、ハーフカット動作について説明する。まず、ハーフカット時の全体の動作の流れを説明すると、所定のタイミングでモータ25の回転駆動が開始され、図7に示すように、モータ25の回転により第3のギア27dが矢印e1方向に回転すると、第3のギア27dに備えたボス27eがカッターレバー26の長穴26c内を移動して、カッターレバー26を軸26aを支点に矢印f1方向に回転させる。
【0092】
カッターレバー26が矢印f1方向に回転すると、ホルダ押圧部26bがカッターホルダ23に当接し、カッターホルダ23を押圧する。これにより、カッターホルダ23はホルダガイド24にガイドされて、カッター21と共に矢印g1方向にする。
【0093】
カッター21が受け台22に突き当たる位置まで移動すると、カッターレバー26は、長穴26cとボス27eの位置関係から、第3のギア27dの矢印e1方向の回転で逆向きの矢印f2方向に回転する。これにより、カッターホルダ23は図示しないばねの力で矢印g2方向に移動して、カッター21は受け台22から離れる。
【0094】
そして、図示しないセンサ等でカッターレバー26がホームポジションに戻ったことを検出すると、モータ25の駆動を停止する。以上によって、チューブ51がハーフカットされる。
【0095】
次に、ハーフカット動作の詳細について説明する。本例のテープ/チューブプリンタ1は、図9(a)に示すチューブ51と、図9(b)に示すテープ52の双方に印字が可能である。また、直径の異なるチューブ51にも印字が可能である、そして、印字対象物の種類によらず、ハーフカットを正確に行うための調整機構として、ストローク調整レバー30を備えている。
【0096】
図15はストローク調整レバー30の動作を示す斜視図で、図15(a)および上述した図8(a)はハーフカット深さを大きくした状態、図15(b)および図8(b)はハーフカット深さを小さくした状態である。
【0097】
ストローク調整レバー30は、軸30aを支点にした回転動作で変位するカム面30bを備えている。カム面30bは、ストローク調整レバー30の回転動作、中心である軸30aからの距離が徐々に変化する形状である。これにより、ストローク調整レバー30を回転させることで、カム面30bの受け台22からの突出量が調整される。
【0098】
ストローク調整レバー30を回転させて、図8(a),図15(a)に示す向きとすると、カム面30bの受け台22の突き当て面22aからの突出量が最小となる。図16はハーフカット時のカッター21の状態を示す側面図で、図16(a)はカム面30bの突出量を少なくしてハーフカット深さを大きくした状態、図16(b)はカム面30bの突出量を多くしてハーフカット深さを小さくした状態である。
【0099】
ストローク調整レバー30を図8(a),図15(a)に示す向きとして、上述したハーフカット動作を行うと、図16(a)に示すように、カッター21は下側の脚部28aが受け台22に当接すると共に、上側の脚部28aが受け台22の突き当て面22aに当接する。
【0100】
本例では、カム面30bの受け台22からの突出量を最小とすると、カム面30bと突き当て面22aが略同一面となるように設定してある。これにより、カッター21は刃部28が受け台22の面と略平行となって、ハーフカット深さが大きくなる。
【0101】
これに対して、ストローク調整レバー30を回転させて、図8(b),図15(b)に示す向きとすると、カム面30bの受け台22からの突出量が最大となる。ストローク調整レバー30を図8(b),図15(b)に示す向きとして、上述したハーフカット動作を行うと、図16(b)に示すように、カッター21は下側の脚部28aが受け台22の突き当て面22aに当接すると共に、上側の脚部28aは突き当て面22aから突出したストローク調整レバー30のカム面30bに当接する。
【0102】
カッター21は、刃部28がボス29aを支点に回転自在な状態でマウント部29に支持されている。これにより、図7等に示すカッターレバー26の動作でカッター21を受け台22に押し付けると、カム面30bの突出量に応じて、刃部28がボス29aを支点に回転し、刃部28が受け台22の突き当て面22aと傾斜した状態となる。よって、図16(a)と比較して、カッター21の刃部28と受け台22との隙間が大きくなり、ハーフカット深さが小さくなる。
【0103】
図9(b)に示すテープ52をハーフカットする場合は、剥離紙52bを残してカットするため、図16(a)に示すようにハーフカット深さを大きく設定する。これに対して、図9(a)に示すチューブ51をハーフカットする場合は、テープ52と同じハーフカット深さに設定すると、カット量が大きすぎて、ハーフカットされたチューブ51の運搬時等に不用意に切断されてしまうことがある。
【0104】
このため、図16(b)に示すようにハーフカット深さを小さく設定することで、運搬等では不用意に切断されず、かつ、必要に応じて容易に切断できる状態にハーフカットすることができる。
【0105】
このように、ストローク調整レバー30の操作でハーフカット深さを調整できるので、処理対象に合わせて受け台22やカッター21を交換する必要がなく、操作性が向上する。また、ストローク調整レバー30は任意にハーフカット深さを調整できるので、直径が異なるチューブ51等にも容易に対応できる。
【0106】
印字が行われ、必要に応じてハーフカットされたチューブ51は、所定の印字が終了するとサーマルヘッド9の駆動およびプラテンローラ8の回転駆動が停止されて、走行が停止する。そして、フルカット部18で切断される。
【0107】
フルカット部18は、図1等に示す操作レバー18dを操作することで、図6に示す可動刃18bが軸18cを支点に回転し、固定刃18aと可動刃18bでチューブ51を挟んで切断する。
【0108】
チューブ51をフルカット部18でフルカットすると、チューブ51は弾性を有するので、未印字のチューブ51の先端が、プラテンローラ8の巻き付け方向と反対側に戻ろうとする。
【0109】
このため、排出ガイドリブ17が設けられていないと、次回の印字時のチューブ51の送りで、チューブ51の先端がハーフカット部19等に接触し、走行不可能となって、チューブ詰まりや印字不良が発生する。
【0110】
これに対して、図13(a)に示すように排出ガイドリブ17を設けることで、チューブ51の先端がプラテンローラ8の巻き付け方向にガイドされ、次回の印字時にチューブ51のハーフカット部19等への接触を防ぐことができる。
【0111】
また、上述したように、排出ガイドリブ17はチューブ51等のセット時には図13(b)に示すように退避するので、狭い空間でチューブ51等をセットする操作が不要であり、セット時の操作性が向上する。
【産業上の利用可能性】
【0112】
本発明は、長尺状のテープあるいはチューブが選択的にセットできるプリンタに適用され、特にチューブ印字時のハーフカット不良の発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0113】
【図1】本実施の形態のテープ/チューブプリンタ1の全体構成の一例を示す斜視図である。
【図2】本実施の形態のテープ/チューブプリンタ1の全体構成の一例を示す平面図である。
【図3】ヘッド移動機構11の構成の一例を示す斜視図である。
【図4】ヘッド移動機構11の構成の一例を示す斜視図である。
【図5】ガイド移動機構の構成の一例を示す要部斜視図である。
【図6】排出ガイドリブ17の移動機構の構成の一例を示す要部正面図である。
【図7】ハーフカット部19の概略構成を示す正面図である。
【図8】ハーフカット部19の構成の一例を示す要部平面図である。
【図9】チューブ51およびテープ52をハーフカットした状態を示す斜視図である。
【図10】カッター21の構成の一例を示す側面図である。
【図11】チューブガイド33の構成の一例を示し、図11(a)は正面図、図11(b)は側面図である。
【図12】チューブ装着前の状態を示すテープ/チューブプリンタ1の要部平面図である。
【図13】排出ガイドリブ17およびフルカット部18の動作を示す要部正面図である。
【図14】チューブガイド33の動作を示し、図14(a)は正面図、図14(b)は側面図である。
【図15】ストローク調整レバー30の動作を示す斜視図である。
【図16】ハーフカット時のカッター21の状態を示す側面図である。
【符号の説明】
【0114】
1・・・テープ/チューブプリンタ、2・・・印字部、3・・・後処理部、4・・・カセットホルダ部、4a・・・ガイド板、7・・・ロアプレート、8・・・プラテンローラ、9・・・サーマルヘッド、11・・・ヘッド移動機構、12・・・ヘッドスライダ、13・・・ヘッド移動レバー、14・・・ヘッド移動カム、16・・・プラテンガイド、17・・・排出ガイドリブ、18・・・フルカット部、19・・・ハーフカット部、20・・・ガイドブラケット、21・・・カッター、22・・・受け台、22a・・・突き当て面、25・・・モータ、27・・・ギア群、27a・・・ウォームギア、28・・・刃部、28a・・・脚部、30・・・ストローク調整レバー、30b・・・カム面、31・・・チューブガイド機構、32・・・ガイドローラ、33・・・チューブガイド、34・・・チューブ押圧プレート、34a・・・押圧部、34b・・・ばね部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
長尺状の印字媒体を走行させる搬送手段と、
前記搬送手段で搬送される前記印字媒体に印字を行う印字手段と、
前記印字媒体を切断する切断手段とを備えたテープ/チューブプリンタにおいて、
前記切断手段は、
前記印字媒体を受ける受け台と、
前記受け台に対して接近および離間する方向に移動すると共に、前記印字媒体を切断する刃部および前記受け台に当接して前記刃部と受け台との間に隙間を形成する突き当て部を有するカッターと、
前記カッターの前記突き当て部と当接する位置に設けられ、前記受け台からの突出量が切り替えられる変位面を有する調整手段とを備えた
ことを特徴とするテープ/チューブプリンタ。
【請求項2】
前記カッターは、前記刃部の延在方向の両側に前記突き当て部が形成され、
前記調整手段は、前記カッターの一方の前記突き当て部と当接する位置に前記変位面を備えた
ことを特徴とする請求項1記載のテープ/チューブプリンタ。
【請求項3】
前記調整手段は、前記受け台に対して回転自在に取り付けられ、前記変位面は、回転によって突出量が変化するカム面である
ことを特徴とする請求項1または2記載のテープ/チューブプリンタ。
【請求項4】
前記カッターは、前記刃部と前記突き当て部が一体に構成され、かつ回転自在に支持される
ことを特徴とする請求項1、2または3記載のテープ/チューブプリンタ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate


【公開番号】特開2006−27238(P2006−27238A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−213583(P2004−213583)
【出願日】平成16年7月21日(2004.7.21)
【出願人】(000006301)マックス株式会社 (1,275)
【Fターム(参考)】