説明

ネットワーク関係を自己構築するための方法及び装置

予め定められた周波数または無線通信アクセス技術で隣接基地局に向かってそのそれぞれのエリアを走査することを各ユーザ設備(UE)に命令することにより、その隣接関係を(例えば自動的に)構築することをネットワークに許可するシステム及び方法。さらに、ネットワークは、リスト(ネットワークと関連付けられる基地局を識別するホワイトリスト及び移動先のネットワークと関連付けられる基地局を示すブラックリスト)をコンパイルでき、それに応じて、(例えば利用可能な基地局の潜在的な可能性に関して)UEにアドバイスできる。ネットワークは、従って、マニュアル構築と比較して、その隣接関係を自動的及び高精度で構築できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の記述は、一般的に無線通信、特に移動ユニットによる利用可能な基地局に向かって走査することを介してネットワークを自己構築する(self configuring)ことに関する。
【背景技術】
【0002】
本出願は、2007年10月29日に出願され、ここの譲受人に譲渡され、ここに参照として明確に組み込まれる米国仮出願番号60/983,533、名称"INTER-RAT/FREQUENCY AUTOMATIC NEIGHBOUR RELATION FUNCTION IN COMMUNICATION SYSTEMS"に対する優先権を主張する。
【0003】
無線通信方式は、様々なタイプの通信を提供するために広くデプロイされ、例えば、ボイスおよび/またはデータは、そのような無線通信方式によって提供され得る。典型的な無線通信システムまたはネットワークは、1以上の共用リソース(例えば帯域幅、送信パワー)への複数のユーザアクセスを提供することができる。例えば、システムは、周波数分割多重(FDM)、時分割多重(TDM)、符号分割多重(CDM)、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)、ロングタームエボリューション(LTE)システム、直交周波数分割多重(OFDM)などのような様々な多元接続技術を使用することができる。
【0004】
一般に、無線多元接続通信システムは、同時に多数の移動装置のための通信をサポートできる。移動装置各々は、フォワードおよびリバースリンクの伝送を介して1以上の基地局と通信できる。フォワードリンク(またはダウンリンク)は、基地局から移動装置への通信リンクを指し、リバースリンク(またはアップリンク)は、移動装置から基地局への通信リンクを指す。この通信リンクは、単入力単出力、多入力単出力、多入力多出力(MIMO)システムを介して確立され得る。
【0005】
例えば、MIMOシステムは、データ伝送のための多数(N)本の受信アンテナ及び多数(N)本の送信アンテナを使用できる。N本の送信及びN本の受信アンテナによって形成されるMIMOチャネルは、N個の独立したチャネルに分解されることができ、これらはさらに空間チャネルとして呼ばれ、ここで、N≦min{NT,}である。N個の独立チャネル各々は、1次元に相当し得る。多数本の送信及び受信アンテナによって作成される追加の次元数が利用されれば、MIMOシステムは、改善された性能(例えば、より高いスループットおよび/またはより大きな信頼度)を提供することができる。
【0006】
MIMOシステムは時分割複信(TDD)及び周波数分割複信(FDD)システムをサポートできる。TDDシステムでは、フォワード及びリバースリンク伝送は、相互主義原理(reciprocity principle)にリバースリンクチャネルからのフォワードリンクチャネルの推定を許可するように、同じ周波数領域上に存在することができる。これは、多数本のアンテナがアクセスポイントで利用可能な場合、フォワードリンク上の伝送ビームフォーミング利得(transmit beamforming gain)を抽出することをアクセスポイントに許可できる。
【0007】
無線通信システムは、しばしば、カバレッジエリアを提供する1以上の基地局を使用する。典型的な基地局は、ブロードキャスト、マルチキャスト及び/またはユニキャストサービスのための複数のデータストリームを送信することができ、ここでデータストリームは、移動装置への独立した受信の関心となり得るデータのストリームであり得る。そのような基地局のカバレッジエリア内の移動装置は、合成ストリームによって搬送された1、1以上、または全てのデータストリームを受信するように使用され得る。同様に、移動装置は、基地局または別の移動装置へデータを送信できる。
【0008】
無線ネットワーク市場配備は、ローミングパートナーと呼ばれるキャリア間のローミング協定及び複数のキャリア(またはネットワーク)を一般に含む。キャリア各々は、キャリアの(ホームネットワークとして呼ばれる)サービスが可能な限りホームネットワーク上での機能またはコール(例えばデータ伝送、通信など)を実行する。一般に、移動装置は、ホームネットワークのカバレッジから移動しているまたは他のある理由でホームネットワークカバレッジを取得できない場合、移動装置はローミングパートナーのカバレッジに移動すべきである。
【発明の概要】
【0009】
下記は、開示された態様のいくつかの態様の基本的な理解を提供するために単純化された概要を示す。この概要は、広範囲な概観ではなく、キーまたは重大な要素を特定するだけでなく、そのような態様の範囲を描写するのでもないことを意図されている。その目的は、後に示されるより詳細な記述の前置きとしての単純化された形式で記述された特徴のいくつかの概念を示すことである。
【0010】
1以上の態様及び対応する開示に従って、種々の態様は、予め定められた周波数または無線通信アクセス技術で隣接基地局に向かってそのそれぞれのエリアを走査することを各ユーザ設備(UE)に命令することにより、その隣接関係を(例えば自動的に)構築することをネットワークに許可することに関して記述される。複数のユーザ設備から取得される情報は、利用可能な(例えば、ネットワーク及び/またはその移動先と関連する)基地局の描写を構築することをネットワークに許可し、それに基づいたネットワークは、このように特定された基地局についてさらなる詳細の収集を要求できる。さらに、ネットワークは、リスト(例えば、ネットワークに関連する基地局を特定するホワイトリスト及び/または移動先のネットワークと関連する基地局を示すブラックリスト)をコンパイルでき、それに応じて、利用可能な基地局の潜在的な可能性に関してUEにアドバイスできる。従って、ネットワークはマニュアル構築と比較して、その隣接関係を自動的にかつより高精度に構築できるので、ネットワーク上の隣接関係のマニュアル構築のための要求は緩和され得る(例えば、利用可能な隣接セルを決定するネットワークインストーラ)。
【0011】
関連する方法論では、予め定められたイベント(例えば所定時間、ネットワークへの基地局の追加など)のトリガにおいて、UEは、例えば、自動的にeNode B(つまり、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)基地局)に向かって走査することができ、それぞれのエリアに位置するようなeNodeBを(例えば走査能力範囲内の近くでeNodeBを識別する)ネットワークへ報告できる。ネットワークは、そのネットワークに対応付けられているeNodeB及びそれと対応付けられていない(例えば、移動先のネットワークまたは移動先のオペレータと対応付けられた)eNodeBをその後に識別することができる。その後、ネットワークは、次に、UEが通信するべきでないeNodeBを示すブラックリスト、及び/またはUEが相互作用することを許される及び/または促進されるeNodeBのリストを識別するホワイトリストを備えたUEを提供できる。
【0012】
別の態様は無線通信装置に関連する。無線通信装置は、特定可能な基地局に向かって近隣を走査することをUEに命令するように構築された少なくとも1のプロセッサを含むことができる。少なくとも1のプロセッサは、さらに、UEによって捕捉される情報を分析し、それに基づいてネットワークに関する隣接関係を自動的に自己構築するように構築され得る。その上、少なくとも1のプロセッサは、さらに、(例えば、UEとの相互作用のための基地局を推薦する及び/または除外する)識別された基地局との相互作用のための推薦を提供できる。
【0013】
さらに別の態様は、コンピュータプログラムプロダクトに関連し、それは少なくとも1のコンピュータに所定周波数または無線アクセス技術での特定可能な基地局に向かって近くを走査することをUEに命令させるためのコードを有するコンピュータ可読媒体を有することができる。そのようなコードは、さらに、UEによって識別された基地局に基づくネットワークの自動構築を引き起こすことができる。
【0014】
上記及び下記の遂行のために、1以上の実施形態は、以下に完全に記述され、請求項で特に指摘された特徴を含む。次の記述及び添付された図面は、1以上の実施形態のある実例の態様を詳細に示す。しかしながら、これらの態様は、様々な実施形態の原理が使用され得る少数の様々な方法でしかない表示であり、記述された実施形態は、全てのそのような態様及び等価物を含むように意図される。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は、一態様による1以上のUEを通じて基地局に向かった例示的な検索を示すブロック図である。
【図2】図2は、追加的な態様によるネットワークからのリクエストに基づいた所定周波数でのチャンネルを走査するための例示的なシステムを示すブロック図である。
【図3】図3は、他の態様によるネットワークに関する隣接関係の自己構築を促進するために例示的なシステムを示すブロック図である。
【図4】図4は、一態様による基地局を識別する方法論を示すフローチャートである。
【図5】図5は、一態様によるネットワークに関する隣接関係を自己構築する方法論を示すフローチャートである。
【図6】図6は、一態様による無線通信を示す図である。
【図7】図7は、一態様による無線通信を示す図である。
【図8】図8は、1以上の態様による多重アクセス無線通信システムを示すブロック図である。
【図9】図9は、特定可能な基地局に向かってそれぞれのエリアを走査できる各UEのための通信システムを示すブロック図である。
【図10】図10は、一態様によるネットワーク中の隣接関係の自己構築を促進する通信システムを示すブロック図である。
【図11】図11は、一態様によるネットワークが隣接関係を自己構築できるようにする例示的なシステムを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
種々の態様は、図面を参照してここに記述されている。次の記述では、説明を目的として、多数の特定の詳細は、1以上の態様の完全な理解を提供するために示される。しかしながら、そのような態様は、これらの特定の詳細なしに実行できることは、明白となり得る。
【0017】
この出願で使われているように、「コンポーネント」、「モジュール」、「システム」などの用語は、限定されないが、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアのようなコンピュータ関連エンティティを含むことを意図されている。例えば、コンポーネントは、限定されないが、プロセッサ上で動作するプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能、実行のスレッド、プログラム及び/またはコンピュータになり得る。例えば、コンピューティング装置上で動作するアプリケーション及びコンピューティング装置の両方は、コンポーネントになり得る。1以上のコンポーネントは、プロセス内及び/または実行のスレッド内に存在でき、コンポーネントは、1のコンピュータに集中され、及び/または2以上のコンピュータ間で分配され得る。さらに、これらのコンポーネントは、そこに格納されている様々なデータ構造を有する様々なコンピュータ読み取り可能媒体から実行できる。コンポーネントは、ローカルシステムで、分配されたシステムで、及び/または信号を経由するその他のシステムを備えるインターネットのようなネットワークを介して、別のコンポーネントと相互作用する1のコンポーネントからのデータのような1以上のデータパケットを有する信号に従うような遠隔プロセス及び/またはローカル経由で通信できる。
【0018】
さらに、種々の態様は、有線端末または無線端末であり得る端末に関してこの中に記述されている。端末は、システム、装置、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、移動装置、遠隔局、遠隔端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、通信装置、利用者エージェント、ユーザ装置またはユーザ設備(UE)とも呼ばれ得る。無線端末は、携帯電話、衛星電話、コードレス電話機、セッション確立プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、無線接続能力を有するハンドヘルド装置、コンピューティング装置または無線モデムに接続された他の制御装置であり得る。さらに、種々の態様は、基地局に関してこの中に記述される。基地局は、無線端末と通信するために利用されることができ、アクセスポイント、ノードBまたは他のある専門用語として呼ばれ得る。
【0019】
さらに、「または」の用語は、排他的な「または」というよりも包括的な「または」を意味することを意図されている。すなわち、別の方法で示されるまたは文脈から明瞭でない限り、句「XはAまたはBを使用する」は、いずれかの自然な包括的な置換を意味することを意図されている。すなわち、句「XはAまたはBを利用する」は、次のいずれかの例によって満たされる。XはAを使用する。XはBを使用する。または、XはA及びBの両方を使用する。さらに、この出願及び添付された請求項で使われるような冠詞「1の(a)」及び「1の(an)」は、単数形で示される文脈から明瞭でないまたは別の方法で示される限り、「1以上」を意味するために一般に解釈されるべきである。
【0020】
この中で記述される技術は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA及び他のシステムのような様々な無線通信方式に使用され得る。「システム」及び「ネットワーク」の用語は、しばしば交換して使用される。CDMAシステムは、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)、cdma2000などのような無線技術をインプリメントできる。UTRAは、ワイドバンドCDMA(W−CDMA)及び他のCDMAの変形を含む。さらに、cdma2000は、IS−2000、IS−95及びIS−856標準をカバーする。TDMA方式は、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(GSM)のような無線技術をインプリメントできる。OFDMAシステムは、Evolved UTRA(E−UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11 (Wi−Fi)、 IEEE 802.16 (WiMAX)、 IEEE 802.20、Flash−OFDM(tm)などのような無線技術をインプリメントできる。UTRA及びE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。3GPP ロングタームエボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSのリリースであり、それは、ダウンリンクのOFDMA及びアップリンクのSC−FDMAを使用する。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE及びGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名の組織からの文書に記述されている。さらに、cdma2000及びUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP)」(3GPP2)という名の組織からの文書に記述されている。
【0021】
種々の態様または特徴は、多くの装置、コンポーネント、モジュールなどを含むことができるシステムの観点から示されるだろう。様々なシステムが追加的な装置、コンポーネント、モジュールなどを含むことができ、及び/または図に関連して議論される装置、コンポーネント、モジュールなどの全てを含まないことができることは、理解され、認識されるだろう。これらのアプローチの組み合わせも使用され得る。
【0022】
図1は、一態様による基地局の識別及びネットワーク150の隣接関係を自己構築するための典型的なブロック図を示す。システム100は、所定周波数で基地局101、103、105(1からm、mは整数)に向かってそれぞれのエリアを走査するために各ユーザ設備(UE)116、118、120に命令することにより、ネットワークにそれ自体(例えば自動的に)を構築させることを許可するフレームワークを提供する。走査することは、セルのサービスを提供する質が閾値より下に落ちるとき、ネットワークへの新しい基地局の追加のような予め定義されたイベントに基づいて、または予め定められた時間に発生できる。任意のUE116、118、120がそのような走査する状態に入るとき、UEは、その走査エリア内の識別可能な基地局を見つけるために連続的な測定に従事できる。UEは、予め定められたイベントに基づいた基地局に向かったそのような走査及び/または探索、及び/またはUE116,118及び120に関連するセクタまたは全ての方向で利用可能な全ての基地局に向かった周期的、連続的または散発的な探索を開始できる。
【0023】
一態様では、UEは、方位及び仰角の任意の方向に与えられたビーム幅の受信指向性ビームを形成できる。例えば、UEは、複数のセクタをカバーする指向性ビームを形成することができ、通信するための最も高い信号対干渉雑音比(SINR)を受信するセクタ/ビームを選択する。さらに、ビームは、任意の希望の方角にビームを形成するための指向性アンテナを構築することにより形成され得る。さらに、指向性ビームは、検出される基地局の相対的方向及び/または信号強度を取得するために一度に1つのビームで走査され得る。
【0024】
さらなる態様によれば、無線ネットワーク通信システムの一部として、基地局101、103、105は、それらの存在を他のものに通知するためのビーコンまたはパイロット信号(例えばパイロットA、パイロットB、パイロットC及びパイロットD)を周期的に送信できる。そのため、UEは、各ビーム位置またはセクタでそれが見つける基地局のトラックを維持できる。パイロット信号もUEによって走査された各セクタでの信号強度またはSINRを決定するために使用され得る。そのようなSINRは、すべてのセクタまたはビーム位置を介して計測されることができ、セクタまたはビームは、SINR値に基づいて並べられる。例えば、検出された基地局101、103、105は、さらにそれらの信号強度によって並べられ得る。
【0025】
関連する態様によれば、任意のUE116、118、120または移動装置がそれぞれの基地局101、103、105からそれぞれの1次同期チャネル(PSC)及び/または2次同期チャネル(SSC)を受け取り及び/または検出する場合、所望の基地局を探索すること及び同期することは促進され得る。例えば、UE116、118、120は、そのような基地局102を見つけ及び/または後続する通信を可能にするために、所望の基地局101、103、105の識別及び/または選択を促進するための受信PSC及びSSCを検出、分析及び/またはそうでなければ評価できる。基地局からのPSCは、UEの移動装置に関する既知信号になりえ、共通のPSCまたはネットワーク中の基地局に関連する比較的少数のPSCがあり得る。PSCは、さらに、通信が必要になるべき基地局102との任意の移動装置116、118、120に関する同期を促進するために利用され得るタイミング情報をモバイルの装置に供給でき得る。SSCは、それぞれの基地局102に特有でありえ、複数の異なるSSCがあり得る特定の基地局101、103、105を識別することを促進できる(例えば、SSCは、基地局識別情報、基地局に関連したアンテナ情報などを含むことができる)。そのため、複数のUE116、118、120から取得される情報は、ネットワークに利用可能な(例えば、ネットワーク及び/またはその移動先に関連する)基地局の描写を構築すること及びさらにそれ自体を自己構築することを許可する。
【0026】
図2は、一態様によるネットワークからの要求に基づいて所定周波数でチャンネルを走査するように構築されるシステム200を示す。システム200は、チャネル204を通してデータを送信していることが示される通信装置202を含んでいる。データの送信として描写されているかもしれないが、通信装置202は、さらにチャネル204を通じてデータを受信できる(例えば、通信装置202は同時にデータを送信及び受信でき、通信装置202は異なる時間にまたはこれらを組み合わせてデータを送信及び受信送信できる。)。通信装置202は、例えば、ユーザ設備、移動装置またはあるいはアクセス端末などであり得る。
【0027】
図2に示されるように、通信装置202は、通信装置202が接続性(例えば通信、データ転送など)を達成したネットワークと関連する情報を保存できるログコンポーネント206をさらに含むことができる。一態様によれば、ログコンポーネント206は、(単にログオンされた最後のチャネルに対抗するような)長期間をカバーするための情報の範囲を拡張できる。そのような長期間に基づいて、決定は、種々のネットワーク(好ましいネットワーク、好ましくないネットワーク、ホームネットワーク、ローミングネットワーク)にどれだけの時間が費やされたかに関してなされ得る。そのようなヒストリカルデータ(historical data)の調査によって、より洗練された推定は、その近くの利用可能な基地局の存在に関してなされ得る。
【0028】
ログコンポーネント206は、ネットワーク通信装置202の履歴と関連する情報を維持でき、それは目標時間の期間に得られる。この情報は、ネットワーク捕捉時間208及びネットワークロス時間210に関連できる。もし1よりも多いネットワークが目標時間の期間の間に捕捉されまたは見つけられた場合、捕捉時間208及びロス時間210に基づいて、サービス時間モジュール212は、捕捉された及び/または識別された異なるネットワークそれぞれに関するサービス時間214を計算するように(2つのタイムスタンプ208及び210に基づいて)構築され得る。サービス時間モジュール212は、ログコンポーネント206に含められているように示されているかもしれないが、サービス時間モジュール212が個別のモジュールとなり得ることは理解されるべきである。
【0029】
サービス時間214の機能として、その後に続く識別のために、通信装置202が目標時間の期間の間に使用したネットワークと関連する情報を含むネットワークログは展開され得る。ネットワーク表は、さらにネットワークが好ましいか好ましくないネットワークかに関連する情報を含み得る。ネットワークログ216によって保存された情報は、最後のnチャネルに関してに保存され得る。ここでnは整数である。さらに、保存されたチャンネルの数は、予め定義された数であることができ、または、ユーザ、サービス・プロバイダ、信頼されたサードパーティ(third party)またはこれらの組み合わせによって構築されることができ、及び/または自動的に通信装置202によって構築されることができる。
【0030】
ネットワークログ216の一部分に基づいて、ランキングモジュール218は、通信装置202の近隣で利用可能な走査順220を決定できる。いくつかの態様に従って、ランキングモジュール218は、好ましい走査順220に対応するテーブル(リスト、図など)を維持できる。システム200は、作動するように通信装置202接続されたメモリ222を含むことができる。メモリ222は、通信装置202の外部であり得、または通信装置202の内部に存在できる。メモリ222は、基地局の走査及び基地局の識別を促進すること、移動装置に関するサービス中の時間を決定すること、サービス中の時間決定に基づくネットワークログを展開すること、及びサービス中の時間決定の一部に基づくチャネルランキング順を作成することに関連する情報、及び通信ネットワークで送信及び受信される信号に関連する他の適した情報を保存できる。プロセッサ224は、通信ネットワークにおけるチャネル走査に関連する情報の分析を促進するために通信装置202(及び/またはメモリ222)と作動するように接続され得る。プロセッサ224は、通信装置202により受信された情報の分析及び/または生成に専念するプロセッサ、システム200の1以上のコンポーネントを制御するプロセッサ及び/または通信装置202により受信された情報の分析及び生成を共にし、システム200の1以上のコンポーネントを制御するプロセッサであり得る。
【0031】
メモリ222は、チャネル走査と関連し、システム200がこの中で記述されるような無線ネットワークで改善された通信を達成するために、保存されたプロトコル及び/またはアルゴリズムを使用することができるようなノードまたは他の装置と通信装置202との間の通信を制御することを実行するプロトコルを保存できる。
【0032】
[0017]図3は、他の態様によるネットワークに関する隣接関係の自己構築を促進するためのシステム300の例を示すブロック図である。図示されるように、装置316は、ワイヤレスネットワーク中のパイロット信号を効率的に走査するもしくは探索するためのパイロットサーチシステムを含む。装置316は、処理論理モジュール302、メモリモジュール333、装置リソース及びインターフェース306、及びトランシーバー論理モジュール320を含むことができ、任意のまたは全てのモジュールはデータバス(図示しない)に接続されている。装置316は、さらにデータバスに接続され得る探索論理モジュール312及びパイロット優先順位付け論理モジュール314を含む。例えば、処理論理モジュール302は、CPU、プロセッサ、ゲートアレイ、ハードウェア論理、メモリ素子、仮想機械、ソフトウェア及び/またはハードウェアとソフトウェアの任意の組み合わせを含むことができる。したがって、処理論理モジュール302は、機械可読命令を実行し、例えば前述のデータバスを介した装置316の1以上の他の機能素子を制御する論理能力を一般に含む。
【0033】
捕捉した情報に基づいて、ネットワークは、このように識別された基地局についてのさらなる詳細が集められることを要求できる。ネットワークは、さらに、ネットワークと関連付けられる基地局を識別するホワイトリスト375及び移動先のネットワークと関連付けられる基地局を示すブラックリスト385のようなリストをコンパイルでき、それに応じて、基地局の利用に関する潜在的な可能性に関してUEに通知する。したがって、ネットワーク330は、マニュアル構築と比較して隣接構築を自動的及び高精度で構築できるので、ネットワークに関する隣接関係のマニュアル構築のための要求は、緩和され得る(例えば、利用可能な隣接するセルを決定するネットワークインストーラ)。さらに、装置リソース及びインターフェース306は、装置300に内部及び外部システムと通信することを許可するハードウェア及び/またはソフトウェアを備える。例えば、内部システムは、大容量記憶システム、メモリ、表示ドライバ、モデム及び他の内部装置リソースを含むことができる。外部システムは、ユーザインターフェース装置、プリンタ、ディスクドライブ及び他のローカル装置またはシステムを含むことができる。
【0034】
同様に、トランシーバー論理モジュール320は、ハードウェア及び/または装置316にデータ及び外部通信ネットワークかシステムを備えた他の情報を送信及び受信することを許可するために作動するソフトウェアを含むことができる。例えば、トランシーバー論理モジュール320は、無線通信ネットワーク340を介してトランシーバー論理にデータ及び/または他の情報を送信及び受信することを許可する通信リンク325を含む。例えば、一態様では、トランシーバー論理モジュール320は、1以上の基地局から送信された1以上のパイロット信号を受信するために作動する。受信パイロット信号は、無線ネットワークとの通信が生じるであろう基地局を識別するために使用される。したがって、装置316は、遠隔基地局、端末、装置または任意のタイプのネットワークエンティティのような他のネットワークエンティティと通信できる。
【0035】
探索論理モジュール312は、CPU、プロセッサ、ゲートアレイ、ハードウェア論理、記憶素子、仮想機械、ソフトウェア及び/またはハードウェアとソフトウェアの任意の組み合わせを含むことができる。探索論理モジュール312は、一般に通信ネットワーク中のパイロット信号を探索するためのロジックを提供する。一態様では、探索ロジック312は、一度に1のパイロットを探索するために作動し、そして、別の態様では、探索ロジック312は、同時に多数のパイロット信号を探索するために作動する。
【0036】
メモリモジュール333は、装置316で情報を格納するのに適した任意のタイプのメモリを含む。例えば、一態様では、メモリモジュール333は、トランシーバー論理モジュール320によって受信される隣接リスト(neighbor list)およびウィンドウパラメータ(window parameter)を格納するために使用される。例えば、隣接リストは、そのエリアの基地局によって送信されているパイロット信号のリストを表わすことができる。ウィンドウパラメータは、ネットワーク情報パラメータの一部として1以上の基地局によって送信される1以上のパラメータになり得、それは、無線通信ネットワーク340にアクセスする装置によって使用される。例えば、ウィンドウパラメータ330は、選択されたパイロット信号を探索するために使用されるべきウィンドサイズを示すことができる。
【0037】
パイロット優先順位付け論理モジュール314は、CPU、プロセッサ、ゲートアレイ、ハードウェア論理、記憶素子、仮想機械、ソフトウェア及び/または任意のハードウェア及びソフトウェアの組み合わせを含むことができる。パイロット優先順位付け論理モジュール314は、装置316がサービス中断なしに無線ネットワークと通信できるように、装置316に隣接リストからのパイロット信号を効率的に探索することを許可するために作動する。例えば、パイロット優先順位付け論理モジュール314は、隣接リスト中のパイロットを古いパイロット、強いパイロット、再捕捉パイロット及び他のパイロット関連データを含むことができるパイロットリストに組み入れるために作動できる。この中で記述されたデータ保存(例えばメモリ)モジュールが、揮発性メモリまたは不揮発性メモリのいずれかであり得、または、揮発性及び不揮発性メモリの両方を含むことができることは理解されるだろう。限定されないが一例として、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能ROM(EEPROM)またはフラッシュメモリを含むことができる。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)を含むことができ、それは外部キャッシュメモリとして動作する。限定されないが一例として、RAMは、シンクロナスRAM(DRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM),ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM),エンハンスドSDRAM(ESDRAM),シンクリンクDRAM(SLDRAM)及びダイレクトランバスRAM(DRRAM)のような多くの形式で利用可能である。開示された態様のメモリは、限定されることはないが、これら及び他の適したタイプのメモリを備えることが意図される。
【0038】
図4は、本発明の実施形態によるネットワークの隣接関係を自己構築することを促進する関連する方法論400を示す。例示的な方法が様々なイベント及び/または動作を表わす一連のブロックとしてこの中で記述されているが、本発明の実施形態はそのようなブロックの図示された順序によって制限されない。例えば、ある動作またはイベントは、発明に従って、この中で図示される例証された順序とは別に、異なる順番で及び/または、他の動作またはイベントと同時に起き得る。さらに、全ての図示されたブロック、イベントまたは動作は、主題のイノベーションに従って方法論を実行するために要求され得る。さらに、典型的な方法及び発明による他の方法が、図示されていない及びこの中で記述されていない方法と関連しているのと同様に、図示され及びこの中で記述された方法と関連して実行されるかもしれないことは理解されるだろう。410で、決定は、トリガイベントの発生を確認するためになされる。他のトリガイベントは本発明の実施形態によって考えられるが、そのようトリガイベントは、例えばネットワークへの基地局の追加を含むことができる。そうでなければ、方法論は415で停止する。そうでなければ、方法論は、UEで受信されるネットワークによって420でコマンドを発する。詳細に先に説明されたように、コマンドは、UEによって430で基地局の捜索を開始することを含んでいる。440で、その後、UEは、それらのエリアの基地局を識別するそれぞれのエリアを走査でき、及びネットワークへの報告を返すことができる。
【0039】
図5は、関連する方法論500を示し、ここでは、ネットワークは、それ自体を構築し、ネットワークの一部またはその外部にあり得る検出された基地局に関するリストを生成することができる。そういうものとして、最初に及び510で、UEによって収集された情報は、ネットワークによって受信され得る。その後、そのようなものは、520でネットワークによって分析されることができ、ネットワークが利用可能な(例えば、ネットワーク及び./またはその移動先と関連する)基地局の描写を構築することを許可する。さらに、それに基づくネットワークは、このように識別された基地局についてのさらなる詳細の収集を要求でき、530で自動的にそれ自体を構築し始める。したがって、ネットワークに関する隣接関係のマニュアル構築のための要求は、緩和され得る(例えば利用可能な隣接するセルを決定するネットワークインストーラ)。さらに、540で、ネットワークは、リスト(例えば、ネットワークに関連する基地局を特定するホワイトリスト及び/または移動先のネットワークと関連する基地局を示すブラックリスト)をコンパイルでき、それに応じて、利用可能な基地局の潜在的な可能性に関してUEにアドバイスできる。
【0040】
図6は、この中で示される種々の態様に従って無線通信システム600を示す。システム600は、お互いに及び/または1以上の移動装置604に無線通信信号を受信、送信、転送などをする1以上のセクタの中の1以上の基地局602を備えることができる。基地局602それぞれは、多数の送信器チェーン及び受信器チェーン(例えば、各送受信アンテナの1つ)を備えることができ、それぞれは、順番に、信号送受信に関連する複数のコンポーネント(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器,デマルチプレクサ、アンテナなど)を備えることができる。モバイルの装置604それぞれは、1以上の送信器チェーン及び受信器チェーンを含むことができ、それは多入力多出力(MIMO)システムのために利用され得る。送信器及び受信器チェーンそれぞれは、信号送受信に関連する複数のコンポーネント(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器,デマルチプレクサ、アンテナなど)を備えることができ、それは当業者に理解されるだろう。基地局から別の基地局へのハンドオーバー中に、UE604(または移動装置)は、一例として、ソースeNodeBの測定及びソースノードへの信号強度を報告する。ソースeNodeBがハンドオーバーは適切と決定すれば、ハンドオーバーリクエストは、ソースeNodeBから目標eNodeBまで送信される。
【0041】
先に記述されているように、本発明の実施形態は、各ユーザ設備(UE)に所定周波数で基地局に向かってそれぞれのエリアを走査することを命令することにより、自動的にその隣接関係を構築することをネットワークに可能にさせることができる。複数のユーザ設備から取得された情報は、ネットワークに利用可能な(例えば、ネットワーク及び/またはその移動先に関係する)基地局の描写を構築することを許可する。描写に基づいて、ネットワークは、このように識別された基地局についてのさらなる詳細の収集を要求できる。
【0042】
図7は、1以上の態様による多元接続無線通信システム700を示す。無線通信システム700は、1以上のユーザ装置と通信する1以上の基地局を含むことができる。基地局それぞれは、複数のセクタに関するカバレッジを提供する。図示されるように、3つのセクタ基地局702は、多数のアンテナグループを含み、1つは、アンテナ704及び706を含み、他はアンテナ708及び710を含み、3番目は、アンテナ712及び714を含む。より多くまたはより少ないアンテナが各アンテナグループに対して利用され得るかもしれないが、ここでは、2つのアンテナしか各アンテナグループに対して示されていない。移動装置716は、アンテナ712及び714と通信し、ここで、アンテナ712及び714は、フォワードリンク718で移動装置716へ情報を送信し、リバースリンク720で移動装置716から情報を受信する。フォワードリンク(またはダウンリンク)は、基地局から移動装置への通信リンクを指し、リバースリンク(またはアップリンク)は、移動装置から基地局への通信リンクを指す。移動装置722は、アンテナ704及び706と通信し、ここで、アンテナ704及び706は、フォワードリンク724で移動装置722へ情報を送信し、リバースリンク726で移動装置722から情報を受信する。FDDシステムでは、例えば、通信リンクは、通信で異なる周波数を利用するかもしれない。例えば、フォワードリンク718は、リバースリンク720によって利用される周波数とは異なっている周波数を使用できる。
【0043】
アンテナ及び/または通信するためにそれらが指定されるエリアの各グループは、基地局702のセクタとして呼ばれ得る。1以上の態様では、アンテナグループそれぞれは、基地局702によってカバーされるエリアまたはセクタで移動装置と通信するように指定されている。基地局は、端末と通信するために使用される固定局であり得る。
【0044】
フォワードリンク718及び724による通信では、基地局702の送信アンテナは、異なる移動装置716及び722に関するフォワードリンクの信号対雑音比を改善するためのビームフォーミングを利用できる。さらに、そのカバレッジエリアを通じてランダムに散在した移動装置に送信するためのビームフォーミングを利用する基地局は、基地局によって引き起こされる干渉よりも少ない干渉を隣接するセルの移動装置へ引き起こすことができる。
【0045】
図8は、例示的な無線通信システム800を示す。無線通信システム800は、簡潔さの目的のために1つの基地局及び1つの端末を表す。しかしながら、システム800が1より多い基地局またはアクセスポイント、及び/または1より多い端末またはユーザ装置を含むことができ、ここで、追加的な基地局及び/または端末は以下に記述される典型的な基地局及び端末と実質的に似ているかもしれず、または異なっているかもしれないことは理解されるだろう。さらに、基地局及び/または端末がこの間の無線通信を促進するためにこの中で記述されている方法及び/またはシステムを使用できることは理解されるだろう。
【0046】
図8に示されるように、ダウンリンクにおいて、アクセスポイント805では、送信(TX)データプロセッサ810は、トラフィックデータを受信し、フォーマットし、コード化し、インタリーブし、変調し(あるいはシンボルマッピングし)、変調シンボル(「データシンボル」)を提供する。シンボル変調器815は、データシンボル及びパイロットシンボルを受信して処理し、シンボルのストリームを提供する。シンボル変調器815は、データ及びパイロットシンボルを多重化し、1セットのN送信シンボルを取得する。送信シンボルそれぞれは、データシンボル、パイロットシンボルまたは0の信号値であり得る。パイロットシンボルは、各シンボル期間中で連続的に送られ得る。パイロットシンボルは、周波数分割多重(FDM)、直交周波数分割多重(OFDM)、時分割多重(TDM)、周波数分割多重(FDM)または符号分割多重(CDM)であり得る。
【0047】
送信器ユニット(TMTR)820は、シンボルのストリーム受信し、1以上のアナログ信号に変換し、さらに、無線チャネル上の伝送に関して適したダウンリンク信号を発生するためのアナログ信号を調整する(例えば、増幅する、フィルタする、周波数をアップコンバートする)。その後、ダウンリンク信号は、アンテナ825を通じて端末に送信される。端末830では、アンテナ835は、ダウンリンク信号を受信し、受信器ユニット(RCVR)840に受信信号を提供する。受信器ユニット840は、受信信号を調整し(例えば、フィルタし、増幅し、周波数をダウンコンバートし)、そしてサンプルを取得するために調整信号をデジタル化する。シンボル復調器845は、N個の受信シンボルを取得し、チャネル評価のためにプロセッサ850に受信パイロットシンボルを提供する。シンボル復調器845は、さらに、プロセッサ850からダウンリンクに関する周波数応答評価を受信し、(送信データシンボルの評価である)データシンボル評価を取得するための受信データシンボルでデータ復調を実行し、データシンボル評価をRXデータプロセッサ855に提供する。それは、送信トラフィックデータを回復するためのデータシンボル評価を復調し(例えば、シンボルでマッピング(demap)し)、デインターリーブし、デコードする。シンボル復調器845及びRXデータプロセッサ855による処理は、アクセスポイント805で、シンボル変調器815及びTXデータプロセッサ810それぞれによる処理に補足的である。
【0048】
アップリンクにおいて、TXデータプロセッサ860は、トラフィックデータを処理し、データシンボルを提供する。シンボル復調器865は、パイロットシンボルを備えたデータシンボルを受信して多重化し、変調を行ない、シンボルのストリームを提供する。その後、送信器ユニット870は、アクセスポイント805へアンテナ835によって送信されるアップリンク信号を生成するためにシンボルのストリームを受信して処理する。
【0049】
アクセスポイント805では、ターミナル830からのアップリンク信号は、アンテナ825によって受信され、サンプルを取得するために受信器ユニット875によって処理される。その後、シンボル復調器880は、サンプルを処理し、アップリンクに関するデータシンボル評価及び受信パイロットシンボルを提供する。RXデータプロセッサ885は、端末830によって送信されたトラフィックデータを回復するためにデータシンボル評価を処理する。プロセッサ890は、アップリンクで送信する各アクティブ端末に関するチャネル評価を実行する。
【0050】
プロセッサ890及び850は、アクセスポイント805及びターミナル830それぞれで動作を指示する(例えば、制御する、調整する、管理する)。それぞれのプロセッサ890及び850は、プログラムコード及びデータを格納する記憶装置(図示しない)に関連し得る。プロセッサ890及び850は、さらにアップリンク及びダウンリンクに関する周波数及びインパルス応答評価を引き出すためにそれぞれ計算を実行できる。
【0051】
多元接続システム(例えばFDMA、OFDMA、CDMA、TDMAなど)については、多数の端末は、アップリンクで同時に送信できる。そのようなシステムについては、パイロットサブバンドは異なる端末の中で共有され得る。チャネル評価技術は、各端末に関するパイロットサブバンドがオペレーティングバンド(operating band)全体(恐らくバンドエッジ(band edge)を除く)にまたがる場合、使用され得る。そのようなパイロットサブバンド構造は、各端末に関して周波数ダイバーシティを取得するのに望ましいだろう。この中で記述されている技術は、様々な手段によって実行され得る。例えば、これらの技術は、ハードウェア、ソフトウェアまたはこれらの組み合わせで実行され得る。ハードウェア実施については、チャネル評価に関して使用される処理装置は、1以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、デジタルシグナルプロセッシングデバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、この中で記述されている機能を実行するために設計された他の電子ユニット、またはこれらの組み合わせの内部で実行され得る。ソフトウェアで、実施は、この中で記述される機能を実行するモジュール(例えば手順、機能など)を経ることができる。ソフトウェアコードは、メモリユニットに格納され、プロセッサ890及び850によって実行され得る。
【0052】
図9の図示は、所定周波数で基地局に向かってそれぞれのエリアを走査できる例示的なユーザ装置900のブロック図である。システム900は、例えば受信器アンテナから信号を受信できる受信器902を備える。受信器902は、受信信号にフィルタ、増幅、ダウンコンバートなどのような典型的な動作を実行できる。受信器902は、さらにサンプルを取得するために調整信号をデジタル化できる。復調器904は、プロセッサ906に受信シンボルを提供できるのと同様に、各シンボル期間に関して受信シンボルを取得できる。
【0053】
プロセッサ906は、受信器902により受信された情報を分析すること及び/または送信器908による送信に関する情報を生成することに専念され得る。これに加えてまたはこれに代えて、プロセッサ906は、ユーザ装置900の1以上のモジュールを制御でき、受信器902により受信された情報を分析でき、送信器908による送信に関する情報を生成でき、及び/またはユーザ装置900の1以上のモジュールを制御できる。プロセッサ906は、追加のユーザ装置との通信を調整することができるコントローラコンポーネントを含むことができる。
【0054】
ユーザ装置900は、プロセッサ906に作動的に接続され、通信を調整することに関連する情報及び任意の他の適した情報を格納できるメモリ908を含むことができる。メモリ910は、さらに、サンプル再配列(rearrangement)に関連するプロトコルを格納できる。この中で記述されるデータ保存(例えばメモリ)モジュールが、揮発性メモリまたは不揮発性メモリのいずれかであり得、または、揮発性及び不揮発性メモリの両方を含むことができることは理解されるだろう。限定されないが一例として、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能ROM(EEPROM)またはフラッシュメモリを含むことができる。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)を含むことができ、それは外部キャッシュメモリとして動作する。限定されないが一例として、RAMは、シンクロナスRAM(DRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM),ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM),エンハンスドSDRAM(ESDRAM),シンクリンクDRAM(SLDRAM)及びダイレクトランバスRAM(DRRAM)のような多くの形式で利用可能である。主題のシステム及び/または方法のメモリ908は、限定されることはないが、これら及び他の適したタイプのメモリを備えることが意図される。ユーザ装置900は、さらに変調信号を生成するためのシンボル変調器912及び変調信号を送信できる送信器908を含むことができる。
【0055】
受信器902は、さらにスクランブルされたシーケンスを生成するためにランダムシーケンスを備えるウォルシュ(Walsh)シーケンスをスクランブルするエンコーダ914と作動的に接続されている。エンコーダ914は、シングルFHTがシーケンスをデコードするために利用され得るように、ランダムシーケンスを備え得る。さらに、受信器902は、スクランブルされたシーケンスの1以上のサブシーケンスの割り当てを受信する割当器916に作動的に接続され得る。送信器908は、アクセスベースのハンドオフプローブ(access-based handoff probe)としてスクランブルされたシーケンスを送信できる。アクセスプローブに応答して、受信器902は、共有信号MACプロトコルで送信され得るアクセス許可権(access grant)を受信できる。
【0056】
図10は、態様に従ってネットワークに関する隣接関係の自己構築を促進する例示的なシステム1000を図示するブロック図である。図示されているように、基地局1002は、受信アンテナ1006によって1以上のユーザ装置1004から信号を受信し、送信アンテナ1008を通じて1以上のユーザ装置1004に送信する。
【0057】
基地局1002は、受信アンテナ1006から情報を受信し、受信情報を復調する復調器1012に作動的に接続された受信器1010を含む。復調シンボルは、ユニキャスト波形に埋め込まれている放送マルチキャスト波形と関連する情報を格納するメモリ1016に接続されたプロセッサ1014によって分析される。変調器1018は、ユーザ装置1004への送信アンテナ1008を通じた送信器1020による送信に関する信号を多重化できる。
【0058】
プロセッサ1014は、さらにアクセス決定器1016に接続されている。受信器1010は、基地局1002によってサービスを提供されるセクタへのアクセスを得ることを望む1以上の移動装置からアクセスプローブを受信できる。復調器1012は、FHTを利用するアクセスプローブに含まれたウォルシュシーケンスを復調できる。アクセス決定器1016は、セクタに1以上の移動装置を選択的に与えることができる。
【0059】
態様では、論理チャネルは、コントロールチャネル及びトラフィックチャルに分類される。論理制御チャンネルは、放送システム制御情報に関するDLチャネルである放送制御チャネル(BCCH)を備える。ページング情報を転送するDLチャネルであるページング制御チャネル(PCCH)。マルチメディア放送及びマルチキャストサービス(MBMS)スケジューリング及びまたはいくつかのMTCHに関する制御情報の送信のために使用されるポイントトゥマルチポイントDLチャネルであるマルチキャスト制御チャネル(MCCH)。一般に、RRC接続を確立した後、このチャネルはMBMS(つまり古いMCCH+MSCH)を受信するUEによってのみ使用される。個別制御チャネル(DCCH)は、専用制御情報を送信するポイントトゥポイント双方向チャネルで、RRC接続を有するUEによって使用される。一態様で、論理トラフィックチャネルは、ユーザ情報の転送に関する1のUEに専念するポイントトゥポイント双方向チャネルである個別トラフィックチャネル(DTCH)を含む。さらに、一つは、トラフィックデータを送信するためのポイントトゥマルチポイントDLチャネルに関するマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)を使用できる。
【0060】
別の態様では、トランスポートチャネルは、DL及びULに分類される。DLトランスポートチャネルは、放送チャネル(BCH)、ダウンリンク共用データチャネル(DL−SDCH)及びページングチャネル(PCH)を備え、UE省電力(DRXサイクルはUEへのネットワークによって示される)のサポート用のPCHはセル全体に放送され、他の制御/トラフィックチャネルに使用され得るPHYリソースにマッピングされる。ULトランスポートチャネルは、ランダムアクセスチャネル(RACH)、リクエストチャネル(REQCH)、アップリンク共用データチャネル(UL−SDCH)及び複数のPHYチャンネルを備える。PHYチャンネルは、1セットのDLチャンネル及びULチャンネルを備える。
【0061】
DLPHYチャンネルは次のものを含む。
【0062】
共通パイロットチャネル(CPICH)
同期チャネル(SCH)
共通制御チャネル(CCCH)
共有DL制御チャネル(SDCCH)
マルチキャスト制御チャネル(MCCH)
共有ULアサインメントチャネル(SUACH)
応答チャネル(ACKCH)
DL物理共有データチャネル(DL−PSDCH)
ULパワー制御チャネル(UPCCH)
ページングインジケータチャネル(PICH)
負荷インジケータチャネル(LICH)
ULPHYチャネルは次のものを含む。
【0063】
物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)
チャネル品質インジケータチャネル(CQICH)
応答チャネル(ACKCH)
アンテナサブセットインジケータチャネル(ASICH)
共有リクエストチャネル(SREQCH)
UL物理共有データチャネル(UL−PSDCH)
ブロードバンドパイロットチャネル(BPICH)
図11は、本発明の実施形態に従ってネットワークを自己構築することをフレームワークに可能にする例示的なシステム1100のブロック図である。そのようなフレームワークは、UEに基地局に向かって走査し、走査の結果に基づいたネットワークを(例えば自動的に)構築することを可能にする。システム1100は、通信システムに関連することができ、基地局に向かった走査及びネットワークの自己構築に関して互いに通信できるモジュールのグループ1102を含む。グループ1102は、さらに基地局の走査/探索に関する電子コンポーネント1106を含む。さらに、電子コンポーネント1104は、識別された基地局に基づく隣接関係を自己構築することをネットワークに可能にする。同様に、電子コンポーネント1108は、上で詳細に説明されたように、走査/探索の結果として検出された基地局を識別することを促進できる。
【0064】
この文書の目的のために、次の略語を適用する。
【0065】
C− 制御−
CCH 制御チャネル
DCCH 個別制御チャネル
DCH 個別チャネル
DL ダウンリンク
DSCH ダウンリンク共有チャネル
DTCH 個別トラフィックチャネル
FDD 周波数分割複信
LI 長さ指示子
MAC 媒体アクセス制御
MBMS マルチメディア放送及び同報サービス
MCCH MBMSポイントトゥマルチポイント制御チャネル
MSCH MBMSポイントトゥマルチポイントスケジューリングチャネル、MBMS制御チャネル
MTCH MBMSポイントトゥマルチポイントトラフィックチャネル
PCCH ページング制御チャネル
PCH ページングチャネル
PHY 物理層
RACH ランダムアクセスチャネル
RRC 無線リソース制御
TCH トラフィックチャネル
TDD 時分割複信
U− ユーザ−
UE ユーザ設備
UL アップリンク
UMTS ユニバーサル移動体通信システム
UTRA UMTS地上波無線アクセス
上で記述されたものは、1以上の実施形態の例を含む。前述の実施形態を記述する目的のためのコンポーネントまたは方法論のすべての考えられる組み合わせを記述することは、もちろん不可能であり、しかし、当業者は、多くのさらなる組み合わせ及び様々な実施形態の置換が可能であることを認識することができる。従って、記述された実施形態は、添付された請求項の精神及び範囲内にあるような変更、改良及び変化をすべて包含するように意図される。さらに、詳細な説明または請求項のいずれかで使用される用語「含む」の範囲内において、そのような用語は、請求項で推移の用語として使用された時に「備える」が解釈されるように、ある意味で用語「備える」の類似を包括的であるように意図される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
隣接する基地局に向かって走査することを1以上のユーザ設備(UE)に命令することと、
前記1以上のUEから前記隣接する基地局を識別するデータを受信することと、
受信データに基づいて隣接関係を自己構築することと、
を備えたネットワークの隣接関係を自己構築する方法。
【請求項2】
前記自己構築することは自動的に実行される請求項1の方法。
【請求項3】
基地局にアクセスすることを促進するために、前記1以上のUEに関するブラックリスト、ホワイトリスト及びそれらの組み合わせの少なくとも1つをコンパイルすることをさらに含む請求項1の方法。
【請求項4】
予め定められたトリガリングイベントに基づいて前記1以上のUEに命令することをさらに含む請求項1の方法。
【請求項5】
予め定められた周波数で基地局に向かって走査することをさらに含む請求項1の方法。
【請求項6】
予め定められた無線アクセス技術で基地局に向かって走査することをさらに含むことをさらに含む請求項1の方法。
【請求項7】
前記隣接する基地局を識別する前記データを分析することと、
前記分析に基づいて前記隣接する基地局に関する追加情報を収集することと、
をさらに含む請求項1の方法。
【請求項8】
基地局に向かって走査することをUEに命令することと、
基地局を見つけるためのデータを取得することと、
前記基地局と関連付けられる隣接関係を自己構築することと、
で構成されている少なくとも1のプロセッサを含む無線通信装置。
【請求項9】
前記少なくとも1のプロセッサは前記基地局にアクセスすることを促進するためのアクセス可能性リストを生成するようにさらに構成されている請求項8の無線通信装置。
【請求項10】
前記少なくとも1のプロセッサは、隣接関係を自動的に自己構築するようにさらに構成されている請求項9の無線通信装置。
【請求項11】
前記少なくとも1のプロセッサは、予め定められた無線アクセス技術に基づいて走査するようにさらに構成されている請求項8の無線通信装置。
【請求項12】
基地局に向かって検索することをUEに命令する手段と、
発見された基地局に基づいてネットワークで隣接関係を自己構築する手段と、
を備えるネットワークを自己構築するための無線通信装置。
【請求項13】
前記発見された基地局に基づいてリストをコンパイルするための手段をさらに含む請求項12の無線通信装置。
【請求項14】
基地局に向かって走査するためにネットワークと関連する1以上のUEに命令することと、
ネットワークに関する隣接関係を自動的に構築することと、
を少なくとも1のコンピュータにさせるためのコードを含むコンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項15】
前記コードは前記少なくとも1のコンピュータに、基地局にアクセスすることを促進するために、1以上のUEに関するブラックリスト、ホワイトリスト及びそれらの組み合わせの少なくとも1つを生成させる請求項14のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項16】
前記コードは前記少なくとも1のコンピュータに予め定められた無線技術に基づいて走査させる請求項14のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項17】
基地局を識別するためにエリアを走査することと、
1以上のUEの測定レポートによって基地局を識別することと、
隣接関係の構築のために前記基地局に関する情報をネットワークに送信することと、
を備える前記ネットワークの隣接関係を自己構築する方法。
【請求項18】
予め定められたトリガイベントに基づいて前記走査することを開始することをさらに含む請求項17の方法。
【請求項19】
前記トリガイベントはネットワークへの基地局の追加を含む請求項18の方法。
【請求項20】
前記走査することは予め定められた周波数に基づいている請求項17の方法。
【請求項21】
前記走査することは予め定められた無線アクセス技術に基づいている請求項17の方法。
【請求項22】
前記基地局に関する前記情報を分析することと、
前記分析に基づいて追加情報を収集することと、
をさらに含む請求項17の方法。
【請求項23】
前記走査することを開始するためにネットワークによってコマンドを受信することをさらに含む請求項17の方法。
【請求項24】
隣接する基地局に向かってエリアを検索することと、
1以上のUEの測定レポートによって前記隣接する基地局を識別することと、
隣接関係の構築のために前記ネットワークに前記隣接する基地局に関する情報を送信することと、
で構成されている少なくとも1のプロセッサを含む無線通信装置。
【請求項25】
前記少なくとも1のプロセッサは予め定められたトリガイベントに基づいて前記隣接する基地局の識別を開始するように構成されている請求項24の無線通信装置。
【請求項26】
前記少なくとも1のプロセッサは予め定められた周波数に基づいて走査するように構成されている請求項24の無線通信装置。
【請求項27】
前記少なくとも1のプロセッサはトリガイベントが発生したか否かを確認するように構成されている請求項24の無線通信装置。
【請求項28】
前記少なくとも1のプロセッサは前記検索を開始するためにネットワークによって命令を受信するように構成されている請求項24の無線通信装置。
【請求項29】
隣接する基地局を識別するためにエリアを検索するためのコードと、
1以上のUEの測定レポートによって前記隣接する基地局を識別するためのコードと、
隣接関係の構築のために前記隣接する基地局に関する情報をネットワークに送信するためのコードと、
を備えるコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項30】
前記コンピュータプログラムは予め定められたトリガイベントに基づいて前記検索することを開始するためのコードをさらに含む請求項29のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項31】
前記コンピュータプログラムは予め定められた周波及び無線アクセス技術に基づいて走査するためのコードをさらに含む請求項29のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項32】
前記隣接関係の構築は自動的に実行される請求項29のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項33】
隣接する基地局を識別するためにエリアを検索する手段と、
ネットワークに前記隣接する基地局に関する情報を送信する手段と、
前記送信される情報に従って前記ネットワークの隣接関係を構築する手段と、
を備えるネットワークの隣接関係を自己構築するための無線通信装置。
【請求項34】
識別される隣接する基地局に基づいてリストをコンパイルする手段をさらに含む請求33の無線通信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2011−504674(P2011−504674A)
【公表日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−532178(P2010−532178)
【出願日】平成20年10月28日(2008.10.28)
【国際出願番号】PCT/US2008/081428
【国際公開番号】WO2009/058761
【国際公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】