説明

プッシュ・トゥ・リッスン遠隔監視のための方法

第1の通信装置(120)から第2の通信装置(130)への呼を開始するステップ(S402)と、呼の開始に応じて、データ・パケット(140)内にプッシュ・トゥ・リッスン制御プロトコル構造を埋め込むステップ(S404)と、第1の通信装置(120)から第2の通信装置(130)へデータ・パケット(140)を送信するステップ(S406)と、プッシュ・トゥ・リッスン制御プロトコル構造に基づいて、第2の通信装置(130)を構成するステップ(S412)と、第2の通信装置(130)の構造に応じて、第2の通信装置(130)から第1の通信装置(120)へ自動再接続を送信するステップ(S418)とを含む無線通信システム(101)を作動するための方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信システムを介してのプッシュ・トゥ・リッスン(プッシュ・ボタンを押すと聞こえる)の監視一般に関する。より詳細には、本発明は、被監視者がボタンを押す必要性をすべて排除する監視に関する。
【背景技術】
【0002】
図1は、従来の無線通信システム100を示すブロック図である。図1の例示としての無線通信システムは、無線サービス・プロバイダ105、無線ネットワーク107および無線デバイス110〜115を備える。無線ネットワークは、固定網要素(FNE)108として図示してある複数の基地局およびセル・タワーを含む。無線ネットワーク107およびFNE108は、セルラーホンおよびディスパッチ・サービスの両方をサポートすることができる。無線サービス・プロバイダ105は、第一世代(1G)アナログ携帯電話サービス、(暫定2.5Gおよび2.75Gネットワークを含む)第二世代(2G)デジタル携帯電話サービス、または第三世代(3G)インターネット可能携帯電話サービスである。例示としての無線ネットワーク107は、携帯電話ネットワーク、モバイル・テキスト・メッセージング・デバイス・ネットワーク、ページャ・ネットワーク等である。ある例の場合には、図1の無線ネットワーク107の通信規格は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、広域自動車通信システム(GSM)、汎用パケット無線サービス(GPRS)、周波数分割多元接続(FDMA)等である。無線ネットワーク107およびFNE108の動作および構造は周知のものであるので、詳細な説明は省略する。
【0003】
無線ネットワーク107は、携帯電話、テキスト・メッセージング・デバイス、ハンドヘルド・コンピュータ、ページャ、ポケットベル等である任意の数の無線デバイス110〜115をサポートする。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ボタンを押すことができない人と通信するための方法、特にある人がお年寄りの両親または小さな子供を呼び出したいような状況を監視するための方法があれば便利である。小さな子供は、電話を受けたり、送信するために正しいボタンをうまく押すことができない。老人は、ボタンを押すことができない場合もあるし、または電話上のボタンを押すのが難しい場合もあるし、またそうするのが苦痛である場合もある。肢体不自由者は、ボタンをうまく押せるほど自分の手を自由に動かす機能を持っていない場合もあるし、そうできない場合もある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ある態様によれば、本発明は、第1の通信装置から第2の通信装置への呼を開始するステップと、呼の開始に応じてデータ・パケット内にプッシュ・トゥ・リッスン制御プロトコル構造を埋め込むステップを含む無線通信システムを作動するための方法を提供する。この方法は、さらに、第1の通信装置から第2の通信装置にデータ・パケットを送信するステップと、プッシュ・トゥ・リッスン制御プロトコル構造に基づいて第2の通信装置を構成するステップとを含む。
【0006】
他の態様によれば、本発明は、第1の通信装置から第2の通信装置への呼を開始する手段と、呼の開始に応じてデータ・パケット内にプッシュ・トゥ・リッスン制御プロトコル構造を埋め込むための手段とを備える無線通信システムを提供する。この無線通信システムは、また、第1の通信装置から第2の通信装置にデータ・パケットを送信するための手段と、プッシュ・トゥ・リッスン制御プロトコル構造に基づいて、第2の通信装置を構成するための手段とを備える。
【0007】
第3の態様によれば、本発明は、第1の通信装置から第2の通信装置への呼を開始し、呼の開始に応じてデータ・パケット内にプッシュ・トゥ・リッスン制御プロトコル構造を埋め込むためのコンピュータ可読コードを含むコンピュータ・プログラムを記憶するためのコンピュータが使用することができる媒体を提供する。コンピュータ可読コードを含むコンピュータ・プログラムを記憶するためのコンピュータが使用することができる媒体は、また、第1の通信装置から第2の通信装置にデータ・パケットを送信し、またプッシュ・トゥ・リッスン制御プロトコル構造に基づいて、第2の通信装置を構成するためのコンピュータ可読コードも提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の上記デバイスおよび他のデバイスおよび機能および利点は、添付の図面を参照しながらこの好ましい実施形態の以下の詳細な説明を読めば、さらに理解することができるだろう。詳細な説明および図面は、本発明の単に説明するためのものであって、本発明を制限するためのものではない。本発明の範囲については、添付の特許請求の範囲およびその相当物が定義している。
【0009】
本発明は、類似の参照番号が類似の要素を示す例示としてのものであって、添付の図面に限定されない。
図2は、本発明の一実施形態によるプッシュ・トゥ・リッスン無線通信システム101を示すブロック図である。例示としてのプッシュ・トゥ・リッスン無線通信システム101は、無線サービス・プロバイダ105と、無線ネットワーク107と、少なくとも第1の無線通信装置120および第2の無線通信装置130とを備える。無線ネットワークは、固定網要素(FNE)108として示す複数の基地局およびセル・タワーを含む。無線サービス・プロバイダ105および無線ネットワーク107は、図1に示す機能と同じ機能を提供する。
【0010】
図3は、本発明のある態様による第1の通信装置120を示す。この実施形態の場合には、第1の通信装置は、少なくともプッシュ・トゥ・リッスン式の呼を開始するために操作することができるプッシュ・トゥ・リッスン・ボタン122と、スクロール・ダウン・ボタン123と、アップ・スクロール・キー124と、第1および第2の通信装置120および130の機能のうちのあるものを制御するために操作することができるキーパッド126を備える。他の実施形態の場合には、第2の通信装置130は、第1の通信装置120と同一のものである。他の実施形態の場合には、第1および第2の通信装置120、130は同一のものではないが、第1および第2の通信装置120、130は、両方とも本明細書に開示されているプッシュ・トゥ・リッスン機能を備える。さらに他の実施形態の場合には、第2の通信装置130は、スクロール・ボタンまたはプッシュ・トゥ・リッスン・ボタンを備えていない場合があり、そのような実施形態の場合には、第2の通信装置は、単にプッシュ・トゥ・リッスン・デバイスとして機能することができる。第1の通信装置120上のプッシュ・トゥ・リッスン・ボタン122は、無線ネットワーク107内の通信チャネルを通して送信を開始するために操作することができる。例えば、第1の通信装置120のユーザ(図示せず)がプッシュ・トゥ・リッスン・ボタン122を押した場合には、無線ネットワーク107内で通信チャネルが割り当てられ、第1の通信装置120は、ユーザからの通信の送信を開始することができる。一実施形態の場合には、第1の通信装置120および第2の通信装置130は、プッシュ・トゥ・トーク通信装置またはプッシュ・トゥ・リッスン通信装置として動作することができる。
【0011】
監視者がプッシュ・トゥ・リッスン・ボタン122を離した場合には、第1の通信装置120は、無線ネットワーク107内の通信チャネルを通して送信終了(EOT)メッセージを送信する。この時点で、第1の通信装置120は、もはや無線ネットワーク107内の通信チャネルを通して送信を行わない。
【0012】
第1の通信装置120および第2の通信装置130は、図1に示すように、通常の携帯電話として動作することも可能であり、図2に示すように、プッシュ・トゥ・リッスン・デバイスとして動作することも可能である。1つの無線通信装置内に配線されているセルラーホン機能とプッシュ・トゥ・トーク機能のこの組合わせは、当業者にとって周知のものであり、このような装置は、例えば、ネクステル(Nextel、商標)などの販売業者から市販されている。第1の通信装置120および第2の通信装置130は、セルラーホン・サービスおよびプッシュ・トゥ・リッスン式のサービスの両方をサポートすることができるが、第1の通信装置120および第2の通信装置130はこの点に限定されない。実際には、「通信装置」という用語は、固定電気通信機器をも含み、通話を行うのに適している任意の電気通信装置を含むものである。それ故、「通信装置」の定義は、「陸上通信線」、プッシュ・トゥ・トーク・デバイス、プッシュ・トゥ・リッスン・デバイス、セルラーホンおよび任意の携帯通信機器を含む。
【0013】
本明細書に記載するプッシュ・トゥ・リッスン機能は、老人、肢体不自由者、子供等のための監視および通信システムとして機能する。プッシュ・トゥ・リッスン機能により、第2の通信装置130のところの被監視者がボタンを押さなくても、または第2の通信装置をピックアップしなくても、第1の通信装置120のところの監視者と会話することができる。第1の通信装置120の監視者だけが、会話するためにボタンを押すか、通信装置をピックアップするだけでよい。
【0014】
「監視者」および「発呼者」という用語は、本明細書においては置き換えが可能な用語であり、呼を開始し、通話中、ボタンを押すことにより種々のパラメータを制御する者を意味する。同様に、「被監視者」および「受信者」という用語は、本明細書において置き換えが可能な用語であり、ボタンを押さなくても電話を受け、監視者と会話する者を意味する。
【0015】
図4は、プッシュ・トゥ・リッスン無線通信システム101の一実施形態を示すフローチャート400である。ステップS402中、発呼者は、呼を開始するために、図3に示すように、第1の通信装置(FCU)120上のプッシュ・トゥ・リッスン・ボタン(PTL)122を押す。ステップS404中、第1の通信装置120は、受信者と通信する目的で、発呼者のための通信チャネルを開くために、送信したデータ・パケット内に埋め込まれているプッシュ・トゥ・リッスンのためのプロトコルにより、無線ネットワーク107へ呼要求を送信する。無線システム107内の固定網要素108は、第2の通信装置130の位置を発見し、第2の通信装置130に呼要求メッセージを送信する。
【0016】
ステップS406中、第2の通信装置130は、固定網要素108からのデータ・パケット内に埋め込まれているプッシュ・トゥ・リッスン(PTL)フラグを受信する。
ステップS408中、第2の通信装置130のところでプッシュ・トゥ・リッスン・フラグを受信したかどうかの判断が行われる。ステップS406中に第2の通信装置130のところで受信した呼要求内に、プッシュ・トゥ・リッスン・フラグが埋め込まれていた場合には、流れはステップS412に進む。ステップS406中に受信者の電話のところで受信した呼要求内にプッシュ・トゥ・リッスン・フラグが埋め込まれていなかった場合には、流れはステップS410に進み、通常の当業者であれば周知のように、第2の通信装置130を使用している人の側でプッシュ・トゥ・トーク式の手動再接続動作により呼が継続される。
【0017】
ステップS412中、第2の通信装置130は、プッシュ・トゥ・リッスン・フラグを含んでいる入力データ・パケットに応じて、デフォルト・プッシュ・トゥ・リッスン・パラメータ用に構成される。
【0018】
ステップS414中、第1の通信装置120は、音声チャネルを開き、話し手となる。発呼者から受信者への一方向通信は、プッシュ・トゥ・リッスン・ボタン122を押し続けながら、受信者に発呼者が話している間は進行する。発呼者がプッシュ・トゥ・リッスン・ボタン122を離すと、送信のプライベート呼終了が表示される。
【0019】
送信のプライベート呼終了は、第1の通信装置120から無線システム107の固定網要素108に送信される。この時点で、無線システム107の固定網ユニット108は、第2の通信装置130から第1の通信装置120へ確立される再接続用の開いているチャネルを供給する。ハングタイムは、送信していない場合に通信装置120および130に割り当てられる一時的通信チャネルが開いた状態に保持される時間の長さである。
【0020】
ステップS416中、プッシュ・トゥ・リッスン埋め込みプロトコルが、追加のハングタイムをデフォルト・パラメータとして表示している場合には、追加の時間が従来のハングタイムに加算される。第1の通信装置120を作動している監視者が、監視者からのプッシュ・トゥ・リッスン式の呼に音声で応答するために、被監視者がある場所に着くのが遅れると予想する場合には、追加の遅延時間が望ましい場合がある。これにより、受信者は応答するための追加の時間を手に入れる。追加のハングタイムは、図11,12を参照して説明するように、プッシュ・トゥ・リッスン式の通話中に再構成することができる予め設定した時間である。被監視者が監視者と通話が可能になった場合には、監視者は、通話中、追加のハングタイムを除去または短縮したい場合がある。追加のハングタイムも、通話の前後に構成することができる。
【0021】
プッシュ・トゥ・リッスン・プロトコルは、第2の通信装置130から第1の通信装置120への自動再接続を行う。ステップS418中、受信者から発呼者への自動再接続が確立される。第2の通信装置130は、受信者と通信する目的で発呼者への通信チャネルを再開するために、無線ネットワーク107へ再接続要求を送信する。固定網要素108は、通信チャネルを再開し、被監視者は、監視者と話をすることができる。
【0022】
ステップS420の間、受信者から発呼者への一方向通信が、設定された一定の時刻に作動する応答に対して確立される。プッシュ・トゥ・リッスン・プロトコルは、行うステップS420の一方向通信のための予め設定した一定の時刻に作動する応答時間をすでに埋め込んでいる。この時間中、受信者は、プッシュ・トゥ・リッスン・ボタン122を保持または押さなくても発呼者と話をする。この予め設定した一定の時刻に作動する応答時間は、図9および図10のところで説明するように、通話中に構成することができる。一定の時刻に作動する応答時間も、通話の前後に構成することができる。一定の時刻に作動する応答は、例えば、15秒、40秒または60秒のような任意の時間とすることができる。一定の時刻に作動する応答の長さは、第1の通信装置120から監視者が確立する。
【0023】
また、ステップS420中、発呼者と受信者との間の会話が終了した場合には、発呼者は呼を終了することができる。ステップS418の自動再接続の後で、発呼者は、第1の通信装置120上の終了ボタン(図示せず)を押すことにより、呼を打ち切ることができる。本発明の一実施形態の場合には、終了ボタンはプッシュ・トゥ・リッスン・ボタン122である。本発明の他の実施形態の場合には、終了専用ボタンとして、プッシュ・トゥ・リッスン・ボタン122の他に1つのボタンが設置されている。
【0024】
一定の時刻に作動する応答時間が経過すると、無線システム107の固定網要素108は、第1の通信装置120から第2の通信装置130への再接続を確立するために開いているチャネルを供給する。ステップS422は、この第2のハングタイム中に開始する。ステップS422中、無線システム107は、再接続が発呼者からのものであるかどうかを判断する。プッシュ・トゥ・リッスン・プロトコルで第2のハングタイムを修正する必要はない。
【0025】
発呼者は、また、再接続信号を送信しないでステップS422中に、会話を終了することができる。すなわち、発呼者は、プッシュ・トゥ・リッスン・ボタン122を押さないで会話を終了することができる。
【0026】
ステップS422中に、発呼者が、プッシュ・トゥ・リッスン・ボタン122を再度押したというような再接続を受信した場合には、流れはステップS424に進む。ステップS424中、発呼者は、受信者が第2の通信装置130上のどのボタンを押さなくても受信者に再接続される。次に、流れはステップS414に進み、発呼者は、すでに説明したように受信者と話をすることができる。
【0027】
ステップS422中に再接続を受信しなくなるまで、S408からS422を通してS424への流れがこのように継続して行われ、次に、流れはステップS426に進む。ステップS426中、第2の通信装置130が、プッシュ・トゥ・トーク式の動作のために再構成される。呼はS428中に終了する。呼が、ステップS422からステップS428の手順で行われる場合には、発呼者は呼の終了を選択する。この場合、ステップS420の一定の時刻に作動する応答が時間切れになった後で、または発呼者が終了ボタンを押した後で、発呼者が、ステップS422中に第1の通信装置120上のプッシュ・トゥ・リッスン・ボタン122を押さなかった場合、呼は終了する。
【0028】
第2の通信装置130の構造のパラメータは、図9〜図14を参照して詳細に説明するように、通信の流れ中の任意の時点で修正することができる。例えば、第2の通信装置130のスピーカ・ゲインは、上記に概略説明した方法により任意のステップにおいて修正することができる。他のパラメータも同様にこの方法により任意のステップにおいて修正することができる。
【0029】
図4では、無線通信システム101の動作を半二重として説明したが、本発明は半二重に限定されないで、例えば、無線ネットワーク107通信システムに依存しない全二重または半二重のようなシステムでも実行することができる。
【0030】
図5は、本発明の一実施形態によるプッシュ・トゥ・リッスン式の呼を開始するために、送信したパケットの一部であるプライベート呼情報要素140を示すブロック図である。図面を分かりやすくするために、また説明を簡単なものにするために、本明細書では16ビットの情報パケットについて説明することに留意されたい。しかし、本発明は決して16ビット情報パケットに限定されるのではなく、本発明はもっと多くのまたはもっと少ないビットを含む情報パケットと一緒に使用することができる。情報パケットの大きさは設計の選択の問題であり、本発明は情報パケット内のビットの数により決して制限されない。第1の通信装置120が、無線ネットワーク107に呼要求を送信すると、情報要素140が要求内に埋め込まれる。情報要素140は16ビットからなる。第1のオクテット146は、無線ネットワーク107を通して接続を設定するのに必要な要素を含む、情報要素140の第1の8ビット(1,2,3,4,5,6,7,8)を含む。情報要素140の第2のオクテット147は、第2の8ビット(10,20,30,40,50,60,70,80)を含む。第2のオクテット内のビットは、プッシュ・トゥ・リッスン機能用の第2の通信装置130を構成するように設定される。ビット70,80は、プライベート呼で要求されている呼のタイプを記述する呼タイプ・インジケータを含む。これらのビットは、発呼者が送信したプライベート呼で要求している呼のタイプについての情報を提供する。ビット60は、呼がプッシュ・トゥ・トーク式の呼またはプッシュ・トゥ・リッスン式の呼であるか否かを示す。ビット60が1に設定されている場合には、図4のステップS406中で説明したように、プッシュ・トゥ・リッスン・フラグが第2の通信装置130のところで受信される。発呼者と受信者との間の会話は、図4のところで説明したように、受信者がボタンを押さなくても行われる。ビット60がゼロに設定されている場合には、プッシュ・トゥ・リッスン・フラグは受信されないで、受信者は、第1の通信装置120上で聴取している発呼者と話をする目的で通信チャネルを開くために、第2の通信装置130上のボタンを押さなければならない。
【0031】
ビット50は、発呼者からの送信の終わりのところで、受信者からの自動再接続(図4のステップS418)の前に、従来のハングタイムに追加のハングタイムを加算すべきかどうかを表示する(図4のステップS416)。ビット50を1に設定した場合には、第2の通信装置130内に予めプログラムされている追加のハングタイムが、図4のステップS146中の発呼者からの送信の終了の後に続く。ビット50をゼロに設定した場合には、追加のハングタイムは、第2の通信装置130から再接続要求が送信される前に、発呼者からの送信の後に続かない。ビット30,40は、監視者と話をするために被監視者に割り当てられた時間であるプッシュ・トゥ・リッスンの一定の時刻に作動する応答を設定する。被監視者は、監視者と話をする目的で通信チャネルを開くためにプッシュ・トゥ・リッスン・ボタン122を押す必要はない。
【0032】
ビット10,20は、第2の通信装置130上のマイクロホンのゲインを設定し、第2の通信装置130のスピーカのゲインを設定する。
図6は、本発明の一実施形態によるプッシュ・トゥ・リッスン式の通話中に送信されたパケット内に埋め込まれるプライベート呼情報修飾要素141を示すブロック図である。情報修飾要素141は、呼が進行中に第2の通信装置130を修正するために使用され、一方、情報要素140は、無線ネットワーク107内で開通信チャネルを確立するために使用される。
【0033】
情報修飾要素141は16ビットからなる。第1のオクテット148は、情報修飾要素141の第1の8ビット(11,21,31,41,51,61,71,81)からなる。情報要素141の第2のオクテット149は、第2の8ビット(12,22,32,42,52,62,72,82)を含む。第2のオクテット149内のビットは、第2の通信装置130のところでプッシュ・トゥ・リッスン構造パラメータのうちのいくつかまたは全部を修正するために必要な要素を含む。
【0034】
情報要素141の第2のオクテット149のビット62、72および82は、ある例の場合には、標準12−1バージョン(TVC)圧縮比を含む。本発明の他の実施形態は、通常の当業者であれば周知であり、理解できる他の圧縮比を含む。
【0035】
情報修飾要素141内のビット52は、発呼者が送信した送信の終わりの受信と、第2の通信装置130からの自動再接続の間の遅延の長さを変えることにより、プッシュ・トゥ・リッスン通信システム101内の追加のハングタイム値を修正するために使用される。情報修飾要素141内のビット52内の1または0の受信に基づいて、第2の通信装置130を再構成するために、テーブルが第2の通信装置130内で予めプログラムされる。プッシュ・トゥ・リッスン式の呼が進行中である場合には、追加ハングタイム値を修正することができ、または呼の前後に第1の通信装置120により修正することができる。
【0036】
情報修飾要素141内のビット32および42は、被監視者が話した語を監視者が聞くために割り当てられた時間であるプッシュ・トゥ・リッスンの一定の時刻に作動する応答を修正するために使用される。情報修飾要素141内のビット32および42内の1または0の受信に基づいて、第2の通信装置130を再構成するために、テーブルが第2の通信装置130内で予めプログラムされる。プッシュ・トゥ・リッスン式の呼が進行中である場合には、プッシュ・トゥ・リッスンの一定の時刻に作動する応答を修正することができ、または通話の前後に第1の通信装置120により修正することができる。
【0037】
ビット12および22は、第2の通信装置130上のマイクロホンのゲインを設定し、第2の通信装置130のスピーカのゲインを設定する。情報修飾要素141内のビット12および22内の1または0の受信に基づいて、第2の通信装置130を再構成するために、テーブルが第2の通信装置130内で予めプログラムされる。呼が進行中である場合には、第2の通信装置130上のマイクロホンのゲイン、および/または第2の通信装置130のスピーカのゲインを修正することができる。別の方法としては、第2の通信装置130上のマイクロホンのゲインおよび/または第2の通信装置130のスピーカのゲインを、通話の前後で第1の通信装置120により修正することができる。スピーカ・ゲインの増大は、例えば、被監視者が監視者からの最初の呼に応答しない場合、監視者により使用される。例えば、被監視者が眠っていて、監視者が被監視者の目を覚ましたい場合には、スピーカのゲインの増大が使用される。他の例の場合には、被監視者があまり小さな声で話していたり、または監視者が聞き取れないほどマイクロホンから非常に離れた場所で話している場合には、監視者は、被監視者の声を聞くことができるようにマイク・ゲインを増大する。
【0038】
パラメータをデフォルト・パラメータまたは修正済みパラメータとして確立するために、参照テーブルが通信装置内に埋め込まれる。パラメータの修正は、発呼者による第1の通信装置120上のボタン122、123および124上および/またはキーパッド126上で一連のキーを叩くことにより行われる。
【0039】
図7は、プッシュ・トゥ・リッスン式の呼を確立するために、ビット1〜8および10〜80により構成されている第1の通信装置120から第2の通信装置130への情報要素140の送信中の無線通信システム101のブロック図である。図面を分かりやすくするために、第1の通信装置120および第2の通信装置130間の通信チャネルを開き、維持するための無線ネットワーク107の第1および第2の通信装置120および130との相互作用は、図7〜図16の説明に記載していない。何故なら、相互作用については、図4のところですでに説明したからである。
【0040】
図8は、受信者が監視者に話しかけている場合の、図4のステップS420中に第1の通信装置120へのプッシュ・トゥ・リッスン式の電話をかけるために構成されている第2の通信装置130からの戻りパケット200の送信を示す無線通信システム101のブロック図である。戻りパケット200は、被監視者が第2の通信装置130上のボタンを押さなくても送信される。
【0041】
図9は、第1の通信装置120から第2の通信装置130への情報修飾要素141を送信している無線通信システム101のブロック図である。情報修飾要素141は、第2の通信装置130内でプッシュ・トゥ・リッスンの一定の時刻に作動する応答を修正するように設定されているビット32および42により構成される。
【0042】
図10は、受信者が発呼者に話しかけている場合の、図4のステップS420中の修正した第2の通信装置132から第1の通信装置120への戻りパケット200の送信を示す無線通信システム101のブロック図である。図9で情報修飾要素141を受信した場合には、第2の通信装置130は、埋め込みビット32および42に応じて再構成され、新しく修正したプッシュ・トゥ・リッスンの一定の時刻に作動する応答により、一定の時刻に作動する応答修正済みの第2の通信装置132を形成する。
【0043】
図11は、第1の通信装置120から第2の通信装置130への情報修飾要素143を送信している無線通信システム101のブロック図である。情報修飾要素143は、第2の通信装置130内で現在のハングタイムを修正するように設定されているビット52により構成される。このハングタイムは、第1の通信装置120からの送信の終了の受信と、第2の通信装置130による自動再接続の間の経過時間である。
【0044】
図12は、受信者が発呼者に話しかけている場合の、図4のステップS420中の修正済みの第2の通信装置133から第1の通信装置120への戻りパケット200の送信を示す無線通信システム101のブロック図である。図11で情報修飾要素143を受信した場合には、第2の通信装置130は、埋め込みビット52に応じて再構成され、修正したハングタイムにより第2の通信装置130を形成する。この修正を行うと、ハングタイムを従来のハングタイムから従来のハングタイム以上の時間に増大することができる。別の方法としては、この修正により、ハングタイムを従来のハングタイムより長い時間から従来のハングタイムに低減することができる。ハングタイムを使用しないある実施形態の場合には、ハングタイムを修正すると、ハングタイムをほぼゼロに低減することができ、ほぼ同時に再接続を行うことができる。
【0045】
図13は、第1の通信装置120から第2の通信装置130に情報修飾要素144を送信している無線通信システム101のブロック図である。情報修飾要素144は、第2の通信装置130のスピーカ・ゲインを修正するように設定されているビット12および22により構成される。この修正は、スピーカのゲインを低減または増大することができる。
【0046】
図14は、受信者が発呼者に話しかけている場合の、図4のステップS420中のスピーカ・ゲインを修正した第2の通信装置134から第1の通信装置120への戻りパケット200の送信を示す無線通信システム101のブロック図である。図13で情報修飾要素144を受信した場合には、第2の通信装置130は、埋め込みビット12および22に応じて再構成され、新しいスピーカ・ゲインにより修正済みの第2の通信装置134を形成する。第1の通信装置120上のアップ・スクロール・キー124またはダウン・スクロール・キー123を押すことにより、被監視者は第2の通信装置130のスピーカのゲインを増大または低減する。
【0047】
図15は、第1の通信装置120から第2の通信装置130へ情報修飾要素145を送信中の無線通信システム101のブロック図である。情報修飾要素145は、第2の通信装置130のマイク・ゲインを修正するように設定されているビット12および22により構成される。この修正を行うと、マイクロホンのゲインを増大または低減することができる。第1の通信装置120上のプッシュ・トゥ・リッスン・ボタン122およびアップ・スクロール・キー124またはダウン・スクロール・キー123を押すことにより、被監視者は、第2の通信装置130のマイクロホンのゲインを増大または低減する。
【0048】
図16は、受信者が発呼者に話しかけている場合の、図4のステップS420中のマイク・ゲインを修正した第2の通信装置135から第1の通信装置120への戻りパケット200の送信を示す無線通信システム101のブロック図である。図15で情報修飾要素145を受信した場合には、第2の通信装置130は、埋め込みビット12および22に応じて再構成され、新しいマイク・ゲインにより修正した第2の通信装置134を形成する。
【0049】
図9〜図16に示すすべての修正は、第1の通信装置120上の少なくとも1つのボタンを少なくとも1回押すことにより開始する。第2の通信装置130へのすべてのプッシュ・トゥ・リッスン修正は、デフォルト位置への通話の終了時、または任意の他の適当な時間にリセットすることができる。本明細書に記載するプッシュ・トゥ・リッスン無線通信システム101は、セキュリティ認証で作動することができる。プッシュ・トゥ・リッスン用のプライベート監視/被監視電話帳またはプッシュ・トゥ・トーク用のプライベート電話帳に対してモード選択を使用することができる。
【0050】
図17は、緊急電話番号をダイヤルすることにより、緊急状況で監視者により修正したプッシュ・トゥ・リッスン式の呼を被監視者がどのように行うことができるのかを示す。図17は、フローチャート1700である。
【0051】
ステップS1702中に、被監視者は、第2の通信装置(SCU)130から911または他の緊急番号をダイヤルする。一実施形態の場合には、被監視者に緊急協力を行うための緊急番号は911以外の番号であってもよい。いかなる場合においても、緊急番号は、緊急プッシュ・トゥ・リッスン・モード制御プロトコルにより認識することができる。ステップS1704中に、監視者は、911でディスパッチャと通信を行う。ステップS1706中、被監視者または緊急ディスパッチャは、緊急呼を終了する。
【0052】
ステップS1708中、第2の通信装置130は、緊急プッシュ・トゥ・リッスン(PTL)モード制御プロトコルにより構成される。緊急プッシュ・トゥ・リッスン・モード制御プロトコルによる第2の通信装置130の構成は、ステップS1706中の緊急911の終了によりトリガされる。
【0053】
ステップS1710中に、緊急プッシュ・トゥ・リッスン(PTL)モード制御プロトコルが開始すると、第2の通信装置130からの第1の通信デバイス(FCU)120のところで、予めプログラムされた緊急連絡へのプッシュ・トゥ・リッスン式の呼をトリガする。この呼は、被監視者が第2の通信装置120上のプッシュ・トゥ・リッスン・ボタン122を押さなくても開始する。固定網要素108は、呼のための通信チャネルを割り当てる。
【0054】
ステップS1712中、緊急プッシュ・トゥ・リッスン(PTL)モード制御プロトコルは、第2の通信装置(SCU)120の一定の時刻に作動する応答制限を無効にする。一定の時刻に作動する応答制限は、非緊急状況中に図4のステップS420中で使用される。緊急プッシュ・トゥ・リッスン・モード制御プロトコルのこのオーバライド機能は、第1の通信装置120のユーザがアボート・ボタンを押すことにより呼を終了するまで、一方向チャネルを維持する。
【0055】
ステップS1714中、監視者は、第1の通信装置(FCU)120のところで、被監視者が911をダイヤルし、通信チャネルが無線システム107内で開いているという警告を受信する。一実施形態の場合には、この警告は、第1の通信装置120が発する特有の緊急トーンである。ステップS1716中、監視者は、第2の通信デバイス130から第1の通信デバイス120への一方向通信への割り当てられたチャネル上で聴取を行う。ステップS1718中、監視者は、アボート・ボタンを押すことにより、プッシュ・トゥ・リッスン(PTL)式の呼を終了する。一実施形態の場合には、アボート・ボタンは、プッシュ・トゥ・リッスン・ボタン122である。監視者は、緊急スタッフが到着し、被監視者を医療施設に運んだ後で呼を終了することができる。
【0056】
他の実施形態の場合には、遠隔プッシュ・ビュー(押すと見える)機能を、2003年4月30日付けで、本出願の譲受人に譲渡された米国特許出願第10/427,069号の開示に従って追加することができる。監視のために、第1の通信装置120は、プッシュ・ビューを要求し、第2の通信装置130は、画像を入手し、それを第1の通信装置120に送信する。このことは、被監視者がプッシュ・トゥ・リッスン式の呼に応答しないで、監視者が被監視者または第2の通信装置130の周囲のエリアをチェックしたい場合に役に立つ。
【0057】
プライバシーを保護するために、本発明は、一実施形態の場合に、プッシュ・トゥ・リッスン/プッシュ・トゥ・トーク・タイプの呼を選択するために、電話帳上にオプション(入力フィールド)を提供する。監視者は、第1の通信装置120の電話帳内に他の通信装置の秘密識別番号を記憶する。秘密識別番号は、プッシュ・トゥ・トーク、プッシュ・トゥ・リッスンまたは両方としてリストの形で表示される。発呼者がプッシュ・トゥ・リッスン式の呼を発生したい場合には、プッシュ・トゥ・リッスン・フィールドが、第1の通信装置120のところで選択される。
【0058】
固定網要素108が呼に対して通信チャネルを割り当てると、無線システム107は、セキュリティ認証プロトコルを開始する。セキュリティ認証プロトコルは、第1の通信装置120のプッシュ・トゥ・リッスン電話帳内の番号に対してプッシュ・トゥ・リッスン式の呼を送信するだけである。プッシュ・トゥ・リッスン式の呼を受け入れることができるようにするために、第2の通信装置130は、電話帳上の第1の通信装置120の秘密識別番号をプッシュ・トゥ・リッスンとして持たなければならない。セキュリティ認証は、無線システム107が、第1の通信装置120の秘密識別番号が、第2の通信装置130の電話帳のプッシュ・トゥ・リッスン入力フィールド内に含まれていることを認識した場合に確立される。このセキュリティ認証プロトコルを使用すれば、確実に、許可を受けていない人が受信者を呼び出し、第2の通信装置130の周囲のエリアを聴取するのを防止することができる。この呼は、両方の通信装置120および130が認証された場合だけ受け入れられる。
【0059】
無線通信システム101の図の実施形態は、監視者および被監視者が、被監視者がボタンを全然押さなくても会話することができる遠隔監視システムを提供する方法、手段およびコンピュータ可読コードを示すためのものであり、すべての可能性を網羅しようとするものでもなければ、上記目的のために製造することができるものを制限するものでもない。それ故、複数の他の可能な組合わせおよび実施形態を使用することができる。図面に示し本明細書に記載したものを使用することにより、通信方法を電話上のボタンを押すことができない人に提供することができる。それ故、通常の当業者であれば、無線通信システム101の実施形態を多数のまた種々のシステムで使用する利点を理解することができるだろう。
【0060】
上記明細書においては、特定の実施形態を参照しながら本発明を説明してきた。しかし、通常の当業者であれば、添付の特許請求の範囲内に記載の本発明の範囲から逸脱することなしに、種々の修正および変更を行うことができることを理解することができるだろう。それ故、上記明細書および図面は、本発明を制限するものではなく、例示としてのものと見なすべきであり、このようなすべての修正は、本発明の範囲内に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】従来の無線通信システムを示すブロック図。
【図2】本発明の一実施形態によるプッシュ・トゥ・リッスン・システムを示すブロック図。
【図3】本発明の一実施形態による通信装置のブロック図。
【図4】本発明の一実施形態によるプッシュ・トゥ・リッスン・システムの一実施形態の動作を示すフローチャート。
【図5】本発明の一実施形態によるプッシュ・トゥ・リッスン式の呼を開始するためのプライベート呼情報要素のブロック図。
【図6】本発明の一実施形態による進行中のプッシュ・トゥ・リッスン式の呼を修正するためのプライベート呼情報要素のブロック図。
【図7】本発明の一実施形態によるプッシュ・トゥ・リッスン式の呼を開始するための監視装置からの監視対象装置へのパケットの送信を示すブロック図。
【図8】本発明の一実施形態によるプッシュ・トゥ・リッスン式の呼のために構成された監視対象装置から監視装置へのパケットの送信を示すブロック図。
【図9】本発明の一実施形態による監視装置から監視対象装置への一定の時刻に作動するような仕組みの応答修正パケットの送信を示すブロック図。
【図10】本発明の一実施形態による修正済みの一定の時刻に作動する応答のために再構成した監視対象装置から監視装置へのパケットの送信を示すブロック図。
【図11】本発明の一実施形態による監視装置から監視対象装置への追加のハングタイム修正パケットの送信を示すブロック図。
【図12】本発明の一実施形態による修正済みの追加のハングタイムのために再構成した監視対象装置から監視装置へのパケットの送信を示すブロック図。
【図13】本発明の一実施形態による監視装置から監視対象装置へのスピーカ・ゲイン修正パケットの送信を示すブロック図。
【図14】本発明の一実施形態による調整済みのスピーカ・ゲインのために再構成した監視対象装置から監視装置へのパケットの送信を示すブロック図。
【図15】本発明の一実施形態による監視装置から監視対象装置へのマイク・ゲイン修正パケットの送信を示すブロック図。
【図16】本発明の一実施形態による調整済みのマイク・ゲインのために再構成した監視対象装置から監視装置へのパケットの送信を示すブロック図。
【図17】本発明のプッシュ・トゥ・リッスン・システムの第2の実施形態の動作を示すフローチャート。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムを動作するための方法であって、
第1の通信装置から第2の通信装置への呼を開始するステップと、
前記呼の開始に応じて、データ・パケット内にプッシュ・トゥ・リッスン制御プロトコル構造を埋め込むステップと、
前記第1の通信装置から前記第2の通信装置へ前記データ・パケットを送信するステップと、
前記プッシュ・トゥ・リッスン制御プロトコル構造に基づいて、前記第2の通信装置を構成するステップとを備える、動作方法。
【請求項2】
前記構成ステップに応じて、前記第2の通信装置から前記第1の通信装置に自動再接続を送信するステップをさらに備える、請求項1に記載の動作方法。
【請求項3】
セキュリティ許可を行うステップをさらに備える、請求項1に記載の動作方法。
【請求項4】
前記データ・パケットの一定の時刻に作動する応答制御プロトコル構造を埋め込むステップと、
前記一定の時刻に作動する応答制御プロトコル構造に基づいて、前記第2の通信装置を構成するステップとをさらに備える、請求項1に記載の動作方法。
【請求項5】
前記データ・パケット内に追加のハングタイム制御プロトコル構造を埋め込むステップと、
前記追加のハングタイム制御プロトコル構造に基づいて、前記第2の通信装置を構成するステップとをさらに備える、請求項1に記載の動作方法。
【請求項6】
前記データ・パケット内にゲイン制御プロトコル構造を埋め込むステップと、
前記ゲイン制御プロトコル構造に基づいて、前記第2の通信装置を構成するステップとをさらに備える、請求項1に記載の動作方法。
【請求項7】
無線通信システムであって、
第1の通信装置から第2の通信装置への呼を開始するための手段と、
前記呼の開始に応じて、データ・パケット内にプッシュ・トゥ・リッスン・モード制御プロトコル構造を埋め込むための手段と、
前記第1の通信装置から前記第2の通信装置に前記データ・パケットを送信するための手段と、
前記プッシュ・トゥ・リッスン・モード制御プロトコル構造に基づいて、前記第2の通信装置を構成するための手段とを備える、無線通信システム。
【請求項8】
前記構成ステップに応じて、前記第2の通信装置から前記第1の通信装置に自動再接続を送信するための手段をさらに備える、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記データ・パケット内に追加のハングタイム制御プロトコル構造を埋め込むための手段と、
前記追加のハングタイム制御プロトコル構造に基づいて、前記第2の通信装置を構成するための手段とをさらに備える、請求項7に記載の無線通信システム。
【請求項10】
前記データ・パケット内に一定の時刻に作動する応答制御プロトコル構造を埋め込むための手段と、
前記一定の時刻に作動する応答制御プロトコル構造に基づいて、前記第2の通信装置を構成するための手段とをさらに備える、請求項7に記載の無線通信システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate


【公表番号】特表2007−505563(P2007−505563A)
【公表日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−526146(P2006−526146)
【出願日】平成16年8月31日(2004.8.31)
【国際出願番号】PCT/US2004/028203
【国際公開番号】WO2005/027483
【国際公開日】平成17年3月24日(2005.3.24)
【出願人】(390009597)モトローラ・インコーポレイテッド (649)
【氏名又は名称原語表記】MOTOROLA INCORPORATED
【Fターム(参考)】