説明

フィルムを記録・編集するシステム

【課題】カメラを収容した玩具組立セット。
【解決手段】連結手段11を有している組立エレメント14の玩具組立セットであって、それらの連結手段により、組立エレメントは、一体に組み立てられ得る。組立エレメントのうちの1つの組立エレメント20は、カメラを収容しており、このカメラは、その周囲の状況の像を記録すべく構成されている。ユーザは、例えば、遠隔制御式玩具を組み立てることができ、その遠隔制御式玩具においては、カメラを備えている組立エレメント20が、所定の位置に且つユーザの選択した向きで配設され得る。カメラと、記録・編集設備とを備えているフィルム制作システム。移動可能な物体と、移動可能な物体用の複数の所定の位置と、カメラが1つ以上の像を記録する際に移動可能な物体を所定の位置のうちの選択された位置に保持する手段。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、組立エレメントを相互接続するための連結手段を備えている組立エレメントの玩具組立セットに関しており、ここで、連結手段は、基準寸法の間隔を備えている周期的パターンの状態で配設されており、その基準寸法の間隔は、離散的な相対位置での組立エレメントの相互接続が複合構造体を形成するのを可能にする。
【0002】
米国特許第5,555,019号は、ビデオ制作システムを開示しており、そのビデオ制作システムは、オンボード・ビデオカメラを備えているミニチュアの車両を具備している。車両は、ミニチュアの風景内を動き回るべく、遠隔制御され得ると共に、ビデオカメラは、リアルタイムのビデオ像を、離れているビデオ制作システムに送信する。
【0003】
米国特許第3,005,282号は、上記のような玩具組立セットの組立エレメントの例を記載しており、その玩具組立セットにおいては、連結手段は、スタッドと、別の組立エレメントにおけるスタッドを解放可能な摩擦係合状態で受容する対応空洞部とからなる形態のものである。幾つかの異なるタイプの連結手段を備えている別の玩具組立セットも、知られており、そして、本発明は、相互接続可能な玩具組立エレメントを備えている、そのような玩具組立セットからなっている。
【0004】
米国特許第5,030,158号は、玩具組立セットを記載しており、この玩具組立セットにおいては、幾つかの組立エレメントが、レンズ、鏡、及びプリズムのような、受動光学部品を収容している。光学装置が、この組立セットで組み立てられ得る。
【0005】
受動光学部品を収容している組立エレメントを備えている別の組立セットが、例えば、米国特許第1,521,339号、米国特許第1,889,284号、米国特許第3,535,817号、米国特許第3,574,954号、米国特許第4,132,028号及び米国特許第4,911,673号に示されている。これらは受動光学装置の構築専用の組立セットを包含している、ということが、それらに共通している。
【0006】
米国特許第5,481,257号は、永久的に組み込まれているビデオカメラを有している遠隔制御式玩具を備えているシステムを示しており、そのビデオカメラは、その周囲の状況の像を、表示装置を有している受信機に送信する。ユーザは、表示装置上の像を観察し、そして、それに基づき、ユーザは、制御装置を操作し、その制御装置は、遠隔制御式玩具に送信される制御信号を発生する。これにより、ユーザは、表示装置上の像に基づくだけで、遠隔制御式玩具を制御し且つ操ることができる。ここに包含されているものは、変更の可能性をユーザが全く有していない、既製のシステムであり、特に、玩具上のカメラの位置は、変更され得ない。
【0007】
本発明の目的は、既知のシステムよりも、より大きな自由度をユーザに与える玩具組立セットを提供することである。
【0008】
この目的は、カメラを収容している玩具組立エレメントを備えている玩具組立セットである本発明により、達成される。これにより、ユーザは、例えば、遠隔制御式玩具を組み立てることができ、その遠隔制御式玩具においては、カメラは、ユーザの選択した位置に置かれ得、このことは、既知のシステムでは不可能である。構築された玩具が、例えば、遠隔制御式自動車であるならば、ユーザは、カメラを、それが前を「見る」ように置くことができ、そして、ユーザは、自動車の前方の周囲状況の像を表示装置上に見、このことは、通常の状態であろう。
【0009】
更に、ユーザは、カメラを、より想像的な且つ伝統的ではない位置に配置することの可能性をも有している。そのような位置においては、カメラは、横、後、上、下、又はユーザが欲している方向を「見」る。従って、限界を設けるものは、ユーザの想像力だけであり、そして、ユーザはカメラからの像に基づくだけで遠隔制御式の自動車を制御する、という仕事の困難性の度合いを変化させることが、そのような代りの位置に配置されているカメラにより、可能になる。これにより、ユーザは、新しいことにチャレンジする機会を有する。従って、横向きで又は後向きで撮られた像に基づいてユーザが遠隔制御式の自動車を制御することは、変わった、かなり刺激的なチャレンジであると共に、これらの新しい可能性は、ユーザの想像力及び創造力を刺激しよう。
【0010】
本発明は、玩具のフィギュア(figure)及び車両のような移動可能な物体を備えている、玩具のシーン及び風景を組み立てることの可能性を提供し、それらの移動可能な物体は、シーン/セットの映像(例えばビデオフィルム)が制作/撮影されている間、玩具の風景の中を移動させられ得る。使用される組立エレメントが、例えば米国特許第3,005,282号から知られている、連結スタッドを備えているタイプのものであるということは、特に有利であり、それらの連結スタッドは、これらの連結スタッドの間の間隔が均一である周期的なパターンの状態で配設されている。フィルムが制作される場合、同じ事象を繰り返して記録することが、しばしばなされ、その後、最終結果が、異なるテイクからの最良のシークェンスで構成される。同じ事象の繰り返しての記録即ちテイクを行う場合、毎回、全てを正確に同じ状態に配置することは、困難であり、そして、フィギュア及び車両のような移動する物体は、正確に同じ経路及び同じ速度では移動させられないかも知れない。ここで、組立エレメントにおける連結手段は、シーンを構成すべく使用される、しばしば多数の物体の各々について同じ位置を得ることにおいて、大いに役に立ち、そして、最終的な作品において、観察者は、シークェンス全体がたった1回の記録セッションの結果である、という印象を得るであろう。
【0011】
玩具自動車のような車両は、しばしば、かなりシンプルな経路にそって移動する一方、例えば人間又は動物をシミュレーションする玩具フィギュアは、通常、その手足のずっと複雑な動きを有していよう。例えば動いている玩具フィギュアの記録を行う場合、フィギュアの動きが自然であり且つ生きているように見える、ということが、重要であり、そして、このことを達成するために、フィギュアは、計画された経路に沿う所定の位置に、しかも、各位置における所定の姿勢で置かれ得る。これは、非常に時間を消費し、そして、記録されたセッション及び個々の像を編集するためのソフトウェアが、存在する。既知のソフトウェアにより、記録された像と記録された像との間の補間によって1つ又は幾つかの像を合成することが、可能である。従って、記録スタッフは、最終的なフィルムにおいて必要とされている像のうちの一部を必要とするだけであり、そして、残りの中間の像は、補間により、後に合成されよう。
【0012】
そのような個々の像を制作する場合、ユーザ又はディレクタは、自然で生きているような動きを達成すべく、フィギュア又は他の物体の計画された移動経路に沿って、所定のポイントを、高い精度で配置することが必要である。ここでもまた、組立エレメントにおける連結手段が、非常に役に立つ。
【0013】
以下、図面を参照して、本発明をより十分に説明する。
【0014】
図1及び図2は、正方形の水平輪郭を備えている直角の箱のような外形を有している、既知の玩具組立エレメント10を示している。この組立エレメントは、その上側部に、4つの円筒状の連結スタッド11を有しており、これらの連結スタッド11は、それらの中心が正方形を形成するようにして配設されている。エレメント10は、開放底部を有しており、このエレメント内の空洞部12へのアクセスが、可能である。この既知の組立エレメントは、一体となるようにして組み立てられ得、この場合、2つのそのようなエレメントは、一方が他方の頂部に置かれ、それらのエレメントのうちの一方のエレメントにおける連結スタッド11が、他方のエレメントにおける空洞部12内へ延入し、連結スタッドが、空洞部の側壁と、空洞部12の中央に位置させられているチューブ状の連結エレメント13とに摩擦係合する。このことは、米国特許第3,005,282号に記載されている。
【0015】
図3は、図1〜図2におけるエレメント10と同じタイプの、複数の既知の玩具組立エレメント14を示しており、これらの玩具組立エレメント14は、長方形の水平輪郭と、それらの上側部における連結スタッド11とを備えている。図3は、既知の態様で一体に組み立てられている、7つのそのような組立エレメント14を示しており、この場合、下の列の組立エレメント14における連結スタッド11は、上の列の組立エレメント14の底部における空洞部(図示せず)内に受容されている。図3は、また、組立エレメント10及び14と同じタイプの組立エレメント20であって、上側部に連結スタッド21を備えており且つ下側部に空洞部(図示せず)を備えているものを示している。組立エレメント20は、その下側にある組立エレメント14と既知の態様で一体に組み立てられている。組立エレメント20は、組立エレメント10及び14よりも大きいと共に、その内部は、レンズ22を備えているカメラを収容している。好適な実施形態においては、カメラは、ビデオカメラであるが、カメラは他のタイプのもの(例えば、フィルムカメラ即ち単一の像を写真フィルム上に記録するもの)であってもよい、ということも、本発明の範囲内である。
【0016】
カメラ20は、エレメント10及び14と同じ態様で、組立セットにおける組立エレメントとして組み入れられており、そして、それは、多くの異なる方法でこれらのエレメントと一体に組み立てられ得る。図3は、カメラについての別の位置を示しており、カメラ20′は、それが90°回転させられており、このため、側部が見えているところの位置に、配置されている。
【0017】
図6は、遠隔制御式玩具30を示しており、この玩具30は、組立エレメント14と、組み込まれているビデオカメラを備えている組立エレメント20とを含む、複数の上述したタイプの組立エレメントで構成されている。遠隔制御式玩具30は、ここでは、様式化されていて、例えば、遠隔制御式の玩具自動車、モデル飛行機又はロボットを代表している。
【0018】
エレメント20内のカメラから表示装置32への接続手段31が、存在し、その表示装置32は、ビデオカメラによって記録されたビデオ像を示すことができる。接続手段31は、有線の接続手段であってよく、又は無線の接続手段であってもよく、この無線の接続手段の場合、ビデオ像の転送は、電波信号により若しくは赤外線信号により又は他の態様で行われる。ユーザは、表示装置上のビデオ像を見ることができ、それらのビデオ像は、玩具30におけるビデオカメラによって記録され且つ周囲の状況を示している。
【0019】
ユーザは、制御装置33によって制御信号を発生させることができ、それらの制御信号は、第2の接続手段34を介して遠隔制御式玩具30に送信され、この遠隔制御式玩具30は、この玩具30が前進するのを可能にするホイール36を駆動することのできるモータ35をも含んでいる。モータ30は、ここでは、様式化されており、より一般的な移動機構を代表している。移動機構は、遠隔制御式の自動車を推進させる1つ以上のモータを具備していてもよく、更に、自動車用の制御機構をも具備していてもよい。玩具が自動車以外のもの(例えば、ロボット等)である場合、モータ35は、また、ロボットを動かす機構を代表している。
【0020】
図7は、別の遠隔制御式玩具30’を示しており、この遠隔制御式玩具30′においては、カメラ20及びモータ35は、別の相互位置で示されている。ここで、カメラは、遠隔制御式玩具自動車から後方を「見る」ことが可能になる一方、図6においては、それは、例えば前方を「見て」いる。
【0021】
カメラを備えている組立エレメント20は、勿論、より静的な構造体においても使用され得、その静的な構造体においては、それは、例えばビデオ監視用に使用され得る。カメラを含む玩具組立エレメント20は、玩具組立セットにおける他の組立エレメントと同様に使用され得、そして、モデルの即ち玩具の家又は人形の家のような建築物が、組み立てられ得る。これにより、組立エレメント20におけるカメラは、例えば建築物の壁の中に一体化される。カメラは、家の部屋の中を見るレンズを有することができ、そして、カメラのレンズの観察角又は視野は、部屋の所望されている広さを覆うべく、選択され得る。このことは、ユーザが、例えば部屋の中の人形、家具及び他の物体と遊び且つTV画面上でその遊びを実時間で見ることを可能にする。これは、例えばドア又は窓だけを有している、実物にそっくりなモデル建築物であって、そのドア又は窓は、ユーザが開口部から手を入れて部屋の中の人形又は他の物体を操作するに十分に大きい一方、部屋の中へのユーザの視界は、そのユーザの手、手首又は腕によって部分的に又は完全に塞がれる、ものにおけるような部屋への小さなアクセス開口部だけで、可能でさえある。
【0022】
ここに示されている連結スタッドを備えている玩具組立セットは、本発明が適用され得る玩具組立セットの例に過ぎず、そして、組立エレメントの相互接続用の他の形態の連結手段を備えている玩具組立セットから本発明がなっていてもよい、ということと、そのような他の組立セットでも同じ機能が達成され得る、ということとは、明らかである。
【0023】
図8は、組立基盤42上の2つの玩具フィギュア40,41を備えている既知の玩具組立セットの部品を示している。組立基盤42は、円筒状の連結スタッド43,43′を備えている板状の組立エレメントであり、それらの連結スタッド43,43′は、組立基盤42の一方の表面に、直交している列の状態で配設されている。連結スタッド43,43′は、図1〜図7における玩具組立エレメント上の連結スタッド21と同じタイプのものである。2つの玩具フィギュア40,41は、同一であり、且つ、それらの脚部は、足部の底部における空洞部44,44′と、脚部の後側部における空洞部45とを有している。
【0024】
空洞部44,44′及び45は、連結スタッド21,43及び43′を摩擦係合状態で受容する寸法になされており、これにより、玩具フィギュアは、組立基盤42上の所定の場所に保持され得る。フィギュア41は、座っているポジション即ち座っている姿勢で示されており、この場合、4つの連結スタッド43が、脚部の後側部における空洞部45のそれぞれの空洞部内に受容されている。フィギュアは、また、立っているポジション即ち立っている姿勢をとることもでき、この場合、2つの隣り合っている連結スタッド43が、足部における空洞部44内に受容される。フィギュア40は、脚部が離れた状態の、歩いているポジションで示されている。フィギュアの最も後の脚部における空洞部44′は、連結スタッド43′を部分的に受容している状態で示されている。このように、フィギュア40は、シミュレーションされた歩行姿勢をとっており、この場合、最も前の脚部の底部における空洞部は、連結スタッドを将に受容しようとしていると共に、最も後の脚部の底部における空洞部は、連結スタッド43′から解放されようとしている。
【0025】
図8において、組立基盤42における連結スタッド43,43′と、脚部における空洞部44,45とからなる連結手段によって決定される、適切に定められたポジションに、玩具フィギュアを配置することが、可能である。特に、玩具フィギュア40は、徒歩運動、疾走運動又は跳躍運動の連続したポジションに置かれ得、そして、各ポジションにおいて、ユーザは、一連の像を形成すべく、カメラ(例えば、組立エレメント20におけるカメラ又は他の適切なカメラ)によって像を作ることができ、これらの一連の像は、正しい速度でプレーバックされると、問題になっている動きを再生する。
【0026】
組立基盤における連結スタッド43は、玩具フィギュア40又は車両のような移動する物体の計画されている移動経路に沿う、等距離の印として使用され得る。これにより、ユーザは、像であって、正しい速度でプレーバックされると、計画された動きをシミュレーションするものを作ることができ、その計画された動きは、均一であってよく、又は、例えば加速している車両をシミュレーションするときのように、不均一であってもよい。
【0027】
組立ブロック10,14のような既知の組立ブロックは、組立基盤42上の家のようなシーンを組み立てるべく又はシーンの単独で立っている品々として、使用され得る。組立ブロック上に基準寸法のパターンで配設されている連結手段のために、正確に再生され得る、シーンの家又は他の品々を組み立てることが、可能である。このことは、例えば建築物が、例えばシミュレーションされた地震により、フィルムを記録している間に変化させられるときに、有利である。後に、建築物は、繰り返される記録セッション用に、正確に再組立され得る。
【0028】
フィギュアのように、建築物は、組立基盤42の適切に定められた所定の位置に置かれ得る。このことは、後に非常に正確に再生され得るシーンを組み立てることを可能にする。
【0029】
カメラは、商業的に入手可能なビデオカメラ又はカムコーダ(camcorder)のような適切なカメラであってよく、又は、それは、好適に、組立ブロック20内に収容されているカメラであってもよい。
【0030】
図9は、本発明を使用する際に包含されるプロセスの全体的な概観を示している。計画の後、記録セッションのシーンが、組み立てられる。これは、建築物、風景、並びに建築物及び風景内の固定された又は移動可能な物体(例えば玩具フィギュア及び玩具車両)を含み得る。シーンが組み立てられると、フィルムが、記録される。図9には、適切にプログラムされているデスクトップ・コンピュータに接続されている、カメラ20のような手持ちカメラが、示されている。その後、なされた記録は、コンピュータを用いて編集され得る。編集は、自身の音声又は事前に記録された効果音を加えることと、背景を編集することと、記録セッションの間に撮られた個々の像又はフレームの適切な処理により、移動している物体の運動を合成することとを含み得る。
【0031】
シークェンス、個々の像、音声及びメッセージは、記憶媒体上に記憶され得ると共に、例えば有形の記憶媒体上で又はインターネットのようなネットワークを介して、他人に伝達され得る。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】上から見た、既知の玩具組立エレメントを示している。
【図2】下から見た、図1の組立エレメントを示している。
【図3】本発明の好適な実施形態における玩具組立セットを示している。
【図4】上から見た、カメラを収容している玩具組立エレメントを示している。
【図5】横から見た、図4の玩具組立エレメントを示している。
【図6】本発明に係る遠隔制御式玩具を備えているシステムを示している。
【図7】図6におけるものとは別の構成の遠隔制御式玩具を示している。
【図8】2つの玩具フィギュアを備えている、既知の玩具組立セットの斜視図である。
【図9】本発明を使用している典型的なプロセスの全体図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィルムを制作するフィルム制作システムであって、
記録・編集システムであって、カメラの視野内の物体の像を捕捉することのできるカメラと、該カメラによって捕捉された像を記録する記録手段と、記録された像を編集する編集手段とを含んでいる記録・編集システムと、
前記カメラの前記視野内で移動可能な物体と、
を備え、
前記カメラの前記視野内に、前記移動可能な物体用の複数の所定の位置と、
前記カメラが1つ以上の像を捕捉する際に、前記移動可能な物体を前記所定の位置のうちの選択された位置に保持する手段と、
を有していることを特徴とするフィルム制作システム。
【請求項2】
前記フィルム制作システムが、組立エレメント(10、14、20、35、42)を一体に組み立て得る連結手段(11、12、13、21、43)を有している組立エレメント(10、14、20、35、42)の玩具組立セットを含んでおり、この場合、前記連結手段(11、12、13、21、43)が、前記所定の位置を定めることを特徴とする、請求項1に記載のフィルム制作システム。
【請求項3】
前記フィルム制作システムが、ポーズをとることのできる玩具フィギュア(40、41)であって、連結手段(44、45)を備えている玩具フィギュア(40、41)を含んでおり、該連結手段により、前記フィギュア(40、41)は、前記玩具組立エレメント(10、14、20、35、42)と、前記所定の位置で相互接続されることができることを特徴とする請求項2に記載のフィルム制作システム。
【請求項4】
前記カメラが、前記玩具組立セットの前記組立エレメントのうちの1つの組立エレメント(20)に含まれることを特徴とする請求項2又は3に記載のフィルム制作システム。
【請求項5】
前記カメラが、ビデオカメラであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のフィルム制作システム。
【請求項6】
前記組立エレメント(10、14、20、35)が、一方の側に、突出しているスタッド(11、21)を有していると共に、他方の側に、別の組立エレメントにおけるスタッド(11、21)を開放可能な係合状態で受容する空洞部(12)を有していることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載のフィルム制作システム。
【請求項7】
前記組立エレメントのうちの1つの組立エレメント(35)が、運動を生じさせるためのモータを収容していることを特徴とする請求項2〜6のいずれか一項に記載のフィルム制作システム。
【請求項8】
前記玩具組立セットが、
表示装置(32)と、該表示装置(32)上に表示すべく、カメラ(20)から像を伝達する手段(31)と、
前記モータ(35)用の制御信号を発生するようになっている制御装置(33)と、該制御装置(33)からの前記制御信号を前記モータ(35)に伝達する手段と、
を更に具備しており、
前記モータ(35)が、前記制御装置(33)から受信した制御信号に応答することを特徴とする請求項7に記載のフィルム制作システム。
【請求項9】
前記フィルム制作システムが、モータを収容している幾つかの組立エレメント(35)を具備しており、且つ、前記制御装置(33)が、少なくとも2つのモータ用の制御信号を発生することを特徴とする請求項8に記載のフィルム制作システム。
【請求項10】
前記カメラ(20)からの像を前記表示装置(32)に伝達する前記手段(31)が、無線の接続手段から構成され、前記制御装置(3)からの前記制御信号を前記モータ(35)に伝達する手段(34)が、同様に、無線の接続手段から構成されていることを特徴とする請求項7又は8に記載のフィルム制作システム。
【請求項11】
前記カメラ(20)からの像を前記表示装置(32)に伝達する前記手段(31)が、有線の接続手段から構成され、前記制御装置(33)からの前記制御信号を前記モータ(35)に伝達する手段(34)が、同様に、有線の接続手段から構成されていることを特徴とする請求項7又は8に記載のフィルム制作システム。
【請求項12】
前記フィルム制作システムが、玩具車両を含んでいることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載のフィルム制作システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−125406(P2007−125406A)
【公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−340886(P2006−340886)
【出願日】平成18年12月19日(2006.12.19)
【分割の表示】特願2000−595758(P2000−595758)の分割
【原出願日】平成11年12月23日(1999.12.23)
【出願人】(594012623)レゴ エー/エス (19)
【Fターム(参考)】