説明

バッテリの寿命を改善する方法

明細書および図面は装置、システム、および受信機の線形性に影響する1つ以上のパラメータを識別し、1つ以上のモードに1つ以上のパラメータを割り当て、1つ以上のパラメータに基づいて受信機の線形性を調節することを含むバッテリ寿命を伸ばし、かつ改善する方法について記載し、示す。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
このドキュメントに示され、例示され、請求されるシステム、装置、および方法は、一般的に、バッテリ寿命の改善に関係する。より具体的には、バッテリ寿命を改善する新しく有用な方法は、衛星測位能力を装備したモバイル端末の中で使用されるバッテリに関して有用である。
【背景技術】
【0002】
多重の機能性は、個人のポータブルおよび/または移動体無線通信機器(このドキュメントにおいて選択的に「モバイル端末」)において普及している。それはモバイル端末が全地球測位システム(global positioning system:GPS)のような衛星測位システム(satelite positioning system:SPS)を含むことは今一般的である。GPSは、衛星から信号を受信することができる少なくとも1つの受信機を含む。GPS受信機は、また、複数の衛星から位置信号を受信するために無線周波数回路類を含む。GPS受信機は、また、電力供給システムを含む。電力供給システムは、少なくとも1つのバッテリおよび外部電力ソースにモバイル端末を接続するための外部電力コネクタを含む。GPS受信機はさらに少なくとも1個のマイクロプロセッサを含み得る。マイクロプロセッサは、読み取り専用メモリ(read−only memory:ROM)のような少なくとも1つの記憶媒体を含む。マイクロプロセッサは、モバイル端末の回路類および電力供給システムに効果的に連結可能である。
【0003】
GPS受信機は、無線周波数(radio frequency:RF)入力信号を受信し、条件付ける電子ユニットである。受信機は、低雑音増幅、フィルタリング、および関係する機能のようにさまざまなタイプの信号処理を実行し得る。受信機を設計することは、実行の要件、電力消費、および同様の考察による挑戦をすることである。高性能は、異なるシステム仕様に会い、および/または異なる要求に合うために変化する性能基準を達成するために要求される。受信機の性能は、さまざまなパラメータによって特徴づけられ得る。パラメータは、少なくとも線形性、ダイナミック・レンジ、およびノイズ性能を含む。
【0004】
線形性は、重大なひずみを生成せずに、信号を増幅する受信機の能力を指す。このドキュメントに示されるように、線形性は、バッテリ寿命を改善するために調節され得る。GPS能力を持っている携帯電話のようなモバイル端末の中で使用される受信機における線形性の調節は、充電間のバッテリ寿命を延ばし得て、それは高度に望ましい。
【0005】
従来のデジタル受信機と異なり、SPS受信機は、比較的重要な電力使用を要求する様々なタスクを実行することを要求され得る。そのようなタスクは、例えば、テーブルを維持し、衛星信号を監視し、モバイル端末と衛星の変化する位置を計算することを含み得る。したがって、モバイル端末のバッテリ寿命の保存は望ましい。
【0006】
モバイル端末は、外部電力ソースに効果的に接続され得るが、モバイル端末のバッテリ寿命の保存は多くの理由により望ましい。モバイル端末が外部電力ソースから分離される場合、1つの理由は、モバイル端末の内蔵のバッテリの使用を見越すことにある。別の状況は、モバイル端末が外部電力ソースに接続され、あるいは、モバイル端末の内蔵のバッテリに依存しているかにかかわらず、ナビゲーションの性能を最大限にする要求から発生する。別の状況は、非常時使用から発生する。非常時使用の例は、例えば、911の送信、なだれ警戒体制、同様の緊急を含む緊急状態の間にナビゲーションの性能および通信性能の両方を最大限にする必要を含む。そのような場合、緊急事態は、バッテリ寿命の考察よりも優先するだろう。しかしながら、そのバッテリ寿命が使用の間に保存されればされるほど、特に充電が即時のオプションでないかもしれない状況の下でそのような緊急に対処するチャンスがあるだろう。
【0007】
モバイル端末のバッテリ寿命を伸ばすために提案された少なくとも1つの解決は、送信機電力が予めセットされあるいは予めプログラムされた値あるいはしきい値以下に落ちる場合に、ナビゲーション受信機を低線形性に自動的に切り替えることである。そのアプローチの限定は、それが、GPS能力を装備したモバイル端末の使用に関して発生し得る機能性、タスク、および予期しない要求の多重度を考慮しないということである。
【0008】
したがって、必要は、バッテリ寿命を改善しおよび伸ばすように受信機の線形性を調節するために多くの運用上の要因およびパラメータを使用することができるバッテリ寿命を改善し、および伸ばす新しく有用なおよび改良される方法のために産業上存在し得る。
【発明の概要】
【0009】
バッテリ寿命を改善する方法は、1つ以上の動作パラメータに基づいた受信機の線形性をダイナミックに調節することにより、このドキュメントアドレスで前述のニーズを示し、例証し、要求した。より具体的に、明細書および図面は、受信機の線形性に影響する1つ以上のパラメータを識別し、1つ以上のモードに1つ以上のパラメータを割り当て、1つ以上のパラメータに基づいて受信機の線形性を調節することを含むバッテリの寿命を延ばし、改善する装置、システム、および方法を記載し、示す。
【0010】
装置の構造、装置の要素の協働を含む全体として請求された技術主題は、多くの予期しない利点および利便性という結果に結合すること当業者に明白になるだろう。以下の記載、図面、および添付された請求項と共に読まれた時、バッテリ寿命を改善する方法の構造および構造の協働は、当業者に明白であるだろう。
【0011】
先の記載は、続く詳細な記述をよりよく理解し、かつよりよく技術への貢献を理解するために発明のより重要な特徴を広く概説した。しかしながら、バッテリ寿命を改善する方法は、構築の詳細、およびコンポーネントの配列への適用に限定されず、次の記載または図面で提供されるが、他の実施例が可能であり、さまざまな方法で実施され、実行されることができる。この開示で使用された語法および用語は記述の目的向けで、したがって、制限すると見なされるべきでない。当業者が評価するように、この開示が容易に基づく概念は、他の構造、方法、およびシステムを設計する根拠として使用され得る。したがって、請求項は、等価な構築を含んでいる。さらに、この開示に関連した要約は、その請求項によって測定されるバッテリ寿命を改善する方法を定義することを意図されておらず、また、請求項の範囲を限定するよう意図されていない。バッテリ寿命を改善する方法の新規の特徴は、同様の参照文字が類似部品を指す図面の伴う記述に関して考慮されて、添付の図面から最も理解される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1A】図面の図1Aは、無線通信システムとSPSを横切って通信することができるモバイル端末を例示する。
【図1B】図1Bは、バッテリ、データ処理システム、およびSPS受信機を含んでいる特徴を示すモバイル端末の引き伸ばされた実例である。
【図2】図2は、モバイル端末に関連したコンピュータ処理システムを示す。
【図3】図3は、バッテリ寿命を伸ばすために調節され得るSPS受信機の線形性の調節のためにモードおよびパラメータを示すテーブルを例示する。
【図4】図4は、バッテリ寿命を改善する方法のさまざまな態様のインプリメンテーションを示すステートマシンの図表の実例である。
【図5】図5は、バッテリ寿命を改善する方法の1つの態様を示すフローチャートである。
【0013】
図面の中の数の指示が「a、b」のような小文字を含んでいる限り、そのような指示は複数の参照を含み、また、「a−n」のような小文字において「n」は、その数字の参照および添字によって示されたエレメントの多くの反復を表現するように意図される。
【詳細な説明】
【0014】
定義
このドキュメントにおいて「モバイル端末」という用語は、赤外線の光と無線信号を使用するシステムを横切って少なくとも電磁気信号を受信し、送信するように適した効果的に接続された通信デバイスの配列を一般的に含み、いくつかの形式の有線よりむしろ電磁波が、通信経路の全部または部分を通して信号を運ぶ電気通信システムを含む無線通信システムを横切って通信可能な少なくとも移動可能なおよび/または携帯可能な無線通信装置を意味する。モバイル端末は、また、全地球測位システム(GPS)、ガリレオ、GLONASS、NAVSTAR、GNSS、それらのシステムの結合から衛星を使用するシステム、あるいは、(選択的にこのドキュメント中で一般に衛星測位システム(Satellite Positioning System:SPS)と呼ばれる)継続して開発された任意の衛星測位システムを含み、衛星からの信号を受信し、送信し得る。
【0015】
このドキュメントの中で使用されるように、SPSはさらに擬衛星(pseudo−satelite)システムを含んでいる。
【0016】
「モバイル」という単語と結合する「端末」という用語は、少なくとも1つの携帯電話、ページャー、衛星電話、2方向ページャー、無線能力を有する個人情報端末(personal digital assistant:PDA)、個人ナビゲーションデバイス、個人情報管理装置(personal information manager:PIM)、無線能力を有するポータブルコンピュータ、無線ローカルエリアネットワーク、および他のものの間の時分割多元接続(「TDMA(time division multiple access)」)、符号分割多元接続(「CDMA(code division multiple access)」)、モバイル通信のためのグローバルシステム(「GSM(登録商標)(Global System for Moble communications)」)、非音声通信装置およびテキスト伝送装置を含む個人通信デバイス(personal communications services device:PCS)の1つ以上上のバージョンであり得る送信能力を有している他のタイプの無線デバイスを意味する。用語「モバイル端末」は、さらに衛星の信号の受信、支援データの受信、および/または位置関連の処理がデバイス、あるいは個人のナビゲーションデバイス(personal navigation device:PND)で生じるかどうかにもかかわらず、短距離無線、赤外線、ワイヤ線接続あるいは他の接続によってのようにPNDと通信するデバイスを含む。用語「モバイル端末」は、また、衛星信号の受信、支援データの受信および/または位置関係処理がサーバー、あるいはネットワークに関係した別の装置でおこるかどうかにかかわらず、インターネット、WiFi、あるいは他のネットワークを横切ような、無線通信デバイス、コンピュータ、ラップトップ、およびサーバーと通信ができる類似のデバイス含むすべてのデバイスを含むように意図される。上記のもののどんな組合せも「モバイル端末」と考えられる。
【0017】
「位置(location)」および「位置(position)」という用語は、位置パラメータを決定するための、既知あるいは未知の任意のテクニック、テクノロジー、あるいはシステム、あるいは、テクニック、テクノロジー、あるいはシステムも任意の組み合わせによって決定された、1つ以上のモバイルの無線通信機器あるいは他の装置の物理的および地理的な位置を意味する。現在、そのようなテクニック、テクノロジー、およびシステムは、SPSシステム、無線広域ネットワーク(wireless wide area network:WWAN)、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network:WLAN)、無線パーソナルネットワーク(wireless personal area network:WPAN)、上記のものの組合せなどの使用にてこ入れする。用語「ネットワーク」および「システム」はしばしば交換可能に使用される。WWANは、符号分割多重接続(Code Division Multiple Access:CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(Time Division Multiple Access:TDMA)ネットワーク、周波数分割多重接続(Frequency Division Multiple Access:FDMA)ネットワーク、直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:OFDMA)ネットワーク、シングルキャリヤ周波数分割多重接続(Single−Carrier Frequency Division Multiple Access(SC−FDMA)ネットワーク、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution:LTE)などであり得る。CDMAネットワークは、cdma2000、広帯域CDMAなど(Wideband−CDMA:W−CDMA)のような1つ以上のラジオアクセス技術(radio access technologies:RAT)をインプリメントし得る。Cdma2000は、IS−95標準、IS−2000標準、およびIS−856標準を含む。TDMAネットワークは、モバイル通信のためのグローバルシステム(Global System for Moble Communications:GSM(登録商標))、デジタルの進歩したモバイル電話システム(Digital Advanced Mobile Phone System:D−AMPS)、あるいは他のあるRATをインプリメントし得る。GSM(登録商標)およびW−CDMAは、「第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project)」(3GPP)という名の協会からのドキュメントに記述される。Cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2(3rd Generation Partnership Project 2)」(3GPP2)という名の協会からドキュメントに記述される。3GPPと3GPP2のドキュメントは公に利用可能である。WLANは、IEEE 802.11xネットワークであり得て、また、WPANは、ブルーツース(Bluetooth(登録商標))ネットワーク、IEEE 802.15x、あるいは他のあるタイプのネットワークであり得る。テクニックは、また、WWAN、WLANおよび/またはWPANの任意の組合せに使用されてもよい。
【0018】
「無線通信ネットワーク」という用語は、非排他的な例として、クァルコム社のQSHOPシステムだけでなく、モバイル無線通信機器に地理的な位置データを関連させることおよびそのような地理的位置データとSPS位置決定テクノロジーを使用する情報の間で送信することができる任意の通信システムも含む1つ以上のモバイル端末と通信するのに適したワイヤレス通信システムを意味する。
【0019】
「命令」という用語は、1つ以上の論理演算を表わす表現を意味する。例えば、命令は、1つ以上の演算あるいは1つ以上のデータ対象を実行するための機械によって解釈可能であることにより「機械可読」であり得る。しかしながら、これは単に命令の例であり、また、請求された技術主題はこの点で限定されない。別の例において、命令は、符号化されたコマンドを含むコマンドセットを有する処理ユニットによって実行可能である符号化されたコマンドに関係があり得る。そのような命令は、処理ユニットによって理解される機械語の形で符号化され得る。再び、これらは単に命令の例であり、また、請求された技術主題はこの点で限定されない。
【0020】
ここに記述された方法は、アップリケ―ションに依存するさまざまな手段によってインプリメントされ得る。例えば、これらの方法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、あるいはそれの任意の組合せ中でインプリメントされ得る。ハードウェアインプリメンテーションについて、処理ユニットは、1つ以上の特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit:ASIC)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor:DSP)、デジタル信号処理装置(digital signal processing device:DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(programmable logic device:PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレー(field programmable gate array:FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子機器、ここに記述された機能を実行することを目指した他の電子ユニット、あるいはそれの組合せの内にインプリメントされ得る。
【0021】
ファームウェアおよび/またはソフトウェアのインプリメンテーションについては、方法論は、ここに記述された機能を行なうモジュール(例えば処理、機能など)でインプリメントされ得る。明確に命令を具体化するどんな機械可読媒体も、ここに記述された方法論をインプリメントするのに使用され得る。例えば、ソフトウェアコードはメモリに格納され、処理ユニットによって実行され得る。メモリは、演算処理装置内であるいは処理ユニットの外部でインプリメントされ得る。ここに使用されるように、「メモリ」という用語は、任意のタイプの長期、短期、揮発性、不揮発性、あるいは他のメモリを指し、特有のメモリあるいは多数のメモリ、あるいはメモリが格納される媒体のタイプに限定されるべきでない。
【0022】
1つ以上の典型的な実施例では、記述された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアあるいはそれの任意の組合せ中でインプリメントされてもよい。もしファームウェアおよび/またはソフトウェアにおいてインプリメントされる場合に、機能は、コンピュータ可読媒体上に1つ以上の命令あるいはコードとして格納され得る。例は、データ構造で符号化されたコンピュータ可読媒体、およびコンピュータープログラムで符号化されたコンピュータ可読媒体を含む。コンピュータ可読媒体は、物理的なコンピュータ記憶媒体を含む。伝送媒体は、物理的な伝送媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることができるあらゆる利用可能媒体であり得る。限定ではなく例によって、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置、あるいは他の磁気記憶装置、あるいは、命令またはデータ構造の形式で希望のプログラムコードを格納するために使用されることができコンピュータによってアクセスされることができる他の任意の媒体を含むことができる。ディスク(disk)およびディスク(disc)は、ここで使用されるように、ディスク(disk)が通常磁気的にデータを再生する一方ディスク(disc)がレーザーでデータを光学上再生するディスクが通常磁気的にデータを再生するコンパクトディスク(compact disc:CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、ディジタル・バーサタイル・ディスク(digital versatile disc:DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイディスクを含んでいる。上記のものの組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0023】
「処理すること(processing)」、「計算すること(computing)」、「計算すること(calculating)」「選択すること(selecting)」、「形成すること(forming)」、「イネーブルすること(enabling)」「禁じること(inhibiting)」「位置付けること(locating)」、「終了すること(terminating)」、「識別すること(identifying)」、「開始すること」、「検知すること」、「取得すること」、「もてなすこと(hosting)」、「維持すること」、「表わすこと」、「推定すること」、「減らすこと」、「関連させること」、「受信すること」、「送信すること」という用語、および/または類似のものは、物理な電子量および/または磁気量として表現されるデータをコンピューティングプラットフォームのプロセッサ、メモリ、レジスタ、および/または他の情報記憶デバイス、送信デバイス、受信デバイス、および/または表示デバイスを用いて操作し、変換するコンピュータまたは同様の電子計算機装置のようなコンピューティングプラットフォームによって実行される動作およびまたは処理を指す。例えば、そのような動作および/または処理は、記憶媒体に格納された機械可読の命令の制御の下でコンピューティングプラットフォームによって実行され得る。そのような機械可読の命令は、例えば、コンピューティングプラットフォーム(例えば、処理ユニットの部分としてあるいはそのような処理ユニット外部として含まれる)の一部として含まれる記憶媒体に格納されたソフトウェアまたはファームウェアを含み得る。さらに、フロー図を参照してまたは他の方法でこのドキュメントにおいて記載された処理および方法は、さらに、そのようなコンピューティングプラットフォームによって全体中で、あるいは一部分で実行および/または制御される。
【0024】
「典型的である(exemplary)」という用語は、例(example)、事例(instance)、あるいは実例(illustration)として役立つことを意味する。「典型的である(exemply)」のようにこのドキュメントに記述されたどんな態様もこのドキュメントにおいて記載されたバッテリの寿命を改善する方法の他の態様に対して好まれるかあるいは有利であることを意味するようには意図されない。
【0025】
説明
示されるように、必要は、通信、GPS、および常に増加する多くの機能を含む多重の機能性に有能なモバイル端末で収容されたバッテリのようなバッテリの寿命を改善し伸ばす受信機の線形性を調節するために多くの動作パラメータを使用することができるバッテリ寿命を改善し、および伸ばす、新しく、有用で、改善された方法のために産業上存在する。
【0026】
増加した計算能力に加えて、携帯性は重要な特徴になった。携帯性は、携帯可能で再充電可能な電力供給の有効性なしでは制限されただろう。従って、バッテリは、記憶能力、緻密性および他の特徴において重要な進歩を経験した。
【0027】
多くの携帯用電子機器が、例えば密封した鉛蓄電池(sealed lead acid:SLA)バッテリのような充電式電池を利用する。再充電式電池は、使い切ったバッテリの周期的な置換を無くすことに起因するコストの削減を含む使い捨ての対象に対する多くの利点を備える。さらに、充電式電池の使用は、重要なコストおよび/または環境影響なしでは安全に処分されない重元素を含み得るバッテリの処分をさらに著しく減らす。
【0028】
しかしながら、充電式電池はいくつかの制限を有する。充電式電池充電処理の不十分な制御による充電段階の間に過充電あるいは充電不足になり得る。過充電あるいは充電不足のバッテリは、容量を失い、それにより、新しいバッテリを得て、古い電池を処分する際の置換および必然のコストを要求する。
【0029】
このドキュメントに記述されたバッテリ寿命を改善する方法によって解決された技術的問題は、バッテリ寿命を改善し伸ばすことである。解決される技術的問題の少なくとも1つの特定の例は、無線通信システムを横切った通信が可能であり、さらにSPSシステムに関する位置決定が可能であるモバイル無線端末を含むモバイル端末におけるバッテリ寿命の改良である。その問題の解決策は、バッテリ寿命を改善し伸ばす受信機の線形性を調節するために異なるモードにおける1つ以上の動作パラメータの使用を提供することである。
【0030】
低電力消費で許容可能な性能提供することができる受信機はこのドキュメントに記載される。受信機は、衛星から受信される状態信号に使用される衛星測位システム(SPS)受信機であり得る。SPS受信機は、送信器と共同配置され得て、それは、SPS受信機が作動しているのと同じ時に送信し得る。送信器からの大出力パワーは、SPS受信機の性能を下げ得る。
【0031】
SPS受信機は、複数のモードのうちの1つにおいて操作され得て、それは、SPS受信機のために違ってバイアスされた現在のセッティングに関係し得る。モードのうちの1つは、送信器の出力パワーレベルに基づいて選択され得る。SPS受信機は、調整可能なバイアス電流を備えた、例えば、低雑音増幅器(low noise amplifier:LNA)、ミキサー、局部発振器(local oscillator:LO)ジェネレータなどの少なくとも1つの回路を含め得る。各回路ブロックのバイアス電流は、選択モードに従ってセットされ得る。
【0032】
今、図1Aを参照すると、モバイル端末10が例示される。当業者は、複数のモバイル端末10がこのドキュメントに記述された同じ能力を含むこと、および図1Aが、記述のしやすさのための1台のみのモバイル端末を含むことを認識するだろう。モバイル端末10は、無線通信システム12を横切って通信することができる。モバイル端末10は、このドキュメントに記載された他の装置における携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ハンドヘルド装置、無線モデム、ラップトップコンピュータ、コードレス電話機であり得る。モバイル端末10は、無線通信システム12における1つ以上の基地局14a−nと通信することができる。モバイル端末10は、さらに、SPSシステム18における1つ以上の衛星16a−nから送信を受け取ることができる。
【0033】
図1Bは、バッテリ、コンピュータ処理システム22(以下に、図2を参照してさらに十分に記載される)およびSPS受信機を含む特徴を図式で示すモバイル端末10の引き伸ばされた実例である。示されるように、バッテリ20、コンピュータ処理システム22、およびSPS受信機24は、モバイル端末10に含まれており、互いに効果的に連結可能である。このドキュメント中で示されるように、全地球測位システム(GPS)のような衛星測位システム(SPS)18、例えば衛星から信号を受け取ることができるSPS受信機24を含めることはモバイル端末に共通である。
【0034】
SPS受信機24は、無線周波数(RF)入力信号を受け取り条件付ける電子ユニットである。受信機24の性能は、さまざまなパラメータによって特徴づけられ、このドキュメントに示されるようにバッテリ寿命を改善するために調節され得る。
【0035】
図2は、モバイル端末10が少なくとも1つのコンピュータ処理システム22を含むことを図1A−1Bの相互参照によって示す。示されるように、コンピュータ処理システム22はモバイル端末10に効果的に接続される。1つの態様において、コンピュータ処理システム22はモバイル端末10に収容される。コンピュータ処理システム22は、少なくともバッテリの寿命に影響を与えるモード、線形性、およびパラメータに関する命令を受けて、格納し、処理し、かつ実行するのに適している。
【0036】
モバイル端末10のコンピュータ処理システム22は図2のブロック図中において例示される。示されるように、コンピュータ処理システムは、モバイル端末10が、バッテリ寿命に影響するモード、線形性およびパラメータに関するデータおよび情報に関する命令を受信し、処理し、格納し、かつ実行することを可能にするためにさまざまなコンポーネントを含み得る。コンポーネントは、バス30によって接続されているデータ処理装置26、記憶媒体28、データ処理装置26および記憶媒体28を含み得る。記憶媒体28は、比較的高速度の機械可読可能媒体であり得て、ROM、FLASH、EPROM、EEPROMおよびバブルメモリのような不揮発性のメモリと同様にDRAMおよびSRAMのような揮発性メモリを含み得る。さらに、オプションの補助記憶装置32、外部記憶34、モバイル端末とともにオプションの構成に含まれ得るモニターのような出力デバイス、キーボード38、マウス40、およびプリンタ4のような入力装置は、バス30に連結可能である。補助記憶装置32は、ハードディスクドライブ、磁気ドラムおよびバブルメモリのような機械可読媒体を含み得る。外部記憶34は、フロッピー(登録商標)ディスク、取外し可能なハードドライブ、磁気テープ、CD−ROM、および通信回線によって接続している他のコンピュータなどのような機械可読媒体を含み得る。補助記憶装置32と外部記憶34の相違は発明について記述することにおいて主として便宜的である。そのため、当業者は、コンポーネントの中および間に本質的な機能的なオーバーラップがあることを認識するだろう。コンピューターソフトウェアとユーザプログラムはソフトウェア記憶媒体28、補助記憶装置32および外部記憶34に格納されることができる。コンピューターソフトウェアの実行可能なバージョンは、不揮発性記憶媒体のような記憶媒体28から読まれるか、あるいは実行のために揮発性記憶装置媒体28に直接ロードされるか、不揮発性記憶媒体から直接実行されるか、実行の揮発性記憶装置媒体へロードする前に補助記憶装置32上に格納されることができる。
【0037】
モバイル端末10の図2に例示されたコンピュータ処理システムは、このドキュメントに記述されたバッテリ寿命46を改善する方法の実現のために1組のコンピュータ命令44(また、「命令」と呼ばれる)を含む。コンピュータ命令44は、もっぱらバッテリ寿命を改善する方法の理解における援助として図2に図式で例示される。命令44は、また、基地局14a−nにあるコンピュータのコンピュータ処理システムに含まれ、基地局14a−nからモバイル端末10に送信され得る。命令44に関連したデータは、無線通信システム12を横切って複数のモバイル端末10および複数の基地局14a−nにおいて受信され、格納され、処理され、送信され得る。
【0038】
当業者は、さらに、様々な実例となる論理ブロック、モジュール、回路、およびこのドキュメントに示された発明の態様に関して記述されたアルゴリズムステップが電子ハードウェア、コンピューターソフトウェア、あるいは両方の組合せとしてインプリメントされ得ることを認識するだろう。ハードウェアおよびソフトウェアの互換性を明りょうに例示するために、様々な例示の、非独占的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路およびステップは、一般的に機能性の点からこのドキュメントに記載された。そのような機能性が、ハードウェアあるいはソフトウェアとしてインプリメントされるかどうかは全体のシステムに課された特有の応用と設計の制約に依存する。当業者は、各特定のアプリケーションための方法を変えることにおいて記載された機能性をインプリメントし得るが、そのようなインプリメンテーション決定は本発明の範囲からの離脱を引き起こすとは解釈されるべきでない。
【0039】
したがって、このドキュメントにおいて開示された態様に関連して記載されたさまざまな実例となる論理ブロック、モジュール、および回路は、メインプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor:DSP)、応用特定集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレー(Field Programmable Gate Array:FPGA)、あるいは他のプログラマブルロジックデバイス、個別のゲートまたはトランジスターロジック、個別のハードウェア構成機器、あるいはそれのここに記述された機能を行なうことを目指した任意の組合せでインプリメントされおよび実行され得る。データ処理装置26は、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、あるいはステートマシンであり得る。プロセッサは、さらに、非独占的な例において、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと協働する1個以上のマイクロプロセッサ、あるいは他のそのような構成のようなコンピューティング装置の組合せとしてインプリメントされ得る。
【0040】
図3は、バッテリ20の寿命を調節し伸ばすためにSPS受信機の線形性を調節するために、モードとパラメータを示すテーブルを例示する。図3は、バッテリ寿命46を改善する方法の利点を達成するために使用され得る動作パラメータと同様に受信機24の線形性の2つのモードの例示となる。
【0041】
より具体的には、図3に示されるように、受信機の少なくとも2つの動作モード、すなわち、(i)高線形性および(ii)低線形性、は可能である。さらに、図3は、さまざまなパラメータを列挙する。示されるように、パラメータはモバイル端末10に関連した電池充電器(図示されない)が外部電力ソースによってエネルギーを与えられるかどうかを含む考察を含み。その場合には、受信機24は高線形性を享受する。さらに、例えば、処理における911呼び出しを含む緊急の状態の出来事において、高線形性で機能していることは受信機24にとって望ましい。追跡されているナビゲーション衛星16a−nの数はさらに線形性に影響する。図3に示されるように、例えば、4つのナビゲーション衛星16a−dが追跡されている場合に、高線形性を持った受信機24を操作することは望ましい。あるいは、5つのナビゲーション衛星16a−nが追跡され、低線形性が許容され、受信機が低線形性を反映するよう調節される場合に、バッテリ寿命は伸ばされる。さらに、さらに図3に例証されるように、別のパラメータは、衛星と関係するキャリア対雑音比の関数である。追跡された衛星の平均はそれらのキャリア対雑音比(「C/N」)と共に決定されてもよい。C/Nはデシベル(「dB」)で測られる。低線形性のための図3に例示されたテーブル中の「X」の表の表示は、dBでのしきい値、あるいは、有用であると判断されたC/NまたはdBの他の測定値になるだろう。同様に、最初のナビゲーションのアップリケ―ションの起動の間に、さらに図3に示されるように、高線形性は望ましい。しかしながら、位置が固定されたあるいは取得さられる後、受信機24の線形性は、低線形性に調節され得て、また、バッテリ20の寿命は同様に伸ばされるかまたは改善されるだろう。同様に、ナビゲーションのアップリケ―ションの希望の精度は、受信機24の線形性に影響し得る。高精度が望まれる場合、さらに、高線形性は必要である。代わりに、低精度のセッティングが与えられたアップリケ―ションにおいて許容可能な場合、低線形性は、受け入れ可能であり、したがって、バッテリ寿命は調節され、改善されることができる。モバイル端末10と最終目的地の間の距離は、また、バッテリ寿命に影響し得る。図3に示されるように、モバイル端末10が、最終目的地が隣接しているSPS動作の下で機能している時、高線形性は必要である。あるいは、ナビゲーションのための一般的なエリア位置が使用されている場合、低線形性は許容可能であり、また、もう一度、低線形性で機能するモードにおいて、バッテリ寿命は伸ばすことが可能である。
【0042】
図4は、バッテリ寿命46を改善する方法の少なくとも1つの態様を例示するブロック図である。図4は、このドキュメントに記述されたバッテリ20に関連した受信機24の動作のためのステートマシン400として示される。このドキュメントの中で使用されるような用語「ステートマシン」は、多くの状態、それらの状態間の推移、および動作を示す振る舞いの図表の実例かモデルを意味する。ステートマシンは、このドキュメントに記述されるような演算処理装置に関連したメモリ、記憶媒体、あるタイプの時計、およびコンポーネントを含み得る。従って、図4は、もし制御され調節されればバッテリの寿命を増加するのを助けたであろう、過去の出来事と未来の出来事の間の時間にわたる可能な変化のスペクトルを表す。
【0043】
したがって、図4に示されるように、ステートマシン400は、2つの状態、すなわち高線形性モード402および低線形性モード404を含む。受信機が動作中である場合、ステートマシン400は、高線形性モード402あるいは低線形性モード404のいずれかでスタートし得るが、コンピュータ処理システム22に格納された命令44に基づいて、いずれか一方のモード402−404の間で切り替わり得る。マイクロプロセッサのような処理ユニットは、また、受信機の線形性の1つ以上のモード間の切り替わりにタイミング遅れを使用し適用することができ得る。マイクロプロセッサのような演算処理装置は、さらに、変化が受信機の線形性の1つ以上のモードにおいて生じるようにバッテリのバイアス電流使用を調節することができ得る。命令44は、ナビゲーションアップリケ―ションが低精度のセッティングだけを必要とし、モバイル端末10が時間と空間においてゆっくり動き、一般的なまたは受信器24が大きな地域の位置での位置を判断するだけにもかかわらず、位置の固定が得られ、多くのナビゲーション衛星16a−nが追跡され時間を含む図4に示されるパラメータの1つ以上のプログラム可能な組合せの機能として受信機24に低線形性に切り替わることを行わせ得る。低線形性モードにおける受信機24の動作は、バッテリの寿命を改善し伸ばすことの助けになる。
【0044】
高線形性が望ましい場合、線形性に影響する他のパラメータは受信機24の動作中に調節され得る。そのようなパラメータは緊急コール、受信機を操作し、バッテリを充電するための充電器の使用、追跡されるナビゲーション衛星16a−nの少ない数、ナビゲーションアップリケ―ションにおいて高精度を達成するための要望、モバイル端末10の時間および空間における動きの速さ、最終目的地の近さおよび友人のプログラム可能に調節可能な距離の範囲内であるフレンドファインダーアップリケ―ションを含み得る。
【0045】
図5は、バッテリ寿命46を改善する方法の1つの態様を示すフローチャート500である。ブロック502−518に示されるように、フローチャート500は、受信機24が高線形性モードで動作している場合、受信機線形性に影響する複数の動作パラメータが識別されたことをブロック502−508において例示する。同様に、低線形性モードにおける受信機の線形性に影響する複数の動作パラメータは、ブロック510−512において識別された。示されるように、受信機24の線形性の少なくとも1つのモードに基づいた複数の動作パラメータの1つ以上を選択することは可能である。同様に、受信機バッテリ寿命が改善され伸ばされるのと同じ方法で受信機24の線形性の2つのモードで示される複数の動作パラメータの1つ以上の機能として受信機線形性を調節することは可能である。このように、ブロック502に例示されるような外部電力ソース上で機能するような受信機24に関する高線形性の要求の周期の間にバッテリ寿命は充電により伸ばすことができる。代わりに、SPSシステムのある使用の間に、高線形性は、例えば、追跡されている衛星16a−nの数がブロック506に例証されるような最小のしきい値の下にある時、およびシステムがブロック508に示されるような起動モードにある時、ブロック504に示されるような緊急事態における使用を含めて必要である。さらに、さらに図3に例示されるように、別のパラメータは、衛星と関係するキャリア対雑音比の関数である。追跡された衛星の平均はそれらのキャリア対雑音比(「C/N」)と共に決定され得る。C/Nはデシベル(「dB」)で測られる。低線形性について図3に例示されたテーブル中の「X」の図表の標識は、dBにおけるしきい値、あるいは、有用であると判断されるC/NあるいはdBの他の測定値になるだろう。あるいは、多くの衛星16a−nがブロック510に示されるような最小のしきい値を越える場合、およびさらにブロック512によって示されるように、位置が本質的に固定される場合、受信機は低線形性モードで機能し、それにより、バッテリ寿命を節約し得る。
【0046】
高線形性または低線形性は、さらに、ブロック514に示されるように望まれた精度の機能である。同様に、モバイル端末の速度は、また、受信機が、どこの程度までブロック516によって示されるような高線形性か低線形性モードで機能しなければならないかに影響を与える。また、もう一度、希望の地理的場所へのモバイル端末の接近は、高線形性および低線形性がブロック518に例示されるようなコンピュータープロセッサーに含まれたプログラムによって選択され得るかどうかおよびどの程度選択され得るかを決定する。動作中に、フローチャート500に示されるように、コンピュータープロセッサーに含まれるプログラムは、502から518までに示され、動作中に本質的に連続的に繰り返さされる複数のパラメータに依存して高線形性と低線形性の間で切り替わり得る。
【0047】
このドキュメントに記載された方法、装置、およびシステムは、多くの方法で具体化され、多くの環境において利用されることができる。技術における熟練のものは、情報と信号が様々な異なる技術および技術のうちのどれでも使用して表わされてもよいと理解するだろう。例えば、上記の記述の全体にわたってデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、記号およびチップは、上記の記述の全体を通して参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、記号およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界あるいは磁性粒子、光学フィールドあるいは光学粒子、あまたは任意の組合せによって表わされ得る。
【0048】
熟練者は、さらに、様々な実例となる論理ブロック、モジュール、回路、およびここに示された実施例に関して記述されたアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータ可読媒体中のコンピューターソフトウェア、あるいは両方の組合せとしてインプリメントされ得ることを認識するだろう。ハードウェアとソフトウェアの互換性を示すために、様々な例示のコンポーネント、ブロック、モジュール、回路およびステップは、それらの機能性の点から上に一般に記述された。そのような機能性がハードウェアまたはソフトウェとしてインプリメントされるかどうかは、全体のシステムに課された特有のアプリケーションと設計制約に依存する。熟練者は、各特定のアプリケーションの方法を変えることにおいて記載された機能性をインプリメントし得るが、そのようなインプリメンテーション決定は本発明の範囲から外れることを引き起こすとは解釈されるべきでない。
【0049】
態様と特徴の記載は、どんな当業者もバッテリ寿命を改善する方法を作るか使用することを可能にするために提供される。様々な修正は、当業者に容易に明白になり、また、このドキュメントに記述された原理は、発明の趣旨か範囲から外れずに、他の態様に適用され得る。したがって、その記述は、態様を限定するのではなく、ここに開示された原理と新規な特徴と一致する最も広い範囲を与えられるように意図されるべきである。
【0050】
このドキュメント中の請求項のエレメントおよびステップは、もっぱら記載の理解における援助として番号が付けられた。番号付けすることは、請求項におけるエレメントとステップの順序付けを示すことを意図するように見なされるべきでない。さらに、バッテリの寿命を改善する方法の少なくとも1つを例示する図1Aから図5を描くことは、非排他的であり、開示された実施例の単なる例示である。
【0051】
方法のステップは、開示の範囲から外れずに、連続して交換され得て、また、請求項での手段プラス機能の節は、構造的な等価物だけでなく、等化的な構造を含む引用された機能を実行するように記載された構造をカバーするように意図される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
線形性に影響するパラメータを識別することと、
前記パラメータに基づいて線形性を調節すること
を備える方法。
【請求項2】
線形性の少なくとも1つのモードに前記パラメータを割り当てることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
バッテリの動作寿命に影響するパラメータを識別することをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
少なくとも1つのSPS受信機に効果的に接続可能なバッテリの前記動作寿命に影響するパラメータを識別することをさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
少なくとも1台のモバイル端末へ効果的に接続可能なバッテリの動作寿命に影響する前記パラメータを識別することをさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
調節のために線形性の少なくとも1つのモードの機能として前記パラメータを選ぶことをさらに含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記SPS受信機における現在の消費が減らされるような方法で、線形性の前記少なくとも1つのモードの機能として前記パラメータを選択することをさらに含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
受信機のバッテリの寿命を伸ばす方法であって、
前記受信機の線形性に影響する複数の動作パラメータを識別することと、
前記受信機の線形性の少なくとも1つのモードに基づいて複数の前記動作パラメータの1つ以上を選択することと、
前記受信機のバッテリの寿命が伸ばされるような方法で、複数の前記動作パラメータおよび前記受信機の線形性の少なくとも1つのモードの1つ以上の機能として受信機の線形性を調節することを備える方法。
【請求項9】
SPS受信機に前記受信機のバッテリを効果的に接続することをさらに含む、請求項8に記載の受信機のバッテリの寿命を伸ばす方法。
【請求項10】
モバイル端末に前記受信機のバッテリを効果的に接続することをさらに含む、請求項8に記載の受信機のバッテリの寿命を伸ばす方法。
【請求項11】
モバイル端末のSPS受信機に前記受信機のバッテリを効果的に接続することをさらに含む、請求項8に記載の受信機バッテリ寿命を伸ばす方法。
【請求項12】
すくなくとも
a)前記受信機バッテリは、外部電力ソースに効果的に接続されるかどうか;
b)緊急連絡が進行中かどうか;
c)追跡されているナビゲーション衛星の数;
d)SPS受信機が起動モードにあるかどうか;
e)前記SPS受信機の位置は決定されるかどうか;
f)要求される前記SPS動作の正確さ;
g)前記SPS受信機の速度;
h)前記SPS受信機と目的地の間の距離;
i)前もって定義したdBより大きなC/Nを使用して追跡された衛星の平均;
j)前記SPS受信機の大規模エリアナビゲーションは動作中かどうか;および/または
k)ファインダナビゲーションアップリケ―ションは切迫しているか
の機能として複数の動作パラメータを選択することをさらに備える、請求項8に記載の受信機バッテリ寿命を伸ばす方法。
【請求項13】
受信機と、
前記受信機に効果的に接続されたバッテリと、
受信機、および受信機の線形性に影響を与える1つ以上のパラメータの機能としてバッテリの寿命を伸ばすこと少なくとも関係する命令を受信し、格納し、実行し送信することが可能なバッテリに効果的に接続されるマイクロプロセッサと、
マイクロプロセッサに効果的に接続された記憶媒体と
を備える装置。
【請求項14】
前記マイクロプロセッサは、前記受信機の線形性の1つ以上のモードとして前記1つ以上のパラメータを選択することに関係する命令を受信し、格納し、実行し、および送信することが可能である、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記受信機はSPS受信機である、請求項13に記載の装置。
【請求項16】
前記マイクロプロセッサは、前記1つ以上のパラメータに基づいて前記受信機の線形性を調節してセットすることができる、請求項13に記載の装置。
【請求項17】
前記マイクロプロセッサは、前記受信機の線形性の1つ以上のモードに基づいて受信機の線形性を調節することができる、請求項13に記載の装置。
【請求項18】
前記マイクロプロセッサは、前記1つ以上のパラメータの機能として前記受信機の線形性の1つ以上のモードを選択することができる、請求項13に記載の装置。
【請求項19】
前記記憶媒体は、前記受信機の線形性に影響する前記1つ以上のパラメータ、および前記受信機の線形性の1つ以上のモードに関するデータと命令を格納することができる、請求項13に記載の装置。
【請求項20】
前記マイクロプロセッサは、前記受信機の線形性の1つ以上のモードの間で切り替わることに対して時間遅れを使用し適用することができる、請求項13に記載の装置。
【請求項21】
前記マイクロプロセッサは、変化が前記受信機の線形性の1つ以上のモードにおいて生じるように前記受信機の前記線形性の機能としてバッテリのバイアス電流の使用を調節することができる、請求項13に記載の装置。
【請求項22】
前記マイクロプロセッサは、変化が前記一つ以上のパラメータにおいて生じるように前記1つ以上のパラメータの機能としてバッテリのバイアス電流の使用を調節することができる、請求項13に記載の装置。
【請求項23】
前記SPS受信機は、GPS受信機である、請求項15に記載の装置。
【請求項24】
前記受信機が、モバイル端末に取り付けられる、請求項13に記載の装置。
【請求項25】
機械に効果的に接続された受信機の線形性に影響する1つ以上のパラメータを識別する命令と、
前記機械の動作中に線形性の複数のモードの少なくとも1つに1つ以上のパラメータを帰する命令と
を含む、前記機械によって実行された時に機械にバッテリの寿命を伸ばすことを行わせる命令を備える機械可読媒体。
【請求項26】
前記命令が、前記1つ以上のパラメータの機能として前記受信機の前記線形性を調節する命令をさらに含む、請求項25に記載の機械によって実行された時に前記機械にバッテリの寿命を伸ばさせる命令を備える機械可読媒体。
【請求項27】
前記命令が、連続的に先の命令を繰り返す命令をさらに含む、請求項25に記載の機械によって実行された時に前記機械にバッテリの寿命を伸ばさせる命令を備える機械可読媒体。
【請求項28】
SPS受信機の線形性に影響する複数のパラメータを識別するための手段と、
複数のパラメータに基づいて前記線形性を調節するための手段と
を備える、モバイル端末のSPS受信機に接続されたバッテリの寿命を伸ばすためのシステム。
【請求項29】
前記受信機の線形性の1つ以上のモードに前記複数のパラメータに割り当てる手段をさらに含む、請求項28に記載のモバイル端末におけるSPS受信機に接続されたバッテリの寿命を伸ばすためのシステム。
【請求項30】
前記バッテリは前記SPS受信機に効果的に接続される、請求項28に記載のモバイル端末においてSPS受信機に接続されたバッテリの寿命を伸すためのシステム。
【請求項31】
前記SPS受信機がGPS受信機である、請求項30に記載のモバイル端末におけるSPS受信機に接続されたバッテリの寿命を伸ばすためのシステム。
【請求項32】
前記複数のパラメータに関する命令を受信し、格納し、実行し、送信するための手段をさらに備える、請求項28に記載のモバイル端末におけるSPS受信機に接続されたバッテリの寿命を伸ばすためのシステム。
【請求項33】
前記SPS受信機の線形性の1つ以上のモードに関する命令を受信し、格納し、実行し、送信する手段をさらに備える、請求項28に記載のモバイル端末におけるSPS受信機に接続されたバッテリの寿命を伸ばすためのシステム。
【請求項34】
前記SPS受信機の線形性に影響する複数のパラメータを識別するための手段は、可能なパラメータの少なくとも1つのテーブルを提供することを含む、請求項28に記載のモバイル端末におけるSPS受信機に接続されたバッテリの寿命を伸ばすためのシステム。
【請求項35】
前記受信機バッテリは、外部電力ソースに効果的に接続されるかどうか;
緊急通信が進行中かどうか;
追跡されているナビゲーション衛星の数;
追跡されるナビゲーション衛星の数およびデシベルレベルの機能として測定されたナビゲーション衛星の前記平均の数のキャリア対雑音比;
前記SPS受信機が起動モードにあるかどうか;
前記SPS受信機の位置が決定されるかどうか;
要求される前記SPS動作の正確さ;
前記SPS受信機の速度;
前記SPS受信機と目的地の間の距離;
前記SPS受信機の大規模エリアナビゲーションが動作中かどうか;および/または
ファインダナビゲーションクアップリケ―ションは切迫しているか
のパラメータをテーブルが少なくとも含む、請求項34に記載のモバイル端末におけるSPS受信機に接続されたバッテリの寿命を伸ばすためのシステム。

【図1A】
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【図1B】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2012−522219(P2012−522219A)
【公表日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−502210(P2012−502210)
【出願日】平成22年3月24日(2010.3.24)
【国際出願番号】PCT/US2010/028522
【国際公開番号】WO2010/111407
【国際公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.FLASH
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】