説明

ブックマーク登録方法、ブックマーク登録システム、ユーザ端末、およびサーバ

【課題】映像コンテンツ中でユーザが着目したシーンについて簡便かつ確実にブックマークの設定を行う一方で、後のタイミングでのブックマークと該当シーンやメタ情報等との時間軸上のずれ修正や効率的なマッチング処理を可能とする。
【解決手段】ユーザ端末200が、ブックマークデバイス50が記憶していた時刻データを取得しデバイスIDと共にサーバ100に送信し、前記サーバ100が、前記時刻データおよびデバイスIDを記憶手段に格納し、前記ユーザ端末からブックマーク登録要求を受信し、前記デバイスIDに対応する時刻データに対応する時刻に放送されていた映像コンテンツ等のリストを検索して返信し、ユーザ端末200が、リスト中から前記時刻データに対応する映像コンテンツ等として選択されたもののデータをサーバ100に送信し、サーバ100が前記データを受信して前記時刻データに対応付けて記憶手段に格納する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブックマーク登録方法、ブックマーク登録システム、ユーザ端末、およびサーバに関するものであり、具体的には、映像コンテンツ中でユーザが着目したシーンについて簡便かつ確実にブックマークの設定を行う一方で、後のタイミングでのブックマークと該当シーンやメタ情報等との時間軸上のずれ修正や効率的なマッチング処理を可能とする技術に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザが選択しうる映像コンテンツの供給経路や供給機会が非常に多岐にわたる現在、映像コンテンツ中でユーザにとって必要な情報を素早く記録しておくことは難しい。そこで、簡単な操作で、ユーザの興味対象を比較的正確に反映させた電子的なしおりを設定でき、電子的なしおりを用いてユーザに関連情報を提供するといった技術が提案されている。
【0003】
すなわちその技術では、ユーザ端末が、コンテンツサーバからコンテンツファイルを取得し、そのコンテンツファイルに対応するカテゴリ情報を広告サーバから取得する。また前記カテゴリ情報には、そのコンテンツファイルに対応するカテゴリ要素が複数含まれている。ユーザは、コンテンツファイルを視聴しながら、カテゴリ要素を選択して「しおり」を設定する。ユーザ端末は、しおり情報に対応するリンク情報を取得し、このリンク情報で指定された企業サイトにアクセスし詳細情報を取得する。
【特許文献1】特開2007−88967号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら従来技術においては、予めユーザが決めて録画再生装置に録画予約した番組、あるいは上記電子的しおり(=ブックマーク)を設定しようと事前に決めて視聴している特定の番組、についてしか処理対象とできない。この場合、ユーザが番組を特に意識せずに視聴しながら気になるシーンや番組の記録=ブックマーク設定を手軽に行えるとは言えなかった。
【0005】
また、ユーザが選択しうるブックマークはカテゴリ要素中で予め固定されていた。そのため、ユーザが後に、コンテンツ中の任意のオブジェクトをブックマーク対象として設定することが考慮されていない。
【0006】
更に、ユーザがブックマーク対象としてコンテンツやそれを構成するオブジェクト類を選択した時刻は、映像コンテンツの配信や放送のシステム遅延及びユーザの操作のタイミング遅れ等により、本来選択したかった時刻(=所望するコンテンツやシーンの放送時刻)からずれるが、従来技術ではそのずれ修正が考慮されていない。
【0007】
そこで本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、映像コンテンツ中でユーザが着目したシーンについて簡便かつ確実にブックマークの設定を行う一方で、後のタイミングでのブックマークと該当シーンやメタ情報等との時間軸上のずれ修正や効率的なマッチング処理を可能とする技術の提供を主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決する本発明のブックマーク登録方法は、外部装置と通信可能な、ユーザ端末、前記ユーザ端末のユーザが視聴した映像コンテンツについて付加されるブックマークの登録管理を担うサーバが互いに協働して実行する方法である。また、前記映像コンテンツは、放送事業業者らが配信業者となって、地上アナログ、地上デジタル、衛星、ケーブル、インターネットなど各種形態で放送されるテレビ番組が想定できる。
【0009】
ここで、前記ユーザ端末が、ユーザのブックマークデバイスと通信し、当該ブックマークデバイスが記憶していた時刻データを取得し、この時刻データと前記ブックマークデバイスのデバイスIDをサーバに送信する処理を実行する。
【0010】
前記ブックマークデバイスは、ブックマーク用の専用端末であれば好適である。このブックマークデバイスは、ユーザ端末(PCや携帯端末など)とデータ授受可能に接続するインターフェイス(例:USBインターフェイス、赤外線通信インターフェイスなど)と、時刻データの根拠となる時計機能、ユーザからブックマーク指示を受け付けるボタン機構、時刻データを記憶するメモリを少なくとも備える。前記ボタン機構での押下があれば、これを前記ボタン機構の電気接点などで検知し、その時点のブックマーク時刻を前記時計機能から取得し、このブックマーク時刻を時刻データとして前記メモリに格納していく。メモリに格納されたブックマーク時刻のデータは、このブックマークデバイスが前記ユーザ端末に接続された時に、ブックマークデバイスからユーザ端末にアップロードされる。なお、前記ブックマークデバイスはブックマーク用の専用端末でなくとも、例えば、前記ユーザが番組を視聴するテレビのリモートコントローラであってもよい(勿論、ブックマークデバイスとして必要な機能を備える必要はある)。
【0011】
また、前記サーバは、各放送チャンネルの各時間帯の映像コンテンツまたはそのメタ情報を記憶手段に記憶している。このサーバは、いわゆる全録機能を搭載している録画再生機能を備えるサーバを想定できる。全録機能は、受信できる全放送チャンネルの全時間帯の番組を録画する機能である。前記サーバが全録機能を備えて、つまり、録画可能な全ての放送チャンネルの全時間帯の番組について録画を実行し、その録画データを映像コンテンツとして記憶手段に格納しているとしてもよい。また、前記メタ情報は、テレビ番組やそれを構成する各シーンの属性情報(番組名、シーン名、番組内容、出演者、番組ジャンルなど)を提供するメタ情報提供サーバから前記サーバが取得しておくものである。
【0012】
こうした前記サーバは、前記ユーザ端末から前記時刻データおよびデバイスIDを受信して記憶手段に格納する処理と、前記ユーザ端末からデバイスIDを含むブックマーク登録要求を受信し、前記デバイスIDに対応する時刻データを記憶手段から読み出し、当該時刻データに対応する時刻に放送されていた映像コンテンツまたはそのメタ情報のリストを記憶手段にて検索し、前記リストを前記ユーザ端末に送信する処理とを実行する。
【0013】
一方、前記ユーザ端末は、前記リストをサーバから受信して出力インターフェイスに表示し、前記リスト中から前記時刻データに対応する映像コンテンツまたはメタ情報としてユーザが選択した映像コンテンツまたはメタ情報の指定を受け付け、ここで指定された映像コンテンツまたはメタ情報のデータを真のブックマーク情報として前記サーバに送信する処理を実行する。
これを受けた前記サーバは、前記真のブックマーク情報を前記ユーザ端末から受信し、前記時刻データに対応付けて記憶手段に格納する処理を実行する。
【0014】
なお、前記サーバが、前記ユーザ端末からデバイスIDと検索キーワードを含むブックマーク登録要求を受信し、前記デバイスIDに対応する時刻データを記憶手段から読み出し、当該時刻データに対応する時刻に放送されていた映像コンテンツのうち、そのメタ情報に前記検索キーワードを含むもののリストを記憶手段にて検索し、前記リストを前記ユーザ端末に送信する処理を実行するとすれば好適である。
【0015】
また、前記サーバが、前記時刻データが示す時刻を所定画面データの第1表示欄に設定する処理と、前記各時刻に対応する時間帯に放送されていた映像コンテンツまたはメタ情報を記憶手段から抽出し、この映像コンテンツまたはメタ情報のデータを所定画面データの第2表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄および第2表示欄から番組選択画面データを生成し、これを前記ユーザ端末に送信する処理を実行する、としてもよい。
【0016】
また、前記ユーザ端末が、サーバより前記番組選択画面データを受信して出力インターフェイスに表示し、番組選択画面における、ある第1表示欄の時刻での第2表示欄の映像コンテンツについてユーザの選択を受け付けて、ここで受け付けた選択時刻での映像コンテンツの情報をサーバに送信する処理を実行するとしてもよい。
【0017】
この場合、前記サーバが、前記選択時刻での映像コンテンツの情報をユーザ端末から受信し、前記映像コンテンツの所定部分である代表映像と、前記映像コンテンツのうち前記選択時刻を含む所定時間帯における複数シーン映像とを記憶手段より抽出し、これら代表映像とシーン映像とを第1表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄に設定した代表映像またはシーン映像に対応するメタ情報を記憶手段より抽出して第2表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄と第2表示欄とからブックマーク登録画面データを生成し、これをユーザ端末に送信する処理と、を実行する。
【0018】
また、前記ユーザ端末が、サーバより前記ブックマーク登録画面を受信して出力インターフェイスに表示し、ブックマーク登録画面における、第1表示欄の代表映像またはシーン映像のいずれか、ないし第2表示欄のメタ情報についてユーザの選択を受け付け、ここで選択された代表映像に対応する映像コンテンツまたはシーン映像ないしメタ情報のデータとこれに対応する時刻のデータを真のブックマーク情報としてサーバに送信する処理を実行するとしてもよい。
この時、前記サーバは、前記真のブックマーク情報を前記ユーザ端末から受信して記憶手段に格納する処理を実行する。
【0019】
また、前記サーバが、ブックマーク付与用のアイコンデータを記憶手段より呼び出して、前記ブックマーク登録画面における、前記第1表示欄の前記代表映像またはシーン映像、ないし前記第2表示欄の前記メタ情報、の少なくともいずれかに付帯させてユーザ端末に送信する処理を実行するとしてもよい。前記アイコンデータは、例えば、しおりの形状を示すデータとなっており、「ブックマーク」を象徴するものであると言える。
【0020】
この場合、前記ユーザ端末が、前記ブックマーク付与用のアイコンを含むブックマーク登録画面を出力インターフェイスにて表示し、前記ブックマーク付与用のアイコンに対するユーザの選択を受け付けて、前記選択されたアイコンが付帯している代表映像に対応する映像コンテンツまたはシーン映像ないしメタ情報のデータとこれに対応する時刻のデータを真のブックマーク情報としてサーバに送信する処理を実行する。前記アイコンに対するユーザの選択は、すなわち、前記ブックマークを該当箇所のオブジェクト(=映像コンテンツたる番組やそれを構成するシーン映像、あるいはメタ情報など)に設定したことになる。
【0021】
また、前記サーバは、前記真のブックマーク情報を前記ユーザ端末から受信して記憶手段に格納する処理を実行する。
【0022】
また、前記サーバが、ユーザのブックマークデバイスに記憶されていた時刻データと、当該時刻データに基づき最終的に真のブックマーク情報としてユーザに指定された映像コンテンツまたはシーン映像の放送時刻とを記憶手段から読み出し、両者の時刻のずれを算定する処理を実行するとしてもよい。
【0023】
更に前記サーバは、前記ユーザ端末より、前記番組選択画面で選択された、選択時刻での映像コンテンツの情報を受信し、前記映像コンテンツのうち前記選択時刻から前記算定したずれの分だけさかのぼった遡及時刻を中心に前後所定幅の時間帯における複数シーン映像を記憶手段より抽出し、前記シーン映像を第1表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄に設定したシーン映像のうち少なくとも前記遡及時刻のシーン映像に対応するメタ情報を記憶手段より抽出して第2表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄と第2表示欄とからブックマーク登録画面データを生成し、これをユーザ端末に送信する処理と、を実行する。
【0024】
また、前記サーバが、前記選択時刻での映像コンテンツの情報をユーザ端末から受信し、前記記憶手段においてすでに登録済みの真のブックマーク情報のうち、当該真のブックマーク情報が指定する映像コンテンツまたはシーン映像の放送時間帯に前記受信した選択時刻が含まれるものを検索し、前記選択時刻が放送時間帯に含まれる映像コンテンツの代表映像またはシーン映像を候補映像として記憶手段から抽出する処理を実行するとしてもよい。
【0025】
この場合、前記サーバは、前記候補映像を、前記選択時刻に応じた代表映像またはシーン映像と共に第1表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄に設定した候補映像、代表映像、およびシーン映像の少なくともいずれかに対応するメタ情報を記憶手段より抽出して第2表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄と第2表示欄とからブックマーク登録画面データを生成し、これをユーザ端末に送信する処理を実行する。
【0026】
また、前記サーバが、前記時刻データが示す時刻を所定画面データの第1表示欄に設定する処理と、前記各時刻に対応する時間帯に放送されていた全番組のデータを記憶手段から抽出し、前記各番組の一覧データを所定画面データの第2表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄および第2表示欄から番組一覧画面データを生成し、これを前記ユーザ端末に送信する処理を実行する、としてもよい。
【0027】
また、前記サーバが、番組の放送地域、放送チャンネル、ジャンルの少なくともいずれかの項目についての選択肢一覧を示す選択用メニューデータを記憶手段より呼び出し、この選択用メニューデータを前記番組一覧画面に付帯させてユーザ端末に送信する処理を実行するとしてもよい。
この場合、前記ユーザ端末は、前記選択用メニューを含む番組一覧画面を出力インターフェイスにて表示し、前記選択用メニューの選択肢中でのユーザの選択を受け付けて、その選択内容をサーバに返信する処理を実行する。
【0028】
一方、サーバは、前記選択内容をユーザ端末から受信し、前記選択内容が示す、放送地域、放送チャンネル、ジャンルの少なくともいずれかの項目に関する選択肢をキーに、前記第2表示欄に設定した番組中で、前記選択肢が示す放送地域、放送チャンネル、ジャンルの少なくともいずれかの条件とマッチする番組を選択し、ここで選択した番組の一覧データを前記第2表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄および第2表示欄から番組一覧画面データを生成し、これを前記ユーザ端末に送信する処理を実行する。
【0029】
また、前記ユーザ端末が、サーバより前記番組一覧画面データを受信して出力インターフェイスに表示し、番組一覧画面における、ある第1表示欄の時刻での第2表示欄の番組についてユーザの選択を受け付けて、ここで受け付けた選択時刻での番組の情報をサーバに送信する処理を実行するとしてもよい。
【0030】
この場合、前記サーバは、前記選択時刻での番組の情報をユーザ端末から受信し、前記番組の所定部分である代表映像と、前記番組のうち前記選択時刻を含む所定時間帯における複数シーン映像とを記憶手段より抽出し、これら代表映像とシーン映像とを第1表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄に設定した代表映像またはシーン映像に対応するメタ情報を記憶手段より抽出して第2表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄と第2表示欄とからブックマーク登録画面データを生成し、これをユーザ端末に送信する処理を実行する。
【0031】
また、前記ユーザ端末が、サーバより前記ブックマーク登録画面を受信して出力インターフェイスに表示し、ブックマーク登録画面における、第1表示欄の代表映像またはシーン映像のいずれか、ないし第2表示欄のメタ情報についてユーザの選択を受け付け、ここで選択された代表映像に対応する番組またはシーン映像ないしメタ情報のデータとこれに対応する時刻のデータを真のブックマーク情報としてサーバに送信する処理を実行するとしてもよい。
この場合、前記サーバは、前記真のブックマーク情報を前記ユーザ端末から受信して記憶手段に格納する処理を実行する。
【0032】
また、前記サーバが、前記選択時刻での番組の情報をユーザ端末から受信し、前記記憶手段においてすでに登録済みの真のブックマーク情報のうち、当該真のブックマーク情報が指定する番組の放送時間帯に前記受信した選択時刻が含まれるものを検索し、前記選択時刻が放送時間帯に含まれる番組の代表映像を候補映像として記憶手段から抽出する処理を実行するとしてもよい。
【0033】
この場合、前記サーバは、前記候補映像を、前記選択時刻に応じた代表映像と共に第1表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄に設定した候補映像または代表映像像の少なくともいずれかに対応するメタ情報を記憶手段より抽出して第2表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄と第2表示欄とからブックマーク登録画面データを生成し、これをユーザ端末に送信する処理を実行する。
【0034】
また、本発明のブックマーク登録システムは、互いに通信可能なユーザ端末とサーバとで構成されるコンピュータシステムであり、前記ユーザ端末が、ユーザのブックマークデバイスと通信し、当該ブックマークデバイスが記憶していた時刻データを取得し、この時刻データと前記ブックマークデバイスのデバイスIDをサーバに送信する処理を実行し、前記サーバが、各放送チャンネルの各時間帯の映像コンテンツまたはそのメタ情報を記憶手段に記憶し、前記ユーザ端末から前記時刻データおよびデバイスIDを受信して記憶手段に格納する処理と、前記ユーザ端末からデバイスIDを含むブックマーク登録要求を受信し、前記デバイスIDに対応する時刻データを記憶手段から読み出し、当該時刻データに対応する時刻に放送されていた映像コンテンツまたはそのメタ情報のリストを記憶手段にて検索し、前記リストを前記ユーザ端末に送信する処理とを実行し、前記ユーザ端末が、前記リストをサーバから受信して出力インターフェイスに表示し、前記リスト中から前記時刻データに対応する映像コンテンツまたはメタ情報としてユーザが選択した映像コンテンツまたはメタ情報の指定を受け付け、ここで指定された映像コンテンツまたはメタ情報のデータを真のブックマーク情報として前記サーバに送信する処理を実行し、前記サーバが、前記真のブックマーク情報を前記ユーザ端末から受信し、前記時刻データに対応付けて記憶手段に格納する処理を実行する、ものであることを特徴とする。
【0035】
また、本発明のユーザ端末は、外部装置との通信を行う通信手段と、ユーザのブックマークデバイスと通信し、当該ブックマークデバイスが記憶していた時刻データを取得し、この時刻データと前記ブックマークデバイスのデバイスIDをサーバに送信する手段と、前記デバイスIDを含むブックマーク登録要求をサーバに送信する手段と、前記ブックマーク登録要求に応じてサーバが返信してきた、前記時刻データに対応する時刻に放送されていた映像コンテンツまたはそのメタ情報のリストを受信し、このリストを出力インターフェイスに表示して、前記リスト中から前記時刻データに対応する映像コンテンツまたはメタ情報としてユーザが選択した映像コンテンツまたはメタ情報の指定を受け付け、ここで指定された映像コンテンツまたはメタ情報のデータを真のブックマーク情報として前記サーバに送信する手段と、を備える。
【0036】
また、本発明のサーバは、外部装置と通信する通信手段と、各放送チャンネルの各時間帯の映像コンテンツまたはそのメタ情報を記憶した記憶手段と、ユーザのブックマークデバイスが記憶していた時刻データと前記ブックマークデバイスのデバイスIDを、ユーザ端末から受信し、前記時刻データおよびデバイスIDを記憶手段に格納する手段と、前記ユーザ端末からデバイスIDを含むブックマーク登録要求を受信し、前記デバイスIDに対応する時刻データを記憶手段から読み出し、当該時刻データに対応する時刻に放送されていた映像コンテンツまたはそのメタ情報のリストを記憶手段にて検索し、前記リストを前記ユーザ端末に送信する手段と、前記リスト中から前記時刻データに対応する映像コンテンツまたはメタ情報としてユーザが選択した映像コンテンツまたはメタ情報のデータを真のブックマーク情報として前記ユーザ端末から受信し、前記時刻データに対応付けて記憶手段に格納する手段と、を備える。
【0037】
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
【発明の効果】
【0038】
本発明によれば、映像コンテンツ中でユーザが着目したシーンについて簡便かつ確実にブックマークの設定を行う一方で、後のタイミングでのブックマークと該当シーンやメタ情報等との時間軸上のずれ修正や効率的なマッチング処理が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0039】
−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態のブックマーク登録システム10のネットワーク構成図である。図1に示すブックマーク登録システム10は、テレビ番組などの映像コンテンツ中でユーザが着目したシーンについて簡便かつ確実にブックマーク(=ブックマーク)の設定を行う一方で、後のタイミングでのブックマークと該当シーンやメタ情報等との時間軸上のずれ修正や効率的なマッチング処理を可能とするシステムである。
【0040】
このブックマーク登録システム10は、ネットワーク140を介して、サーバ100とユーザ端末200が接続されている。また、ブックマークデバイス50は、前記ユーザ端末200と(一例であるが)USBインターフェイス52、208を介して互いに通信可能である。前記ブックマークデバイス50は、自身で格納している時刻データ(ユーザがボタンを打刻したブックマーク時刻)をユーザ端末200にアップロードする(読み込む)。このアップロードを主導するのはユーザ端末200が具備する時刻読み出しアプリ230となる。この時刻読み出しアプリ230が得た時刻データは、例えば「時刻情報」としてネットワーク140を介してサーバ100に送られる。時刻は、年月日時分秒であるのが好ましいが、年月日時分であってもよい。
【0041】
サーバでは前記「時刻情報」を時刻受信サーバ機能130で受信し、これをブックマークデータベース125に格納していくことになる。また、ユーザ端末200のwebブラウザ235からのログインや検索要求など各種アクセスを、webサーバ機能135が受け付けて、対応する処理画面のデータを生成して前記webブラウザ235に返す。サーバ100では、ブックマークデバイス由来の時刻データについて、どの映像コンテンツやシーン映像、メタ情報などに対応付ければよいか、つまりはブックマーク登録すればよいか、必要なリストをブックマークデータベース125、メタ情報データベース126等から生成してユーザ端末200に提示する。そしてユーザ端末200から真のブックマーク対象となる映像コンテンツ等を、真のブックマーク情報として受けて、ブックマークデータベース125やユーザ評価情報データベース127において、対応する時刻データに設定することとなる。ここで、メタ情報が付与される映像コンテンツの単位は、例えば、1番組(電子番組ガイドで1番組と判別できるもの)が60分(実際には、CMがあるので、本編は45分程度)である場合に、5分間だけの映像や10分間だけの映像、つまり、1番組未満の特定の映像であるのが好ましい。メタ情報が付与されるシーン映像は、1フレーム画像であるのが好ましい。
【0042】
===サーバ100===
次に、本実施形態における前記ブックマーク登録システム10を構成する各装置について各々説明する。図2は本実施形態のサーバ100の構成例を示す図である。前記サーバ100は、本実施形態のブックマーク登録方法を他の装置らと共に実現する機能を備えるべく記憶手段101(ハードディスクドライブなど)に格納されたプログラム102をメモリ103に読み出し、演算装置たるCPU104により実行する。
【0043】
また、前記サーバ100は、各種ボタンなどの入力インターフェイス105、ディスプレイなどの出力インターフェイス106を必要に応じて備えてもよく、また、前記 ユーザ端末200との間のデータ授受を担う通信手段たるNIC(Network Interface Card)107を有している。前記サーバ100は、前記NIC107により、前記ユーザ端末200と例えばインターネットやLANなどのネットワーク140を介して接続し、データ授受を実行する。
【0044】
続いて、前記サーバ100が、例えばプログラム102に基づき構成・保持する手段につき説明を行う。なお、前記サーバ100は、ブックマークデータベース125、メタ情報データベース126、ユーザ評価情報データベース127を記憶手段101に有しているものとする。勿論、前記各テーブル125〜128らは、サーバ100が自身の記憶手段101に備える例のみならず、ネットワーク140上に配置された他のサーバ装置に配置されているとしてもよい。
【0045】
こうしたサーバ100は、前記ブックマークデバイス50が記憶していた時刻データと前記ブックマークデバイス50のデバイスIDを、前記ユーザ端末200から受信して、記憶手段101のブックマークデータベース125に格納する時刻登録手段110を備える。この時点では、ユーザが真にブックマークを意図している番組やシーン等が未確定であるから、ブックマークの仮登録がなされた状態とも言える。
【0046】
また、前記サーバ100は、前記ユーザ端末200からデバイスIDを含むブックマーク登録要求を受信し、前記デバイスIDに対応する時刻データを記憶手段101から読み出し、当該時刻データに対応する時刻に放送されていた映像コンテンツまたはそのメタ情報のリストを記憶手段101のメタ情報データベース126にて検索し、前記リストを前記ユーザ端末200に送信するリスト提示手段111を備える。前記ブックマーク登録要求は、上述した「仮登録状態」である時刻データに対して、ユーザの真のブックマーク対象を確定させて登録したいとの要求といえる。
【0047】
また、前記サーバ100は、前記リスト中から前記時刻データに対応する映像コンテンツまたはメタ情報としてユーザが選択した映像コンテンツまたはメタ情報の指定データを真のブックマーク情報としてユーザ端末200から受信し、前記時刻データに対し、前記真のブックマーク情報が示す映像コンテンツまたはメタ情報を対応付けて前記ブックマークデータベース125に格納する、本登録手段112を備える。
【0048】
なお、前記リスト提示手段111が、前記ユーザ端末200からデバイスIDと検索キーワードを含むブックマーク登録要求を受信するとしてもよい。そして、前記デバイスIDに対応する時刻データを前記ブックマークデータベース125から読み出し、当該時刻データに対応する時刻に放送されていた映像コンテンツのうち、そのメタ情報に前記検索キーワードを含むもののリストをメタ情報データベース126にて検索し、前記リストを前記ユーザ端末200に送信する。当該時刻データに対応する時刻に放送されていた映像コンテンツは、映像コンテンツの開始時刻と終了時刻の間に、当該時刻データに対応する時刻が含まれるか否かにより判定できる。こうした処理を行えば、ユーザ端末200に送信するリストに含まれる映像コンテンツまたはメタ情報の事前絞り込みを行える。
【0049】
また、前記サーバ100は、前記時刻データが示す時刻を所定画面データ(記憶手段101に予めテンプレートを記憶。以下同様)の第1表示欄に設定する処理と、前記各時刻に対応する時間帯に放送されていた映像コンテンツまたはメタ情報を前記メタ情報データベース126から抽出し、この映像コンテンツまたはメタ情報のデータを所定画面データの第2表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄および第2表示欄から番組選択画面データを生成し、これを前記ユーザ端末200に送信する処理を実行する、選択画面生成手段113を備えるとしてもよい。
【0050】
また、前記サーバ100は、ユーザ端末200での番組選択画面において、ある第1表示欄の時刻での第2表示欄の映像コンテンツについてユーザが選択した選択時刻での映像コンテンツの情報を、前記ユーザ端末200から受信し、前記映像コンテンツの所定部分である代表映像(メタ情報データベース126にて予め登録)と、前記映像コンテンツのうち前記選択時刻を含む所定時間帯における複数シーン映像(メタ情報データベース126にて所定時刻から所定時間幅毎のシーン映像が予め登録)とをメタ情報データベース126より抽出し、これら代表映像とシーン映像とを第1表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄に設定した代表映像またはシーン映像に対応するメタ情報をメタ情報データベース126より抽出して第2表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄と第2表示欄とからブックマーク登録画面データを生成し、これをユーザ端末200に送信する処理を実行する、登録画面生成手段114を備えるとしてもよい。
【0051】
また、前記本登録手段112は、ユーザ端末200でのブックマーク登録画面における、第1表示欄の代表映像またはシーン映像のいずれか、ないし第2表示欄のメタ情報についてユーザが選択した代表映像に対応する映像コンテンツまたはシーン映像ないしメタ情報のデータとこれに対応する時刻のデータを真のブックマーク情報として、前記ユーザ端末200から受信し、これをブックマークデータベース125に格納する。
【0052】
また、前記登録画面生成手段114は、ブックマーク付与用のアイコンデータを記憶手段101より呼び出して、前記ブックマーク登録画面における、前記第1表示欄の前記代表映像またはシーン映像、ないし前記第2表示欄の前記メタ情報、の少なくともいずれかに付帯させてユーザ端末200に送信する処理を実行するとしてもよい。前記アイコンデータは、例えば、しおりの形状を示すデータとなっており、「ブックマーク」を象徴するものであると言える。
【0053】
この場合、前記本登録手段112は、ユーザ端末200でのブックマーク登録画面において、前記ブックマーク付与用のアイコンに対しユーザが選択したアイコンが付帯している代表映像に対応する映像コンテンツまたはシーン映像ないしメタ情報のデータとこれに対応する時刻のデータを真のブックマーク情報として前記ユーザ端末200から受信し、ブックマークデータベース125に格納する処理を実行する。前記アイコンに対するユーザの選択は、すなわち、前記ブックマークを該当箇所のオブジェクト(=映像コンテンツたる番組やそれを構成するシーン映像、あるいはメタ情報など)に設定したことになる。
【0054】
また、前記サーバ100は、ユーザのブックマークデバイス50に記憶されていた時刻データをブックマークデータベース125から読み出し、また、当該時刻データに基づき最終的に真のブックマーク情報としてユーザに指定された映像コンテンツまたはシーン映像の放送時刻をメタ情報データベース126から読み出し、両者の時刻のずれを算定するずれ算定手段115を備えるとしてもよい。
【0055】
この場合、前記登録画面生成手段114は、前記ユーザ端末200より、前記番組選択画面で選択された、選択時刻での映像コンテンツの情報を受信し、前記映像コンテンツのうち前記選択時刻から前記算定したずれの分だけさかのぼった遡及時刻を中心に前後所定幅の時間帯における複数シーン映像をメタ情報データベース126より抽出し、前記シーン映像を第1表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄に設定したシーン映像のうち少なくとも前記遡及時刻のシーン映像に対応するメタ情報をメタ情報データベース126より抽出して第2表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄と第2表示欄とからブックマーク登録画面データを生成し、これをユーザ端末200に送信する処理と、を実行する。
【0056】
また、前記登録画面生成手段114は、前記選択時刻での映像コンテンツの情報をユーザ端末200から受信し、前記ブックマークデータベース125においてすでに登録済みの真のブックマーク情報のうち、当該真のブックマーク情報が指定する映像コンテンツまたはシーン映像の放送時間帯(メタ情報データベース126から抽出)に前記受信した選択時刻が含まれるものを検索し、前記選択時刻が放送時間帯に含まれる映像コンテンツの代表映像またはシーン映像を候補映像としてメタ情報データベース126から抽出する処理を実行するとしてもよい。
【0057】
この場合、前記登録画面生成手段114は、前記候補映像を、前記選択時刻に応じた代表映像またはシーン映像と共に第1表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄に設定した候補映像、代表映像、およびシーン映像の少なくともいずれかに対応するメタ情報をメタ情報データベース126より抽出して第2表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄と第2表示欄とからブックマーク登録画面データを生成し、これをユーザ端末200に送信する処理を実行する。
【0058】
また、前記サーバ100は、前記時刻データが示す時刻を所定画面データの第1表示欄に設定する処理と、前記各時刻に対応する時間帯に放送されていた全番組のデータをメタ情報データベース126から抽出し、前記各番組の一覧データを所定画面データの第2表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄および第2表示欄から番組一覧画面データを生成し、これを前記ユーザ端末200に送信する、一覧画面生成手段116を備えるとしてもよい。
【0059】
また、前記一覧画面生成手段116は、番組の放送地域(例:北海道〜沖縄)、放送チャンネル(例:1ch〜○○ch)、ジャンル(例:ニュース、旅、料理、語学、金融・・・)の少なくともいずれかの項目についての選択肢一覧を示す選択用メニューデータを記憶手段101より呼び出し、この選択用メニューデータを前記番組一覧画面に付帯させてユーザ端末200に送信する処理を実行するとしてもよい。
【0060】
この場合、前記一覧画面生成手段116は、前記ユーザ端末200における選択用メニューの選択肢中でのユーザの選択内容をユーザ端末200から受信し、前記選択内容が示す、放送地域、放送チャンネル、ジャンルの少なくともいずれかの項目に関する選択肢をキーに、前記第2表示欄に設定した番組中で、前記選択肢が示す放送地域、放送チャンネル、ジャンルの少なくともいずれかの条件とマッチする番組を選択し、ここで選択した番組の一覧データを前記第2表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄および第2表示欄から番組一覧画面データを生成し、これを前記ユーザ端末200に送信する。
【0061】
また、前記登録画面生成手段114は、前記ユーザ端末200における番組一覧画面での、ある第1表示欄の時刻での第2表示欄の番組についてユーザが選択した、選択時刻での番組の情報を、ユーザ端末200から受信し、前記番組の所定部分である代表映像と、前記番組のうち前記選択時刻を含む所定時間帯における複数シーン映像とをメタ情報データベース126より抽出し、これら代表映像とシーン映像とを第1表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄に設定した代表映像またはシーン映像に対応するメタ情報をメタ情報データベース126より抽出して第2表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄と第2表示欄とからブックマーク登録画面データを生成し、これをユーザ端末200に送信する処理を実行する。
【0062】
また、前記本登録手段112は、前記ユーザ端末200におけるブックマーク登録画面で、第1表示欄の代表映像またはシーン映像のいずれか、ないし第2表示欄のメタ情報についてユーザが選択した代表映像に対応する番組またはシーン映像ないしメタ情報のデータとこれに対応する時刻のデータを真のブックマーク情報として、ユーザ端末200から受信し、ブックマークデータベース125に格納する処理を実行する。
【0063】
また、前記登録画面生成手段114は、前記選択時刻での番組の情報をユーザ端末200から受信し、前記ブックマークデータベース125においてすでに登録済みの真のブックマーク情報のうち、当該真のブックマーク情報が指定する番組の放送時間帯に前記受信した選択時刻が含まれるものを検索し、前記選択時刻が放送時間帯に含まれる番組の代表映像を候補映像としてメタ情報データベース126から抽出する処理を実行するとしてもよい。
【0064】
この場合、前記登録画面生成手段114は、前記候補映像を、前記選択時刻に応じた代表映像と共に第1表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄に設定した候補映像または代表映像像の少なくともいずれかに対応するメタ情報をメタ情報データベース126より抽出して第2表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄と第2表示欄とからブックマーク登録画面データを生成し、これをユーザ端末200に送信する処理を実行する。
【0065】
===ユーザ端末200===
続いて、ユーザ端末200について説明する。図3は、ユーザ端末200の構成例を示す図である。前記ユーザ端末200は、ユーザが利用するパーソナルコンピュータや携帯端末(携帯電話機やPDAなど)を想定する。このユーザ端末200は、前記サーバ100とネットワーク通信可能な通信手段207を備えており、ブックマークデバイス50から読み出した時刻データを前記サーバ100にアップロードするなど、各種データ授受が可能である。また、本実施形態ではUSBデバイスである前記ブックマークデバイス50と接続するため、USBインターフェイス208およびUSBホストコントローラ209を備えている。
【0066】
また、コンピュータ装置であるから、演算装置204やメモリ203、不揮発性の記憶手段201等の通常のコンピュータが備えるものはサーバ100と同様に具備している。また、以下の各手段210〜212を実現するプログラム202が前記記憶手段201に格納されており、前記演算装置204がメモリ203に前記プログラム202を読み出して実行することで、各手段210〜212が実現される。
【0067】
前記ユーザ端末200は、ユーザのブックマークデバイス50と通信し、当該ブックマークデバイス50が記憶していた時刻データを取得し、この時刻データと前記ブックマークデバイス50のデバイスID(時刻データ取得時に併せてブックマークデバイス50に要求して取得)をサーバ100に送信する、時刻送信手段210を備える。
【0068】
また、前記ユーザ端末200は、デバイスID(と検索キーワード)を含むブックマーク登録要求をサーバ100に送信し、これに応じてリストを前記サーバ100から受信して出力インターフェイス206に表示し、前記リスト中から前記時刻データに対応する映像コンテンツまたはメタ情報としてユーザが選択した映像コンテンツまたはメタ情報の指定を受け付け、ここで指定された映像コンテンツまたはメタ情報のデータを真のブックマーク情報として前記サーバ100に送信する、確定情報指示手段211を備える。
【0069】
なお前記サーバ100から受信したリストは、前記デバイスIDに対応してブックマークデータベース125に登録されている時刻データと、当該時刻データに対応する時刻に放送されていた映像コンテンツまたはそのメタ情報(メタ情報データベース126からサーバ100が検索)のリストである。
【0070】
また、前記ユーザ端末200は、サーバ100より前記番組選択画面データを受信して出力インターフェイス206に表示し、番組選択画面における、ある第1表示欄の時刻での第2表示欄の映像コンテンツについてユーザの選択を受け付けて、ここで受け付けた選択時刻での映像コンテンツの情報をサーバ100に送信する、選択番組指示手段212を備えるとしてもよい。
【0071】
また、前記確定情報指示手段211は、サーバ100より前記ブックマーク登録画面を受信して出力インターフェイス206に表示し、ブックマーク登録画面における、第1表示欄の代表映像またはシーン映像のいずれか、ないし第2表示欄のメタ情報についてユーザの選択を受け付け、ここで選択された代表映像に対応する映像コンテンツまたはシーン映像ないしメタ情報のデータとこれに対応する時刻のデータを真のブックマーク情報としてサーバ100に送信する処理を実行するとしてもよい。
【0072】
また、前記確定情報指示手段211は、前記ブックマーク付与用のアイコンを含むブックマーク登録画面を出力インターフェイス206にて表示し、前記ブックマーク付与用のアイコンに対するユーザの選択を受け付けて、前記選択されたアイコンが付帯している代表映像に対応する映像コンテンツまたはシーン映像ないしメタ情報のデータとこれに対応する時刻のデータを真のブックマーク情報としてサーバ100に送信する処理を実行する。前記アイコンに対するユーザの選択は、すなわち、前記ブックマークを該当箇所のオブジェクト(=映像コンテンツたる番組やそれを構成するシーン映像、あるいはメタ情報など)に設定したことになる。
【0073】
また、前記選択番組指示手段212は、前記選択用メニューを含む番組一覧画面を出力インターフェイス206にて表示し、前記選択用メニューの選択肢中でのユーザの選択を受け付けて、その選択内容をサーバ100に返信する処理を実行する。
【0074】
また、前記選択番組指示手段212は、サーバ100より前記番組一覧画面データを受信して出力インターフェイス206に表示し、番組一覧画面における、ある第1表示欄の時刻での第2表示欄の番組についてユーザの選択を受け付けて、ここで受け付けた選択時刻での番組の情報をサーバ100に送信する処理を実行するとしてもよい。
【0075】
また、前記確定情報指示手段211は、サーバ100より前記ブックマーク登録画面を受信して出力インターフェイス206に表示し、ブックマーク登録画面における、第1表示欄の代表映像またはシーン映像のいずれか、ないし第2表示欄のメタ情報についてユーザの選択を受け付け、ここで選択された代表映像に対応する番組またはシーン映像ないしメタ情報のデータとこれに対応する時刻のデータを真のブックマーク情報としてサーバ100に送信する処理を実行するとしてもよい。
【0076】
===ブックマークデバイス50===
次にブックマークデバイス50について説明する。図4は、ブックマークデバイス50の構成例を示す図である。ブックマークデバイス50は、ブックマーク用の専用端末であれば好適である。このブックマークデバイス50は、演算装置たる制御部51、ユーザ端末200(PCや携帯端末など)とデータ授受可能に接続するUSBインターフェイス52とUSBデバイスコントローラ53、時刻データの根拠となる時計機能55、ユーザからブックマーク指示を受け付けるボタン機構54、時刻データを記憶するメモリ56を少なくとも備える。
【0077】
前記制御部51は、前記ボタン機構54での押下があれば、これを前記ボタン機構54の電気接点からの電気信号として検知し、その時点のブックマーク時刻を前記時計機能55から取得する。そして、このブックマーク時刻を時刻データとして不揮発性の前記メモリ56に格納していく。メモリ56に格納されたブックマーク時刻のデータは、このブックマークデバイス50が前記ユーザ端末200に接続された時に、ブックマークデバイス50からユーザ端末200にアップロードされる。
【0078】
また、前記ブックマークデバイス50は、GPS機能57を備えるとしてもよい。ブックマークデバイス50は、このGPS機能57から自身の現在位置情報を取得し、これを時刻データに対応づけてメモリ56に格納する。このような構成とすれば、ブックマークデバイス50で前記ボタン機構54の押下された時にユーザはどの地域でテレビ番組を視聴していたのか、換言すれば、ユーザが視聴していた可能性のある放送チャンネルについて、前記サーバ100が前記現在位置情報で特定できる放送地域により絞り込みを行うことができる。
【0079】
なお、前記ブックマークデバイス50はブックマーク用の専用端末でなくとも、例えば、前記ユーザが番組を視聴するテレビのリモートコントローラであってもよい(勿論、ブックマークデバイス50として必要な機能を備える必要はある)。この場合、テレビのチャンネル選択指示を行う機能を当然備えているから、ブックマークデバイス50が、リモートコントローラとして直近に選択を受け付けた放送チャンネルの情報を取得するチャンネル情報取得部58を備えるとしてもよい。このチャンネル情報取得部58は、取得した放送チャンネルの情報を前記時刻データに付帯させてメモリ56に登録する。
【0080】
なお、これまで示したシステム10を構成する各装置における手段110〜116、210〜212らは、ハードウェアとして実現してもよいし、メモリやHDD(Hard Disk Drive)などの適宜な記憶手段に格納したプログラムとして実現するとしてもよい。この場合、前記各CPUがプログラム実行に合わせて記憶手段より該当プログラムをメモリに読み出して、これを実行することとなる。
【0081】
−−−データベース構造−−−
次に、本実施形態において用いるデータベースの構造について説明する。図5は本実施形態における、(a)ブックマークデータベース125、(b)メタ情報データベース126、(c)ユーザ評価情報データベース127の各データ構造例を示す図である。
【0082】
前記ブックマークデータベース125は、前記ユーザ端末200から取得したブックマーク時刻(=時刻データ)とそれに関連づけるブックマーク情報を格納しておくデータベースである。このブックマークデータベース125は、例えば、ブックマークIDをキーとして、該当ブックマークIDを設定したユーザのユーザID、ブックマーク時刻(例:ブックマークデバイス50で記録していた時刻)、ユーザの所在地域、ブックマーク対象の放送チャンネル、登録/未登録フラグ(ブックマークデバイス50から得た時刻データに対し、ブックマークデバイス50でのボタン押下時にユーザが意図していた番組等の情報を確定させて登録した否かを示すフラグ)、ブックマーク対象(ユーザにより時刻データとの対応付けが確定された番組やシーンなどの対象=真のブックマーク情報が示すブックマーク対象。番組やシーン、メタ情報を特定するIDとなる)といった情報を対応づけたレコードの集合体となっている。
【0083】
また、前記メタ情報データベース126は、サーバの全録機能により録画してある全放送チャンネルの全時間帯のテレビ番組やそのシーン映像と、前記テレビ番組やそのシーン映像のメタ情報(番組名、シーン名、番組内容、出演者、番組ジャンルなど)とを格納したデータベースである。前記メタ情報は、メタ情報提供業者のサーバ装置から前記サーバ100が事前に取得しておくものである。このメタ情報データベース126は、例えば、メタデータIDをキーに、このメタデータIDに紐付いた映像コンテンツのタイプ(番組orシーン)、その放送開始・終了時刻、放送局名、放送地域、放送チャンネル、メタデータの属性(例:タイトル、出演者、映像、など)、前記メタデータ属性の値(例:‘決定!’、‘山田太郎’、‘ゴーヤ’、など)、映像コンテンツのファイル名(所在情報)といった情報を対応づけたレコードの集合体となっている。
【0084】
また、前記ユーザ評価情報データベース127は、ユーザが前記ブックマーク登録画面において(真の)ブックマーク対象として、該当番組やシーン映像に対応したメタ情報に新規に追加したメタ情報のデータを格納したデータベースである。このユーザ評価情報データベース127は、例えば、評価情報IDをキーとして、ブックマークID(前記ブックマークデータベース125のものと対応)、およびデータ値(例:おいしいゴーヤ料理、レシピ)の情報を対応付けたレコードの集合体となっている。
【0085】
−−−処理フロー例1−−−
以下、本実施形態におけるブックマーク登録方法の実際手順について、図に基づき説明する。図6は本実施形態におけるブックマーク登録方法の処理フロー例1を示す図である。なお、以下で説明するブックマーク登録方法に対応する各種動作は、前記ブックマーク登録システム10を構成する各装置らが、それぞれメモリに読み出して実行するプログラムによって実現される。そしてこのプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
【0086】
ここではまず、ブックマークデバイス50における時刻データの蓄積処理について説明する。前記ブックマークデバイス50において、その使用者がブックマーク時刻を打刻すべく、前記ボタン機構54の押下を行ったとする。すると、前記ボタン機構54はその押下に応じて電気接点を「ON」とし(s100)、その電気信号が前記制御部51に通知される(s101)。制御部51は、前記ボタン機構54での押下の通知を受けて、その時点のブックマーク時刻を前記時計機能55から取得する(s102)。そして、このブックマーク時刻を時刻データとして不揮発性の前記メモリ56に格納していく(s103)。メモリ56に格納されたブックマーク時刻のデータは、このブックマークデバイス50が前記ユーザ端末200に接続された時に、ブックマークデバイス50からユーザ端末200にアップロードされる。
【0087】
−−−処理フロー例2−−−
図7は、本実施形態におけるブックマーク登録方法の処理フロー例2を示す図である。次に、ブックマークデータベース125の更新処理について説明する。この場合、前記ブックマークデバイス50が前記ユーザ端末200のUSBインターフェイス208を介してUSBホストコントローラ209と接続されたものとする(s200)。この時、ブックマークデバイス50は、接続に合わせて自身のデバイスIDを前記ユーザ端末200のUSBホストコントローラ209に通知する。
【0088】
前記ユーザ端末200のUSBホストコントローラ209は、このデバイスIDをCPU204に通知し、このCPU204は、前記ブックマークデバイス50と通信し、当該ブックマークデバイス50が記憶していた時刻データの読み出しを実行する(s202)。前記CPU204は、前記時刻送信手段210に対して、前記時刻データを前記サーバ100に転送する指示を通知する(s203)。
【0089】
前記時刻送信手段210は、前記ブックマークデバイス50から得た時刻データと、前記ブックマークデバイス50のデバイスID(時刻データ取得時に併せてブックマークデバイス50から取得したもの)を、サーバ100に送信する(s204)。
【0090】
一方、前記サーバ100の時刻登録手段110は、前記ブックマークデバイス50が記憶していた時刻データと前記ブックマークデバイス50のデバイスIDを、前記ユーザ端末200から受信し、記憶手段101のブックマークデータベース125に格納する(s205)。この時点では、ユーザが真にブックマークを意図している番組やシーン等が未確定であるから、ブックマークの仮登録がなされた状態とも言える。
【0091】
−−−処理フロー例3−−−
図8は、本実施形態におけるブックマーク登録方法の処理フロー例3を示す図である。次に、ブックマークの本登録処理の概要について説明する。この場合、前記ユーザ端末200の確定情報指示手段211は、デバイスID(と検索キーワード)を含むブックマーク登録要求をサーバ100に送信する(s300)。
【0092】
一方、前記サーバ100のリスト提示手段111は、前記ユーザ端末200から前記ブックマーク登録要求を受信し、前記デバイスIDに対応する時刻データを前記ブックマークデータベース125から読み出す(s301)。また、当該時刻データに対応する時刻に放送されていた映像コンテンツのうち、そのメタ情報に前記検索キーワードを含むもののリストをメタ情報データベース126にて検索し、前記リストを前記ユーザ端末200に送信する(s302)。
【0093】
この時、前記ユーザ端末200の確定情報指示手段211は、前記リストを前記サーバ100から受信して出力インターフェイス206に表示する(s303)。そして、前記リスト中から前記時刻データに対応する映像コンテンツまたはメタ情報の選択を、入力インターフェイス205を介してユーザから受け付ける(s304)。更に、ここで受け付けた映像コンテンツまたはメタ情報のデータを真のブックマーク情報として前記サーバ100に送信する(s305)。
【0094】
他方、前記サーバ100の本登録手段112は、前記リスト中から真のブックマーク情報としてユーザが選択した、映像コンテンツまたはメタ情報の指定データを受信し、前記時刻データに対し、前記真のブックマーク情報が示す映像コンテンツまたはメタ情報(例えば、該当ファイル名など)を対応付けて前記ブックマークデータベース125に格納する(s306)。
【0095】
−−−処理フロー例4−−−
図9は、本実施形態におけるブックマーク登録方法の処理フロー例4を示す図である。次に、ブックマーク本登録の処理詳細例について説明する。ここではまず、前記ユーザ端末200の確定情報指示手段211が、デバイスID(と検索キーワード)を含むブックマーク登録要求をサーバ100に送信する(s400)。
【0096】
この時、前記サーバ100の選択画面生成手段113は、前記時ブックマーク登録要求が含む時刻データが示す時刻を、例えば、図11に示すごとき番組選択画面1000のデータ(記憶手段101に予めテンプレートを記憶。以下同様)の第1表示欄1001に設定する処理と、前記各時刻に対応する時間帯に放送されていた映像コンテンツ1010またはメタ情報1020を前記メタ情報データベース126から抽出し、この映像コンテンツ1010またはメタ情報1020のデータを前記番組選択画面1000のデータの第2表示欄1002に設定する処理と、前記第1表示欄1001および第2表示欄1002から番組選択画面1000のデータを生成し、これを前記ユーザ端末200に送信する(s401)。
【0097】
一方、前記ユーザ端末200の選択番組指示手段212は、前記サーバ100より前記番組選択画面1000のデータを受信して出力インターフェイス206に表示し、前記番組選択画面1000における、ある第1表示欄1001の時刻での第2表示欄1002の映像コンテンツ1010についてユーザの選択を受け付けて、ここで受け付けた選択時刻(例:2008/07/11(金)19:28:31)での映像コンテンツ1010の情報(例:2008/7/11 19:00-19:58放送、沖縄TV(沖縄県)、「決定!お料理No1」)をサーバ100に送信する(s402)。
【0098】
前記サーバ100の登録画面生成手段114は、前記ユーザ端末200から、前記番組選択画面における、ある選択時刻での映像コンテンツ1010の情報を受信する(s403)。そして、前記映像コンテンツ1010の所定部分である代表映像(メタ情報データベース126にて予め登録)と、前記映像コンテンツ1010のうち前記選択時刻を含む所定時間帯における複数シーン映像(メタ情報データベース126にて所定時刻から所定時間幅毎のシーン映像が予め登録)とを、例えば、前記「2008/7/11 19:00-19:58放送、沖縄TV(沖縄県)、決定!お料理No1」の各情報をキーにメタ情報データベース126より抽出する(s404)。図5のメタ情報データベース126の例であれば、「M01」〜「M03」のデータが抽出できたはずである。
【0099】
また前記登録画面生成手段114は、これら代表映像2010とシーン映像2020とを、図12に例示するブックマーク登録画面2000における第1表示欄2001に設定する(s405)。また、前記登録画面生成手段114は、前記第1表示欄2001に設定した代表映像2010またはシーン映像2020に対応するメタ情報2030をメタ情報データベース126より抽出して第2表示欄2002に設定し、前記第1表示欄2001と第2表示欄2002とからブックマーク登録画面2000のデータを生成して、これをユーザ端末200に送信する(s406)。
【0100】
なお、前記サーバ100のずれ算定手段115が、前記ステップs405を実行するに際し、所定期間前の過去の時刻データをブックマークデータベース125から読み出し、また、当該時刻データに基づき最終的に真のブックマーク情報としてユーザに指定された映像コンテンツまたはシーン映像の放送時刻をメタ情報データベース126から読み出し、両者の時刻のずれ(例:10秒)を算定しておく。
【0101】
この場合、前記登録画面生成手段114は、前記選択時刻(例:19:28:31)での映像コンテンツのうち前記選択時刻から前記算定したずれの分(例:10秒)だけさかのぼった遡及時刻(例:19:28:21)を算定し、この遡及時刻を中心に前後所定幅(例:10秒毎の20秒幅)の時間帯における複数シーン映像をメタ情報データベース126より抽出する。そして、この前記シーン映像を第1表示欄2001に設定し、前記第1表示欄2001に設定したシーン映像のうち少なくとも前記遡及時刻のシーン映像2021に対応するメタ情報をメタ情報データベース126より抽出して第2表示欄2002に設定する。こうして設定した前記第1表示欄2001と第2表示欄2002とからブックマーク登録画面2000のデータを生成し、これをユーザ端末200に送信する。
【0102】
なお、前記第1表示欄2001で、前記シーン映像を前後所定幅(例:20秒)の時間帯において複数設定する時、前記登録画面生成手段114は、粒度バー2070でのユーザ指定(例:10秒毎)を受け付けて、この粒度バー2070が示す間隔=10秒で、例えば前記遡及時刻を中心とした前後20秒間の時間帯で、それぞれ2枚ずつシーン映像をメタ情報データベース126より抽出し第1表示欄2001に設定する。
【0103】
また、前記登録画面生成手段114は、ブックマーク付与用のアイコン80のデータを記憶手段101より呼び出して、前記ブックマーク登録画面2000における、前記第1表示欄2001の前記代表映像2010またはシーン映像2020、ないし前記第2表示欄2002の前記メタ情報2030、の少なくともいずれかに付帯させてユーザ端末200に送信するとしてもよい。前記アイコン80のデータは、図12において例示するように、例えば、しおりの形状を示すデータとなっており、「ブックマーク」を象徴するものであると言える。
【0104】
前記ユーザ端末200の確定情報指示手段211は、前記サーバ100より前記ブックマーク登録画面2000を受信して出力インターフェイス206に表示する(s407)。そして、前記ブックマーク登録画面2000における、第1表示欄2001の代表映像2010またはシーン映像2020のいずれか、ないし第2表示欄2002のメタ情報2030についてユーザの選択を受け付ける(s408)。
【0105】
この選択の受付処理は、前記代表映像2010、シーン映像2020、メタ情報2030に対する画面上でのクリック動作の受付けであってもよいし、あるいは、前記ブックマーク付与用のアイコン80に対するユーザの選択動作の受付けであってもよい。さらには、ユーザが自ら新規に追加したいメタ情報たる付加情報を付加情報欄2060で受け付けるとしてもよい。
【0106】
前記確定情報指示手段211は、前記クリック対象となった、あるいは前記選択されたアイコン80が付帯している、前記代表映像2010またはシーン映像2020ないしメタ情報2030のデータ(対応するメタデータIDなど)と、これに対応する時刻のデータ2200を真のブックマーク情報としてサーバ100に送信する(s409)。
【0107】
一方、前記サーバ100の本登録手段112は、前記ユーザ端末200より、前記ブックマーク登録画面2000においてユーザが選択した代表映像2010またはシーン映像2020ないしメタ情報2030のデータとこれに対応する時刻のデータ2200を真のブックマーク情報として受信し、これをブックマークデータベース125に格納する(s410)。
【0108】
なお、前記ブックマーク登録画面として、例えば、ユーザ端末200からの映像不表示指示や、メタ情報データベース126における映像コンテンツデータの不足などに応じて映像データを含ませない例も想定できる。この場合のブックマーク登録画面3000を図13に示している。前記ブックマーク登録画面3000は、前記番組選択画面1000でユーザが選択した番組について、前記登録画面生成手段114が、当該番組を構成するシーン毎にそのメタ情報をメタ情報データベース126から抽出して列挙した形態となっている。例えば、前記番組選択画面1000でユーザが選択した番組のメタ情報3030を表示する番組メタデータエリア3031と、前記番組を構成するシーン毎にそのメタ情報3201(ユーザ評価情報データベース127より読み出す、ユーザによる前記付加情報も含む)をメタ情報データベース126から抽出してシーン映像の時刻3200を時間軸に列挙したシーンメタデータエリア3210とから前記ブックマーク登録画面3000は構成される。
【0109】
−−−処理フロー例5−−−
図10は、本実施形態におけるブックマーク登録方法の処理フロー例4を示す図である。次に、前記ブックマーク登録要求に検索キーワードが含まれておらず、時刻データのみであった場合の処理について説明する。この場合、前記サーバ100の一覧画面生成手段116は、前記ブックマーク登録要求が含む時刻データが示す時刻4010を、図14に示す番組一覧画面4000のデータの第1表示欄4001に設定する(s500)。
【0110】
また、前記一覧画面生成手段116は、前記各時刻(例:2008/7/11 19:28:31)に対応する時間帯に放送されていた全番組のデータをメタ情報データベース126から抽出し、前記各番組の一覧データ4020を前記番組一覧画面4000のデータの第2表示欄2002に設定する(s501)。そして、前記第1表示欄4001および第2表示欄4002から前記番組一覧画面データ4000を生成し、これを前記ユーザ端末200に送信する(s502)。
【0111】
なお、前記一覧画面生成手段116は、番組の放送地域(例:北海道〜沖縄)、放送チャンネル(例:1ch〜○○ch)、ジャンル(例:ニュース、旅、料理、語学、金融・・・)の少なくともいずれかの項目についての選択肢一覧を示す選択用メニュー4030のデータを記憶手段101より呼び出し、この選択用メニューデータ4030を前記番組一覧画面4000に付帯させている。
【0112】
一方、前記ユーザ端末200の選択番組指示手段212は、前記選択用メニュー4030を含む番組一覧画面4000を受信して、これを出力インターフェイス206にて表示する(s503)。そして、前記選択用メニュー4030の選択肢中でのユーザの選択を受け付けて、その選択内容をサーバ100に返信する(s504)。
【0113】
前記サーバ100の一覧画面生成手段116は、前記ユーザ端末200における選択用メニュー4030の選択肢中でのユーザの選択内容を受信し、前記選択内容が示す、放送地域、放送チャンネル、ジャンルの少なくともいずれかの項目に関する選択肢(例えば、放送地域:東京、放送チャンネル:地上D、ジャンル:料理)をキーに、前記第2表示欄4002に設定した番組中4020で、前記選択肢が示す放送地域、放送チャンネル、ジャンルの少なくともいずれかの条件とマッチする番組を選択する(s505)。
【0114】
前記一覧画面生成手段116は、ここで選択した番組の一覧データを、前記第2表示欄4002に設定してこの第2表示欄4002を更新し、更に、前記第1表示欄4001および当該第2表示欄4002から前記番組一覧画面4000のデータをあらためて生成し、これを前記ユーザ端末200に再送する(s506)。
【0115】
一方、前記ユーザ端末200の選択番組指示手段212は、前記サーバ100より前記番組一覧画面4000のデータを受信して出力インターフェイス206に表示し、番組一覧画面4000における、ある第1表示欄4001の時刻4010での第2表示欄4002の番組4020についてユーザの選択を受け付けて、ここで受け付けた選択時刻での番組の情報をサーバ100に送信する(s507)。
【0116】
以降、前記サーバの登録画面生成手段114が、上記処理フロー例4と同様に、ブックマーク登録画面を生成し、このブックマーク登録画面を介してユーザ端末200からの真のブックマーク情報の選択を受け付け、その選択対象となった映像コンテンツやメタ情報のブックマークデータベース125への登録を実行する。
【0117】
なお、前記サーバ100の登録画面生成手段114は、前記選択時刻での番組の情報をユーザ端末200から受信し、前記ブックマークデータベース125においてすでに登録済みの真のブックマーク情報のうち、当該真のブックマーク情報が指定する番組の放送時間帯に前記受信した選択時刻が含まれるものを検索し、前記選択時刻が放送時間帯に含まれる番組の代表映像を候補映像4050としてメタ情報データベース126から抽出し、番組一覧画面4000やブックマーク登録画面等に設定するとしてもよい。
【0118】
以上本実施形態によれば、映像コンテンツ中でユーザが着目したシーンについて簡便かつ確実にブックマークの設定を行う一方で、後のタイミングでのブックマークと該当シーンやメタ情報等との時間軸上のずれ修正や効率的なマッチング処理が可能となる。
【0119】
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0120】
【図1】本実施形態のブックマーク登録システムのネットワーク構成図である。
【図2】本実施形態のサーバの構成例を示す図である。
【図3】本実施形態のユーザ端末の構成例を示す図である。
【図4】本実施形態のブックマークデバイスの構成例を示す図である。
【図5】本実施形態における、(a)ブックマークデータベース、(b)メタ情報データベース、(c)ユーザ評価情報データベースの各データ構造例を示す図である。
【図6】本実施形態におけるブックマーク登録方法の処理フロー例1を示す図である。
【図7】本実施形態におけるブックマーク登録方法の処理フロー例2を示す図である。
【図8】本実施形態におけるブックマーク登録方法の処理フロー例3を示す図である。
【図9】本実施形態におけるブックマーク登録方法の処理フロー例4を示す図である。
【図10】本実施形態におけるブックマーク登録方法の処理フロー例5を示す図である。
【図11】本実施形態における画面例1を示す図である。
【図12】本実施形態における画面例2を示す図である。
【図13】本実施形態における画面例3を示す図である。
【図14】本実施形態における画面例4を示す図である。
【符号の説明】
【0121】
10 ブックマーク登録システム
50 ブックマークデバイス
51 制御部
52 USBインターフェイス
53 USBデバイスコントローラ
54 ボタン機構
55 時計機能
56 メモリ
57 GPS機能
58 チャンネル情報取得部
100 サーバ
101、201 記憶手段(HDD:Hard Disk Drive)
102、202 プログラム
103、203 メモリ(RAM:Random Access Memory)
104、204 CPU(Central Processing Unit)
105、205 入力インターフェイス
106、206 出力インターフェイス
107、207 通信手段(NIC:Network Interface Card)
110 時刻登録手段
111 リスト提示手段
112 本登録手段
113 選択画面生成手段
114 登録画面生成手段
115 ずれ算定手段
116 一覧画面生成手段
125 ブックマークデータベース
126 メタ情報データベース
127 ユーザ評価情報データベース
130 時刻受信サーバ
135 webサーバ
140 ネットワーク
200 ユーザ端末
208 USBインターフェイス
209 USBホストコントローラ
210 時刻送信手段
211 確定情報指示手段
212 選択番組指示手段
230 時刻読み出しアプリ
235 webブラウザ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部装置と通信可能なユーザ端末が、
ユーザのブックマークデバイスと通信し、当該ブックマークデバイスが記憶していた時刻データを取得し、この時刻データと前記ブックマークデバイスのデバイスIDをサーバに送信する処理を実行し、
外部装置と通信可能であり、各放送チャンネルの各時間帯の映像コンテンツまたはそのメタ情報を記憶手段に記憶しているサーバが、
前記ユーザ端末から前記時刻データおよびデバイスIDを受信して記憶手段に格納する処理と、前記ユーザ端末からデバイスIDを含むブックマーク登録要求を受信し、前記デバイスIDに対応する時刻データを記憶手段から読み出し、当該時刻データに対応する時刻に放送されていた映像コンテンツまたはそのメタ情報のリストを記憶手段にて検索し、前記リストを前記ユーザ端末に送信する処理とを実行し、
前記ユーザ端末が、
前記リストをサーバから受信して出力インターフェイスに表示し、前記リスト中から前記時刻データに対応する映像コンテンツまたはメタ情報としてユーザが選択した映像コンテンツまたはメタ情報の指定を受け付け、ここで指定された映像コンテンツまたはメタ情報のデータを真のブックマーク情報として前記サーバに送信する処理を実行し、
前記サーバが、
前記真のブックマーク情報を前記ユーザ端末から受信し、前記時刻データに対応付けて記憶手段に格納する処理を実行する、
ことを特徴とするブックマーク登録方法。
【請求項2】
前記サーバが、
前記ユーザ端末からデバイスIDと検索キーワードを含むブックマーク登録要求を受信し、前記デバイスIDに対応する時刻データを記憶手段から読み出し、当該時刻データに対応する時刻に放送されていた映像コンテンツのうち、そのメタ情報に前記検索キーワードを含むもののリストを記憶手段にて検索し、前記リストを前記ユーザ端末に送信する処理を実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載のブックマーク登録方法。
【請求項3】
前記サーバが、
前記時刻データが示す時刻を所定画面データの第1表示欄に設定する処理と、前記各時刻に対応する時間帯に放送されていた映像コンテンツまたはメタ情報を記憶手段から抽出し、この映像コンテンツまたはメタ情報のデータを所定画面データの第2表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄および第2表示欄から番組選択画面データを生成し、これを前記ユーザ端末に送信する処理を実行する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のブックマーク登録方法。
【請求項4】
前記ユーザ端末が、
サーバより前記番組選択画面データを受信して出力インターフェイスに表示し、番組選択画面における、ある第1表示欄の時刻での第2表示欄の映像コンテンツについてユーザの選択を受け付けて、ここで受け付けた選択時刻での映像コンテンツの情報をサーバに送信する処理と、
前記サーバが、
前記選択時刻での映像コンテンツの情報をユーザ端末から受信し、前記映像コンテンツの所定部分である代表映像と、前記映像コンテンツのうち前記選択時刻を含む所定時間帯における複数シーン映像とを記憶手段より抽出し、これら代表映像とシーン映像とを第1表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄に設定した代表映像またはシーン映像に対応するメタ情報を記憶手段より抽出して第2表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄と第2表示欄とからブックマーク登録画面データを生成し、これをユーザ端末に送信する処理と、
を実行することを特徴とする請求項3に記載のブックマーク登録方法。
【請求項5】
前記ユーザ端末が、
サーバより前記ブックマーク登録画面を受信して出力インターフェイスに表示し、ブックマーク登録画面における、第1表示欄の代表映像またはシーン映像のいずれか、ないし第2表示欄のメタ情報についてユーザの選択を受け付け、ここで選択された代表映像に対応する映像コンテンツまたはシーン映像ないしメタ情報のデータとこれに対応する時刻のデータを真のブックマーク情報としてサーバに送信する処理を実行し、
前記サーバが、
前記真のブックマーク情報を前記ユーザ端末から受信して記憶手段に格納する処理を実行する、
ことを特徴とする請求項4に記載のブックマーク登録方法。
【請求項6】
前記サーバが、
ブックマーク付与用のアイコンデータを記憶手段より呼び出して、前記ブックマーク登録画面における、前記第1表示欄の前記代表映像またはシーン映像、ないし前記第2表示欄の前記メタ情報、の少なくともいずれかに付帯させてユーザ端末に送信する処理を実行し、
前記ユーザ端末が、
前記ブックマーク付与用のアイコンを含むブックマーク登録画面を出力インターフェイスにて表示し、前記ブックマーク付与用のアイコンに対するユーザの選択を受け付けて、前記選択されたアイコンが付帯している代表映像に対応する映像コンテンツまたはシーン映像ないしメタ情報のデータとこれに対応する時刻のデータを真のブックマーク情報としてサーバに送信する処理を実行し、
前記サーバが、
前記真のブックマーク情報を前記ユーザ端末から受信して記憶手段に格納する処理を実行する、
ことを特徴とする請求項5に記載のブックマーク登録方法。
【請求項7】
前記サーバが、
ユーザのブックマークデバイスに記憶されていた時刻データと、当該時刻データに基づき最終的に真のブックマーク情報としてユーザに指定された映像コンテンツまたはシーン映像の放送時刻とを記憶手段から読み出し、両者の時刻のずれを算定する処理と、
前記ユーザ端末より、前記番組選択画面で選択された、選択時刻での映像コンテンツの情報を受信し、前記映像コンテンツのうち前記選択時刻から前記算定したずれの分だけさかのぼった遡及時刻を中心に前後所定幅の時間帯における複数シーン映像を記憶手段より抽出し、前記シーン映像を第1表示欄に設定する処理と、
前記第1表示欄に設定したシーン映像のうち少なくとも前記遡及時刻のシーン映像に対応するメタ情報を記憶手段より抽出して第2表示欄に設定する処理と、
前記第1表示欄と第2表示欄とからブックマーク登録画面データを生成し、これをユーザ端末に送信する処理と、
を実行することを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載のブックマーク登録方法。
【請求項8】
前記サーバが、
前記選択時刻での映像コンテンツの情報をユーザ端末から受信し、前記記憶手段においてすでに登録済みの真のブックマーク情報のうち、当該真のブックマーク情報が指定する映像コンテンツまたはシーン映像の放送時間帯に前記受信した選択時刻が含まれるものを検索し、前記選択時刻が放送時間帯に含まれる映像コンテンツの代表映像またはシーン映像を候補映像として記憶手段から抽出する処理と、
前記候補映像を、前記選択時刻に応じた代表映像またはシーン映像と共に第1表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄に設定した候補映像、代表映像、およびシーン映像の少なくともいずれかに対応するメタ情報を記憶手段より抽出して第2表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄と第2表示欄とからブックマーク登録画面データを生成し、これをユーザ端末に送信する処理と、
を実行することを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載のブックマーク登録方法。
【請求項9】
前記サーバが、
前記時刻データが示す時刻を所定画面データの第1表示欄に設定する処理と、前記各時刻に対応する時間帯に放送されていた全番組のデータを記憶手段から抽出し、前記各番組の一覧データを所定画面データの第2表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄および第2表示欄から番組一覧画面データを生成し、これを前記ユーザ端末に送信する処理を実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載のブックマーク登録方法。
【請求項10】
前記サーバが、
番組の放送地域、放送チャンネル、ジャンルの少なくともいずれかの項目についての選択肢一覧を示す選択用メニューデータを記憶手段より呼び出し、この選択用メニューデータを前記番組一覧画面に付帯させてユーザ端末に送信する処理を実行し、
前記ユーザ端末が、
前記選択用メニューを含む番組一覧画面を出力インターフェイスにて表示し、前記選択用メニューの選択肢中でのユーザの選択を受け付けて、選択内容をサーバに返信する処理と、
前記サーバが、
前記選択内容をユーザ端末から受信し、前記選択内容が示す、放送地域、放送チャンネル、ジャンルの少なくともいずれかの項目に関する選択肢をキーに、前記第2表示欄に設定した番組中で、前記選択肢が示す放送地域、放送チャンネル、ジャンルの少なくともいずれかの条件とマッチする番組を選択し、ここで選択した番組の一覧データを前記第2表示欄に設定する処理と、
前記第1表示欄および第2表示欄から番組一覧画面データを生成し、これを前記ユーザ端末に送信する処理を実行する、
ことを特徴とする請求項9に記載のブックマーク登録方法。
【請求項11】
前記ユーザ端末が、
サーバより前記番組一覧画面データを受信して出力インターフェイスに表示し、番組一覧画面における、ある第1表示欄の時刻での第2表示欄の番組についてユーザの選択を受け付けて、ここで受け付けた選択時刻での番組の情報をサーバに送信する処理を実行し、
前記サーバが、
前記選択時刻での番組の情報をユーザ端末から受信し、前記番組の所定部分である代表映像と、前記番組のうち前記選択時刻を含む所定時間帯における複数シーン映像とを記憶手段より抽出し、これら代表映像とシーン映像とを第1表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄に設定した代表映像またはシーン映像に対応するメタ情報を記憶手段より抽出して第2表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄と第2表示欄とからブックマーク登録画面データを生成し、これをユーザ端末に送信する処理と、
を実行することを特徴とする請求項9または10に記載のブックマーク登録方法。
【請求項12】
前記ユーザ端末が、
サーバより前記ブックマーク登録画面を受信して出力インターフェイスに表示し、ブックマーク登録画面における、第1表示欄の代表映像またはシーン映像のいずれか、ないし第2表示欄のメタ情報についてユーザの選択を受け付け、ここで選択された代表映像に対応する番組またはシーン映像ないしメタ情報のデータとこれに対応する時刻のデータを真のブックマーク情報としてサーバに送信する処理を実行し、
前記サーバが、
前記真のブックマーク情報を前記ユーザ端末から受信して記憶手段に格納する処理を実行する、
ことを特徴とする請求項11に記載のブックマーク登録方法。
【請求項13】
前記サーバが、
前記選択時刻での番組の情報をユーザ端末から受信し、前記記憶手段においてすでに登録済みの真のブックマーク情報のうち、当該真のブックマーク情報が指定する番組の放送時間帯に前記受信した選択時刻が含まれるものを検索し、前記選択時刻が放送時間帯に含まれる番組の代表映像を候補映像として記憶手段から抽出する処理と、
前記候補映像を、前記選択時刻に応じた代表映像と共に第1表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄に設定した候補映像または代表映像像の少なくともいずれかに対応するメタ情報を記憶手段より抽出して第2表示欄に設定する処理と、前記第1表示欄と第2表示欄とからブックマーク登録画面データを生成し、これをユーザ端末に送信する処理と、
を実行することを特徴とする請求項11または12のいずれかに記載のブックマーク登録方法。
【請求項14】
互いに通信可能なユーザ端末とサーバとで構成されるコンピュータシステムであり、
前記ユーザ端末が、
ユーザのブックマークデバイスと通信し、当該ブックマークデバイスが記憶していた時刻データを取得し、この時刻データと前記ブックマークデバイスのデバイスIDをサーバに送信する処理を実行し、
前記サーバが、
各放送チャンネルの各時間帯の映像コンテンツまたはそのメタ情報を記憶手段に記憶し、
前記ユーザ端末から前記時刻データおよびデバイスIDを受信して記憶手段に格納する処理と、前記ユーザ端末からデバイスIDを含むブックマーク登録要求を受信し、前記デバイスIDに対応する時刻データを記憶手段から読み出し、当該時刻データに対応する時刻に放送されていた映像コンテンツまたはそのメタ情報のリストを記憶手段にて検索し、前記リストを前記ユーザ端末に送信する処理とを実行し、
前記ユーザ端末が、
前記リストをサーバから受信して出力インターフェイスに表示し、前記リスト中から前記時刻データに対応する映像コンテンツまたはメタ情報としてユーザが選択した映像コンテンツまたはメタ情報の指定を受け付け、ここで指定された映像コンテンツまたはメタ情報のデータを真のブックマーク情報として前記サーバに送信する処理を実行し、
前記サーバが、
前記真のブックマーク情報を前記ユーザ端末から受信し、前記時刻データに対応付けて記憶手段に格納する処理を実行する、
ものであることを特徴とするブックマーク登録システム。
【請求項15】
外部装置との通信を行う通信手段と、
ユーザのブックマークデバイスと通信し、当該ブックマークデバイスが記憶していた時刻データを取得し、この時刻データと前記ブックマークデバイスのデバイスIDをサーバに送信する手段と、
前記デバイスIDを含むブックマーク登録要求をサーバに送信する手段と、
前記ブックマーク登録要求に応じてサーバが返信してきた、前記時刻データに対応する時刻に放送されていた映像コンテンツまたはそのメタ情報のリストを受信し、このリストを出力インターフェイスに表示して、前記リスト中から前記時刻データに対応する映像コンテンツまたはメタ情報としてユーザが選択した映像コンテンツまたはメタ情報の指定を受け付け、ここで指定された映像コンテンツまたはメタ情報のデータを真のブックマーク情報として前記サーバに送信する手段と、
を備えるユーザ端末。
【請求項16】
外部装置と通信する通信手段と、
各放送チャンネルの各時間帯の映像コンテンツまたはそのメタ情報を記憶した記憶手段と、
ユーザのブックマークデバイスが記憶していた時刻データと前記ブックマークデバイスのデバイスIDを、ユーザ端末から受信し、前記時刻データおよびデバイスIDを記憶手段に格納する手段と、
前記ユーザ端末からデバイスIDを含むブックマーク登録要求を受信し、前記デバイスIDに対応する時刻データを記憶手段から読み出し、当該時刻データに対応する時刻に放送されていた映像コンテンツまたはそのメタ情報のリストを記憶手段にて検索し、前記リストを前記ユーザ端末に送信する手段と、
前記リスト中から前記時刻データに対応する映像コンテンツまたはメタ情報としてユーザが選択した映像コンテンツまたはメタ情報のデータを真のブックマーク情報として前記ユーザ端末から受信し、前記時刻データに対応付けて記憶手段に格納する手段と、
を備えるサーバ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2010−87595(P2010−87595A)
【公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−251349(P2008−251349)
【出願日】平成20年9月29日(2008.9.29)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】