説明

ネットワーク通信装置

【課題】機器側から更新通知を発行することで、汎用的なblogサーバであれば、簡単に機器の更新情報をリアルタイムに知ることが可能になるネットワーク通信装置を提供する。
【解決手段】前記インターネット上でのデータのやりとり、および公衆回線を介して行われるファクシミリ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりを行う手段と、前記ローカルエリアネットワークを介して受信した電子メールに含まれる画情報を公衆網の通信装置へ送信する手段とを備えると共に、HTTPプロトコルによりクライアントアプリケーションからアクセスされ、前記ネットワーク通信装置が持つ情報をクライアントアプリケーションから取得されたときに、HTMLおよびセマンティックXML文書により返答する手段を有し、前記ネットワーク通信装置の持つ情報が更新された場合には、updatepingサイトを介して、その更新通知を前記サーバPCに対して行う機能を有する構成となっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ワークステーション装置およびメールサーバ装置等が接続され、サーバPCを有するインターネット上において更新されたブログの情報を集めて随時公開するupdatepingサイトを有するインターネットに接続可能なローカルエリアネットワークに接続されたネットワーク通信装置に関し、特に、機器側から更新通知を発行することで、汎用的なblogサーバであれば、簡単に機器の更新情報を知ることが可能になるネットワーク通信装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、ローカルエリアネットワーク上でのデータのやりとりの機能と、公衆網を介して行うファクシミリ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの機能を備えるとともに、ファクシミリ伝送手順により受信するサブアドレス情報と、そのサブアドレス情報に対応したメールアドレス等のネットワークアドレスを関連づけて記憶したアドレス変換テーブルを備え、公衆網を介して受信した画情報を、その画情報受信時に相手端末より通知されたサブアドレス情報に対応して前記アドレス変換テーブルに記憶されているネットワークアドレス(メールアドレス)の宛先端末に、ローカルエリアネットワークを介して送信するネットワークファクシミリ装置が提案されている。
【0003】
このようなネットワークファクシミリ装置を利用すると、ローカルエリアネットワークに接続したワークステーション装置に対し、公衆網に接続されているファクシミリ装置からの画情報を配信することができるので、ファクシミリネットワークの利用性を大幅に拡大することができ、非常に便利である。
また、接続されたローカルエリアネットワークが、インターネットに接続されている場合には、インターネットを介して他のローカルエリアネットワークに接続された端末装置に対しても画情報送信動作を行うことができることになる。
【0004】
なお、先行技術としては、特許文献1として、ブラウザによりPCから送られるコマンドが受信される、その受信されたコマンドはHTTPサーバブログラムによって解読され、解読の結果、そのコマンドがファイルデータの送信を要求するコマンドであれば、HTTPサーバブログラムによって、MFDの状態を書き込んだファイルデータがPCへ送信され、よって、このブラウザを搭載したPCであれば、MFDに固有のFAX制御ブログラムを搭載していなくても、そのPCへMFDの状態を報せることができる技術が、開示されている。
【0005】
また特許文献2として、文書上の画像を読み取るスキャナ、画像を印刷するプリンタ、Eメール(電子メール)送受信機能、ファクシミリ送受信機能等を有する画像処理装置にWebサーバ機能を持たせ、該画像処理装置で種々のジョブの状況、記憶装置に記憶されている画像データに関する情報についてのリストをWebページとして生成させ、このWebページをLANを介して接続されたコンピュータのWebブラウザを用いて閲覧及び操作させ、これにより、コンピュータのユーザは画像処理装置から離れた場所で該画像処理装置で実行される複数のジョブについての情報、画像データについての情報を把握できるとともに、その操作を行うことができる技術が開示されている。
【0006】
また特許文献3として、他端末からの受信画情報の一覧の閲覧および指定画情報の閲覧を可能とすると共に、ネットワークを介して他端末からの指定受信画情報の出力要求があった場合には当該指定受信画情報を前記画情報記録手段により記録紙に記録出力する一方、前記ネットワークを介して他端末からの指定受信画情報の破棄要求があった場合には当該指定受信画情報を前記受信画情報記憶手段から削除する技術が開示されている。
また特許文献4として、情報の配信には、HTTPクライアント/サーバ機能を使用し、電子メールを利用せず、それにより、メールサーバの負荷を大幅に低減することができるという技術が開示されている。
【特許文献1】特開2000−92262公報
【特許文献2】特開2002−7095公報
【特許文献3】特開2001−318869公報
【特許文献4】特開2000−4252公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前記従来のネットワーク通信装置の情報取得はブラウザ経由で行っていたが、ユーザが自ら更新操作を行わなければ、機器の最新情報を知ることができなかった。機器の情報が更新されたことは、リアルタイムに知る手段がなかった。
本発明は、前記従来の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、機器側から更新通知を発行することで、汎用的なblogサーバであれば、簡単に機器の更新情報をリアルタイムに知ることが可能になるネットワーク通信装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ワークステーション装置およびメールサーバ装置等が接続され、サーバPCを有するインターネット上において更新されたブログの情報を集めて随時公開するupdatepingサイトを有するインターネットに接続可能なローカルエリアネットワークに接続されたネットワーク通信装置であって、前記インターネット上でのデータのやりとり、および公衆回線を介して行われるファクシミリ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりを行う手段と、前記ローカルエリアネットワークを介して受信した電子メールに含まれる画情報を公衆網の通信装置へ送信する手段とを備えると共に、HTTPプロトコルによりクライアントアプリケーションからアクセスされ、前記ネットワーク通信装置が持つ情報をクライアントアプリケーションから取得されたときに、HTMLおよびセマンティックXML文書(RDF、RSSフォーマット等)により返答する手段を有し、前記ネットワーク通信装置の持つ情報が更新された場合には、updatepingサイトを介して、その更新通知を前記サーバPCに対して行う機能を有することを特徴とする。
【0009】
また、請求項2記載の発明は、前記ネットワーク通信装置の持つ情報のうちステータス情報(トナー、紙なし)に変更が生じた場合に、updatepingサイトを介して、その更新通知を前記サーバPCに対して行う機能を有することを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、前記ネットワーク通信装置の持つ情報のうちエラー情報が発生した場合に、updatepingサイトを介して、その更新通知を前記サーバPCに対して行う機能を有することを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、前記ネットワーク通信装置の持つ情報のうちカウンタ情報(コピー枚数、ファクス枚数など)に変更が生じた場合に、updatepingサイトを介して、その更新通知を前記サーバPCに対して行う機能を有することを特徴とする。
【0010】
また、請求項5記載の発明は、前記ネットワーク通信装置の持つ情報のうちファクスを受信した情報が生じた場合に、updatepingサイトを介して、その更新通知を前記サーバPCに対して行う機能を有することを特徴とする。
また、請求項6記載の発明は、前記ネットワーク通信装置の持つ情報のうちストレージ(ハードディスク等)にコピー文書やスキャナ読み取り文書が蓄積された情報が発生した場合に、updatepingサイトを介して、その更新通知を前記サーバPCに対して行う機能を有することを特徴とする。
また、請求項7記載の発明は、前記ネットワーク通信装置の持つ情報のうちファクス初期設定、コピー初期設定、プリンタ初期設定、システム初期設定などの初期設定項目の値に変更が生じた場合に、前記updatepingサイトを介して、その更新通知を前記サーバPCに対して行う機能を有することを特徴とする。
【0011】
また、請求項8記載の発明は、前記ネットワーク通信装置のオペレーション操作のうち特定の操作(コピー操作、ファクス操作など)が発生した場合に、updatepingサイトを介して、その更新通知を前記サーバPCに対して行う機能を有することを特徴とする。
また、請求項9記載の発明は、前記ネットワーク通信装置の更新通知をupdatepingサイトを介して、前記サーバPCに対して行う機能をオフする機能を有することを特徴とする。
また、請求項10記載の発明は、前記ネットワーク通信装置の更新通知をupdatepingサイトを介して、情報通知先(ping先)として、複数のpingサーバに対して行う機能を有することを特徴とする。
【0012】
また、請求項11記載の発明は、前記ネットワーク通信装置の更新通知をupdatepingサイトを介して、情報通知先(ping先)として、更新情報の種別ごとに複数のpingサーバに対して行う機能を有することを特徴とする。
また、請求項12記載の発明は、前記情報通知先(ping先)として、更新情報の種別ごとにWebブラウザ上において設定して内容を一覧表示することを特徴とする。
また、請求項13記載の発明は、前記情報通知先(ping先)として、更新情報の種別ごとに設定した内容をRSSにて出力することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、ネットワーク通信装置側から更新通知を発行することができるので、blogサーバであれば、簡単に機器の更新情報をリアルタイムに知ることができる。それにより、受信側は、受け取った情報を時系列的に情報更新を管理することができるようになる。すなわち、ユーザ側は、更新通知を見て、必要な情報は、専用のWeb画面用のURLに対してアクセスすることにより詳細な情報を得ることができ、通知自体のデータは少なくて、処理が軽くてすむ。
また、ネットワーク通信装置は、ネットワーク通信装置側から更新通知を発行する機能をオン・オフすることができるので、必要なときだけ機能を有効にしておき、セキュリティやトラフィックに配慮することができる。
【0014】
また、ネットワーク通信装置は、更新通知を発行する宛先のサーバアドレスを複数、登録できるので、更新通知のバックアップを行うことができる。
また、ネットワーク通信装置は、更新通知を発行する宛先のサーバアドレスを通知したい情報に対応して複数、登録できるので、更新通知の管理を行いやすくすることができる。
また、ネットワーク通信装置は、更新通知を発行する宛先のサーバアドレスを複数、登録できるので、一覧表示が行えることにより管理を行いやすくすることができる。
また、ネットワーク通信装置は、更新通知を発行する宛先のサーバアドレスを複数、登録できるので、一覧表示がRSS形式で出力できることにより管理を行いやすくすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下に添付の図を参照してこの発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明によるネットワーク通信システムの一実施形態の概略図である。
この実施形態では、ネットワーク通信装置(ネットワークファクシミリ)FXが、ローカルエリアネットワーク上でのデータのやりとりの機能と、公衆回線を介して行われるファクシミリ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの機能を備えると共に、ローカルエリアネットワークを介して受信した電子メールに含まれる画情報を公衆網の通信装置へ送信するようになっている。
【0016】
図1に示すように、このネットワーク通信システムは、ローカルエリアネットワーク(LAN)を有しており、このローカルエリアネットワーク(LAN)には、複数のワークステーション装置WS1〜WSn、メールサーバ装置SM、ネットワーク通信装置FX、ルータ装置RTが接続されている。
また、ローカルエリアネットワーク(LAN)は、ルータ装置RTを介してインターネットへと接続され、他のローカルエリアネットワーク(LAN)等に接続されているホスト装置との間で種々のデータのやりとりが可能である。
メールサーバ装置SMは、ローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されているワークステーション装置WS1〜WSnを利用するユーザ及びネットワーク通信装置FXに対して電子メールの収集、配信サービスを提供するものである。
【0017】
また、ワークステーション装置WS1〜WSnには、ローカルエリアネットワーク(LAN)を介して種々のデータのやりとりを行うアプリケーションソフトウェア(電子メールアクセスなど)やネットワーク通信装置FXより受信した電子メールに含まれる画情報を処理するアプリケーションソフトウェア(ビューワなど)など種々のブログラムが導入されていて、特定のユーザにより使用されるものである。特定のユーザは、1人または複数人であってもよい。
また、ネットワーク通信装置FXは、ローカルエリアネットワーク(LAN)における電子メールの送受信機能と公衆網(PSTN)に接続し、この公衆網を伝送路として用いてグループ3ファクシミリ伝送手順による画情報伝送を行う伝送機能を備えている。
【0018】
本実施例において、ローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されている端末相互間でのデータのやりとりは、TCP/IPというトランスポートレイヤまでの伝送プロトコルとそれ以上の上位レイヤの通信プロトコルの組み合わせが適用して行われる。例えば、電子メールの送信では、上位レイヤの通信プロトコルとして、SMTP(Simple Mail Transport Protocol)という通信プロトコルが適用される。
本実施例では、電子メールはメールサーバ装置SMにいったん蓄積された後に配信される。例えば、ネットワーク通信装置FXからワークステーション装置WS1のユーザへの電子メールは、メールサーバ装置SMにいったん蓄積される。
【0019】
一方、ワークステーション装置WS1〜WSn及びネットワーク通信装置FXは、適当な周期でメールサーバ装置SMに対して、自端末のユーザ宛の電子メール受信の問い合わせを行い、ユーザ宛の電子メールがメールサーバ装置SMに蓄積されているときは、メールサーバ装置SMによりその電子メールを受信して、自端末ユーザにその旨を通知する。
この場合、ワークステーション装置WS1は、メールサーバ装置SMに対して、自端末のユーザ宛の電子メール受信の問い合わせを行った場合に、自端末のユーザ宛の電子メールがメールサーバ装置SMに蓄積されていることが通知されるので、その電子メールを受信して、その旨をユーザに通知する。通知を受け取ったユーザは、その電子メールの内容を読み出して内容を確認する。
この通信プロトコルとしては、POP(Post Office Protocol)などを適用することができる。
【0020】
また、本実施例では、ワークステーション装置WS1〜WSnからネットワーク通信装置FXに対し、公衆網に接続された通信装置へ画情報の中継送信依頼を行うことができ、その中継依頼画情報の送信には、電子メールが適用される。なお、この場合のローカルエリアネットワーク(LAN)は、インターネットに接続されているので、インターネットに接続されている他のワークステーション装置等のユーザも、このネットワーク通信装置FXに対して画情報の中継送信依頼を行うことができる。
この電子メールは、MIME(Multipurpose Internet Mail Extension)形式のものである。画情報は、Base64符号化形式で符号化した後の情報がセットされる。
【0021】
HTTPとは、“Hyper Text Transfer Protocol”の略で、いわゆるWWW(World-Wide Web)を実現するためのプロトコルである。通常、TCP上(ポート番号:80)でやりとりされる。GETやPOSTなどのコマンドにより、ブラウザがサーバに対して、処理を指定し、そのレスポンスとして、HTML(Hyper Text Markup Language)ファイルや画像ファイルなどがサーバから送られてくる。HTTPには、プロトコルとしてのバージョンがあり、多くのブラウザは、まだ、1.0(RFC1945)までにしか対応していない。最新のバージョンは、1.1(RFC2616)である。1.1では、コマンドやレスポンス自体やフォーマットなどに、多くの拡張がなされている。ワークステーション装置にインストールされているブラウザソフトより閲覧することができる。
【0022】
XML(eXtensible Markup Language)とは、W3C(WWW技術の標準化団体)の勧告(Recommendation)で、SGML(ISO/IEC 8879:1986)を簡略化し、インターネット対応したものでありHTMLと違い、任意のタグが使用可能である。またデータと処理(レイアウト(デザイン))を分離して記述できる点に特徴がある。
【0023】
RSSとは何か(UNIX USER 2004年3月号より引用;UNIXは登録商標)と言うと、RSSはサイトの概要を記述し、配布するためのXMLフォーマットで、文書の構造を簡単にマークアップしたテキストファイルと思えばいい。XMLは人が直接読むものではなく、ブログラムがそれを解釈することで、いろいろな形で応用されるデータ、すなわちメタデータである。RSSのフォーマットに従って記述された文書をRSS文書、あるいはRSSフィードなどと呼ぶ。RSSは、様々な企業や団体により仕様が標準化されている。
異なるサイトの新着情報、そのデータの書式が統一されていれば、ブログラムを作る人はその決まりに従ってデータを解釈するだけでいいので、楽である。こういった場合、最近ではXMLで記述するのが一般的で、こういった流れから、RSS文書もXML文書で記述される。
【0024】
RSS文書を利用する代表的なアプリケーションとして、複数のサイトのRSS文書を読み込んで新着情報を横断的に表示するRSSリーダーがある。HTMLやCSSを解釈してWebサイトをレンダリングするWebブラウザと似たようなものだと考えると、イメージしやすい。
RSSには、以下のように、いくつかのバージョンが混在すると共に、名前自体も何種類かある。
RDF Site Summary
Rich Site Summary「1.0系列」
Real Simple Syndication「0.9-2.0系列」

RSS -- サイト情報の要約と公開
http://kanzaki.com/docs/sw/rss.html
【0025】
ここで、updatepingサイトとは、インターネット上において更新されたブログの情報を集めて随時公開してくれているサイトで、updatePINGの送信先を指定してあげることにより、自分のブログが更新される度に、そういったサイトでお知らせしてもらえるようになる。
詳細については、下記の参照アドレスをあげる。
Pingback 1.0
http://lowlife.jp/yasusii/stories/7.html
ブログのPingを学ぶ
http://h200.blog.ocn.ne.jp/weblog/2004/09/ping.html
updatePINGの送信先としては、下記がある。
テクノラティ
http://technorati.jp/home.html
【0026】
図2は、図1に示したネットワーク通信装置FXの構成ブロック図である。
図2において、システム制御部1は、このネットワーク通信装置FXの各部の制御処理、およびファクシミリ伝送制御手順などの各種制御処理を行うものであり、システムメモリ2は、システム制御部1が実行する制御処理ブログラムおよび処理ブログラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶するとともにシステム制御部1のワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ3は、このネットワーク通信装置FXに固有な各種の情報を記憶するためのものであり、時計回路4は、現在時刻情報を出力するものである。スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を読みとるためのものであり、プロッタ6は、所定の解像度で画像を記録出力するものであり、操作表示部7は、この通信装置を操作するためのもので、各種の操作キー、および各種の表示器からなる。符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのものであり、画像蓄積装置9は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記録するためのものである。グループ3ファクシミリモデム10は、グループ3ファクシミリのモデム機能を実現するものである。網制御装置11は、このネットワーク通信装置を電話回線網(PSTN)に接続するためのものであり、自動発着信機能を備えている。
【0027】
ローカルエリアネットワークインターフェース回路12は、このネットワーク通信装置FXをローカルエリアネットワークに接続するためのものであり、ローカルエリアネットワーク伝送制御部13は、ローカルエリアネットワークを介して他のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりするための各種所定のプロトコルの通信制御処理(電子メール送受信処理など)を実行するためのものである。
これらのシステム制御部1、システムメモリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画像蓄積装置9、グループ3ファクシミリモデム10、網制御装置11、ローカルエリアネットワーク伝送制御部13は、内部バス14に接続されていて、これらの各要素間でのデータやりとりは、主として内部バス14を介して行われている。また、網制御装置11とグループ3ファクシミリモデム10との間のデータのやりとりは直接行われている。
【0028】
図3は、ネットワーク通信装置とupdatepingを受け付けるサーバ(PC)とのやりとりを示すシーケンスである。ここで、サーバ(PC)とは、更新情報等をupdatepingサイトから受けるサーバ(PC)であり、インターネット上に接続され、ここで更新情報を確認して、その情報をネットワーク通信装置FX等に送るようにしている。
クライアント側は、HTTPのPOSTでXMLデータをサーバに送信する。このXMLフォーマットは、図4にあるように、通常は、ブログ名とURLを通知するフォーマットとして決まっている。このフォーマットに沿ったXMLデータを送信するとブログエントリと同様に(同列に)機器の情報を扱うことができる。ここでは、XMLデータで機器の情報画面のURLを通知するので、詳細データはWebブラウザから閲覧することができる。図4は、XLM−RPCメッセージ形式を示す図である。
また、ブログ名欄には機器のホスト名+情報の内容(または、その一部)を出力することにより、サーバPC側で情報を閲覧することができる。(URLから画面を開かなくても内容がわかる)
【0029】
図5は、ping送信シーケンスの動作フローチャートである。
まず、通知機能であるping機能がオンになっているか否かが判断され(ステップ101)、ping機能がオンになっている場合のみ動作するようになっており、次に、通知すべきイベントが発生したか否かが判断され(ステップ103)、通知すべきイベントが発生した場合(この場合には、機器のスタータスに変化があった場合)には、そのイベントが通知すべき条件と一致したイベントであるか判断する(ステップ105)。
ここで、条件と一致した場合は、pingを送信すべき送信先が登録されているか確認し(ステップ107)、送信先がある場合には、XMLデータを生成し(ステップ109)、送信し(ステップ111)、送信先の登録がない場合にはエラー処理を行なって(ステップ113)、終了する。ここで、フォーマットに入れるデータは、通知する情報によって異なる。
【0030】
ここで、ネットワーク通信装置FXの持つ情報のうちステータス情報(トナー、紙なし)に変更が生じた場合にupdatepingで更新通知をサーバPCに対して行う場合の実施形態について説明する(請求項2)。
図6は、ネットワーク通信装置FXが提供するステータスの表示画面を示す図である。詳細は、この画面を参照すれば分かるので、XML内のURLを記載する部分は、このページのURLを記載する。
図6に示すように、タイトルには、機器のホスト名と機能単位(プリンタ、コピー、ファクス、スキャナ)のステータスを記載する。Alertの詳細な内容は、Webページで内容を確認する。条件設定によっては、プリンタの内容に変化があった場合のみ通知し、Alertの内容がトナーエンドのときのみ通知するなどの設定を行うことにより、必要な情報の更新状況だけを通知することが可能となる。
【0031】
次に、ネットワーク通信装置FXにエラーが発生したときに、その情報をupdatepingで更新通知をサーバPCに対して行う場合の実施形態について説明する(請求項3)。
ここで、ping送信シーケンスは、図5で説明した通りであり、イベント発生内容として、機器エラーが発生した場合に通知する。例えば、エンジンのトラブルやソフトのトラブルなどでリセット(電源オフ・オン)が必要となる状況が発生した場合がある。エラーが発生した場合には、図7に示すように、前述と同様にエラー詳細が表示されるWebページのURLを通知する。また、タイトル部分には、エラー番号を記載してエラーの概要がわかるようにする。
また、エラーが解除された場合(機器内部で自動リセットが発生して復帰した場合など)にも状態変化が生じたので、同じ形式で通知される。エラーランクや内容によって、通知するか否かをユーザが選択できるようにしてもよい。
【0032】
次に、ネットワーク通信装置FXの持つ情報のうちカウンタ情報(コピー枚数、ファクス枚数など)に変更が生じた場合や一定の値に到達した場合にupdatepingで更新通知をサーバPCに対して行う場合の実施形態について説明する(請求項4)。
ここで、ping送信シーケンスは、図5で説明した通りであり、イベント発生内容として、機器のカウンタ情報がある数値に達したときに通知する。たとえば、ファクス送信枚数の累計やコピーのカラー枚数がある値になった場合である。
カウンタ値が通知すべき値に達した場合には、図8に示すように、上述した場合と同様にカウンタ情報詳細が表示されるWebページのURLを通知する。また、タイトル部分には、カウンタ枚数を記載して概要がわかるようにする。また、カウンタ種類と通知するべき数値をユーザが選択できるようにしてもよい。
【0033】
次に、ネットワーク通信装置FXがファクスを受信した場合には、ファクスの着信情報をupdatepingで更新通知をサーバPCに対して行う場合の実施形態について説明する(請求項5)。
ここで、ping送信シーケンスは、図5で説明した通りであり、イベント発生内容として、ファクス受信したときに通知する。たとえば、Web画面のファクス蓄積受信文書にファクス受信の情報が追加された場合、通知すべき情報には、図9に示すように、上述した場合と同様にファクス蓄積受信文書が表示されるWebページのURLを通知する。また、タイトル部分には、ファクス蓄積受信文書の1行目の内容を記載して概要がわかるようにする。また、ファクス蓄積受信文書の1行目の内容全てではなくて、提供する情報をユーザが選択できるようにしてもよい。
【0034】
次に、ネットワーク通信装置FXの持つストレージ(ハードディスク等)にコピー文書やスキャナ読み取り文書が蓄積された場合にその情報をupdatepingで更新通知をサーバPCに対して行う場合の実施形態について説明する(請求項6)。
ここで、ping送信シーケンスは、図5で説明した通りであり、イベント発生内容として、ストレージ(ハードディスク)に文書が蓄積されたときに通知する。たとえば、Web画面のドキュメントボックス画面にコピーやスキャナ文書が蓄積された場合、通知すべき情報には、図10に示すように、上述した場合と同様にドキュメントボックス画面が表示されるWebページのURLを通知する。また、タイトル部分には、ドキュメントボックス文書の1行目の内容を記載して概要がわかるようにする。また、ドキュメントボックス画面の1行目の内容全てではなくて、提供する情報をユーザが選択できるようにしてもよい。
【0035】
次に、ネットワーク通信装置FXの持つ情報のうち初期設定項目情報(ファクス初期設定、コピー初期設定、プリンタ初期設定、システム初期設定など)の項目の値に変更が生じた場合にupdatepingで更新通知をサーバPCに対して行う場合の実施形態について説明する(請求項7)。
ここで、ping送信シーケンスは、図5で説明した通りであり、イベント発生内容として、初期設定画面にある情報が変更されたときに通知する。たとえば、Web画面の初期設定画面の管理者メールアドレス項目が変更された場合、通知すべき情報には、図11に示すように、上述した場合と同様に初期設定画面内で変更された項目名が表示されるWebページのURLを通知する。また、タイトル部分には、初期設定画面の項目名を記載して概要がわかるようにする。また、初期設定画面の項目のうち特定の項目が変化した場合のみ更新通知を提供するようにユーザが設定項目を選択できるようにしてもよい。
【0036】
次に、ネットワーク通信装置FXのオペレーション操作のうち特定の操作(コピー操作、ファクス操作など)が発生した場合にupdatepingで更新通知をサーバPCに対して行う場合の実施形態について説明する(請求項8)。
ここで、ping送信シーケンスは、図5で説明した通りであり、イベント発生内容として、特定の操作がされたときに通知する。たとえば、管理者パスワードが変更されたときなどに、通知すべき情報には、図12に示すように、上述した場合と同様に特定の操作がされた画面が表示されるWebページのURLを通知する。また、タイトル部分には、その操作内容を記載して概要がわかるようにする。また、図13に示す特定操作登録画面のように特定の操作の内容をユーザが登録できるようになっているとよい。
【0037】
次に、ネットワーク通信装置FXの持つ情報に変更が生じた場合にupdatepingで更新通知をサーバPCに対して行うことができる機能を有し、その機能をオフにする場合の実施形態について説明する(請求項9)。
ここで、ping送信シーケンスは、図5で説明した通りであり、更新通知をするのかしないのか、ユーザが選択できるようになっている。この場合のWebからの設定画面の例を図14に示す。それにより、ラジオボタンでオン/オフを設定することにより機能を切り替えることができる。
【0038】
次に、ネットワーク通信装置FXの持つ情報に変更が生じた場合にupdatepingで更新通知をサーバPCに対して行うことができる機能を有し、情報通知先(ping先)として、複数のpingサーバを登録する場合の実施形態について説明する(請求項10)。
ここで、ping送信シーケンスは、図5で説明した通りであり、更新通知を送信するサーバを複数、選択できるようになっている。Webからの設定画面の例を図14に示す。ラジオボタンでオン/オフを設定したあとに、サーバを複数、登録しておくことができる。
【0039】
次に、ネットワーク通信装置FXの持つ情報に変更が生じた場合にupdatepingで更新通知をサーバPCに対して行うことができる機能を有し、情報通知先(ping先)として、情報の種別ごとに設定する場合の実施形態について説明する(請求項11)。
ここで、ping送信シーケンスは、図5で説明した通りであり、図15に機能別に更新通知を送信するサーバの宛先を登録できるWeb画面を示す。図15に示すように、ドロップダウンリストからイベント内容を選択したあとに、サーバのアドレス(ホスト名)を入力する。画面の左端のチェックボックスにチェックが入っていない場合は、送信されない。
【0040】
次に、ネットワーク通信装置FXの持つ情報に変更が生じた場合にupdatepingで更新通知をサーバPCに対して行う機能を有する場合に、情報通知先(ping先)として、情報の種別(たとえば、請求項2〜9の内容)ごとに設定する場合の実施形態について説明する(請求項12)。
図15に機能別に更新通知を送信するサーバの宛先を登録できるWeb画面を示す。この画面をブラウザから開くことにより、設定内容を一覧表示できる。
【0041】
次に、情報通知先(ping先)として、情報の種別(たとえば、請求項2〜9の内容)ごとに設定した内容をRSSにて出力する場合の実施形態について説明する(請求項13)。
図15に機能別に更新通知を送信するサーバの宛先を登録できるWeb画面を示す。この画面の情報をRSS形式で出力することによりRSSリーダで表示することができる。クライアント側は、RSSアグリゲータ(RSSリーダー)で、HTTPのGET(またはPOST)で情報取得のリクエストを出す。そして、通信装置側は、レスポンスとしてXMLデータを返す。RSSアグリゲータでは、そのXMLデータを表示する。
ここで、URLの指定方法は、以下のように行う。(getの場合)
http://hostname/web/guest/ja/webfax/updatesping.htm?xml=rss1.0
(1) (2) (3) (4) (5)
【0042】
前記(1)は、通信プロトコルであり、次の二つのいずれかを指定する。ただし、機器の設定状態によっては指定されたプロトコルで通信できない場合がある。
詳細はAcacia機能仕様書を参照のこと。
http→HTTP。
https→HTTPS。SSLによる経路の暗号化を行う。
前記(2)は、ユーザープロファイルであり、次の二つのいずれかを指定する。
詳細は以下を参照のこと。
guest→ゲストモード。個人認証しない設定の場合に使用する。
entry→認証モード。個人認証する設定の場合、または管理者としてログインする場合に使用する。
【0043】
前記(3)は、言語であり、表示に用いる言語。選択できる言語のみ指定できる。通常、本体操作部で選択できる言語に依存する。
前記(4)は、機能であり、各機能のパス。例えば、updatepingは、更新先サーバ一覧など。
前記(5)は、RSSバージョンであり、RSSのバージョンを指定する。以下のいずれかを指定する。各機能でサポートしているバージョンはこちらを参照のこと。
rss1.0→RSS 1.0
rss0.91→RSS 0.91
rss2.0→RSS 2.0
atom→Atom
なお、図16は、前記RSSフォーマットサンプルを示す図である。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明によるネットワーク通信システムの一実施形態の概略図である。
【図2】図1に示したネットワーク通信装置FXの構成ブロック図である。
【図3】ネットワーク通信装置とupdatepingを受け付けるサーバ(PC)とのやりとりを示すシーケンスを示す図である。
【図4】XLM−RPCメッセージ形式を示す図である。
【図5】ping送信シーケンスの動作フローチャートである。
【図6】機器が提供するステータス情報通知の表示例を示す図である。
【図7】機器が提供するエラー情報通知の表示例を示す図である。
【図8】機器が提供するカウンタ情報通知の表示例を示す図である。
【図9】機器が提供するファックス受信通知の表示例を示す図である。
【図10】機器が提供するストレージ内容情報通知の表示例を示す図である。
【図11】機器が提供する初期設定内容情報変化通知の表示例を示す図である。
【図12】機器が提供する特定操作情報変化通知の表示例を示す図である。
【図13】特定操作登録画面の一例を示す図である。
【図14】サーバ登録画面の一例を示す図である。
【図15】機能別に更新通知を送信するサーバの宛先を登録するWeb画面の一例を示す図である。
【図16】RSSフォーマットサンプルの一例を示す図である。
【符号の説明】
【0045】
FX…ネットワーク通信装置、RT…ルータ装置、SM…メールサーバ装置、1…システム制御部、2…システムメモリ、3…パラメータメモリ、4…時計回路、5…スキャナ、6…プロッタ、7…操作表示部、8…符号化復号化部、9…画像蓄積装置、10…ファクシミリモデム、11…網制御装置、12…ローカルエリアネットワークインターフェース回路、13…ローカルエリアネットワーク伝送制御部、14…内部バス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワークステーション装置およびメールサーバ装置等が接続され、サーバPCを有するインターネット上において更新されたブログの情報を集めて随時公開するupdatepingサイトを有するインターネットに接続可能なローカルエリアネットワークに接続されたネットワーク通信装置であって、
前記インターネット上でのデータのやりとり、および公衆回線を介して行われるファクシミリ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりを行う手段と、前記ローカルエリアネットワークを介して受信した電子メールに含まれる画情報を公衆網の通信装置へ送信する手段とを備えると共に、HTTPプロトコルによりクライアントアプリケーションからアクセスされ、前記ネットワーク通信装置が持つ情報をクライアントアプリケーションから取得されたときに、HTMLおよびセマンティックXML文書により返答する手段と、を有し、
前記ネットワーク通信装置の持つ情報が更新された場合には、前記updatepingサイトを介して、その更新通知を前記サーバPCに対して行う機能を有することを特徴とするネットワーク通信装置。
【請求項2】
前記ネットワーク通信装置の持つ情報のうちステータス情報に変更が生じた場合に、前記updatepingサイトを介して、その更新通知を前記サーバPCに対して行う機能を有することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク通信装置。
【請求項3】
前記ネットワーク通信装置の持つ情報のうちエラー情報が発生した場合に、前記updatepingサイトを介して、その更新通知を前記サーバPCに対して行う機能を有することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク通信装置。
【請求項4】
前記ネットワーク通信装置の持つ情報のうちカウンタ情報に変更が生じた場合に、前記updatepingサイトを介して、その更新通知を前記サーバPCに対して行う機能を有することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク通信装置。
【請求項5】
前記ネットワーク通信装置の持つ情報のうちファクスを受信した情報が生じた場合に、前記updatepingサイトを介して、その更新通知を前記サーバPCに対して行う機能を有することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク通信装置。
【請求項6】
前記ネットワーク通信装置の持つ情報のうちストレージ(ハードディスク等)にコピー文書やスキャナ読み取り文書が蓄積された情報が発生した場合に、前記updatepingサイトを介して、その更新通知を前記サーバPCに対して行う機能を有することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク通信装置。
【請求項7】
前記ネットワーク通信装置の持つ情報のうちファクス初期設定、コピー初期設定、プリンタ初期設定、システム初期設定などの初期設定項目の値に変更が生じた場合に、前記updatepingサイトを介して、その更新通知を前記サーバPCに対して行う機能を有することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク通信装置。
【請求項8】
前記ネットワーク通信装置のオペレーション操作のうち特定の操作が発生した場合に、前記updatepingサイトを介して、その更新通知を前記サーバPCに対して行う機能を有することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク通信装置。
【請求項9】
前記ネットワーク通信装置の更新通知を前記updatepingサイトを介して、前記サーバPCに対して行う機能をオフする機能を有することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク通信装置。
【請求項10】
前記ネットワーク通信装置の更新通知を前記updatepingサイトを介して、情報通知先として、複数のpingサーバに対して行う機能を有することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク通信装置。
【請求項11】
前記ネットワーク通信装置の更新通知を前記updatepingサイトを介して、情報通知先として、更新情報の種別ごとに複数のpingサーバに対して行う機能を有することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク通信装置。
【請求項12】
前記情報通知先として、更新情報の種別ごとにWebブラウザ上において設定して内容を一覧表示することを特徴とする請求項11に記載のネットワーク通信装置。
【請求項13】
前記情報通知先として、更新情報の種別ごとに設定した内容をRSSにて出力することを特徴とする請求項11に記載のネットワーク通信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図7】
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【図8】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図6】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2007−251845(P2007−251845A)
【公開日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−75665(P2006−75665)
【出願日】平成18年3月17日(2006.3.17)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】