説明

ブレーキペタル装置

【課題】 本発明はオートマチック車のブレーキペタルとアクセルペタルの踏み間違いにより、車が暴走して人身事故、大事故を起こしてしまうための発明を提供する。
【解決手段】 この発明は自動運転席のブレーキペタル取り付け位置に関するものであり、水平についているブレーキペタルを引っ掛らないように踏みやすいように斜めにして靴底がペタルに接触したら水平に戻るもの。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はブレーキペタルと間違えてアクセルペタルを踏んで暴走事故を防ぐ為の装置を備えた自動車のブレーキペタル装置である
【背景技術】
【0002】
オートマチック自動車、電気自動車のブレーキペタルとアクセルペタルの踏み間違える盲点がある。盲点とはブレーキペタルが安全重視で横に大きくなって踏みやすくなっている、ペタルが大きくなった分、緊急時、運転者は慌てるために本来の正常な操作ができず靴底がペタル横に引っ掛り制動ができず事故になる。
図1は従来の運転席足元のブレーキペタル横にアクセルペタルから移動時に靴底が引っ掛った状態である。
目前に危険が迫っているときは、靴が引っ掛ったまま運転者はブレーキペタルに靴が乗っていると錯覚して、そのまま踏んでしまい大事故となることがある。
車社会で「アクセル間違い事故原因」は、現在「謎」となっている。
ここで私たち夫婦が経験したことを以下に述べる。
妻67歳、今年2月寒い時である。ブレーキペタルを踏んだつもりがアクセルペタルを全開にして草むらに突入してしまった。原因は「謎」である。
私は65歳、事故にはならなかったが「踏み間違いの原因」が分かった。
それは、靴底の厚い頑丈な安全靴を履いて運転したら、制動するたびにブレーキペタル横に靴底が引っ掛る事が原因であった。
私はその事が原因であると断定して、妻の車を引っ掛らないように、この発明による安全対策をした。
その後、この発明「ブレーキペタル装置」を装着した車を運転した妻は「安全、安心、快適。」とのことである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明はオートマチック車のブレーキペタルとアクセルペタルの踏み間違いにより、車が暴走して人身事故、大事故を起こしてしまうための発明を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明はオートマチック自動車または電気自動車のブレーキにおいて、アームに巾方向の一端を固定された固定ペタルと、この固定ペタルの右側に、ヒンジを介して可動ペタルを備えると共に前記固定ペタルの下面にはマグネットスイッチが固着されており、このマグネットスイッチのピストンは、前記可動ペタルの下面に接して右方向に伸び縮み可能とされたことを特徴とする可動ブレーキペタルである。
【発明の効果】
【0005】
本発明の目的は、車運転でとっさ、突発の操作で間違いのないブレーキペタルで制動して安心安全運転ができる発明である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】従来のアクセルペタルとブレーキペタルの関係を示す概略図
【図2】本発明の上から見た斜視図を示す
【図3】本発明の正面図を示す (1)は可動ペタルに足が乗った瞬間の図 (2)はブレーキペタルの上に足が乗った状態を示す図
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の実施例を以下図1〜図4に基づいて説明する。
【実施例】
【0008】
図1は従来の運転席足元のブレーキペタル2にアクセルペタル1から制動するために足3がブレーキペタル2に移動時に靴底が引っ掛った(点線部)図面である。
【0009】
図2は、図1のように靴が引っ掛らない様に解決した図です。ブレーキペタルを左半分は固定ペタル5がアーム7に固定のままで右半分は可動ペタル4であってアクセルペタル1を踏まない状態では30度ほど角度を下にして傾いており、固定ペタル5とはヒンジ9を介して上下可動ペタル4を備える。アクセル1からブレーキペタルの可動ペタル5に右足3が引っ掛らずに移す際の状況を示すものである。
【0010】
図3(1)は、靴の後方の図です。アーム7に右端が固着された固定ブレーキペタル5には下面にマグネットスイッチ6が固着されておりマグネットスイッチ6内部に伸縮するピストン8がある。
このピストン8の先端にはローラーが設けられており、このローラーが可動ペタル4の下面に当接されている。そしてアクセルペタルを踏まない状態では、可動ペタル4は右方向に30度ほど傾いて、前記ピストン8の先端に設けられたローラーで受けている。このピストン8は可動ペタル4に右足3が乗ると、この負荷でマグネットスイッチ6のスイッチが働きピストン8とローラーは右方向に延び、これによってローラーが可動ペタル4を上方に押し上げられ、ブレーキペタルの固定ペタル5と可動ペタル4が水平に揃う事となる。そして右足をブレーキペタルから離すと可動ペタル5は右側に傾斜する。
靴3が制動するためにブレーキペタル右半分6を踏むと(図3(2)につづく)
【0011】
図3(2)はブレーキペタルの可動ペタル4を踏むと、アーム7の先にブレーキランプ(ストップランプ)とリレーとが反応してマグネットスイッチ6がオンになる。するとピストン8が伸びてブレーキペタルの可動ペタル4が瞬時にして水平になる。ブレーキペタルの可動ペタル4を離すと瞬時にピストン8が縮む。するとブレーキペタルの可動ペタル4は図3(1)のように30度ほど下がる。
【産業上の利用可能性】
【0012】
自動車産業において活用できるものである。
【符号の説明】
【0013】
1 アクセルペタル
2 ブレーキペタル
3 右足
4 可動ペタル
5 固定ペタル
6 マグネットスイッチ
7 アーム
8 ピストン
9 ヒンジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
オートマチック自動車または電気自動車のブレーキにおいて、アームに巾方向の一端を固定された固定ペタルと、この固定ペタルの右側に、ヒンジを介して可動ペタルを備えると共に前記固定ペタルの下面にはマグネットスイッチが固着されており、このマグネットスイッチのピストンは、前記可動ペタルの下面に接して右方向に伸び縮み可能とされたことを特徴とする可動ブレーキペタル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−14308(P2013−14308A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−172346(P2011−172346)
【出願日】平成23年7月6日(2011.7.6)
【特許番号】特許第4974039号(P4974039)
【特許公報発行日】平成24年7月11日(2012.7.11)
【出願人】(511192861)
【Fターム(参考)】