説明

ヒートクッション

チャンバ(15)を規定する可撓性カバー(2)を具えるヒートクッション(1)。水吸収剤(3)を前記チャンバ内に設け、水を吸収する際に前記水吸収剤は電子レンジで加熱することに適している。前記カバー(2)が密封可能な給水口(4)を有し、そこから前記チャンバ(15)に水を注入する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、温熱療法又は寒冷療法用、又、電子レンジ加熱に適したクッションに関する。
【背景技術】
【0002】
ヒートクッション又は湯たんぽは、従来、チャンバを形成する厚いゴム材から出来ており、外側に突出した送りノズルが設けられており、ここから温水をチャンバの中へ注ぐ。温水が満タンになると、送りノズルを、例えば、ねじプラグにより密封する。これと同様のヒートクッションが、英国特許第2、290、705号において開示されており、これはネックを介して後頭部に加熱流体を満たすようにしたものである。このネック部分は流体がクッションから流れ出ないように密封された本体を受けるように構成されている。前記密封された本体は、例えば、ねじを挿入して密封してもよい。代替の実施例では、後頭部用クッションの中に流体を永久的に入れておいて、電子レンジで加熱してもよい。
【0003】
米国特許第4、743、726号は、電子レンジでの加熱対応の加熱要素に関して記載している。この加熱要素は水を吸収する可撓性セルコアを有するため、全コアを水で飽和させて、次いで、電子レンジにより加熱できる。このコアはやはり電子レンジで加熱可能である耐熱及び耐炎性のゴム要素により覆われている。このゴム要素はより高熱での加熱が可能である。
【0004】
米国特許第5、447、531号は、ポリアクリルアミドを含む水吸収剤から構成される治療用ヒートクッションに関する。このクッションは、透水性材料からなる外側層を有し、水吸収剤で水を吸い取るために、水中にしずめることができる。これにより、このクッションは電子レンジで加熱が可能となる。このクッションは使用後に乾燥て、その後数回使用することができる。
【0005】
WO/0718797は、内部にグリセロールの化合物と吸収した水と共に、アルミナ粒を含む治療用ヒートクッションに関する。これは、二つの異なる機能面を有する布により被覆されている。従って、クッションの一方の面は透水性であり、他方の面は不透水性である。これにより、電子レンジで加熱後、湿熱法又は乾熱法どちらか一方の熱伝導にこのクッション適用できる。
【0006】
英国特許第2、395、910号は電子レンジを用いて温められる小麦、大麦、米、穀物、又は泡を含むヒートクッションに関する。このクッションは温度変化に応じて色を変えるようにした領域を有する。
【0007】
米国特許第5、135、518号は湿熱治療用の湿布に関する。この湿布は不透水性層と透水性層間に水吸収層を有する。
【0008】
温水を満タンにすることができる従来のヒートクッションは、クッションを加熱湿布に適用すると袋が非常に“動き”やすく、水を集める傾向にあるという不利益があり、湿布を当てる体の各部位に均一に熱を供給ができない。さらに、このようなヒートクッションは体積が大きくなる傾向にある。これはまた、永久水性コアまたはグレインコアを介する電子レンジ加熱用ヒートクッションにも当てはまる。クッションを水中に沈めることにより満水になる水分吸収コアを有するヒートクッションは複数器具に用いると、コア中にバクテリアが集まり、人体からのいくつもの老廃物が集まるため、非衛生である。さらに、熱湯がクッションから流れ出たり、使用者が火傷をする危険性がある。
【0009】
発明の開示
本発明の目的は、上述の不利な点を改良し新規で、機能的なヒートクッションの提供に関する。
【0010】
この目的は、水吸収剤を設けたチャンバを規定する可撓性カバーを具えたクッションであって、水を吸収した前記水吸収剤が電子レンジによる加熱に適しており、前記カバーが水を前記チャンバの中に注ぐことができるように密封可能な給水口を有するクッションによって達成される。これによって、水吸収コアを乾燥状態に保つことができるので、従来の発明よりも非常にコンパクトで軽量のヒートクッションが得られる。これは、輸送や配達用に適する。満タンにした後、コア及び水がカバーで覆われるので熱の無菌伝導が行われる。更に、このクッションは使い捨てに好適な低コストの材料で製造が可能であり、複数器具用ヒートクッションが有する非衛生的であるという不利益をひとつも有さない。加えて、このクッションは使用前に汚れを拭き取る必要がない。しかしながら、ある場合においては、クッションを軽くたたいて乾燥させる必要がある。このヒートクッションは例えば、このクッションを水で満タンにして使用前に冷凍庫に入れて体の部分を冷やすために使用してもよい。
【0011】
好ましい実施例においては、水を吸収した水吸収剤が実質的にチャンバ全体を満タンにする。ここにおいて、ヒートクッションを温湿布として使用した場合、水を集める傾向を有さない特性により、ヒートクッションからの熱伝導が均等になる。
【0012】
好ましくは、クッションのカバーは、電子レンジによる加熱に対応可能の耐熱ポリマ膜でできている。カバーは、例えば周囲に沿って溶着させた二層のポリマ層により形成することができる。代替的に、このカバーは折り畳んだ後、側部を溶着させた一層のポリマ層により形成してもよい。別の実施例では、カバーはゴム材から作られている。
【0013】
本発明の好ましい実施例において、カバーは外側織物層で被覆されているか、あるいは、織物クッションにより覆われている。これによって、ヒートクッションを使用する使用者が使用時により心地良いと感じる接触面が得られる。外側織物層は好ましくは薄い不織布材である。この不織布材はポリマ膜と溶着可能である。これにより可撓性カバーの全重量を軽く保つことができる。
【0014】
特定の実施例において、水吸収剤はスポンジ材である。スポンジ材は多くの場合、大量の水を吸収し、水を吸い上げるので、これによって、クッションコアを特にシンプルなデザインにすることができ、この材料により全クッションのチャンバを水で満タンにする。押圧されても水を保持するようにスポンジ材を半透過性膜によって被覆してもよい。
【0015】
代替的な好ましい実施例においては、水吸収剤は粉末材である。好ましくは、この粉末が使用前はクッションの中で乾燥状態にあり、水を吸収すると、ジェルのような粘度となり、クッションのカバーの中で材料が均等に分布される。水注入後、ジェルのような粘度を均等に分配するには、粉末材として高吸水性樹脂(Super Absorbent Polymer:SAP)を5〜10グラム使用するだけでよい。可撓性カバーがポリマ膜から作られ、選択的に不織材で被覆されると、クッションの全重量は20グラム以下に保てる。これはまたクッションのサイズが非常にコンパクトであり、多数の小袋に入れて販売するのに適することを意味する。
【0016】
好ましい実施例においては、逆止弁が給水栓に設けられている。これによって、水注入後、給水栓は自動で密封するため、特にシンプルな密封機構が得られる。
【0017】
別の実施例においては、好ましくは閉鎖部材により密封可能な外側に突出した送りノズルが給水口に設けられている。この閉鎖部材は好ましくはプラグ又はキャップのような形状で、ノズルと共働きして密封し、好ましくは、ねじを有する。これによって、代替のシンプルな密封機構を得ることができる。
【0018】
代替えの実施例においては、クッション外側部の給水口に、少なくとも二つのフラップ又はストリングが設けられている。これによって水注入後、フラップ又はストリングを締結することで給水口を密封できる。また、ベルクロ又は粘着性テープ類、例えばおむつに付いているようなものを使用することも可能である。また、不織布に取り付けるフックを使用することも可能である。
【0019】
クッションの好ましい実施例においては、クッションは、クッションの内部圧と雰囲気圧の間の所定の差圧で開口する安全弁を有している。これにより、クッションを加熱する間又は加熱直後に内部の過剰圧力により、クッションカバーが破裂して使用者が熱湯で火傷する危険が避けられる。
【0020】
好ましくは、このクッションは、例えば、クッションの温度に応じて色が変化する領域を有するカバーといった温度インジケータを具えている。従って、例えば治療中に、クッションを治療に最適な温度で使用できるようになる。同時に、使用者にとって心地良くないと感じるような高温のクッションを使用しないようにすることができる。
【0021】
本発明の一実施例において、このクッションは第1面と反対側の第2面を有し、この二面は異なる熱伝導特性を有する。従って、一方の面が他方の面より良好に熱を保持する特性により、クッションを加熱すると、先ずはクッションの第1面を特定温度に下がるまで治療用に使用し、次ぎにヒートクッションを裏返して、残りの治療に反対側を使用する。異なる熱伝導特性は例えばカバーの厚さを両面で違えることにより作り出すことが可能である。
【0022】
好ましい実施例において、このクッションはカバーを介して水でなく蒸気を通過させる孔を有する。これによって孔は前述の過剰圧力に対する保護策と同様の方法で使用してもよい。特別な実施例においては、クッションの一方の面だけに孔を設けてもよい。これによって、使用者は、一方の面を乾熱治療用に又は他方の面を湿温治療用に選べる。
【0023】
クッションは体の回りに結びつけるのに適合した複数のストリング又はフラップで形成してもよい。これによって、ストリングを人の大腿の回りに結び付けて、クッションを定位置に保つことができるため、クッションを支える必要がない。
【0024】
クッションは多数の様々なデザインを有してもよい。例えば、靴の底の形状にして、クッションを加熱した中敷として靴の中で使用してもよい。このクッションはまた、座席や座席枕の形状でもよく、たとえば歩道カフェ又はスタジアムの冷たい椅子に使用してもよい。
【0025】
看護分野において、このヒートクッションは特に利用可能である。この分野では、多くのヒートクッションが例えば傷の治療に使用される。この分野では、低コストの使い捨てヒートクッションが無菌で衛生的使用が保証され、伝染の危険性が減少するので、特に利用される。
【0026】
図1は本発明のヒートクッション1の断面図を示す。クッション1はチャンバ15を規定するカバー2を有し、このカバーは薄いプラスチックフィルムのような形状である。クッション1は外側に突出する供給ノズル4を有し、このノズルは、水をクッションの中に注入するために、給水栓の上に設置し易いじょうご型であることが好ましい。クッション1の内部には、水吸収剤3が設けられ、この吸収剤は、好ましくは、半透過性膜で被覆されたスポンジ材の形状又は粉末材の形状をしている。互いに向き合う二つの側壁5,6を具える逆止弁が給水口4に設けられている。
【0027】
水を満タンにする前は、ヒートクッション1は図1に示すように全体的に平坦であり、スペースを取りすぎないように折り畳むことができる。低コストの材料で作ることによりクッション1は使い捨てに特に最適であり、スペースを多く取らないことから多数の小袋で、例えば10個の使い捨てヒートクッションを小袋にして売るのに最適である。
【0028】
水を注入する際に、例えば、プラスチックパイプを給水口4に挿入して、互いに対向して設けた側壁5、6、従って、逆止弁が、水が満タンになるまで確実に開口しているようにしてもよい。クッションは例えば挿入したプラスチックパイプと共に販売してもよい。代替的に、水を満タンにした時の水圧は、逆止弁の開口の状態を保持するのに十分である。
【0029】
このヒートクッション1が満タンになると同時に、水吸収剤3は水を吸収し、最終的に実質的にクッション1全体のチャンバ15を水で満タンにする。結果的に、プラスチックパイプを使用した場合、このパイプを給水口4から引き抜き、その時に逆止弁の側壁部5、6は、クッション1の内部圧により、又は、図2に示すように逆止弁に隣接するスポンジ素材3の内部圧により互いに押圧される。
【0030】
水が満タンになると、クッション1を電子レンジの中に入れて、スポンジ素材3から構成する水性コアを加熱する。ここで温熱治療を必要とする身体部位にクッション1を当てることができる。代替的に、クッション1を冷却用に使用するのであれば、所望の温度になるまでクッション1を冷凍庫の中に入れることができる。
【0031】
ヒートクッション1の代替的実施例を図3に示す。ここでは、ヒートクッションに、外側にねじを設けた外側に突出した供給ノズル9が設けている。水を注入後、供給ノズルはキャップ10を密封してねじを入れることにより閉鎖される。
【0032】
特に好ましい実施例においては、吸水性剤3は粉末状の高吸収性ポリマ(Super Absorbent Polymer:SAP)である。水を注入後、粉末SAPは水を吸収し、ジェル状の粘性が生じる。5〜10グラムの粉末SAPで、チャンバ15内にジェルを均等に分配するのに十分である。粉末SAPをチャンバ15の中で均等に分配するために、粉末SAPを一列に薄い紙のシート上に置く。この紙は水が注がれると溶解する。可撓性カバーが選択的に不織布で被覆したポリマフィルムであるならば、クッションの全重量は20グラム以下を保つことができる。これは、クッション1のサイズが非常にコンパクトであり、材料費が安く、クッション1を多数のパケットで売り出すことが可能なことを意味する。
【0033】
図4に示すように、別の実施例において、ヒートクッション1に給水口4に連結した二本のストリング又はフラップ7、8を設けている。水を注入後、ストリング又はフラップを結んで給水口4を閉鎖する。
【0034】
図5は、二本のストリング7、8を給水口に設ける別の方法を示す図であり、上から見たヒートクッションを示す。ここでは、ストリング7、8はライン17、18に沿って溶着することによって形成され、ライン17、18から引き離すことが可能である。結果的に、ストリング7、8を結んで給水口4を密封する。もちろんクッション1には逆止弁を設け、ストリング7、8を給水口4から水が確実に流出しないようにするために追加的に設けてもよい。
【0035】
図6に示すように、ヒートクッションに、多数のストリングやレース11、12、13、14を設けて、例えば、温熱治療を必要とする人の大腿にヒートクッション1を結び付けるようにしてもよい。この方法でヒートクッション1を温熱治療を必要とする部位に当てることができ、ヒートクッション1を支持する必要がない。ベルクロ又は粘着性テープ類、例えばオムツに使用される粘着性テープも使用できる。また、フックを用いて不織布に取り付けるようにしてもよい。
【0036】
ヒートクッション1は二つの厚さが異なる面を形成し、これらの面が異なる熱伝導特性を有するようにしてもよい。従って、ヒートクッション1の第1面は熱治療に都合良く利用し、第2面は第1面の温度がある値に下がった時に使用できる。ヒートクッション1の2つの面の色を変えて、温熱治療用にどちらの面を先に使用するかを示すようにしてもよい。代替的に2つの面は、例えば、インクなど、温度変化に応じて色が変化したり、又は別の方法で温度変化に応じて温度を示す媒体領域を有するようにしてもよい。
【0037】
看護及び病院の分野は、ヒートクッション1が特に適用可能な領域である。ここでは、低コストであるため、ヒートクッション1を使用後、使い捨てにできる。従って、非常に衛生的で、床ずれ又は伝染性の高い病気の患者に対して温熱治療を感染の危険性なしに施せる。現在、電子レンジが、ほとんどの各家庭にあるように、ほとんど全ての病室で電子レンジを利用する手段を持ち合わせている。このことにより、クッションは容易に加熱できる。現在は、ほとんどの場合において、ジェル保有ヒートクッションが代用されている。このようなジェル保持ヒートクッションは使用前に沸騰した湯で加熱することを要し、濡れたクッションを深い容器に入れ水気を拭き取る等の作業が付随するため、看護士が作業に費やす時間が非常に多く不便である。ヒートクッションを、例えば、使用後に殺菌や再加熱を施すために病室から洗濯部屋へ移動することに伴い、傷から生じる感染の危険性が非常に増加する。本発明のヒートクッション1は、無菌状態である使用前に取り扱うための処置を施すだけでよく、水道水のみを使用するため感染の危険性がないのが利点である。
【0038】
ヒートクッション1はベビーベッドでも使用でき、赤ん坊を寝かせる前にヒートクッションを加熱用にベッドの中において、ベッドで温めることができる。
【0039】
上述の通り、ヒートクッション1は低コストでコンパクトサイズのため、多袋で売るのに適する。これは、例えば長距離トラックの運転手又は休日の長距離運転に利用してもよい。従って、もし長距離運転後、体の様々な部位に痛みがあれば、例えば、ガソリンスタンドに立ち寄り、多袋からクッション1を取り出して水を注入し、ガソリンスタンドの電子レンジを利用してヒートクッションを加熱することが可能である。その後、このクッション1を用いて筋肉の痛みを和らげることができる。これに関連して、ヒートクッション1を例えば後頭部用のクッションの形状にしてもよい。
【0040】
ヒートクッション1は靴底の形状にしてもよく、使い捨ての靴用中敷きとして使用してもよい。
【0041】
コンパクトなヒートクッション1は歩道カフェ又はその他の公共施設で利用してもよい。ここでは、ヒートクッション1は座席又は座席クッションのような形状にしてもよく、公共施設において顧客が温かい状態で座れるようにヒートクッション1を提供してもよい。この座席用のヒートクッションは安価で売ることが可能であり、顧客を呼び寄せるために無料で提供したり、スポンサーのロゴやコマーシャル等をプリントすることも可能である。コンクリート製スタジアムが多いことから、観客は冬の間、特に寒く感じるため、サッカーゲーム又はそれに似たスタジアムでのイベントで加熱座席用クッションを利用してもよい。
【0042】
本発明は好ましい実施例に関連して記載した。本発明の背後にある思想からはずれない範囲で多くの変更が可能性である。その発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって明らかな改良や変更が本発明の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
本発明を、添付の図面を参照して詳細に説明する。
【図1】図1は、水注入用の逆止弁が付いた本発明のヒートクッションの断面図である。
【図2】図2は、水注入後の図1に示す逆止弁が付いた本発明のヒートクッションを示す。
【図3】図3は、本発明の外側に突出した供給ノズルとキャップが付いた水を注入したヒートクッションの断面図を示す。
【図4】図4は、クッションの給水口にフラップを設けた、水を注入した本発明のヒートクッションの断面図である。
【図5】図5は、クッションの給水口にフラップを設けた本発明のヒートクッションを上から見た代替的実施例の概略図である。
【図6】図6は、体の部位の周囲に結び付けるように構成したストリングが付いた水を満タンにした本発明のヒートクッションの断面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水吸収剤(3)を配置したチャンバ(15)を規定する可撓性カバー(2)を具え、前記水吸収剤が水吸収時に電子レンジで加熱することに適しており、前記カバー(2)が前記チャンバ(15)に水を注入するための密閉可能な給水口(4)を有することを特徴とするクッション(1)。
【請求項2】
請求項1に記載のクッション(1)において、水を吸収した前記水吸収剤(3)が実質的に前記全チャンバ(15)を満たしていることを特徴とするクッション(1)。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のクッション(1)において、前記水吸収剤(3)がスポンジ材であることを特徴とするクッション(1)。
【請求項4】
請求項1又は2に記載のクッション(1)において、前記水吸収剤(3)が粉末材であることを特徴とするクッション(1)。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のクッション(1)において、前記給水口(4)に逆止弁が設けられていることを特徴とするクッション(1)。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のクッション(1)において、前記給水口(4)が好ましくは閉鎖具(10)により密封可能の外側に突出したノズル(9)に設けられていることを特徴とするクッション(1)。
【請求項7】
請求項6に記載のクッション(1)において、前記ノズル(9)と共働して密封するのに適合した閉鎖具(10)がプラグ又はキャップであり、好ましくは、ねじを有することを特徴とするクッション(1)。
【請求項8】
請求項1乃至6のいずれか1項に記載のクッション(1)において、少なくとも二本のフラップ又はストリング(7、8)が前記クッションの外側の前記給水口(4)に設けられていることを特徴とするクッション(1)。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれか1項に記載のクッション(1)において、前記クッション(1)が、前記クッション(1)の内圧と雰囲気圧の間の所定の差圧で開口する安全弁本体を有することを特徴とするクッション(1)。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれか1項に記載のクッション(1)において、前記クッション(1)が第1面及び対向する第2面を有し、前記2つの面が異なる熱伝導特性を有することを特徴とするクッション(1)。
【請求項11】
請求項4、又は請求項4及び5乃至10のいずれか1項に記載のクッション(1)において、前記粉末材が高吸水性ポリマ(Super Absorbent Polymer:SAP)であることを特徴とするクッション(1)。
【請求項12】
請求項1乃至11のいずれか1項に記載のクッション(1)において、前記可撓性カバーがポリマフィルムでできていることを特徴とするクッション(1)。
【請求項13】
請求項12に記載のクッション(1)において、前記可撓性カバーが不織布で被覆されていることを特徴とするクッション(1)。
【請求項14】
請求項13に記載のクッション(1)において、前記不織布が前記可撓性カバーに、例えば溶着により、接合されていることを特徴とするクッション(1)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2009−505757(P2009−505757A)
【公表日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−528342(P2008−528342)
【出願日】平成18年8月30日(2006.8.30)
【国際出願番号】PCT/DK2006/000466
【国際公開番号】WO2007/025543
【国際公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【出願人】(508062340)
【Fターム(参考)】