説明

デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計する方法と装置

本発明はデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計する方法と装置を開示し、Tstart、Tendと周期tを設定し、それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがTstartからTendまでの時間セグメントの各々周期t内に発生した周期性位置更新回数、周期性ルーティングエリア更新回数、周期性位置更新と周期性ルーティングエリア更新以外の呼出タイムスパン、パワーオンユーザー数、T3212とT3312を取得し、取得したパラメーターに基づき、各々ユーザーのアイドル状態でのダブルドメイン或はCSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパン、アイドル状態でのPSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパンと接続状態での常駐タイムスパンを計算し、且つ各々ユーザーがそれぞれデュアルネットワークに常駐するタイムスパンを得て、それにより、各々ユーザーがそれぞれデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを得る。本発明によって、デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを正確に、効果的に統計することを実現する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は移動通信システムにおけるデュアルネットワーク常駐タイムスパンレートを統計する技術に関し、特にデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計する方法と装置に関する。
【背景技術】
【0002】
移動通信技術の発展につれ、異なるモードの移動通信ネットワークは次第に多くなった。ユーザーが自由にマルチモードのネットワークを選択できるように、ますます多くのネットワーク事業者はデュアルモード端末を提供した。デュアルモード端末は主にデュアルモードデュアル待機端末とデュアルモードシングルスタンバイ端末という二種類を含む。
【0003】
デュアルモードデュアル待機端末は異なるモードの二つの端末を一つの端末に合併することに相当し、デュアルモードデュアル待機端末は同時に二枚のユーザー識別モジュール(SIM、Subscriber Identity Module)或はユニバーサルユーザー識別モジュール(USIM、Universal Subscriber Identity Module)カードを挿し込むことができ、且つ同時に二つの異なるモードのネットワークに常駐できる。
【0004】
デュアルモードシングルスタンバイ端末は一枚のSIM或はUSIMカードだけ挿し込むことができ、二つの異なるモードのネットワークに常駐できるが、同じ時点に一つのモードのネットワークにだけ常駐できる。現在提供した時分割同期符号多元接続(TD-SCDMA、Time Division-Synchronous Code Division Multiple Access)/全球移動通信(GSM、Global System for Mobile Communications)デュアルモード端末はデュアルモードシングルスタンバイ端末である(「GSM」は登録商標。以下、同じ )。
【0005】
デュアルモードシングルスタンバイ端末が同じ時点に一つのモードのネットワークにだけ常駐できるので、デュアルモードシングルスタンバイ端末は二つのネットワーク中の一つネットワークに常駐するタイムスパンは長ければ長いほど、該ネットワークにおいて業務発生の確率も大きくなるので、発生した通信費用も高くなる。
【0006】
3Gネットワークが第三世代移動通信技術に属し、2Gネットワークが使用した第二世代移動通信技術より先進であるので、ネットワーク事業者の立場からみると、デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーができるだけ長く3Gネットワークに常駐し、且つ3Gネットワークにおいて業務を起動するように希望している。3Gネットワークがカバーしない時、早速に2Gネットワークに切り替え、デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーが業務利用の連続性を保証し、弱くカバーすることで引き起こしたアクセス失敗と通話中断等の問題を減少させる。これにより、デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートの統計を実現することは、デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンをコントロールすることに重要な価値がある。しかしながら、従来の技術では、まだデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを正確に、効果的に統計する方法を提供できない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
これに鑑み、本発明の主な目的はデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計する方法と装置を提供することで、デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートの統計を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の技術案は以下の通りに実現する。
【0009】
本発明はデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計する方法を提供し、
統計開始時間と統計終了時間を設定し、且つ統計時間周期を設定すること、
それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーが統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメントの各々統計時間周期内において発生した周期性位置更新回数、周期性ルーティングエリア更新回数、周期性位置更新と周期性ルーティングエリア更新以外の呼出タイムスパン、常駐したパワーオンユーザー数、及び周期性位置更新タイマーと周期性ルーティングエリア更新タイマーというパラメーターを取得すること、
それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、取得した前記パラメーターに基づき、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがアイドル状態でのダブルドメイン或は回線交換(CS)シングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパン、アイドル状態でのパケット交換(PS)シングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパンと接続状態での常駐タイムスパンを計算し、且つ各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがそれぞれデュアルネットワークに常駐するタイムスパンを得ること、
各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがそれぞれデュアルネットワークに常駐するタイムスパンに基づき、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを得ることを含む。
【0010】
前記各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのダブルドメイン或は回線交換(CS)シングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパンを計算することは、具体的に、
それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、各々統計時間周期内の周期性位置更新回数を対応した統計時間周期内のパワーオンユーザー数で除算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーが各々統計時間周期内に発生した周期性位置更新回数L(t)を得て、
各々統計時間周期内のL(t)を加算し、統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメント内の各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの位置更新回数Lを得て、
前記Lと周期性位置更新タイマーを乗算し、統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメント内に、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でダブルドメイン或はCSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパンを得ることである。
【0011】
前記各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのPSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパンを計算することは、具体的に、
それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、各々統計時間周期内の周期性ルーティングエリア更新回数を対応した統計時間周期内のパワーオンユーザー数で除算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの各々統計時間周期内に発生した周期性ルーティングエリア更新回数R(t)を得て、
各々統計時間周期内のR(t)を加算し、統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメント内の各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのルーティングエリア更新回数Rを得て、
前記Rと周期性ルーティングエリア更新タイマーを乗算し、統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメント内に、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのPSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパンを得ることである。
【0012】
前記各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの接続状態での常駐タイムスパンを計算することは、具体的に、
それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、各々統計時間周期内のすべての周期性位置更新と周期性ルーティングエリア更新以外の呼出タイムスパンを加算し、すべてのデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの接続状態での常駐総タイムスパンを得て、前記常駐総タイムスパンを対応した統計時間周期内のパワーオンユーザー数で除算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの各々統計時間周期における接続状態での常駐タイムスパンC(t)を得て、
各々統計時間周期内のC(t)を加算し、TstartからTendまでの時間セグメント内の各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの接続状態での常駐タイムスパンを得ることを含む。
【0013】
該方法は更に、それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、前記各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのダブルドメイン或はCSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパン、アイドル状態でのPSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパン、接続状態での常駐タイムスパンを加算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのそれぞれデュアルネットワークにおける常駐タイムスパンを得ることを含む。
【0014】
該方法は更に、
各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのデュアルネットワーク中の一つのネットワークにおける常駐タイムスパンを得ると、設定した統計終了時間から統計開始時間を減算し、統計時間範囲を得て、且つ前記統計時間範囲から前記すでに得た各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのデュアルネットワーク中の一つのネットワークにおける常駐タイムスパンを減算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのデュアルネットワーク中の一つのネットワークにおける常駐タイムスパンを得ることを含む。
【0015】
本発明はデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計する装置を提供し、
統計開始時間と統計終了時間を設定し、且つ統計時間周期を設定することに用いられる時間設定モジュールと、
それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーが統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメントの各々統計時間周期において発生した周期性位置更新回数、周期性ルーティングエリア更新回数、周期性位置更新と周期性ルーティングエリア更新以外の呼出タイムスパン、常駐したパワーオンユーザー数、及び周期性位置更新タイマーと周期性ルーティングエリア更新タイマーというパラメーターを取得することに用いられるパラメーター取得モジュールと、
それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、取得した前記パラメーターに基づき、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのダブルドメイン或はCSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパン、アイドル状態でのPSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパンと接続状態での常駐タイムスパンを計算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがそれぞれデュアルネットワークに常駐するタイムスパンを得ることに用いられるタイムスパン計算モジュールと、
各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがそれぞれデュアルネットワークに常駐するタイムスパンに基づき、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを得ることに用いられるタイムスパンレート計算モジュールを含む。
【0016】
前記タイムスパン計算モジュールは更にそれぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、各々統計時間周期内の周期性位置更新回数を対応した統計時間周期内のパワーオンユーザー数で除算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーが各々統計時間周期内に発生した周期性位置更新回数L(t)を得て、
各々統計時間周期内のL(t)を加算し、統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメント内の各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの位置更新回数Lを得て、
前記Lと周期性位置更新タイマーを乗算し、統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメントに、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのダブルドメイン或はCSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパンを得ることに用いられる。
【0017】
前記タイムスパン計算モジュールは更にそれぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、各々統計時間周期内の周期性ルーティングエリア更新回数を対応した統計時間周期内のパワーオンユーザー数を除算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの各々統計時間周期内に発生した周期性ルーティングエリア更新回数R(t)を得て、
各々統計時間周期内のR(t)を加算し、統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメント内の各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのルーティングエリア更新回数Rを得て、
前記Rと周期性ルーティングエリア更新タイマーを乗算し、統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメント内に、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのPSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパンを得ることに用いられる。
【0018】
前記タイムスパン計算モジュールは更に、それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、各々統計時間周期内のすべての周期性位置更新と周期性ルーティングエリア更新以外の呼出タイムスパンを加算し、すべてのデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの接続状態での常駐総タイムスパンを得て、前記常駐総タイムスパンを対応した統計時間周期内のパワーオンユーザー数で除算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの各々統計時間周期内の接続状態での常駐タイムスパンC(t)を得て、
各々統計時間周期内のC(t)を加算し、TstartからTendまでの時間セグメント内の各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの接続状態での常駐タイムスパンを得ることに用いられる。
【0019】
前記タイムスパン計算モジュールは更に、それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、前記各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのダブルドメイン或はCSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパン、アイドル状態でのPSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパン、接続状態での常駐タイムスパンを加算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがそれぞれデュアルネットワークに常駐するタイムスパンを得ることに用いられる。
【0020】
前記タイムスパン計算モジュールは更に、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのデュアルネットワーク中の一つのネットワークにおける常駐タイムスパンを得ると、設定した統計終了時間から統計開始時間を減算し、統計時間範囲を得て、前記統計時間範囲から前記すでに得た各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのデュアルネットワーク中の一つのネットワークにおける常駐タイムスパンを減算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのデュアルネットワーク中のもう一つのネットワークにおける常駐タイムスパンを得ることに用いられる。
【発明の効果】
【0021】
本発明に提供したデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計した方法と装置は容易にデュアルモードシングルスタンバイ端末のデュアルネットワークにおける常駐タイムスパン及び占める割合の統計を実現でき、統計した情報は更に正確で、有効であり、且つ本発明は現在のCNとユニバーサル移動通信システム地上波無線アクセス網(UTRAN、UMTS Terrestrial Radio Access Network)のネットワークに如何なる修正でも不要ので、極めて事業者の投資コストを節約した。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】図1は本発明によるデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計する方法のフローチャートである。
【図2】図2は本発明によるデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計する装置構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、図面と具体的な実施例により、本発明の技術案を詳しく説明する。
【0024】
実際な応用において、UEがネットワークに常駐する過程に、アイドル状態でのダブルドメイン常駐に属すれば、すなわち同時に回線交換(CS、Circuit Switched)ドメインとパケット交換(PS、Packet Switched)ドメインに付着し、或はCSシングルドメイン常駐に属すると、周期性位置更新タイマー(T3212)が設定した時間に達する時、UEは周期性的位置更新を行う必要があり、その主な作用は該UEがまだネットワークに付着しているとコアネットワーク(CN、Core Network)に知らせることにある。
【0025】
UEはネットワークに常駐する過程に、PSシングルドメイン常駐に属すれば、アイドル状態で周期性ルーティングエリア更新タイマー(T3312)が設定した時間に達する時、UEは周期性ルーティングエリア更新を行う必要があり、その主な作用は該UEがまだネットワークに付着しているとPS域のCNに知らせることにある。
【0026】
UEは長時間ネットワーク接続しない状態している時、T3212或はT3312タイマーが設定した時間に達した後、早速に周期性位置更新或は周期性ルーティングエリア更新を行わないと、CNは自分で設置した隠しシャットダウンタイマーがタイムアウトした後、該UEを隠しシャットダウン状態にセットする。CNが該UEを隠しシャットダウンにセットした後、該ユーザーは必ず改めて付着要求を起動し、引き続きネットワークサービスを取得できる。いかなるタイプの呼出の後、位置更新とルーティングエリア更新を含み、UE内部の周期性位置更新タイマー又は周期性ルーティングエリア更新タイマーはいずれも0にセットする。
【0027】
本発明は移動通信システムにおけるユーザーがネットワークに常駐すると、アイドル状態で、T3212の時間周期毎に、必ず一回の周期性位置更新を行い、アイドル状態で、T3312の時間周期毎に、必ず一回の周期性ルーティングエリア更新を行い、及び一回の呼出を完成した後、周期性位置更新タイマー/周期性ルーティングエリア更新タイマーを0にセットする原則を利用すればこそ、デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのデュアルネットワークにおける常駐タイムスパンレートの統計を実現する。該統計方法の実現の前提は二種類のモードのネットワークが位置領域コード(LAC、Location Area Code)を共有しない、すなわち二種類のモードのネットワークのLACが異なることである。
【0028】
本発明に提供したデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計する方法は図1に示すように、主に以下通りのステップを含む。
【0029】
ステップ101において、統計開始時間Tstartと統計終了時間Tendを設定し、且つ統計時間周期tを設定する。
【0030】
設定した統計開始時間Tstartと統計終了時間Tendは、ほとんどのデュアルモードシングルスタンバイ端末が該時間セグメント内にパワーオン状態をし、且つ主動的にシャットダウンしないことを満たす必要があり、設定した統計時間周期tは該統計時間周期tが前述の統計終了時間Tendと統計開始時間Tstartの差以下、すなわちt≦Tend−Tstartであることを満たす必要がある。
【0031】
ステップ102において、それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがTstart〜Tendの時間セグメントの各々t周期内において発生した周期性位置更新回数、周期性ルーティングエリア更新回数、周期性位置更新と周期性ルーティングエリア更新以外の呼出タイムスパン、常駐したパワーオンユーザー数、及び周期性位置更新タイマーT3212と周期性ルーティングエリア更新タイマーT3312というパラメーターを取得する。
【0032】
その中に、周期性位置更新回数と周期性ルーティングエリア更新回数の統計規則は一回の呼出において周期性位置更新だけ発生すれば、或は同時に周期性位置更新と周期性ルーティングエリア更新を発生すれば、周期性位置更新だけ統計サンプルに計上し、周期性ルーティングエリア更新を統計サンプルに計上しないようにし、一回の呼出において、周期性ルーティングエリア更新だけ発生すれば、周期性ルーティングエリア更新を統計サンプルに計上する。
【0033】
上記データを採取する時、同時に二種類のモードのネットワークを採取する必要があり、採取方式は経路測定、固定ポイント測定、単一ユーザー或は多ユーザー信号追跡、コアネットワークカウンター統計、無線アクセス網カウンター統計、ネットワークの局部或は全ネットワーク信号採取等を含むが、それに限らない。仮に二種類のモードのネットワークをそれぞれTD-SCDMAネットワークとGSMネットワークと称すれば、ステップ102の操作は二つの方面を含み、一方、TD-SCDMAネットワークに発生した周期性位置更新回数、周期性ルーティングエリア更新回数、周期性位置更新と周期性ルーティングエリア更新以外の呼出タイムスパン、常駐したパワーオンユーザー数、及び周期性位置更新タイマーT3212と周期性ルーティングエリア更新タイマーT3312を取得し、他方、GSMネットワークに発生した周期性位置更新回数、周期性ルーティングエリア更新回数、周期性位置更新と周期性ルーティングエリア更新以外の呼出タイムスパン、常駐したパワーオンユーザー数、及び周期性位置更新タイマーT3212と周期性ルーティングエリア更新タイマーT3312を取得する。このため、後続した操作ステップにおいて、特殊な説明がある場合以外に、デュアルネットワークにおけるモード別のネットワークをそれぞれ実行した操作とデフォルトに考える。また、T3212とT3312はネットワーク側から直接に得られる。
【0034】
ステップ103において、それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、取得したパラメーターに基づき、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのダブルドメイン或はCSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパンを計算する。
【0035】
具体的には、それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、各々統計時間周期t内の周期性位置更新回数を統計時間周期tに対応したパワーオンユーザー数で除算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの各々統計時間周期t内に発生した周期性位置更新回数L(t)を得て、
各々統計時間周期t内のL(t)を加算し、Tstart〜Tendの時間セグメント内の各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの位置更新回数Lを得て、
得たLと周期性位置更新タイマーT3212を乗算し、Tstart〜Tendの時間セグメント内の各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのダブルドメイン或はCSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパンを得る。
【0036】
ステップ104において、それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、取得したパラメーターに基づき、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのPSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパンを計算する。
【0037】
具体的には、それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、各々統計時間周期t内の周期性ルーティングエリア更新回数を統計時間周期t内に対応したパワーオンユーザー数で除算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの各々統計時間周期tに発生した周期性ルーティングエリア更新回数R(t)を得て、
各々統計時間周期内のR(t)を加算し、Tstart〜Tendの時間セグメント内の各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのルーティングエリア更新回数Rを得て、
得たRと周期性ルーティングエリア更新タイマーT3312を乗算し、TstartからTendまでの時間セグメント内に、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのPSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパンを得る。
【0038】
ステップ105において、それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、取得したパラメーターに基づき、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの接続状態での常駐タイムスパンを取得する。
【0039】
具体的には、それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、各々統計時間周期t内のすべてのユーザーの周期性位置更新と周期性ルーティングエリア更新以外の呼出タイムスパンを加算し、各々統計時間周期t内のすべてのデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの接続状態での常駐総タイムスパンを得て、該常駐総タイムスパンを統計時間周期t内に対応したパワーオンユーザー数で除算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの各々統計時間周期t内の接続状態での常駐タイムスパンC(t)を得て、
各々統計時間周期内のC(t)を加算し、Tstart〜Tendの時間セグメント内の各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの接続状態での常駐タイムスパンCを得る。
【0040】
ステップ106において、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのそれぞれデュアルネットワークに常駐するタイムスパンを計算する。
【0041】
具体的には、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのダブルドメイン或はCSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパン、アイドル状態でのPSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパン、接続状態での常駐タイムスパンを加算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのそれぞれデュアルネットワークに常駐するタイムスパンを得る。
【0042】
ステップ107において、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを計算する。
【0043】
各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがそれぞれデュアルネットワークに常駐するタイムスパンを比例にすることで、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを得る。
【0044】
この以外に、本発明による好適な実施例として、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワーク中の一つのネットワークに常駐するタイムスパンだけ得る時、設定した統計終了時間から統計開始時間を減算し、統計時間範囲を得て、該統計時間範囲から前述すでに得た各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのデュアルネットワーク中の一つのネットワークにおける常駐タイムスパンを減算することで、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのデュアルネットワーク中のもう一つのネットワークにおける常駐タイムスパンを得る。
【0045】
説明する必要があるのは、本発明のデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計する方法はすべての周期性位置更新或は周期性ルーティングエリア更新メカニズムを有する移動通信ネットワークに適用することである。
【0046】
以下、TD-SCDMA/GSMのデュアルモードシングルスタンバイ端末を例として、上記デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計する方法を更に詳しく説明する。TD-SCDMA/GSMのデュアルモードシングルスタンバイ端末のデュアルネットワークにおける常駐タイムスパンレートの統計方法は主に以下のステップを含み、その中に、TD-SCDMAとGSMネットワークのデータは同時に採取する必要があり、
ステップ201、統計開始時間Tstartと統計終了時間Tendを設定し、且つ統計時間周期tを設定する。
【0047】
ステップ202において、TD-SCDMAネットワークにおけるデュアルモード端末のTstart〜Tend間の各々t周期に発生した周期性位置更新の回数、PSシングルドメインに発生した周期性ルーティングエリア更新の回数、周期性位置更新と周期性ルーティングエリア更新以外の呼出タイムスパン、常駐したパワーオンユーザー数、T3212とT3312を統計する。
【0048】
ステップ203において、GSMネットワークにおけるデュアルモード端末のTstart〜Tend間の各々t周期内に発生した周期性位置更新の回数、PSシングルドメインに発生した周期性ルーティングエリア更新の回数、周期性位置更新と周期性ルーティングエリア更新以外の呼出タイムスパン、常駐したパワーオンユーザー数、T3212とT3312を統計する。
【0049】
ステップ204において、TD-SCDMAネットワークにおける各々t周期内の周期性位置更新回数を該t周期内のパワーオンユーザー数で除算し、各々ユーザーの各々t周期内にTD-SCDMAネットワークに発生した周期性位置更新の回数Ltd(t)を得る。
【0050】
ステップ205、各々t周期のLtd(t)を加算し、Tstart〜Tendの統計時間範囲内の各々ユーザーのTD-SCDMAネットワークにおける位置更新回数Ltdを得る。
【0051】
ステップ206、LtdをTD-SCDMAネットワークのT3212タイマーに乗算し、Tstart〜Tendの統計時間範囲内の各々ユーザーのTD-SCDMAネットワークにおけるCSシングルドメイン或はダブルドメイン下でのアイドル状態常駐タイムスパンTtdcspsを得る。
【0052】
ステップ207、TD-SCDMAネットワークにおける各々t周期内のPSシングルドメインの周期性ルーティングエリア更新回数を該t周期内のパワーオンユーザー数で除算し、各々ユーザーの各々t周期内のTD-SCDMAネットワークに発生したPSシングルドメイン周期性ルーティングエリア更新の回数Rtd(t)を得る。
【0053】
ステップ208、各々t周期のRtd(t)を加算し、Tstart〜Tendの統計時間範囲内の各々ユーザーのTD-SCDMAネットワーク下での周期性ルーティングエリア更新の回数Rtdを得る。
【0054】
ステップ209、RtdとTD-SCDMAネットワークのT3312タイマーを乗算し、Tstart〜Tendの統計時間範囲内の各々ユーザーのTD-SCDMAネットワークにおけるPSシングルドメイン下でのアイドル状態常駐タイムスパンTtdpsを得る。
【0055】
ステップ210、TD-SCDMAネットワークにおける各々t周期内のすべての周期性位置更新と周期性ルーティングエリア更新以外の呼出タイムスパンを加算し、各々t周期内のすべてのデュアルモードシングルスタンバイユーザーの周期性位置更新と周期性ルーティングエリア更新以外の呼出総時間を得て、総時間を該t周期内のパワーオンユーザー数で除算し、各々デュアルモードシングルスタンバイユーザーが各々t周期内にTD-SCDMAネットワーク接続状態で常駐した時間Ttdconnect(t)を得る。
【0056】
ステップ211、各々t周期のTtdconnect(t)を加算し、Tstart〜Tendの統計時間範囲内の各々デュアルモードシングルスタンバイユーザーがTD-SCDMAネットワーク接続状態で常駐した時間Ttdconnectを得る。
【0057】
ステップ212、Ttdcsps、TtdpsとTtdconnectを加算し、Tstart〜Tend時間内に各々ユーザーがTD-SCDMAネットワークに常駐した時間Ttdを得る。
【0058】
ステップ213、GSMネットワークに各々t周期内の周期性位置更新回数を該t周期内のパワーオンユーザー数で除算し、各々ユーザーが各々t周期内にGSMネットワークに発生した周期性位置更新の回数Lgsm(t)を得る。
【0059】
ステップ214、各々t周期のLgsm(t)を加算し、Tstart〜Tendの統計時間範囲内に各々ユーザーのGSMネットワーク下での位置更新の回数Lgsmを得る。
【0060】
ステップ215、LgsmとGSMネットワークのT3212タイマーを乗算し、Tstart〜Tendの統計時間範囲内の各々ユーザーのGSMネットワークにおけるCSシングルドメイン或はダブルドメイン下でのアイドル状態常駐タイムスパンTgsmcspsを得る。
【0061】
ステップ216、GSMネットワークにおける各々t周期内のPSシングルドメインの周期性ルーティングエリア更新回数を該t周期内のパワーオンユーザー数で除算し、各々ユーザーが各々t周期内にGSMネットワークに発生したPSシングルドメイン周期性ルーティングエリア更新の回数Rgsm(t)を得る。
【0062】
ステップ217、各々t周期のRgsm(t)を加算し、Tstart〜Tendの統計時間範囲内に各々ユーザーのGSMネットワークにおける周期性ルーティングエリア更新の回数Rgsmを得る。
【0063】
ステップ218、RgsmとGSMネットワークのT3312タイマーを乗算し、Tstart〜Tend統計時間範囲内に各々ユーザーのTD-GSMネットワークにおけるPSシングルドメイン下でのアイドル状態常駐タイムスパンTgsmpsを得る。
【0064】
ステップ219、GSMネットワークにおける各々t周期内のすべての周期性位置更新と周期性ルーティングエリア更新以外の呼出タイムスパンを加算し、各々t周期内のすべてのデュアルモードシングルスタンバイユーザーの周期性位置更新と周期性ルーティングエリア更新以外の呼出総時間を得て、総時間を該t周期内のパワーオンユーザー数で除算し、各々デュアルモードシングルスタンバイユーザーが各々t周期内のGSMネットワーク接続状態での常駐した時間Tgsmconnect(t)を得る。
【0065】
ステップ220、各々t周期のTgsmconnect(t)を加算し、Tstart〜Tendの統計時間範囲内に各々デュアルモードシングルスタンバイユーザーがGSMネットワーク接続状態で常駐した時間Tgsmconnectを得る。
【0066】
ステップ221、Tgsmcsps、TgsmpsとTgsmconnectを加算し、Tstart〜Tendの統計時間範囲内に各々ユーザーがGSMネットワークに常駐した時間Tgsmを得る。
【0067】
ステップ222、TtdをTgsmで除算し、デュアルモードシングルスタンバイ端末のTD-SCDMAネットワークとGSMネットワークにおける常駐タイムスパンレートCTRtdgsmを得る。
【0068】
説明する必要があるのは、上記実施例の各操作ステップにおいて、TD-SCDMAネットワークに対応した関連処理操作とGSMネットワークに対応した関連処理操作は前後順序がなく、同時に進行してもよい。上記実施例におけるステップ番号がTD-SCDMAネットワークとGSMネットワークの操作ステップ間の時間の前後順序の限定にならないように理解すべきであることである。
【0069】
また、もう一種の好適な実施例として、Tstart〜Tendの時間内に各々ユーザーがTD-SCDMAネットワークに常駐した時間Ttdだけ得られる場合に、以下の公式に基づき、直接Tstart〜Tendの時間内に各々ユーザーがGSMネットワークに常駐した時間Tgsmを得られ、すなわちTgsm=Tend−Tstart−Ttdである。逆に、Tstart〜Tendの時間内に各々ユーザーがGSMネットワークに常駐した時間Tgsmだけ得られる場合に、以下の公式に基づき、直接Tstart〜Tendの時間に各々ユーザーがTD-SCDMAネットワークに常駐した時間Ttdも得られ、すなわちTtd=Tend−Tstart−Tgsmである。
【0070】
上記デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計する方法に対応し、本発明は更にデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計する装置を提供し、図2に示すように、時間設定モジュール10、パラメーター取得モジュール20、タイムスパン計算モジュール30とタイムスパンレート計算モジュール40を備える。その中に、時間設定モジュール10は統計開始時間と統計終了時間を設定し、且つ統計時間周期を設定することに用いられる。パラメーター取得モジュール20はそれぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーが統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメントの各々統計時間周期内に発生した周期性位置更新回数、周期性ルーティングエリア更新回数、周期性位置更新と周期性ルーティングエリア更新以外の呼出タイムスパン、常駐したパワーオンユーザー数、及び周期性位置更新タイマーと周期性ルーティングエリア更新タイマーというパラメーターを取得することに用いられる。タイムスパン計算モジュール30はそれぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、取得したパラメーターに基づき、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのダブルドメイン或はCSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパン、アイドル状態でのPSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパンと接続状態での常駐タイムスパンを計算し、且つ各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがそれぞれデュアルネットワークに常駐した時間を得ることに用いられる。タイムスパンレート計算モジュール40は各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがそれぞれデュアルネットワークに常駐した時間に基づき、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐したタイムスパンレートを得る。
【0071】
タイムスパン計算モジュール30は更に、それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、各々統計時間周期内の周期性位置更新回数を統計時間周期内に対応したパワーオンユーザー数で除算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーが各々統計時間周期内に発生した周期性位置更新回数L(t)を得て、各々統計時間周期内のL(t)を加算し、統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメント内の各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの位置更新回数Lを得て、Lと周期性位置更新タイマーを乗算し、統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメント内に、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのダブルドメイン或はCSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパンを得ることに用いられることは好ましい。
【0072】
タイムスパン計算モジュール30は更にそれぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、各々統計時間周期内の周期性ルーティングエリア更新回数を統計時間周期内に対応したパワーオンユーザー数で除算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーが各々統計時間周期に発生した周期性ルーティングエリア更新回数R(t)を得て、各々統計時間周期内のR(t)を加算し、統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメント内の各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのルーティングエリア更新回数Rを得て、Rと周期性ルーティングエリア更新タイマーを乗算し、統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメント内の各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのPSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパンを得ることに用いられることは好ましい。
【0073】
タイムスパン計算モジュール30は更にそれぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、各々統計時間周期内のすべての周期性位置更新と周期性ルーティングエリア更新以外の呼出タイムスパンを加算し、すべてのデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーが接続する状態での常駐総タイムスパンを得て、常駐総タイムスパンを統計時間周期内に対応したパワーオンユーザー数で除算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの各々統計時間周期内の接続状態での常駐タイムスパンC(t)を得て、各々統計時間周期内のC(t)を加算し、統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメント内の各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザー接続状態での常駐タイムスパンを得ることに用いられることは好ましい。
【0074】
タイムスパン計算モジュール30は更にそれぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのダブルドメイン或はCSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパン、アイドル状態でのPSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパン、接続状態での常駐タイムスパンを加算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがそれぞれデュアルネットワークに常駐した時間を得ることに用いられることは好ましい。
【0075】
タイムスパン計算モジュール30は更に、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのデュアルネットワーク中の一つのネットワークにおける常駐タイムスパンを得ると、設定した統計終了時間から統計開始時間を減算し、統計時間範囲を得て、且つ前記統計時間範囲から前記すでに得た各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのデュアルネットワーク中の一つのネットワークにおける常駐タイムスパンを減算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのデュアルネットワーク中のもう一つのネットワークにおける常駐タイムスパンを得ることに用いられることは好ましい。
【0076】
上記内容は単に本発明の好適な実施例だけで、本発明の保護範囲を限定するものではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計する方法であって、
統計開始時間と統計終了時間を設定し、且つ統計時間周期を設定すること、
それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーが統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメントの各々統計時間周期内における発生された周期性位置更新回数、周期性ルーティングエリア更新回数、周期性位置更新と周期性ルーティングエリア更新以外の呼出タイムスパン、常駐したパワーオンユーザー数、及び周期性位置更新タイマーと周期性ルーティングエリア更新タイマーというパラメーターを取得すること、
それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、取得した前記パラメーターに基づき、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのダブルドメイン或は回線交換(CS)シングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパン、アイドル状態でのパケット交換(PS)シングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパンと接続状態での常駐タイムスパンを計算し、且つ各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがそれぞれデュアルネットワークに常駐するタイムスパンを得ること、
各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがそれぞれデュアルネットワークに常駐するタイムスパンに基づき、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを得ることを含むことを特徴とする。
【請求項2】
前記各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのダブルドメイン或は回線交換(CS)シングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパンを計算することは、具体的に、
それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに対し、各々統計時間周期内の周期性位置更新回数を対応した統計時間周期内のパワーオンユーザー数で除算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーが各々統計時間周期内に発生した周期性位置更新回数L(t)を得て、
各々統計時間周期内のL(t)を加算し、統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメント内の各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの位置更新回数Lを得て、
前記Lと周期性位置更新タイマーを乗算し、統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメント内に、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのダブルドメイン或はCSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパンを得ることであることを特徴とする請求項1に記載のデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計する方法。
【請求項3】
前記各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でPSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパンを計算することは、具体的に、
それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、各々統計時間周期内の周期性ルーティングエリア更新回数を対応した統計時間周期内のパワーオンユーザー数で除算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーが各々統計時間周期内に発生した周期性ルーティングエリア更新回数R(t)を得て、
各々統計時間周期内のR(t)を加算し、統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメント内の各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのルーティングエリア更新回数Rを得て、
前記Rと周期性ルーティングエリア更新タイマーを乗算し、統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメント内に、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのPSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパンを得ることであることを特徴とする請求項1に記載のデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計する方法。
【請求項4】
前記各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの接続状態での常駐タイムスパンを計算することは、具体的に、
それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、各々統計時間周期内のすべての周期性位置更新と周期性ルーティングエリア更新以外の呼出タイムスパンを加算し、すべてのデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの接続状態での常駐総タイムスパンを得て、前記常駐総タイムスパンを対応した統計時間周期内のパワーオンユーザー数で除算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの各々統計時間周期における接続状態での常駐タイムスパンC(t)を得て、
各々統計時間周期内のC(t)を加算し、TstartからTendまでの時間セグメント内の各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの接続状態での常駐タイムスパンを得ることであることを特徴とする請求項1に記載のデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計する方法。
【請求項5】
それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、前記各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのダブルドメイン或はCSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパン、アイドル状態でのPSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパン、接続状態での常駐タイムスパンを加算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのそれぞれデュアルネットワークにおける常駐タイムスパンを得ることを更に含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計する方法。
【請求項6】
各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのデュアルネットワーク中の一つのネットワークにおける常駐タイムスパンを得ると、設定した統計終了時間から統計開始時間を減算し、統計時間範囲を得て、且つ前記統計時間範囲から前記すでに得た各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのデュアルネットワーク中の一つのネットワークにおける常駐タイムスパンを減算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのデュアルネットワーク中の他の一つのネットワークにおける常駐タイムスパンを得ることを更に含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計する方法。
【請求項7】
デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計する装置であって、
統計開始時間と統計終了時間を設定し、且つ統計時間周期を設定することに用いられる時間設定モジュールと、
それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーが統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメントの各々統計時間周期における発生された周期性位置更新回数、周期性ルーティングエリア更新回数、周期性位置更新と周期性ルーティングエリア更新以外の呼出タイムスパン、常駐したパワーオンユーザー数、及び周期性位置更新タイマーと周期性ルーティングエリア更新タイマーというパラメーターを取得することに用いられるパラメーター取得モジュールと、
それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、取得した前記パラメーターに基づき、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのダブルドメイン或はCSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパン、アイドル状態でのPSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパンと接続状態での常駐タイムスパンを計算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがそれぞれデュアルネットワークに常駐するタイムスパンを得ることに用いられるタイムスパン計算モジュールと、
各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがそれぞれデュアルネットワークに常駐するタイムスパンに基づき、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを得ることに用いられるタイムスパンレート計算モジュールを含むことを特徴とする。
【請求項8】
前記タイムスパン計算モジュールは更に、
それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、各々統計時間周期内の周期性位置更新回数を対応した統計時間周期内のパワーオンユーザー数で除算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーが各々統計時間周期内に発生した周期性位置更新回数L(t)を得て、
各々統計時間周期内のL(t)を加算し、統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメント内の各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの位置更新回数Lを得て、
前記Lと周期性位置更新タイマーを乗算し、統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメント内、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのダブルドメイン或はCSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパンを得ることに用いられることを特徴とする請求項7に記載のデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計する装置。
【請求項9】
前記タイムスパン計算モジュールは更に、
それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、各々統計時間周期内の周期性ルーティングエリア更新回数を対応した統計時間周期内のパワーオンユーザー数で除算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの各々統計時間周期内に発生した周期性ルーティングエリア更新回数R(t)を得て、
各々統計時間周期内のR(t)を加算し、統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメント内の各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのルーティングエリア更新回数Rを得て、
前記Rと周期性ルーティングエリア更新タイマーを乗算し、統計開始時間から統計終了時間までの時間セグメント内に、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのPSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパンを得ることに用いられることを特徴とする請求項7に記載のデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計する装置。
【請求項10】
前記タイムスパン計算モジュールは更に、
それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、各々統計時間周期内のすべての周期性位置更新と周期性ルーティングエリア更新以外の呼出タイムスパンを加算し、すべてのデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの接続状態での常駐総タイムスパンを得て、前記常駐総タイムスパンを対応した統計時間周期内のパワーオンユーザー数で除算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの各々統計時間周期内の接続状態での常駐タイムスパンC(t)を得て、
各々統計時間周期内のC(t)を加算し、TstartからTendまでの時間セグメント内の各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーの接続状態での常駐タイムスパンを得ることに用いられることを特徴とする請求項7に記載のデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計する装置。
【請求項11】
前記タイムスパン計算モジュールは更に、
それぞれデュアルネットワークにおけるモード別のネットワークに応じ、前記各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのアイドル状態でのダブルドメイン或はCSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパン、アイドル状態でのPSシングルドメインネットワークにおける常駐タイムスパン、接続状態での常駐タイムスパンを加算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがそれぞれデュアルネットワークに常駐するタイムスパンを得ることに用いられることを特徴とする請求項7〜10のいずれか1つに記載のデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計する装置。
【請求項12】
前記タイムスパン計算モジュールは更に、
各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのデュアルネットワーク中の一つのネットワークにおける常駐タイムスパンを得ると、設定した統計終了時間から統計開始時間を減算し、統計時間範囲を得て、前記統計時間範囲から前記すでに得た各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのデュアルネットワーク中の一つのネットワークにおける常駐タイムスパンを減算し、各々デュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーのデュアルネットワーク中のもう一つのネットワークにおける常駐タイムスパンを得ることに用いられることを特徴とする請求項7〜10のいずれか1つに記載のデュアルモードシングルスタンバイ端末のユーザーがデュアルネットワークに常駐するタイムスパンレートを統計する装置。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2013−520115(P2013−520115A)
【公表日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−553173(P2012−553173)
【出願日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際出願番号】PCT/CN2011/072776
【国際公開番号】WO2011/143981
【国際公開日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【出願人】(509024525)ゼットティーイー コーポレーション (134)
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi−Tech Industrial Park,Nanshan District,Shenzhen City,Guangdong Province 518057, P.R. China
【Fターム(参考)】