説明

デッキ材の取り付け構造

【課題】必要に応じて任意のデッキ材を取り外すことができ取り外したデッキ材を再び取り付けることができるデッキ材の取り付け構造を提供する。
【解決手段】断面がC形形状のフレーム3の長手方向に対して直交する方向に載せられるデッキ材2の取り付け構造であって、フレーム3の上下方向中央部が長さ方向に沿って開口する一側辺の上側板部12の下端に水平軸心の回りで回動可能に係合する支持プレート4と、デッキ材2の両側の高さ方向中央部にデッキ材2の長さ方向に沿って位置する溝部10に嵌まり込みデッキ材2に固定される連結部材5とを備え、隣り合うデッキ材2の互いに対向する面側である側面9に近接して取付けられる連結部材5が、共通の支持プレート4上にねじ止めされるように構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物のバルコニーなどにおいてフレーム上に並べて取り付けられるデッキ材の取り付け構造の技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、デッキ材として合成樹脂製または木製のものが用いられている。デッキ材は、デッキ材の表面からねじ止めしてフレームに固定されていた。ところがデッキ材は温度変化によりに熱膨張を生ずるので、デッキ材を固定する取り付けねじが熱応力で折れたり緩んだりすることがあった。
【0003】
このような問題を解決するデッキ材の取り付け構造が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載のデッキ材は、デッキ材の表面側からフレームにねじ止めされるものではない。フレーム上に隣接して設置されるデッキ材の間にはデッキ材を連結する連結板が設置される。デッキ材には、長手方向両側面の高さ方向中央部に水平溝が形成されており、連結板の側部が各々隣接するデッキ材の水平溝に係止される。フレームの適当箇所には連結板をフレームに係合する支持プレートが係止されており、連結板の挿通孔にねじを挿通させて、連結板を支持プレートにねじ止めする。このようにしてデッキ材をフレームに固定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−45388号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されるデッキ材の取り付け構造では、たとえばデッキ材の隙間から落とした物を拾う場合に、デッキ材を一つだけ取り外したい場合があるが、連結板を支持プレートに固定しているねじを外すと、断面C型であるフレームの先端部に嵌合した支持プレートは下向きに回動し、連結板を取り付けるねじ孔が斜めに傾いてしまう。連結板を支持プレートに再びねじ止めしようとしても支持プレートのねじ孔が傾いているのでねじ止めすることができない。
【0006】
このようにデッキ材を一つだけ取り外した場合には、再び取り付けることができないので、デッキ材を一つだけ取り外したい場合であっても、端部から取り外したい場所までのデッキ材をすべて取り外し、さらにこれらのデッキ材を再び取り付ける作業を行わなければならない。
【0007】
本発明の目的はこのような課題を解決するもので、必要に応じて任意のデッキ材を一つだけ取り外すことができ、さらに取り外したデッキ材を容易に取り付けることができるデッキ材の取り付け構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この課題を解決するために請求項1の発明は、断面がC形形状のフレームの長手方向に対して直交する方向に載せられるデッキ材の取り付け構造であって、フレームの上下方向中央部が長さ方向に沿って開口する一側辺の上側板部の下端に水平軸心の回りで回動可能に係合する支持プレートと、デッキ材の両側の高さ方向中央部にデッキ材の長さ方向に沿って位置する溝部に嵌まり込みデッキ材に固定される連結部材とを備え、隣り合うデッキ材の互いに対向する面側に近接して取付けられる連結部材が、共通の支持プレート上にねじ止めされるように構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
フレームの上下方向中央部が長さ方向に沿って開口する一側辺の上側板部の下端に水平軸心の回りで回動可能に係合する支持プレートと、デッキ材の両側の高さ方向中央部にデッキ材の長さ方向に沿って位置する溝部に嵌まり込みデッキ材に固定される連結部材とを備え、隣り合うデッキ材の互いに対向する面側に近接して取付けられる連結部材が、共通の支持プレート上にねじ止めされるように構成したので、デッキ材に取り付けられた一方の連結部材を支持プレートに固定するねじを緩めてデッキ材を取り外すとき、支持プレートには、隣り合うデッキ材の連結部材がねじ止めされ固定されているので、支持プレートが回動してねじ孔が斜めになることはなく、デッキ材を再び取り付ける場合に連結部材を支持プレートにねじ止めすることができるので、必要に応じて任意のデッキ材を取り外すことができ、さらに取り外したデッキ材を再び取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るデッキ材の取り付け構造を示す平面図である。
【図2】デッキ材の取り付け構造を示す長手方向の断面図である。
【図3】デッキ材の取り付け構造を示す長手方向と直交する方向の断面図である。
【図4】連結部材5の取り付け手順を示す概略図である。
【図5】支持プレート4およびアジャスターボルト28の取り付け手順を示す概略図である。
【図6】連結部材5の外観図である。
【図7】第2の実施形態に係る支持プレート41の外観図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係るデッキ材2の取り付け構造を示す平面図である。
【図9】デッキ材2の取り付け構造を示す長手方向と直交する方向の断面図である。
【図10】本発明の第4の実施形態に係るデッキ材2の取り付け構造を示す平面図である。
【図11】デッキ材2の取り付け構造を示す長手方向と直交する方向の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の第1の実施形態について図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るデッキ材2の取り付け構造を示す平面図である。図2は、デッキ材2の取り付け構造を示す長手方向の断面図である。図3は、デッキ材2の取り付け構造を示す長手方向と直交する方向の断面図である。図4は、連結部材5の取り付け手順を示す概略図である。図5は、支持プレート4およびアジャスターボルト28の取り付け手順を示す概略図である。図6は、連結部材5の外観図である。
【0012】
デッキ材2の取り付け構造1は、デッキ材2とフレーム3と支持プレート4と連結部材5と板体6と押え板7とアジャスターボルト28とを備え、デッキ材2にねじ止めされた連結部材5を、フレーム3に係止された支持プレート4にねじ止めすることによってデッキ材2を固定する。
【0013】
デッキ材2は、合成樹脂製もしくは木製で形成された長尺の中空板状であり、中空内部には補強リブ8が上下方向に設けられる。デッキ材2の長手方向両側面9の中央部には、連結部材5を係止する水平方向の溝部10が形成される。
【0014】
フレーム3は、アルミ形材で形成された概ねC型チャンネル状の形状を有する。フレーム3の長さ方向側面に形成される開口部11の上下に位置する板部12の先端には、円弧状のタップ孔13が形成されており、タッピングねじ27を用いて板体6がタップ孔13にねじ止めされる。デッキ材2は、板体6で連結された複数本のフレーム3上に設置される。
【0015】
支持プレート4はアルミ形材で形成され、フレーム3のタップ孔13周縁部に係止する円弧状の係合部14と、係合部14に連設されフレーム3の板部12外面に当接する当接面15と、当接面15に連設され当接面15が板部12外面に当接した状態で水平方向に形成される平板部16とを備え、平板部16には、2つの連結部材5が別々にねじ止めされるねじ孔17が2箇所設けられる。支持プレート4は、フレーム3の長手方向端部側からフレーム3に嵌め込まれる。支持プレート4の係合部14がフレーム3のタップ孔13周縁部に嵌め込まれた状態で連結部材5がビス止めされる位置まで移動される。
【0016】
連結部材5はアルミ形材で形成され、右勝手のものと左勝手のものとが左右対称に形成される。連結部材5は、デッキ材2の溝部10に係合する板部18と、板部18から下方に伸延する当接板19a,19bとを備える。板部18には、連結部材5を支持プレート4にねじ止めするための挿通孔21が形成されており、当接板19aと19bとは、挿通孔21にねじを挿通させて連結部材5を支持プレート4にねじ止め可能な間隔を開けて平行に形成される。さらに、当接板19a,19bには、連結部材5をデッキ材2の側面9にねじ止めするための挿通孔20a,20bが設けられており、各連結部材5は、隣接する2つのデッキ材2の双方に係合した状態でねじ止めされるものではなく、隣接するデッキ材2のどちらか一方に係合した状態でねじ止めされる。
【0017】
板体6は、金属製の断面L字形の長尺部材であり、水平方向に平行に設置された複数本のフレーム3の端部を繋ぐ。板体6は、底板23がフレーム3の下面24に当接し、垂直面26がフレーム3の端面25に当接した状態で、タッピングねじ27を用いてフレーム3のタップ孔13に固定される。このように板体6によって複数本のフレーム3が互いに平行な状態で連結される。
【0018】
押え板7は、金属製の断面L字形の部材であり、板体6にねじ止めされる。押え板7は、複数本設置されるデッキ材2のうち最端部に設置されるデッキ材2の溝部10に係合してデッキ材2の位置決めをする。
【0019】
なお、フレーム3のレベル調整はアジャスターボルト28によって行われ、フレーム3には、アジャスターボルト28を係止するブラケット29が取付けられる。フレーム3の端部側からフレーム3の内側に当て板35が挿入され、ブラケット29は開口部11を挟んだ状態で当て板35に仮止めされる。作業者によって仮止めされたブラケット29がフレーム3の適当位置まで運ばれて当て板35に固定された後に、アジャスターボルト28の高さ調整がされて底板30にナット31で固定される。
【0020】
次にデッキ材2の取り付け手順について説明する。作業者は、支持プレート4の係合部14をフレーム3の端部側からタップ孔13周縁部に嵌め込む。嵌め込んだ支持プレート4を、連結部材5がビス止めされるフレーム3の長手方向適当位置まで運ぶ。さらに、アジャスターボルト28の当て板35をフレーム3の端面25側からフレーム3の内側に挿入し、開口部11を挟んだ状態でブラケット29を当て板35に仮止めして、フレーム3の長手方向適当位置まで運ぶ。
【0021】
次に、板体6で複数本のフレーム3を連結する。支持プレート4とブラケット29とが取り付けられたフレーム3の端部下面24を板体6の底板23で支持した状態で、板体6の垂直面26をフレーム3の端面25に当接させて、タッピングねじ27を用いて板体6をフレーム3のタップ孔13にねじ止めする。これによって、適当個数の支持プレート4と適当個数のブラケット29とを係合した複数本のフレーム3が連結された不図示のフレーム連結部材が形成される。必要に応じて複数個のフレーム連結部材を互いに連結するとともに、ブラケット29に取り付けたアジャスターボルト28によってフレーム3の高さ調節をする。
【0022】
次に、フレーム3にデッキ材2を設置する。デッキ材2は、長手方向がフレーム3の長手方向と直交した状態で設置される。まず最端部に位置するデッキ材2(以下、最端部デッキ材2という。)の外側側面9の溝部10を複数個所の押え板7に係合させて位置決めする。最端部デッキ材2の他方側の側面9には、連結部材5をねじ止めする。連結部材5は、板部18が溝部10に係合し、当接板19bの側面33がデッキ材2の側面9に当接した状態で、デッキ材2の適当位置に予めねじ止めされる。
【0023】
最端部デッキ材2は、外側側面9の溝部10が複数個所の押え板7に係合した状態でフレーム3の最端部に設置され、他方側の側面9に複数個所取り付けられた連結部材5が、フレーム3に係合している支持プレート4に各々ねじ止めされる。このとき支持プレート4には、タップ孔13を中心として回動する遊びがあるが、支持プレート4が回動して平板部16が傾きねじ孔17が斜めに向くと、連結部材5をねじ止めすることができなくなる。平板部16が傾くことを防止するために、作業者は、支持プレート4の当接面15をフレーム3の板部12外面に当接させて、平板部16を水平方向に保持した状態で、連結部材5をねじ止めする。
【0024】
次に、最端部デッキ材2に隣接するデッキ材2を設置する。デッキ材2の両側面9には、予め連結部材5が適当位置にねじ止めされている。最端部デッキ材2を固定した支持プレート4には、最端部デッキ材2の連結部材5がねじ止めされて水平方向に保持されているので、作業者は、支持プレート4を水平方向に保持することなく、最端部デッキ材2側に臨んだ側面9にねじ止めされた連結部材5を各々支持プレート4にねじ止めすることができる。このとき連結部材5の当接板19aを最端部デッキ材2の側面9に当接させてデッキ材2を設置するとデッキ材2の位置決めを容易に行うことができる。
デッキ材2の他方側側面9の連結部材5を支持プレートにねじ止めする場合には、最端部デッキ材2の連結部材5を支持プレートにねじ止めする場合と同様に、作業者は、支持プレート4の当接面15をフレーム3の板部12外面に当接させて平板部16を水平方向に保持し、ねじ孔17が斜めに向くことを防止する。この状態で、他方側側面9の連結部材5を各々支持プレートにねじ止めする。このような手順で、デッキ材2が順次取り付けられる。
【0025】
デッキ材2の下に落とした物を拾うために、デッキ材2を1つだけ取り外したい場合がある。このような場合にデッキ材2を1つだけ取り外し、さらに再び取り付ける手順について説明する。デッキ材2に取り付けられた連結部材5を支持プレート4に固定しているねじを緩めてデッキ材2を取り外す。このとき支持プレート4には、隣接するデッキ材2の連結部材5がねじ止めされ固定されているので、支持プレート4が回動して平板部16が傾くことはなく、連結部材5をねじ止めするねじ孔17が斜めになることはない。
【0026】
取り外したデッキ材2を再び取り付ける場合には、再び取り付けようとするデッキ材2にねじ止めされている連結部材5の当接板19a外面が、左右に隣接して設置されている各デッキ材2の側面9に当接するので、位置決めされた状態で容易に取り付けることができる。
【0027】
本発明の第2の実施形態について図7に基づいて説明する。図7は、第2の実施形態に係る支持プレート41の外観図である。第1の実施形態と共通する部分については説明を省略し、同一の符号を用いる。これまでの説明では、支持プレート4の係合部14をフレーム3の端面25側からタップ孔13周縁部に嵌合させた状態でフレーム3の長手方向適当位置まで移動させる場合について説明してきたが、これに限定されるものではない。たとえばフレーム3に板体6を取り付けた後に、支持プレート41を追加して取り付けたい場合があるが、このような場合には、支持プレート41をフレーム3の長手方向適当位置で直接係合させることもできる。支持プレート41は、タップ孔13周縁部に嵌合する係合部44が弾性変形可能に形成されており、係合部44の先端に鉤部36が形成されている。鉤部36がタップ孔13周縁部に当接した状態でさらに支持プレート41を押し込むと、係合部44が弾性変形をして、鉤部36がタップ孔13周縁部を乗り越えて奥側に係合する。このように支持プレート41を用いてフレーム3の適当位置で直接係合させて作業工数を大幅に削減することができる。
【0028】
本発明の第3の実施形態について図8,図9に基づいて説明する。図8は、本発明の第3の実施形態に係るデッキ材2の取り付け構造を示す平面図である。図9は、デッキ材2の取り付け構造を示す長手方向と直交する方向の断面図である。なお、第1の実施形態と共通する部分については説明を省略し、同一の符号を用いる。
【0029】
連結部材51はアルミ形材で形成され、概ねデッキ材2の両側面9に取り付ける連結部材5をデッキ材2の底面側で連結した形状を有する。連結部材51は、デッキ材2の長手方向端部から、板部52をデッキ材2の両側面9の溝部10に各々係合させた状態で嵌め込まれ、支持プレート4にビス止めされる適当位置まで運ばれる。連結部材51は、デッキ材2の底面側で連結された状態で、板部52がデッキ材2の両側面9の溝部10に係合しているので、デッキ材2から脱落することはない。連結部材51をデッキ材2の側面9にビス止めするためのビス孔を設ける必要がなく、作業工数の削減を図ることができコストダウンに繋がる。なお、連結部材51は、デッキ材2の底面側で連結されているので、デッキ材2の底面側にフレーム3が当接していない箇所で用いられる。
【0030】
本発明の第4の実施形態について図10,図11に基づいて説明する。図10は、本発明の第4の実施形態に係るデッキ材2の取り付け構造を示す平面図である。図11は、デッキ材2の取り付け構造を示す長手方向と直交する方向の断面図である。なお、第1の実施形態と共通する部分については説明を省略し、同一の符号を用いる。
【0031】
連結部材61は、アルミ形材で形成され、連結部材5の当接板19bの端部からデッキ材2の底面に沿って伸延する当接板19cを備えている。連結部材61は、デッキ材2の溝部10とデッキ材2の底面とを挟みこむように弾性変形した状態で、デッキ材2の適当位置に直接取り付けられる。連結部材61は、この状態で安定しているので、連結部材61をデッキ材2の側面9にビス止めするためのビス孔を設ける必要がなく、作業工数の削減を図ることができコストダウンに繋がる。なお、連結部材61は、デッキ材2の底面に沿って伸延する当接板19cを備えているので、デッキ材2の底面側にフレーム3が当接していない箇所で用いられる。
【0032】
本発明の第5の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と共通する部分については説明を省略し、同一の符号を用いる。図6に示す連結部材5には立ち上がり部37が設けられているが、板部18がデッキ材2の溝部10に係合するときに、該立ち上がり部37が溝部10に圧入された状態で固定される。立ち上がり部37の高さを、該立ち上がり部37が溝部10に圧入されて固定される高さとすることによって、連結部材61をデッキ材2の側面9にビス止めするためのビス孔を設ける必要がなく、作業工数の削減を図ることができコストダウンに繋がる。
【0033】
このように断面がC形形状のフレーム3の長手方向に対して直交する方向に載せられるデッキ材2の取り付け構造であって、フレーム3の上下方向中央部が長さ方向に沿って開口する一側辺の上側板部12の下端に水平軸心の回りで回動可能に係合する支持プレート4と、デッキ材2の両側の高さ方向中央部にデッキ材2の長さ方向に沿って位置する溝部10に嵌まり込みデッキ材2に固定される連結部材5とを備え、隣り合うデッキ材2の互いに対向する面側である側面9に近接して取付けられる連結部材5が、共通の支持プレート4上にねじ止めされるように構成するので、デッキ材2に取り付けられた連結部材5を支持プレート4に固定するねじを緩めてデッキ材2を取り外すとき、支持プレート4は、隣接するデッキ材2の連結部材5がねじ止めされ固定されているので、支持プレート4が回動して、ねじ孔17が斜めになることはなく、デッキ材2を再び取り付ける場合に、連結部材5を支持プレート4にねじ止めすることができるので、必要に応じて任意のデッキ材2を取り外すことができ、取り外したデッキ材2を再び取り付けることができる。
【符号の説明】
【0034】
1 デッキ材の取り付け構造
2 デッキ材
3 フレーム
4,41 支持プレート
5,51,61 連結部材
6 板体
7 押え板
8 補強リブ
9,33 側面
10 溝部
11 開口部
12 板部
13 タップ孔
14,44 係合部
15 当接面
16 平板部
17 ねじ孔
18,52 板部
19a,19b 当接板
20a,20b,21 挿通孔
22 板体
23 底板
24 下面
25 端面
26 垂直面
27 タッピングねじ
28 アジャスターボルト
29 ブラケット
30 底板
31 ナット
32 フレーム連結部材
35 当て板
36 鉤部
37 立ち上がり部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
断面がC形形状のフレームの長手方向に対して直交する方向に載せられるデッキ材の取り付け構造であって、
フレームの上下方向中央部が長さ方向に沿って開口する一側辺の上側板部の下端に水平軸心の回りで回動可能に係合する支持プレートと、
デッキ材の両側の高さ方向中央部にデッキ材の長さ方向に沿って位置する溝部に嵌まり込みデッキ材に固定される連結部材とを備え、
隣り合うデッキ材の互いに対向する面側に近接して取付けられる連結部材が、共通の支持プレート上にビス止めされるように構成したデッキ材の取り付け構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−31619(P2012−31619A)
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−171239(P2010−171239)
【出願日】平成22年7月30日(2010.7.30)
【出願人】(000198787)積水ハウス株式会社 (748)
【出願人】(000107985)セイコー産業株式会社 (14)
【Fターム(参考)】