プランター付水槽
【課題】溶存酸素量の増加により水槽の水の浄化作用を高めて、水槽の水の交換サイクルを長くし、できるだけ補水のみで対応できるようにしたプランター付水槽を提供する。
【解決手段】水耕栽培用のプランター1と、水生動植物飼育栽培用の水槽2と、水槽2内の水を取水してプランター1内に給水するポンプ3とを備え、給水された水をプランター1の底板11に設けた水抜き穴4から水槽2内に落下させて循環させるプランター付水槽100であって、プランター1内の植栽基盤に竹炭6を用いるとともに、水抜き穴4を、上部から下部へと縮径する円錐部41と、円錐部41の下側に接続された上部から下部まで同径の足部42とからなる漏斗状に形成した。
【解決手段】水耕栽培用のプランター1と、水生動植物飼育栽培用の水槽2と、水槽2内の水を取水してプランター1内に給水するポンプ3とを備え、給水された水をプランター1の底板11に設けた水抜き穴4から水槽2内に落下させて循環させるプランター付水槽100であって、プランター1内の植栽基盤に竹炭6を用いるとともに、水抜き穴4を、上部から下部へと縮径する円錐部41と、円錐部41の下側に接続された上部から下部まで同径の足部42とからなる漏斗状に形成した。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水耕栽培用のプランターと水生動植物飼育栽培用の水槽とを備えた、プランター付水槽に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、水耕栽培用のプランターと水生動植物飼育栽培用の水槽とを組み合わせるとともに、水槽とプランターとの間で水を循環させるようにした装置が提案されている。例えば、特許文献1には、金魚槽1と野菜栽培棚9との間で水を循環させて、金魚の飼育と野菜の栽培を同時に行うようにした発明が記載されている。また、特許文献2には、水槽6と栽培床4との間で水を循環させて、水棲小動物の飼育と水耕栽培を同時に行うようにした発明が記載されている。
【0003】
これに対して、本出願人は水槽の水の交換サイクルを長くすることを企図して、特許文献3に記載された、竹炭を水質浄化材として使用したプランター一体式水槽を提案した。このプランター一体式水槽においては、水槽内の水を竹炭の層に通過させて循環させることで、竹炭の持つ多数の微細な孔に魚類の排泄物等の有機物を吸着させ、さらに竹炭に生息する微生物によって有機物から発生するアンモニアを分解させて、魚類に比較的無害な硝酸塩に還元するようになっている。また、発生したアンモニア、硝酸塩等は植物に養分として吸収させるようになっている。このプランター一体式水槽は、上記の仕組みにより水質を浄化安定させて水槽の水の交換サイクルを長くするようにしたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開昭59−210836号公報
【特許文献2】特開平3−35736号公報
【特許文献3】実用新案登録第3130947号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献3によって、水槽の水の交換サイクルを長くすることはできるが、水の交換自体を完全になくすことは難しい。従って、交換サイクルをさらに長くして、できるだけ補水のみで対応できるようにするためには、水槽の水の浄化作用をさらに高める必要がある。そのためには、水槽内の水の溶存酸素量を増加させて、竹炭に生息する微生物の活動を促進させることが効果的である。
【0006】
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、溶存酸素量の増加により水槽の水の浄化作用を高めて、水槽の水の交換サイクルを長くし、できるだけ補水のみで対応できるようにしたプランター付水槽を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る発明のプランター付水槽は、水耕栽培用のプランターと、水生動植物飼育栽培用の水槽と、前記水槽内の水を取水して前記プランター内に給水するポンプとを備え、前記給水された水を前記プランターの底板に設けた水抜き穴から前記水槽内に落下させて循環させるプランター付水槽であって、前記プランター内の植栽基盤に竹炭を用いるとともに、前記水抜き穴を、上部から下部へと縮径する円錐部と、前記円錐部の下側に接続された上部から下部まで同径の足部とからなる漏斗状に形成したことを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のプランター付水槽において、前記プランターの内底に底上げ部材を設け、前記プランター内の植栽基盤の下面と前記水抜き穴との間に空間を形成するようにしたことを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載のプランター付水槽において、前記プランターの底面に、前記水抜き穴を囲むように、前記水抜き穴の足部の下部位置よりも上方に向けて凹んだ溝部を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の発明のプランター付水槽においては、プランターの底板に設けた水抜き穴を、上部から下部へと縮径する円錐部と、円錐部の下側に接続された上部から下部まで同径の足部とからなる漏斗状に形成している。そのため、ポンプにより水槽から取水されてプランターに給水された水は、プランター内の植栽基盤を通過して内底に到達し、水抜き穴の円錐部から勢いよく流入して集められた後、足部を通って柱状になって落下する。そして、柱状になって落下した水は、水槽内の水の深部まで潜り込みながら水槽内に気泡を充満させ、充満した気泡が水に溶け込み、水槽内の溶存酸素量が増加する。このようにして溶存酸素量が増加した水を循環させることで、竹炭への酸素供給量を増加させ、竹炭に生息する微生物の活動を促進させて、水の浄化作用を高めることができる。
【0011】
このとき、水抜き穴が円錐部だけで形成されていると、水が出口から散らばって落下するため、水槽内の水の深部まで潜り込むことはできない。一方、足部だけで形成されていると、内底の水を効果的に集めることができない。
【0012】
また、請求項2に記載の発明においては、プランターの内底に底上げ部材を設け、プランター内の植栽基盤の下面と水抜き穴との間に空間を形成している。そのため、プランター内の植栽基盤を通過して内底に到達した水が、形成された空間を通ってプランターの内底全体に広がるため、多くの水抜き穴から水を落下させることができる。従って、プランターの内底に水が溜まりにくく、水を円滑に循環させることができる。ポンプの出力を上げて水の循環量を増やすことも可能である。特に、プランターへの水の供給がプランターの上側から満遍なく行われず、例えば中央に偏ったような場合でも、多くの水抜き穴から水を落下させることができるので効果的である。
【0013】
また、請求項3に記載の発明においては、プランターの底面に、水抜き穴を囲むように、水抜き穴の足部の下部位置よりも上方に向けて凹んだ溝部を設けている。そのため、足部を通って落下する水の一部が、プランターの底面に付着したとしても、プランターの側面に到達する前に溝部に遮られるので、プランターの側面が水で汚れるのを防止することができる。また、水がプランターの側面に到達して外側に漏れることがないので、循環する水が漏れて減少するのを防止することができる。
【0014】
以上、本発明によれば、溶存酸素量の増加により水槽の水の浄化作用を高めて、水槽の水の交換サイクルを長くし、できるだけ補水のみで対応できるようにしたプランター付水槽を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態に係るプランター付水槽を示す正面図である。
【図2】プランターを示す縦断面図である。
【図3】プランターを示す平面図である。
【図4】プランターを示す底面図である。
【図5】プランターの水抜き穴を示す一部拡大断面図である。
【図6】水抜き穴の形状を示す拡大図である。
【図7】水抜き穴の別の形状を示す拡大図である。
【図8】プランターの溝部を示す一部拡大断面図である。
【図9】実施形態1におけるプランターの内部を示す図である。
【図10】図9の一部拡大図である。
【図11】実施形態2におけるプランターの内部を示す図である。
【図12】図11の一部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、図1乃至図12を参照して、本発明の実施形態に係るプランター付水槽について説明する。最初に、図1を参照して、本実施形態に係るプランター付水槽100の全体構成について説明する。図1は、プランター付水槽100を示す正面図である。プランター付水槽100は、主として、植物の水耕栽培用のプランター1と、水生動植物飼育栽培用の水槽2と、水槽2内の水を取水してプランター1内に給水するポンプ3とを備えている。
【0017】
プランター1は、水槽2の上方に配置された箱型容器であり、内部の植栽基盤には観葉植物や野菜などが植えられている。水槽2は、プランター1の下方に配置された箱型容器であり、内部には魚が入れられ、また水草が植えられている。
【0018】
ポンプ3は、水槽2内の水を取水してプランター1内に給水するためのものであり、プランター1の中に格納されている。なお、ポンプ3はプランター1の中ではなく、別途外側に配置するようにしてもよい。ポンプ3の一端には、取水管32が接続されており、取水管32の先端の取水口31が水槽2内の水中に差し込まれて、取水口31から水を吸い上げるようになっている。また、ポンプ3の内部には通過する水を濾過する濾過フィルターが設けられている。
【0019】
一方、ポンプ3の他端には連結部材51を介して給水管5が接続されている。給水管5は、プランター1内の植物の間を縫うようにして、プランター1の上方に端から端まで延設されており、先端が端部材52に接続されている。給水管5には長手方向に間隔を空けて複数の給水穴が形成されており、給水穴からプランター1内に水が給水されるようになっている。プランター1内に給水された水は、後述するように、プランター1の底板に設けた水抜き穴から水槽2内に落下し循環するようになっている。
【0020】
次に、図2乃至図4を参照して、プランター1の構造について説明する。図2、図3、図4は、それぞれ、プランター1を示す縦断面図、平面図、底面図である。なお、各図には、プランター1に加えて、ポンプ3、給水管5等も記載されている。
【0021】
プランター1は、上面が開口した箱型容器であり、壁板12によって、ポンプ室14と栽培室15に区分されている。ポンプ室14には、ポンプ3が配置されており、ポンプ室14の底面にはポンプ3に接続された取水管32が貫通している。
【0022】
また、連結部材51を介してポンプ3に接続された給水管5が、栽培室15の上方に端から端まで延設されて端部材52に接続されている。この給水管5は、プランター1の栽培室15の幅方向中央部分に沿って延設されている。なお、本実施形態では給水管5を1本設けたが、複数本設けるようにしてもよい。ただし、植物の間を縫うように設ける必要があるため、あまり多いと外観上見苦しく、少ない方が好ましい。
【0023】
栽培室5の底板11には、複数の水抜き穴4が全面に亘って設けられている。水抜き穴4は、後述するように漏斗状に形成されており、プランター1の内底側が大径で、プランター1の底面側が小径になっている。
【0024】
また、図4に示すように、栽培室5の底面(底板11の底面)には、複数の水抜き穴4を囲むように、溝部13が設けられている。
【0025】
次に、図5乃至図7を参照して、水抜き穴4の形状について説明する。図5は、プランター1の水抜き穴4を示す一部拡大断面図であり、図6は、水抜き穴4の形状を示す拡大図である。
【0026】
水抜き穴4は、図5及び図6に示すように、漏斗状であり、プランター1の底板11に複数並んで形成されている。ここで水抜き穴4の形状をより詳細に説明する。水抜き穴4は、円錐部41と足部42から形成されている。円錐部41は、上部直径がA、下部直径がB、深さがCの円錐状であり、上部から下部へと縮径している。一方、足部42は、円錐部41の下側に接続されており、上部直径B、下部直径B、深さDの円筒状であり、上部から下部まで同径になっている。
【0027】
なお、図7は、水抜き穴4の別の形状を示す拡大図である。図7に示す水抜き穴4の円錐部43は、図6に示す円錐部41と同様に、上部直径がA、下部直径がBであるが、上部から深さEの部分は同径で、その下側の深さFの部分において、上部から下部へと縮径している。このように、円錐部は、上部から下部へ縮径していればよく、必ずしも上部から下部まで均一に縮径している必要はない。
【0028】
次に、図8を参照して、栽培室5の底面(底板11の底面)に設けられた溝部13について説明する。複数の水抜き穴4を囲むように設けられた溝部13は、図8に示すように、底板11から上方に向けて形成されており、水抜き穴4の足部の下部位置(水の落下出口)よりも上方に向けて凹んでいる。これにより、水抜き穴4の足部の下部位置(水の落下出口)から出た水の一部が落下しきれなかった場合に、溝部13を越えていかないようになっている。
【0029】
次に、図9乃至図12を参照して本実施形態に係るプランター付水槽100の使用時の状態について説明する。以下では、実施形態1(図9及び図10)と実施形態2(図11及び図12)に分けて説明する。
【0030】
(実施形態1)
図9は、実施形態1におけるプランター1の内部を示す図であり、図10は、図9の一部拡大図である。プランター1の栽培室15の内部には、内底に網7が敷かれており、その上に植栽基盤として竹炭6が充填されている。使用する竹炭6は、粒径5mm〜10mm程度のものを用いることが好ましく、網7の網目は使用する竹炭6が通過しない程度の大きさとする。また、竹炭6は使用前に熱湯煮沸処理を行って、竹炭エキス(油)を出しておくとよい。なお、ポンプ3の濾過フィルターにも同様に竹炭を用いることが好ましい。
【0031】
植栽基盤である竹炭6には、植物(図示しない)が植えられおり、この状態でプランター1が水槽2の上方に設置され、ポンプ3を稼働させることにより水の循環が行われる。ポンプ3により取水された水槽2内の水は、給水管5に運ばれて、給水管5に形成された複数の給水穴53から落下して、プランター1の内部へ給水される。給水された水は、植栽基盤である竹炭6の層を通過し、網7を潜り抜けて、プランター1の内底へと到達する。そして、内底に到達した水は、水抜き穴4から水槽2内へと落下する。以上により、プランター1と水槽2との間で水の循環が行われる。
【0032】
(実施形態2)
図11は、実施形態2におけるプランター1の内部を示す図であり、図12は、図11の一部拡大図である。実施形態2は実施形態1とほぼ同様の構成であるが、実施形態2においては、プランター1の内底に底上げ部材8を設けた点が異なっている。図11及び図12に示すように、実施形態2においては、プランター1の内底に底上げ部材8が設けられており、その上に網7が敷かれ、竹炭6が充填されている。底上げ部材8を設けることにより、プランター1内の植栽基盤(竹炭6)の下面と水抜き穴4との間に空間9が形成されている。
【0033】
ポンプ3により取水されプランター1の内部へ給水された水は、植栽基盤である竹炭6の層を通過し、網7を潜り抜けて、プランター1の内底へと到達する。このとき内底には空間9が存在するため、到達した水は空間9を通ってプランター1の内底全体に広がり、水抜き穴4から水槽2内へと落下する。なお、底上げ部材8は空間9を形成しつつ水を通過させるものであれば特に限定されないが、例えば空間9の高さの脚を有する網状部材等を用いることができる。
【0034】
本実施形態に係るプランター付水槽100は、以上のように構成されているので、次のような作用効果を奏する。
【0035】
本実施形態においては、プランター1の底板11に設けた水抜き穴4を、上部から下部へと縮径する円錐部41と、円錐部41の下側に接続された上部から下部まで同径の足部42とからなる漏斗状に形成している。そのため、ポンプ3により水槽2から取水されてプランター1に給水された水は、プランター1内の植栽基盤(竹炭6)を通過して内底に到達し、水抜き穴4の円錐部41から勢いよく流入して集められた後、足部42を通って柱状になって落下する。そして、柱状になって落下した水は、水槽2内の水の深部まで潜り込みながら水槽2内に気泡を充満させ、充満した気泡が水に溶け込み、水槽2内の溶存酸素量が増加する。このようにして溶存酸素量が増加した水を循環させることで、竹炭6への酸素供給量を増加させ、竹炭6に生息する微生物の活動を促進させて、水の浄化作用を高めることができる。
【0036】
このとき、水抜き穴4が円錐部41だけで形成されていると、水が出口から散らばって落下するため、水槽2内の水の深部まで潜り込むことはできない。一方、足部42だけで形成されていると、内底の水を効果的に集めることができない。
【0037】
また、プランター1の底面に、水抜き穴4を囲むように、水抜き穴4の足部42の下部位置よりも上方に向けて凹んだ溝部13を設けている。そのため、足部42を通って落下する水の一部が、プランター1の底面に付着したとしても、プランター1の側面に到達する前に溝部13に遮られるので、プランター1の側面が水で汚れるのを防止することができる。また、水がプランター1の側面に到達して外側に漏れることがないので、循環する水が漏れて減少するのを防止することができる。
【0038】
また、本実施形態のうち実施形態2においては、プランター1の内底に底上げ部材8を設け、プランター1内の植栽基盤(竹炭6)の下面と水抜き穴4との間に空間9を形成している。そのため、プランター1内の植栽基盤(竹炭6)を通過して内底に到達した水が、形成された空間9を通ってプランター1の内底全体に広がるため、多くの水抜き穴4から水を落下させることができる。従って、プランター1の内底に水が溜まりにくく、水を円滑に循環させることができる。ポンプ3の出力を上げて水の循環量を増やすことも可能である。特に、プランター1への水の供給がプランター1の上側から満遍なく行われず、例えば中央に偏ったような場合(給水管5が1本で中央のみに配置されたような場合)でも、多くの水抜き穴4から水を落下させることができるので効果的である。
【0039】
以上、本実施形態によれば、溶存酸素量の増加により水槽2の水の浄化作用を高めて、水槽2の水の交換サイクルを長くし、できるだけ補水のみで対応できるようにしたプランター付水槽100を提供することができる。
【実施例】
【0040】
本出願人が実施した内容は以下の通りである。プランター1の材料として厚さ12mmのプラスチック材を使用した。水抜き穴4は、円錐部41を上部直径A(9mm)、下部直径B(3mm)、深さC(6mm)、足部42を上部直径(=下部直径)B(3mm)、深さD(6mm)とし、10cm2あたり25個設けた。ポンプ3により水を循環させたところ、水抜き穴4から柱状に水が落ち、水槽2内の水の深部まで潜り込む様子が確認できた。
【符号の説明】
【0041】
1 プランター
2 水槽
3 ポンプ
4 水抜き穴
5 給水管
6 竹炭
7 網
8 底上げ部材
9 空間部
11 底板
12 壁板
13 溝部
14 ポンプ室
15 栽培室
31 取水口
32 取水管
41 円錐部
42 足部
43 円錐部
51 連結部材
52 端部材
53 給水穴
100 プランター付水槽
W 水
WL 水位
【技術分野】
【0001】
本発明は、水耕栽培用のプランターと水生動植物飼育栽培用の水槽とを備えた、プランター付水槽に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、水耕栽培用のプランターと水生動植物飼育栽培用の水槽とを組み合わせるとともに、水槽とプランターとの間で水を循環させるようにした装置が提案されている。例えば、特許文献1には、金魚槽1と野菜栽培棚9との間で水を循環させて、金魚の飼育と野菜の栽培を同時に行うようにした発明が記載されている。また、特許文献2には、水槽6と栽培床4との間で水を循環させて、水棲小動物の飼育と水耕栽培を同時に行うようにした発明が記載されている。
【0003】
これに対して、本出願人は水槽の水の交換サイクルを長くすることを企図して、特許文献3に記載された、竹炭を水質浄化材として使用したプランター一体式水槽を提案した。このプランター一体式水槽においては、水槽内の水を竹炭の層に通過させて循環させることで、竹炭の持つ多数の微細な孔に魚類の排泄物等の有機物を吸着させ、さらに竹炭に生息する微生物によって有機物から発生するアンモニアを分解させて、魚類に比較的無害な硝酸塩に還元するようになっている。また、発生したアンモニア、硝酸塩等は植物に養分として吸収させるようになっている。このプランター一体式水槽は、上記の仕組みにより水質を浄化安定させて水槽の水の交換サイクルを長くするようにしたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開昭59−210836号公報
【特許文献2】特開平3−35736号公報
【特許文献3】実用新案登録第3130947号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献3によって、水槽の水の交換サイクルを長くすることはできるが、水の交換自体を完全になくすことは難しい。従って、交換サイクルをさらに長くして、できるだけ補水のみで対応できるようにするためには、水槽の水の浄化作用をさらに高める必要がある。そのためには、水槽内の水の溶存酸素量を増加させて、竹炭に生息する微生物の活動を促進させることが効果的である。
【0006】
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、溶存酸素量の増加により水槽の水の浄化作用を高めて、水槽の水の交換サイクルを長くし、できるだけ補水のみで対応できるようにしたプランター付水槽を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る発明のプランター付水槽は、水耕栽培用のプランターと、水生動植物飼育栽培用の水槽と、前記水槽内の水を取水して前記プランター内に給水するポンプとを備え、前記給水された水を前記プランターの底板に設けた水抜き穴から前記水槽内に落下させて循環させるプランター付水槽であって、前記プランター内の植栽基盤に竹炭を用いるとともに、前記水抜き穴を、上部から下部へと縮径する円錐部と、前記円錐部の下側に接続された上部から下部まで同径の足部とからなる漏斗状に形成したことを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のプランター付水槽において、前記プランターの内底に底上げ部材を設け、前記プランター内の植栽基盤の下面と前記水抜き穴との間に空間を形成するようにしたことを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載のプランター付水槽において、前記プランターの底面に、前記水抜き穴を囲むように、前記水抜き穴の足部の下部位置よりも上方に向けて凹んだ溝部を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の発明のプランター付水槽においては、プランターの底板に設けた水抜き穴を、上部から下部へと縮径する円錐部と、円錐部の下側に接続された上部から下部まで同径の足部とからなる漏斗状に形成している。そのため、ポンプにより水槽から取水されてプランターに給水された水は、プランター内の植栽基盤を通過して内底に到達し、水抜き穴の円錐部から勢いよく流入して集められた後、足部を通って柱状になって落下する。そして、柱状になって落下した水は、水槽内の水の深部まで潜り込みながら水槽内に気泡を充満させ、充満した気泡が水に溶け込み、水槽内の溶存酸素量が増加する。このようにして溶存酸素量が増加した水を循環させることで、竹炭への酸素供給量を増加させ、竹炭に生息する微生物の活動を促進させて、水の浄化作用を高めることができる。
【0011】
このとき、水抜き穴が円錐部だけで形成されていると、水が出口から散らばって落下するため、水槽内の水の深部まで潜り込むことはできない。一方、足部だけで形成されていると、内底の水を効果的に集めることができない。
【0012】
また、請求項2に記載の発明においては、プランターの内底に底上げ部材を設け、プランター内の植栽基盤の下面と水抜き穴との間に空間を形成している。そのため、プランター内の植栽基盤を通過して内底に到達した水が、形成された空間を通ってプランターの内底全体に広がるため、多くの水抜き穴から水を落下させることができる。従って、プランターの内底に水が溜まりにくく、水を円滑に循環させることができる。ポンプの出力を上げて水の循環量を増やすことも可能である。特に、プランターへの水の供給がプランターの上側から満遍なく行われず、例えば中央に偏ったような場合でも、多くの水抜き穴から水を落下させることができるので効果的である。
【0013】
また、請求項3に記載の発明においては、プランターの底面に、水抜き穴を囲むように、水抜き穴の足部の下部位置よりも上方に向けて凹んだ溝部を設けている。そのため、足部を通って落下する水の一部が、プランターの底面に付着したとしても、プランターの側面に到達する前に溝部に遮られるので、プランターの側面が水で汚れるのを防止することができる。また、水がプランターの側面に到達して外側に漏れることがないので、循環する水が漏れて減少するのを防止することができる。
【0014】
以上、本発明によれば、溶存酸素量の増加により水槽の水の浄化作用を高めて、水槽の水の交換サイクルを長くし、できるだけ補水のみで対応できるようにしたプランター付水槽を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態に係るプランター付水槽を示す正面図である。
【図2】プランターを示す縦断面図である。
【図3】プランターを示す平面図である。
【図4】プランターを示す底面図である。
【図5】プランターの水抜き穴を示す一部拡大断面図である。
【図6】水抜き穴の形状を示す拡大図である。
【図7】水抜き穴の別の形状を示す拡大図である。
【図8】プランターの溝部を示す一部拡大断面図である。
【図9】実施形態1におけるプランターの内部を示す図である。
【図10】図9の一部拡大図である。
【図11】実施形態2におけるプランターの内部を示す図である。
【図12】図11の一部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、図1乃至図12を参照して、本発明の実施形態に係るプランター付水槽について説明する。最初に、図1を参照して、本実施形態に係るプランター付水槽100の全体構成について説明する。図1は、プランター付水槽100を示す正面図である。プランター付水槽100は、主として、植物の水耕栽培用のプランター1と、水生動植物飼育栽培用の水槽2と、水槽2内の水を取水してプランター1内に給水するポンプ3とを備えている。
【0017】
プランター1は、水槽2の上方に配置された箱型容器であり、内部の植栽基盤には観葉植物や野菜などが植えられている。水槽2は、プランター1の下方に配置された箱型容器であり、内部には魚が入れられ、また水草が植えられている。
【0018】
ポンプ3は、水槽2内の水を取水してプランター1内に給水するためのものであり、プランター1の中に格納されている。なお、ポンプ3はプランター1の中ではなく、別途外側に配置するようにしてもよい。ポンプ3の一端には、取水管32が接続されており、取水管32の先端の取水口31が水槽2内の水中に差し込まれて、取水口31から水を吸い上げるようになっている。また、ポンプ3の内部には通過する水を濾過する濾過フィルターが設けられている。
【0019】
一方、ポンプ3の他端には連結部材51を介して給水管5が接続されている。給水管5は、プランター1内の植物の間を縫うようにして、プランター1の上方に端から端まで延設されており、先端が端部材52に接続されている。給水管5には長手方向に間隔を空けて複数の給水穴が形成されており、給水穴からプランター1内に水が給水されるようになっている。プランター1内に給水された水は、後述するように、プランター1の底板に設けた水抜き穴から水槽2内に落下し循環するようになっている。
【0020】
次に、図2乃至図4を参照して、プランター1の構造について説明する。図2、図3、図4は、それぞれ、プランター1を示す縦断面図、平面図、底面図である。なお、各図には、プランター1に加えて、ポンプ3、給水管5等も記載されている。
【0021】
プランター1は、上面が開口した箱型容器であり、壁板12によって、ポンプ室14と栽培室15に区分されている。ポンプ室14には、ポンプ3が配置されており、ポンプ室14の底面にはポンプ3に接続された取水管32が貫通している。
【0022】
また、連結部材51を介してポンプ3に接続された給水管5が、栽培室15の上方に端から端まで延設されて端部材52に接続されている。この給水管5は、プランター1の栽培室15の幅方向中央部分に沿って延設されている。なお、本実施形態では給水管5を1本設けたが、複数本設けるようにしてもよい。ただし、植物の間を縫うように設ける必要があるため、あまり多いと外観上見苦しく、少ない方が好ましい。
【0023】
栽培室5の底板11には、複数の水抜き穴4が全面に亘って設けられている。水抜き穴4は、後述するように漏斗状に形成されており、プランター1の内底側が大径で、プランター1の底面側が小径になっている。
【0024】
また、図4に示すように、栽培室5の底面(底板11の底面)には、複数の水抜き穴4を囲むように、溝部13が設けられている。
【0025】
次に、図5乃至図7を参照して、水抜き穴4の形状について説明する。図5は、プランター1の水抜き穴4を示す一部拡大断面図であり、図6は、水抜き穴4の形状を示す拡大図である。
【0026】
水抜き穴4は、図5及び図6に示すように、漏斗状であり、プランター1の底板11に複数並んで形成されている。ここで水抜き穴4の形状をより詳細に説明する。水抜き穴4は、円錐部41と足部42から形成されている。円錐部41は、上部直径がA、下部直径がB、深さがCの円錐状であり、上部から下部へと縮径している。一方、足部42は、円錐部41の下側に接続されており、上部直径B、下部直径B、深さDの円筒状であり、上部から下部まで同径になっている。
【0027】
なお、図7は、水抜き穴4の別の形状を示す拡大図である。図7に示す水抜き穴4の円錐部43は、図6に示す円錐部41と同様に、上部直径がA、下部直径がBであるが、上部から深さEの部分は同径で、その下側の深さFの部分において、上部から下部へと縮径している。このように、円錐部は、上部から下部へ縮径していればよく、必ずしも上部から下部まで均一に縮径している必要はない。
【0028】
次に、図8を参照して、栽培室5の底面(底板11の底面)に設けられた溝部13について説明する。複数の水抜き穴4を囲むように設けられた溝部13は、図8に示すように、底板11から上方に向けて形成されており、水抜き穴4の足部の下部位置(水の落下出口)よりも上方に向けて凹んでいる。これにより、水抜き穴4の足部の下部位置(水の落下出口)から出た水の一部が落下しきれなかった場合に、溝部13を越えていかないようになっている。
【0029】
次に、図9乃至図12を参照して本実施形態に係るプランター付水槽100の使用時の状態について説明する。以下では、実施形態1(図9及び図10)と実施形態2(図11及び図12)に分けて説明する。
【0030】
(実施形態1)
図9は、実施形態1におけるプランター1の内部を示す図であり、図10は、図9の一部拡大図である。プランター1の栽培室15の内部には、内底に網7が敷かれており、その上に植栽基盤として竹炭6が充填されている。使用する竹炭6は、粒径5mm〜10mm程度のものを用いることが好ましく、網7の網目は使用する竹炭6が通過しない程度の大きさとする。また、竹炭6は使用前に熱湯煮沸処理を行って、竹炭エキス(油)を出しておくとよい。なお、ポンプ3の濾過フィルターにも同様に竹炭を用いることが好ましい。
【0031】
植栽基盤である竹炭6には、植物(図示しない)が植えられおり、この状態でプランター1が水槽2の上方に設置され、ポンプ3を稼働させることにより水の循環が行われる。ポンプ3により取水された水槽2内の水は、給水管5に運ばれて、給水管5に形成された複数の給水穴53から落下して、プランター1の内部へ給水される。給水された水は、植栽基盤である竹炭6の層を通過し、網7を潜り抜けて、プランター1の内底へと到達する。そして、内底に到達した水は、水抜き穴4から水槽2内へと落下する。以上により、プランター1と水槽2との間で水の循環が行われる。
【0032】
(実施形態2)
図11は、実施形態2におけるプランター1の内部を示す図であり、図12は、図11の一部拡大図である。実施形態2は実施形態1とほぼ同様の構成であるが、実施形態2においては、プランター1の内底に底上げ部材8を設けた点が異なっている。図11及び図12に示すように、実施形態2においては、プランター1の内底に底上げ部材8が設けられており、その上に網7が敷かれ、竹炭6が充填されている。底上げ部材8を設けることにより、プランター1内の植栽基盤(竹炭6)の下面と水抜き穴4との間に空間9が形成されている。
【0033】
ポンプ3により取水されプランター1の内部へ給水された水は、植栽基盤である竹炭6の層を通過し、網7を潜り抜けて、プランター1の内底へと到達する。このとき内底には空間9が存在するため、到達した水は空間9を通ってプランター1の内底全体に広がり、水抜き穴4から水槽2内へと落下する。なお、底上げ部材8は空間9を形成しつつ水を通過させるものであれば特に限定されないが、例えば空間9の高さの脚を有する網状部材等を用いることができる。
【0034】
本実施形態に係るプランター付水槽100は、以上のように構成されているので、次のような作用効果を奏する。
【0035】
本実施形態においては、プランター1の底板11に設けた水抜き穴4を、上部から下部へと縮径する円錐部41と、円錐部41の下側に接続された上部から下部まで同径の足部42とからなる漏斗状に形成している。そのため、ポンプ3により水槽2から取水されてプランター1に給水された水は、プランター1内の植栽基盤(竹炭6)を通過して内底に到達し、水抜き穴4の円錐部41から勢いよく流入して集められた後、足部42を通って柱状になって落下する。そして、柱状になって落下した水は、水槽2内の水の深部まで潜り込みながら水槽2内に気泡を充満させ、充満した気泡が水に溶け込み、水槽2内の溶存酸素量が増加する。このようにして溶存酸素量が増加した水を循環させることで、竹炭6への酸素供給量を増加させ、竹炭6に生息する微生物の活動を促進させて、水の浄化作用を高めることができる。
【0036】
このとき、水抜き穴4が円錐部41だけで形成されていると、水が出口から散らばって落下するため、水槽2内の水の深部まで潜り込むことはできない。一方、足部42だけで形成されていると、内底の水を効果的に集めることができない。
【0037】
また、プランター1の底面に、水抜き穴4を囲むように、水抜き穴4の足部42の下部位置よりも上方に向けて凹んだ溝部13を設けている。そのため、足部42を通って落下する水の一部が、プランター1の底面に付着したとしても、プランター1の側面に到達する前に溝部13に遮られるので、プランター1の側面が水で汚れるのを防止することができる。また、水がプランター1の側面に到達して外側に漏れることがないので、循環する水が漏れて減少するのを防止することができる。
【0038】
また、本実施形態のうち実施形態2においては、プランター1の内底に底上げ部材8を設け、プランター1内の植栽基盤(竹炭6)の下面と水抜き穴4との間に空間9を形成している。そのため、プランター1内の植栽基盤(竹炭6)を通過して内底に到達した水が、形成された空間9を通ってプランター1の内底全体に広がるため、多くの水抜き穴4から水を落下させることができる。従って、プランター1の内底に水が溜まりにくく、水を円滑に循環させることができる。ポンプ3の出力を上げて水の循環量を増やすことも可能である。特に、プランター1への水の供給がプランター1の上側から満遍なく行われず、例えば中央に偏ったような場合(給水管5が1本で中央のみに配置されたような場合)でも、多くの水抜き穴4から水を落下させることができるので効果的である。
【0039】
以上、本実施形態によれば、溶存酸素量の増加により水槽2の水の浄化作用を高めて、水槽2の水の交換サイクルを長くし、できるだけ補水のみで対応できるようにしたプランター付水槽100を提供することができる。
【実施例】
【0040】
本出願人が実施した内容は以下の通りである。プランター1の材料として厚さ12mmのプラスチック材を使用した。水抜き穴4は、円錐部41を上部直径A(9mm)、下部直径B(3mm)、深さC(6mm)、足部42を上部直径(=下部直径)B(3mm)、深さD(6mm)とし、10cm2あたり25個設けた。ポンプ3により水を循環させたところ、水抜き穴4から柱状に水が落ち、水槽2内の水の深部まで潜り込む様子が確認できた。
【符号の説明】
【0041】
1 プランター
2 水槽
3 ポンプ
4 水抜き穴
5 給水管
6 竹炭
7 網
8 底上げ部材
9 空間部
11 底板
12 壁板
13 溝部
14 ポンプ室
15 栽培室
31 取水口
32 取水管
41 円錐部
42 足部
43 円錐部
51 連結部材
52 端部材
53 給水穴
100 プランター付水槽
W 水
WL 水位
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水耕栽培用のプランターと、水生動植物飼育栽培用の水槽と、前記水槽内の水を取水して前記プランター内に給水するポンプとを備え、前記給水された水を前記プランターの底板に設けた水抜き穴から前記水槽内に落下させて循環させるプランター付水槽であって、
前記プランター内の植栽基盤に竹炭を用いるとともに、
前記水抜き穴を、上部から下部へと縮径する円錐部と、前記円錐部の下側に接続された上部から下部まで同径の足部とからなる漏斗状に形成したことを特徴とするプランター付水槽。
【請求項2】
前記プランターの内底に底上げ部材を設け、前記プランター内の植栽基盤の下面と前記水抜き穴との間に空間を形成するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のプランター付水槽。
【請求項3】
前記プランターの底面に、前記水抜き穴を囲むように、前記水抜き穴の足部の下部位置よりも上方に向けて凹んだ溝部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプランター付水槽。
【請求項1】
水耕栽培用のプランターと、水生動植物飼育栽培用の水槽と、前記水槽内の水を取水して前記プランター内に給水するポンプとを備え、前記給水された水を前記プランターの底板に設けた水抜き穴から前記水槽内に落下させて循環させるプランター付水槽であって、
前記プランター内の植栽基盤に竹炭を用いるとともに、
前記水抜き穴を、上部から下部へと縮径する円錐部と、前記円錐部の下側に接続された上部から下部まで同径の足部とからなる漏斗状に形成したことを特徴とするプランター付水槽。
【請求項2】
前記プランターの内底に底上げ部材を設け、前記プランター内の植栽基盤の下面と前記水抜き穴との間に空間を形成するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のプランター付水槽。
【請求項3】
前記プランターの底面に、前記水抜き穴を囲むように、前記水抜き穴の足部の下部位置よりも上方に向けて凹んだ溝部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプランター付水槽。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2011−135796(P2011−135796A)
【公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−296534(P2009−296534)
【出願日】平成21年12月26日(2009.12.26)
【特許番号】特許第4571226号(P4571226)
【特許公報発行日】平成22年10月27日(2010.10.27)
【出願人】(506119523)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年12月26日(2009.12.26)
【特許番号】特許第4571226号(P4571226)
【特許公報発行日】平成22年10月27日(2010.10.27)
【出願人】(506119523)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]