説明

ネイル用の除去可能なゲル適用向けの組成物、及びそれらの使用方法

【課題】耐久性のある硬化性ネイルコーティング(特に、「浸漬」手順により比較的簡易に除去されることができるもの)を提供すること。
【解決手段】放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物であって、上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約40質量%〜約60質量%のジ−[ヒドロキシエチルメタクリリック]トリメチルヘキシルジカルバメート、上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約5質量%の、少なくとも1種のメタクリル酸エステル、上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約6質量%のヒドロキシエチルメタクリレート、上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約6質量%のヒドロキシプロピルメタクリレート、上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約0.1質量%〜約0.4質量%の光開始剤、及びネイルアート塗料を含む、上記放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放射線硬化性の哺乳類用ネイルコーティング組成物、これらの組成物を含むキット、及びそれらの使用方法に関する。本発明はまた、除去可能なゲル系ネイルコーティング組成物の調製方法に関する。
【背景技術】
【0002】
消費者は、彼らの爪の外観を美しくするために、又は彼らの毎日の環境において見出される酷使から爪を保護するために、ネイルコーティングを用いる。しかし、ネイルコーティング組成物は、消費者により望ましい耐久性に欠けるのが典型的であるか、あるいは時間及び/又は努力に関して適用又は除去することが難しい。耐久性の欠如は、元のコーティングが適用された後すぐに、コーティングのチッピング又は剥離により証明されることが多く、元のネイルコーティングの美的外観又は治療の利益を再創出するための試みにおいて、コーティングを少なくとも部分的に再適用することが要求される。
【0003】
Lilley(米国特許第6,391,938号明細書、同第6,803,394号明細書及び同第6,599,958号明細書)は、美容用途向けの天然ネイル及び/又は人工ネイル先端に適用される軽く硬化させたネイルコーティングを開示する。
Ellingsonら(米国特許第6,306,375号明細書)は、期待された表面特性を有する、長期摩耗ネイルエナメル組成物、並びに、キット、フィルム及びそれらの使用方法を開示する。
Ellingsonら(米国特許第6,123,931号明細書)は、哺乳類の爪向けのコーティングとして有用な、ポリウレタン及びポリアクリルネイルエナメル組成物、並びにそれらの使用方法を開示する。
【0004】
Ellingsonら(米国特許第6,136,300号明細書)は、哺乳類の爪用のコーティングとして有用な、接着性、靱性及び硬度特性を有する長期摩耗ネイルエナメル組成物、並びにそれらの使用方法を開示する。
【0005】
Smith IIIら(米国特許第6,080,414号明細書)は、哺乳類の爪用のエナメル(polish)として有用なフィルム及びキットを開示し、報告されるところによれば、長期の摩耗特性を有する。
Farerら(米国特許第6,656,483号明細書)は、皮膚及びネイルに適用するための、ポリウレタンを含む化粧用組成物を開示する。
Farerら(米国特許第6,156,325号明細書)及びCarrionら(米国特許第6,555,096号明細書及び関連する米国特許出願公開第2002/0102222号明細書)は、ウレア変性されたチキソトロピー剤を含む、ネイルエナメル組成物を開示する。
【0006】
Sirdesaiらは、非黄変性の、そして形成された場合にその形状を維持し、そして化学線の下で迅速に重合される、人工の指の爪を形作るための、重合性チキソトロピー性オリゴマー組成物を開示する。
【0007】
従来のネイルコーティングは、2つの亜種:溶剤蒸発により硬化するエナメル型(polish type)、及び化学反応により硬化するポリマー型を含むのが一般的である。ポリマー型材料には、例えば、粉末/液体系、及びゲル系が含まれる。
【0008】
従来のエナメル及び他のポリマー型系と対照的に、ゲル系、特に、紫外線により硬化されたゲル系は、爪に刷毛塗りし、硬化させ、そして実物そっくりの人工爪を作るように形成することができるゲルを含むことが多い。従来のエナメル又は他の非ゲルポリマー系と比較して、ゲル系は、比較的用いることが容易で、より少ない時間で適用することができ、爪上の質量が軽く、臭気を有せず(又は最小の臭気のみ)、耐久性があり、そして高品質の輝きを有する。
【0009】
より厚いネイルコーティングが、それらのより豊かなカラー及び/又は最終ネイルコーティングのより高い耐久性のために、一般的に望ましい場合があるが、その適用の後、コーティングの全体を適度に迅速に且つ実質的に硬化させることが難しい場合がある。これは、より厚く、そして/又はより高度に着色されたUV−硬化性ゲル系ネイルコーティング系に関して特に真実である。これは、これらのコーティングの性質に部分的による場合がある。例えば、紫外線は、コーティング組成物の最も外側の領域を容易に通過して、効果を開始することができる一方で、一部のコーティング組成物において、より高い濃度及び/又はより暗い色相の一定の顔料により、UV照射が、適用されたゲル状コーティング組成物の最も内側の領域に浸透することが制限され、ひいてはコーティングの全体を実質的に硬化させるために要求される時間が増す場合がある。
【0010】
特定のコーティングの耐久性と、その除去容易性との間のネイルコーティングの選択には、矛盾がある場合が多い。例えば、耐久性を有する、いくつかの先行技術のゲル状コーティング組成物は、典型的な「浸漬(soak−off)」手順により容易には除去されず、より手間のかかる除去工程が要求される場合がある。あるいは、いくつかの先行技術ゲル状コーティング組成物は、非常に簡易に除去されるが、それらの特性により、コーティングの早期のチッピング及び/又は剥離がもたらされ、コーティングの全体的な外観を安定化させるために、追加の保守又は再適用が要求される場合がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
従って、耐久性のある硬化性ネイルコーティング(特に、「浸漬」手順により比較的簡易に除去されることができるもの)を提供するように配合されうるゲル系に関する必要性が当業界にある。また、先行技術のゲル系又はエナメルにより概して要求されるものよりも簡易にそして/又は短時間で適用されることができるゲル系に関する必要性がある。さらに、供給されるコーティングカラーにかかわらず、上記コーティングを提供する一方で、ネイルコーティングを通してカラーの豊かさを提供するゲル系に関する必要性がある。上記ゲル状コーティングは、さらに魅力的で且つ欠陥を含まない外観を提供することができる。本発明は、これら及び他の重要な目的に向けられている。
【課題を解決するための手段】
【0012】
従って、本発明は、下記、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約40質量%〜約60質量%のジ−[ヒドロキシエチルメタクリリック]トリメチルヘキシルジカルバメート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約5質量%の、少なくとも1種のメタクリル酸エステル、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約6質量%のヒドロキシエチルメタクリレート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約6質量%のヒドロキシプロピルメタクリレート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約0.1質量%〜約0.4質量%の光開始剤、及び
着色されたネイルラッカー、
を含む放射線硬化性のゲル状ネイルコーティング組成物に、部分的に向けられている。
【0013】
他の実施形態では、本発明は、下記、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約40質量%〜約60質量%のジ−[ヒドロキシエチルメタクリリック]トリメチルヘキシルジカルバメート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約5質量%の、少なくとも1種のメタクリル酸エステル、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約6質量%のヒドロキシエチルメタクリレート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約6質量%のヒドロキシプロピルメタクリレート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約0.1質量%〜約0.4質量%の光開始剤、及び
ネイルアート塗料、
を含む放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物に部分的に向けられている。
【0014】
他の実施形態では、本発明は、下記、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約40質量%〜約60質量%のジ−[ヒドロキシエチルメタクリリック]トリメチルヘキシルジカルバメート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約6質量%のメタクリル酸エステル、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約2質量%〜約6質量%のヒドロキシエチルメタクリレート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約2質量%〜約6質量%のヒドロキシプロピルメタクリレート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約0.1質量%〜約1質量%の光開始剤、及び
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約25質量%〜約40質量%のネイルアート塗料、
を含む放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物に部分的に向けられている。
【0015】
一定の他の実施形態では、本発明は、下記、
本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物、及び
紫外線の透過を実質的に除外するように設計されたボトル、
を含む、放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物で、哺乳類の爪をコーティングするために好適なキットに向けられている。
【0016】
いくつかの実施形態では、本発明は、哺乳類の爪を、UV照射硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物でコーティングする方法に向けられており、そこでは、本方法は、下記を含む、
本発明に従うネイルコーティング組成物を、接触して、哺乳類の爪に適用すること、そして
上記爪の上で上記組成物を放射線硬化させること。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本明細書において、用語「非水性ゲル状組成物」は、わずかな量(de minimis)の水以下を有するゲル状組成物を指す。
【0018】
本明細書において、「アルキレン」は、約2〜約15個(好ましくは約4〜約12個、さらに好ましくは6〜約10個、さらに好ましくは約7〜約9個、そして約8〜約9個の炭素原子が最も好ましい)の炭素原子を有する、飽和の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基(そしてそれら内の炭素原子の範囲及び特定の数の、全ての組み合わせ及びサブコンビネーション)を指す。アルキレン基には、エチレン、n−プロピレン、メチルエチレン、ジメチルメチレン、n−ブチレン、イソブチレン、ジメチルエチレン、メチルプロピレン、エチルエチレン、n−ペンチレン、イソペンチレン、ネオペンチレン、トリメチルエチレン、ジメチルプロピレン、メチルブチレン、エチルプロピレン、n−ヘキシレン、イソヘキシレン、ネオ−ヘキシレン、メチルペンチレン、ジメチルブチレン、及びトリメチルプロピレン、メチルエチルプロピレン、n−ヘプチレン、イソヘプチレン、ネオ−ヘプチレン、ジメチルペンチレン、エチルペンチレン、トリメチルブチレン、メチルエチルブチレン、n−オクチレン、イソオクチレン、ネオ−オクチレン、メチルヘプチレン、ジメチルヘキシレン、トリメチルペンチレン、メチルエチルペンチレン、n−ノニレン、イソノニレン、ネオ−ノニレン、メチルオクチレン、ジメチルヘプチレン、トリメチルヘキシレン、メチルエチルヘキシレン、トリメチルヘプチレン、メチルエチルヘプチレン、n−デシレン、イソデシレン、ネオ−デシレン、メチルノニレン、ジメチルオクチレン、トリメチルヘプチレン、メチルエチルヘプチレン、トリメチルオクチレン、メチルエチルオクチレン、及びテトラメチルヘキシレンが含まれるが、これらに限定されるものではない。
【0019】
本明細書において、「ポリウレタンアクリレートオリゴマー」は、オリゴマーのアクリレート部分が、1種又は2種以上のヒドロキシアルキルアクリル酸エステル又はヒドロキシアルキルメタクリル酸エステル、好ましくはヒドロキシアルキルメタクリル酸エステルに由来するポリウレタンオリゴマーを指す。ヒドロキシアルキルメタクリル酸エステルの非限定的な例には、ヒドロキシエチルメタクリル酸エステル及びヒドロキシプロピルメタクリル酸エステルが含まれる。
【0020】
本発明の組成物、上記組成物を含むキット、並びに上記組成物及び/又はキットを用いる方法は、先行技術のネイルコーティングと比較して、改良された特性を有する、彩色された、好ましくは高度に着色されたゲル系コーティング組成物に関する、当業界における必要性に適合するように部分的に向けられている。従って、ある実施形態では、本発明は、典型的な「浸漬」手順を用いて除去することができるゲル系ネイルコーティング組成物、すなわち、上記目的のために容易に使用可能な溶媒(例えば、アセトン及び/又は他のケトン、短分子鎖アルコール、例えば、イソプロパノール、ジアセトンアルコール、C1〜C8アルコール等、アクリル系リムーバー、チップ(tip)リムーバー、及び/又は種々の他のアセテート溶媒、あるいはそれらの任意の組み合わせ)で破壊し、そして除去することができる組成物を提供する。
【0021】
一定の他の実施形態では、本発明の組成物は、得られる組成物が安全に用いられ、そして適用される限り、上記ネイルコーティング組成物を硬化させることができるフリーラジカル源を提供する、上記組成物に導入されうる任意の工程により硬化されうる。これには、例えば、熱力学的に又は光化学的に誘導されるフリーラジカル工程、並びにフリーラジカルの生成を開始し、そしてそれにより上記ネイルコーティング組成物を硬化させる、当業者に公知の触媒を用いるものが含まれる。
【0022】
いくつかの好ましい実施形態では、典型的な本発明の組成物は、紫外線(UV)の下で活性化され且つ硬化される、ゲル状ベース及び着色されたラッカーの組み合わせ(すなわち、ネイルエナメル)、又はそれらの各成分を含む。あるいは、典型的な本発明の組成物は、紫外線(UV)の下で活性化されかつ硬化される、ゲル状ベース及びより重厚に着色されたネイルアート塗料の組み合わせ、又はそれらの各成分を含む。
【0023】
任意のUV単一又は複数発光源が、本発明者により、本発明に企図される。紫外線源は、光源がUVスペクトル範囲の光エミッタであり且つ上記単一又は複数の光源の出力が上記ネイルコーティング組成物を望ましい時間内で活性化しそして/又は硬くする(すなわち、硬化させる)ために十分である限り、臨界的意義を有しない。典型的な光には、紫外線バルブ源及び/若しくは発光ダイオード(LED)光、又は他の均等の光源、あるいはそれらの任意の組み合わせが含まれうる。典型的な光には、紫外線バルブ源及び/若しくは発光ダイオード(LED)光、又は他の均等の光源、あるいはそれらの任意の組み合わせが含まれうる。
【0024】
他の実施形態では、本発明の組成物は、典型的な先行技術のエナメルと類似の様式、例えば、ブラシ適用により適用されうる。
いくつかの実施形態では、本発明の組成物は、最終製品のコーティングに、より短い時間(好ましくは、公知のネイルゲルを適用し、そして/又は取り付けるために要求される時間の、少なくとも約5、10、20、30、40、そして最大50%未満の時間)において、最終生成物のコーティングに適用され、そしてネイルゲルを取り付け又は硬化することができる。
【0025】
従って、ある実施形態では、本発明の組成物、上記組成物を含むキット、及び上記組成物及び/又はキットを用いる方法は、ゲル適用の少なくともいくつかの利益、そして好ましくは複数の利益を有するネイルエナメルの品質を有するネイルコーティングを適用する。本発明の一定の実施形態の利益には、上記ネイルコーティング組成物のより簡易な適用、公知のエナメル又はゲルに関するものよりも、最大約10、20、30、40、50、60又は70%少ない混合時間の、より短い製造混合時間、そして/又は使用後の硬化されたネイルコーティングのより早い若しくはより早い除去が含まれるが、これらに限定されるものではない。
【0026】
使用者は、本発明の一定の組成物の実施形態において見出される天然のネイルの強化及び補強のさらなる利益を受けることができる。いくつかの実施形態では、本発明の組成物は、現在のエナメル、ゲル、又は同様の生成物よりも、最大約10、20、30、40、又は最大約50%短い時間で除去することができるコーティングを提供する。
【0027】
他の実施形態では、本発明の組成物、上記組成物を含むキット、並びに/又は上記組成物及び/又はキットを用いる方法は、先行技術のコーティングよりも硬く、そして/又は脆くない、最終の、そして/又は良好な適用範囲を提供する。いくつかの実施形態では、コーティングの2回適用を用いて、完全な適用範囲が得られうる。
【0028】
本発明の他の実施形態では、上記組成物及び/又は上記組成物を含むキットは、ボトル用途として提供され、そして本発明のさらに他の実施形態では、上記組成物及び/又は上記組成物を含むキットは、ブラシ用途として提供される。
【0029】
本発明の組成物、上記組成物を含むキット、並びに上記組成物及び/又はキットを用いる方法は、一般的に入手可能な紫外線硬化型ゲル製品と比較して、さらなる優位性を提供することができる。例えば、本発明のいくつかの実施形態では、上記組成物は、貯蔵の際に外部光により、配合の活性化を防ぐために、紫外線を実質的に除外するように設計されたボトルに含まれる。ある実施形態において、本発明のネイルコーティング組成物を保持するように設計されたボトルを構成するために用いられる材料は、上記光を本質的に除外することができる。代わりに、これらの特性を有しない他のボトル、例えば、透き通ったボトルは、例えば、1種又は2種以上の特別なUV保護コーティング(クリアーコーティングを含む)で仕上げられ、又はそれらでコーティングされうる。これらのボトル又は別のボトルのどちらかでは、例えば、その適用の前に、ボトル内に含まれるゲルの不注意の活性化の水準を下げることにより、上記ネイルゲルを、消費者により用いられることが、より一層可能にすることができる。場合によっては、これにより、実質的に全ての生成物が、意図される用途に関して用いられることを可能にする。クリアーコーティングされたボトル内に上記組成物を提供するさらなる優位性は、最終的な顧客が、所望のゲル状ネイルコーティング組成物のカラーを見て、そして/又は選択することができることである。これは、顧客が、ネイルコーティング組成物の実際のカラーを見ることができない不透明な、着色されたホワイト又はブラックの瓶内で従来から提供される、現行の紫外線硬化型ゲル状製品との対照をなす。
【0030】
従って、本発明は、下記、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約40質量%〜約60質量%のジ−[ヒドロキシエチルメタクリリック]トリメチルヘキシルジカルバメート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約5質量%の、少なくとも1種のメタクリル酸エステル、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約6質量%のヒドロキシエチルメタクリレート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約6質量%のヒドロキシプロピルメタクリレート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約0.1質量%〜約0.4質量%の光開始剤、及び
着色されたネイルラッカー、
を含む放射線硬化性のゲル状ネイルコーティング組成物に部分的に向けられている。
【0031】
他の実施形態では、本発明は、下記、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約40質量%〜約60質量%のジ−[ヒドロキシエチルメタクリリック]トリメチルヘキシルジカルバメート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約5質量%の、少なくとも1種のメタクリル酸エステル、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約6質量%のヒドロキシエチルメタクリレート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約6質量%のヒドロキシプロピルメタクリレート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約0.1質量%〜約0.4質量%の光開始剤、及び
ネイルアート塗料、
を含む放射線硬化性のゲル状ネイルコーティング組成物に部分的に向けられている。
【0032】
他の実施形態では、本発明は、下記、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約40質量%〜約60質量%のジ−[ヒドロキシエチルメタクリリック]トリメチルヘキシルジカルバメート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約6質量%のメタクリル酸エステル、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約2質量%〜約6質量%のヒドロキシエチルメタクリレート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約2質量%〜約6質量%のヒドロキシプロピルメタクリレート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約0.1質量%〜約1質量%の光開始剤、及び
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約25質量%〜約40質量%のネイルアート塗料、
を含む放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物に部分的に向けられている。
【0033】
他のいくつかの好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、実質的に非水性であり、そしてさらに好ましくは、わずかな量の水以下を含む。
【0034】
一定の好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、ポリウレタンアクリレートオリゴマー(又は化粧品原料の国際命名法(INCI)名称、「ジ−ヘマトリメチルヘキシルジカルバメート」)を含む。上記ポリウレタンアクリレートオリゴマーは、低分子量、オリゴマー、及び/又は高分子量種、及びそれらの組み合わせを含むことができる。一定のさらに好ましい実施形態では、上記ポリウレタンアクリレートオリゴマーは、上記ネイルコーティング組成物の約40質量%〜約60質量%、さらに好ましくは約49質量%〜約55質量%の範囲において、そしてさらにいっそう好ましくは約52質量%〜約53質量%の範囲において、さらに好ましくは約52.5質量%の濃度において存在する。他のいくつかの好ましい実施形態では、上記ポリウレタンアクリレートオリゴマーは、上記ネイルコーティング組成物の約40質量%〜約50質量%、さらに好ましくは約40質量%〜約48質量%の範囲において、そしてさらにいっそう好ましくは約40質量%〜約46質量%の範囲において存在する。他のいくつかのさらに好ましい実施形態では、上記ポリウレタンアクリレートオリゴマーは、上記ネイルコーティング組成の約45質量%〜約55質量%、さらに好ましくは約46質量%〜約52質量%の範囲において存在する。
【0035】
他のいくつかの実施形態では、上記ポリウレタンアクリレートオリゴマーは、アルキレンジアミンに由来するアルキレンイソシアネートに基づき、上記イソシアネートは、トリメチルヘキシレンジイソシアネートを含むが、それらに限定されるものではない。好ましくは、上記ポリウレタンアクリレートオリゴマーは、ヒドロキシアルキルエステル(好ましくはヒドロキシエチル、さらに好ましくは2−ヒドロキシエチルエステル又はヒドロキシプロピルエステル、好ましくは3−ヒドロキシプロピルエステル、又はそれらの組み合わせ)を、トリメチルヘキシレンジイソシアネートと反応したアクリル酸(好ましくはメタクリル酸)と反応させることに由来する。
【0036】
いくつかの好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、混合物中の皮膜形成剤として、メタクリル酸と、アルカノール又はシクロアルカノール分子いずれか当り1つのヒドロキシル部分を有するアルカノール又はシクロアルカノールとのエステル、さらに好ましくはイソボルニルメタクリレートを含む。上記エステルは、上記ネイルコーティング組成物の概して約3質量%〜約5質量%、さらに好ましくは約3.5質量%〜約4.5質量%、そしてさらにいっそう好ましくは約4質量%の濃度で存在する。あるいは、メタクリル酸エステル(好ましくはイソボルニルメタクリレート)は、上記ネイルコーティング組成物の、好ましくは約4質量%〜約6質量%、さらに好ましくは約4質量%〜約5質量%の範囲で存在する。さらに他の好ましい実施形態では、上記メタクリル酸エステル(好ましくはイソボルニルメタクリレート)は、上記ネイルコーティング組成物の約2質量%〜約6質量%、さらに好ましくは約2質量%〜約5質量%、そしてさらにいっそう好ましくは約2質量%〜約4質量%の範囲で存在する。
【0037】
いくつかの好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、メタクリル酸及びアルキレンジオールの1又は2以上のエステルを含み、さらに好ましくはこれらのエステルの1つは、上記混合物中の皮膜形成剤としての2−ヒドロキシエチルメタクリレート(又はINCI名称、「HEMA」)であり、上記ネイルコーティング組成物の、典型的には約3質量%〜約6質量%、さらに好ましくは約5質量%〜約6質量%、さらに好ましくは約5質量%〜約5.5質量%の範囲、そしてさらにいっそう好ましくは約5.25質量%の水準で存在する。他のいくつかの好ましい実施形態では、HEMAは、上記ネイルコーティング組成物の、約2質量%〜約6質量%、さらに好ましくは約2質量%〜約5質量%、さらに好ましくは約2質量%〜約4質量%の範囲で存在する。
【0038】
一定の他の好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、上記混合物中の皮膜形成剤として、メタクリル酸及びアルキレンジオールのエステル、さらに好ましくはヒドロキシプロピルメタクリレート、さらに好ましくは3−ヒドロキシプロピルメタクリレートを含み、上記ネイルコーティング組成物の約3質量%〜6質量%、さらに好ましくは約5質量%〜約6質量%、そしてさらにいっそう好ましくは約5質量%の濃度で存在する。他のいくつかの好ましい実施形態では、上記ヒドロキシプロピルメタクリレート(好ましくは3−ヒドロキシプロピルメタクリレート)は、上記ネイルコーティング組成物の約2質量%〜6質量%、さらに好ましくは約2質量%〜約5質量%の範囲、そしてさらにいっそう好ましくは約2質量%〜約4質量%の範囲で存在する。いくつかの特に好ましい実施形態では、ヒドロキシプロピルメタクリレート(好ましくは3−ヒドロキシプロピルメタクリレート)は、2−ヒドロキシエチルメタクリレートと組み合わせて用いられうる。
【0039】
他の好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、上記混合物中の結合剤又は光開始剤としてヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンを含み、上記ネイルコーティング組成物の、概して約0.1質量%〜約0.4質量%の範囲、さらに好ましくは約0.2質量%〜約0.3質量%の範囲、そしてさらにいっそう好ましくは約0.25質量%の濃度で存在する。他のいくつかの好ましい実施形態では、上記結合剤又は光開始剤、好ましくはヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン若しくはベンゾフェノン、又はそれらの混合物は、上記ネイルコーティング組成物の約0.1質量%〜約1質量%の範囲、さらに好ましくは約0.1質量%〜約0.9質量%、さらに好ましくは約0.1質量%〜約0.8質量%の範囲、そしてさらにいっそう好ましくは約0.2質量%〜約0.8質量%の範囲で存在する。他の好ましい実施形態では、上記結合剤又は光開始剤、好ましくはヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン若しくはベンゾフェノン、又はそれらの混合物は、上記ネイルコーティング組成物の約0.1質量%〜約0.2質量%の範囲、さらに好ましくは約0.1質量%〜約0.15質量%の範囲で存在する。
【0040】
他のいくつかのさらに好ましい実施形態では、上記結合剤又は光開始剤、好ましくはヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン若しくはベンゾフェノン、又はそれらの混合物は、上記ネイルコーティング組成物の約0.5質量%〜約1質量%の範囲、さらに好ましくは約0.6質量%〜約0.9質量%の範囲、そしてさらにいっそう好ましくは約0.7質量%〜約0.8質量%の範囲で存在する。上記結合剤又は光開始剤の好ましい水準は、上記ネイルコーティング組成物に用いられる顔料、染料、及び/又は着色剤のカラーにある程度依存する。任意の理論又は理論の操作に拘束されることを望まないが、ネイルコーティング組成物中で用いられる、より濃い顔料、染料及び/又は着色剤、あるいは比較的高い不透明度特性を有する顔料は、比較的低い不透明度特性を有する薄いカラー又は顔料を用いた組成物よりも、望ましい時間枠内でコーティングを実質的に硬化させるために、比較的高い濃度の光開始剤を要求する。
【0041】
一定の他の好ましい実施形態では、本発明の組成物に含まれる光開始剤は、ホスフィネート、ホスフィンオキシド、スルファニルケトン、スルホニルアジド、高分子量のモルホリノケトン、α−アミノケトン又はヨードニウムヘキサフルオロホスフェート塩以外である。
【0042】
いくつかの好ましい実施形態では、製造を簡略化するために、上記組成物は、ゲル状ベース配合物と、ネイルアート塗料又は着色されたネイルラッカー(ネイルエナメル)とを混合することにより調製される。ネイルエナメルは、消費者により、個人(自宅)用に簡易に入手することができ、一方、ネイルアート塗料は、小売市場よりはむしろ、市販用に調製されているのが典型的である。上記ネイルアート塗料又は着色されたネイルラッカーは、概して、1種又は2種以上の溶媒、皮膜形成剤、可塑剤、架橋剤、着色剤、懸濁化剤、顔料及び/又は染料、pH調整剤、及び安定性強化剤を含む。ネイルアート塗料及び着色されたネイルラッカーは、同一の材料をいくつか含むが、含まれる材料の相対的な比率は異なるのが典型的である。例えば、ネイルアート塗料は、それらの着色されたネイルラッカー対応物よりも高度に着色されている。高濃度の顔料により、例えば、さらなる懸濁化剤が必要になる場合がある。
【0043】
あるいは、上記ネイルアート塗料の顔料は、上記ネイルアート塗料又はネイルコーティング組成物の全体的な粘度を高くする場合がある。上記系では、上記ゲル状ネイルコーティング組成物に高い流動性を付与するために、溶媒濃度を高くすることが望ましい場合がある。また、本発明のネイルアート塗料又はネイルコーティング組成物に、より高い顔料濃度又は容易分散性が劣る顔料が用いられる場合には、均一な最終製品を提供することを補助するために、顔料安定剤、例えば、ポリエステルコポリマー又は他の当業者に公知である顔料安定剤を添加することが望ましい場合がある。従って、いくつかの好ましい実施形態では、上記ネイルアート塗料を含む、上記ネイルアート塗料又はネイルコーティング組成物は、ポリエステルコポリマー、例えば、ジオール、好ましくは分岐鎖のアルキレンジオール、例えば、ネオペンチルグリコール、及びアルカン二塩基酸、例えば、アジピン酸、アルカン多価酸、又はアルカン若しくはアリール酸無水物、例えば、トリメリット酸無水物に由来するものをさらに含む。
【0044】
上記ゲル状ベース配合物は、概して、ポリウレタンアクリレートオリゴマー、光開始剤、及び本明細書に開示されるメタクリル酸に基づく1種又は2種以上のエステルを含む。
【0045】
本発明のネイルコーティング組成物の一定の好ましい実施形態では、上記ネイルアート塗料は、上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜5.5質量%の皮膜形成剤を含む。他の好ましい実施形態では、上記ネイルアート塗料は、上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、最大約0.3質量%のトリメチロールプロパントリメタクリレートを含む。さらに他の好ましい実施形態では、上記ネイルアート塗料は、上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約20質量%〜約40質量%、さらに好ましくは20質量%〜約35質量%の、ケトン、エステル、アルコール、又はそれらの混合物から選択される溶媒を含む。さらに他の好ましい実施形態では、上記ネイルアート塗料は、上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約1質量%〜約2質量%の可塑剤を含む。他のいくつかの好ましい実施形態では、上記ネイルアート塗料は、上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、最大約2質量%の顔料を含む。
【0046】
本発明のネイルコーティング組成物の一定の好ましい実施形態では、上記ネイルアート塗料は、下記、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜5.5質量%の皮膜形成剤、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、最大約0.3質量%トリメチロールプロパントリメタクリレート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約20質量%〜約40質量%の、ケトン、エステル、アルコール、又はそれらの混合物から選択される溶媒、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約1質量%〜約2質量%の可塑剤、及び
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、最大約2質量%の顔料、
を含む。
【0047】
一定の好ましい実施形態では、本発明の組成物は、ネイルエナメル及び/又はネイルコーティングの製造に用いるために、当業者に公知である1種又は2種以上の添加剤をさらに含む。上記添加剤の非限定的な例には、1種又は2種以上の溶媒、皮膜形成剤、可塑剤、架橋剤、着色剤、懸濁化剤、顔料及び/又は染料、pH調整剤、並びに安定性強化剤が含まれる。
【0048】
他のいくつかの好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、溶媒を含む。溶媒の選択は、当該溶媒がコーティングの照射及び/又はセッティング、あるいは硬化を実質的に妨げない限り、重要ではない。上記溶媒は、単一の成分を含むことができるか、又は溶媒の混合物であることができる。概して、上記溶媒は、実質的に非水性である。好ましくは、上記溶媒は、非水性である。一定の好ましい実施形態では、上記一又は複数の溶媒は、化粧用に許容できる。例として、上記溶媒は、例えば、エステル、ケトン、アルコール、アルカン、芳香族及びアミド、好ましくはエステル、ケトン及び/又はアルコールの化合物を含むことができる。一定のさらに好ましい実施形態では、上記溶媒は、ブチルアセテート、エチルアセテート、プロピルアセテート、エタノール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、アミルアセテート、アセトン、及びジアセトンアルコール、又はそれらの混合物から選択される。上記ネイルコーティング組成物内の一又は複数の溶媒の混合された質量%は、上記溶媒が、上記ネイルコーティング組成物の、概して約15質量%〜約40質量%、好ましくは約18質量%〜約40質量%、さらに好ましくは約20質量%〜約38質量%、さらに好ましくは約24質量%〜約38質量%の範囲で存在するような量である。
【0049】
一定の他の好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、ブチルアセテート溶媒(例えば、n−ブチル、イソブチル、又はsec−ブチルアセテート又はそれらの任意の組み合わせ)、好ましくは、INCI名称「49」を有するブチルアセテートを含む。上記ブチルアセテート溶媒は、上記ネイルコーティング組成物の、概して約5質量%〜約15質量%、好ましくは約9質量%〜約13質量%、さらに好ましくは約11質量%〜約12質量%、さらに好ましくは約11.5質量%〜約12質量%の範囲、そしてさらにいっそう好ましくは約11.75質量%の濃度で存在する。他のいくつかの好ましい実施形態では、上記ブチルアセテートは、上記ネイルコーティング組成物の、約9質量%〜約20質量%、さらに好ましくは約11質量%〜約18質量%の範囲、そしてさらにいっそう好ましくは約12質量%〜約17質量%の範囲で存在する。
【0050】
一定の他の好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、プロピルアセテート溶媒(例えば、n−プロピル又はイソプロピルアセテート又はそれらの任意の組み合わせ)、好ましくは、n−プロピルアセテートを含む。上記プロピルアセテート溶媒は、上記ネイルコーティング組成物の、概して約0.2質量%〜約1質量%、好ましくは約0.4質量%〜約0.8質量%の範囲で存在する。
【0051】
他の好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、上記混合物中の溶媒としてエチルアセテートを含み、上記ネイルコーティング組成物の、概して約8質量%〜約12質量%、そしてさらにいっそう好ましくは約10質量%〜11質量%、さらに好ましくは約10質量%〜約10.5質量%の範囲で存在し、上記ネイルコーティング組成物の約10.25質量%の濃度がさらに好ましい。他のいくつかの好ましい実施形態では、上記エチルアセテートは、上記ネイルコーティング組成物の、約9質量%〜約15質量%、さらに好ましくは約10質量%〜約14質量%、そしてさらにいっそう好ましくは約10質量%〜約13質量%の範囲で存在する。
【0052】
一定の好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、上記混合物中の溶媒として、エタノール、好ましくは、SDアルコール40−B、特に変性されたエタノールのグレードを含む。上記エタノール溶媒は、上記ネイルコーティング組成物の、約1質量%〜約4質量%、好ましくは約2質量%〜約4質量%、さらに好ましくは約2質量%〜3.75質量%、さらに好ましくは約3質量%〜約3.5質量%の範囲、そしてさらにいっそう好ましくは約3.17質量%の濃度で存在する。他のいくつかの好ましい実施形態では、上記SDアルコールは、上記ネイルコーティング組成物の、約2質量%〜約5質量%、好ましくは約3質量%〜約4質量%の範囲で存在する。
【0053】
一定の好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、上記混合物中の溶媒として、ブチルアルコール、例えば、n−ブチル、イソブチル、及び/又はsec−ブチルアルコール、及びそれらの混合物、好ましくは、n−ブチルアルコールを含む。上記ブチルアルコール溶媒は、上記ネイルコーティング組成物の、概して約1質量%〜約6質量%、好ましくは約2質量%〜約5質量%、さらに好ましくは約2質量%〜約4質量%の範囲で存在する。
【0054】
一定の他の好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、上記混合物中の溶媒として、イソプロピルアルコールを含み、上記ネイルコーティング組成物の概して約0.5質量%〜約1.5質量%の範囲で存在し、そしてさらにいっそう好ましくは約1質量%の濃度で存在する。他の好ましい実施形態では、上記イソプロピルアルコールは、上記ネイルコーティング組成物の約0.5質量%〜約2質量%、好ましくは約1質量%〜約2質量%の範囲で存在する。
【0055】
いくつかの好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、アミルアセテート溶媒、例えば、アミル若しくはイソアミルアセテート、又はそれらの組み合わせを含み、上記ネイルコーティング組成物の、概して約0.5質量%〜約1質量%、好ましくは約0.6質量%〜約0.7質量%の範囲で存在し、そしてさらにいっそう好ましくは約0.65質量%の濃度で存在する。他のいくつかの好ましい実施形態では、上記アミルアセテートは、上記ネイルコーティング組成物の、約0.6質量%〜約0.9質量%、好ましくは約0.6質量%〜約0.8質量%の範囲で存在する。
【0056】
一定の他の好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、上記混合物中の溶媒として、アセトン又は他のケトン、好ましくは、アセトンを含む。上記ケトン溶媒は、上記ネイルコーティング組成物の、約0.4質量%〜約0.5質量%の範囲で存在し、そしてさらにいっそう好ましくは約0.43質量%〜約0.45質量%の濃度で存在する。他の好ましい実施形態では、上記ケトン溶媒は、上記ネイルコーティング組成物の、約0.5質量%〜約1質量%、好ましくは約0.5質量%〜約0.75質量%の濃度で存在する。
【0057】
一定の好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、上記混合物中の溶媒としてジアセトンアルコールを含み、上記ネイルコーティング組成物の、概して約0.06質量%〜約0.1質量%の範囲で存在し、そしてさらにいっそう好ましくは約0.08質量%の濃度で存在する。一定の他の好ましい実施形態では、ジアセトンアルコールは、上記ネイルコーティング組成物の、約0.08質量%〜約0.1質量%の範囲で存在する。
【0058】
一定の他の好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、上記混合物中の皮膜形成剤としてニトロセルロースを含む。ニトロセルロースは、上記ネイルコーティング組成物の、概して約3質量%〜5.5質量%、さらに好ましくは約4質量%〜約5質量%、さらに好ましくは約4質量%〜約4.5質量%の範囲、そしてさらにいっそう好ましくは約4.21質量%の濃度で存在する。他の好ましい実施形態では、上記ニトロセルロースは、上記ネイルコーティング組成物の、約3質量%〜7質量%、さらに好ましくは約3質量%〜約6質量%の範囲で存在する。
【0059】
あるいは、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、他の一般的な皮膜形成剤、例えば、セルロースアセテート、セルロースアセテートブチレート、及びエチルセルロース;ポリエステル;樹脂、例えば、ポリウレタン樹脂、アルキド樹脂、及びポリビニル樹脂、例えば、ポリビニルアセテート、ポリ塩化ビニル、ポリビニルブチレート;(メタ)アクリル樹脂及びビニルコポリマー、例えば、スチレン/ブタジエンコポリマー、アクリレート/ビニルアセテートコポリマー、アクリロニトリル/ブタジエンコポリマー、及びエチレン/ビニルアセテートコポリマーを含むことができる。
【0060】
一定の他の好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、上記混合物中の皮膜形成剤として、ジメチコーンを含み、上記ネイルコーティング組成物の、概して約0.005質量%〜約0.02質量%、さらに好ましくは約0.005質量%〜約0.01質量%の範囲、そしてさらにいっそう好ましくは約0.0075質量%の濃度で存在する。他のいくつかの好ましい実施形態では、上記ジメチコーンは、上記ネイルコーティング組成物の、約0.007質量%〜約0.01質量%の範囲で存在する。
【0061】
一定の好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、少なくとも1種の可塑剤を含む。本発明のネイルエナメル組成物に有用な可塑剤には、ネイルワニス(nail varnish)組成物に一般的に用いられている可塑剤が含まれる。これらの可塑剤には、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、トリクレシルフタレート、ブチルフタレート、ジブトキシエチルフタレート、ジアミルフタレート、トシルアミド、N−エチル−トシルアミド、サッカロースアセテートイソブチレート、カンファー、ヒマシ油、シトレートエステル、グリセリルジエステル、グリセリルトリエステル、トリブチルホスフェート、トリフェニルホスフェート、ブチルグリコレート、ベンジルベンゾエート、ブチルアセチルリシノレエート、ブチルステアレート、トリメチルペンタニルジイソブチレート及びジブチルタルトレートが含まれるが、これらに限定されるものではない。
【0062】
他のいくつかの好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、上記混合物中の可塑剤として、サッカロースアセテートイソブチレートを含み、そして上記ネイルコーティング組成物の、概して約0.2質量%〜約1質量%、好ましくは約0.4質量%〜約0.5質量%の範囲、そしてさらにいっそう好ましくは約0.45質量%の濃度で存在する。他の好ましいいくつかの実施形態では、上記サッカロースアセテートイソブチレートは、上記ネイルコーティング組成物の、約0.45質量%〜約0.75質量%の範囲、さらに好ましくは約0.5質量%〜約0.75質量%の濃度で存在する。
【0063】
一定の好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、上記混合物中の可塑剤として、アルキルトシルアミド、好ましくはエチルトシルアミドを含み、そして上記ネイルコーティング組成物の、概して約0.4質量%〜0.5質量%の範囲、そしてさらにいっそう好ましくは約0.45質量%の濃度で存在する。他のいくつかの好ましい実施形態では、上記アルキルトシルアミドは、上記ネイルコーティング組成物の約0.41質量%〜0.75質量%、さらに好ましくは約0.45質量%〜0.75質量%、そしてさらにいっそう好ましくは約0.5質量%〜約0.6質量%の範囲で存在する。
【0064】
いくつかの好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、上記混合物中の可塑剤としてカンファーを含む。カンファーは、上記ネイルコーティング組成物の、概して約0.25質量%〜約0.35質量%の範囲、そしてさらにいっそう好ましくは約0.28質量%の濃度で存在する。他のいくつかの好ましい実施形態では、上記カンファーは、上記ネイルコーティング組成物の、約0.2質量%〜約0.5質量%、さらに好ましくは約0.2質量%〜約0.4質量%の範囲で存在する。
【0065】
他のいくつかの好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、上記混合物中の可塑剤として、トリメチルペンタニルジイソブチレートを含み、そして上記ネイルコーティング組成物の、概して約0.2質量%〜約1質量%、好ましくは約0.3質量%〜約0.9質量%の範囲、そしてさらにいっそう好ましくは約0.4質量%〜約0.8質量%の濃度で存在する。
【0066】
一定の他の好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、上記混合物中の可塑剤としてトリフェニルホスフェートを含み、そして上記ネイルコーティング組成物の、概して約0.2質量%〜約1質量%、好ましくは約0.3質量%〜約0.9質量%の範囲、そしてさらにいっそう好ましくは約0.4質量%〜約0.8質量%の濃度で存在する。
【0067】
いくつかの好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、1種又は2種以上の架橋剤を含む。概して、これらの架橋剤は、ポリヒドロキシ化合物及びメタクリル酸のエステルであり、当該ポリヒドロキシ化合物のヒドロキシ基の相当数、そして好ましくは各ヒドロキシル基が、メタクリル酸でエステル化されている。上記ポリヒドロキシ化合物は、ポリヒドロキシ化合物1分子あたり、好ましくは3個又は4個以上のヒドロキシ基、さらに好ましくは3個又は4個のヒドロキシル基、さらに好ましくは、1分子当り3個のヒドロキシル基を有する。一定のさらに好ましい実施形態では、上記架橋剤は、トリメチロールプロパントリメタクリレート(TMPTA)である。上記架橋剤は、上記ネイルコーティング組成物の、概して約0.15質量%〜約0.35質量%、さらに好ましくは約0.2質量%〜約0.3質量%、さらに好ましくは約0.25質量%〜約0.29質量%の範囲、そしてさらにいっそう好ましくは約0.29質量%の濃度で存在する。他のいくつかの好ましい実施形態では、上記架橋剤は、上記ネイルコーティング組成物の、約0.2質量%〜約0.5質量%、好ましくは約0.2質量%〜約0.4質量%の濃度で存在する。
【0068】
さらに他の好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、着色剤、好ましくはD&Cバイオレット#2を含む。上記D&Cバイオレット#2は、上記ネイルコーティング組成物の約0.1質量%〜約0.4質量%の範囲、そしてさらにいっそう好ましくは約0.15質量%の濃度で存在する。他の好ましい実施形態では、上記D&Cバイオレット#2は、上記ネイルコーティング組成物の、約0.1質量%〜約0.3質量%、さらに好ましくは約0.1質量%〜約0.2質量%の範囲で存在する。一定の好ましい実施形態では、上記D&Cバイオレット#2が、上記ネイルコーティング組成物のゲル状ベース成分に含まれる。
【0069】
さらに他の好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、上記混合物中に、懸濁化剤、好ましくはステアラルコニウムヘクトライトを含む。上記懸濁化剤は、上記ネイルコーティング組成物の、概して約0.03質量%〜約0.07質量%の範囲、そしてさらにいっそう好ましくは約0.05質量%の濃度で存在する。他の好ましい実施形態では、上記懸濁化剤(好ましくは、ステアラルコニウムヘクトライト)は、上記ネイルコーティング組成物の、約0.05質量%〜約0.07質量%の範囲で存在する。
【0070】
いくつかの好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、上記混合物において着色剤として機能することができる、カラーを変えることができる、1種又は2種以上の顔料又は染料を含み、そして上記ネイルコーティング組成物の、約0.01質量%〜約0.05質量%、好ましくは約0.03質量%〜約0.04質量%の範囲、そしてさらにいっそう好ましくは約0.035質量%の濃度で存在することができる。概して、これらの顔料は、本発明の組成物のネイルラッカー又はネイルアート塗料成分中に存在する。一定の他の好ましい実施形態では、上記1種又は2種以上の顔料又は染料は、上記ネイルコーティング組成物の、約0.01質量%〜約2質量%の範囲、さらに好ましくは約0.1質量%〜約2質量%の範囲、そしてさらにいっそう好ましくは約0.5質量%〜約2質量%の範囲で存在する。本発明の組成物に有用な顔料の非限定的な例には、二酸化チタン、ブラック酸化鉄、D&Cブラック#2、FD&Cレッド#4、D&Cレッド#6、D&Cレッド#7、D&Cレッド#17、D&Cレッド#21、D&Cレッド#22、D&Cレッド#27、D&Cレッド#28、D&Cレッド#30、D&Cレッド#31、D&Cレッド#33、D&Cレッド#34、D&Cレッド#36、D&Cレッド#40、FD&Cブルー#1、D&Cオレンジ#4、D&Cオレンジ#5、D&Cオレンジ#10、D&Cオレンジ#11、D&Cブルー#4、D&Cブラウン#1、FD&Cグリーン#3、D&Cグリーン#5、D&Cグリーン#6、D&Cグリーン#8、FD&Cイエロー#5、FD&Cイエロー#6、D&Cイエロー#7、D&Cイエロー#8、D&Cイエロー#10、及びD&Cイエロー#11、並びにそれらの組み合わせが含まれる。一定の好ましい実施形態では、上記顔料が、上記ネイルコーティング組成物の着色されたラッカー又はネイルアート塗料成分に含まれる。
【0071】
他の好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、上記混合物中にpH調整剤(好ましくは、リン酸)を含み、上記ネイルコーティング組成物の、概して約0.02質量%〜約0.04質量%の範囲で存在し、そしてさらにいっそう好ましくは約0.03質量%の濃度で存在する。あるいは、上記pH調整剤は、上記ネイルコーティング組成物の、約0.03質量%〜約0.04質量%の範囲で存在することが好ましい。
【0072】
一定の好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、安定性強化剤(好ましくはクエン酸)を含み、上記ネイルコーティング組成物の、概して約0.005質量%〜約0.02質量%の範囲、さらに好ましくは約0.005質量%〜約0.01質量%の範囲、そしてさらにいっそう好ましくは約0.0075質量%の濃度で存在する。他のいくつかの好ましい実施形態では、上記クエン酸は、上記ネイルコーティング組成物の、約0.0075質量%〜約0.01質量%の範囲で存在する。
【0073】
他の好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約1質量%未満のウレタン樹脂ビスフェノールAジグリシジルメタクリレート(「BISGMA」、ポリマー、オリゴマーの及び/又はモノマー形態);さらに好ましくは、上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約0.5質量%未満のそれをさらに含む。一定の他のさらに好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、BISGMAウレタン樹脂を含まない。BISGMA系ウレタン樹脂は、BISGMAのヒドロキシル官能基を、炭化水素ジイソシアネートと反応させることにより調製されると報告されている(BISGMAは、Esstechから購入することができ、そしてCook Composite and PolymerからNupol 46−4005として市販されている)。See Lilleyらの米国特許第6,803,394号明細書を参照し、本明細書に援用する。
【0074】
一定の好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物を、爪(天然の爪若しくは合成の爪、又はネイルエクステンション(nail extension))に直接適用することができる。すなわち、上記組成物のいくつかは、最初に、溶媒蒸発性の下塗りを爪に適用することなく、適用されうる。
【0075】
さらに他の好ましい実施形態では、本発明の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物は、1種又は2種以上の添加剤をさらに含み、当該1種又は2種以上の添加剤は、マレイミド官能性材料、例えば、ヒドロキシエチルマレイミド、トリエチレングリコールビスカーボネートビスエチルマレイミド、2−イソプロピルウレタンエチルマレイミド、2−アクリロイルエチルマレイミド、アセトキシエチルマレイミド、イソホロンビスウレタンビスエチルマレイミド、N,N’−ヘキサメチレンビスマレイミド、及び/又はN,N’−(2,2,4トリメチルヘキサメチレン)−ビスマレイミド以外である。
【0076】
いくつかの特に好ましい実施形態では、上記ネイルコーティング組成物は、次の配合、配合1,2,3又は4を有する。
【0077】
【表1】

【0078】
【表2】

【0079】
【表3】

【0080】
【表4】

【0081】
本発明に従う組成物はまた、ネイルコーティング組成物に導入することができる当業者に認められている、1種又は2種以上の添加剤を含むことができる。例えば、上記組成物は、少なくとも1種の、ビタミン、ミネラル、保湿剤、固化剤、例えば、シリカ及びホルムアルデヒド/グリオキサール、UV吸収剤、並びに繊維、例えば、ナイロン又はアラミド繊維から選択されうる、美容向けの活性化合物を含むことができる。追加の添加剤成分には、ケラチン及びその誘導体、メラニン、コラーゲン、システイン、キトサン及びその誘導体、セラミド、ビオチン、少数元素、たんぱく質加水分解物、及びリン脂質が含まれうる。
【0082】
当業者は、過度の実験を行うことなく、本発明に従う組成物の有利な特性が、添加剤を含むことにより全く又は実質的に損なわれないように、所望による追加の化合物及び/又はそれらの量を選択することができる。
本発明に従う組成物は、当業者の一般的な知識に基づいて、そして技術的現状に従って、当業者により調製されうる。
【0083】
本発明に従う組成物はまた、本発明のキット及び/又は使用方法に有用である。
本発明を、次の例によりさらに明らかにするが、それらは、本発明の実例となることを目的とし、本発明を制限することを意図しない。
【0084】
[ネイルエナメル及びゲル状ベースを混合する典型的方法]
着色されたラッカー及びゲルの全ての成分を、最終製品に個々に配合することができるが、いくつかの実施形態では、あらかじめ調製された、着色されたラッカー(すなわち、ネイルエナメル)を、ゲル配合物と混合することが好ましい。一般的な手引きの目的で、上記ゲル配合物及びラッカーは、ラッカー及びゲル配合物を適切に混合するための時間の間且つ条件の下で、一般的な混合を提供することができる任意の攪拌又は混合装置を用いて共に混合される。概して、0.5〜3時間、好ましくは約0.5〜約1時間、さらに好ましくは30〜50分の時間が十分である。原則として、上記混合物は、成分、ラッカー又は配合物の安定性を維持しながら、混合操作を促進する温度に加熱されることができる。例えば、成分の組み合わせを、約30〜約150°F、さらに好ましくは約50〜約130°F、さらに好ましくは約80〜約110°Fに加熱することができる。上記組成物中の、ラッカーの、ゲルに対する好ましい比率は、選択されるラッカーによってある程度決まるが、当該比率は、約100体積部のゲル配合物に対して、典型的には約35〜45体積部、さらに好ましくは約39〜41体積部のラッカーの範囲にある。
【0085】
着色されたラッカーと同様の様式において、ネイルアート塗料を、本明細書に開示されるゲル状ベースと混合し、一定の最終製品のゲル状コーティング組成物を提供することができる。上記組成物における、ネイルアート塗料の、ゲルに対する好ましい比は、ある程度、選択されるネイルアート塗料によって決まるが、上記比は、最終のネイルコーティング組成物の質量に基づいて、概して約40質量%〜約60質量%、さらに好ましくは約45質量%〜約55質量%の範囲内のゲル状ベース成分(すなわち、ポリウレタンアクリレートオリゴマー、メタクリレートエステル、メタクリル酸及びジオールの任意のモノエステル、並びに光開始剤を含む成分)である。
【実施例】
【0086】
[例1−着色されたラッカー及びゲル状ベースを混合するための仮定的手順]
あらかじめ調製された着色されたラッカー(例えば、市販のネイルエナメル)を、40体積部のラッカー:100体積部のゲル配合物の比率で、本発明のゲル配合物(以下に示す、典型的なゲル配合物)と混合する。上記混合物を、約110°Fまで加熱する。上記混合物を、約40分間、ゆっくりと攪拌し、そして約2時間冷却する。冷却したら、上記混合物を、UVコーティングされたボトルに入れることが好ましい。
【0087】
[例2−ネイルアート塗料及びゲル状ベースを混合するための仮定的手順]
あらかじめ調製されたネイルアート塗料[ブチルアセテート(16.5部)、エチルアセテート(13部)、ニトロセルロース(5.75部)、ブチルアルコール(4部)、高分子量のネイルアート塗料安定化剤(3部)、イソプロピルアルコール(1.75部)、トリメチルペンタニルジイソブチレート(0.75部)、トリフェニルホスフェート(0.75部)、プロピルアセテート(0.75部)、ジアセトンアルコール(0.1部)、ステアラルコニウムヘクトライト(0.07部)、二酸化チタン/黒色酸化鉄(0.09部)、リン酸(0.04部)、クエン酸(0.01部)、ジメチコーン(0.01部)、ベンゾフェノン(0.01部)、及びD&Cイエロー#11(0.07部)]を、本発明のゲル配合物[(ジ−ヘマトリメチルヘキシルジカルバメートオリゴマー(44.5質量部),イソボルニルメタクリレート(3.25質量部)、HEMA(2.5質量部),ヒドロキシプロピルメタクリレート(2.25質量部),バイオレット2/CI60725(0.1質量部),ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン/ベンゾフェノン(0.75質量部)]と混合する。混合物を、110°Fまで加熱する。上記混合物を、約40分間ゆっくりと攪拌し、そして約2時間冷却する。冷却したら、上記混合物を、UVコーティングされたボトルに入れることが好ましい。
【0088】
任意の処方において、1回超、改変があった場合には、各存在におけるその定義は、全ての他の存在において、その定義から独立である。組み合わせの改変は、当該組み合わせが、安定な配合物を生ずる場合のみ、許容される。
【0089】
本明細書に用いられる化学式及び名称は、下にある化合物を正確且つ精密に反映すると考えられる。しかし、本発明の性質及び値は、全体的又は部分的に、これらの式の理論上の正確性によらない。従って、本明細書における配合、並びに相応じて示される化合物に属する化学名は、決して本発明を制限することを意図しない。
【0090】
配合物における物理的性質、要素又は変数に関して、本明細書において範囲が用いられる場合、配合物における組成物(%)の要素又は変数、それら内の特定の実施形態及び範囲の全ての組み合わせ及びサブコンビネーションが含まれることを意図する。他に示されない限り、成分に関する%範囲は、総体積基準に基づく体積で表現される。例えば、溶媒として、エチルアセテートが10%で用いられた場合、添加されるエチルアセテートの体積が、混合された生成物の配合の総体積の10%に等しい。
【0091】
本明細書に記載される各特許、特許出願及び出版物の開示の全体を参照し、本明細書に援用する。
本発明の好ましい実施形態に、非常に多くの変化及び改良がなされ、そして上記変化及び改良は、本発明の精神から外れないことが正しく理解されるであろう。従って、添付の特許請求の範囲は、本発明の真の精神及び範囲内にある物として、全ての均等物を保護することが意図される。
【0092】
[実施形態1]
放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物であって、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約40質量%〜約60質量%のジ−[ヒドロキシエチルメタクリリック]トリメチルヘキシルジカルバメート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約5質量%の少なくとも1種のメタクリル酸エステル、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約6質量%のヒドロキシエチルメタクリレート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約6質量%のヒドロキシプロピルメタクリレート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約0.1質量%〜約0.4質量%の光開始剤、及び
着色されたネイルラッカー、
を含む、上記放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物。
【0093】
[実施形態2]
放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物であって、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約40質量%〜約60質量%のジ−[ヒドロキシエチルメタクリリック]トリメチルヘキシルジカルバメート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約6質量%の、少なくとも1種のメタクリル酸エステル、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約2質量%〜約6質量%のヒドロキシエチルメタクリレート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約2質量%〜約6質量%のヒドロキシプロピルメタクリレート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約0.1質量%〜約0.4質量%の光開始剤、及び
ネイルアート塗料、
を含む、上記放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物。
【0094】
[実施形態3]
放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物であって、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約40質量%〜約60質量%のジ−[ヒドロキシエチルメタクリリック]トリメチルヘキシルジカルバメート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約6質量%のメタクリル酸エステル、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約2質量%〜約6質量%のヒドロキシエチルメタクリレート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約2質量%〜約6質量%のヒドロキシプロピルメタクリレート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約0.1質量%〜約1質量%の光開始剤、及び
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約25質量%〜約40質量%のネイルアート塗料、
を含む、上記放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物。
【0095】
[実施形態4]
上記ヒドロキシエチルメタクリレートが、上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約2.5質量%〜約4質量%の濃度で存在する、そして
上記ヒドロキシプロピルメタクリレートが、上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約2.25質量%〜約5質量%の濃度で存在する、
実施形態3に従う放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物。
【0096】
[実施形態5]
上記光開始剤が、上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約0.5質量%〜約1質量%の濃度で存在する、実施形態2〜4のいずれか1つに記載の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物。
【0097】
[実施形態6]
上記ネイルアート塗料が、下記、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜6質量%の皮膜形成剤、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、最大約0.4質量%トリメチロールプロパントリメタクリレート、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約20質量%〜約38質量%の、ケトン、エステル、アルコール、又はそれらの混合物から選択される溶媒、
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約1質量%〜約2質量%の可塑剤、及び
上記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、最大約2質量%の顔料、
を含む、実施形態2〜5のいずれか1つに記載の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物。
【0098】
[実施形態7]
上記皮膜形成剤が、ニトロセルロース及びジメチコーン、又はそれらの混合物から選択される、実施形態1〜6のいずれか1つに記載の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物。
[実施形態8]
上記溶媒が、イソプロピルアルコール、エタノール、ジアセトンアルコール、エチルアセテート、ブチルアセテート、アミルアセテート、アセトン、又はそれらの混合物から選択される、実施形態1〜7のいずれか1つに記載の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物。
【0099】
[実施形態9]
上記可塑剤が、サッカロースアセテートイソブチレート、エチルトシルアミド、及びカンファー、又はそれらの混合物から選択される、実施形態1〜8のいずれか1つに記載の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物。
[実施形態10]
上記光開始剤が、ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンである、実施形態1〜9のいずれか1つに記載の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物。
【0100】
[実施形態11]
上記メタクリル酸エステルが、イソボルニルメタクリレートである、実施形態1〜10のいずれか1つに記載の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物。
[実施形態12]
上記ジ−[ヒドロキシエチルメタクリリック]トリメチルヘキシルジカルバメートが、上記ネイルコーティング組成物の約44質量%〜約52質量%で存在する、実施形態1〜11のいずれか1つに記載の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物。
【0101】
[実施形態13]
上記組成物が、UV照射により硬化されることができる、実施形態1〜12のいずれか1つに記載の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物。
[実施形態14]
哺乳類の爪を、放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物でコーティングするために好適なキットであって、
実施形態1〜13のいずれか1つに記載の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物、及び
紫外線の透過を実質的に除外するように設計されたボトル、
を含む上記キット。
【0102】
[実施形態15]
上記ボトルが、ガラスにより紫外線の透過を実質的に除外する上塗りでコーティングされたクリヤーガラスを含む、実施形態14に記載のキット。
[実施形態16]
上記放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物を適用するためのブラシをさらに含む、実施形態14及び15のいずれかに記載のキット。
【0103】
[実施形態17]
哺乳類の爪を、放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物でコーティングする方法であって、
実施形態1〜13のいずれか1つに記載のネイルコーティング組成物を、哺乳類の爪に適用するステップ、そして
上記爪上で、上記組成物を放射線硬化させるステップ、
を含む方法。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物であって、
前記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約40質量%〜約60質量%のジ−[ヒドロキシエチルメタクリリック]トリメチルヘキシルジカルバメート、
前記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約5質量%の、少なくとも1種のメタクリル酸エステル、
前記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約6質量%のヒドロキシエチルメタクリレート、
前記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約6質量%のヒドロキシプロピルメタクリレート、
前記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約0.1質量%〜約0.4質量%の光開始剤、及び
ネイルアート塗料、
を含む、前記放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物。
【請求項2】
放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物であって、
前記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約40質量%〜約60質量%のジ−[ヒドロキシエチルメタクリリック]トリメチルヘキシルジカルバメート、
前記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約6質量%のメタクリル酸エステル、
前記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約2質量%〜約6質量%のヒドロキシエチルメタクリレート、
前記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約2質量%〜約6質量%のヒドロキシプロピルメタクリレート、
前記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約0.1質量%〜約1質量%の光開始剤、及び
前記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約25質量%〜約40質量%のネイルアート塗料、
を含む、前記放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物。
【請求項3】
前記ネイルアート塗料が、下記、
前記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜6質量%の皮膜形成剤、
前記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、最大約0.4質量%のトリメチロールプロパントリメタクリレート、
前記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約20質量%〜約38質量%の、ケトン、エステル、アルコール、又はそれらの混合物から選択される溶媒、
前記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約1質量%〜約2質量%の可塑剤、及び
前記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、最大約2質量%の顔料、
を含む、請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
前記光開始剤が、ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンである、請求項3に記載の組成物。
【請求項5】
前記皮膜形成剤が、ニトロセルロース及びジメチコーン、並びにそれらの混合物から選択される、請求項4に記載の組成物。
【請求項6】
前記溶媒が、イソプロピルアルコール、エタノール、ジアセトンアルコール、エチルアセテート、ブチルアセテート、アミルアセテート、アセトン、及びそれらの混合物から選択される、請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
前記可塑剤が、サッカロースアセテートイソブチレート、エチルトシルアミド、及びカンファー、並びにそれらの混合物から選択される、請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
前記メタクリル酸エステルが、イソボルニルメタクリレートである、請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
前記ジ−[ヒドロキシエチルメタクリリック]トリメチルヘキシルジカルバメートが、前記ネイルコーティング組成物の約44質量%〜約52質量%で存在する、請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
前記ヒドロキシエチルメタクリレートが、前記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約2.5質量%〜約4質量%の濃度で存在し、そして
前記ヒドロキシプロピルメタクリレートが、前記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約2.25質量%〜約5質量%の濃度で存在する、
請求項9に記載の組成物。
【請求項11】
前記光開始剤が、前記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約0.5質量%〜約1質量%の濃度で存在する、請求項10に記載の組成物。
【請求項12】
UV照射により硬化されうる、請求項11に記載の組成物。
【請求項13】
哺乳類の爪を、放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物でコーティングするために好適なキットであって、
下記、
請求項2に記載の放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物、及び
紫外線の透過を実質的に除外する様に設計されたボトル、
を含む、前記キット。
【請求項14】
前記ボトルが、ガラスを介した紫外線の透過を実質的に除外する上塗りでコーティングされたクリヤーガラスを含む、請求項13に記載のキット。
【請求項15】
前記放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物を適用するためのブラシをさらに含む、請求項13に記載のキット。
【請求項16】
哺乳類の爪を、放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物でコーティングする方法であって、
請求項2に記載のネイルコーティング組成物を、哺乳類の爪に接触させて適用するステップ、
前記組成物を、前記爪の上で放射線硬化させるステップ、
を含む方法。
【請求項17】
放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物であって、
前記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約40質量%〜約60質量%のジ−[ヒドロキシエチルメタクリリック]トリメチルヘキシルジカルバメート、
前記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約5質量%の、少なくとも1種のメタクリル酸エステル、
前記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約6質量%のヒドロキシエチルメタクリレート、
前記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約3質量%〜約6質量%のヒドロキシプロピルメタクリレート、
前記ネイルコーティング組成物の質量に基づいて、約0.1質量%〜約0.4質量%の光開始剤、及び
着色されたネイルラッカー、
を含む、前記放射線硬化性ゲル状ネイルコーティング組成物。

【公開番号】特開2011−32259(P2011−32259A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−136324(P2010−136324)
【出願日】平成22年6月15日(2010.6.15)
【出願人】(510167040)
【Fターム(参考)】