説明

ピラゾロピリジン−4−イルピラゾロン誘導体とその付加塩及びそれを有効成分とするホスホジエステラーゼ阻害剤

【課題】ホスホジエステラーゼ阻害作用を有する医薬品として有用な新規ピラゾロピリジン−4−イルピラゾロン誘導体を提供すること。
【解決手段】下記一般式(1)


で表されるピラゾロピリジン−4−イルピラゾロン誘導体(具体例:6−(2−エチル−7−メトキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)−4,4−ジメチル−2,4−ジヒドロ−3−ピラゾロン)。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(1)
【化1】

[式中、Rは水素原子、ハロゲン原子、置換基を有しても良い炭素数1〜4の低級アルキル基、置換基を有しても良い炭素数1〜4の低級アルコキシ基、炭素数1〜4の低級アルキルチオ基、炭素数1〜4の低級アルキルスルフィニル基、炭素数1〜4の低級アルキルスルホニル基、炭素数1〜4の低級アルキルアミノ基または炭素数1〜4の低級アルカノイル基を、
は水素原子、置換基を有しても良い炭素数1〜4の低級アルキル基または炭素数3〜8のシクロアルキル基を、
及びRは同一または異なって炭素数1〜4の低級アルキル基を、
は水素原子、置換基を有しても良いベンジル基またはピリジルメチル基を示す]
で表されることを特徴とするピラゾロピリジン−4−イルピラゾロン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物。
【請求項2】
前記一般式(1)で表される化合物が、一般式(1a)
【化2】

[式中、R、R、R及びRは前記定義に同じ]
で表されることを特徴とする請求項1記載のピラゾロピリジン−4−イルピラゾロン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物。
【請求項3】
前記一般式(1a)においてRがメトキシ基であることを特徴とする請求項2に記載のピラゾロピリジン−4−イルピラゾロン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物。
【請求項4】
前記一般式(1a)においてRがメチルチオ基であることを特徴とする請求項2に記載のピラゾロピリジン−4−イルピラゾロン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物。
【請求項5】
前記一般式(1a)においてRがメチルアミノ基であることを特徴とする請求項2に記載のピラゾロピリジン−4−イルピラゾロン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物。
【請求項6】
前記一般式(1)で示される化合物が、
6−(2−エチル−7−メトキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)−4,4−ジメチル−2,4−ジヒドロ−3−ピラゾロン、
6−(2−エチル−7−メチルチオ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)−4,4−ジメチル−2,4−ジヒドロ−3−ピラゾロン、
6−(2−エチル−7−メチルアミノ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)−4,4−ジメチル−2,4−ジヒドロ−3−ピラゾロン、
6−(2−エチル−7−ヒドロキシメチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)−4,4−ジメチル−2,4−ジヒドロ−3−ピラゾロン、
6−(7−アセチル−2−エチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)−4,4−ジメチル−2,4−ジヒドロ−3−ピラゾロン、
6−(2−シクロプロピル−7−メトキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)−4,4−ジメチル−2,4−ジヒドロ−3−ピラゾロン、
6−(7−メトキシ−2−トリフルオロメチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)−4,4−ジメチル−2,4−ジヒドロ−3−ピラゾロンまたは
6−(7−メトキシメチル−2−トリフルオロメチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)−4,4−ジメチル−2,4−ジヒドロ−3−ピラゾロンである請求項1記載のピラゾロピリジン−4−イルピラゾロン誘導体、及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物。
【請求項7】
一般式(1)
【化3】

[式中、Rは水素原子、ハロゲン原子、置換基を有しても良い炭素数1〜4の低級アルキル基、置換基を有しても良い炭素数1〜4の低級アルコキシ基、炭素数1〜4の低級アルキルチオ基、炭素数1〜4の低級アルキルスルフィニル基、炭素数1〜4の低級アルキルスルホニル基、炭素数1〜4の低級アルキルアミノ基または炭素数1〜4の低級アルカノイル基を、
は水素原子、置換基を有しても良い炭素数1〜4の低級アルキル基または炭素数3〜8のシクロアルキル基を、
及びRは同一または異なって炭素数1〜4の低級アルキル基を、
は水素原子、置換基を有しても良いベンジル基またはピリジルメチル基を示す]
で表されることを特徴とするピラゾロピリジン−4−イルピラゾロン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物の少なくとも一種類以上を有効成分とするホスホジエステラーゼ阻害剤。
【請求項8】
前記一般式(1)で示される化合物が、一般式(1a)

【化4】

[式中、R、R、R及びRは前記定義に同じ]
で表されるピラゾロピリジン−4−イルピラゾロン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物の少なくとも一種類以上を有効成分とすることを特徴とする請求項7に記載のホスホジエステラーゼ阻害剤。
【請求項9】
請求項1〜6のいずれか1項に記載されたピラゾロピリジン−4−イルピラゾロン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物の少なくとも一種類以上を有効成分として含有する医薬。


【公開番号】特開2007−91597(P2007−91597A)
【公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−279376(P2005−279376)
【出願日】平成17年9月27日(2005.9.27)
【出願人】(000001395)杏林製薬株式会社 (120)
【Fターム(参考)】