説明

パック供給方法及び装置

【課題】
堆積パックから1個ずつ高速で、かつ、確実にパックを落下させて供給できるようにした堆積パックからのパック供給方法及びパック供給装置を提供する。
【解決手段】
堆積パック2の最下位にあるパックの縁を下方の爪5によって下で受けて支持し、その最下位のパックの縁と下から2番目のパックの縁の間に上方の爪4を挿入して下から2番目のパックの縁を下で受けて支持して、下方の爪5による最下位のパックの縁の支持を外す。そして最下位のパックの縁と係合する位置に回転軸12を立てて配置したらせん送りねじ11を回転軸12の周りに回転させて最下位のパックの縁をらせん送りねじ11のらせん溝13に沿って送って最下位のパックを落下させる。落下されたパックは係合部材21で受けられ、係合部材21を枢着軸22のまわりに回転して下方に供給する。以上の操作を繰り返して堆積パック2の下から1つずつパックを供給する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パックを使って品物を包装する包装装置などにおいて、堆積されたパック(本発明では堆積パックと称する)を最下位のパックから1個ずつ落下させて供給してゆく堆積パックからのパック供給方法及びパック供給装置に関する。
【背景技術】
【0002】
パックを使った多くの包装品が提供されており、そのような包装品を製造するための包装装置においてはパックを1個ずつ供給してゆく各種の装置が用いられている。
パックを1個ずつ供給してゆく従来のやり方として最も普通に行われているのは、堆積パックにおける最下位のパックの縁を下で受けて支持しておいて、その最下段のパックの縁を爪で剥ぎ取って下方へ掻き落とすことによって最下位のパックから1つずつ落下させてゆくようにした形式のものであった。
【0003】
この方式のパック供給装置だと、縁を下で受けて支持されている最下位のパックの縁を剥ぎ取り操作によって変形させてその支持から外して掻き落とすものであるから、ときには2つのパックが一緒に掻き落とされることも生じ、そのような供給不良のパックによる包装品は不良品となってしまうという欠点があった。また、前記した従来のパック供給装置では、パックを爪で剥ぎ取るときに爪から受ける力でパックに撓みが生じ、強制的に剥ぎ取られたパックから粉末状の浮遊物を生ずるという問題もあった。
【0004】
このような欠点のないパック供給方法及び装置として、本出願人は先に特許文献1の発明を提供した。これは最下位のパックの縁を第1のパック受けで支持されている堆積パックにおける最下位のパックの縁と下から2番目のパックの縁の間に第2のパック受けを挿入して下から2番目のパックの縁を下で受けて支持するとともに第1のパック受けによる最下位のパックの縁の支持を外して、その最下位のパックをパック落下手段で落下させる方式のものである。
このパック供給方式は前記した欠点なくパックを円滑、正確に供給できるものではあるが、1個のパックを落下させる度にパック落下手段にボックス運動などを行なわせる必要があるため、パック供給速度を高速化するのに限界があった。
【特許文献1】特開2004−338769号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、堆積パックから1個ずつ高速で、かつ、確実にパックを落下させて供給できるようにした堆積パックからのパック供給方法及びパック供給装置を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、複数個のパックが上下に堆積された堆積パックにおける最下位のパックから順に1つずつパックを供給するパック供給方法における前記課題を解決するため、堆積パックにおける前記最下位のパックの縁との係合位置に回転軸を立てて配置したらせん送りねじを前記回転軸回りに回転させて前記最下位のパックの縁を前記らせん送りねじのらせん溝に沿って送って同最下位のパックを落下させるようにした堆積パックからのパック供給方法を提供する。
【0007】
また、本発明は、複数個のパックが上下に堆積された堆積パックにおける最下位のパックから順に1つずつパックを供給するパック供給装置における前記課題を解決するため、前記最下位のパックの縁との係合位置に回転軸を立てて配置したらせん送りねじを有するパック落下装置を具え、前記最下位のパックの縁を前記パック落下装置のらせん送りねじに受け前記らせん送りねじを前記回転軸回りに回転させて前記最下位のパックを落下させるよう構成した堆積パックからのパック供給装置を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明のパック供給方法によれば、堆積パックにおける最下位のパックは、その縁がらせん送りねじの回転によって下方に送られることによって落下されるので、そのらせん送りねじの回転数を上げることによって所望の速度で、その縁に無理を力を作用させずに、円滑かつ確実に落下させて供給することができる。
【0009】
本発明のパック供給方法において、前記らせん送りねじによって前記最下位のパックを落下させる工程の前に、前記最下位のパックの縁を第1のパック受けによって下で受けて支持し、その最下位のパックの縁と下から2番目のパックの縁の間に第2のパック受けを挿入して下から2番目のパックの縁を下で受けて支持するとともに前記第1のパック受けによる前記最下位のパックの縁の支持を外し前記最下位のパックを前記らせん送りねじの上に載せる工程を行うことによって、扱うパックが薄くて柔らかい材質の場合にも堆積パックからのパック供給を確実に行うことができる堆積パックからのパック供給方法となる。
【0010】
次に、本発明のパック供給装置によれば、前記最下位のパックは縁をパック落下装置のらせん送りねじに載せられ、そのらせん送りねじを回転軸回りに回転させて落下されるので、らせん送りねじの回転数を上げることによって所望の速度で、その縁に無理を力を作用させずに、円滑かつ確実に落下させて供給することができ、前記した本発明のパック供給方法を容易に、かつ、確実に実施することができる。
【0011】
本発明のパック供給装置において、前記最下位のパックの縁を下で受けて支持するよう堆積パックに向けて出入可能に設けられた第1のパック受けと、前記堆積パックにおける下から2番目のパックの縁を下で受けて支持するよう堆積パックに向けて出入可能に設けられた第2のパック受けとを具えるとともに、前記第1のパック受けによって支持された前記最下位のパックの縁と下から2番目のパックの縁との間に前記第2のパック受けを変位させて挿入するとともに前記第1のパック受けを前記最下位のパックの縁の下から後退させたのち、前記パック落下装置のらせん送りねじの回転により前記最下位のパックを落下させるよう、前記第1、第2のパック受け及び前記パック落下装置を作動させる制御装置を有する構成とすれば、扱うパックが薄くて柔らかい材質の場合にも堆積パックからのパック供給を確実に行うことができる堆積パックからのパック供給装置となる。
また、本発明によるパック供給装置は、第1及び第2のパック受けの挿入・後退と、パック落下装置のらせん送りねじの回転をシーケンシャルに制御する制御装置を有するだけでよいので、構成が簡単でコンパクトであり故障が少なく、メンテナンスも容易である。
【0012】
本発明によるパック供給装置において、前記らせん送りねじが、上部と下部にそれぞれ水平なねじ部分を有する構造のものとすることによって、パックはらせん送りねじのらせん溝に載せられる上部の入口と、らせん溝を出て落下される下部の出口でそれぞれ水平状態にされるので、パックは水平な安定した状態でらせん送りねじのらせん溝に載り、らせん送りねじから落下されるパックは水平な状態で包装機におけるパック受けなどに安定した状態で正確に供給される。
また、本発明によるパック供給装置において、前記らせん送りねじのピッチの大きさを選定することによって、らせん送りねじの回転でパックの供給速度を任意に設定することができるものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明によるパック供給方法及び装置を図示した実施の一形態に基づいて具体的に説明する。
図において、1は枠体で、包装用パックPを上下に積層状態に積み重ねた堆積パック2を収容保持するためのものである。図2から明らかなように、堆積パック2は互いに間隔を保って横に2つ並べられた状態で枠体1に収容保持されている。この枠体1の下端部で堆積パック2を挟んで両側に、堆積パック保持装置3が配設されている。堆積パック保持装置3の下方には、堆積パック2の両側に、堆積パック2の最下段のパックPを1つずつ送って落とす合計4つのパック落下装置10が配設されている。このパック落下装置10は、それぞれらせん送りねじ11を有している。
【0014】
また、パック落下装置10の下方には、堆積パック2からパック落下装置10によって落とされたパックPをその縁と係合して受け取って保持する落下ゲート20が堆積パック2を挟んで両側の位置に配設されている。
堆積パック保持装置3、パック落下装置10及び落下ゲート20は、それぞれ、2つの堆積パック2に対して配設されている。
【0015】
次に、堆積パック保持装置3の構造について説明すると、2つの堆積パック保持装置3の各々は、前後進される2本ずつの爪4、爪5を有し、2本ずつの爪4と爪5は、互いに上下方向に隙間を保って設けられている。爪4と爪5の間の上下方向の隙間は、堆積パック2における上下のパックPの縁の間に形成される隙間の大きさに相当する大きさである。下方の爪5は本発明にいう第1のパック受けを構成し、上方の爪4は本発明にいう第2のパック受けを構成している。
【0016】
上方の爪4は、並んだ2つの堆積パックに対して共通のエアシリンダ6によって共に前後進されるよう構成されているとともに、下方の爪5は、他の共通のエアシリンダ7によって上方の爪4と相対的に前後進可能に構成されている。
2つの堆積パック2の各々を挟んで両側に配置された2つの堆積パック保持装置3は、堆積パック2に対し両側に対称に配置されている。
【0017】
次に、パック落下装置10について説明する。2つの堆積パック2の各々に対してそれぞれ配設された2つのパック落下装置10は、それぞれらせん送りねじ11を具えている。パック落下装置10に設けられたらせん送りねじ11は、回転軸12の回りに回動可能に支持されている。パック落下装置10におけるらせん送りねじ11は、図3に詳細に示されているように、回転軸12の回りにらせん溝13が切られており、その溝13の始まりと終わりはそれぞれ、水平な平面14(図4bの斜線部)と15(図4bのx印部)とされている。らせん溝13はらせん送りねじ11の1回転当たり1つのピッチとなっている。
【0018】
16はらせん送りねじ11を駆動するためのモーターで、このモーター16の回転力はスプロケット17とチェーン18などを介して各らせん送りねじ11に伝えられ左右のらせん送りねじ11が反対方向に同期して駆動回転されるように構成されている。1つのパックPに対して両側に配置されたらせん送りねじ11の溝が係合してらせん送りねじ11の回転によってパックPを送る位置関係が図4に示されている。
【0019】
パック落下装置10の下方にそれぞれ配置された2つの落下ゲート20には、パック落下装置10によって送って落とされたパックPの縁と係合してパックPを保持する係合部材21がそれぞれ取り付けられていて、係合部材21は共通の枢着軸22のまわりに回動可能に構成されている。
【0020】
図に示されたパック供給装置は、以上の構成を有しており、以下その作用について説明する。
最初、堆積パック保持装置3は図1の左側に見て、上方の爪4をエアシリンダ6によって後退させた状態にし、下方の爪5をエアシリンダ7によって前進させ、下方の爪5が枠体1内に保持されている各堆積パック2の最下位のパックPの縁を下方から支持して保持した状態にする。
最下位のパックPを供給するよう外部から指令が入力されると、上方の爪4がエアシリンダ6によって前進されて各堆積パック2の最下位のパックPと最下位から2番目のパックPの縁の間に挿入され、最下位から2番目のパックPの縁を下から保持した状態にする。
【0021】
次に、堆積パック保持装置3の下方の爪5がエアシリンダ7によって後退され、最下位のパックPの縁は図1の右側に示すようにパック落下装置10のらせん送りねじ11のらせん溝13における上方の水平面14の上に載せられた状態となる。らせん溝13における上方の水平面14の存在によって、パックPは最初の段階でらせん溝13に水平な状態で載置される。この状態でモーター16によってらせん送りねじ11が回転されると、最下位のパックの縁はらせん溝13に沿って下方に送られるので最下位のパックPは、上方の堆積パックから分離されて下方に落下される。
【0022】
最下位の2個のパックPが各堆積パック2から落下された後、堆積パック保持装置3の下方の爪5がエアシリンダ7によって前進されるとともに上方の爪4がエアシリンダ6によって後退され、各堆積パック2は下方の爪5によって支持された最初の状態に戻る。
なお、らせん送りねじ11におけるらせん溝13の下端の終わり部分は水平な平面15とされているので、らせん送りねじ11を離れて落下するパックPは水平状態となり落下ゲート20の係合部材21の上に水平状態で落下されることとなる。
【0023】
各堆積パック2から分離されて下方に落下された最下位の2個のパックPは、それぞれ落下ゲート20の係合部材21の上に載り、外部からの指令により落下ゲート20の係合部材21が枢着軸22のまわりに回動されると、下方の搬送コンベアなどへ水平状態で供給され、下流の包装装置などへ搬送される。
以上の操作が繰り返されて枠体1に収容されている2つの堆積パック2から、最下位の2個のパックPが確実に剥離し分離されて供給される。
【0024】
以上、本発明を実施の一形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の本発明の範囲内で種々の変形、変更を加えてよいことはいうまでもない。
例えば、前記した実施の形態では、進退する上方の爪4と下方の爪5を具えた堆積パック保持装置3を設けて、確実に1個ずつのパックが積層パックから分離されてパック落下装置10へ供給されるようにしているが、使用するパックの形状や厚さ、材質によってはこのような爪を設けない構成にしてもらせん送りねじによって、堆積パックから最下位のパックを所望の速度で円滑に送り出すことができるので、本発明においては進退する上方の爪4と下方の爪5を設けることは不可欠なものではない。また、最下位の1個のパックを確実に分離する部材を設ける場合も,実施の形態に示したような2つの爪を設けた構成でなくとも、要は堆積パックにおける最下位のパックの縁と下から2番目のパックの縁を交互に受けるものであれば、例えば鉛直な回転軸の回りに角度をずらしてパックの縁に対する受けとなる部材を設けて、その回転軸を回転させるようにした堆積パック保持装置など、より簡素な適宜の手段を採用してもよい。
【0025】
また、前記した実施の形態では、パック落下装置10が1つのパックPに対して2本ずつのらせん送りねじ11を配置しているが、らせん送りねじ11の個数はパックの大きさやパックの材質などに応じて適宜選択することができる。
また、前記した実施の形態では、パック落下装置10の下方に落下ゲート20を配置し、パック落下装置10によって落下されるパックPを受けて水平状態にして、その後で搬送コンベアなどに供給する構成としているが、落下ゲート20は不可欠ではなく、パック落下装置10から直接搬送コンベアなどに供給する構成としてもよい。
また、前記した実施の形態では、枠体1が2つの堆積パック2を保持し、一度に2個ずつの最下位のパックPを落下させて供給するようにしているが、これは2列配置されたパック包装装置などに対して2個ずつのパックを供給する場合などの例であり、枠体に1つ、或いは3個以上の堆積パックを保持する構成にして、それぞれ、1個、或いは3個以上のパックPを供給するパック供給装置に構成してもよい。
【0026】
また、前記した実施の形態では、らせん送りねじ11のらせん溝13の最初と最後に水平部分14,15を設けて、らせん送りねじ11にパックPが水平状態で載り、落下するときのパックPの姿勢が確実に水平な状態になって落下ゲート20の係合部材21の上に水平に載るように構成にしているが、らせん溝13によるパックPの送りピッチが小さくて、らせん溝13に係合したパックPが大きく傾かない状態になる場合は、らせん溝の端に水平面部分を設けなくてもよい。
更に、前記した実施形態では、らせん送りねじ11は1回転で1個のパックを移送して落下させる溝形状としているが、1回転以上、例えば2回転、3回転など適宜の回転数で1個のパックを落下させ、次に落下させるパックをらせん送りねじ内に保持しておくようにして、更なる高速化に対応させるようにすることも可能である。このように、らせん送りねじにおけるらせん溝の長さやパック落下までの回転数には制限はない。
【0027】
また、前記した実施形態では、らせん送りねじ11はらせん溝13を掘った構造のものを示したが、掘って形成したらせん溝に代えて突状のらせんがパックPの縁と係合される構造のものとして構成してもよい。更に、前記した実施形態では、らせん送りねじ11の回転をスプロケット17とチェーン18を介して行なうものとして説明したが、要はらせん送りねじ11が同期して回転されればよく、その回転方式に限定はない。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の実施の一形態によるパック供給装置の構成を示す説明図。
【図2】図1に示したパック供給装置における爪4と5、らせん送りねじ11、及び係合部材21の構造を示すように、図1に示したパック供給装置を複数の水平面で切断した水平断面説明図。
【図3】らせんねじの構造を示す図面で、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は(a)と反対の側面図。
【図4】らせんねじがパックの縁を送っている状態を示す説明図。
【符号の説明】
【0029】
1 枠体
2 堆積パック
3 堆積パック保持装置
4 上方の爪
5 下方の爪
6 エアシリンダ
7 エアシリンダ
10 パック落下装置
11 らせん送りねじ
12 回転軸
13 らせん溝
14 水平面
15 水平面
16 モーター
17 スプロケット
18 チェーン
20 落下ゲート
21 係合部材
22 枢着軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数個のパックが上下に堆積された堆積パックにおける最下位のパックから順に1つずつパックを供給するパック供給方法であって、堆積パックにおける前記最下位のパックの縁との係合位置に回転軸を立てて配置したらせん送りねじを前記回転軸回りに回転させて前記最下位のパックの縁を前記らせん送りねじのらせん溝に沿って送って同最下位のパックを落下させることを特徴とする堆積パックからのパック供給方法。
【請求項2】
前記らせん送りねじによって前記最下位のパックを落下させる請求項1記載の工程の前に、前記最下位のパックの縁を第1のパック受けによって下で受けて支持し、その最下位のパックの縁と下から2番目のパックの縁の間に第2のパック受けを挿入して下から2番目のパックの縁を下で受けて支持するとともに前記第1のパック受けによる前記最下位のパックの縁の支持を外し前記最下位のパックを前記らせん送りねじの上に載せる工程を行うことを特徴とする堆積パックからのパック供給方法。
【請求項3】
複数個のパックが上下に堆積された堆積パックにおける最下位のパックから順に1つずつパックを供給するパック供給装置であって、前記最下位のパックの縁との係合位置に回転軸を立てて配置したらせん送りねじを有するパック落下装置を具え、前記最下位のパックの縁を前記パック落下装置のらせん送りねじに受け前記らせん送りねじを前記回転軸回りに回転させて前記最下位のパックを落下させるよう構成したことを特徴とする堆積パックからのパック供給装置。
【請求項4】
前記最下位のパックの縁を下で受けて支持するよう堆積パックに向けて出入可能に設けられた第1のパック受けと、前記堆積パックにおける下から2番目のパックの縁を下で受けて支持するよう堆積パックに向けて出入可能に設けられた第2のパック受けとを具えるとともに、前記第1のパック受けによって支持された前記最下位のパックの縁と下から2番目のパックの縁との間に前記第2のパック受けを変位させて挿入するとともに前記第1のパック受けを前記最下位のパックの縁の下から後退させ前記最下位のパックを前記パック落下装置のらせん送りねじの上に載せて同らせん送りねじの回転により前記最下位のパックを落下させるよう、前記第1、第2のパック受け及び前記パック落下装置を作動させる制御装置を有することを特徴とする請求項3に記載の堆積パックからのパック供給装置。
【請求項5】
前記らせん送りねじが、上部と下部にそれぞれ水平なねじ部分を有することを特徴とする請求項3又は4に記載の堆積パックからのパック供給装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−137459(P2007−137459A)
【公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−332555(P2005−332555)
【出願日】平成17年11月17日(2005.11.17)
【出願人】(000149273)株式会社大生機械 (35)
【Fターム(参考)】