ピザ用包装箱
【課題】ブランクの状態からの組み立て作業性に優れ、底板上に載置したピザの油やトッピングが箱外に漏れにくいピザ用包装箱を提供する。
【解決手段】側縁2とその側縁2に直角な端縁3と側縁2から端縁3に至る斜縁4とを有するピザ載置用の底板1を設け、その底板1の側縁2に連設した側板5を底板1の側縁2に沿って曲げ起こし、底板1の端縁3に連設した端板8を底板1の端縁3に沿って曲げ起こし、側板5の側縁16に連設した第1折込片17の下縁20と端板8の側縁18に連設した第2折込片19の下縁21とを連結する連結片22を底板1の斜縁4に連設し、その連結片22を底板1の斜縁4に沿って折り返すことによって第1折込片17と第2折込片19を底板1の斜縁4よりも内側に折り込むようにした段ボール製のピザ用包装箱において、連結片22を、連結片22と底板1の間に隙間を残す位置まで折り返すようにする。
【解決手段】側縁2とその側縁2に直角な端縁3と側縁2から端縁3に至る斜縁4とを有するピザ載置用の底板1を設け、その底板1の側縁2に連設した側板5を底板1の側縁2に沿って曲げ起こし、底板1の端縁3に連設した端板8を底板1の端縁3に沿って曲げ起こし、側板5の側縁16に連設した第1折込片17の下縁20と端板8の側縁18に連設した第2折込片19の下縁21とを連結する連結片22を底板1の斜縁4に連設し、その連結片22を底板1の斜縁4に沿って折り返すことによって第1折込片17と第2折込片19を底板1の斜縁4よりも内側に折り込むようにした段ボール製のピザ用包装箱において、連結片22を、連結片22と底板1の間に隙間を残す位置まで折り返すようにする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、宅配ピザや持ち帰りピザを収容するピザ用包装箱に関する。
【背景技術】
【0002】
ピザを宅配する場合や、持ち帰り用のピザを販売する場合にピザを収容するピザ用包装箱は、ピザを収容するまではブランクの状態で保管し、ピザを収容するときに組み立てて用いることが多いが(特許文献1〜5)、このようなピザ用包装箱として、段ボールからなり、図7に示すように箱の四隅を内側に折り込んだものが知られている。
【0003】
このピザ用包装箱は、図8に示すように、ピザ載置用の底板31が、対向1対の側縁32,32と、対向1対の端縁33,33と、各側縁32から各端縁33に至る斜縁34とを有する八角形状に形成されている。底板31の各側縁32には側板35が連設され、各側板35の両端縁36,36には、第1折込片37が連設されており、同様に、各端縁33には端板38が連設され、各端板38の両側縁39,39には、第2折込片40が連設されている。また、底板31の斜縁34には、第1折込片37の下縁41と、第2折込片40の下縁42とを連結する連結片43が連設されている。
【0004】
このピザ用包装箱は、次のようにして組み立てる。まず、図8に示すブランクの状態から各側板35と各端板38を底板31に対して曲げ起こし、これと同時に、図9、図10に示すように、連結片43を底板31の斜縁34に沿って底板31に重なる位置まで折り返すことによって、第1折込片37と第2折込片40を斜縁34よりも内側に折り込む。つぎに、図7に示すように、一方の端板38の上縁に連設した蓋板44で、箱の上部開口を閉鎖する。
【特許文献1】米国特許第5000374号明細書
【特許文献2】米国特許第5402929号明細書
【特許文献3】特開2003−221026号公報
【特許文献4】実用新案登録第3106867号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このピザ用包装箱は、図11(b)に示すように、連結板43を底板31に重なる位置まで折り返しているので、連結板43に作用する復元力が大きく、その復元力によって連結板43が折り返す前の状態に戻りやすい。連結板43が折り返す前の状態に戻ると、側板35と端板38も曲げ起こす前の状態に戻ってしまう。そのため、このピザ用包装箱は、ブランクの状態からの組み立て作業性が悪かった。
【0006】
また、このピザ用包装箱は、図11(b)に示すように、組み立てたときに第1折込片37と第2折込片40の間に形成されるスリット45の下端の位置が、底板31に近接しているので、そのスリット45を通して、底板31上に載置したピザの油やトッピングが箱外に漏れるおそれがあった。
【0007】
この発明が解決しようとする課題は、ブランクの状態からの組み立て作業性に優れ、底板上に載置したピザの油やトッピングが箱外に漏れにくいピザ用包装箱を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、前記連結片を、連結片と底板の間に隙間を残す位置まで折り返すようにした。このようにすると、連結片を底板の斜縁に沿って底板に重なる位置まで折り返すようにしたものと比較して、底板の斜縁に沿った連結板の曲げ角度が小さいので、底板の斜縁に沿って連結板を折り返したときに、連結板に作用する復元力が小さい。そのため、連結片が折り返す前の状態に戻りにくく、側板と端板も曲げ起こす前の状態に戻りにくい。
【発明の効果】
【0009】
このピザ用包装箱は、前記連結片を、連結片と底板の間に隙間を残す位置まで折り返すようにしたので、連結片を底板の斜縁に沿って折り返したときに、連結板に作用する復元力が小さい。そのため、このピザ用包装箱は、ブランクの状態からの組み立て作業性に優れる。
【0010】
また、このピザ用包装箱は、組み立てたときに第1折込片と第2折込片の間に形成されるスリットが、底板から上方に離れた位置に形成されるので、底板上に載置したピザの油やトッピングが、スリットを通して箱外に漏れにくい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1に、この発明の実施形態のピザ用包装箱を示し、図2に、そのブランクを示す。このピザ用包装箱は、段ボールからなり、図2に示すように、底板1が、対向1対の側縁2,2と、側縁2に直角な対向1対の端縁3,3と、各側縁2から各端縁3に至る斜縁4とを有する八角形状に形成されている。
【0012】
底板1の各側縁2には、側板5、側フラップ6が順に連設され、側板5と側フラップ6の間にスリット7が形成されている。底板1の一方の端縁3には、端板8、端フラップ9が順に連設され、端板8と端フラップ9の間にスリット10が形成されている。底板1の他方の端縁3には、端板8、蓋板11が順に連設されている。
【0013】
蓋板11は、底板1と同じ八角形状であり、蓋板11の先端縁12には、スリット10に対応する差込み片13が連設され、蓋板11の各側縁14には、スリット7に対応する差込み片15が連設されている。
【0014】
各側板5の両側縁16,16には、第1折込片17が連設され、各端板8の両側縁18には、第2折込片19が連設されている。底板1の各斜縁4には、第1折込片17の下縁20と第2折込片19の下縁21を連結する連結片22が連設されている。
【0015】
側板5の側縁16は、底板1の側縁2に対して直角であり、側板5の側縁16と第1折込片17の下縁20の間に挟まれる角度α(図3参照)は、直角よりも小さい。同様に、端板8の側縁18は、底板1の端縁3に対して直角であり、端板8の側縁18と第2折込片19の下縁21の間に挟まれる角度β(図3参照)は、直角よりも小さい。
【0016】
図2に示すブランクは、次のようにして組み立てることができる。まず、図2に示すブランクの状態から各側板5と各端板8を底板1に対して曲げ起こし、これと同時に、図3から図5に示すように、連結片22を底板1の斜縁4に沿って折り返すことによって、第1折込片17と第2折込片19を斜縁4よりも内側に折り込む。
【0017】
このとき、図6(a)に示すように、側板5の側縁16と第1折込片17の下縁20の間に挟まれる角度αが直角よりも小さく、また、図6(b)に示すように、端板8の側縁18と第2折込片19の下縁21の間に挟まれる角度βが直角よりも小さいので、図6(b)に示すように、連結片22は底板1に重ならず、連結片22と底板1の間に隙間が残る。つぎに、蓋板11で箱の上部開口を閉鎖し、差込み片13,15をそれぞれスリット7,10に差し込む。
【0018】
このピザ用包装箱は、図6(b)に示すように、連結片22を、連結片22と底板1の間に隙間を残す位置まで折り返すようにしたので、図11(b)に示すように、連結片43を底板31に重なる位置まで折り返すようにしたものと比較して、底板1の斜縁4に沿った連結板22の曲げ角度が小さく、連結板22に作用する復元力が小さい。そのため、このピザ用包装箱は、ブランクの状態から組み立てるときに、連結片22が折り返す前の状態に戻りにくく、ブランクの状態からの組み立て作業性に優れる。
【0019】
また、このピザ用包装箱は、組み立てたときに、図6(b)に示すように、第1折込片17と第2折込片19の間に形成されるスリット23が、底板1から上方に離れた位置に形成されるので、底板1上に載置したピザの油やトッピングが、スリット23を通して箱外に漏れにくい。
【0020】
上記実施形態では、箱の四隅を内側に折り込み、その四隅の各連結片22を、連結片22と底板1の間に隙間を残す位置まで折り返すようにしたピザ用包装箱を例に挙げて説明したが、この発明は、箱の四隅のうちの二隅を内側に折り込み、内側に折り込んだ各隅の連結片を、連結片と底板の間に隙間を残す位置まで折り返すようにしたピザ用包装箱にも適用することができる。
【0021】
また、上記実施形態では、蓋板11に連設した差込み片13,15をスリット7,10にそれぞれ差し込むタイプのピザ用包装箱を例に挙げて説明したが、この発明は、蓋板の両側縁に外側板を連設し、その各外側板の両側縁に連設した第3折込片と蓋板の斜縁を連結する第2連結片を設け、上部開口を蓋板で閉鎖した状態で、第3折込片と第2連結片を内側に折り込むクラムシェルタイプのピザ用包装箱に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】この発明の実施形態のピザ用包装箱を示す斜視図
【図2】図1に示すピザ用包装箱のブランクを示す平面図
【図3】図2に示すブランクの組み立て過程を示す拡大斜視図
【図4】図2に示すブランクの組み立て過程を示す拡大斜視図
【図5】図2に示すブランクの組み立て過程を示す拡大斜視図
【図6】(a)は、図5に示す連結片の近傍を箱の内側から見た斜視図、(b)は(a)のB−B線に沿った断面図
【図7】従来のピザ用包装箱の一例を示す斜視図
【図8】図7に示すピザ用包装箱のブランクを示す平面図
【図9】図8に示すブランクの組み立て過程を示す拡大斜視図
【図10】図8に示すブランクの組み立て過程を示す拡大斜視図
【図11】(a)は、図10に示す連結片の近傍を箱の内側から見た斜視図、(b)は(a)のB−B線に沿った断面図
【符号の説明】
【0023】
1 底板
2 側縁
3 端縁
4 斜縁
5 側板
8 端板
16 側縁
17 第1折込片
18 側縁
19 第2折込片
20 下縁
21 下縁
22 連結片
【技術分野】
【0001】
この発明は、宅配ピザや持ち帰りピザを収容するピザ用包装箱に関する。
【背景技術】
【0002】
ピザを宅配する場合や、持ち帰り用のピザを販売する場合にピザを収容するピザ用包装箱は、ピザを収容するまではブランクの状態で保管し、ピザを収容するときに組み立てて用いることが多いが(特許文献1〜5)、このようなピザ用包装箱として、段ボールからなり、図7に示すように箱の四隅を内側に折り込んだものが知られている。
【0003】
このピザ用包装箱は、図8に示すように、ピザ載置用の底板31が、対向1対の側縁32,32と、対向1対の端縁33,33と、各側縁32から各端縁33に至る斜縁34とを有する八角形状に形成されている。底板31の各側縁32には側板35が連設され、各側板35の両端縁36,36には、第1折込片37が連設されており、同様に、各端縁33には端板38が連設され、各端板38の両側縁39,39には、第2折込片40が連設されている。また、底板31の斜縁34には、第1折込片37の下縁41と、第2折込片40の下縁42とを連結する連結片43が連設されている。
【0004】
このピザ用包装箱は、次のようにして組み立てる。まず、図8に示すブランクの状態から各側板35と各端板38を底板31に対して曲げ起こし、これと同時に、図9、図10に示すように、連結片43を底板31の斜縁34に沿って底板31に重なる位置まで折り返すことによって、第1折込片37と第2折込片40を斜縁34よりも内側に折り込む。つぎに、図7に示すように、一方の端板38の上縁に連設した蓋板44で、箱の上部開口を閉鎖する。
【特許文献1】米国特許第5000374号明細書
【特許文献2】米国特許第5402929号明細書
【特許文献3】特開2003−221026号公報
【特許文献4】実用新案登録第3106867号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このピザ用包装箱は、図11(b)に示すように、連結板43を底板31に重なる位置まで折り返しているので、連結板43に作用する復元力が大きく、その復元力によって連結板43が折り返す前の状態に戻りやすい。連結板43が折り返す前の状態に戻ると、側板35と端板38も曲げ起こす前の状態に戻ってしまう。そのため、このピザ用包装箱は、ブランクの状態からの組み立て作業性が悪かった。
【0006】
また、このピザ用包装箱は、図11(b)に示すように、組み立てたときに第1折込片37と第2折込片40の間に形成されるスリット45の下端の位置が、底板31に近接しているので、そのスリット45を通して、底板31上に載置したピザの油やトッピングが箱外に漏れるおそれがあった。
【0007】
この発明が解決しようとする課題は、ブランクの状態からの組み立て作業性に優れ、底板上に載置したピザの油やトッピングが箱外に漏れにくいピザ用包装箱を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、前記連結片を、連結片と底板の間に隙間を残す位置まで折り返すようにした。このようにすると、連結片を底板の斜縁に沿って底板に重なる位置まで折り返すようにしたものと比較して、底板の斜縁に沿った連結板の曲げ角度が小さいので、底板の斜縁に沿って連結板を折り返したときに、連結板に作用する復元力が小さい。そのため、連結片が折り返す前の状態に戻りにくく、側板と端板も曲げ起こす前の状態に戻りにくい。
【発明の効果】
【0009】
このピザ用包装箱は、前記連結片を、連結片と底板の間に隙間を残す位置まで折り返すようにしたので、連結片を底板の斜縁に沿って折り返したときに、連結板に作用する復元力が小さい。そのため、このピザ用包装箱は、ブランクの状態からの組み立て作業性に優れる。
【0010】
また、このピザ用包装箱は、組み立てたときに第1折込片と第2折込片の間に形成されるスリットが、底板から上方に離れた位置に形成されるので、底板上に載置したピザの油やトッピングが、スリットを通して箱外に漏れにくい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1に、この発明の実施形態のピザ用包装箱を示し、図2に、そのブランクを示す。このピザ用包装箱は、段ボールからなり、図2に示すように、底板1が、対向1対の側縁2,2と、側縁2に直角な対向1対の端縁3,3と、各側縁2から各端縁3に至る斜縁4とを有する八角形状に形成されている。
【0012】
底板1の各側縁2には、側板5、側フラップ6が順に連設され、側板5と側フラップ6の間にスリット7が形成されている。底板1の一方の端縁3には、端板8、端フラップ9が順に連設され、端板8と端フラップ9の間にスリット10が形成されている。底板1の他方の端縁3には、端板8、蓋板11が順に連設されている。
【0013】
蓋板11は、底板1と同じ八角形状であり、蓋板11の先端縁12には、スリット10に対応する差込み片13が連設され、蓋板11の各側縁14には、スリット7に対応する差込み片15が連設されている。
【0014】
各側板5の両側縁16,16には、第1折込片17が連設され、各端板8の両側縁18には、第2折込片19が連設されている。底板1の各斜縁4には、第1折込片17の下縁20と第2折込片19の下縁21を連結する連結片22が連設されている。
【0015】
側板5の側縁16は、底板1の側縁2に対して直角であり、側板5の側縁16と第1折込片17の下縁20の間に挟まれる角度α(図3参照)は、直角よりも小さい。同様に、端板8の側縁18は、底板1の端縁3に対して直角であり、端板8の側縁18と第2折込片19の下縁21の間に挟まれる角度β(図3参照)は、直角よりも小さい。
【0016】
図2に示すブランクは、次のようにして組み立てることができる。まず、図2に示すブランクの状態から各側板5と各端板8を底板1に対して曲げ起こし、これと同時に、図3から図5に示すように、連結片22を底板1の斜縁4に沿って折り返すことによって、第1折込片17と第2折込片19を斜縁4よりも内側に折り込む。
【0017】
このとき、図6(a)に示すように、側板5の側縁16と第1折込片17の下縁20の間に挟まれる角度αが直角よりも小さく、また、図6(b)に示すように、端板8の側縁18と第2折込片19の下縁21の間に挟まれる角度βが直角よりも小さいので、図6(b)に示すように、連結片22は底板1に重ならず、連結片22と底板1の間に隙間が残る。つぎに、蓋板11で箱の上部開口を閉鎖し、差込み片13,15をそれぞれスリット7,10に差し込む。
【0018】
このピザ用包装箱は、図6(b)に示すように、連結片22を、連結片22と底板1の間に隙間を残す位置まで折り返すようにしたので、図11(b)に示すように、連結片43を底板31に重なる位置まで折り返すようにしたものと比較して、底板1の斜縁4に沿った連結板22の曲げ角度が小さく、連結板22に作用する復元力が小さい。そのため、このピザ用包装箱は、ブランクの状態から組み立てるときに、連結片22が折り返す前の状態に戻りにくく、ブランクの状態からの組み立て作業性に優れる。
【0019】
また、このピザ用包装箱は、組み立てたときに、図6(b)に示すように、第1折込片17と第2折込片19の間に形成されるスリット23が、底板1から上方に離れた位置に形成されるので、底板1上に載置したピザの油やトッピングが、スリット23を通して箱外に漏れにくい。
【0020】
上記実施形態では、箱の四隅を内側に折り込み、その四隅の各連結片22を、連結片22と底板1の間に隙間を残す位置まで折り返すようにしたピザ用包装箱を例に挙げて説明したが、この発明は、箱の四隅のうちの二隅を内側に折り込み、内側に折り込んだ各隅の連結片を、連結片と底板の間に隙間を残す位置まで折り返すようにしたピザ用包装箱にも適用することができる。
【0021】
また、上記実施形態では、蓋板11に連設した差込み片13,15をスリット7,10にそれぞれ差し込むタイプのピザ用包装箱を例に挙げて説明したが、この発明は、蓋板の両側縁に外側板を連設し、その各外側板の両側縁に連設した第3折込片と蓋板の斜縁を連結する第2連結片を設け、上部開口を蓋板で閉鎖した状態で、第3折込片と第2連結片を内側に折り込むクラムシェルタイプのピザ用包装箱に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】この発明の実施形態のピザ用包装箱を示す斜視図
【図2】図1に示すピザ用包装箱のブランクを示す平面図
【図3】図2に示すブランクの組み立て過程を示す拡大斜視図
【図4】図2に示すブランクの組み立て過程を示す拡大斜視図
【図5】図2に示すブランクの組み立て過程を示す拡大斜視図
【図6】(a)は、図5に示す連結片の近傍を箱の内側から見た斜視図、(b)は(a)のB−B線に沿った断面図
【図7】従来のピザ用包装箱の一例を示す斜視図
【図8】図7に示すピザ用包装箱のブランクを示す平面図
【図9】図8に示すブランクの組み立て過程を示す拡大斜視図
【図10】図8に示すブランクの組み立て過程を示す拡大斜視図
【図11】(a)は、図10に示す連結片の近傍を箱の内側から見た斜視図、(b)は(a)のB−B線に沿った断面図
【符号の説明】
【0023】
1 底板
2 側縁
3 端縁
4 斜縁
5 側板
8 端板
16 側縁
17 第1折込片
18 側縁
19 第2折込片
20 下縁
21 下縁
22 連結片
【特許請求の範囲】
【請求項1】
側縁(2)とその側縁(2)に直角な端縁(3)と前記側縁(2)から前記端縁(3)に至る斜縁(4)とを有するピザ載置用の底板(1)を設け、その底板(1)の側縁(2)に連設した側板(5)を底板(1)の側縁(2)に沿って曲げ起こし、前記底板(1)の端縁(3)に連設した端板(8)を底板(1)の端縁(3)に沿って曲げ起こし、前記側板(5)の側縁(16)に連設した第1折込片(17)の下縁(20)と前記端板(8)の側縁(18)に連設した第2折込片(19)の下縁(21)とを連結する連結片(22)を前記底板(1)の斜縁(4)に連設し、その連結片(22)を前記底板(1)の斜縁(4)に沿って折り返すことによって前記第1折込片(17)と前記第2折込片(19)を前記底板(1)の斜縁(4)よりも内側に折り込むようにした段ボール製のピザ用包装箱において、前記連結片(22)を、連結片(22)と底板(1)の間に隙間を残す位置まで折り返すようにしたことを特徴とするピザ用包装箱。
【請求項1】
側縁(2)とその側縁(2)に直角な端縁(3)と前記側縁(2)から前記端縁(3)に至る斜縁(4)とを有するピザ載置用の底板(1)を設け、その底板(1)の側縁(2)に連設した側板(5)を底板(1)の側縁(2)に沿って曲げ起こし、前記底板(1)の端縁(3)に連設した端板(8)を底板(1)の端縁(3)に沿って曲げ起こし、前記側板(5)の側縁(16)に連設した第1折込片(17)の下縁(20)と前記端板(8)の側縁(18)に連設した第2折込片(19)の下縁(21)とを連結する連結片(22)を前記底板(1)の斜縁(4)に連設し、その連結片(22)を前記底板(1)の斜縁(4)に沿って折り返すことによって前記第1折込片(17)と前記第2折込片(19)を前記底板(1)の斜縁(4)よりも内側に折り込むようにした段ボール製のピザ用包装箱において、前記連結片(22)を、連結片(22)と底板(1)の間に隙間を残す位置まで折り返すようにしたことを特徴とするピザ用包装箱。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2008−155960(P2008−155960A)
【公開日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−347476(P2006−347476)
【出願日】平成18年12月25日(2006.12.25)
【出願人】(000115980)レンゴー株式会社 (502)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年12月25日(2006.12.25)
【出願人】(000115980)レンゴー株式会社 (502)
【Fターム(参考)】
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