説明

フェンス用継手

【課題】フェンスを少人数で容易かつ短時間に構築することができるフェンス用継手を提供する。
【解決手段】支柱4Aにパネル3Aを取り付けるためのフェンス用継手Aにおいて、一方の継手金具1と他方の継手金具2とからなり、一方の継手金具1および他方の継手金具2は、それぞれ支柱4Aに当接される支柱用当接部1A、2Aとパネル3Aに当接されるパネル用当接部1B、2Bとを有し、一方の継手金具1の支柱用当接部1Aには、一方の継手金具1を支柱4Aに固定するためのボルト5の頭部径より小さなボルト孔6が形成され、他方の継手金具2の支柱用当接部2Aには、ボルト5の頭部径より大きい開口7が形成され、パネル3Aは、一方の継手金具1および他方の継手金具2のパネル用当接部間1B、2Bに挟持される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、フェンス用継手、特に、フェンスを少人数で容易かつ短時間に構築することができるフェンス用継手に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来フェンスの一例を、図4に示す。図4は、従来フェンスを示す部分正面図、図5は、従来フェンスを示す分解斜視図である。
【0003】
図4および図5に示すように、従来フェンスは、丸パイプからなる支柱41A、41B間に目隠し用下段パネル42A(以下、単に、下段パネル42Aという)と目隠し用上段パネル42B(以下、単に、上段パネル42Bという。)とを上下2段に固定したものからなっている。41Aは、端部柱であり、41Bは、中間柱である。パネル42A、42Bは、この例では、鋼板にルーバー加工が施されたものであるが、ルーバー加工が施されたもの以外に、たとえば、パンチング加工を施したものでも良い。以下に説明する、この発明においても同様である。
【0004】
下段パネル42Aの一方の端部は、端部継手43、44を介して端部柱41Aに固定され、上段パネル42Bの一方の端部は、端部継手45、46を介して端部柱41Aに固定されている。
【0005】
下段パネル42Aの他方の端部は、中間継手47、48を介して中間柱41Bに固定され、上段パネル42Bの他方の端部は、中間継手49、50を介して中間柱41Bに固定されている。
【0006】
端部継手43、44は、それぞれ同じ形状で、端部柱41Aに当接される支柱用当接部43A、44Aと、支柱用当接部43A、44Aの一方側に形成された、下段パネル42Aの両面に当接されるパネル用当接部43B、44Bとを有している。端部継手45は、端部継手43、44と同じ形状で、端部柱41Aに当接される支柱用当接部45Aと、支柱用当接部45Aの一方側に形成された、上段パネル42Bの両面に当接されるパネル用当接部45Bとを有している。端部継手46は、端部柱41Aの頭部に嵌め込まれるキャップ46Aと上段パネル42Bの両面に当接されるパネル用当接部46Bとを有している。
【0007】
中間継手47、48は、それぞれ同じ形状で、それぞれ一対の継手金具からなり、各継手金具は、中間支柱41Bに当接される支柱用当接部47A、48Aと、支柱用当接部47A、48Aの両側に形成された、下段パネル42Aの両面に当接されるパネル用当接部47B、48Bとを有している。中間継手49は、中間継手47、48と同じ形状で、中間柱41Bに当接される支柱用当接部49Aと、支柱用当接部49Aの両側に形成された、上段パネル42Bの両面に当接されるパネル用当接部49Bとを有している。中間継手50は、中間柱41Bの頭部に嵌め込まれるキャップ50Aと、キャップ50Aの両側に形成された、上段パネル42Bの両面に当接されるパネル用当接部50Bとを有している。
【0008】
このように構成されている、従来フェンスの構築方法の一例を、図5を参照しながら以下に説明する。
【0009】
先ず、端部柱41Aに端部継手43、44を差し込む。次いで、端部柱41Aと中間支柱41Bとの間に所定高さの仮置き台51(図4参照)を置く。次いで、下段パネル42Aを仮置き台51上に乗せ、下段パネル42Aの一方の端部を端部柱41Aに端部継手43、44を介してボルト52、53により仮止めする。次いで、下段パネル42Aの他方の端部を中間継手47、48を介してボルト54、55により仮止めする。このようにして、端部柱41Aと中間柱41Bとの間に下段パネル42Aを仮止めしたら、下段パネル42Aの隣(図5中、右側)に、中間継手47、48を介して別の下段パネル42Aを仮止めする。
【0010】
このようにして、下段パネル42Aの仮止めが終わったら、端部柱41Aに端部継手45を差し込み、端部継手46のキャップ46Aを端部柱41Aの頭部に嵌め込む。次いで、上段パネル42Bの一方の端部を端部継手45、46を介してボルト56、57により仮止めする。次いで、上段パネル42Bの他方の端部を中間継手49、50を介してボルト58、59により仮止めする。このようにして、端部柱41Aと中間柱41Bとの間に上段パネル42Bを仮止めしたら、上段パネル42Bの隣(図5中、右側)に、中間継手49、50を介して別の上段パネル42Bを仮止めする。
【0011】
以上のようにして、下段パネル42Aおよび上段パネル42Bを仮止めしたら、各パネル42A、42Bの最終的な位置決めを行った後、各ボルトを本締めする。
【0012】
このようにして、従来フェンスの構築が完了する。なお、この例は、パネルが目隠しパネルであるが、これ以外のパネルであっても同様である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
上述した従来フェンスによれば、継手を介してパネルが確実に支柱に固定されるが、以下のような問題があった。
【0014】
(a)下段パネル42Aおよび上段パネル42Bの仮止めに際しては、複数の作業員によりパネルを保持する必要があるので、人手が必要である。
(b)下段パネル42Aおよび上段パネル42Bの隣に中間継手47、48、49、50を介して別の下段および上段パネルを仮止めする際には、中間継手47、48、49、50の一方のパネル当接部47B、48B、49B、50Bに既設のパネルが仮止めされているので、仮止めのボルトを一端外すかボルトを緩めないと、隣のパネルの仮止めが行えない。
(c)各パネルの仮止めを行った後でないと、ボルトの本締めが行えないので、フェンスの構築に時間を要する。
【0015】
従って、この発明の目的は、フェンスを少人数で容易かつ短時間に構築することができるフェンス用継手を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
この発明は、下記を特徴とする。
【0017】
請求項1に記載の発明は、支柱にパネルを取り付けるためのフェンス用継手において、一方の継手金具と他方の継手金具とからなり、前記一方の継手金具および前記他方の継手金具は、それぞれ前記支柱に当接される支柱用当接部と前記パネルに当接されるパネル用当接部とを有し、前記一方の継手金具の前記支柱用当接部には、前記一方の継手金具を前記支柱に固定するためのボルトの頭部径より小さなボルト孔が形成され、前記他方の継手金具の前記支柱用当接部には、前記ボルトの頭部径より大きい開口が形成され、前記パネルは、前記一方の継手金具および前記他方の継手金具の前記パネル用当接部間に挟持されることに特徴を有するものである。
【0018】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のフェンス用継手において、前記パネル用当接部は、前記支柱用当接部の一方側に形成されていることに特徴を有するものである。
【0019】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のフェンス用継手において、前記パネル用当接部は、前記支柱用当接部の両側に形成されていることに特徴を有するものである。
【0020】
請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れか1つに記載のフェンス用継手において、前記支柱用当接部は、円弧状に形成されていることに特徴を有するものである。
【発明の効果】
【0021】
この発明によれば、支柱にパネルを取り付けるためのフェンス用継手を、一方の継手金具と他方の継手金具とによって構成し、それぞれに支柱用当接部とパネル用当接部とを形成し、一方の継手金具の支柱用当接部には、一方の継手金具を支柱に固定するためのボルトの頭部径より小さなボルト孔を形成し、他方の継手金具の支柱用当接部には、このボルトの頭部径より大きい開口を形成することによって、他方の継手金具の後付けが可能となる。この結果、パネルを一方の継手金具を介して予め支柱に本締めして固定することができ、しかも、パネルの組み立てに際して、継手とパネルとの位置調整を行う必要がないので、フェンスを少人数で容易かつ短時間に構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】この発明のフェンス用継手による端部柱へのパネル端部の取り付け状態を示す分解斜視図である。
【図2】この発明のフェンス用継手による中間柱へのパネル端部の取り付け状態を示す分解斜視図である。
【図3】この発明のフェンス用継手による中間柱へのパネルの取り付け状態を示す部分背面図である。
【図4】従来フェンスを示す部分正面図である。
【図5】従来フェンスを示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
この発明のフェンス用継手の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
【0024】
図1は、この発明のフェンス用継手による端部柱へのパネル端部の取り付け状態を示す分解斜視図、図2は、この発明のフェンス用継手による中間柱へのパネル端部の取り付け状態を示す分解斜視図である。なお、以下の説明において、左、右、上、下は、紙面に対する方向である。
【0025】
図1に示すように、この発明のフェンス用継手Aは、目隠し用パネル等の上段パネル3Aの上部を端部柱4Aの上部に固定するものであり、一方の継手金具1と他方の継手金具2とからなっている。一方の継手金具1および他方の継手金具2は、それぞれ端部柱4Aに当接される円弧状支柱用当接部1A、2Aと、支柱用当接部1A、2Aの一方側に形成された、上段パネル3Aに当接される板状パネル用当接部1B、2Bとを有している。
【0026】
一方の継手金具1の支柱用当接部1Aには、一方の継手金具1を端部柱4Aに固定するためのボルト5の頭部径より小さなボルト孔6が形成されている。回り止めのためにボルト5には、頭部の下面に角柱部が形成され、ボルト孔6は、四角形状に形成されている。以下に説明する全てのボルトおよびボルト孔も同様である。
【0027】
他方の継手金具2の支柱用当接部2Aには、ボルト5の頭部径より大きい開口7が形成されている。ボルト5とこれに螺合するナット8の外径は等しいので、開口7は、ナット8の外径より大きいことになる。一方の継手金具1および他方の継手金具2のパネル用当接部1B、2Bの上縁は、互いに内側に湾曲しており、上段パネル3Aの上面に当接される。
【0028】
一方の継手金具1および他方の継手金具2のパネル用当接部1B、2Bには、上段パネル3Aを固定するためのボルト9のボルト孔10、11が形成されている。一方の継手金具1は、ボルト5、ナット8により端部柱4Aの上部に固定され、他方の継手金具2は、ボルト9、ナットにより上部パネル3Aに固定される。
【0029】
図1に示すように、この発明のフェンス用継手Bは、上段パネル3Aの下部と下段パネル3Bの上部とを端部柱4Aの中央部に固定するものであり、一方の継手金具12と他方の継手金具13とからなっている。一方の継手金具12および他方の継手金具13は、それぞれ端部柱4Aに当接される円弧状支柱用当接部12A、13Aと、支柱用当接部12A、13Aの一方側に形成された、両パネル3A、3Bに当接される板状パネル用当接部12B、13Bとを有している。
【0030】
一方の継手金具12において、支柱用当接部12Aには、ボルト孔14が形成され、パネル用当接部12Bには、ボルト孔15が上下に2個形成されている。他方の継手金具13において、支柱用当接部13Aには、開口16が形成され、パネル用当接部13Bには、ボルト孔17が上下に2個形成されている。一方の継手金具12は、ボルト5、ナット8により端部柱4Aの中央部に固定され、他方の継手金具13は、ボルト9、ナットにより上段パネル3Aと下段パネル3Bとに跨って固定される。
【0031】
図2に示すように、この発明のフェンス用継手Cは、左右の上段パネル3Aの上部を中間柱4Bの上部に固定するものであり、一方の継手金具18と他方の継手金具19とからなっている。一方の継手金具18および他方の継手金具19は、それぞれ中間柱4Bに当接される円弧状支柱用当接部18A、19Aと、支柱用当接部18A、19Aの両側に形成された、上段パネル3Aに当接される一対の板状パネル用当接部18B、19Bとを有している。
【0032】
一方の継手金具18において、支柱用当接部18Aには、ボルト孔20が形成され、パネル用当接部18Bには、ボルト孔21が形成されている。他方の継手金具19において、支柱用当接部19Aには、開口22が形成され、パネル用当接部19Bには、ボルト孔23が形成されている。一方の継手金具18は、ボルト5、ナット8により中間柱4Bの上部に固定され、他方の継手金具19は、ボルト9、ナットにより左右の上部パネル3Aに跨って固定される。
【0033】
図2に示すように、この発明のフェンス用継手Dは、左右の上段パネル3Aの下部と左右の下段パネル3Bの上部とを中間柱4Bの中央部に固定するものであり、一方の継手金具24と他方の継手金具25とからなっている。一方の継手金具24および他方の継手金具25は、それぞれ中間柱4Bに当接される円弧状支柱用当接部24A、25Aと、支柱用当接部24A、25Aの両側に形成された、左右の上段パネル3Aと左右の下段パネル3Bとに当接される板状パネル用当接部24B、25Bとを有している。
【0034】
一方の継手金具24において、支柱用当接部24Aには、ボルト孔26が形成され、パネル用当接部24Bには、ボルト孔27が上下に2個形成されている。他方の継手金具25において、支柱用当接部25Aには、開口28が形成され、パネル用当接部25Bには、ボルト孔29が上下に2個形成されている。一方の継手金具24は、ボルト5、ナット8により中間柱4Bの中央部に固定され、他方の継手金具25は、ボルト9、ナットにより左右の上段パネル3Aおよび左右の下段パネル3Bとに跨って固定される。
【0035】
図1において、Eは、端部柱用下部継手であり、一対の継手金具からなり、ボルト30により予め端部柱4Aの下部に固定される。端部柱用下部継手Eの下面は、下部パネル3Bを載置できるように内側に湾曲していて、一対の継手金具間に挟み込まれた下部パネル3Bの下部をボルト31により固定できるようになっている。
【0036】
図2において、Fは、中間柱用下部継手であり、一対の継手金具からなり、ボルト32により予め中間柱4Bの下部に固定される。中間柱用下部継手Fの下面は、左右の下段パネル3Bを載置できるように内側に湾曲していて、一対の継手金具間に挟み込まれた左右のパネル3Bの下部をボルト33により固定できるようになっている。
【0037】
このように構成されている、この発明のフェンス用継手A、B、C、Dによれば、以下のようにして、フェンスが構築される。
【0038】
先ず、端部柱4Aおよび中間柱4Bの下部に端部柱用下部継手Eと中間柱用下部継手Fとをボルト30、32により固定する。また、端部柱4Aおよび複数本の中間柱4Bの各々にフェンス用継手A、B、C、Dの一方の継手金具1、12、18、24をボルト5とナット8とによりそれぞれ固定する。これら継手金具の固定高さは予め決められているので、ボルト5は本締めすることができる。
【0039】
次いで、下部パネル3Bを端部柱用下部継手Eおよび中間柱用下部継手Fの上に載置する。この作業は下部パネル3Bを持ち上げるのみで良いので1人で行える。次いで、端部柱用下部継手E、中間柱用下部継手Fにより下部パネル3Bの下両端部をボルト31、33により固定し、フェンス用継手Bの他方の継手金具13をボルト9により下部パネル3Bの左側上端部に固定する。次いで、下部パネル3Bの隣に別の下部パネル3B(図2の右側)を、隣の端部柱用下部継手Eおよび中間柱用下部継手Fの上に載置する。次いで、フェンス用継手Dの他方の継手金具25をボルト9により左右の下部パネル3Bに跨って固定する。
【0040】
このようにして、下段パネル3Bの左側上下端部および右側下端部を固定した後、隣の別の下段パネル3Bの左側上下端部および右側下端部を固定することを繰り返し行って、下段パネル3Bを順次、支柱間に取り付ける。
【0041】
下段パネル3Bの取り付けが完了したら、上段パネル3Aを下部パネル3Bの上に乗せる。この際、フェンス用継手BとDは既に固定されているが、斜め上方から差し込むことができる。次いで、フェンス用継手Bの他方の継手金具13と上部パネル3Aの左側下端部とをボルト9により固定する。次いで、フェンス用継手Aの他方の継手金具2と上部パネル3Aの左側上端部とをボルト9により固定する。次いで、フェンス用継手Dの他方の継手金具25と上部パネル3Aの右側下端部とをボルト9により固定する。
【0042】
次いで、上部パネル3Aの隣に別の上部パネル3A(図2の右側)を、隣の下段パネル3Bの上に載置する。次いで、フェンス用継手Cの他方の継手金具19をボルト9により左右の上部パネル3Aに跨って固定する。
【0043】
このようにして、上段パネル3Aの左側上下端部および右側下端部を固定した後、隣の別の上段パネル3Aの左側上下端部および右側下端部を固定することを繰り返し行って、上段パネル3Aを順次、支柱間に取り付ける。
【0044】
このようにして上段パネル3Aの取り付けを行うことによって、フェンスを構築することができる。
【0045】
なお、図3に示すように、例えば、フェンス用継手Cにおいて、一方の継手金具18は、ボルト5、ナット8により中間柱4Bに固定されるが、他方の継手金具19は、中間柱4Bには固定されない。他方の継手金具19の開口22は、ナット8の外径より大きいからである。しかし、他方の継手金具19の両側のパネル用当接部19Bが左右のパネル3Aに固定されるので強度面で問題はない。他のフェンス用継手A、B、Dに関しても同様である。
【0046】
この発明によれば、フェンス用継手A、B、C、Dの他方の継手金具2、13、19、25の支柱用当接部2A、13A、19A、25Aには、一方の継手金具1、12、18、24を固定するナット8の径より大きい開口7、16、22、28が形成されているので、他方の継手金具2、13、19、25の後付けが行える。この結果、従来フェンスのように継手を仮止めする必要がなく、しかも、パネルの組み立てに際して、継手とパネルとの位置調整を行う必要がないので、フェンスを少人数で容易かつ短時間に構築することができる。
【符号の説明】
【0047】
1、12、18、24:一方の継手金具
1A、2A、12A、13A、18A、19A、24A、25A:支柱用当接部
1B、2B、12B、13B、18B、19B、24B、25B:パネル用当接部
2、13、19、25:他方の継手金具
3A:上段パネル
3B:下段パネル
4A:端部柱
4B:中間柱
5、9、30、31、32、33:ボルト
6、10、11、14、15、17、20、21、23、26、27、29:ボルト孔
7、16、22、28:開口
8:ナット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
支柱にパネルを取り付けるためのフェンス用継手において、
一方の継手金具と他方の継手金具とからなり、前記一方の継手金具および前記他方の継手金具は、それぞれ前記支柱に当接される支柱用当接部と前記パネルに当接されるパネル用当接部とを有し、前記一方の継手金具の前記支柱用当接部には、前記一方の継手金具を前記支柱に固定するためのボルトの頭部径より小さなボルト孔が形成され、前記他方の継手金具の前記支柱用当接部には、前記ボルトの頭部径より大きい開口が形成され、前記パネルは、前記一方の継手金具および前記他方の継手金具の前記パネル用当接部間に挟持されることを特徴とするフェンス用継手。
【請求項2】
前記パネル用当接部は、前記支柱用当接部の一方側に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のフェンス用継手。
【請求項3】
前記パネル用当接部は、前記支柱用当接部の両側に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のフェンス用継手。
【請求項4】
前記支柱用当接部は、円弧状に形成されていることを特徴とする、請求項1から3の何れか1つに記載のフェンス用継手。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−196393(P2010−196393A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−43799(P2009−43799)
【出願日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【出願人】(000221351)JFE建材フェンス株式会社 (30)
【Fターム(参考)】