説明

ファイル管理サーバ及びそのプログラムとファイル管理方法

【構成】 ネットワーク上でファイルを管理するファイル管理サーバに、受信した電子メールの添付ファイルとそのタイムスタンプデータとを登録するためのファイル管理テーブルを設ける。そしてユーザからの電子メールの添付ファイルがすでに登録済みのファイルであれば、登録されたタイムスタンプデータを使用してファイルの検証を行う。
【効果】 ユーザが外出先等で入手したデータを電子メールで送信することで、ファイル管理サーバにファイルを登録することができる。原本保証が必要なファイルを電子メールに添付することで、簡易な方法でファイルの検証を行うことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ネットワークに接続するファイル管理サーバとそのプログラム及びファイル管理方法とに関し、特に電子メールの添付ファイルを保存し、原本性を保証するためのファイル管理に関する。
【背景技術】
【0002】
電子メール文書を保存する装置において、電子メール文書及びその添付ファイルの原本性を保証することは知られている(特許文献1)。しかし、この装置では、署名の作成、検証や鍵の作成等を行うためのプログラムをクライアントに配布する必要がある。特に、モバイル端末等のメモリデバイスのファイルデータについて、電子メールの添付ファイルとして送付し、簡単な方法で登録して原本性を保証することについては知られていない。
【特許文献1】特開2005−101883
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
この発明の課題は、ファイル管理サーバにおいて、電子メールの添付ファイルにタイムスタンプを付与し、原本性を保証してファイル管理を行うことにある(請求項1〜7)。
この発明の追加の課題は、電子メールを用いて、添付ファイルのタイムスタンプデータを遠隔から取り出せるようにすることにある(請求項3)。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この発明は、ネットワーク上でファイルを管理するためのファイル管理サーバにおいて、電子メールの送受信を行うための送受信手段と、前記受信した電子メールの添付ファイルに対してタイムスタンプデータを取得するためのタイムスタンプデータ取得手段と、前記添付ファイルを、前記タイムスタンプデータ取得手段で取得したタイムスタンプデータと対応づけてファイル管理テーブルに登録するための登録手段と、前記ファイル管理テーブルへの登録を電子メールで通知するための通知手段、とを設けたことを特徴とする(請求項1)。
【0005】
好ましくは、前記受信した電子メールの添付ファイルが、前記ファイル管理テーブルに登録されているか否かを検出するための検出手段と、前記添付ファイルが登録済みファイルであることを検出した際に、対応するタイムスタンプデータを前記ファイル管理テーブルから求めて、前記添付ファイルが登録済み添付ファイルと同一かどうかを検証するための検証手段、とを設ける(請求項2)。
【0006】
また好ましくは、タイムスタンプデータの取り出しを要求する電子メールの受信で、要求対象ファイルのタイムスタンプデータを前記ファイル管理テーブルから求め、前記求めたタイムスタンプデータを電子メールで返送するためのタイムスタンプデータ送信手段を設ける(請求項3)。
【0007】
さらにこの発明は、電子メールの送受信を備えてネットワーク上でファイルを管理する、ファイル管理サーバのプラグラムであって、前記受信した電子メールの添付ファイルに対してタイムスタンプデータを取得するための命令と、前記添付ファイルを、前記タイムスタンプデータ取得手段で取得したタイムスタンプデータと対応づけてファイル管理テーブルに登録するための命令と、前記ファイル管理テーブルへの登録を電子メールで通知するための命令、とを設けたことを特徴とする(請求項4)。
【0008】
好ましくは、前記受信した電子メールの添付ファイルが、前記ファイル管理テーブルに登録されているか否かを検出するための命令と、前記添付ファイルが登録済みファイルであることを検出した際に、対応するタイムスタンプデータを前記ファイル管理テーブルから求めて、前記添付ファイルが登録済み添付ファイルと同一かどうかを検証するための命令、とを設ける(請求項5)。
【0009】
またこの発明は、ファイル管理サーバを用いてネットワーク上でファイルを管理するための方法であって、電子メールの送受信を行うためのステップと、前記受信した電子メールの添付ファイルに対してタイムスタンプデータを取得するためのステップと、前記添付ファイルを、前記タイムスタンプデータ取得手段で取得したタイムスタンプデータと対応づけてファイル管理テーブルに登録するためのステップと、前記ファイル管理テーブルへの登録を電子メールで通知するためのステップ、とを設けたことを特徴とする(請求項6)。
【0010】
さらに好ましくは、前記受信した電子メールの添付ファイルが、前記ファイル管理テーブルに登録されているか否かを検出するためのステップと、前記添付ファイルが登録済みファイルであることを検出すれば、対応するタイムスタンプデータを前記ファイル管理テーブルから求めて、前記添付ファイルが登録済み添付ファイルと同一かどうかを検証するためのステップ、とを設ける(請求項7)。
【発明の効果】
【0011】
この発明では、受信した電子メールの添付ファイルを、そのタイムスタンプデータと対応づけてファイル管理テーブルに登録して一元的に管理する。特にモバイル端末装置等のメモリデバイスのファイルデータを電子メールの添付ファイルとして送信する場合において、例えば外出先で入手したデータについて遠隔地から容易に原本保証を行うことが可能になる。そのためタイムスタンプデータを生成したりこれを検証するためのアプリケーションを備えていない、例えばモバイル端末装置等からのファイルデータの原本保証を容易にすることができる(請求項1〜7)。
【0012】
さらにこの発明では、取得したファイルデータを電子メールで送信することで、そのファイルデータがすでに登録されていれば、編集/改ざんが施されているかを検証することができる(請求項2,5,7)。
【0013】
またこの発明では、電子メールを用いてタイムスタンプデータを取り出すことができるので、モバイル端末装置等からタイムスタンプデータを得ることができる(請求項3)。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下に、発明を実施するための最適実施例を示す。
【実施例】
【0015】
図1〜図5に、実施例を示す。図1に、ファイル管理サーバ2の構成と、タイムスタンプサーバ4等との関係を示す。実施例では単独の装置としてのファイル管理サーバについて説明するが、ファイル管理サーバをインターネットファクシミリ装置等に組み込んでもよい。ファイル管理サーバ2は、LAN6を介してクライアントのモバイル端末装置7やパーソナルコンピュータ8やルータ10等と接続され、さらにルータ10やメールサーバ11を介してインターネット12と接続して電子メール等の送受信を行う。そしてインターネット12を介して他のパーソナルコンピュータ14やタイムスタンプサーバ4等と接続される。
【0016】
図1において、タイムスタンプサーバ4は、タイムスタンピングサービスを提供する第三者機関としてのサーバである。タイムスタンプサーバ4は、ファイル管理サーバ2からのファイルのデータ、すなわちファイルデータのハッシュ値や、サーバ名、時刻情報等に対して電子署名を付与して、タイムスタンプデータを取得し、ファイル管理サーバへと返送することでタイムスタンプデータを取得させる。
【0017】
実施例のファイル管理サーバ2では、電子メールの添付ファイルを受信ファイルとして管理し、ファイルデータはパーソナルコンピュータで作成した文書等の他、例えばデジタルカメラ等の携帯メモリデバイスで取得した画像データ等である。図において、20は主制御部で、22はLANインターフェース、24はモバイル端末装置7やクライアントパーソナルコンピュータ8等からの電子メールの送受信部である。RAM26は、ファイルを保存するためのファイルフォルダやそのタイムスタンプデータ及びその他のデータを記憶する。またROM28は、ファイル管理サーバ2に必要なプログラムを記憶し、特に添付ファイルのタイムスタンプデータを取得したり、保存するファイルとタイムスタンプデータとを対応づけてテーブルに登録し、電子メールの添付ファイルに対して原本保証を行い、ファイルの編集/改ざんの検出を行うために必要なファイル管理プログラム60を記憶する。
【0018】
30は、ファイルデータのメッセージダイジェストを生成するためのメッセージダイジェスト生成部で、32は、生成されたメッセージダイジェストに対しタイムスタンプサーバ4等でタイムスタンプデータを取得し、タイムスタンプを付与するためのタイムスタンプデータ取得部である。そして34は、受信ファイルと取得したタイムスタンプデータとを対応づけてファイル管理テーブル36に登録するためのファイル登録部である。なおファイル管理テーブルへの登録が完了すると、登録完了通知をクライアントに電子メールで送信する。
【0019】
なお実施例では、タイムスタンプデータをタイムスタンプサーバ4から取得するが、タイムスタンプサーバ4を利用せずに、自機で電子ファイルのデータに対しタイムスタンプデータを生成しても良い。この場合、タイムスタンプデータ取得部32に代えて標準時刻情報取得部を設け、時刻情報のみを外部サーバやLAN6内のサーバ等から得て、文字データ等と時刻情報とに対してメッセージダイジェストを生成部30で生成する。あるいは自機での時刻情報等を使用し、これらに対しメッセージダイジェストを生成する。また自機やLAN6内のサーバを用い、簡易にタイムスタンプを付与しても良い。
【0020】
40は登録済みファイル検証部で、添付ファイルとして受信したファイルがファイル管理テーブル36にすでに登録済みであれば、そのファイルのハッシュ値(メッセージダイジェスト)を求め、これと対応するタイムスタンプデータに含むハッシュ値とを比較して改ざん等の有無を検出し、検証結果を電子メール形式で返送する。改ざんを検出すると、ファイル復元処理部42で改ざん前のファイルをファイル管理テーブル60から得て、電子メールの添付ファイルとしてクライアントに返送する。
【0021】
44は、データ要求処理部で、電子メールによりファイル名を指定してそのタイムスタンプデータの読み出し要求があれば、該当するタイムスタンプデータをファイル管理テーブル36から求めて電子メールに添付してクライアントに送信する。46は、電子メール作成部で、添付ファイルの登録完了を通知するための電子メールや、編集/改ざん検出時に正しいファイルを返送するための電子メールや、クライアントの要求するタイムスタンプデータを添付した電子メール等を作成する。
【0022】
図2に、ファイル管理プログラム60の概要を示す。ファイル管理プログラム60はファイル管理サーバ2に記憶されており、受信ファイルとそのタイムスタンプデータとをファイル管理テーブルで管理し、検証要求のあったファイルに対して、予め登録したタイムスタンプデータを用いて改ざん等の検証を行う。また、クライアントの要求するタイムスタンプデータを送信する。このプログラム60は、受信した電子メールの添付ファイルのタイムスタンプデータを外部サーバ等から取得するための命令62と、添付ファイルとそのタイムスタンプデータとを対応づけてファイル管理テーブルに登録するための命令64と、検証要求のあったファイルがすでに登録されていれば、その編集/改ざんをタイムスタンプデータで検証するための命令66とで構成されている。さらにこのプログラム60は、ファイルへの編集/改ざんの検出で元のファイルを用いてファイルを復元するための命令68と、クライアントからのファイル名を指定してのタイムスタンプデータ取り出し要求に応じて、これを返送するための命令70と、登録完了通知や検証結果通知のための電子メールや、取り出し要求のあったタイムスタンプデータを送信するための電子メールを作成するための命令72とを設ける。
【0023】
図3に、実施例でのファイル管理の処理を示す。実施例では、モバイル端末装置7で取り込んだデータやパーソナルコンピュータ8で作成した文書を、電子メールの添付ファイルとして送信する。なおモバイル端末装置7は携帯端末装置や携帯電話やデジタルカメラ等で、これらのメモリデバイスに取り込んだ画像データ等に対してファイル管理し、原本保証を行う。図において、受信したファイル「File01」を例えばPDF(Portable Document Format)ファイル「File01.pdf」等とし、タイムスタンプデータ「TSP.01tsp」を取得して、ファイル「File01.pdf」とタイムスタンプデータ「TSP.01tsp」とをファイル管理テーブル38で対応づけて登録する。
【0024】
図4に、ファイル管理サーバ2とモバイル端末装置7とのやりとりを示す。モバイル端末装置7に取り込んだ画像データ等のファイルの原本保証を行う場合、取り込んだデータを電子メール形式で添付ファイルとしてファイル管理サーバ2に送信する。ファイル管理サーバ2は添付ファイル付きの電子メールを受信すると、電子メールから添付ファイルを抽出し、そのファイルデータのメッセージダイジェストを生成し、タイムスタンプサーバでタイムスタンプデータを取得する。そして受信ファイルとタイムスタンプデータとを対応づけてファイル管理テーブルに登録する。ファイル管理サーバ2が受信したファイルの登録を行えば、登録完了通知の電子メールを返送する。ユーザは登録完了通知メールを受け取ることで、送信したデータが登録されたことを確認することができる。
【0025】
次に電子メールの添付ファイルとして受信したデータがファイル管理テーブルに登録済みであれば、そのファイルの検証を行う。すなわちユーザはモバイル端末装置7に蓄積したデータを電子メールの添付ファイルとして送信することで、その登録と検証とを行うことができる。ファイルの検証は、添付ファイルに対応して登録したタイムスタンプデータを用る。検証結果は電子メールでクライアントに対して通知するが、ファイルの編集/改ざんを検出すれば添付ファイルの復元を行ってもよい。ファイルの復元は、ファイル管理テーブルから元のファイルを得て、これをクライアントに送信することで編集/改ざん前の正しいファイルを取得させることができる。
【0026】
またユーザはモバイル端末装置7等から取り出し要求の電子メールを送信して、所望するファイルのタイムスタンプデータを取り出すことができる。実施例では、ファイル名毎にタイムスタンプデータと対応させてファイル管理テーブルに登録するので、ユーザはファイル名を指定することで、対応するタイムスタンプデータを取得できる。なおタイムスタンプデータの要求メールでは、ファイル名の他、日時やファイル作成者等の、ファイルを特定するためのキーワードで指定しても良い。
【0027】
図5を用い、ファイルを登録し検証するための処理を説明する。認証されたクライアントからの電子メールを受信し(S1)、電子メールに添付ファイルがあれば(S2)、その添付ファイルがファイル管理テーブルに登録済みであるかをファイル名でチェックする(S3)。添付ファイルがファイル管理テーブルに登録されていなければ、ファイルデータのハッシュ値を生成してタイムスタンプデータを取得する(S4)。そして添付された受信ファイルをタイムスタンプデータと対応づけて、ファイル管理テーブルに登録し(S5)、ユーザが添付したファイルを登録した旨の通知を、登録日時やファイル名、サーバ名等と共に送信するための電子メールを作成する(S7)。タイムスタンプデータを送信する設定では(S7)、タイムスタンプデータを登録完了通知の電子メールの添付ファイルとして送信する(S8,S9)。
【0028】
添付ファイルがファイル管理テーブルに登録済みであれば、添付ファイルに編集/改ざんが施されていないかを、対応するタイムスタンプデータを求めて(S3,S10)ファイルデータのハッシュ値とタイムスタンプデータとが一致するか否かをチェックして行う(S11)。一致する、すなわち編集/改ざんがなければ、その旨を通知するための検証結果通知メールを作成し(S12,S16)、クライアントにメール送信する(S9)。編集/改ざんを検出し、ファイルデータを復元する設定の場合、ファイル管理テーブルからファイルデータを求めて(S14)、元ファイルのデータとしてこれを電子メールに添付してクライアントに返送する(S15、S16,S9)。一方、ファイルデータを復元する設定でなければ、対象ファイル名や編集/改ざんされた日付等と共に編集/改ざんの検出通知を行う(S13,S16、S9)。ユーザは送信したファイルの検証結果を得ることができ、検証を求めたファイルが編集/改ざんされている場合には元のファイルデータを取得することができる。
【0029】
受信した電子メールにファイルが添付されておらず、タイムスタンプデータの要求メールであれば(S2,S17)、電子メールから抽出したファイル名でファイル管理テーブルを検索し(S18,S19)、対象のタイムスタンプデータを求める(S20)。そして求めたタイムスタンプデータを電子メールの添付ファイルとしてクライアントに送信する(S20,S21,S9)。なお受信した電子メールにファイルが添付されておらず、タイムスタンプデータの要求メールでなければ、他の処理を行う(S22)。
【0030】
このように実施例では、外出先で取得したモバイル端末装置等の画像データやパーソナルコンピュータ等で作成した文書ファイル等について、簡易な方法でファイルを登録し原本保証を行うことができる。そのためモバイル端末装置等にタイムスタンプデータを生成したり検証を行うためのアプリケーションを備える必要が無く、クライアントがデータを取得する毎に遠隔地から簡単にファイルを登録したり、ファイルの原本保証を行うことができる。
【0031】
またクライアントは、取得したデータ等をその都度ファイル管理サーバにタイムスタンプデータと共に登録して管理させることができる。ファイルデータがすでにファイル管理サーバに登録されていれば、登録したタイムスタンプデータを用いて検証することができる。
さらにユーザは電子メールでファイル名等を指定することで、タイムスタンプデータを容易に取り出すことができる。

【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】実施例のファイル管理サーバの構成及び、ファイル管理サーバとタイムスタンプサーバ等との接続を示す図
【図2】実施例のファイル管理サーバのファイル管理プログラムの構成を示すブロック図
【図3】実施例のファイル管理サーバでの、ファイル登録時の処理を示す図
【図4】実施例のファイル管理サーバでの、ファイル管理の概要を示す図
【図5】実施例のファイル管理サーバでの、ファイル管理処理を示すフローチャート
【符号の説明】
【0033】
2 ファイル管理サーバ
4 タイムスタンプサーバ
6 LAN
7 モバイル端末装置
8,14 パーソナルコンピュータ
10 ルータ
12 インターネット網
20 主制御部
22 LANインターフェース
24 電子メール送受信部
26 RAM
28 ROM
30 メッセージダイジェスト生成部
32 タイムスタンプデータ取得部
34 ファイル登録部
36 ファイル管理テーブル
40 登録済ファイル検証部
42 ファイル復元処理部
44 データ要求処理部
46 電子メール作成部
60 ファイル管理プログラム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク上でファイルを管理するためのファイル管理サーバにおいて、
電子メールの送受信を行うための送受信手段と、
前記受信した電子メールの添付ファイルに対してタイムスタンプデータを取得するためのタイムスタンプデータ取得手段と、
前記添付ファイルを、前記タイムスタンプデータ取得手段で取得したタイムスタンプデータと対応づけてファイル管理テーブルに登録するための登録手段と、
前記ファイル管理テーブルへの登録を電子メールで通知するための通知手段、とを設けたことを特徴とする、ファイル管理サーバ。
【請求項2】
前記受信した電子メールの添付ファイルが、前記ファイル管理テーブルに登録されているか否かを検出するための検出手段と、
前記添付ファイルが登録済みファイルであることを検出した際に、対応するタイムスタンプデータを前記ファイル管理テーブルから求めて、前記添付ファイルが登録済み添付ファイルと同一かどうかを検証するための検証手段、とを設けたことを特徴とする、請求項1のファイル管理サーバ。
【請求項3】
タイムスタンプデータの取り出しを要求する電子メールの受信で、要求対象ファイルのタイムスタンプデータを前記ファイル管理テーブルから求め、前記求めたタイムスタンプデータを電子メールで返送するためのタイムスタンプデータ送信手段を設けたことを特徴とする、請求項2のファイル管理サーバ。
【請求項4】
電子メールの送受信を備えてネットワーク上でファイルを管理する、ファイル管理サーバのプラグラムであって、
前記受信した電子メールの添付ファイルに対してタイムスタンプデータを取得するための命令と、
前記添付ファイルを、前記タイムスタンプデータ取得手段で取得したタイムスタンプデータと対応づけてファイル管理テーブルに登録するための命令と、
前記ファイル管理テーブルへの登録を電子メールで通知するための命令、とを設けたことを特徴とする、ファイル管理サーバのプログラム。
【請求項5】
前記受信した電子メールの添付ファイルが、前記ファイル管理テーブルに登録されているか否かを検出するための命令と、
前記添付ファイルが登録済みファイルであることを検出した際に、対応するタイムスタンプデータを前記ファイル管理テーブルから求めて、前記添付ファイルが登録済み添付ファイルと同一かどうかを検証するための命令、とを設けたことを特徴とする、請求項4のファイル管理サーバのプログラム。
【請求項6】
ファイル管理サーバを用いてネットワーク上でファイルを管理するための方法であって、
電子メールの送受信を行うためのステップと、
前記受信した電子メールの添付ファイルに対してタイムスタンプデータを取得するためのステップと、
前記添付ファイルを、前記タイムスタンプデータ取得手段で取得したタイムスタンプデータと対応づけてファイル管理テーブルに登録するためのステップと、
前記ファイル管理テーブルへの登録を電子メールで通知するためのステップ、とを設けたことを特徴とする、ファイル管理サーバのファイル管理方法。
【請求項7】
前記受信した電子メールの添付ファイルが、前記ファイル管理テーブルに登録されているか否かを検出するためのステップと、
前記添付ファイルが登録済みファイルであることを検出すれば、対応するタイムスタンプデータを前記ファイル管理テーブルから求めて、前記添付ファイルが登録済み添付ファイルと同一かどうかを検証するためのステップ、とを設けたことを特徴とする、請求項6のファイル管理サーバのファイル管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−97302(P2008−97302A)
【公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−278067(P2006−278067)
【出願日】平成18年10月11日(2006.10.11)
【出願人】(000006297)村田機械株式会社 (4,916)
【Fターム(参考)】