説明

プラスチックフィルム、ガスバリアフィルム、およびそれを用いた画像表示素子

【課題】 ガスバリアフィルムの基板として有用な、耐熱性と表面平滑性に優れたプラスチックフィルムを効率よく提供すること。
【解決手段】 特定の構造を有するガラス転移温度250℃以上のポリアリレートを複数層共流延または複数層逐次流延のいずれかの方法で製膜してなる、2層以上の多層構造を有することを特徴とするプラスチックフィルム。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式(1)の構造を有するガラス転移温度250℃以上のポリアリレートを複数層共流延または複数層逐次流延のいずれかの方法で製膜してなる、2層以上の多層構造を有することを特徴とするプラスチックフィルム。
一般式(1)
【化1】

[一般式(1)中、Xは下記構造で表されるナフタレンまたはビフェニル構造を有する連結基を表し、Aは一般式(2)で表される連結基を表す。]
【化2】

一般式(2)
【化3】

[一般式(2)中、R1およびR2はそれぞれ独立にアルキル基またはアリール基を表し、jおよびkはそれぞれ独立に0〜4の整数を表す。jが2以上の場合、R1は同じであっても異なっていてもよく、kが2以上の場合、R2は同じであっても異なっていても良い。
【請求項2】
前記プラスチックフィルムの少なくとも一方の表面を構成する層は厚さが1〜50μmの表面平滑化層であり、該層の表面に高さ0.2μm以上の突起が存在しないことを特徴とする請求項1に記載のプラスチックフィルム。
【請求項3】
前記プラスチックフィルムの少なくとも一方の表面を構成する層は厚さが1〜50μmの滑り層であることを特徴とする請求項1または2に記載のプラスチックフィルム。
【請求項4】
前記プラスチックフィルムが3層以上の多層構造を有し、前記プラスチックフィルムの一方の表面を構成する層は厚さが1〜50μmの表面平滑化層であり、かつ、前記プラスチックフィルムの他方の表面を構成する層は厚さが1〜50μmの滑り層であることを特徴とする請求項1に記載のプラスチックフィルム。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項に記載のプラスチックフィルムからなる基板上に、少なくとも1層の無機物からなるバリア層を有することを特徴とするガスバリアフィルム。
【請求項6】
請求項1〜4のいずれか一項に記載のプラスチックフィルムからなる基板上に、少なくとも1層の無機物からなるバリア層と少なくとも1層の有機層とを交互に有することを特徴とするガスバリアフィルム。
【請求項7】
請求項5または6に記載のガスバリアフィルムを基板として用いることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子。
【請求項8】
請求項5または6に記載のガスバリアフィルムを用いることを特徴とする画像表示素子。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2006−264118(P2006−264118A)
【公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−85902(P2005−85902)
【出願日】平成17年3月24日(2005.3.24)
【出願人】(000005201)富士写真フイルム株式会社 (7,609)
【Fターム(参考)】