ナトリウムチャネル調節因子を用いた下部尿路障害を処置するための方法
本発明は、ナトリウムチャネル修飾因子、特にTTX−Rナトリウムチャネル修飾因子および/または活性依存性ナトリウムチャンネル修飾因子を用いて、疼痛性および非疼痛性の下部尿路障害、特に尿量の減少があるか、および/またはない、疼痛性および非疼痛性の過活動膀胱を処置する方法に関する。本発明の実施形態によれば、下部尿路障害を処置するための方法は、治療上有効な量の活性因子をその必要がある個体に投与する工程を包含する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下部尿路障害を処置するための方法であって、治療上有効な量の活性因子をその必要がある個体に投与する工程を包含し、該活性因子はナトリウムチャネル修飾因子またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物または誘導体であり、該ナトリウムチャネル修飾因子は、トルペリゾンでもビンポセチンでもなく、該下部尿管障害がOABウェットである場合、該ナトリウムチャネル修飾因子はセミカルバゾンでもチオセミカルバゾンでもない、方法。
【請求項2】
前記下部尿管障害が、過活動膀胱、前立腺炎、慢性非細菌性前立腺疼痛症候群、間質性膀胱炎、良性前立腺肥大および痙攣性膀胱からなる群より選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記活性因子が、薬学的処方物内に含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記薬学処方物が、単位投薬処方物である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記活性因子が、必要に応じて投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記活性因子が下部尿路障害の症状の抑制が所望される活性の開始の前に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記活性因子が、下部尿路障害の症状の抑制が所望される活性の開始の約0〜約3時間前に投与される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記処方物が、徐放性の投薬処方物である、請求項3に記載の方法。
【請求項9】
前記処方物が、遅延放出性の投薬処方物である、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記処方物が、持続放出性の投薬処方物である、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記処方物が、持続放出性の投薬処方物である、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記持続放出性の投薬処方物が、約6時間から約8時間の時間にわたって薬物放出を提供する、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記活性因子が、経口的に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記活性因子が、経口的に投与される、請求項3に記載の方法。
【請求項15】
前記薬学的処方物が、錠剤、カプセル、カプレット、溶液、懸濁液、シロップ、顆粒、ビーズ、粉末およびペレットからなる群より選択される、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記活性因子が、経粘膜的に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記活性因子が、舌下に投与される、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記活性因子が、口腔内に投与される、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記活性因子が、鼻腔内に投与される、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記活性因子が、経尿道的に投与される、請求項16に記載の方法。
【請求項21】
前記活性因子が、直腸内に投与される、請求項16に記載の方法。
【請求項22】
前記活性因子が、吸入によって投与される、請求項16に記載の方法。
【請求項23】
前記活性因子が、局所的に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記活性因子が、経皮的に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記活性因子が、非経口的に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項26】
前記活性因子が、クモ膜下腔内に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項27】
前記下部尿路障害が疼痛性の下部尿路障害である、請求項1に記載の方法。
【請求項28】
前記下部尿路障害が非疼痛性の下部尿路障害である、請求項1に記載の方法。
【請求項29】
前記非疼痛性の下部尿路障害が、非疼痛性の過活動膀胱である、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記下部尿路障害が、過活動膀胱、前立腺炎、慢性非細菌性前立腺疼痛症候群、間質性膀胱炎、良性前立腺肥大および痙攣性膀胱からなる群より選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項31】
前記ナトリウムチャンル修飾因子が:
a.TTX−Rナトリウムチャネル修飾因子、もしくはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体;または
b.活性依存性ナトリウムチャネル修飾因子もしくはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体、
である、請求項1に記載の方法。
【請求項32】
前記TTX−Rナトリウムチャネル修飾因子が:
a.Nav1.8チャネルと相互作用する化合物、もしくはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体;または
b.Nav1.9チャネルと相互作用する化合物もしくはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体、
である、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記ナトリウムチャンル修飾因子が、ラルフィナミドまたはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体である、請求項1に記載の方法。
【請求項34】
前記ナトリウムチャンル修飾因子が、アンブロキソールまたはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体である、請求項1に記載の方法。
【請求項35】
前記ナトリウムチャンル修飾因子が、カルバマゼピンまたはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体である、請求項1に記載の方法。
【請求項36】
前記ナトリウムチャンル修飾因子が、トピラメートまたはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体である、請求項1に記載の方法。
【請求項37】
前記ナトリウムチャンル修飾因子が、シパトリジンまたはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体である、請求項1に記載の方法。
【請求項38】
前記ナトリウムチャンル修飾因子が、ロシガモンまたはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体である、請求項1に記載の方法。
【請求項39】
前記ナトリウムチャンル修飾因子が、メキシレチンまたはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体である、請求項1に記載の方法。
【請求項40】
前記ナトリウムチャンル修飾因子が、ラモトリジンまたはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体である、請求項1に記載の方法。
【請求項41】
前記薬学的処方物がさらなる活性因子をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項42】
前記さらなる活性因子が:抗痙攣薬、三環系抗うつ薬、デュロキセチン、ベンラファキシン、モノアミン再取り込み阻害薬、鎮痙薬、抗コリン作用薬、ガバペンチン、プレガバリン、置換アミノメチル−フェニル−シクロヘキサン誘導体、5−HT3アンタゴニスト、5−HT4アンタゴニスト、β3アドレナリン作用性アゴニスト、ニューロキニン受容体アンタゴニスト、ブラジキニン受容体アンタゴニスト、一酸化窒素供与体およびそれらの誘導体からなる群より選択される、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
過活動膀胱を処置するための方法であって、治療上有効な量の活性因子をその必要がある個体に投与する工程を包含し、該因子はナトリウムチャネル修飾因子またはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体であり、該ナトリウムチャネル修飾因子は、トルペリゾンでもビンポセチンでもなく、該ナトリウムチャネル修飾因子が、トルペリゾンでもビンポセチンでもなく、そして該ナトリウムチャネル修飾因子が、トルペリゾンでもビンポセチンでもなく、そして該下部尿管障害がOABウェットである場合、該ナトリウムチャネル修飾因子はセミカルバゾンでもチオセミカルバゾンでもない、方法。
【請求項44】
過活動膀胱を処置するため、かつ経粘膜薬物投与に適した処置のための薬学的組成物であって、治療上有効な量のナトリウムチャネル修飾因子、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、アミド、プロドラッグもしくは活性代謝物、および口腔内、舌下、経鼻的、直腸内または吸入による経粘膜薬物送達に適切なキャリアを含み、該ナトリウムチャネル修飾因子は、トルペリゾンでもビンポセチンでもなく、そして前記下部尿管障害がOABウェットである場合、該ナトリウムチャネル修飾因子はセミカルバゾンでもチオセミカルバゾンでもない、薬学的組成物。
【請求項45】
過活動膀胱の処置において使用する患者のための包装キットであって:ナトリウムチャネル修飾因子の薬学的処方物と;保管の間および投与の前に該薬学的処方物を収納する容器と;過活動膀胱を処置するのに有効な方式で薬物投与を実行するための説明書とを備え、該ナトリウムチャネル修飾因子が、トルペリゾンでもビンポセチンでもなく、そして下部尿管障害がOABウェットである場合、該ナトリウムチャネル修飾因子はセミカルバゾンでもチオセミカルバゾンでもない、包装キット。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下部尿路障害の症状を処置するための方法であって、治療上有効な量のナトリウムチャネル修飾因子をその必要がある個体に投与する工程を包含し、該ナトリウムチャネル修飾因子は、α−アミノカルボキサミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、誘導体または代謝物である、方法。
【請求項2】
前記α−アミノカルボキサミドが、以下:
a.ラルフィナミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
b.サルフィナミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
c.2−(4−ベンジルチオベンジル)アミノプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
d.2−(4−ベンジルオキシベンジル)アミノ−3−フェニル−N−メチルプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
e.2−(4−ベンジルオキシベンジル)アミノ−3−ヒドロキシ−N−メチルブタンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
f.2−[4−(2−クロロベンジルオキシ)ベンジル]アミノ−N−メチルプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;および
g.2−[N−4−ベンジルオキシベンジル−N−メチル−アミノ]−プロパンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体、
からなる群より選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
下部尿路障害の症状を処置するための方法であって、治療上有効な量のナトリウムチャネル修飾因子をその必要がある個体に投与する工程を包含し、該ナトリウムチャネル修飾因子は、以下:
a.アンブロキソールまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
b.カルバマゼピンまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
c.トピラメートまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
d.シパトリジンまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
e.メキシレチンまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;および
f.ラモトリジンまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体、
からなる群より選択される、方法。
【請求項4】
前記下部尿管障害が、過活動膀胱、前立腺炎、慢性非細菌性前立腺疼痛症候群、間質性膀胱炎、良性前立腺肥大または痙攣性膀胱である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記下部尿管障害が、過活動膀胱である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記症状が、尿意逼迫、尿失禁、急迫性尿失禁、緊張性尿失禁、頻尿または夜間多尿症である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記下部尿管障害が、OABウェットである、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記下部尿管障害が、OABドライである、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記下部尿管障害が、間質性膀胱炎であり、そして前記症状が、尿意逼迫、頻尿、夜間多尿症、刺激性排尿、排尿に関連して排尿によって軽減される恥骨上の疼痛、または排尿に関連して排尿によって軽減される骨盤の疼痛である、請求項4に記載の方法。
【請求項10】
前記下部尿管障害が、良性前立腺肥大であり、そして前記症状が、頻尿、尿意逼迫、夜間多尿症、または尿の流速の低下である、請求項4に記載の方法。
【請求項11】
前記ナトリウムチャネル修飾因子が、経口的、経粘膜的、舌下、口腔内、鼻腔内、経尿道的、直腸内、吸入、局所的、経皮的、非経口的、またはくも膜下腔内で投与される、請求項4に記載の方法。
【請求項12】
前記ナトリウムチャネル修飾因子が、さらなる活性因子と同時に投与される、請求項4に記載の方法。
【請求項13】
前記さらなる活性因子が:抗痙攣薬、三環系抗うつ薬、デュロキセチン、ベンラファキシン、モノアミン再取り込み阻害薬、鎮痙薬、抗コリン作用薬、ガバペンチン、プレガバリン、置換アミノメチル−フェニル−シクロヘキサン誘導体、5−HT3アンタゴニスト、5−HT4アンタゴニスト、β3アドレナリン作用性アゴニスト、ニューロキニン受容体アンタゴニスト、ブラジキニン受容体アンタゴニスト、一酸化窒素供与体およびそれらの誘導体からなる群より選択される、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
下部尿路障害の症状を処置するための薬学処方物であって、治療上有効な量のナトリウムチャネル修飾因子を含有し、該ナトリウムチャネル修飾因子は、α−アミノカルボキサミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、誘導体または代謝物である、薬学処方物。
【請求項15】
前記α−アミノカルボキサミドが、以下:
a.ラルフィナミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
b.サルフィナミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
c.2−(4−ベンジルチオベンジル)アミノプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
d.2−(4−ベンジルオキシベンジル)アミノ−3−フェニル−N−メチルプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
e.2−(4−ベンジルオキシベンジル)アミノ−3−ヒドロキシ−N−メチルブタンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
f.2−[4−(2−クロロベンジルオキシ)ベンジル]アミノ−N−メチルプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;および
g.2−[N−4−ベンジルオキシベンジル−N−メチル−アミノ]−プロパンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体、
からなる群より選択される、請求項14に記載の薬学処方物。
【請求項16】
下部尿路障害の症状を処置するための薬学処方物であって、治療上有効な量のナトリウムチャネル修飾因子を含有し、該ナトリウムチャネル修飾因子は、以下:
a.アンブロキソールまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
b.カルバマゼピンまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
c.トピラメートまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
d.シパトリジンまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
e.メキシレチンまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;および
f.ラモトリジンまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体、
からなる群より選択される、薬学処方物。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下部尿路障害の症状を処置するための医薬の製造における、式(I)のナトリウムチャネル修飾因子:
【化1】
、あるいはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、誘導体または代謝物の使用であって、
Rは、C1〜C8アルキル;C3〜C8シクロアルキル、フリル環、チエニル環もしくはピリジル環であるか;または非置換フェニル環もしくは1〜4個の置換基によって置換されたフェニル環であり、該置換基は、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシおよびトリフルオロメチルから独立して選択され;
Aは、−(CH2)m−基または−(CH2)p−X−(CH2)q−基であり、ここで、mは、1〜4の整数であり、pとqとのうちの一方は、0であり、そして他方は、1もしくは1〜4の整数であり、そしてXは、−O−、−S−または−NR4−であり、ここで、R4は、水素またはC1〜C4アルキルであり;
nは、0または1であり;
R1およびR2の各々は、独立して、水素またはC1〜C4アルキルであり;
R3は、水素、非置換C1〜C4アルキル、またはヒドロキシもしくはフェニル環によって置換されたC1〜C4アルキルであり、該フェニル環は、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシおよびトリフルオロメチルから独立して選択される1〜4個の置換基によって置換されており;
R’3は、水素であるか;またはR3およびR’3は、隣接する炭素原子と一緒になって、C3〜C6シクロアルキル環を形成し;
R5およびR6の各々は、独立して、水素またはC1〜C6アルキルであり;
ここで、Rが、C1〜C8アルキルである場合、Aは、−(CH2)p−X−(CH2)q−基であり、ここで、pおよびqは、両方0であり、そしてXは、上記で定義されたとおりである、
使用。
【請求項2】
前記ナトリウムチャネル修飾因子が、以下:
(a)ラルフィナミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;あるいは
(b)サルフィナミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
である、請求項1に記載の使用。
【請求項3】
前記ナトリウムチャネル修飾因子が、以下:
(a)2−(4−ベンジルチオベンジル)アミノプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物、または誘導体;
(b)2−(4−ベンジルオキシベンジル)アミノ−3−フェニル−N−メチルプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物、または誘導体;
(c)2−(4−ベンジルオキシベンジル)アミノ−3−ヒドロキシ−N−メチルブタンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物、または誘導体;
(d)2−[4−(2−クロロベンジルオキシ)ベンジル]アミノ−N−メチルプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物、または誘導体;あるいは
(e)(S)−N−[4−ベンジルオキシベンジル)−N−メチル]アミノプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物、または誘導体、
である、請求項1に記載の使用。
【請求項4】
前記下部尿管障害が、過活動膀胱、前立腺炎、慢性非細菌性前立腺疼痛症候群、間質性膀胱炎、良性前立腺肥大または痙攣性膀胱である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の使用。
【請求項5】
前記下部尿管障害が、過活動膀胱である、請求項4に記載の使用。
【請求項6】
前記症状が、尿意逼迫、尿失禁、急迫性尿失禁、緊張性尿失禁、頻尿または夜間多尿症である、請求項5に記載の使用。
【請求項7】
前記下部尿管障害が、OABウェットである、請求項5に記載の使用。
【請求項8】
前記下部尿管障害が、OABドライである、請求項5に記載の使用。
【請求項9】
前記下部尿管障害が、間質性膀胱炎であり、そして前記症状が、尿意逼迫、頻尿、夜間多尿症、刺激性排尿、排尿に関連して排尿によって軽減される恥骨上の疼痛、または排尿に関連して排尿によって軽減される骨盤の疼痛である、請求項4に記載の使用。
【請求項10】
前記下部尿管障害が、良性前立腺肥大であり、そして前記症状が、頻尿、尿意逼迫、夜間多尿症、または尿の流速の低下である、請求項4に記載の使用。
【請求項11】
前記ナトリウムチャネル修飾因子が、経口的、経粘膜的、舌下、口腔内、鼻腔内、経尿道的、直腸内、吸入、局所的、経皮的、非経口的、またはくも膜下腔内で投与される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の使用。
【請求項12】
前記ナトリウムチャネル修飾因子が、さらなる活性因子と同時に投与される、請求項1〜11のいずれか1項に記載の使用。
【請求項13】
前記さらなる活性因子が:抗痙攣薬、三環系抗うつ薬、デュロキセチン、ベンラファキシン、モノアミン再取り込み阻害薬、鎮痙薬、抗コリン作用薬、ガバペンチン、プレガバリン、置換アミノメチル−フェニル−シクロヘキサン誘導体、5−HT3アンタゴニスト、5−HT4アンタゴニスト、β3アドレナリン作用性アゴニスト、ニューロキニン受容体アンタゴニスト、ブラジキニン受容体アンタゴニスト、一酸化窒素供与体およびそれらの誘導体からなる群より選択される、請求項12に記載の使用。
【請求項14】
下部尿路障害の症状を処置するための薬学処方物であって、式(I)の、治療上有効な量のナトリウムチャネル修飾因子:
【化2】
、あるいはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、誘導体または代謝物の使用であって、
Rは、C1〜C8アルキル;C3〜C8シクロアルキル、フリル環、チエニル環もしくはピリジル環であるか;または非置換フェニル環もしくは1〜4個の置換基によって置換されたフェニル環であり、該置換基は、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシおよびトリフルオロメチルから独立して選択され;
Aは、−(CH2)m−基または−(CH2)p−X−(CH2)q−基であり、ここで、mは、1〜4の整数であり、pとqとのうちの一方は、0であり、そして他方は、1もしくは1〜4の整数であり、そしてXは、−O−、−S−または−NR4−であり、ここで、R4は、水素またはC1〜C4アルキルであり;
nは、0または1であり;
R1およびR2の各々は、独立して、水素またはC1〜C4アルキルであり;
R3は、水素、非置換C1〜C4アルキル、またはヒドロキシもしくはフェニル環によって置換されたC1〜C4アルキルであり、該フェニル環は、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシおよびトリフルオロメチルから独立して選択される1〜4個の置換基によって置換されており;
R’3は、水素であるか;またはR3およびR’3は、隣接する炭素原子と一緒になって、C3〜C6シクロアルキル環を形成し;
R5およびR6の各々は、独立して、水素またはC1〜C6アルキルであり;
ここで、Rが、C1〜C8アルキルである場合、Aは、−(CH2)p−X−(CH2)q−基であり、ここで、pおよびqは、両方0であり、そしてXは、上記で定義されたとおりである、
薬学処方物。
【請求項15】
前記ナトリウムチャネル修飾因子が、以下:
(a)ラルフィナミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;あるいは
(b)サルフィナミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
である、請求項14に記載の薬学処方物。
【請求項16】
前記ナトリウムチャネル修飾因子が、以下:
(a)2−(4−ベンジルチオベンジル)アミノプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物、または誘導体;
(b)2−(4−ベンジルオキシベンジル)アミノ−3−フェニル−N−メチルプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物、または誘導体;
(c)2−(4−ベンジルオキシベンジル)アミノ−3−ヒドロキシ−N−メチルブタンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物、または誘導体;
(d)2−[4−(2−クロロベンジルオキシ)ベンジル]アミノ−N−メチルプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物、または誘導体;あるいは
(e)(S)−N−[4−ベンジルオキシベンジル)−N−メチル]アミノプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物、または誘導体、
である、請求項14に記載の薬学処方物。
【請求項1】
下部尿路障害を処置するための方法であって、治療上有効な量の活性因子をその必要がある個体に投与する工程を包含し、該活性因子はナトリウムチャネル修飾因子またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物または誘導体であり、該ナトリウムチャネル修飾因子は、トルペリゾンでもビンポセチンでもなく、該下部尿管障害がOABウェットである場合、該ナトリウムチャネル修飾因子はセミカルバゾンでもチオセミカルバゾンでもない、方法。
【請求項2】
前記下部尿管障害が、過活動膀胱、前立腺炎、慢性非細菌性前立腺疼痛症候群、間質性膀胱炎、良性前立腺肥大および痙攣性膀胱からなる群より選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記活性因子が、薬学的処方物内に含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記薬学処方物が、単位投薬処方物である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記活性因子が、必要に応じて投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記活性因子が下部尿路障害の症状の抑制が所望される活性の開始の前に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記活性因子が、下部尿路障害の症状の抑制が所望される活性の開始の約0〜約3時間前に投与される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記処方物が、徐放性の投薬処方物である、請求項3に記載の方法。
【請求項9】
前記処方物が、遅延放出性の投薬処方物である、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記処方物が、持続放出性の投薬処方物である、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記処方物が、持続放出性の投薬処方物である、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記持続放出性の投薬処方物が、約6時間から約8時間の時間にわたって薬物放出を提供する、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記活性因子が、経口的に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記活性因子が、経口的に投与される、請求項3に記載の方法。
【請求項15】
前記薬学的処方物が、錠剤、カプセル、カプレット、溶液、懸濁液、シロップ、顆粒、ビーズ、粉末およびペレットからなる群より選択される、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記活性因子が、経粘膜的に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記活性因子が、舌下に投与される、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記活性因子が、口腔内に投与される、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記活性因子が、鼻腔内に投与される、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記活性因子が、経尿道的に投与される、請求項16に記載の方法。
【請求項21】
前記活性因子が、直腸内に投与される、請求項16に記載の方法。
【請求項22】
前記活性因子が、吸入によって投与される、請求項16に記載の方法。
【請求項23】
前記活性因子が、局所的に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記活性因子が、経皮的に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記活性因子が、非経口的に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項26】
前記活性因子が、クモ膜下腔内に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項27】
前記下部尿路障害が疼痛性の下部尿路障害である、請求項1に記載の方法。
【請求項28】
前記下部尿路障害が非疼痛性の下部尿路障害である、請求項1に記載の方法。
【請求項29】
前記非疼痛性の下部尿路障害が、非疼痛性の過活動膀胱である、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記下部尿路障害が、過活動膀胱、前立腺炎、慢性非細菌性前立腺疼痛症候群、間質性膀胱炎、良性前立腺肥大および痙攣性膀胱からなる群より選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項31】
前記ナトリウムチャンル修飾因子が:
a.TTX−Rナトリウムチャネル修飾因子、もしくはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体;または
b.活性依存性ナトリウムチャネル修飾因子もしくはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体、
である、請求項1に記載の方法。
【請求項32】
前記TTX−Rナトリウムチャネル修飾因子が:
a.Nav1.8チャネルと相互作用する化合物、もしくはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体;または
b.Nav1.9チャネルと相互作用する化合物もしくはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体、
である、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記ナトリウムチャンル修飾因子が、ラルフィナミドまたはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体である、請求項1に記載の方法。
【請求項34】
前記ナトリウムチャンル修飾因子が、アンブロキソールまたはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体である、請求項1に記載の方法。
【請求項35】
前記ナトリウムチャンル修飾因子が、カルバマゼピンまたはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体である、請求項1に記載の方法。
【請求項36】
前記ナトリウムチャンル修飾因子が、トピラメートまたはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体である、請求項1に記載の方法。
【請求項37】
前記ナトリウムチャンル修飾因子が、シパトリジンまたはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体である、請求項1に記載の方法。
【請求項38】
前記ナトリウムチャンル修飾因子が、ロシガモンまたはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体である、請求項1に記載の方法。
【請求項39】
前記ナトリウムチャンル修飾因子が、メキシレチンまたはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体である、請求項1に記載の方法。
【請求項40】
前記ナトリウムチャンル修飾因子が、ラモトリジンまたはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体である、請求項1に記載の方法。
【請求項41】
前記薬学的処方物がさらなる活性因子をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項42】
前記さらなる活性因子が:抗痙攣薬、三環系抗うつ薬、デュロキセチン、ベンラファキシン、モノアミン再取り込み阻害薬、鎮痙薬、抗コリン作用薬、ガバペンチン、プレガバリン、置換アミノメチル−フェニル−シクロヘキサン誘導体、5−HT3アンタゴニスト、5−HT4アンタゴニスト、β3アドレナリン作用性アゴニスト、ニューロキニン受容体アンタゴニスト、ブラジキニン受容体アンタゴニスト、一酸化窒素供与体およびそれらの誘導体からなる群より選択される、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
過活動膀胱を処置するための方法であって、治療上有効な量の活性因子をその必要がある個体に投与する工程を包含し、該因子はナトリウムチャネル修飾因子またはその塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝物および誘導体であり、該ナトリウムチャネル修飾因子は、トルペリゾンでもビンポセチンでもなく、該ナトリウムチャネル修飾因子が、トルペリゾンでもビンポセチンでもなく、そして該ナトリウムチャネル修飾因子が、トルペリゾンでもビンポセチンでもなく、そして該下部尿管障害がOABウェットである場合、該ナトリウムチャネル修飾因子はセミカルバゾンでもチオセミカルバゾンでもない、方法。
【請求項44】
過活動膀胱を処置するため、かつ経粘膜薬物投与に適した処置のための薬学的組成物であって、治療上有効な量のナトリウムチャネル修飾因子、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、アミド、プロドラッグもしくは活性代謝物、および口腔内、舌下、経鼻的、直腸内または吸入による経粘膜薬物送達に適切なキャリアを含み、該ナトリウムチャネル修飾因子は、トルペリゾンでもビンポセチンでもなく、そして前記下部尿管障害がOABウェットである場合、該ナトリウムチャネル修飾因子はセミカルバゾンでもチオセミカルバゾンでもない、薬学的組成物。
【請求項45】
過活動膀胱の処置において使用する患者のための包装キットであって:ナトリウムチャネル修飾因子の薬学的処方物と;保管の間および投与の前に該薬学的処方物を収納する容器と;過活動膀胱を処置するのに有効な方式で薬物投与を実行するための説明書とを備え、該ナトリウムチャネル修飾因子が、トルペリゾンでもビンポセチンでもなく、そして下部尿管障害がOABウェットである場合、該ナトリウムチャネル修飾因子はセミカルバゾンでもチオセミカルバゾンでもない、包装キット。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下部尿路障害の症状を処置するための方法であって、治療上有効な量のナトリウムチャネル修飾因子をその必要がある個体に投与する工程を包含し、該ナトリウムチャネル修飾因子は、α−アミノカルボキサミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、誘導体または代謝物である、方法。
【請求項2】
前記α−アミノカルボキサミドが、以下:
a.ラルフィナミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
b.サルフィナミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
c.2−(4−ベンジルチオベンジル)アミノプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
d.2−(4−ベンジルオキシベンジル)アミノ−3−フェニル−N−メチルプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
e.2−(4−ベンジルオキシベンジル)アミノ−3−ヒドロキシ−N−メチルブタンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
f.2−[4−(2−クロロベンジルオキシ)ベンジル]アミノ−N−メチルプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;および
g.2−[N−4−ベンジルオキシベンジル−N−メチル−アミノ]−プロパンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体、
からなる群より選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
下部尿路障害の症状を処置するための方法であって、治療上有効な量のナトリウムチャネル修飾因子をその必要がある個体に投与する工程を包含し、該ナトリウムチャネル修飾因子は、以下:
a.アンブロキソールまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
b.カルバマゼピンまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
c.トピラメートまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
d.シパトリジンまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
e.メキシレチンまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;および
f.ラモトリジンまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体、
からなる群より選択される、方法。
【請求項4】
前記下部尿管障害が、過活動膀胱、前立腺炎、慢性非細菌性前立腺疼痛症候群、間質性膀胱炎、良性前立腺肥大または痙攣性膀胱である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記下部尿管障害が、過活動膀胱である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記症状が、尿意逼迫、尿失禁、急迫性尿失禁、緊張性尿失禁、頻尿または夜間多尿症である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記下部尿管障害が、OABウェットである、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記下部尿管障害が、OABドライである、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記下部尿管障害が、間質性膀胱炎であり、そして前記症状が、尿意逼迫、頻尿、夜間多尿症、刺激性排尿、排尿に関連して排尿によって軽減される恥骨上の疼痛、または排尿に関連して排尿によって軽減される骨盤の疼痛である、請求項4に記載の方法。
【請求項10】
前記下部尿管障害が、良性前立腺肥大であり、そして前記症状が、頻尿、尿意逼迫、夜間多尿症、または尿の流速の低下である、請求項4に記載の方法。
【請求項11】
前記ナトリウムチャネル修飾因子が、経口的、経粘膜的、舌下、口腔内、鼻腔内、経尿道的、直腸内、吸入、局所的、経皮的、非経口的、またはくも膜下腔内で投与される、請求項4に記載の方法。
【請求項12】
前記ナトリウムチャネル修飾因子が、さらなる活性因子と同時に投与される、請求項4に記載の方法。
【請求項13】
前記さらなる活性因子が:抗痙攣薬、三環系抗うつ薬、デュロキセチン、ベンラファキシン、モノアミン再取り込み阻害薬、鎮痙薬、抗コリン作用薬、ガバペンチン、プレガバリン、置換アミノメチル−フェニル−シクロヘキサン誘導体、5−HT3アンタゴニスト、5−HT4アンタゴニスト、β3アドレナリン作用性アゴニスト、ニューロキニン受容体アンタゴニスト、ブラジキニン受容体アンタゴニスト、一酸化窒素供与体およびそれらの誘導体からなる群より選択される、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
下部尿路障害の症状を処置するための薬学処方物であって、治療上有効な量のナトリウムチャネル修飾因子を含有し、該ナトリウムチャネル修飾因子は、α−アミノカルボキサミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、誘導体または代謝物である、薬学処方物。
【請求項15】
前記α−アミノカルボキサミドが、以下:
a.ラルフィナミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
b.サルフィナミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
c.2−(4−ベンジルチオベンジル)アミノプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
d.2−(4−ベンジルオキシベンジル)アミノ−3−フェニル−N−メチルプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
e.2−(4−ベンジルオキシベンジル)アミノ−3−ヒドロキシ−N−メチルブタンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
f.2−[4−(2−クロロベンジルオキシ)ベンジル]アミノ−N−メチルプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;および
g.2−[N−4−ベンジルオキシベンジル−N−メチル−アミノ]−プロパンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体、
からなる群より選択される、請求項14に記載の薬学処方物。
【請求項16】
下部尿路障害の症状を処置するための薬学処方物であって、治療上有効な量のナトリウムチャネル修飾因子を含有し、該ナトリウムチャネル修飾因子は、以下:
a.アンブロキソールまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
b.カルバマゼピンまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
c.トピラメートまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
d.シパトリジンまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
e.メキシレチンまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;および
f.ラモトリジンまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体、
からなる群より選択される、薬学処方物。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下部尿路障害の症状を処置するための医薬の製造における、式(I)のナトリウムチャネル修飾因子:
【化1】
、あるいはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、誘導体または代謝物の使用であって、
Rは、C1〜C8アルキル;C3〜C8シクロアルキル、フリル環、チエニル環もしくはピリジル環であるか;または非置換フェニル環もしくは1〜4個の置換基によって置換されたフェニル環であり、該置換基は、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシおよびトリフルオロメチルから独立して選択され;
Aは、−(CH2)m−基または−(CH2)p−X−(CH2)q−基であり、ここで、mは、1〜4の整数であり、pとqとのうちの一方は、0であり、そして他方は、1もしくは1〜4の整数であり、そしてXは、−O−、−S−または−NR4−であり、ここで、R4は、水素またはC1〜C4アルキルであり;
nは、0または1であり;
R1およびR2の各々は、独立して、水素またはC1〜C4アルキルであり;
R3は、水素、非置換C1〜C4アルキル、またはヒドロキシもしくはフェニル環によって置換されたC1〜C4アルキルであり、該フェニル環は、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシおよびトリフルオロメチルから独立して選択される1〜4個の置換基によって置換されており;
R’3は、水素であるか;またはR3およびR’3は、隣接する炭素原子と一緒になって、C3〜C6シクロアルキル環を形成し;
R5およびR6の各々は、独立して、水素またはC1〜C6アルキルであり;
ここで、Rが、C1〜C8アルキルである場合、Aは、−(CH2)p−X−(CH2)q−基であり、ここで、pおよびqは、両方0であり、そしてXは、上記で定義されたとおりである、
使用。
【請求項2】
前記ナトリウムチャネル修飾因子が、以下:
(a)ラルフィナミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;あるいは
(b)サルフィナミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
である、請求項1に記載の使用。
【請求項3】
前記ナトリウムチャネル修飾因子が、以下:
(a)2−(4−ベンジルチオベンジル)アミノプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物、または誘導体;
(b)2−(4−ベンジルオキシベンジル)アミノ−3−フェニル−N−メチルプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物、または誘導体;
(c)2−(4−ベンジルオキシベンジル)アミノ−3−ヒドロキシ−N−メチルブタンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物、または誘導体;
(d)2−[4−(2−クロロベンジルオキシ)ベンジル]アミノ−N−メチルプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物、または誘導体;あるいは
(e)(S)−N−[4−ベンジルオキシベンジル)−N−メチル]アミノプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物、または誘導体、
である、請求項1に記載の使用。
【請求項4】
前記下部尿管障害が、過活動膀胱、前立腺炎、慢性非細菌性前立腺疼痛症候群、間質性膀胱炎、良性前立腺肥大または痙攣性膀胱である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の使用。
【請求項5】
前記下部尿管障害が、過活動膀胱である、請求項4に記載の使用。
【請求項6】
前記症状が、尿意逼迫、尿失禁、急迫性尿失禁、緊張性尿失禁、頻尿または夜間多尿症である、請求項5に記載の使用。
【請求項7】
前記下部尿管障害が、OABウェットである、請求項5に記載の使用。
【請求項8】
前記下部尿管障害が、OABドライである、請求項5に記載の使用。
【請求項9】
前記下部尿管障害が、間質性膀胱炎であり、そして前記症状が、尿意逼迫、頻尿、夜間多尿症、刺激性排尿、排尿に関連して排尿によって軽減される恥骨上の疼痛、または排尿に関連して排尿によって軽減される骨盤の疼痛である、請求項4に記載の使用。
【請求項10】
前記下部尿管障害が、良性前立腺肥大であり、そして前記症状が、頻尿、尿意逼迫、夜間多尿症、または尿の流速の低下である、請求項4に記載の使用。
【請求項11】
前記ナトリウムチャネル修飾因子が、経口的、経粘膜的、舌下、口腔内、鼻腔内、経尿道的、直腸内、吸入、局所的、経皮的、非経口的、またはくも膜下腔内で投与される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の使用。
【請求項12】
前記ナトリウムチャネル修飾因子が、さらなる活性因子と同時に投与される、請求項1〜11のいずれか1項に記載の使用。
【請求項13】
前記さらなる活性因子が:抗痙攣薬、三環系抗うつ薬、デュロキセチン、ベンラファキシン、モノアミン再取り込み阻害薬、鎮痙薬、抗コリン作用薬、ガバペンチン、プレガバリン、置換アミノメチル−フェニル−シクロヘキサン誘導体、5−HT3アンタゴニスト、5−HT4アンタゴニスト、β3アドレナリン作用性アゴニスト、ニューロキニン受容体アンタゴニスト、ブラジキニン受容体アンタゴニスト、一酸化窒素供与体およびそれらの誘導体からなる群より選択される、請求項12に記載の使用。
【請求項14】
下部尿路障害の症状を処置するための薬学処方物であって、式(I)の、治療上有効な量のナトリウムチャネル修飾因子:
【化2】
、あるいはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、誘導体または代謝物の使用であって、
Rは、C1〜C8アルキル;C3〜C8シクロアルキル、フリル環、チエニル環もしくはピリジル環であるか;または非置換フェニル環もしくは1〜4個の置換基によって置換されたフェニル環であり、該置換基は、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシおよびトリフルオロメチルから独立して選択され;
Aは、−(CH2)m−基または−(CH2)p−X−(CH2)q−基であり、ここで、mは、1〜4の整数であり、pとqとのうちの一方は、0であり、そして他方は、1もしくは1〜4の整数であり、そしてXは、−O−、−S−または−NR4−であり、ここで、R4は、水素またはC1〜C4アルキルであり;
nは、0または1であり;
R1およびR2の各々は、独立して、水素またはC1〜C4アルキルであり;
R3は、水素、非置換C1〜C4アルキル、またはヒドロキシもしくはフェニル環によって置換されたC1〜C4アルキルであり、該フェニル環は、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシおよびトリフルオロメチルから独立して選択される1〜4個の置換基によって置換されており;
R’3は、水素であるか;またはR3およびR’3は、隣接する炭素原子と一緒になって、C3〜C6シクロアルキル環を形成し;
R5およびR6の各々は、独立して、水素またはC1〜C6アルキルであり;
ここで、Rが、C1〜C8アルキルである場合、Aは、−(CH2)p−X−(CH2)q−基であり、ここで、pおよびqは、両方0であり、そしてXは、上記で定義されたとおりである、
薬学処方物。
【請求項15】
前記ナトリウムチャネル修飾因子が、以下:
(a)ラルフィナミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;あるいは
(b)サルフィナミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物または誘導体;
である、請求項14に記載の薬学処方物。
【請求項16】
前記ナトリウムチャネル修飾因子が、以下:
(a)2−(4−ベンジルチオベンジル)アミノプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物、または誘導体;
(b)2−(4−ベンジルオキシベンジル)アミノ−3−フェニル−N−メチルプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物、または誘導体;
(c)2−(4−ベンジルオキシベンジル)アミノ−3−ヒドロキシ−N−メチルブタンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物、または誘導体;
(d)2−[4−(2−クロロベンジルオキシ)ベンジル]アミノ−N−メチルプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物、または誘導体;あるいは
(e)(S)−N−[4−ベンジルオキシベンジル)−N−メチル]アミノプロピオンアミドまたはその薬学的に受容可能な塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、代謝物、または誘導体、
である、請求項14に記載の薬学処方物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公表番号】特表2006−515327(P2006−515327A)
【公表日】平成18年5月25日(2006.5.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−518862(P2005−518862)
【出願日】平成16年1月30日(2004.1.30)
【国際出願番号】PCT/US2004/002827
【国際公開番号】WO2004/066990
【国際公開日】平成16年8月12日(2004.8.12)
【出願人】(505228707)ダイノジェン ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (3)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成18年5月25日(2006.5.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年1月30日(2004.1.30)
【国際出願番号】PCT/US2004/002827
【国際公開番号】WO2004/066990
【国際公開日】平成16年8月12日(2004.8.12)
【出願人】(505228707)ダイノジェン ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (3)
【Fターム(参考)】
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