説明

フルーツグンミ組成物

本発明は、少なくとも1つの甘味料、少なくとも1つのゲル化剤及び/又は増粘剤、少なくとも1つの酸味料、少なくとも1つの着色料、少なくとも1つの香料、並びに、表面処理剤として少なくとも1つの剥離剤及び艶出剤又は糖衣剤を含むフルーツグンミ組成物に関する。前記フルーツグンミ組成物は、L−カルニチン及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン塩及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン塩混合物及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン錯体及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン含有物質混合物及び/又は少なくとも1つのL−カルニチンフマレートも含む。本発明は、前記フルーツグンミ組成物の製造方法、及びその使用にも関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の前提部に請求されている、少なくとも1つの甘味料、少なくとも1つのゲル化剤及び/又は増粘剤、少なくとも1つの酸味料、少なくとも1つの着色料、少なくとも1つの香料並びに表面処理剤として剥離剤及び艶出剤又は糖衣剤を含むフルーツグンミ(Fruchtgummi)組成物に関する。更に、本発明は、前記のフルーツグンミ組成物の製造方法及びその使用に関する。
【0002】
一般的に、例えば、製品「熊形のグミ(Gummibaerchen)」の形態である食品サプリメント(Nahrungsergaenzungsmiiteln)のフルーツグンミ組成物は消費者に公知である。通常、前記フルーツグンミ組成物(例えば、EP1069856A1に記載される)は、グルコースシロップ、砂糖、ゼラチン、酸味料並びに着色料及び香料を含む味の良いフルーツ味の菓子製品として存在する。グルコースシロップ及び砂糖の量により、従来のフルーツグンミ組成物は、高いカロリー量を有し、そして、その他の点では、特に、スポーツを行う人及び体重に気を配る人がフルーツグンミ組成物の多く消費することを避けるようになるように、栄養価が低い。
【0003】
更に、WO02/00033A1には、活性成分を混合しやすくするために、1つ又は複数のキャリアボディ中に活性成分を含む菓子製品が記載されている。これは、例えば、キャリアボディ中に液体の形態での活性成分を含むことによって達成される。更に、前記キャリアボディを消費者は可視することができ、そして、前記キャリアボディは、例えば、立方体の特別な形状を備えていることができる。前記活性成分の1つは、カルニチンである。
【0004】
菓子製品中に活性成分を含む前記のカプセル状配合は、第1に消費者へのエステティック効果を目的としており、混合に関して有利である。WO02/00033A1では、カルニチンの組成に関する詳細は記載されていない。
【0005】
従って、本発明は、消費することによって消費者、特に、スポーツを行う人へ体重の減少及びエネルギーを提供するフルーツグンミ組成物を提供することを目的とする。更に、本発明は、前記のフルーツグンミ組成物の調製方法及びその使用を提供することを目的とする。
【0006】
前記目的は、請求項1の特徴による生成物、請求項13の特徴による方法及び請求項17の特徴による使用によって達成される。
【0007】
本発明の本質的なポイントの1つは、少なくとも1つの甘味料、少なくとも1つのゲル化剤及び/又は増粘剤、少なくとも1つの酸味料、少なくとも1つの着色料、少なくとも1つの香料並びに表面処理剤として少なくとも1つの剥離剤及び艶出剤又は糖衣剤を含むフルーツグンミ組成物であって、そして、前記フルーツグンミ組成物が、L−カルニチン及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン塩及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン塩混合物及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン錯体及び/又は少なくとも1つの錯塩及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン含有物質混合物及び/又は少なくとも1つのL−カルニチンフマレート、並びに、それらの塩、錯体、及び錯塩を更に含むことである。L−カルニチンを使用する場合、通常、式:
15NO又はC183612
で表される少なくとも結晶質の形態である。L−カルニチン及び/又はそれらの塩、錯体、塩混合物、フマレート、及び、前記式で表されるL−カルニチンを含む物質の混合物の追加の事実は、例えば、グミベアの形態で存在するフルーツ組組成物が、消費者における脂肪燃焼及びエネルギー放出の効果をかなり補助し、そして、影響を与えることを意味する。前記効果により、フルーツグンミ組成物を消費することが、特に、トレーニング中又はトレーニング後のスポーツをする人、及び、体重に気を配る人に対して魅力的なものとなる。これは、本発明によるフルーツグンミ組成物を消費、特に、高い量で消費することにより、特に人体の十分な運動に関する、脂肪代謝が増加し、同様に、人体中の脂肪燃焼が増加するためである。心臓及び筋肉を補助するエネルギー放出、改良されたパフォーマンス、減少されたストレス反応、及び、身体運動後の人体の回復も提供する。更に、フルーツグンミ組成物は、遂行されるべきダイエット用の補助食品としても適している。
【0008】
有利なことに、フルーツグンミと、L−カルニチン及びそれらの塩、錯体、錯塩、塩混合物及びフマレート、並びに、L−カルニチンを含む物質の混合物との本発明の組合せによって、消費者は1日を通して計量されたL−カルニチンを摂取することができる。更に、フルーツグンミは全ての年齢層にたいして魅力的である。特に、広範囲の追加効果を有する味の良いフルーツグンミ組成物は、フルーツグンミと、L−カルニチンの塩、錯体、錯塩、塩混合物及び/又はフマレートとの組合せの効果によって得ることができる。例えば、L−カルニチンをクエン酸マグネシウムに加える場合には、スポーツを行う人の筋肉に有利な効果を有するマグネシウム混合物を得ることができる。他方では、アセチル−L−カルニチン塩酸塩を加える場合は、認識パフォーマンスに重要なヒトの脳を補助する効果が提供される。
【0009】
1つの好ましい態様によると、L−カルニチンを結晶性タートレートとして形成し、そして、フルーツグンミ組成物に加える。前記の場合、結晶性タートレートは分子量472.49uを有している。
【0010】
あるいは、少なくとも純度99%及び残余成分最大1%を有し、そして、分子量161.20uを有する純粋な結晶形で、L−カルニチンをフルーツグンミ組成物へ加えることができる。
【0011】
前記の両方の場合において、毒性効果を有することのできるD−カルニチン成分を含むことなく、L−カルニチンが存在する。
【0012】
本発明によるフルーツグンミ組成物を熊形のグミの形態に成形する場合には、各々の熊形のグミは、熊形のグミの通常のサイズが使用される場合、0〜5000mg、特に0〜1000mg、好ましくは1mg又は5mg又は10mgのL−カルニチンを含む。もちろん、L−カルニチンの量は、熊形のグミのサイズによって、多く又は少なくすることができる。
【0013】
使用されている甘味料は、グルコースシロップ、砂糖、特に、スクロース、フルクトース、ソルビトール及び砂糖の代替品、特に、イソマルト及び/又はマルチトールシロップ、あるいはそれらの組合せであることが好ましい。
【0014】
見込まれるゲル化剤及び/又は増粘剤は、ゼラチン及び/又はペクチン及び/又はでんぷん及び/又は加工でんぷん及び/又は寒天及び/又はアラビアガムあるいはそれらの混合物であることが好ましい。
【0015】
使用する酸味料は、クエン酸及び/又は乳酸及び/又はリンゴ酸あるいはそれらの混合物であることもできる。これらは、実際のフルーツグンミ中、又は、表面処理間に行われる糖衣中の両方に含むことができる。
【0016】
見込まれる着色料は、少なくとも1つの着色果物又は植物抽出物及び/又は少なくとも1つの人工着色料及び/又は少なくとも1つの天然に同一の着色料である。
【0017】
表面処理間に使用する、剥離剤並びに艶出蜜ろう及び植物油は、カルナバワックス及びその他の含油剤又はそれらの混合物によって置き換えることもできる。
【0018】
場合により、組成物の物質は、EC規定に準拠して、コントロールされた生物学的培養から由来することができる。
【0019】
砂糖を使用しない物質を甘味料として使用するという利点により、本発明によるフルーツガム組成物は、糖尿病患者にも消費される。
【0020】
更に有利な態様は、従属項より明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1〜3にも示されている調製実施例を参照しながら、本発明を以下に詳しく記載する。
【図1】本発明によるフルーツグンミ組成物を調製する方法の第1部分を示す;
【図2】本発明によるフルーツグンミ組成物を調製する方法の第2部分を示す;及び
【図3】本発明によるフルーツグンミ組成物を調製する方法の第3部分を示す。
【0022】
図1は、本発明によるフルーツグンミ組成物を調製する方法の第1部分を示す。最初に、水1、ゲル化剤2、及び、場合により、その他の物質、例えば、マルトデキストリン3を熱湯で混合し、ゲル化剤溶液を形成する。代替品又はゼラチン2に加えるものとして、ペクチン、寒天及び加工小麦でんぷん、コーンスターチ及び/又はジャガイモでんぷん、並びに、アラビアガム又はそれらの混合物も使用することができる。
【0023】
溶液5の原料用水、砂糖6及びグルコースシロップ7をゲル化剤溶液4に加え、そして、撹拌子によって撹拌し、均質混合物8を形成する。
【0024】
前記混合物8をシーブ9から調理システムへポンプで通す。加熱することによって、加熱区画10中において混合物は所要の溶解温度に達する。
【0025】
次に、冷却、緩和、及びガス抜きのために、混合物を冷却装置11へ経過させ、そして、その後、前記混合物は無気泡の基礎化合物として存在する。
【0026】
透明で、そして、脱ホウされた基礎化合物を、次に、ポンプによって真空容器からくみ上げる。
【0027】
追加の再加工工程によって、追加物質14をシーブ装置により追加し、前記基礎化合物12から得られる完成化合物13を形成することができる。
【0028】
レシピによって、更なる添加剤16を手動で基礎化合物12へ加えることが好ましい。前記添加剤は、特に、結晶形で存在し、
式:
15NO又はC183612
で表されるL−カルニチンを含む。
【0029】
酸味をだすため、そして、ゲル化の働きを助けるために、フルーツ酸、例えば、クエン酸、リンゴ酸及び/又は乳酸を加えることができる。
【0030】
天然又は天然に同一の香料を化合物に加え、酸の相互作用によって、通常のフルーツ味を達成する。
【0031】
風味及び/又は自然の見た目を改良するために、同様に、果物及び/又は果汁濃縮物を加えることもできる。
【0032】
着色果物及び植物抽出物又は合成的に製造された食料着色料を、製品を着色するのに必要であるとすることができる。
【0033】
化合物の前記調味を、添加剤16を手動で追加するか、又は、自動計量による機械によって行うことができる。
【0034】
あるいは、L−カルニチン及び更なる添加剤を、酸計量17によって酸溶液へ直接加え、そして、場合によってシーブ18により完成した化合物13へ直接加えるか、基礎化合物12へ直接加えるか、又は、完成した化合物13へ直接加えることができる。ここで、均一な化合物の混合を達成するために、泡立て器又は撹拌子を使用し手動で添加を行うか、あるいは、自動酸計量を介して添加を行う。
【0035】
気泡製品又は2層の製品を製造するために、泡立て機械によって窒素及び/又は空気を加えることによって、気泡部分を有するフルーツグンミ、例えば、化合物の1部分をキャスティング前に泡立てる。
【0036】
完成した化合物13を、再度、シーブ19へ経過させ、そして、例えば、コーンスターチ及び/又は小麦でんぷんのモルドパウダーから作られるネガティブモルドへ注ぎ入れる。ピストン又はノズルの働きによって液体、温キャスティング化合物を計量することにより、キャスティング20を行う。
【0037】
前記キャスティング化合物は、空気及びモルドパウダーで水分を失わせることによる冷却及び乾燥の結果として固化する。一定の時間の後、次に固形となるフルーツグンミのピースを、自動的にモルドパウダーから分離させ、クリーニングする。次に、乾燥作業21を、およそ10〜40℃の温度で規定の時間実行する。
【0038】
キャスティングされたフルーツグンミのピースを乾燥する代わりに、キャスティング化合物を予め製造された固形モルドへ注ぎ入れることによって、モルドパウダーを使用せずに、パウダーを使用しない乾燥作業を行うことができる
【0039】
図2は、製品の表面処理を行う調製方法の第2部分を示す。最初に、シーブ及びブラシ22によって、乾燥したフルーツグンミのピースを接着モルドパウダーから取り除く。圧縮空気24によって、更にクリーニング23を行う。
【0040】
アクチュエーティングコンベイヤー25、運搬ベルト26、及びソーティングベルト27によって、次に、不格好なフルーツグンミを取り除くために、ソーティングを行う(除去28)。
【0041】
つやのある表面を製造し、そして、フルーツグンミが互いにくっつくのを防ぐために、フルーツグンミをコンベイヤーベルト25〜27によってオイリングドラム29へ搬送する。ここで、植物油及び密ろう30の混合物を加える。前記混合物を、ドラム中で回転しているフルーツグンミへ均一に分散させ、そして、フルーツグンミのオイリングを達成するために、製品の表面中に集中させる。
【0042】
あるいは、オイリングの代わりに、表面を溶かし、そして、べとつくようにするために、格子ベルト上で素早くスチームで処理することによって、フルーツグンミを糖衣することもできる。次に、これらを、白ざらめ糖、及び/又は、砂糖/酸の混合物と共に回転シーブドラム中にまき散し、そして、白ざらめ糖、及び/又を、砂糖/酸の混合物をフルーツグンミのべたつく表面へ接着させる。
【0043】
砂糖/酸の混合物に使用される酸味料は、フマル酸及び/又はリンゴ酸及び/又はクエン酸カルシウム及び/又はカルシラクトール(calcilactol)あるいはそれらの混合物である。
【0044】
装置31、32、33、34、35及び36によって、フルーツグンミを袋及び/又は箱へ梱包する。
【0045】
図3は、調製の第3部分における、フルーツグンミの包装を記載している。フルーツグンミを製造バスケット及び製造トローフにおいて緩衝保存する場合、バイブレーションチャンネル38,40、スティープコンベイヤー39、分散プレートスケール41、及び梱包スケール42,43を介して、緩衝保存エリア37からフルーツグンミを送りこむ。袋へ梱包されるフルーツグンミは、制御の目的でフィードベルト44によって金属検出器45の下を通過する。フルーツグンミの袋又は箱を、段ボール箱/ディスプレイ包装46へ包装し、そして、次に、閉鎖47し、パレタイゼーション48し、そして、パレット包装の形態で貯蔵庫50中に保存する。
【0046】
あるいは、フルーツグンミ組成物中のL−カルニチンを増やす代わりに、フルーツキャンディー(fruchtbonbon)、又は通常のキャンディーのL−カルニチンを増やすこともできる。
【0047】
明細書に記載の全ての特徴は、本発明の本質的な特徴として特許請求されている。当業者はそれらの修正に精通しているであろう。
【符号の説明】
【0048】
1・・・水;2・・・ゼラチン;3・・・マルトデキストリン;
4・・・溶液;5・・・水;6・・・砂糖;7・・・グルコースシロップ;
8・・・混合物;9・・・シーブ;10・・・加熱;11・・・冷却;
12・・・基礎化合物;13・・・完成化合物;14・・・再加工;
15・・・シーブ;
16・・・添加剤
− Lカルニチン
− 香料
− 着色料
− 果物濃縮物
− ビタミン;
17・・・酸計量;18・・・シーブ;19・・・シーブ;
20・・・キャスティング(例えば、でんぷん中);21・・・乾燥;
22・・・キャスティング作業;23・・・クリーニング;24・・・空気;
25/26・・・運搬装置;27・・・ソーティングベルト;28・・・除去;29・・・オイリングドラム;30・・・剥離剤;31・・・運搬装置;
32・・・バイブレーションチャンネル;33・・・緩衝保存;
35・・・供給;
34/36・・・梱包システム
− 袋へ梱包するシステム
− 箱へ梱包するシステム;
37・・・製品供給;38・・・バイブレーションチャンネル;
39・・・運搬装置;40・・・バイブレーションチャンネル;
41・・・はかり;42・・・秤量;
43・・・梱包
− フィルムと共に袋へ
− 箱へ;
44・・・運搬装置;
45・・・金属検出機;
46・・・包装
− 段ボール箱へ
− 表示パッケージへ;
47・・・段ボール箱の閉鎖
− 段ボール箱のラベリングと共に;
48/49・・・パレチゼーション,パレット包装;50・・・貯蔵

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの甘味料、少なくとも1つのゲル化剤及び/又は増粘剤、少なくとも1つの酸味料、少なくとも1つの着色料、少なくとも1つの香料、並びに、表面処理剤として少なくとも1つの剥離剤及び艶出剤又は糖衣剤を含むフルーツグンミ組成物であって、
少なくとも1つのL−カルニチン及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン塩及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン塩混合物及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン錯体及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン錯塩及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン含有物質混合物及び/又は少なくとも1つのL−カルニチンフマレートを更に含むことを特徴とする、前記フルーツグンミ組成物。
【請求項2】
式:
15NO又はC183612
で表されるL−カルニチンを、少なくとも場合により結晶形として含むことを特徴とする、請求項1に記載のフルーツグンミ組成物。
【請求項3】
式:
183612
で表される結晶性タートレートとしてのL−カルニチンが、分子量472.49uを有していることを特徴とする、請求項2に記載の前記フルーツグンミ組成物。
【請求項4】
純度99%及び残余成分最大1%の純粋な結晶形で、L−カルニチンを含むことを特徴とする、請求項1に記載の前記フルーツグンミ組成物。
【請求項5】
式:
15NO
で表される純粋な結晶形のL−カルニチンが、分子量161.20uを有していることを特徴とする、請求項4に記載の前記フルーツグンミ組成物。
【請求項6】
L−カルニチン含有物質混合物少なくとも1つが、式:
1312gmNO10及び/又はC18CINO
で表されるものとして存在することを特徴とする、請求項1に記載の前記フルーツグンミ組成物。
【請求項7】
甘味料が、グルコースシロップ、砂糖、特に、スクロース、フルクトース、ソルビトール及び砂糖の代替品、特に、イソマルトからなる群から選択されるか、又はそれらの組合せであることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の前記フルーツグンミ組成物。
【請求項8】
ゲル化剤及び/又は増粘剤が、ゼラチン及び/又はペクチン及び/又はでんぷん及び/又は加工でんぷん及び/又は寒天及び/又はアラビアゴムからなる群から選択されるか、あるいはそれらの混合物であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の前記フルーツグンミ組成物。
【請求項9】
酸味料が、クエン酸及び/又は乳酸及び/又はリンゴ酸、あるいは、それらの混合物であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の前記フルーツグンミ組成物。
【請求項10】
着色剤が、少なくとも1つの着色果物及び植物抽出物及び/又は少なくとも1つの人工着色剤及び/又は少なくとも1つの天然と同一の着色料であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の前記フルーツグンミ組成物。
【請求項11】
剥離剤及び艶出剤が、蜜ろう及び/又はカルナバワックス並びに含油剤であり、そして、糖衣剤が、場合によりフルーツ酸及び/又はカルシラクトールを有する糖であることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の前記フルーツグンミ組成物。
【請求項12】
組成物の少なくとも1つの物質が、EC規定に準拠して、コントロールされた生物学的培養に由来することを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の前記フルーツグンミ組成物。
【請求項13】
少なくとも1つの甘味料、少なくとも1つのゲル化剤及び/又は増粘剤、少なくとも1つの酸味料、少なくとも1つの着色料、少なくとも1つの香料、並びに、表面処理剤として少なくとも1つの剥離剤及び艶出剤又は糖衣剤を含むフルーツグンミ組成物を製造する方法であって、
L−カルニチン及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン塩及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン塩混合物及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン錯体及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン含有物質混合物及び/又は少なくとも1つのL−カルニチンフマレートをフルーツグンミ組成物に加えることを特徴とする、前記フルーツグンミ組成物の製造方法。
【請求項14】
式:
15NO又はC183612
で表される結晶形L−カルニチンを加えることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
分子量472.49uを有し、そして式:
1836NO
で表される結晶性タートレートの形態でL−カルニチンを加えることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
分子量161.20uを有し、そして純度99%及び残余成分最大1%を有し、式:
15NO
で表される純粋な結晶形でL−カルニチンを加えることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
【請求項17】
食品サプリメントの製造用である、請求項1〜12のいずれか一項に記載のフルーツグンミの使用。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの甘味料、少なくとも1つのゲル化剤及び/又は増粘剤、少なくとも1つの酸味料、少なくとも1つの着色料、少なくとも1つの香料、並びに、表面処理剤として少なくとも1つの剥離剤及び艶出剤又は糖衣剤を含むフルーツグンミ組成物であって、
式:
15NO又はC183612
で表されるL−カルニチン(少なくとも場合により結晶形の形態である)及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン塩及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン塩混合物及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン錯体及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン錯塩及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン含有物質混合物及び/又は少なくとも1つのL−カルニチンフマレートを更に含むことを特徴とする、フルーツグンミ組成物。
【請求項2】
式:
183612
で表される結晶性タートレートとしてのL−カルニチンが、分子量472.49uを有していることを特徴とする、請求項1に記載の前記フルーツグンミ組成物。
【請求項3】
純度99%及び残余成分最大1%の純粋な結晶形で、L−カルニチンを含むことを特徴とする、請求項1に記載の前記フルーツグンミ組成物。
【請求項4】
式:
15NO
で表される純粋な結晶形のL−カルニチンが、分子量161.20uを有していることを特徴とする、請求項3に記載の前記フルーツグンミ組成物。
【請求項5】
L−カルニチン含有物質混合物少なくとも1つが、式:
1312gmNO10及び/又はC18CINO
で表されるものとして存在することを特徴とする、請求項1に記載の前記フルーツグンミ組成物。
【請求項6】
甘味料が、グルコースシロップ、砂糖、特に、スクロース、フルクトース、ソルビトール及び砂糖の代替品、特に、イソマルトからなる群から選択されるか、又はそれらの組合せであることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の前記フルーツグンミ組成物。
【請求項7】
ゲル化剤及び/又は増粘剤が、ゼラチン及び/又はペクチン及び/又はでんぷん及び/又は加工でんぷん及び/又は寒天及び/又はアラビアゴムからなる群から選択されるか、あるいはそれらの混合物であることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の前記フルーツグンミ組成物。
【請求項8】
酸味料が、クエン酸及び/又は乳酸及び/又はリンゴ酸、あるいは、それらの混合物であることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の前記フルーツグンミ組成物。
【請求項9】
着色剤が、少なくとも1つの着色果物又は植物抽出物及び/又は少なくとも1つの人工着色剤及び/又は少なくとも1つの天然と同一の着色料であることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の前記フルーツグンミ組成物。
【請求項10】
剥離剤及び艶出剤が、蜜ろう及び/又はカルナバワックス並びに含油剤であり、そして、糖衣剤が、場合によりフルーツ酸及び/又はカルシラクトールを有する糖であることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の前記フルーツグンミ組成物。
【請求項11】
組成物の少なくとも1つの成分の物質が、EC規定に準拠して、コントロールされた生物学的培養に由来することを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の前記フルーツグンミ組成物。
【請求項12】
少なくとも1つの甘味料、少なくとも1つのゲル化剤及び/又は増粘剤、少なくとも1つの酸味料、少なくとも1つの着色料、少なくとも1つの香料、並びに、表面処理剤として少なくとも1つの剥離剤及び艶出剤又は糖衣剤を含むフルーツグンミ組成物を製造する方法であって、
式:
15NO又はC183612
で表される結晶形L−カルニチン及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン塩及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン塩混合物及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン錯体及び/又は少なくとも1つのL−カルニチン含有物質混合剤及び/又は少なくとも1つのL−カルニチンフマレートを前記フルーツグンミ組成物に加えることを特徴とする、フルーツグンミ組成物の製造方法。
【請求項13】
分子量472.49uを有し、そして式:
1836NO
で表される結晶性タートレートの形態でL−カルニチンを加えることを特徴とする、請求項12に記載の前記方法。
【請求項14】
分子量161.20uを有し、そして純度99%及び残余成分最大1%を有し、
式:
15NO
で表される純粋な結晶形でL−カルニチンを加えることを特徴とする、請求項12に記載の前記方法。
【請求項15】
食品サプリメントの製造用である、請求項1〜11のいずれか一項に記載のフルーツグンミの使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2006−521100(P2006−521100A)
【公表日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−504629(P2006−504629)
【出願日】平成16年3月11日(2004.3.11)
【国際出願番号】PCT/EP2004/002483
【国際公開番号】WO2004/084718
【国際公開日】平成16年10月7日(2004.10.7)
【出願人】(505364821)
【氏名又は名称原語表記】SCHYMURA MARTIN
【Fターム(参考)】