説明

ビーズ連結装置及びビーズ連結方法

【課題】一部に切り欠き部が形成されたビーズを誰でもが簡単に連結していくことができるビーズ連結装置を提供する。
【解決手段】ビーズ連結装置は、ビーズ5を重ねて収容し、ビーズ5の切り欠き部6を係合して切り欠き部6を下方に位置させる案内片102と、一端に位置するビーズ5のみを下方に落下させる押出口91が形成され、収容されたビーズ5を一端側に押圧する押圧手段111が設けられた案内路90と、押出口91上部に位置するビーズ5を押出口91を介して下方に押し出す押出手段と、押出手段によって押し出されたビーズ5を保持する保持部が形成された保持手段と、押出手段と連動して保持手段を回転させ、保持手段に保持されたビーズ5の向きを変え、押出手段によって押し出されるビーズ5の切り欠き部6の挿通を容易にする回転手段とが備えられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一部が切り欠かれたリング状のビーズを連結していくビーズ連結装置及びビーズ連結方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ビーズ連結装置は、ビーズに形成された穴に糸を通して、ビーズを連結する構成ものが多数存在した(例えば、特許文献1〜4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3722755号公報
【特許文献2】特許第2915351号公報
【特許文献3】実用新案登録第3101747号公報
【特許文献4】実公平3−45754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記したビーズ連結装置は、リング状のビーズに糸を通してビーズを連結していくものであり、一部に切り欠き部が形成されたビーズを直接連結していく構成のものは存在しなかった。従って、切り欠き部が形成されたビーズを直接連結していく場合、一対のビーズを交叉させ、一方のビーズの切り欠き部を他方のビーズに挿通させるようにして行うが、上記したように直接連結するビーズ連結装置がないので手で行わなければならなかった。このような連結作業は、手先の不器用な者、特に幼児にとって困難であるという問題点があった。
【0005】
本願発明は、上記問題点に鑑み案出したものであって、一部に切り欠き部が形成されたビーズを誰でもが簡単に連結していくことができるビーズ連結装置を提供することを第1の目的とする。また、一部に切り欠き部が形成されたビーズを直接連結していくビーズ連結方法を提供することを第2の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願請求項1記載のビーズ連結装置は、上記第1の目的を達成するため、リング状に形成され、所定箇所に切り欠き部が形成されたビーズを連結するビーズ連結装置であって、装置本体には、ビーズを重ねて収容し、ビーズの切り欠き部を係合して切り欠き部を下方に位置させる案内片を備え、一端に位置するビーズのみを下方に落下させる押出口が形成され、収容されたビーズを一端側に押圧する押圧手段が設けられた案内路と、押出口上部に位置するビーズを押出口を介して下方に押し出す押出手段と、押出手段によって押し出されたビーズを保持する保持部が形成された保持手段と、押出手段と連動して保持手段を回転させ、保持手段に保持されたビーズの向きを変え、押出手段によって押し出されるビーズの切り欠き部の挿通を容易にする回転手段とが備えられており、ビーズ同士を連結していくことを特徴とする。
【0007】
本願請求項2記載のビーズ連結装置は、上記第1の目的を達成するため、前記案内路は、装置本体に着脱可能に設けられた収納ケースに設けられていることを特徴とする。
【0008】
本願請求項3記載のビーズ連結装置は、上記第1の目的を達成するため、前記保持部は、略十字状に直交する第1の保持孔と第2の保持孔とからなり、回転手段によって回転させられることによって、押出手段によって押し出されるビーズを第1の保持孔と第2の保持孔に交互に保持させることを特徴とする。
【0009】
本願請求項4記載のビーズ連結装置は、上記第1の目的を達成するため、第1の保持孔及び第2の保持孔は、それぞれ一つのビーズのみを保持するように形成され、第1の保持孔又は第2の保持孔に保持されたビーズが、次に押出手段によって押し出され、第2の保持孔又は第1の保持孔に保持されるビーズに連結されるのと略同時に第1の保持孔又は第2の保持孔から押し出されることを特徴とする。
【0010】
本願請求項5記載のビーズ連結装置は、上記第1の目的を達成するため、前記回転手段は、押出手段の押出動作時に連動せず、押出手段の復帰動作時に連動して保持手段を略90度回転させることを特徴とする。
【0011】
本願請求項6記載のビーズ連結方法は、上記第2の目的を達成するため、リング状に形成され、所定箇所に切り欠き部が形成されたビーズを連結していくビーズ連結方法であって、切り欠き部を下方に向けた状態で多数重ねたビーズを押圧手段で一方に付勢し、多数重ねたビーズの一方端の第1のビーズを所定位置に位置決めする位置決め工程と、所定位置に位置決めされた第1のビーズを押出手段の押出動作により下方に押し出す押出工程と、下方に押し出された第1のビーズを保持手段により一旦保持する保持工程と、押出手段の復帰動作により押出手段を元の状態に復帰させる復帰工程と、押出手段の復帰動作に連動して保持手段を略90度回転させる回転工程と、前記位置決め工程により位置決めされた次の第2のビーズを押出手段の押出動作により下方に押し出す押出工程と、下方に押し出された次の第2のビーズの切り欠き部を保持手段により一旦保持された第1のビーズに通して第2のビーズを第1のビーズに連結する一方、第1のビーズを保持手段から離脱させ、第2のビーズを保持手段により一旦保持させる連結工程と、からなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本願発明に係るビーズ連結装置は、リング状に形成され、所定箇所に切り欠き部が形成されたビーズを重ね合わせ、当該切り欠き部を案内片に係合させることにより、切り欠き部が下方に向いて案内路に収容させることができる。案内路に収容された複数のビーズは、押圧手段によって一端側に押圧され、複数のビーズの内一端に位置するビーズのみが案内路に形成された押出口の上部に位置することになる。押出手段の押出動作によって押出口の上部に位置するビーズのみが押出口から押し出され、押し出されたビーズが保持手段の保持部によって保持される。押出手段が反押出動作(復帰動作)によって元の位置に復帰すると、案内路に収容された複数のビーズは、押圧手段によって一端側に押圧されているので、押し出されたビーズの次のビーズが一端に位置して押出口の上部に位置する。押出手段の動作と連動して回転手段が動作し、この回転手段によって保持手段が回転して、保持部に保持されたビーズの向きが変えられ、押出口の上部に位置する次のビーズと向きが異なるので、押出手段によって押し出される次のビーズの切り欠き部の挿通を容易にする。押出手段の押出動作によって押出口の上部に位置する次のビーズが押出口から押し出され、押し出された次のビーズが保持手段の保持部に保持されているビーズを連結して、ビーズ同士を連結していくのと略同時に保持部に保持される。
【0013】
このように本願発明に係るビーズ連結装置は、押圧手段の押圧動作でビーズを連結していくことができるので、手先の不器用な人、例えば幼児であっても簡単にビーズ連結遊びをすることができるという効果がある。また、切り欠き部を案内片に係合させることによりビーズを重ねて案内路に収納することができるので、ビーズの形状が円形のみならず、星形、長方形、正方形、ハート形等であっても案内路に収納することができ、形状・大きさに関係なく連結していくことができるという効果がある。
【0014】
本願発明に係るビーズ連結装置は、前記案内路が、装置本体に着脱可能に設けられた収納ケースに設けられているので、収納ケースを装置本体から外して、ビーズを簡単に収納ケースの案内路に収容することができるという効果がある。
【0015】
本願発明に係るビーズ連結装置は、前記保持部は、略十字状に直交する第1の保持孔と第2の保持孔とからなり、回転手段によって回転させられることによって、押出手段によって押し出されるビーズを第1の保持孔と第2の保持孔に交互に保持させることができる。即ち、本願発明に係るビーズ連結装置は、押出手段の押出動作によって押し出されたビーズが保持手段の第1の保持孔によって保持される。押出手段の動作と連動して回転手段が動作し、この回転手段によって保持手段が回転して、第1の保持孔に保持されたビーズの向きが変えられる。押出手段の押出動作によって押し出された次のビーズが保持手段の第1の保持孔に保持されているビーズを連結し、略同時に第2の保持孔に保持される。このように、本願発明に係るビーズ連結装置は、押出手段によって押し出されるビーズを第1の保持孔と第2の保持孔に交互に保持させるので、確実にビーズを連結していくことができるという効果がある。
【0016】
本願発明に係るビーズ連結装置は、第1の保持孔及び第2の保持孔が、それぞれ一つのビーズのみを保持するように形成され、第1の保持孔又は第2の保持孔に保持されたビーズが、次に押出手段によって押し出され、第2の保持孔又は第1の保持孔に保持されるビーズに連結されるのと略同時に第1の保持孔又は第2の保持孔から押し出されるので、ビーズを連続的に繋げて鎖を簡単に形成することができるという効果がある。
【0017】
本願発明に係るビーズ連結装置は、前記回転手段は、押出手段の押出動作時に連動せず、押出手段の復帰動作時に連動して保持手段を略90度回転させるので、押出動作時に保持手段の保持部に保持されたビーズが位置決めされて動くことがなく、そのため、ビーズ同士を安定して連結していくことができるという効果がある。
【0018】
本願発明に係るビーズ連結方法は、位置決め工程により、切り欠き部を下方に向けた状態で多数重ねたビーズを押圧手段で一方に付勢し、多数重ねたビーズの一方端の第1のビーズを所定位置に位置決めし、押出工程により、所定位置に位置決めされた第1のビーズを押出手段の押出動作により下方に押し出し、保持工程により、下方に押し出された第1のビーズを保持手段により一旦保持し、復帰工程により、押出手段の復帰動作により押出手段を元の状態に復帰させ、回転工程により、押出手段の復帰動作に連動して保持手段を略90度回転させ、再度押出工程により、前記位置決め工程により位置決めされた次の第2のビーズを押出手段の押出動作により下方に押し出し、連結工程により、下方に押し出された次の第2のビーズの切り欠き部を保持手段により一旦保持された第1のビーズに通して第2のビーズを第1のビーズに連結する一方、第1のビーズを保持手段から離脱させ第2のビーズを保持手段により一旦保持させる。このように本願発明に係るビーズ連結方法は、押圧手段の押圧動作でビーズを連結していくことができるので、手先の不器用な人、例えば幼児であっても簡単にビーズ連結遊びをすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本願発明に係るビーズ連結装置を上方から視た全体斜視図である。
【図2】図1のビーズ連結装置を下方から視た全体斜視図である。
【図3】図1のビーズ連結装置のカバー体を外した全体斜視図である。
【図4】図1のビーズ連結装置の要部斜視図である。
【図5】図1のビーズ連結装置の要部斜視図である。
【図6】ビーズの保持手段の分解説明図である。
【図7】図1のビーズ連結装置のビーズホルダーの全体斜視図である。
【図8】図7のビーズホルダーの説明図である。
【図9】図7のビーズホルダーの分解斜視図である。
【図10】図7のビーズホルダーの分解説明図である。
【図11】図7のビーズホルダーの押圧手段の説明斜視図である。
【図12】図1のビーズ連結装置の側面図である。
【図13】図12のビーズ連結装置のビーズホルダーを外した側面図である。
【図14】図12のビーズ連結装置の動きを説明する側面図である。
【図15】図12のビーズ連結装置の正面断面図である。
【図16】図14のビーズ連結装置の動きを説明する正面断面図である。
【図17】図12のビーズ連結装置の動きを説明する正面断面図である。
【図18】図12のビーズ連結装置の動きを説明する正面断面図である。
【図19】図7のビーズホルダーの断面説明図である。
【図20】図7のビーズホルダーの説明図である。
【図21】図20のビーズホルダーの説明断面図である。
【図22】図21のビーズホルダーの動きを説明する断面図である。
【図23】図7のビーズホルダーの開閉板の動きを説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本願発明の一つの実施の形態の概要を図1乃至図23に基づいて説明する。ビーズ連結装置の概要について説明する。ビーズ連結装置1は、リング状に形成され、所定箇所に切り欠き部6が形成されたビーズ5を連結するものである。装置本体2には、ビーズ5を重ねて収容し、ビーズ5の切り欠き部6を係合して切り欠き部6を下方に位置させる案内片102を備えている。さらに装置本体2には、一端に位置するビーズ5のみを下方に落下させる押出口91が形成され、収容されたビーズ5を一端側に押圧する押圧手段111が設けられた案内路90を備えている。
【0021】
また、装置本体2には、押出口91上部に位置するビーズ5を押出口91を介して下方に押し出す押出手段60と、押出手段60によって押し出されたビーズ5を保持する保持部35が形成された保持手段31と、押出手段60と連動して保持手段31を回転させ、保持手段31に保持されたビーズ5の向きを変え、押出手段60によって押し出されるビーズ5の切り欠き部6の挿通を容易にする回転手段75とが備えられている。
【0022】
ビーズ連結装置1は、ビーズ5を重ね合わせ、切り欠き部6を案内片102に係合させることにより、切り欠き部6が下方に向いて案内路90に収容させることができる。案内路90に収容された複数のビーズ5は、押圧手段111によって一端側に押圧され、複数のビーズ5の内一端に位置するビーズ5aのみが案内路90に形成された押出口91の上部に位置することになる。
【0023】
押出手段60の押出動作によって押出口91の上部に位置するビーズ5aのみが押出口91から押し出され、押し出されたビーズ5aが保持手段31の保持部35によって保持される。押出手段60が反押出動作(復帰動作)によって元の位置に復帰すると、案内路90に収容された複数のビーズ5は、押圧手段111によって一端側に押圧されているので、押し出されたビーズ5aの次のビーズ5bが一端に位置して押出口91の上部に位置する。
【0024】
押出手段60の動作と連動して回転手段75が動作し、この回転手段75によって保持手段31が回転して、保持部35に保持されたビーズ5aの向きが変えられ、押出口91の上部に位置する次のビーズ5bと向きが異なるので、押出手段60によって押し出される次のビーズ5bの切り欠き部6の挿通を容易にする。押出手段60の押出動作によって押出口91の上部に位置する次のビーズ5bが押出口91から押し出され、押し出された次のビーズ5bが保持手段31の保持部35に保持されているビーズ5aを連結して、ビーズ5同士を連結していくのと略同時に保持部35に保持される。
【0025】
このようにビーズ連結装置1は、押圧手段111の押圧動作でビーズ5を連結していくことができるので、手先の不器用な人、例えば幼児であっても簡単にビーズ連結遊びをすることができる。また、切り欠き部6を案内片102に係合させることによりビーズ5を重ねて案内路90に収納することができるので、ビーズ5の形状が円形のみならず、星形、長方形、正方形、ハート形等であっても案内路90に収納することができ、形状・大きさに関係なく連結していくことができる。
【0026】
ビーズ連結装置1は、前記案内路90が、装置本体2に着脱可能に設けられた収納ケース81に設けられている。ビーズ連結装置1は、前記案内路90が、装置本体2に着脱可能に設けられた収納ケース81に設けられているので、収納ケース81を装置本体2から外して、ビーズ5を簡単に収納ケース81の案内路90に収容することができる。
【0027】
ビーズ連結装置1は、前記保持部35が、略十字状に直交する第1の保持孔36と第2の保持孔37とからなり、回転手段75によって回転させられることによって、押出手段60によって押し出されるビーズ5を第1の保持孔36と第2の保持孔37に交互に保持させることができる。
【0028】
即ち、ビーズ連結装置1は、押出手段60の押出動作によって押し出されたビーズ5aが保持手段31の第1の保持孔36によって保持される。押出手段60の動作と連動して回転手段75が動作し、この回転手段75によって保持手段31が回転して、第1の保持孔36に保持されたビーズ5aの向きが変えられる。押出手段60の押出動作によって押し出された次のビーズ5bが保持手段31の第1の保持孔36に保持されているビーズ5aを連結し、略同時に第2の保持孔37に保持される。このように、ビーズ連結装置1は、押出手段60によって押し出されるビーズ5を第1の保持孔36と第2の保持孔37に交互に保持させるので、確実にビーズ5を連結していくことができる。
【0029】
ビーズ連結装置1は、第1の保持孔36及び第2の保持孔37が、それぞれ一つのビーズ5のみを保持するように形成され、第1の保持孔36又は第2の保持孔37に保持されたビーズ5aが、次に押出手段60によって押し出され、第2の保持孔37又は第1の保持孔36に保持されるビーズ5bに連結されるのと略同時に第1の保持孔36又は第2の保持孔37から押し出されるので、ビーズ5を連続的に繋げて鎖を簡単に形成することができる。
【0030】
ビーズ連結装置1は、前記回転手段75が、押出手段60の押出動作時に連動せず、押出手段60の復帰動作時に連動して保持手段31を略90度回転させるので、押出動作時に保持手段31の保持部35に保持されたビーズ5が位置決めされて動くことがなく、そのため、ビーズ5同士を安定して連結していくことができる。
【0031】
ビーズ連結方法は、リング状に形成され、所定箇所に切り欠き部6が形成されたビーズ5を連結していくビーズ連結方法であって、切り欠き部6を下方に向けた状態で多数重ねたビーズ5を押圧手段111で一方に付勢し、多数重ねたビーズ5の一方端の第1のビーズ5aを所定位置に位置決めする位置決め工程と、所定位置に位置決めされた第1のビーズ5aを押出手段60の押出動作により下方に押し出す押出工程と、下方に押し出された第1のビーズ5aを保持手段31により一旦保持する保持工程と、押出手段60の復帰動作により押出手段60を元の状態に復帰させる復帰工程と、押出手段60の復帰動作に連動して保持手段31を略90度回転させる回転工程と、前記位置決め工程により位置決めされた次の第2のビーズ5bを押出手段60の押出動作により下方に押し出す押出工程と、下方に押し出された次の第2のビーズ5bの切り欠き部6を保持手段31により一旦保持された第1のビーズ5aに通して第2のビーズ5bを第1のビーズ5aに連結する一方、第1のビーズ5aを保持手段31から離脱させ、第2のビーズ5bを保持手段31により一旦保持させる連結工程とからなる。このようにビーズ連結方法によれば、押圧手段111の押圧動作でビーズ5を連結していくことができるので、手先の不器用な人、例えば幼児であっても簡単にビーズ連結遊びをすることができる。
【0032】
さらに、ビーズ連結装置について詳細に説明する。図1乃至図3に示すように、ビーズ連結装置1は、装置本体2と、装置本体2を覆うカバー体3を有する。装置本体2には、上壁11と、上壁11の左部に設けられた左壁12と、上壁11の前部に設けられた前壁13と、上壁11の後部に設けられた後壁15と、下壁16とからなり、右部が開放されたビーズ連結部17を有する。図5に示すように、下壁16には、左壁12の略中間部から右部に向かって下降傾斜する傾斜壁19が形成されている。
【0033】
図6に示すように、上壁11には、上壁11の下面11a側に突出する略円形の収納凹部21が形成されている。収納凹部21は、円形の底壁22と、底壁22の周縁に設けられた周壁23とからなる。底壁22の略中央には、開口25が形成されている。また、収納凹部21の左側、即ち底壁22と周壁23の左側には、切り欠き部26が形成されている。また、上壁11の左縁11cには、後記回転操作片75を挿通する挿通凹部27が形成されている。
【0034】
前記収納凹部21には、保持盤(保持手段)31が回動可能に設けられている。保持盤(保持手段)31は、円盤状に形成され、周縁にかさ歯車32が形成されている。保持盤31の中央には、ビーズ5を保持する保持部35が形成されている。保持部35は、略十字状に直交する第1の保持孔36と第2の保持孔37とからなる。前記第1の保持孔36と前記第2の保持孔37は、前記開口25と連通するようになっている。
【0035】
また、図3に示すように、上壁11の上面11bには、前記収納凹部21を覆うことにより、保持盤(保持手段)31を収納凹部21内に回動可能に取り付ける基板41が設けられている。基板41の所定位置には、ビーズ5を挿通する下部挿通孔42が形成されている。基板41の上面41aには、ビーズホルダー80を着脱可能に装着することができる装着室45が形成されている。装着室45は、前記下部挿通孔42を囲むようにして、左側壁46と、右側壁47と、前側壁44と、天壁48とからなり、天壁48には、前記下部挿通孔42と対向する位置に上部挿通孔49が形成されている。左側壁46と右側壁47の下部には、ストッパー片46a,47aが形成されている。
【0036】
図5、15に示すように、左壁12には、前記保持盤31のかさ歯車32と噛み合うかさ歯車51が左壁12に固定された支軸52に回動可能に取り付けられている。かさ歯車51の側面には、回転円板53が一体に固定されている。回転円板53の側面の外周縁近傍には、略90度毎の間隔で係止突起55が突設されている。前記支軸52の先端には、固定円板56が設けられている。支軸52には、バネ部材57が装着されている。当該バネ部材57は、前記固定円板56とかさ歯車51の間に介装されており、かさ歯車51を左壁12に圧接させ、かさ歯車51の回転に抵抗がかかるようにしている。
【0037】
図3に示すように、前記基板41には、3箇所にガイド軸61が立設されており、当該ガイド軸61にバネ部材62が取り付けられている。基板41の上部には、基板41と略同じ大きさの押出板65が配置されている。押出板65の下面には、前記上部挿通孔49及び下部挿通孔42を挿通することが可能な押出片66が設けられている。押出片66の下端には、ビーズ5の上端を係合する係合片67が形成されている。係合片67がビーズ5に係合する部分には、ビーズ5の前縁と後縁の両側を挟持する一対の爪69,69が形成されている。この押出板65と押出片66によって、ビーズ5を下方に押し出す押出手段60を構成している。
【0038】
押出板65の所定箇所には、基板41のガイド軸61を挿通するガイド孔72が形成されたボス71が設けられている。押出板65は、ガイド軸61に沿って案内され、上下方向に移動可能であり、ボス71が前記バネ部材62の上端に当接して静止状態となっている。この静止状態(初期状態)の時、押出片66が前記上部挿通孔49及び下部挿通孔42の上方に位置しており、押出板65をバネ部材62の弾性に抗して下方に押し下げると、押出片66が前記上部挿通孔49及び下部挿通孔42を挿通する。
【0039】
図1、図4に示すように、押出板65の上面には、押出軸73が取り付けられている。押出軸73の上端には、円盤状の把持部材74が取り付けられている。押出板65の一側には、前記保持盤31を略90度回転させる回転操作片(回転手段)75が取り付けられている。回転操作片(回転手段)75は、長板状に形成され、上部76が略90度直角に折曲されて押出板65の上面に接合して固定され、下部77に係止爪78が形成されている。係止爪78は、下端から上方に向かって肉厚が厚くなる逆三角形状に形成され、上端が係止縁79を形成する。回転操作片(回転手段)75は、上壁11の挿通凹部27を挿通し、係止爪78が前記回転円板53の係止突起55に係脱する。
【0040】
図7乃至10に示すように、前記装着室45に着脱可能に装着されるビーズホルダー80は、細長い直方体状に形成された収納ケース81を有する。収納ケース81は、細長い底板82と、底板82の左端に設けられた左側板83と、底板82の右端に設けられた右側板85と、底板82の前部に設けられた前側板86と、底板82の後端に設けられた後側板87と、左側板83と右側板85の上端に設けられた上板89とからなる。底板82と、左側板83と、右側板85と、上板89とによって、ビーズ5を前方に押圧する後記押圧手段111の案内路90が形成される。
【0041】
底板82は、左側板83と右側板85より若干長く形成され、前部82aが前側板86から僅かに突出する。底板82の前側板86より若干後側には、ビーズ5を落下させる押出口91が形成されている。前側板86の左側下端と左側板83の前側下端には、前記左側壁46のストッパー片46aを挿通させる切り欠き92が形成されている。前側板86の右側下端と右側板85の前側下端には、前記右側壁47のストッパー片47aを挿通させる切り欠き93が形成されている。
【0042】
上板89は、左側板83及び右側板85より短く形成され、後端89bが後側壁87の上端に当接するが、前端89aが左側板83及び右側板85の約3/4程度まで位置している。したがって収納ケース81は、前側板86と上板89の前端89aの間に開口95が形成されており、この開口95からビーズ5を収納することができる。上板89の略中央には、長手方向に伸びるガイド溝89cが形成されている。
【0043】
収納ケース81内には、前記押出口91を開閉する開閉板101が設けられている。開閉板101は、細長板状に形成され、上面略中央に長手方向に伸びる案内片102が形成されている。この案内片102は、ビーズ5の切り欠き部6を挿通して、ビーズ5の切り欠き部6を常に下方に向けさせると共に、ビーズ5の形状・大きさを問わず確実にビーズ5を重ねた状態で前後方向に案内することができる。図19に示すように、この開閉板101は、収納ケース81の左側板83の下端に形成されたガイド段部83aと右側板85の下端に形成されたガイド段部85aに開閉板101の両端縁が案内され、底板82上を前後方向に摺動できるようになっている。
【0044】
開閉板101は、後部にバネ収納室103が形成されている。当該バネ収納室103にはバネ105が収納されている。バネ105は、後端が底板82に設けられた凸部106に当接し、前端がバネ収納室103の前壁107に当接することにより、開閉板101を前方に付勢し、開閉板101の前端110を収納ケース81の前側板86に圧接させ、押出口91を開閉板101により閉じさせている。
【0045】
収納ケース81内、即ち案内路90内には、開閉板101の案内片102によって案内される複数のビーズ5を前方に押圧する押圧部材(押圧手段)111が前後方向に摺動可能に設けられている。押圧部材(押圧手段)111は、細長板状の上面板112と、上面板112の前端に設けられた前面板113と、上面板112の左端に設けられた左面板116と、上面板112の右端に設けられた右面板117とからなる。押圧部材(押圧手段)111は、収納ケース81の後側板87に形成された支軸118に巻装されたバネ部材119の前端が前面板113の後面114に当接して、前方に付勢され、前面板113の前面115がビーズ5を収納ケース81の前面板113に押圧する。
【0046】
押圧部材111は、前記開閉板101の上面に摺動可能であって、前面板113に前記案内片102を挿通する凹部121が形成され、上面板112に前記上板89のガイド溝89cから突出する操作片122が形成されている。なお、装置本体2の前壁13及び下壁16には、前記ビーズホルダー80を支持する略L字状の支持部材125が形成されている。
【0047】
ビーズ連結装置1は、上記構成を有し、以下のように使用することができる。図20及び図22に示すように、ビーズホルダー80の操作片122を操作して押圧部材(押圧手段)111をバネ部材119の弾性に抗して後方に移動させ、収納ケース81内に開口95からビーズ5・・を収納する。ビーズ5・・は、切り欠き部6が案内片102に挿通して案内され、切り欠き部6が下方に位置する。収納ケース81の押出口91は、バネ105によって前方に付勢された開閉板101によって塞がれている。操作片122の操作を解除すると、バネ部材119の弾性により押圧部材111が前方に付勢され、押圧部材111の前面板113が重ねて収容された複数のビーズ5の最後部に位置するビーズ5cを前方に押圧し、複数のビーズ5の最前部に位置するビーズ5aを収納ケース81の前側板86に当接させる。複数のビーズ5の最前部に位置するビーズ5aは、押出口91の上方に位置するが、押出口91が開閉板101によって塞がれているので、下方に飛び出すことはない。
【0048】
ビーズホルダー80を装置本体2の装着室45に装着すると、図19,22に示すように、左側壁46に形成されたストッパー片46aが前側板86の切り欠き92内を通過して開閉板101の前端に当接し、右側壁47に形成されたストッパー片47aが前側板86の切り欠き93内を通過して開閉板101の前端に当接することにより、開閉板101をバネ105の弾性に抗して後方に押し戻し、収納ケース81の押出口91を開放する。ビーズホルダー80は、底板82の前部82aが前側壁44に当接して、装置本体2の装着室45への装着が終了する。
【0049】
なお、ビーズホルダー80を装置本体2の装着室45から引き出すと、左側壁46に形成されたストッパー片46aが前側板86の切り欠き92内から外れて開閉板101の前端に当接しなくなり、同じく、右側壁47に形成されたストッパー片47aが前側板86の切り欠き93内から外れて開閉板101の前端に当接しなくなるので、開閉板101がバネ105の弾性により前方に移動して、収納ケース81の押出口91を閉塞する。
【0050】
図15に示すように、ビーズ連結装置1は、初期状態において、押出片66が装着室45の上方に位置している。図16に示すように、把持部材74を把持して下方に押し込むと、押出軸73を介して押出板65をバネ部材62の弾性に抗して下方に移動する。押出板65の下方への移動に伴い、押出片66が装着室45の上部挿通孔49、基板41の下部挿通孔42を通過するので、押出片66の係合片67が複数のビーズ5の最前部に位置するビーズ5aを押出口91、下部挿通孔42から下方に押し出す。なお、係合片67の先端には、ビーズ5の前縁と後縁の両側を挟持する一対の爪69,69が形成されているので、安定して押し出すことができる。下方に押し出されたビーズ5aは、保持盤31の第1の保持孔36に密着して保持される。
【0051】
図14に示すように、押出板65が下方へ移動すると、回転操作片75も下方に移動し、係止爪78が回転円板53の次の係止突起55を係止する。係止爪78は、下方に向かって下降傾斜しているので、下方に移動する時には、係止突起55をスムーズに乗り越える一方、上方に移動する時には、係止縁79が係止突起55を係止することになる。また、係止爪78は、下方に移動する時には係止突起55をスムーズに乗り越えるので、回転円板53を回転させることはない。
【0052】
図17に示すように、把持部材74の把持を解除すると、バネ部材61の弾性により押出板65が上方に移動して、初期状態に復帰する。押出板65の上方への移動(復帰動作)に伴い、押出片66が基板41の下部挿通孔42及び装着室45の上部挿通孔49の上方に引き戻され、複数のビーズ5の最前部の次に位置するビーズ5bが収納ケース81の前側板86に当接し、この次のビーズ5bが押出口91の上方に位置する。
【0053】
図13に示すように、押出板65が上方へ移動すると、回転操作片75も上方に移動し、係止爪78が回転円板53の次の係止突起55を係止して、回転円板53を略90度回転させる。図17に示すように、回転円板53が回転すると、かさ歯車51が回転し、かさ歯車51と噛み合うかさ歯車32も回転するので、かさ歯車32と一体の保持盤31も略90度回転する。保持盤31が略90度回転するので、第1の保持孔36も略90度回転し、第1の保持孔36に保持されているビーズ5aが上方に位置するビーズ5bと略直角となる。
【0054】
図18に示すように、把持部材74を把持して下方に押し込むと、押出軸73を介して押出板65をバネ部材61の弾性に抗して下方に移動する。押出板65の下方への移動に伴い、押出片66が装着室45の上部挿通孔49、基板41の下部挿通孔42を通過するので、押出片66の係合片67が複数のビーズ5の最前部に位置するビーズ5bを押出口91、下部挿通孔42から下方に押し出す。下方に押し出されたビーズ5bは、下方に向いている切り欠き部6が、保持盤31の第1の保持孔36に保持されたビーズ5aを挿通して連結する一方、ビーズ5aを第1の保持孔36から押し出して第1の保持孔37に密着して保持される。ビーズ5b(5a)は、切り欠き部6がビーズ5a(5b)の挿通時に僅かに開いてから元の状態に戻ってビーズ5a(5b)を連結する。この連結時に作用する力によっては、ビーズ5a(5b)を第1の保持孔36(第2の保持孔37)から押し出すことがない。即ちこの連結時に作用する力は、ビーズ5a(5b)を密着して保持する保持力より小さくなっている。しかし、ビーズ5b(5a)の内周縁がビーズ5a(5b)の外周縁に接触することでビーズ5a(5b)を押し出すことになる。このようにして、ビーズ連結装置1は、連続してビーズ5を連結していき、鎖を簡単に作ることができる。
【0055】
前記ビーズホルダー80は、部品供給装置(部品供給マガジン)として利用することができる。ビーズホルダー80は、ビーズ(部品)5を重ねて収容し、一端に位置するビーズ(部品)5のみを下方に落下させる押出口91が形成され、さらに収容されたビーズ(部品)5を一端側に押圧する押圧手段111が設けられた案内路90を有する。ビーズホルダー80は、押出手段60によって押出口91上部に位置するビーズ(部品)5が押出口91から押し出されるようになっている。ビーズホルダー80は、押出口91を開閉する開閉板101が弾性部材(バネ)105によって閉じる方向に付勢され、押出口91を閉じている。ビーズホルダー80は、装置本体2に装着されると、装着本体2側に形成されたストッパー片46a、47aに前記開閉板101が係合して開閉板101が弾性部材(バネ)105の弾性に抗して押出口91を開く方向に移動し、押出口91が開放される。このように、ビーズホルダー80は、装置本体2に被装着時にあっては押出口91が閉じられているので、ビーズ(部品)5の飛び出しを阻止すると共に、ゴミ等が内部に入り込むのを防止する。ビーズホルダー80は、装置本体2に装着時にのみ押出口91が開き、ビーズ(部品)5の供給を行うことが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0056】
本願発明は、一部が切り欠かれたリング状のビーズを連結して鎖を形成するビーズ連結玩具に利用可能である。
【符号の説明】
【0057】
1 ビーズ連結装置
2 装置本体
3 カバー体
5 ビーズ
6 切り欠き部
11 上壁
11a 下面
11b 上面
11c 左縁
12 左壁
13 前壁
15 後壁
16 下壁
17 ビーズ連結部
19 傾斜壁
21 収納凹部
22 底壁
23 周壁
25 開口
26 切り欠き部
27 挿通凹部
31 保持盤(保持手段)
32 かさ歯車
35 保持部
36 第1の保持孔
37 第2の保持孔
41 基板
41a 上面
42 下部挿通孔
44 前側壁
45 装着室
46 左側壁
46a ストッパー片
47 右側壁
47a ストッパー片
48 天壁
49 上部挿通孔
51 かさ歯車
52 支軸
53 回転円板
55 係止突起
56 固定円板
57 バネ部材
60 押出手段
61 ガイド軸
62 バネ部材
65 押出板
66 押出片
67 係合片
69 爪
71 ボス
72 ガイド孔
73 押出軸
74 把持部材
75 回転操作片(回転手段)
76 上部
77 下部
78 係止爪
79 係止縁
80 ビーズホルダー
81 収納ケース
82 底板
82a 前部
83 左側板
83a ガイド段部
85 右側板
85a ガイド段部
86 前側板
87 後側板
89 上板
89a 前端
89b 後端
89c ガイド溝
90 案内路
91 押出口
92 切り欠き
93 切り欠き
95 開口
101 開閉板
102 案内片
103 バネ収納室
105 バネ
106 凸部
107 前壁
110 前端
111 押圧部材(押圧手段)
112 上面板
113 前面板
114 後面
115 前面
116 左面板
117 右面板
118 支軸
119 バネ部材
121 凹部
122 操作片
125 支持部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
リング状に形成され、所定箇所に切り欠き部が形成されたビーズを連結するビーズ連結装置であって、
装置本体には、
ビーズを重ねて収容し、ビーズの切り欠き部を係合して切り欠き部を下方に位置させる案内片を備え、一端に位置するビーズのみを下方に落下させる押出口が形成され、収容されたビーズを一端側に押圧する押圧手段が設けられた案内路と、
押出口上部に位置するビーズを押出口を介して下方に押し出す押出手段と、
押出手段によって押し出されたビーズを保持する保持部が形成された保持手段と、
押出手段と連動して保持手段を回転させ、保持手段に保持されたビーズの向きを変え、押出手段によって押し出されるビーズの切り欠き部の挿通を容易にする回転手段とが備えられており、
ビーズ同士を連結していくことを特徴とするビーズ連結装置。
【請求項2】
前記案内路は、装置本体に着脱可能に設けられた収納ケースに設けられていることを特徴とする請求項1記載のビーズ連結装置。
【請求項3】
前記保持部は、略十字状に直交する第1の保持孔と第2の保持孔とからなり、回転手段によって回転させられることによって、押出手段によって押し出されるビーズを第1の保持孔と第2の保持孔に交互に保持させることを特徴とする請求項1又は2記載のビーズ連結装置。
【請求項4】
第1の保持孔及び第2の保持孔は、それぞれ一つのビーズのみを保持するように形成され、第1の保持孔又は第2の保持孔に保持されたビーズが、次に押出手段によって押し出され、第2の保持孔又は第1の保持孔に保持されるビーズに連結されるのと略同時に第1の保持孔又は第2の保持孔から押し出されることを特徴とする請求項3記載のビーズ連結装置。
【請求項5】
前記回転手段は、押出手段の押出動作時に連動せず、押出手段の復帰動作時に連動して保持手段を略90度回転させることを特徴とする請求項3又は4記載のビーズ連結装置。
【請求項6】
リング状に形成され、所定箇所に切り欠き部が形成されたビーズを連結していくビーズ連結方法であって、
切り欠き部を下方に向けた状態で多数重ねたビーズを押圧手段で一方に付勢し、多数重ねたビーズの一方端の第1のビーズを所定位置に位置決めする位置決め工程と、
所定位置に位置決めされた第1のビーズを押出手段の押出動作により下方に押し出す押出工程と、
下方に押し出された第1のビーズを保持手段により一旦保持する保持工程と、
押出手段の復帰動作により押出手段を元の状態に復帰させる復帰工程と、
押出手段の復帰動作に連動して保持手段を略90度回転させる回転工程と、
前記位置決め工程により位置決めされた次の第2のビーズを押出手段の押出動作により下方に押し出す押出工程と、
下方に押し出された次の第2のビーズの切り欠き部を保持手段により一旦保持された第1のビーズに通して第2のビーズを第1のビーズに連結する一方、第1のビーズを保持手段から離脱させ、第2のビーズを保持手段により一旦保持させる連結工程と、
からなることを特徴とするビーズ連結方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate


【公開番号】特開2010−167184(P2010−167184A)
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−14315(P2009−14315)
【出願日】平成21年1月26日(2009.1.26)
【出願人】(500005457)株式会社シー・ピー・トムズ (19)
【Fターム(参考)】