説明

ブレーキポイント最終ライン

【課題】運転手にもブレーキポイント最終ラインに達したことが、解りやすい様に、運転席からも容易に見えるように、ブレーキポイント最終ラインを、道路上から路側帯を通り越して歩道の上まで引き、そこに1〜2メートル程度のポールをたてたブレーキポイント最終ライン。
【解決手段】信号機1のある交差点に向かって、その道路の制限速度で走っていて、信号機の黄色が点灯した場合、空走距離+制動距離=停止距離を置いた、車が通常のブレーキを掛けるべき最終地点に黄色で道路に線を引くおよび、交差点に速度取締装置を併設し、信号機1と速度取締装置を連動して、1機か2機の高性能カメラで、赤色の点灯時に、信号機1の上の1機と,運転者の顔が写る場所の1機から、その交差点で求められる停止位置上を、その付近では止まれないようなスピード、たとえば10キロメートル以上で通過する車等の写真を撮り得るようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
信号機のある交差点に向かって走っていて、信号機の黄色が点灯した場合、車が通常のブ
レーキを掛けて、交差点で求められる停止位置から逆に、空走距離+制動距離=停止距離
を置いた、車が通常のブレーキを掛けるべき最終地点に、仮に黄色で道路に線を引く技術
と、信号機のある交差点に速度取締装置を併設し、信号機と速度取締装置を連動して、高
性能カメラで、赤色の点灯時に、その交差点で求められる停止位置上を、その付近では止
まれないようなスピードで通過する車等の写真を撮り得るようにする技術に関するもので
ある。
【背景技術】
【0002】
従来の技術では、信号機のある交差点は、とくに危険な場所に無くても危険であった。
それは、信号機の点滅によって、交通法規上適法行為が、秒単位で違法行為になり得ると
いう点にある。
交通の教則−運転者用−(監修・警視庁交通局)平成14年6月1日第6改訂版P11に
よると、
「信号の意味−黄色の灯火−車や路面電車は停止位置から先へ進んではいけません。しか
し、黄色の灯火にかわったときに停止位置に近づいていて、安全に停止することができな
い場合は、そのまま進むことができます。」
と、記されているが、安全に停止できるかどうかは、感覚の問題で、それぞれの交差点で
急にそれが出来るのか、という問題がある。
また、事故後の調査においても、ブレーキやタイヤの痕等はわかっても、信号機がその時
何色だったのか、という問題は多くの場合重要な問題となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
車を運転していて交差点に近づいているとき、信号機が黄色になったらもうこのへんでブ
レーキをかけた方がよい地点と、もう間に合わないから、前後左右に注意してわたるのが
適正な地点を、なにか、普段青信号でわたるときには影響がない形で運転手に知らせる方
法はないか、これがなかなか無いのが1つめの欠点。
それから、事故後においてその時の信号機が何色であったかわかるはっきりとしたもの、
例えば写真が無いのが2つめの欠点。
本発明は、この2つの欠点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
信号機(1)のある交差点に向かって、その道路の制限速度で走っていて、信号機の黄色
が点灯した場合、車が通常のブレーキを掛けて、通常の乾燥した路面で、性能を十分発揮
できるタイヤをはいている場合の、交差点で求められる停止位置から逆に、空走距離+制
動距離=停止距離を置いた、車が通常のブレーキを掛けるべき最終地点に、色は何でも良
いが、仮に黄色で道路に線を引くブレーキポイント最終ライン(2)。
【0005】
信号機(1)のある交差点に向かって、その道路の制限速度で走っていて、信号機の黄色
が点灯した場合、車が通常のブレーキを掛けて、通常の乾燥した路面で、性能を十分発揮
できるタイヤをはいている場合と、雨に濡れた路面で、タイヤがすり減った状態での場合
の2つの場合の、交差点で求められる停止位置から逆に、空走距離+制動距離=停止距離
を置いた、車が通常のブレーキを掛けるべき、それぞれの最終地点に、色は何でも良いが
、仮に黄色で道路に2本の線を引くブレーキポイント最終ライン(2)。
【0006】
請求項2で求めた2本のブレーキポイント最終ライン(2)の1方を、点線にするか、色
を変えるか、あるいは両方を施してラインを引くブレーキポイント最終ライン(2)。
【0007】
車等が通常走り、曲がり、止まるのには何ら影響はなく、運転手に不快感は与えないが、
運転手がそのうえを走ったことは明確に解るよう、段差舗装や道路ビョウ等の技術を取り
込んだブレーキポイント最終ライン(3)。
【0008】
運転手にもブレーキポイント最終ライン(2)に達したことが、解りやすい様に、運転席
からも容易に見えるように幅を広くとったブレーキポイント最終ライン(2)。
【0009】
運転手にもブレーキポイント最終ライン(2)に達したことが、解りやすい様に、運転席
からも容易に見えるように、ブレーキポイント最終ライン(2)を、道路上から路側帯を
通り越して歩道の上まで引き、そこに1、5メートル程度のポール(4)をたてたブレー
キポイント最終ライン(2)。
【0010】
信号機(1)のある交差点に速度取締装置(5)を併設し、信号機(1)と速度取締装置
(5)を連動して、1機か2機の高性能カメラ(6、7)で、赤色の点灯時に、(信号機
の)3色のライトの内、赤色の廂(11)の一部に透明の窓(8)を設けた信号機(1)
の上の1機(6)と、運転者の顔が写る場所の1機(7)から、その交差点で求められる
停止位置上を、その付近では止まれないようなスピード、たとえば10キロメートル以上
で通過する車か、交差点の内部に侵入している車等の写真{当然登録番号(12)ととも
に}を1枚か同時に2枚、撮り得るようにする。
【0011】
また、2枚撮影する場合その2枚は、同一の時間に撮ったことがわかるよう、撮影の日付
と時間(9)を、また、赤信号になってから何秒後の出来事かわかるよう、信号機の赤色
の点灯後の経過秒数(10)も、写真と同時に写真内にプリントする。
本発明は、以上の構成よりなる「ブレーキポイント最終ライン」である。
【発明の効果】
【0012】
信号機が黄色になったらもうこのへんでブレーキをかけた方がよい地点か、もう間に合わ
ないから、前後左右に注意してわたるのが適正な地点かが、感覚ではなく視覚で、はっき
りと解り、また、赤信号を無視すれば、きっちり写真を撮られるようになれば、当然確信
犯的信号無視、あるいはそれと気付かずに、犯してしまっている信号無視の件数が激減し
、本当の意味での交通安全に一歩近づける。
ブレーキの性能にももちろん差はあるが、先の「交通の教則−運転者用」にも「速度と停
止距離のめやす」−P36、としてでているように、ある一定のめやすは示し得るもので
あり、それが交通安全に資するものであれば、これを拒む理由はない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】信号機のある交差点の図
【図2】段差舗装や道路ビョウ等の技術を取り込んだブレーキポイント最終ラインの図
【図3】ポールをたてたブレーキポイント最終ラインの図
【図4】速度取締装置(高性能カメラ)を併設した信号機の図
【図5】高性能カメラで撮った写真の図
【図6】速度取締装置を併設した信号機のある交差点の図
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態を説明する。 車を運転していて交差点に近づいているとき、信号機(1)が黄色になったらもうこのへんでブレーキをかけた方がよい地点か、もう間に合わないから、前後左右に注意してわたるのが適正な地点かが、感覚ではなく視覚で、はっきりと例えば、黄色いラインのブレー キポイント最終ライン(2)で解る。 不幸にして事故後においても、どちらかの側の信号機が赤であれば、すなわち常に、その 時の信号機(1)が何色であったかわかるはっきりとしたもの、すなわち写真が厳然として存在する。 ここで、全国の信号機(1)のある交差点に速度取締装置(5)を備えるのが無理であれ ば、当然、事故発生率の高い交差点か事故件数の多い交差点だけでもよく、また、高性能 カメラのフィルム代が問題になる場合には、運転者の前方の信号機が黄色から赤色に変わって、その後数秒間を置いて左右の信号機が赤から青にかわる、すなわち一般的な3、4 つ角の交差点において、その交差点のすべての信号機が赤、赤から赤、青にかわるが、そ の全時間が無理ならば、後半の、すなわちより危険な、赤、青の時間の前後のみ写真に残す方法もある。
【符号の説明】
【0015】
1 信号機
2 ブレーキポイント最終ライン
3 段差舗装や道路ビョウ等の技術を取り込んだブレーキポイント最終ライン
4 ポール
5 速度取締装置
6 信号機に取り付けた高性能カメラ
7 高性能カメラ
8 透明の窓
9 撮影の日付と時間
10 赤色の点灯後の経過秒数
11 信号機の赤色の廂
12 登録番号

【特許請求の範囲】
【請求項1】
信号機のある交差点に向かって、当該道路の制限速度で走っていて、信号機の黄色が点灯した場合、車が通常のブレーキを掛けて、通常の乾燥した路面で、性能を十分発揮できるタイヤをはいている場合と、雨に濡れた路面で、タイヤがすり減った状態での場合の2つの場合の、交差点で求められる停止位置から逆に、空走距離+制動距離=停止距離を置いた、車が通常のブレーキを掛けるべき、それぞれの最終地点に、色は何でも良いが、仮に黄色で道路に2本の線を引くブレーキポイント最終ライン。
【請求項2】
請求項1で求めた2本のブレーキポイント最終ラインの1方を、点線にするか、色を変えるか、片方か両方を施すブレーキポイント最終ライン。
【請求項3】
請求項1で求めた2本のブレーキポイント最終ラインに於いて、車等が通常走り、曲がり、止まるのには何ら影響はなく、運転手に不快感は与えないが、運転手がそのうえを走ったことは明確に解るよう、段差舗装や道路ビョウ等の技術を取り込んだブレーキポイント最終ライン。
【請求項4】
請求項1で求めた2本のブレーキポイント最終ラインの幅を広くとり、両者をつなげて1本にして、場合によりゼブラ状にしたブレーキポイント最終ライン。
【請求項5】
運転手にも請求項1で求めたブレーキポイント最終ラインに達したことが、解りやすい様に、運転席からも容易に見えるように、ブレーキポイント最終ラインを、道路上から路側帯を通り越して歩道の上まで引き、該地にポールをたてたブレーキポイント最終ライン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−72210(P2013−72210A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−211642(P2011−211642)
【出願日】平成23年9月27日(2011.9.27)
【出願人】(596115894)
【Fターム(参考)】