説明

ネットワーク環境でのコンテンツ同期化システム及び同期化方法

コンテンツ同期化方法に於いて、同期化手段を設定する段階;CMSサーバーが実時間で特定サーバーのファイルとディレクトリを監視し、コンテンツの生成、変更、削除、移動が有るかの可否を確認し、有ればその内容をCDマスターサーバーに実時間で通報する段階;上記CDマスターサーバー、CMSサーバー、CASサーバー間に異常が有るかの可否を確認し、有れば事前に定義されたコンテンツルーティング経路を選択し、無ければ迂回経路を選択する段階;指定された経路又は迂回経路に従って該当コンテンツを目的サーバーに伝送する段階;伝送結果を通報する段階;次の順序のコンテンツルーティング経路が存在するかの可否を確認する段階;及び、存在すれば上記ルーティング経路のサーバー異常有無確認課程を更に遂行し万一存在しなければコンテンツ同期化を完了する段階を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はCDマスターソリユーションに関するものである。特に本発明はLANとWANを含むネットワーク環境でのコンテンツ同期化システム及びそれを利用したコンテンツ同期化方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
今日、インターネットの急速な成長で1日接続者数が数十万〜数百万に至るウエブサイトが生じる様になってきている。この様なインターネットの成長はインターネットの利用者数の増加及びトラフィック増加を発生させ、サービス供給者にサーバーの仕様アップグレード又はネットワーク速度増設と言う選択を誘導した。しかし上記サーバー増設及びネットワーク速度の増設はサービス供給者の投資費用に比例してサービスの質的向上を期待することが出来ない短所を有している。上記の短所を補完した技術が類似な性能のウエブサーバーを多く購買しサーバーロードバランサを利用してクラスタリングシステムを構築するのである。
【0003】
ロードバランサを通じてクラスタリングされた複数のウエブサーバーが目的通りにサービスを提供する事が出来る為に又一つ必要なソリユーションが有るがそれは全てのウエブサーバーのコンテンツを同一に維持、管理するコンテンツ同期化又はコンテンツクラスタリングソリユーションである。事実コンテンツ同期化作業は別途のソフトウェアを適用しなくてもtar、cp、cpio、copy、rcp、ftp、rsyncの様な命令語を使用するか運営体制で支援する道具のみを持っても処理する事が出来る。
【0004】
しかし同期化しなければならないコンテンツの量と対象サーバーが増加するに従い手動作業に依存する方式は業務の生産性を低下させて各サーバー間のコンテンツ同期化が実時間でアップデートが出来ない場合にはサービス利用者はどのサーバーに接続しても同一なサービスとコンテンツの提供を受けなければならないのにも拘らす予想しなかった他のコンテンツに接続される様になる誤謬が発生する事も有り得る。
【0005】
上記で言及した所の様なインターネット利用者数増加及びトラフィック増加に対するサーバークラスタリングシステム構築及び多数台のコンテンツ サーバー間の実時間コンテンツ同期化ソリユーションの必要性が台頭される様になった。
尚、中央に集中されている一台のオリジナルコンテンツサーバーより多数のコンテンツサーバーにコンテンツを分散する技法中コンテンツルーティングの従来概念は一つのオリジナルサーバーが多数のコンテンツサーバーにコンテンツを伝送する事でオリジナルサーバーのシステム負荷及び過多なネットワークトラフィックの発生を招来した。
又、一つの市場傾向中看過してはならない部分がバックアップソリユーションである。企業の各個人の業務に対するバックアップ及びサービスサー バーの情報を安全に保存する為のバックアップの重要性が日増しに漸増している。
【0006】
個人業務の特性に従うそれぞれのpcに貯蔵されている情報の重要性に対するバックアップ概念と全社的にサーバーの重要な情報をバックアッ プシステムの構築に依り情報の保護のみならず災害時の復旧(recovery)に対する対策までも具現する事が出来なければならない。しかしこれを達成する為の具体的で効率的な技術が今まで提供されていなかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記した従来技術等の問題点を解決する為に創案されたものでLAN、WANを含むネットワーク環境でのコンテンツ同期化システム及びそれを利用したコンテンツ同期化方法を提供する事を目的とする。
【0008】
本発明はコンテンツ同期化に於いてインテリジェントなデータ伝送、実時間データ監視、データフィルターリング機能具現、データ別多様な同期化対象設定、 複数個のコンテンツ発生機能、多様なデータ伝送方式、データ圧縮伝送、多様なデータ伝送経路設定、ネットワーク障害時伝送経路迂回(Data Transmission Fall-over)、CASサーバー等間のグルーピング概念を具現する事をその他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の又、他の目的と長所は下記した発明の詳細な説明を読み、添付された図面を参照すればより明白になるであろう。
本発明の望ましい一実施例はLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)を含むネットワーク環境でオリジナルデータ(source data; ソースデータ)サーバーのコンテンツが変更されると、これを実時間で目的サーバー(target server;ターゲットサーバー)に伝送し、CD(Content Distribution; コンテンツディストリビューション)マスターサーバー、CMS(Content Monitoring System; コンテンツモニタリングシステム)サーバー、多数のCAS(Content Agent System; コンテンツエージェントシステム)サーバー、多数のSM(Server Monitoring; サーバーモニタリング)エージェントサーバー、CDマスターAdminツール及び認証サーバーを備えてなるコンテンツ同期化システムであるCDマスターに於いて、上記CDマスターサーバーは、データの配布及び伝送を管理し上記CMSサーバー、CASサーバー、SMエージェントサーバーのサービス環境を制御しデータの伝送状態及び上記CMSサーバー、CASサーバー、SMエージェントサーバー、CDマスターAdminツール、認証サーバーの状態をモニタリングし;上記CMSサーバーは、管理者に依り指定されたフォルダ内のデータが生成、修正、削除されるとこれをOSのカーネルレベルで実時間で監視して変化内容を上記CDマスターサーバーに通報し;上記CASサーバーは、上記CDマスターサーバーの指示に従いデータを他のCASサーバー等に伝送するか、他のCASサーバー等よりデータを受信し;上記SMエージェントサーバーは、一定時間毎に周期的にSMエージェントサーバーが搭載されたCASサーバー、CMSサーバー、CDマスターサーバー、認証サーバー、CDマスターAdminツールのCPU、メモリ、セッションの状態情報を収集して上記CDマスターサーバーに通報し;ジャバ環境で開発されてOS仕様(Platform)から独立して駆動可能なGUI環境の上記CDマスターAdminツールは、CDマスターシステム管理者が容易にCDマスターのサービス環境を設定する様に支援する管理ツールで直観的なインターフェースを提供しCDマスターシステム管理者がCDマスターサーバーを通じてサービスサーバー管理、上記CMSサーバーとCASサーバーの環境設定、管理者アカウント管理、サーバー状態モニタリング、スケジューリング、同期化、サーバーモニタエージェント設定、作業ログ確認、駆動環境設定を含むサービス環境を設定及び確認し;上記認証サーバーは上記コンテンツ同期化システムのライセンスシステムでCDマスターライセンスキーを発給してこれを管理し、実際サービスされているネットワークのトポロジー基盤下にグループ化されたサーバー等間の効率的なコンテンツ同期化の為に最上位段階を地域(Region)、中間段階をグループ、最下位段階をサーバーの三段階のツリー構造に区分し、上記同期化システムの運営の為に上記地域、グループ、CASサーバー、CMS サーバー、使用日数制限を管理する事を特徴とする、ネットワーク環境でのコンテンツ同期化システムである。
【0010】
本発明の望ましい一実施例はLAN、WANを含むネットワーク環境でソースサーバーのコンテンツが変更されるとこれを実時間で目的サーバーに伝送し、CD(コンテンツディストリビューション)マスターサーバー、CMS(コンテンツモニタリングシステム)サーバー、多数のCAS(コンテンツエージェントシステム)サーバー、多数のSM(サーバーモニタリング)エージェントサーバー、CDマスターAdminツール及び認証サーバーを備えてなるコンテンツ同期化システムを利用したコンテンツ同期化方法に於いて、CDマスターAdminツールが同期化手段を設定する段階;CMSサーバーが実時間で特定サーバーのファイルとディレクトリを監視する段階;上記監視結果コンテンツの生成、変更、削除、移動が有るかの可否を確認する段階;上記確認結果コンテンツの生成、変更、削除、移動がなければ上記監視段階を更に修正し、万一有ればCMSサーバーがその内容をCDマスターサーバーに実時間で通報する段階;CDマスターサーバーがコンテンツルーティング経路に依る上記CDマスターサーバー、CMSサーバー、CASサーバー間に異常が有るかの可否を確認する段階;上記確認結果、異常が有れば事前に定義されたコンテンツルーティング経路を選択する段階;上記確認結果、異常が無ければ迂回経路を選択してこれに依るコンテンツルーティングを選択する段階;CDマスターサーバーが各CASサーバーに上記生成、変更、削除、移動されたコンテンツを目的サーバーに伝送する事を指示する段階;上記伝送指示に従いCASサーバーが指定された経路又は迂回経路に従がい該当コンテンツを目的サーバーに伝送する段階;上記伝送後CASサーバーがCDマスターサーバーにコンテンツ伝送結果を通報する段階;CDマスターサーバーが次の順序のコンテンツルーティング経路が存在するかの可否を確認する段階;及び上記確認結果次の順序のコンテンツルーティング経路が存在すると上記ルーティング経路のサーバーの異常有無確認課程を更に遂行し、万一上記経路が存在しなければコンテンツ同期化を完了する段階を備えてなる事を特徴とするネットワーク環境でのコンテンツ同期化方法。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明に従うネットワーク環境でのコンテンツ同期化システムの望ましい一実施例はCDマスター(1000)として多数台のコンテンツサーバー等で オリジナルのコンテンツを同期化し管理者が指定されたコンテンツルーティング経路に依り既存の中央集中的コンテンツ同期化方式である1:N方式でないCASサーバー(300)、CMSサーバー(200)を有するサーバー等間にソースと目的(ターゲット)をN:M方式に指定してコンテンツを伝送する事が出来、個人のPCばかりでなく各社の重要サーバーデータバックアップに至るまで、容易で実時間に自動的にデータバックアップを遂行する一つのアプリケーションとして全ての領域のデータ等に対する同期化とバックアップ作業を遂行する事が出来るコンテンツ同期化方法及び管理方法を提供する。この時N:M方式とは全てのサーバーがソースになる事も出来、同時に目的にも設定が可能で多数個のソースで多数個の任意の目的にコンテンツを伝送する事を意味する。
【0012】
図19は既存の同期化方式と本発明の同期化方式の比較を示している。この図面で左側は既存の同期化方式を示し、右側は本発明の同期化方式を示す。一回の複写時間を1秒と仮定する場合、この例で既存では3秒が所要されたが本発明では2秒が所要され本発明がより迅速な複写をする事が出来るのを知る事が出来る。即ち本発明に依っては各サービス装備の容量に従い作業量を配分する事が出来る。
【0013】
以下に本発明の実施例に対する構成を添付した図面等を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明のコンテンツ同期化システムに対する一実施例のシステム構成図である。
この実施例で点線で表示されたCDマスター(1000)は一つのCDマスターサーバー(100)、一つのCMS(コンテンツモニタリングシステム)サーバー(200)、多数個のCAS(コンテンツエージェントシステム)サーバー(300)、多数個のSMエージェントサーバー(400)、一つのCDマスターAdminツール(500)及び一つの認証サーバー(600)を含めて成りこれ等は互いに有機的に動作しながら コンテンツ同期化手段樹立、同期化遂行、作業管理、システム情報モニタリング等を遂行する。
【0014】
1.CDマスターサーバー
図3に図示されたCDマスターサーバー(100)はコンテンツルーティングテーブルを管理し、変更されたコンテンツの実時間配布、手動配布、予約配布を中央で管理する為のシステムで通信制御部(110)、コンテンツ伝送管理部(120)、サーバーフェイルオーバー管理部(130)、実時間サーバー状態モニタリング管理部(140)及びコンテンツ伝送作業ロギング及び統計情報管理部(150)を備えている。
【0015】
CDマスターサーバー(100)はCMSサーバー(200)よりデータ変更事実の通報を受けてデータの配布及び伝送を管理しCMSサーバー(200)、CASサーバー(300)、SMエージェントサーバー(400)のサービス環境を制御し、データの伝送状態及び上記各構成要素等(200)(300)(400)(500)(600)の状態をモニタリングする。通常的にSMエージェントサーバー(400)が内部に搭載されている。
【0016】
通信制御部(110)は、CDマスター(1000)の構成要素等であるCASサーバー(300)、CMSサーバー(200)のサービス環境制御を担当し、コンテンツ伝送経路上の上記CDマスターサーバー(100)の状態をモニタリングし、障害発生時迂回経路を指定し、CDマスターサーバー(100)、CASサーバー(300)、CMS サーバー(200)、SMエージェントサーバー(400)、CDマスターAdminツール(500)、認証サーバー(600)との通信プロトコルに依り通信の流れを制御する。
【0017】
コンテンツ伝送管理部(120)はコンテンツの実時間配布、手動配布、 予約配布と関連された情報等の配布及び管理を制御する。
【0018】
サーバーフェイルオーバー管理部(130)はルーティング経路上サーバー(100)(200)(300)の障害時各サーバー(100)(200)(300)間のコンテンツ同期化の為に迂回経路設定を制御する。
【0019】
実時間サーバー状態モニタリング管理部(140)はCMSサーバー(200)、 CASサーバー(300)等のサービス装備等のCPU、メモリ、ソケット等に対する 状態を実時間で検査してCDマスターAdmin UI(User Interface)を通じてこれ等 サーバー等(200)(300)の状態をグラフ又はテーブル形式で出力し、これ等モニタリングするサーバー等(200)(300)のCPU、メモリ、ソケット等の状態が正常的でない場合や、管理者が指定した臨界値以上の結果を知らせる場合、直ちに 管理者に通報する。言い直せば、サーバー状態モニタリング管理部(140)は実際SMエージェントサーバー(400)から収集されたサーバー情報、即ちCPU、メモリ、セッションに対するデータを貯蔵し制御する役割を遂行する。
【0020】
コンテンツ伝送作業ロギング及び統計情報管理部(150)はCMSサーバー(200)の変更されたコンテンツに対して実時間同期化、予約同期化、手動同期化を実行後その結果に対するロギング及び統計情報を記録及び制御する。
【0021】
2.CMSサーバー
CMSサーバー(200)はコンテンツ同期化と関連された環境設定及び全体ネットワークを管理する管理者に依りコンテンツ実時間監視を遂行すべきフォルダ内のデータが生成、修正、削除された場合CPUの負担が無いようにOSのカーネルレベルで該当コンテンツに対する実時間感知機能を利用してその変化内容をCDマスターサーバー(100)に通報する。即ちCMSサーバー(200)はCDマスターサーバー(100)からファイルの生成、削除、変更、移動を監視すべきディレクトリ及び ファイル等に対する情報及び監視すべきファイル等のパターンに関する環境ファイル等の伝送を受けて、該当登録された環境でファイル変化が起こる場合ファイル及びディレクトリの変化をCDマスター(1000)に通報する。通常的にSMエージェントサーバー(400)が内部に搭載されており、本実施例での様にCASサーバー(300)及びSMエージェントサーバー(400)が同時に搭載されている場合もある。
【0022】
図7は上記したCMSサーバー(200)の構成を示している。CMSサーバー(200)は、運営体制のカーネルレベルのディバイスドライバー(205)でコンテンツ変更を実時間で監視して生成、削除、変更、移動された情報をCDマスターサーバー(100)に通報するCMSエージェント(210)、コンテンツ同期化を遂行すべきオリジナルディレクトリ及びファイル同期化パターン等を定義する為の環境設定ファイル(220)、上記で言及したコンテンツ変更を実時間で監視して生成、削除、変更、移動された情報を貯蔵する為のファイルディテクトバッファ(File Detect Buffer)(230)を備えてなる。
【0023】
CMSサーバー(200)の実時間データ監視機能はデータの生成、修正、 削除状況を実時間で認識する。CMSサーバー(200)のデータ監視プロセスはサーバー運営体制のカーネル(Kernel)段階で動作するのでCPUの負担を最小化しながらも正確に動作する事が出来る。
上記コンテンツ同期化の為の環境設定ファイル(220)はファイル監視 ディレクトリ、ファイル監視手段、コンテンツルーティング経路、制御コマンド設定を含む。実例でウィンドウズ(登録商標)の場合D:\CMS Reserve、ユニックス系列では/home/CMS予約等の同期化設定の為のファイル監視ディレクトリを設定する。
【0024】
ファイル監視手段はファイル監視ディレクトリ内のファイル等に対する監視パターンを定義するもので、ファイル監視パターンに含まれるものか、又は除外するべきかを設定する事が出来る。実例で監視対象で除外すべき監視ルールに *.Txtを設定する場合、該当監視ディレクトリに*.txtファイルが生成されてもそのファイルを除外した全てのファイル等の同期化を遂行する。
【0025】
コンテンツルーティング経路は設定されたCASサーバー(300)経路に 依りシステムの負荷分散を効率的に計算して手動又は自動でファイル間同期化を具現する。
制御コマンド設定は監視ディレクトリ内のファイルの生成、変更、 削除に対するCREATE、UPDATE、DELETE、MOVE、ERASE命令語に対して同期化に含めるか又は除外すべきかに対する設定情報を有する。
【0026】
3.CASサーバー
CASサーバー(300)はコンテンツサービス(例えばウエブサーバー)を提供する装備でCDマスターサーバー(100)の指示に従い上記管理者に依り指定されたフォルダ内のデータを他のCASサーバー(300)に伝送するか、又は他のCASサーバー(300)を通じて上記管理者に依り指定されたフォルダ内のデータを受信する。普通SMエージェントサーバー(400)が内部に搭載されている。図4のCASサーバー(300)は、CMSサーバー(200)に依り感知された監視ディレクトリのファイル及びフォルダをCDマスターサーバー(100)の命令に従いデータの複写(copy)、生成(create)、変更(update)、再命名(rename)、削除(delete、erase)、移動(move)し、データを他のCASサーバー(300)に伝送するか、他のCASサーバー(300)からデータを受信する役割を遂行し、内部的にはCASサーバー(300)とは独立的なプロセスで、遠隔Sync クライアント(Client)(320)の作業要請に従う通信で遠隔ファイルをローカルで貯蔵するSyncサーバー(330);、実際に遠隔Syncサーバー(330)と通信を遂行する部分で、CASサーバー(300)の命令に従がいファイルの生成、変更、再命名、削除、移動機能を遂行するCASサーバー(300)に内蔵されたライブラリーであるSync クライアント(320);、上記コンテンツ同期化の為のルーティングテーブル(340);及びCDマスター(1000)で伝送を受けた命令を遂行するCASエージェント(310)を備えている。
【0027】
4.SMエージェントサーバー
SMエージェントサーバー(400)は一定時間毎に周期的にSMエージェントサーバー(400)が搭載されたサーバー等(100)(200)(300)(500)(600)のCPU、メモリ、セッション数等に対するサーバー状態情報を収集しアップデートしてサーバーの物理的な異常があるか、CPU、メモリ、セッション数に対する情報が臨界値以上であれば管理者にE−メール、SMS、アラーム機能を利用してサーバーの異常有無を通知し、上記サーバー状態情報をCDマスターサーバー(100)に通報する。
【0028】
5.CDマスターAdminツール
GUI(Graphic User Interface)環境のCDマスターAdminツール(500)は CDマスターシステム管理者が容易にCDマスターサービス環境設定をする事が出来る様に支援する管理ツールで直観的なインターフェースを提供し、CASサーバー(CMSサーバー、CASサーバー環境設定)情報設定機能(510)、手動同期化設定機能(520)、予約同期化設定機能(530)、作業ログ確認機能(540)、SMエージェントサーバー(400)設定機能(550)、サーバーモニタリング機能(560)及びアカウント管理機能(570)を提供する。一種のコンソールと言える。
【0029】
CASサーバー(CMSサーバー、CASサーバー環境設定)情報設定機能(510)はCMSサーバー(200)が監視すべきフォルダとファイルを設定しデータ 同期化経路を設定、監視パターン等を設定し、他のCMSサーバー(200)に設置されたCASサーバー(300)から伝送を受けたデータを貯蔵すべき経路等を設定する等CMSサーバー(200)及びCASサーバー(300)の同期化環境を設定する。
【0030】
尚、上記環境設定機能に依りCASサーバーConfig設定、CMSサーバーConfig設定を制御する。手動同期化設定機能(520)及び予約同期化設定機能(530)は管理者の 制御下に発生する実時間同期化の反対概念である現在時間の特定ファイル/ ディレクトリの手動及び予約同期化を制御する機能を遂行する。
作業ログ確認機能(540)はCDマスターサーバー(100)の指揮下になされる全ての同期化作業及び手動予約作業等に対する全ての作業ログを確認する 機能を提供する。
【0031】
SMエージェントサーバー(400)設定機能(550)は、ネットワーク管理者が上記CDマスター(1000)のサービス対象になるべきCMSサーバー(200)、CASサーバー(300)にSMエージェントサーバー(400)を新たに追加し、既存に登録されたサービスサーバーの環境を修正、削除する事が出来る様に制御する。
【0032】
サーバーモニタリング機能(560)はSMエージェントサーバー(400)が 駆動中であるサーバー等の現在のCPU、メモリ、セッションに対する状態情報を多様なグラフ及びテーブル形態で提供する。
アカウント(account)管理機能(570)は上記CDマスターAdminツール(500)を接続する事が出来る管理者アカウント及び管理者情報を生成、修正、削除する事が出来る様にする。
上記CDマスターAdminツール(500)はジャバ環境で開発されたアプリケーションでOS(Operating system)仕様(Platform) から独立して駆動可能なGUI環境を提供する事でネットワーク管理を容易で簡単に提供する長所を持ちプログラム設置制約に従う問題点を解決する事が出来る。
【0033】
一方、図10は本発明に従うCDマスターAdminツール(500)のCMSサーバー(200)環境設定画面であり、図11は本発明に従がうCDマスターAdminツール(500)のCASサーバー(300)環境設定画面である。図 10と図11の上段には、CASサーバー(300)情報、手動同期化、予約同期化、作業ログ、サーバーモニタエージェント、サーバーモニタリング、アカウント管理に対するメニューを示している。
【0034】
図面左側のツリー構造は領域又は地域(Region)、グループ(Group)、サーバー(Server)の構成要素等で構築されたネットワーク構成を示している。
図面右側のパネルはCMSサーバー(200)の環境設定の為の項目等を設定する為のものである。CMSサーバー(200)の環境設定内容は監視すべきディレクトリ情報、監視すべきディレクトリ内のファイルfiltering手段、同期化の為のルーティング等を設定する事が出来る。
【0035】
図11でCASサーバー(300)の環境設定内容はCASサーバー(300)の通信環境、オリジナルディレクトリ及びマッピングディレクトリ等と関連された情報を設定する事が出来る。
【0036】
6.認証サーバー
認証サーバー(600)はCDマスターライセンスキー発給及びこれを管理する為のシステムでCDマスター(1000)の運営の為の地域、グループ、CASサーバー(300)、CMSサーバー(200)、使用日数制限等を管理する。普通このサーバー(600)の内部にはSMエージェントサーバー(400)が搭載されている。ライセンスキー発給の為の手順は図15に詳細に図示されておりこれに対する説明は後述する。
【0037】
認証サーバー(600)は実際サービスされているネットワークのトポロジー基盤下にグループ化されたサーバー等間の効率的なコンテンツ同期化の為に 最上位段階を地域、中間段階をグループ、最下位段階をサーバーの三段階のツリー構造に区分する。
【0038】
7.コンテンツ同期化方法
図2は本発明のコンテンツ同期化ソリユーションに依るコンテンツ同期化方法を示す順序図でCDマスター(1000)、CASサーバー(300)、CMSサーバー(200)間でコンテンツが変更される時のコンテンツ同期化方法に対して説明している。そして図18は本発明に従うコンテンツ同期化の概念図である。
【0039】
コンテンツ同期化課程を調べて見ればCMSサーバー(200)がCDマスターサーバー(100)に新しいコンテンツに対する情報を通報すると、CDマスターサーバー(100)はコンテンツルーティング 情報テーブルを検索して各CMSサーバー(200)、CASサーバー(300)にコンテンツ複写を要請し、各CMSサーバー(200)、CASサーバー(300)は作業結果をCDマスターサーバー(100)に通報して複写が完了された事を知らせる。コンテンツの移動はCMSサーバー(200) からCASサーバー1(300)、CASサーバー2(300)、CASサーバー3(300)、・・・、CASサーバーN(300)の経路順序に進行される。
【0040】
より詳細なCDマスター(1000)のコンテンツ同期化、即ちコンテンツ 伝送方法は、CDマスターAdminツール(500)で同期化手段を設定する段階(S100)、上記設定された手段に従がいCMSサーバー(200)が実時間で特定サーバーのファイルとディレクトリを監視する段階(S102)、上記監視結果CMSサーバー(200)がコンテンツの生成、変更、削除、移動が有るかの可否を確認する段階(S104)、上記確認結果コンテンツの生成、変更、削除、移動が無ければ上記段階(S102)を更に遂行し、万一コンテンツの生成、変更、削除、移動が有ればCMSサーバー(200)がコンテンツの生成、変更、削除、移動が有る事をCDマスターサーバー(100)に実時間で通報する段階(S106)、CDマスターサーバー(100)がコンテンツルーティング経路に依る上記各サーバー(100) (200) (300)間の異常有無を確認する段階(S108)、上記確認結果各サーバー(100) (200)(300)間に異常が無ければ事前に定義されたコンテンツルーティング経路を選択し(S110)、異常が有れば迂回経路に依るコンテンツルーティング経路を選択する段階(S112)、CDマスターサーバー(100)が各CASサーバー(300)にコンテンツ伝送の為に同期化命令(Distribution Job)を指示する段階(S114)、各CASサーバー(300)が指定された経路又は迂回経路に従いコンテンツを伝送する段階(S116)、上記コンテンツ伝送後CASサーバー(300)がCDマスターサーバー(100)にコンテンツ伝送結果を通報する段階(S118)、CDマスターサーバー(100)が次の順序のコンテンツルーティング経路が存在するかの可否を確認する段階(S120)、上記確認結果次の順序のコンテンツルーティング経路が存在すれば上記段階(S108)を更に遂行し存在しなければコンテンツ同期化を完了する段階(S122)を備えてなる。
【0041】
上記構成要素等(110)(120)(130)(140)(150)でなるCDマスター(1000)はデータフィルターリング機能、データ別多様な同期化対象設定機能、複数個のコンテンツ発生器(Generator)機能、多様なデータ伝送方式(例えば、実時間伝送、手動伝送、予約伝送)機能、多様なデータ伝送経路設定機能、ネットワーク障害時伝送経路迂回(データTransmission Fail-over)機能を提供する。
【0042】
上記データフィルターリング機能は、CDマスター(1000)が管理者に対して目的サーバーに伝送すべきデータの種類を指定する事が出来る様にする機能である。即ち、この機能に依り特定種類のデータのみを目的サーバーに伝送するか(include)、特定種類のデータファイルを伝送から除外させる事が出来る(exclude)。データフィルターリング機能は正規表現(Regular Expression)方式(例えば*.mpg / *.* )を使用する。即ち、データフィルターリング機能は正規表現方法を通じて具現される。例えば*abc(abcで終わる全ての文字列を持ったパターン)、abc*(abcで始まる全ての文字列を持ったパターン)、[1-5]abc(1abc〜 5abc文字列を持ったパターン)、a??bc (一番前の文字がaであり終わりの文字がbcである総計五個の文字を持った全ての文字列を持ったパターン)等の全ての正規式を使用する事が出来る。
【0043】
上記データ別の多様な同期化対象設定機能は、最近のウエブサイト構築方式を見れば明確になる。最近のウエブサイト構築時特定サーバー等はイメージのみをサービスし、他の特定サーバー等はストリーミングサービスのみを 提供する等、データの種類に従がってそれぞれの専用サーバーを設置する趨勢である。CDマスター(1000)は管理者の設定に従って特定サーバーで初めてデータが生成されるか変更されると、データの種類に従い指定されたサーバー等に該当データを伝送する事が出来る。例えば全体ウェブデータを生成する管理者のPC(CMSサーバー)で新しく生成されるか変更されたイメージは指定された イメージサーバー(CASサーバー)にのみ伝送がなされる。この時、オリジナルデータを監視すべきディレクトリには基本的に全てのCMSサーバー(200)が設置されなければコンテンツの実時間変更に対して感知が出来ない。図20はコンテンツ別、サーバー別コンテンツ伝送例示図で上記した概念に従っている。
【0044】
上記複数個のコンテンツ発生器機能は図21に示すように、CDマスター(1000)がデータ同期化の時点を多様に指定する事が出来る様にしている。この 機能は2個以上のソースサーバー内に有るデータを全ての目的サーバーに伝送してデータ同期化とバックアップを成す事が出来る機能を提供する。この機能は特定データセンターで変更されたデータが他のネットワークセンターや地域の目的サーバーに全て伝送される機能で、既存のデータ伝送ソリユーションが1:Nである反面に本発明では真正なN:M方式のデータ伝送サービスを提供する。
【0045】
上記の多様なデータ伝送方式機能は、ソースサーバーのデータが変更された場合、目的サーバー等のデータ同期化時点を次の三種類中の一つに設定する事が出来る様にする。一番目はデータが変更された直ちに全ての目的サーバーに伝送する実時間伝送であり、二番目は管理者が手動で伝送命令を下ろさなければならない手動伝送であり、三番目は管理者が指定した特定時間や一定時間間隔毎に伝送する予約伝送である。
【0046】
一般的にコンテンツの同期化の為のデータ伝送はネットワークとサーバーのCPUに負担を与える様になるので、サービス接続者数が最も少ない時間になされる様にする予約伝送が主に使用される。
【0047】
上記の多様なデータ伝送経路設定機能は、コンテンツ同期化の為の既存のデータ伝送方式は一つのソースから多くの目的に一々伝送する方式であったのに比べて、CDマスター(1000)に対して運営者がサーバーの状態とネットワークの構造に従い柔軟にデータ伝送経路を指定する事が出来る様にしてくれる。これはCDマスター(1000)がグリッドネットワーク(Grid Network)方式を利用する為に可能である。グリッドネットワーク構造では全ての電算資源がソースと目的の役割を同時に遂行する事が出来るので一つのアプリケーションで全ての領域のデータ等に対する同期化とバックアップ作業を遂行する事が出来る。
【0048】
上記のグリッドネットワーク方式は各サービスサーバーの役割分担で 最短時間にコンテンツ複製(Replication)を完了する事が出来、各サービスサーバーのCPU、ネットワーク負担を最小化する事が出来、各サービスサーバーのハードウェアの仕様に従い作業量を差等に分配する事が出来る長所を有している。
【0049】
上記のネットワーク又はサーバー障害時、伝送経路自動迂回(データ Transmission Fail-over)機能は、管理者がCDマスターAdminツール(500)を利用して設定したデータ伝送経路(コンテンツルーティング経路)に従いデータを伝送する途中、ネットワーク又はサーバーの障害に依りデータ伝送が上手くなされない様な時の様に予想しなかったネットワーク区間障害、サーバー障害又はサーバーのCPU、メモリ、ソケットの臨界値が超過して負荷が多くなって特定区間のデータ伝送がなされない場合に対備してCDマスター(1000)がこれを自動感知して迂回経路を通じてデータ伝送を可能にする機能である。
【0050】
上記で提供される迂回経路は既存で構成されたネットワークの地域、 グループ、サーバー間に同じグループであるか、同じ地域であるか、インターナショナル地域であるかの可否を確認して、最も近いCASサーバー(300)からコンテンツの再伝送を受ける事が出来、この時サーバーの致命的な問題で全てのCASサーバー(300)からデータを受ける事が出来ない状態であれば指定された再伝送回数だけの伝送を試みる様になる。これは継続的な再試図でネットワーク及びサーバーの負荷を減少させる為の方法である。上記のネットワーク又はサーバー障害時伝送経路自動迂回機能はサーバーの状態を事前に把握してコンテンツ同期化の誤謬を減少させる役割をする。
【0051】
CASサーバー(300)の伝送結果が失敗である場合に該当障害が起こったサーバーの障害復旧時に、CDマスターサーバー(100)は予め設定されたサーバーの復旧手順に依り再伝送されなかったサーバーに対してコンテンツ同期化を 遂行する。上記のサーバー復旧手順はサーバーの障害が復旧された直ちにコンテンツ同期化を遂行すべきか、管理者が指定した予約時間に同期化を遂行すべきか、手動で失敗したCASサーバーの同期化を遂行すべきかを選択的に 状況に従い設定するのが可能である。
【0052】
8.CASサーバーの動作
図5はCASサーバー(300)の動作原理を示している。CASサーバー(300)は、(1)CDマスターサーバー(100)より同期化の為の作業の伝送を受ける段階(S210)、(2)CASサーバー(300)に貯蔵されたルーティングテーブルを検索して同期化を遂行すべきCASサーバー(300)のIP住所を確認する段階(S220)、(3)CASサーバー(CASモジュールとも言う)(300)内のSync クライアント(320)を呼び出しする段階(S230)、(4)実際作業を処理する段階でCASサーバー(300)内の同期化の為には内部的にSync クライアント(320)が生成、変更、再命名、削除、移動を遂行する段階(S240)、(5)遠隔地Syncサーバー(330)より作業遂行結果を伝送する段階(S250)、(6) ローカルSync クライアント(320)がCASエージェント(310)に作業遂行結果をリターンする段階(S260)、(7) 全体同期化遂行後にそれぞれのCASサーバー(300)より全体作業遂行結果の伝送を受けてCDマスターサーバー(100)に伝送する段階(S270)等を通じて動作する。
【0053】
上記のCASサーバー(300)間ファイル伝送時にデータ圧縮伝送機能は、 コンテンツの同期化具現時にLAN又はWAN区間別に圧縮、暗号化を支援してネットワークの負荷を最小化する事が出来る。CDマスター(1000)の圧縮/暗号化技法はファイル伝送手段(policy)具現時段階別に設定する事が出来る長所を持っている。
【0054】
上記のファイル伝送手段は同一地域、同一グループ、同一地域や同一 グループに属していないその他のグループであるインターナショナル地域の様なネットワーク構成特性を考慮してファイル伝送を指定する。ファイル伝送 手段はファイルの全体を伝送(dump copy)するか、ファイルを比較した後変更された部分のみを伝送(different patch)し、この時、圧縮率を0〜9段階の様に多段に設定するのが望ましく、暗号化使用可否等をAND条件(論理乗)の組合せに依って定義する事も出来る。即ち、本発明は多段階圧縮率、SSL暗号化、全体を伝送するか、変更された部分のみを伝送するかの可否を同時に指定してコンテンツ同期化を遂行する事が出来ると言う点で既存の同期化ソリユーションとは異なる。
【0055】
本発明で管理者は各伝送区間のネットワーク帯域幅(Bandwidth)を考慮して区間別に適切な圧縮率を設定する事ができる。例えば同一LAN区間のサーバー間にコンテンツを伝送する場合には速いネットワーク速度を勘案して圧縮率を低く設定し、インターネット区間を使用するWANの場合、圧縮率を高く指定して伝送データの量を小さく作って伝送する事が出来る。
【0056】
尚、CDマスター(1000)は企業又は個人の重要なデータ及びコンテンツを保護する為にSSLを利用した伝送データのパケット(Packet)暗号化(Encryption)を 支援し、暗号化機能を利用してWAN区間を利用したデータ伝送時には、ハッキング(Hacking)に依る情報漏出を事前に遮断する事が出来る。オリジナルサーバーと目的サーバーの全体伝送区間中選択的にSSL暗号化区間を定義する事も出来る。これはLAN/WAN区間のネットワーク状態を最大限反映して設定するのが伝送率を高めるばかりでなくデータ保護側面で有用な方法になるからである。そしてたびたびアップデートされるコンテンツの場合変更された部分のみを伝送する(different patch)方法でファイル同期化を遂行してサーバー/ネットワーク負荷を減少させる事が出来る。
【0057】
9.CASサーバーの同期化伝送アルゴリズム
図6はCASサーバー(300)の同期化伝送アルゴリズムの構成を示している。このアルゴリズムは、CASサーバー(300)AとCASサーバー(300)Bに類似なファイルが存在する場合CASサーバー(300)AでCASサーバー(300)Bにオリジナルファイルのオフセット(Offset)及び32bitローリングチェックサム(rolling checksum)値リストを伝送する段階(S310)、CASサーバー(300)Bはファイルの該当インデックスのチェックサムをハッシュ(hash)を利用して速く比較する段階(S320)、上記比較結果、万一一致しない部分が発見されれば該当インデックスと変更された部分のみをCASサーバー(300)Aに伝送する段階(S330)、CASサーバー(300)AはCASサーバー(300)Bに一致しない部分に該当するデータのみを伝送してアップデートする段階(S340)を備えている。図22はこの様な例を示している。
【0058】
ソース及び目的CASサーバー(300)等間に類似なファイルが存在する場合、ファイル伝送時ファイルの変更された部分のみを伝送する事でネットワーク及びサーバーの負荷を減少させる事が出来る。尚、図6bで見る様にCASサーバー(300)でのチェックサム比較にはハッシング(hashing)技法を使用してデータ伝送速度を向上させる。即ちCASサーバー(300)AからCASサーバー(300)Bが受けたチェックサムでハッシュテーブルを生成して図面のファイルBの各インデックスのチェックサム値と比較する。上記比較にハッシングを使用する事で速度が速い。そして上記比較の結果マッチされるとマッチされた次のブロックに検索が移るので検索速度が速い。そして相当に類似なファイルの場合は互いに違う部分のみを複写するので複写速度が速い。
【0059】
10.SMエージェントサーバーの動作
図8はSMエージェントサーバー(400)の動作流れ図を図示している。 SMエージェントサーバー(400)の動作は、SMエージェントサーバー(400)が目的サーバーであるメディアサーバーのシステムリソースであるCPU、メモリ、セッションに対する情報を収集する段階(S410)、各CASサーバー(300)とCMSサーバー(200)が上記で収集された情報をCDマスターサーバー(100)に伝送する段階(S420)、CDマスターサーバー(100)が上記で収集された情報を受信する段階(S430)、CDマスターサーバー(100)が上記で受信されたデータをデータベースに構築する段階(S440)、上記で収集された情報を基礎に目的サーバーの状態をモニタリングする段階(S450)、目的サーバーの CPU、メモリ、ソケットの異常有無を判断する段階(S460)、上記判断結果異常がなければ上記実時間モニタリング(S450)を更に遂行し、万一異常が有ればCDマスターサーバー(100)がアラーム警報、SMS、E−メールを使用して管理者にサーバーの異常を通報する段階(s470)、管理者が上記通報を基盤にしてCDマスターAdminツール(500)を利用して障害発生を認識する段階(S480)及び異常サーバーの状態を点検する段階(S490)を備えてなる。
【0060】
SMエージェントサーバー(400)に依るサーバーモニタリング情報はCDマスター(1000)の同期化伝送時にも参考されて、コンテンツ同期化経路に有るCASサーバー(300)で異常が感知されるとCDマスター(1000)は該当CASサーバー(300)を除外した残りの経路のCASサーバー(300)に対してコンテンツ同期化を遂行し、障害が発生したCASサーバー(300)の場合、次後障害が復旧された後近い他の経路のCASサーバー(300)に依り同期化を遂行する。
【0061】
SMエージェントサーバー(400)に依るサーバーモニタリング結果、サーバーの物理的な問題、ソフトウェア的な問題(例えばPING失敗、各ポート(Port)モニタリング失敗、エージェント応答失敗等)、CPU、メモリ、セッションの負荷 等が感知される場合、CDマスターサーバー(100)はCDマスターAdminツール(500)を利用して管理者にアラーム警報、短文文字メッセージ、E−メール伝送に依る通報を通じて管理者はサーバーの状態を正確に監視する事が出来障害に対する迅速な対処をする事が出来る。
【0062】
11. グループ
図12は一般的なLAN環境を示している。CDマスター(1000)の運営上グループ概念は、実際サービスされているネットワークのトポロジー基盤下に グループ化されたサーバー等間の効率的なコンテンツ同期化の為に導入した概念で最上位段階である地域、中間段階であるグループ、最下位段階であるサーバーの構成要素を備えたツリー構造で成る。
【0063】
この概念はネットワークトポロジーを基礎にしてグループ化されたサーバー等間の自動又は指定されたコンテンツルーティング経路に依り手動で最適のコンテンツ同期化を具現する為に導入された。
地域区分、サーバー等間のグループ化は物理的、論理的に近いサーバー等を一つのグループ又は地域に分類するのが望ましい。
【0064】
サーバー等のグループ化は自動ルーティング又は手動ルーティング経路に依るコンテンツ同期化遂行時、同じグループ間又は同じ地域間同期化を効率的に遂行する事が出来る。
具体的な例としてLab地域、検索1、検索2と言うグループを生成し、検索1のグループ内にサーバー1、サーバー2を構成し、検索2グループ内にサーバー3、サーバー4を構成してコンテンツ同期化を遂行する時に、一台のオリジナルコンテンツサーバーから四台のサーバー間にグループ化された手段に基盤してコンテンツ同期化を遂行する。
【0065】
グループ化の効果は多数台のサーバー等がグループに縛られている 場合、手動のルーティング経路を提供しなくても最適のルーティング経路を指定してコンテンツを同期化すれば効果が極大化される。
【0066】
上記サーバー間グループ化概念の詳細例として、図12の一般的なLAN 環境で構成されたLABと言うローカルネットワークは、LABと言う地域、CDマスターサーバー(100)でなり、上記CDマスターサーバー(100)はCMSサーバー(200)、CASサーバー(300)、SMエージェントサーバー(400)を搭載しており、上記LAB地域は検索1と検索2の二個のグループでなり、検索1グループはjonglee、mychung、foremyの名前を持ったサーバー等で、検索2グループはsh09、sban5、jun、clariceサーバー等で構成される。
【0067】
そして検索1、検索2下の各サーバーはサーバーモニタリングの為のSMエージェントサーバー(400)とコンテンツルーティング経路に依りコンテンツ同期化を遂行すべきCASサーバー(300)を搭載している。
サーバー等間のグループ化はjonglee、mychung、foremyは同一グループに属し、検索1と検索2下のサーバー等は同一地域に属し、其の他のグループはインターナショナルグループに属する。
【0068】
LAB内でのコンテンツ同期化課程はCDマスターサーバー(100)でCMSサーバー(200)に依り実時間で感知されたデータの生成、変更、削除に対して各手動ルーティング経路に依りコンテンツ同期化を遂行する。
【0069】
図16の様な一般的な既存のコンテンツ同期化方式ではオリジナルデータを 備えているCDマスターサーバー(100)でのコンテンツ変更、生成、削除に対して一台のオリジナルサーバー(100)が多数の同一機能を遂行すべきサーバー等 JONGLEE、MYCHUNG、FOREMY、SH09、SBAN5、JUN、CLARICEに 同期化を遂行する場合、オリジナルサーバーの過負荷を引き起こすことになる。
【0070】
しかし図17のCDマスター(1000)のコンテンツ同期化実施例に依ればオリジナルのコンテンツサーバーは階層的コンテンツルーティング経路を利用して 効率的なコンテンツ分配機能を提供する。万一jongleeと言うサーバーで物理的な又はソフトウェア的な欠陥(CPU、メモリ、セッション値が臨界値を超過する場合)が発生する場合、他のサーバー等間の同期化はjongleeを除外した残りのサーバー等を通じて遂行される。尚、jongleeサーバーの障害が復旧された場合には物理的に近い同じグループ内のmychung又はformyサーバーから コンテンツ同期化を遂行する事が出来る。即ち、この方式ではソースサーバーの負荷が減少しこれに依りコンテンツ分配が迅速になされる効果がある。
【0071】
一方、図13はCASサーバー(300)グルーピングに対するツリー構造の設定画面であり、地域、グループ、サーバー等間のネットワーク環境を考慮して同じグループ又は同じ地域にグループ化を遂行してコンテンツ同期化を遂行する。図13は図12の物理的なネットワーク構造を可讀性(readability)を高める為に易しいツリー構造で構成したものである。
【0072】
図14はL4〜L7スイッチング装備で構築されたロードバランサを通じてクラスタリングされた複数個のサーバー群等を示している。上記複数個のサーバー群等は同一目的を有するサーバー群等で顧客等に同一なサービスを 効率的に提供する為には同一な内容のコンテンツ等で同期化される。
この様な多数台のコンテンツサーバー等間の実時間コンテンツ複製、 生成及び削除を具現する為には本発明のCDマスター(1000)ソリューションが有用である。
【0073】
図15はCDマスターサーバー(100)を駆動させる為のライセンスキーを発給する課程を示している。ライセンスキーの発給段階は、(1)管理者が会社/サイトに登録してライセンス情報をセッティングする段階、(2)管理者が顧客に会社/サイトライセンスファイルを発給する段階、(3)顧客が発給を受けたライセンスキーに対する設置ライセンスファイルを発給する段階、(4)管理者が会社/サイトに登録してライセンス情報をセッティングする段階、(5)CDマスターサーバー(100)に管理者から受けた会社/サイトライセンスファイル及び発給を受けた設置ライセンスファイルを貯蔵する段階で成る。
【0074】
上記課程を経由して発給を受けたライセンスキーに依り顧客情報及び認証情報を確認してCDマスター(1000)の構成要素であるCASサーバー(300)、CMSサーバー(200)、CDマスターサーバー(100)等のプロセスを駆動させる。
認証されていないライセンス キーを使用する顧客は正常的なプロセス駆動に制限が有り、コンテンツ同期化課程を遂行する事が出来ない。
【0075】
この様に本発明は多様に変形される事が出来、各種形態を取る事が出来上記発明の詳細な説明ではそれに従う特別な実施例に対してのみ記述した。
しかし本発明は上記発明の詳細な説明で言及された特別な形態に限定されるものでないと理解されるべきで、かえって添付された請求範囲に依り定義される本発明の精神と範囲内にある全ての変形物と均等物及び代替物を含む事に理解されるべきである。
【0076】
上記した本発明の実施例に依り次の効果等が期待される。
一番目に、インテリジェントなデータ伝送機能を利用してサーバーの負荷、作業 時間、ネットワーク帯域幅使用量を60%以上減少させる効果が期待される。詳細な例として、CDマスター(1000)のインテリジェントなデータ伝送を通じて CDマスター(1000)は既存に存在していたデータが変更された場合、データファイル全体を目的サーバーに伝送する代わりに単に変更された部分のみを目的サーバーに伝送する。これはサーバーの負荷、作業時間、ネットワーク帯域幅使用量を60%以上減少させる効果を与える。CDマスター(1000)はこの様な機能を具現する為にソースデータファイルのチェックサム値と目的データファイルのチェックサム値を比較して、変更された部分のみを伝送する。
【0077】
二番目に、カーネルレベルでの実時間コンテンツ変更、生成、削除に 対するモニタリングに依りサーバーの負荷を減少させてサービスサーバーの効率を高める効果を期待する事が出来る。
【0078】
三番目に、SMエージェントサーバー(400)に依るサーバーモニタリング結果サーバーの物理的な問題やPING失敗、各ポートモニタリング失敗、エージェント応答失敗を含むソフトウェア的な問題、CPU、メモリ、セッションの負荷が感知される場合、上記CDマスターサーバー(100)は上記CDマスターAdminツール(500)を利用したアラーム警報、短文文字メッセージ(SMS)とE−メール伝送に依り管理者はサーバーの状態を正確に把握して障害に対して迅速に対処する事で運営効率を高める事が出来る。
【0079】
最終的に地域、グループ、サーバー等間のネットワーク環境を考慮して同じグループ又は同じ地域、インターナショナルグループにグループ化して コンテンツ同期化を遂行する事で,同じグループ内のコンテンツサーバーの問題発生時に障害の復旧後,同じ地域又は同じグループ内の任意のサーバーより自動又は手動で同期化を遂行する事で障害時にもコンテンツ同期化に影響を与えなく効率的なコンテンツ同期化を遂行する。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】コンテンツ同期化を遂行する為の概略的なシステム構成図である。
【図2】本発明のコンテンツ同期化ソリユーションに依るコンテンツ同期化方法を現わした順序図である。
【図3】本発明に従うCDマスターサーバーの構成図である。
【図4】本発明に従うCASサーバーの構成図である。
【図5】本発明に従うCASサーバーの動作原理図である。
【図6A】本発明に従うCASサーバーのデータ伝送アルゴリズムの流れ図である。
【図6B】本発明に従うCASサーバーのデータ伝送アルゴリズムの流れ図である。
【図7】本発明に従うCMSサーバーの構成図である。
【図8】本発明に従がうSMエージェントサーバーの動作流れ図である。
【図9】本発明に従がうCDマスターAdminツールの機能構成図である。
【図10】本発明に従うCDマスターAdminツールのCMSサーバー環境設定画面である。
【図11】本発明に従うCDマスターAdminツールのCASサーバー環境設定画面である。
【図12】一般的なLANの構成例示図である。
【図13】本発明に従うサーバーグルーピングツリー構造の例示図である。
【図14】本発明に従がうロードバランサを通じてクラスタリングされたサーバー群の例示図である。
【図15】本発明に従うCDマスターライセンスキー発給手順の流れ図である。
【図16】既存コンテンツ同期化方式を示す構成図である。
【図17】本発明に従うCDマスターのコンテンツ同期化の一例示図である。
【図18】本発明に従うコンテンツ同期化の概念図である。
【図19】既存の同期化方式と本発明の同期化方式の比較を示している。
【図20】コンテンツ別、サーバー別コンテンツ伝送例示図である。
【図21】本発明に従う複数個コンテンツ発生器機能を示している。
【図22】本発明に従うチェックサム(checksum)を利用したインテリジェントなデータ伝送 例示図である。
【符号の説明】
【0081】
100 CDマスターサーバー
110 通信制御部
120 コンテンツ伝送管理部
130 サーバーフェイルオーバー(Fail Over)管理部
140 実時間サーバー状態モニタリング管理部
150 コンテンツ伝送作業ロギング及び統計情報管理部
200 CMSサーバー
205 運営体制カーネルレベルのディバイスドライバー
210 CMSエージェント
220 コンテンツ同期化の為の環境設定ファイル
230 ファイルディテクトバッファ(File Detect Buffer)
300 CASサーバー
310 CASエージェント
320 Sync クライアント
330 Syncサーバー
340 コンテンツ同期化の為のルーティングテーブル
400 SMエージェントサーバー
500 CDマスターAdminツール
510 CAS情報設定機能
520 手動同期化設定機能
530 予約同期化設定機能
540 作業ログ確認機能
550 サーバーモニタリングエージェント設定機能
560 サーバーモニタリング機能
570 アカウント管理機能
600 認証サーバー
1000 CDマスター

【特許請求の範囲】
【請求項1】
LAN、WANを含むネットワーク環境でオリジナルデータサーバーのコンテンツが変更されるとこれを実時間で目的サーバーに伝送し、CD(コンテンツディストリビューション)マスターサーバー、CMS(コンテンツモニタリングシステム)サーバー、多数のCAS(コンテンツエージェントシステム)サーバー、多数のSM(サーバーモニタリング)エージェントサーバー、CDマスターAdminツール及び認証サーバーを備えてなるコンテンツ同期化システムであるCDマスターに於いて、
上記CDマスターサーバーは、データの配布及び伝送を管理し、上記CMSサーバー、CASサーバー、SMエージェントサーバーのサービス環境を制御しデータの伝送状態及び上記 CMSサーバー、CASサーバー、SMエージェントサーバー、CDマスターAdminツール、認証サーバーの状態をモニタリングし;
上記CMSサーバーは、管理者に依り指定されたフォルダ内のデータが生成、修正、削除されるとこれをOSのカーネルレベルで実時間で監視して変化内容を上記CDマスターサーバーに通報し;
上記CASサーバーは、上記CDマスターサーバーの指示に従いデータを他のCASサーバー等に伝送するか、他のCASサーバー等よりデータを受信し;
上記SMエージェントサーバーは、一定時間毎に周期的にSMエージェントサーバーが搭載されたCASサーバー、CMSサーバー、CDマスターサーバー、認証サーバー、CDマスターAdminツールのCPU、メモリ、セッションの状態情報を収集して上記CDマスターサーバーに通報し;
ジャバ環境で開発されてOS仕様(Platform)から独立して駆動可能なGUI環境の上記CDマスターAdminツールは、CDマスターシステム管理者が容易にCDマスターのサービス環境を設定する様に支援する管理ツールで直観的なインターフェースを提供しCDマスターシステム管理者がCDマスターサーバーを通じてサービスサーバー管理、上記CMSサーバーとCASサーバーの環境設定、管理者アカウント管理、サーバー状態モニタリング、スケジューリング、同期化、サーバーモニタエージェント設定、作業ログ確認、駆動環境設定を含むサービス環境を設定及び確認し;
上記認証サーバーは上記コンテンツ同期化システムのライセンスシステムでCDマスターライセンスキーを発給しこれを管理し、実際サービスされているネットワークのトポロジー基盤下にグループ化されたサーバー等間の効率的なコンテンツ同期化の為に最上位段階を地域(Region)、中間段階をグループ、最下位段階をサーバーの三段階のツリー構造に区分し、上記同期化システムの運営の為に上記地域、グループ、CASサーバー、CMSサーバー、使用日数制限を管理する事を特徴とするネットワーク環境でのコンテンツ同期化システム。
【請求項2】
上記CDマスターは
CDマスターが管理者に対して 目的サーバーに伝送すべきデータの種類を指定して特定種類のデータのみを目的サーバーに伝送するか、特定種類のデータファイルを伝送から除外させて、正規表現方法を使用するデータフィルターリング機能、
複数個のコンテンツを発生する機能、
実時間伝送、手動伝送、予約伝送を含む多数のデータ伝送方式機能、
多数のデータ伝送経路設定機能、及び
ネットワーク障害時伝送経路迂回機能を遂行することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク環境でのコンテンツ同期化システム。
【請求項3】
上記CDマスターサーバーは、
ネットワーク環境で変更されたコンテンツの実時間配布、手動配布、予約配布を中央で 管理する為に上記CASサーバーとCMSサーバーのサービス環境制御を担当し、コンテンツ伝送経路上の上記CDマスターサーバーの状態をモニタリングし 障害発生時迂回経路を指定し、上記ネットワーク環境でのコンテンツ同期化の 為の上記CMSサーバー、CASサーバー、SMエージェントサーバー、CDマスターAdminツール、認証サーバー間の通信プロトコルに依り通信の流れを制御する通信制御部;
コンテンツの実時間配布、手動配布、予約配布と関連された情報等の配布及び管理を制御するコンテンツ伝送管理部;
ルーティング経路上、上記CDマスターサーバー、CMSサーバー、CASサーバーの障害時上記CDマスターサーバー、CMSサーバー、CASサーバー間のコンテンツ同期化の為に迂回経路設定を制御するサーバーフェイルオーバー(Fail Over)管理部;
上記CMSサーバー、CASサーバーを含むソースサーバー等のCPU、メモリ、ソケットに対する状態を実時間で検査しCDマスターAdmin UI(User interface)を通じて上記ソースサーバー等の状態をグラフ 又はテーブル形式で出力して上記検査したサーバーのCPU、メモリ、ソケットの状態が正常でないか管理者が指定した臨界値以上の結果を現わす場合直ちに管理者にその結果を通報する実時間サーバー状態モニタリング管理部;及び
上記CMSサーバーの変更されたコンテンツに対して 実時間同期化、予約同期化又は手動同期化を実行した後にその結果に対するロギング及び統計情報を記録及び制御するコンテンツ伝送作業ロギング及び統計情報管理部を備えてなる事を特徴とする請求項1又は2に記載のネットワーク環境でのコンテンツ同期化システム。
【請求項4】
上記複数個のコンテンツ発生機能は、上記CDマスターに対してデータ同期化の時点を多様に指定するようにし、多数個のソース サーバー内に有るデータを全ての目的サーバーに伝送してデータ同期化とバックアップを成すようにして特定データセンターで変更されたデータが他のネットワークセンターや地域の目的サーバーに全て伝送される様にする N:M方式のデータ伝送サービスを提供し、この時 N、Mは任意の自然数である事を特徴とする請求項2に記載のネットワーク環境でのコンテンツ同期化システム。
【請求項5】
上記多数のデータ伝送方式機能は、ソースサーバーのデータが変更された場合目的サーバー等のデータ同期化時点を、データが変更された直ちに全ての目的サーバーに伝送するか、管理者が手動で伝送命令を下ろすか、又は管理者が指定した特定時間や一定時間間隔毎に伝送がなされる様に設定する事を特徴とする請求項2に記載のネットワーク環境でのコンテンツ同期化システム。
【請求項6】
上記多数のデータ伝送経路設定機能は、上記CDマスターに対してグリッドネットワーク(Grid Network)方式を利用する様にして運営者が上記CASサーバー、CMSサーバー及びSMエージェントサーバーの状態とネットワークの構造に従い柔軟にデータ伝送経路を指定することが出来る様にし、データ伝送時各サービスサーバーは役割を分担してコンテンツ複製時間を短縮させて各サービスサーバーのCPU、ネットワーク負担を最小化し、各サービスサーバーのハードウェアの仕様に従い作業量を差等化して分配することを特徴とする請求項2に記載のネットワーク環境でのコンテンツ同期化システム。
【請求項7】
上記ネットワーク障害時伝送経路自動迂回機能は、 管理者が上記CDマスターAdminツールを利用して設定したデータ伝送経路(コンテンツルーティング経路)に従いデータを伝送する途中、ネットワーク又はサーバーの障害に依りデータ伝送が上手くなされない時を含む予想しなかった ネットワーク区間障害、上記CASサーバー、CMSサーバー、SMエージェントサーバーの障害又はこれ等サーバーのCPU、メモリ、ソケットの臨界値が超過して負荷が多い場合、上記CDマスターは特定区間のデータ伝送がなされない場合に備えて、これを自動感知して迂回経路を通じてデータ伝送を可能にし、この時上記提供される迂回経路は既存に構成されたネットワークの地域、グループ、サーバー間の同じグループであるのか、同じ地域であるのか、インターナショナル地域であるのかを確認して最も近いCASサーバーより再伝送を受け、この時サーバーの致命的な問題で全てのCASサーバーよりデータの伝送を受ける事が出来ない場合には所定の再伝送回数だけ試み、万一CASサーバーの伝送結果が失敗である場合には該当障害が起こった目的サーバーの 障害復旧時に上記CDマスターサーバーは予め設定された目的サーバーの復旧手順に依り該当目的サーバーに対してコンテンツ同期化を遂行し、上記サーバー復旧手順はサーバーの障害が復旧ると直ちにコンテンツ同期化を遂行すべきか、管理者が指定した予約時間に同期化を遂行すべきか又は手動で伝送失敗した目的サーバーの同期化を遂行すべきかを選択的に状況に従い設定する事を特徴とする請求項2に記載のネットワーク環境でのコンテンツ同期化システム。
【請求項8】
上記CASサーバーは、
上記CASサーバーの命令に従がいファイルの生成、変更、再命名、削除又は移動機能を遂行するライブラリーであるSync クライアント;
上記CMSサーバーに依り感知された監視ディレクトリのファイル及びフォルダを上記CDマスターの指示に従い生成、変更、再命名、削除、又は移動作業を遂行してデータを他のCASサーバーに伝送するか、他のCASサーバーよりデータを受信し、内部的には上記CASサーバーと独立的なプロセスで遠隔の上記Sync クライアントの作業要請に従う通信で遠隔ファイルをローカルに貯蔵するSyncサーバー;
上記コンテンツ同期化の為のルーティングテーブル;及び
上記CDマスターで伝送を受けた命令を遂行するCASエージェントを備えてなる事を特徴とする請求項1に記載のネットワーク環境でのコンテンツ同期化システム。
【請求項9】
上記CMSサーバーは、
運営体制のカーネルレベルの ディバイスドライバー;
上記CDマスターサーバーでファイルの生成、削除、 変更と移動を監視すべきディレクトリ及びファイル等に対する情報及び監視すべきファイル等のパターンに関する環境ファイル等の伝送を受けて該当環境でファイル変化が起こる場合ファイル及びディレクトリの変化を上記ディバイスドライバーで実時間で監視して生成、削除、変更、移動された情報を上記 CDマスターサーバーに通報するCMSエージェント;
環境設定ファイル;及び
上記コンテンツ変更を実時間で監視して 生成、削除、変更、移動された情報を貯蔵する為のファイルディテクトバッファを備えることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク環境でのコンテンツ同期化システム。
【請求項10】
上記SMエージェントサーバーは一定時間を周期に サーバーのCPU、メモリ、セッション数に対するサーバー情報を周期的にアップデートする事でサーバーの物理的な異常や、CPU、メモリ、セッションに対する情報が臨界値以上の場合、管理者にEメール、SMS、アラーム機能を利用してサーバーの異常有無を通知することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク環境でのコンテンツ同期化システム。
【請求項11】
上記サーバーモニタリング情報は上記SMエージェントサーバーに依り得られてCDマスターの同期化伝送時に参考されて、コンテンツ同期化経路に有る上記CASサーバーに異常が感知されると上記 CDマスターは該当CASサーバーを除外した残りの経路のCASサーバーにコンテンツ同期化を遂行し、障害が発生した該当CASサーバーの場合、次後障害が復旧された後近い他の経路のCASサーバーに依り同期化を遂行し、SMエージェントサーバーに依るサーバーモニタリング結果サーバーの物理的な問題やPING失敗、各ポートモニタリング失敗、エージェント応答失敗を含むソフトウェア的問題、CPU、メモリ、セッションの負荷が感知される場合、上記CDマスターサーバーは上記CDマスターAdminツールを利用したアラーム警報、 短文文字メッセージ、Eメール伝送に依り管理者に通報して管理者に対してサーバーの状態を把握し、障害に対する迅速な対処をすることを特徴とする請求項10に記載のネットワーク環境でのコンテンツ同期化システム。
【請求項12】
サービスサーバー管理機能は上記CDマスターAdminツールに対してネットワーク管理者が上記CDマスターのサービス対象になるべきサーバーを新しく追加し、既存に登録されたサーバーの環境を修正、削除する事が出来る様にし;
上記CMSサーバーとCASサーバー環境設定機能はCMSサーバーが監視すべきフォルダとファイルを設定しデータ同期化経路を設定し、他のサーバーに設置されたCASサーバーより伝送を受けたデータを貯蔵すべき経路を設定する事が出来る様にし;
上記管理者アカウント管理機能は上記 CDマスターAdminツールを接続する事が出来る管理者アカウント及び管理者情報を生成、修正、削除し;
上記サーバーモニタリング機能は登録されたサービスサーバーの現在状態をグラフ、テーブルで示し;
上記作業ログ確認機能はCDマスターサーバーの指揮下でなされる全ての同期化作業及び手動、予約作業に対する全ての作業ログを確認する事が出来る様にし;
上記管理機能はOS仕様から独立して駆動可能なGUI環境のアプリケーションでネットワーク管理に於いて容易に管理する事が出来る様にした事を特徴とする請求項1に記載のネットワーク環境でのコンテンツ同期化システム。
【請求項13】
上記CDマスターAdminツールは、上記CASサーバーの環境設定機能を通じてCASサーバーの通信環境、オリジナルディレクトリ及びマッピングディレクトリと関連された環境を設定する事を特徴とする請求項12に記載のネットワーク環境でのコンテンツ同期化システム。
【請求項14】
CDマスター運営上上記グループは、ネットワーク トポロジーを基礎にしてグループ化されたサーバー等間の自動又は指定されたコンテンツルーティング経路に依り手動で最適なコンテンツ同期化を具現する事が出来、地域区分、サーバー等間のグループ化は物理的、論理的に近いサーバー等を一つのグループ又は地域に分類して、サーバー等のグループ化は自動ルーティング又は手動ルーティング経路に依るコンテンツ同期化遂行時同じグループ間又は同じ地域間同期化を効率的に遂行する事が出来る様にして、多数台のサーバー等がグループに縛られている場合手動のルーティング経路を提供しなくても最適のルーティング経路を指定してコンテンツを同期化して効果が極大化される事を特徴とする請求項1に記載のネットワーク環境でのコンテンツ同期化システム。
【請求項15】
上記システムはスイッチング装備で構築されたロードバランサを通じてクラスタリングされた複数個の同一目的を持ったサーバー群等に対して目的とした通りのサービスを提供する為に全てのサーバー群等のコンテンツを同一に維持管理することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク環境での コンテンツ同期化システム。
【請求項16】
LAN、WANを含むネットワーク環境でソースサーバーのコンテンツが 変更されるとこれを実時間で目的サーバーに伝送し、CDマスターサーバー、CMSサーバー、多数のCASサーバー、多数のSMエージェントサーバー、CDマスターAdminツール及び認証サーバーを備えてなるコンテンツ同期化システムを利用したコンテンツ同期化方法に於いて、
CDマスターAdminツールが同期化手段を設定する段階;
CMSサーバーが実時間で特定サーバーのファイルとディレクトリを監視する段階;
上記監視結果コンテンツの生成、変更、削除、移動が有るかの可否を確認する段階;
上記確認結果コンテンツの生成、変更、削除、移動が無ければ上記監視段階を更に修正し万一有ればCMSサーバーがその内容をCDマスターサーバーに実時間で通報する段階;
CDマスターサーバーがコンテンツルーティング経路に依る上記CDマスターサーバー、CMSサーバー、CASサーバー間に異常が有るかの可否を確認する段階;
上記確認結果異常が有れば事前に定義されたコンテンツルーティング経路を選択する段階;
上記確認結果異常が無ければ迂回経路を選択してこれに依るコンテンツルーティングを選択する段階;
CDマスターサーバーが各CASサーバーに上記生成、変更、削除、移動されたコンテンツを目的サーバーに伝送する事を指示する段階;
上記伝送指示に従いCASサーバーが指定された経路又は迂回経路に従って該当コンテンツを目的サーバーに伝送する段階;
上記伝送後CASサーバーがCDマスターサーバーにコンテンツ伝送結果を通報する段階;
CDマスターサーバーが次の順序のコンテンツルーティング経路が存在するかの可否を確認する段階;及び
上記確認結果、次の順序のコンテンツルーティング経路が存在すれば上記ルーティング経路のサーバー異常有無確認課程を更に遂行し万一上記経路が存在しなければコンテンツ同期化を完了する段階を備えることを特徴とするネットワーク環境でのコンテンツ同期化方法。
【請求項17】
上記同期化方法は認証サーバーに依る上記ライセンスキーを発給する段階を更に含んで成り、
上記ライセンスキーを発給する段階は、
管理者が会社/サイトに登録してライセンス情報をセッティングする 段階;
管理者が顧客に会社/サイトライセンスファイルを発給する段階;
顧客が発給を受けたライセンスキーに対する設置ライセンスファイルを発給する段階;
管理者が会社/サイトに登録してライセンス情報をセッティングする段階;及び
CDマスターサーバーに管理者より受けた会社/サイトライセンスファイル及び発給を受けた設置ライセンスファイルを貯蔵する段階を備えることを特徴とする請求項16に記載のネットワーク環境でのコンテンツ同期化方法。
【請求項18】
上記段階等を経由して発給を受けたライセンスキーに依り顧客情報及び認証情報を確認してCASサーバー、CMSサーバー、 CDマスターサーバーのプロセスを駆動させて、認証されていないライセンスキーを使用する顧客は正常的なプロセス駆動に制限が有り、コンテンツ同期化課程を遂行できないことを特徴とする請求項17に記載のネットワーク環境でのコンテンツ同期化方法。
【請求項19】
上記CASサーバーの 動作は
CDマスターサーバーより同期化の為の作業の伝送を受ける段階;
CDマスターサーバーに依り同期化命令を受けたCASエージェントに依りサーバー内に貯蔵されたルーティングテーブルを検索して同期化を遂行すべき多数又は単独の他のCASサーバーのIP住所を確認する段階;
CASサーバー内のSync クライアントを呼び出しする段階;
CASサーバー内の同期化の為には内部的にSync クライアントが生成、 変更、再命名、削除、移動命令を遂行する段階;
遠隔地Syncサーバーで上記伝送を受けた作業の遂行結果を伝送する段階;
CASサーバー内のローカルSync クライアントがCASエージェントに上記伝送を受けた作業遂行結果を通報する段階;及び
コンテンツルーティング経路に依る全体CASサーバー間同期化遂行を完了した後にそれぞれのCASサーバーより同期化作業遂行結果の伝送を受けてCDマスターサーバーに伝送する段階を備えることを特徴とする請求項16乃至請求項18のうちいずれか1に記載のネットワーク環境でのコンテンツ同期化方法。
【請求項20】
CASサーバー間ファイル伝送時にデータ圧縮伝送機能が遂行され上記データ圧縮伝送機能は、コンテンツの同期化具現時にLAN又はWAN区間別にデータを圧縮、暗号化してネットワークの負荷を減少させ、
上記ファイル伝送は同一地域、同一グループ、同一 地域又は同一グループに属しないインターナショナル地域を含むネットワーク構成特性を考慮して指定され、
上記ファイル伝送はファイルの全体を伝送するが、たびたびアップデートされるコンテンツの場合、ファイルの比較後変更された部分のみを伝送し、
暗号化使用可否をAND条件(論理乗)の組合せに依り定義するか、SSL暗号化、全体を伝送するか又は変更された部分のみを伝送するかの可否を同時に指定してコンテンツ同期化を遂行し、
管理者は各伝送区間のネットワーク帯域幅を考慮して区間別に所定の圧縮率を設定するが上記圧縮率は多段階に設定し、
CDマスターサーバーは企業又は個人の重要なデータ及びコンテンツを保護する為にSSLを利用した伝送データのパケット暗号化を支援し、暗号化機能を利用してハッキングに依る情報漏出を事前に遮断し、
オリジナルサーバーと目的サーバーの全体伝送区間中選択的にSSL暗号化区間を定義する事が出来、この時 LAN、WAN区間のネットワーク状態を最大限反映して設定する事で伝送率を高めデータを安全に保護する事を特徴とする請求項16乃至請求項18のうちいずれか1に記載のネットワーク環境でのコンテンツ同期化方法。
【請求項21】
上記多数のCASサーバー等のコンテンツ同期化の為の伝送アルゴリズムは、
上記多数のCASサーバーの中CASサーバーAとCASサーバーBに類似なファイルが存在する場合、CASサーバーAでCASサーバーBにオリジナルファイルのオフセット及び32bitローリングチェックサム値リストを伝送する段階;
CASサーバーBは上記伝送されたファイルの該当インデックスのチェックサムをハッシング技法を利用して比較する段階;
万一、上記比較結果一致しない部分が発見されると該当インデックスと変更された部分のみをCASサーバーBがCASサーバーAに伝送する段階;及び
CASサーバーAはCASサーバーBに一致しない部分のみをアップデートする段階を備えることを特徴とする請求項16乃至請求項18のうちいずれか1に記載のネットワーク環境でのコンテンツ同期化方法。
【請求項22】
上記SMエージェントサーバーの動作課程は、
ソースサーバーのシステムリソースであるCPU、メモリ、セッションに対する情報を収集する段階;
上記収集された情報をCDマスターサーバーに伝送する段階;
CDマスターサーバーが上記収集された情報を受信する段階;
上記受信されたデータをデータベースに構築する段階;
上記収集された情報を基礎にサーバーの異常有無を判断する段階;
アラーム警報、SMS、Eメールを含む所定の方法で管理者にサーバーの異常有無を通報する段階;
管理者がCDマスターAdminツールを利用して障害を認識する段階;及び
サーバーの状態を点検する段階を備えることを特徴とする請求項16乃至請求項18のうちいずれか1に記載のネットワーク環境でのコンテンツ同期化方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公表番号】特表2007−520760(P2007−520760A)
【公表日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−507427(P2005−507427)
【出願日】平成15年9月23日(2003.9.23)
【国際出願番号】PCT/KR2003/001941
【国際公開番号】WO2005/013139
【国際公開日】平成17年2月10日(2005.2.10)
【出願人】(505444215)ニトゲン・テクノロジーズ・インコーポレーテッド (3)
【Fターム(参考)】