説明

バルブ装置

【課題】複数の出力ポートから出力される流体の流量のバラツキを無くし、流量の安定化を達成すること。
【解決手段】流体が供給される単一の入力ポート40及び前記供給された流体を排出する複数の出力ポート42を有する第1部材30と、第1部材30と一体的に結合され、パイロットエアが供給されるエア供給ポート50を有する第2部材32と、第1部材30と第2部材32との間に挟持され、可撓性部材からなる弁体38とを備え、複数の出力ポート42は、入力ポート40の中心から等間隔離間して配置され、さらに、第2部材32の内壁には、径方向に沿って延在しエア供給ポート50に連通する溝部56が設けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体の流通路を開閉するバルブ装置に関し、特に、弁開状態のときに複数の出力ポートから同時に且つ同量の流体を排出することが可能なバルブ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、弁体を作動させて流体の流通路を開閉するコントロールバルブが開示されている。このコントロールバルブは、中空のバルブケースによって周縁部が支持された弁体を有し、弁体は、薄板略皿形状のディスクスプリングと、ディスクスプリングの中央部に形成された円孔に取り付けられて前記円孔を閉塞するシール部材とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特公昭58−17910号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えば、複数のノズルから離型剤(流体)を金型に向かって塗布する場合、同時に且つ同量の離型剤を複数の出力ポートから排出する必要がある。このような場合、例えば、特許文献1に開示されたコントロールバルブのバルブケースに複数の出力ポートを設け、この複数の出力ポートから複数のノズルに対して流体をそれぞれ排出することが考えられる。
【0005】
しかしながら、図8に示されるように、単一の入力ポート1に最も近接する出力ポート2Aと入力ポート1から最も離間する出力ポート2Fとの間で、流体の吐出圧力差に起因して複数の出力ポート2A〜2Fから吐出される流体の流量にバラツキが発生する。
【0006】
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、複数の出力ポートから出力される流体の流量のバラツキを無くし、流量の安定化を達成することが可能なバルブ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の目的を達成するために、本発明は、流体が供給される単一の入力ポート及び前記供給された流体を排出する複数の出力ポートを有する第1部材と、前記第1部材と一体的に結合され、パイロットエアが供給されるエア供給ポートを有する第2部材と、前記第1部材と前記第2部材との間に挟持され、可撓性部材からなる弁体と、を備え、前記複数の出力ポートは、前記入力ポートの中心から等間隔離間して配置されることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、単一の入力ポートと複数の出力ポートとの離間間隔がそれぞれ等しく設定されることにより、各出力ポートから排出される流体の流量を均一とすることができる。この結果、本発明では、複数の出力ポートから排出される流体の流量のバラツキを無くし、流量の安定化を達成することができる。
【0009】
また、本発明によれば、弁体を間にして第1部材と第2部材とを一体的に結合するという簡単な構造で構成されることにより、製造工程が簡素化されて簡便に製造することができメンテナンス性能を向上させることができる。
【0010】
さらに、本発明によれば、単一の入力ポートと複数の出力ポートとの離間間隔がそれぞれ等しく設定されることにより、入力ポートと各出力ポートとを連通させる連通路を広く設定することができ、連通路内における塵埃等の目詰まりの発生を好適に回避することができる。
【0011】
また、本発明は、前記弁体が、平板状の板体からなり、前記第1部材の内壁に形成された弁座に対して密着した状態で取り付けられることを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、弁体が弁座に対して密着した状態で取り付けられることにより、弁体が弁座に着座した弁閉状態を、確実に且つ安定して保持することができる。この結果、本発明では、弁閉状態となったときに、例えば、弁体が弁座から離間して出力ポートから流体が飛び出すことを好適に回避することができる。
【0013】
さらに、本発明は、前記第2部材の内壁には、径方向に沿って延在し前記エア供給ポートに連通するエア排出流路が設けられることを特徴とする。この場合、エア排出流路は、エア供給ポートを中心として放射状に延在する複数の溝部によって形成されるとよい。
【0014】
本発明によれば、例えば、弁体が弁閉状態から弁開状態へ切り換えられたとき、パイロット室内に閉じ込められたパイロットエアの一部を、エア排出流路(溝部)を通じて排出することができる。この結果、本発明では、弁体の切換時において、パイロットエアが抜け切れない状態を好適に回避して流量の安定化を達成することができる。
【0015】
さらにまた、本発明は、前記弁体と前記第2部材との間で閉塞されたパイロット室が形成され、前記エア供給ポートには、前記パイロット室内に供給されたパイロットエアを外部に排気する急速排気弁が設けられることを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、パイロットエアの供給が停止したとき、パイロット室内に残存するパイロットエアをパイロットエア供給源側へ戻すことがなく、急速排気弁の排気口を介して外部(大気中)へ排気することができる。この結果、本発明では、弁体の切換動作が瞬時に遂行され、弁体の応答速度を向上させることができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明では、複数の出力ポートから出力される流体の流量のバラツキを無くし、流量の安定化を達成することが可能なバルブ装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施形態に係るバルブ装置が組み込まれた離型剤塗布システムの構成図である。
【図2】図1に示すバルブ装置の分解斜視図である。
【図3】(a)は、図2の矢印IIIa方向からみた矢視図、(b)は、図2の矢印IIIb方向からみた側面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿った縦断面図である。
【図5】前記バルブ装置の動作を示す縦断面図であり、(a)は、弁閉状態を示し、(b)は、弁開状態を示している。
【図6】(a)は、溝部が設けられていない比較例の説明図、(b)は、本実施形態に係るバルブ装置に設けられた溝部の説明図である。
【図7】(a)、(b)は、本発明の他の実施形態に係るバルブ装置の縦断面図である。
【図8】従来技術において、複数の出力ポートを形成した場合に前記複数の出力ポートから吐出される流体の流量のバラツキを示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るバルブ装置が組み込まれた離型剤塗布システムの構成図である。
【0020】
図1に示されるように、離型剤塗布システム10は、例えば、水溶性の離型剤12が貯留された貯留槽14と、前記貯留槽14内の離型剤12を吸引して送出するポンプユニット16と、貯留槽14から吸引された離型剤12の圧力を所望の圧力に調圧するレギュレータ18a、18bと、本実施形態に係るバルブ装置20と、前記バルブ装置20から送給された離型剤12を金型22内の成形面に向かって塗布する複数のノズル24とを備える。
【0021】
図2は、図1に示すバルブ装置の分解斜視図、図3(a)は、図2の矢印IIIa方向からみた矢視図、図3(b)は、図2の矢印IIIb方向からみた側面図、図4は、図2のIV−IV線に沿った縦断面図である。
【0022】
図2に示されるように、本実施形態に係るバルブ装置20は、第1部材30と第2部材32とがボルト34を介して一体的に結合されるバルブボディ36と、第1部材30と第2部材32との間に挟持され、例えば、ゴム等の可撓性部材からなる弁体38とによって構成される。
【0023】
第1部材30は円盤状の部材からなり、その中心部には単一の入力ポート40が形成される。前記入力ポート40の中心から半径外方向に等間隔離間する部位には、複数(本実施形態では、ノズル24の個数に対応して6個)の出力ポート42が形成される。換言すると、複数の出力ポート42の中心を結ぶ仮想線Sは、図3(b)に示されるように、単一の入力ポート40を中心とする単一の円として形成されている。また、6個の出力ポート42は、周方向に沿って等角度離間して円弧状に配置されている。この場合、単一の入力ポート40及び6つの出力ポート42は、第1部材30の円形状からなる一側面上(同一平面上)にそれぞれ配置される。
【0024】
なお、本実施形態では、複数の出力ポート42を配置した一例を図3(b)に示しているが、これに限定されるものではなく、複数の出力ポート42が、入力ポート40の中心から等間隔離間して配置されていればよい。また、複数の出力ポート42は、周方向に沿った離間角度がそれぞれ異なるように配置されてもよい。
【0025】
単一の入力ポート40は、図1に示されるように、チューブ等の管路44aを介してポンプユニット16に接続され、ポンプユニット16から離型剤12が供給される。また、複数の出力ポート42は、チューブ等の複数の管路44bを介して複数のノズル24に接続され、各出力ポート42から排出された離型剤12が各ノズル24から金型22内の成形面に向かって塗布される。
【0026】
第1部材30の内壁には、図3(a)に示されるように、弁体38が着座する弁座46が形成され、前記弁座46は平坦面からなる。この場合、弁体38は、パイロットエアが供給されていない通常時において、弁座46に着座(密着)した状態で取り付けられ、単一の入力ポート40と複数の出力ポート42との連通が遮断されたノーマルクローズタイプのバルブで構成される。
【0027】
また、第1部材30の内壁には、図3(a)及び図4に示されるように、弁体38の厚さ及び外径形状に対応する円形状凹部48が形成される。
【0028】
図2に戻って、第2部材32は円盤状の部材からなり、その中心部には、図示しないパイロットエア供給源からパイロットエアが供給されるエア供給ポート50が設けられる。前記エア供給ポート50は、第1部材30側の入力ポート40と対向し、且つ、同軸状に配置される。
【0029】
図4に示されるように、第2部材32の内壁には、弁体38の外径よりも縮径した環状凹部52が形成され、この環状凹部52によって弁体38と第2部材32の内壁との間で閉塞されたパイロット室54が形成される。この場合、エア供給ポート50から供給されたパイロットエアは、パイロット室54内に導入され、パイロットエア圧の作用によって弁体38が弁座46に向かって着座する方向に押圧される。
【0030】
また、パイロット室54に臨む第2部材32の内壁には、エア供給ポート50に連通し、前記エア供給ポート50を起点として半径外方向に放射状に延在する複数の溝部56が形成される(図2参照)。この複数の溝部56は、弁体38が変位して弁閉状態から弁開状態へ切り換わったとき、パイロット室54内の一部に残存するパイロットエアをパイロット室54から排出するエア排出流路として機能するものである。この点については、後記で詳細に説明する。
【0031】
本実施形態に係るバルブ装置20が組み込まれた離型剤塗布システム10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
【0032】
図5は、バルブ装置の動作を示す縦断面図であり、(a)は、弁閉状態を示し、(b)は、弁開状態を示している。
図5(a)に示されるように、図示しないパイロットエア供給源からのパイロットエアがエア供給ポート50を介してパイロット室54内に導入され、このパイロットエアの作用によって弁体38を弁座46側に向かって押圧する力(矢印参照)が発生する。この場合、ポンプユニット16から送給された離型剤12が入力ポート40から供給されているが、パイロットエアの圧力(パイロット圧)が入力ポート40に供給される離型剤12の供給圧力よりも大きくなるように予め設定されているため、弁体38が弁座46に着座した弁閉状態に保持される。この結果、単一の入力ポート40と複数の出力ポート42との連通が遮断された弁閉状態となり、複数の出力ポート42からノズル24側へ離型剤12の供給が停止されている。
【0033】
続いて、図5(b)に示されるように、図示しない遮断弁を作動させてエア供給ポート50に対するパイロットエアの供給を停止した場合、弁体38を弁座46側に向かって押圧する力に対して入力ポート40に供給される離型剤12の供給圧力が打ち勝つことにより、弁体38が撓曲して弁座46から離間する。弁体38が弁座46から離間することによって弁体38と弁座46との間にクリアランス(連通路)が発生し、このクリアランスを介して、単一の入力ポート40とその入力ポート40の外周側に配置された複数の出力ポート42とが連通する。
【0034】
従って、単一の入力ポート40と複数の出力ポート42とが連通した弁開状態となり、複数の出力ポート42から各ノズル24に向かって離型剤12が供給される。この結果、各ノズル24から金型22の成形面に向かって同時に、且つ、同量の離型剤12が塗布される。
【0035】
次に、第2部材32の内壁に設けられた溝部56の作用効果について説明する。
図6(a)は、溝部が設けられていない比較例の説明図、図6(b)は、本実施形態に係るバルブ装置に設けられた溝部の説明図である。なお、図6(a)に示される比較例では、溝部56を除いて本実施形態に係るバルブ装置20と同一に構成されており、同一の構成要素には同一の参照符号を付して以下説明する。
【0036】
比較例では、図6(a)に示されるように、弁体38が弁閉状態から弁開状態に切り換わったとき、第2部材32の内壁に当接する弁体38との間でパイロット室54の一部が閉塞され、この閉塞されたパイロット室54の一部に抜けきらないパイロットエア(網点部分参照)が残存するおそれがある。このパイロット室54内に残存するパイロットエアは、弁体38が撓曲して第2部材32の内壁に当接すると逃げ道がなくなり、エアクッションの作用をして弁体38の作動を妨げるという不具合が発生する。
【0037】
これに対して、本実施形態では、図6(b)に示されるように、中心部に配置されたエア供給ポート50と連通する溝部56を形成することにより、弁体38が弁閉状態から弁開状態に切り換わったとき、第2部材32の内壁に当接する弁体38との間でパイロット室54が閉塞されるような場合であっても、エア供給ポート50に連通する溝部56を通じてパイロットエアを好適に逃がすことができる。
【0038】
このように、本実施形態では、パイロットエアの逃げ道として機能する溝部56を設けることにより、弁体38の弁状態の切換時においてパイロット室54内に充填されたパイロットエアを完全に排出する(抜けきる)ことができ、上記のような不具合の発生を好適に回避することができる。
【0039】
なお、溝部56の径方向の長さ及び深さは、パイロット室54の容量やパイロット室54から逃がすパイロットエア量との関係で、適宜設定されるものとする。
【0040】
本実施形態では、単一の入力ポート40と複数の出力ポート42との離間間隔がそれぞれ等しく設定されることにより、各出力ポート42から排出される離型剤(流体)の流量を均一とすることができる。従って、本実施形態では、複数の出力ポート42から排出される離型剤の流量のバラツキを無くし、流量の安定化を達成することができる。この結果、本実施形態では、各ノズル24から離型剤を同時に且つ同量だけ金型の成形面に向かって吐出することにより、金型22に塗布された膜厚の均一化及び安定化を図ることができる。
【0041】
また、本実施形態では、弁体38を間にして第1部材30と第2部材32とを一体的に結合するという簡単な構造で構成されることにより、製造工程が簡素化されて簡便に製造することができメンテナンス性能を向上させることができる。
【0042】
さらに、本実施形態では、単一の入力ポート40と複数の出力ポート42との離間間隔がそれぞれ等しく設定されることにより、入力ポート40と各出力ポート42とを連通させるクリアランス(連通路)を広く設定することができ、クリアランス内における塵埃等の目詰まりの発生を好適に回避することができる。
【0043】
さらにまた、本実施形態では、弁体38が弁座46に対して密着した状態で取り付けられることにより、弁体38が弁座46に着座した弁閉状態を、確実に且つ安定して保持することができる。この結果、本実施形態では、弁閉状態となったときに、例えば、弁体38が弁座46から離間(変位)して出力ポート42から流体が飛び出すことを好適に回避することができる。
【0044】
次に、本発明の他の実施形態に係るバルブ装置20aを図7に示す。
この他の実施形態に係るバルブ装置20aでは、エア供給ポート50に、パイロット室54内に供給されたパイロットエアを瞬時に排気する急速排気弁60が設けられている点に特徴がある。
【0045】
すなわち、パイロットエアの供給が停止して弁体38が弁閉状態(図5(a)参照)から弁開状態(図5(b)参照)へ切り換わったとき、パイロット室54内に残存するパイロットエアを、図示しないパイロットエア供給源側へ戻すことがなく、急速排気弁60の排気口を介して外部(大気中)へ排気することができる。
【0046】
この結果、急速排気弁60を設けることによって、弁体38の弁閉状態から弁開状態への切換動作が瞬時に遂行され、弁体38の応答速度を向上させることができる。急速排気弁60としては、例えば、ダイヤフラムタイプやプランジャ弁タイプが用いられるとよい。
【0047】
なお、その他の作用効果は、前記実施形態に係るバルブ装置20と同一であるため、その詳細な説明を省略する。
【符号の説明】
【0048】
20、20a バルブ装置
30 第1部材
32 第2部材
38 弁体
40 入力ポート
42 出力ポート
46 弁座
50 エア供給ポート
54 パイロット室
56 溝部
60 急速排気弁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体が供給される単一の入力ポート及び前記供給された流体を排出する複数の出力ポートを有する第1部材と、
前記第1部材と一体的に結合され、パイロットエアが供給されるエア供給ポートを有する第2部材と、
前記第1部材と前記第2部材との間に挟持され、可撓性部材からなる弁体と、
を備え、
前記複数の出力ポートは、前記入力ポートの中心から等間隔離間して配置されることを特徴とするバルブ装置。
【請求項2】
請求項1記載のバルブ装置において、
前記弁体は、平板状の板体からなり、前記第1部材の内壁に形成された弁座に対して密着した状態で取り付けられることを特徴とするバルブ装置。
【請求項3】
請求項1又は2記載のバルブ装置において、
前記第2部材の内壁には、径方向に沿って延在し前記エア供給ポートに連通するエア排出流路が設けられることを特徴とするバルブ装置。
【請求項4】
請求項3記載のバルブ装置において、
前記エア排出流路は、前記エア供給ポートを中心として放射状に延在する複数の溝部からなることを特徴とするバルブ装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項記載のバルブ装置において、
前記弁体と前記第2部材との間で閉塞されたパイロット室が形成され、
前記エア供給ポートには、前記パイロット室内に供給されたパイロットエアを外部に排気する急速排気弁が設けられることを特徴とするバルブ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−53728(P2013−53728A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−193933(P2011−193933)
【出願日】平成23年9月6日(2011.9.6)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】