説明

プリントシステム、印刷装置及び電子機器

【課題】印刷時の待ち時間を有効に利用できるようにする。
【解決手段】プリンタ1にセットされている用紙3にメモリカード2内の画像データを印刷している間、プリンタ1のディスプレイ19に、「印刷中」のメッセージとともに、印刷中の画像にカレンダー合成、スタンプ合成、フレーム合成、マルチレイアウト合成等した加工画像を表示する。また、加工画像をディスプレイ19に表示しているときに、印刷釦18が押下されると、該加工画像の印刷予約を受ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記憶媒体内の画像を用紙に印刷する印刷装置を有するプリントシステム、印刷装置、デジタルカメラ等の電子機器、印刷方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
プリンタを用いた印刷処理には、プリンタに関する処理、画像データのロード、画像データの転送処理等の様々な処理を必要とするため、印刷終了までに相当の時間がかかるという問題点がある。特に、デジタルカメラで撮影された画像データが記録メディアに大量に記録されており、それら画像をプリント出力する場合、ユーザはプリントが全て終了するまで長い時間待たなければならない。
【0003】
【特許文献1】特開2002−120432号公報
【特許文献2】特開2004−328438号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の多くのプリンタにおいては、この印刷時の待ち時間において、ディスプレイに「印刷中」のメッセージを表示するのみであった。
【0005】
そういった点に鑑みて、特許文献1には、画像データの受信から印刷までのどの処理を実行中であるかを動的に又は逐次表示することが開示されている。印刷のどの処理を実行中かをユーザに知らせることにより、ユーザは印刷終了までにどの程度時間がかかるかの見当をつけることができる。しかしながら、印刷終了までの時間の見当はついても、ユーザは長い間暇を持て余してしまうことには変わりがない。
【0006】
また、特許文献2には、印刷時の待ち時間に音楽コンテンツを提供することが開示されている。しかしながら、印刷を行う場所によっては音楽コンテンツが再生するのが好ましくない状況も考えられる。
【0007】
本発明は以上のような状況に鑑みてなされたものであり、印刷時の待ち時間を有効に利用できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のプリントシステムは、記憶媒体内の画像を用紙に印刷する印刷装置を備えたプリントシステムであって、画像を表示する表示手段と、前記印刷装置による印刷中に、前記記憶媒体内の画像に所定の加工を施した加工画像を前記表示手段に表示する制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の印刷装置は、記憶媒体内の画像を用紙に印刷する印刷装置であって、画像を表示する表示手段と、印刷中に、前記記憶媒体内の画像に所定の加工を施した加工画像を前記表示手段に表示する制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の電子機器は、記憶媒体内の画像を用紙に印刷する印刷装置に接続される電子機器であって、画像を表示する表示手段と、前記印刷装置による印刷中に、前記記憶媒体内の画像に所定の加工を施した加工画像を前記表示手段に表示する制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の印刷方法は、記憶媒体内の画像を用紙に印刷する印刷装置を用いた印刷方法であって、前記印刷装置による印刷中に、前記記憶媒体内の画像に所定の加工を施した加工画像を表示手段に表示することを特徴とする。
本発明のプログラムは、記憶媒体内の画像を用紙に印刷する印刷装置を用いて印刷を実行するためのプログラムであって、前記印刷装置による印刷中に、前記記憶媒体内の画像に所定の加工を施した加工画像を表示手段に表示する処理をコンピュータに実行させる。
なお、本発明において「記憶媒体内の画像」とは、記憶媒体内に存在する画像データを印刷装置や外部機器に読み込んだものが含まれるものとする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、印刷装置による印刷中に、ユーザの画像を加工した加工画像を表示するようにしたので、ユーザはそれを鑑賞することができ、印刷時の待ち時間を有効に利用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明が適用される印刷装置であるプリンタ1の外観図及びそのインターフェース部の拡大図である。図1において、2はプリンタ1に着脱可能に装着されるメモリカード(記憶媒体)である。3はプリンタ1にセットされている用紙である。
【0011】
プリンタ1のインターフェース部において、電源釦11はプリンタ本体の電源を制御する。決定釦12は各種設定を決定する際に用いる。戻る釦13はプリント動作中の動作停止処理や、各種設定を取り消す際に用いる。上方向釦14は各種設定の選択項目を上に移動する際に用いる。下方向釦15は各種設定の選択項目を下に移動する際に用いる。左方向釦16は表示・選択画像を一つ前の画像に移動する際に用いる。右方向釦17は表示・選択画像を一つ後ろの画像に移動する際に用いる。印刷釦18は画像表示部19に表示している画像を印刷指定する際に用いる。ディスプレイ(画像表示部)19は外部メモリカード2内の画像を表示したり、プリンタ本体の設定画面を表示したりする。
【0012】
図2は、プリンタ1のハードウェア構成を示すブロック図である。101はCPUであり、プリンタ1の全体を制御し、各種データ演算を行う。102はRAMであり、CPU101の動作中に各種データを格納する。103はROMであり、CPU101で実行されるプログラムや各種データを予め格納しておく。104はユーザインターフェースモジュールであり、ユーザが操作するためのボタンの状態を読み取る。105はI/Oポート部であり、プリンタ1に接続された外部機器(デジタルカメラやパーソナルコンピュータ等)と接続しデータ送受信を行う。
【0013】
106はプリンタモジュールであり、プリントヘッドや給排紙モータ等を備え、外部メモリカード2から読み込まれた画像データを印刷する。107はイメージプロセスモジュールであり、メモリカード2内の画像を加工・編集する。108はビデオモジュールであり、ディスプレイ19に画像等の表示を行う。109は外部メモリカード2と接続するためメモリカードインターフェースである。110は電源となるバッテリである。
【0014】
図3は、本実施形態のプリンタ1の動作概要を説明するための図である。プリンタ1にセットされている用紙3にメモリカード2内の画像データを印刷している間、プリンタ1のディスプレイ19に、「印刷中」のメッセージとともに、メモリカード2内の画像、本実施形態では印刷中(印刷対象)の画像を加工した加工画像を表示する。加工内容としては、後からも説明するが、カレンダー合成、スタンプ合成、フレーム合成、マルチレイアウト合成等があり、ユーザが好みの加工を予め選択、設定できるようにすればよい。また、加工内容が複数種ある場合、過去の履歴により実行する加工が自動的に選択されるようにしてもよい。
【0015】
また、加工画像をディスプレイ19に表示しているときに、所定の操作として印刷釦18が押下されると、該加工画像の印刷予約を受ける。
【0016】
また、加工画像をディスプレイ19に表示してから所定時間T毎に、現在表示中の加工画像とは加工内容を変更したものをディスプレイ19に表示する。この場合に、加工内容をランダムに変更するようにしてもよいし、過去の履歴により例えば印刷予約が多かった順に加工内容を変更するようにしてもよい。この一連の動作を用紙3の印刷が終了するまで繰り返す。
【0017】
図4は、本実施形態のプリンタ1の動作を説明するためのフローチャートである。印刷が開始されると(ステップS101)、プリンタ1が有する画像処理機能によって印刷中の画像に所定の加工を施し(ステップS102)、その加工画像をディスプレイ19に表示する(ステップS103)。プリンタ1の画像処理機能による加工内容については後述する。
【0018】
次に、所定時間Tが経過したか否かを判断し(ステップS104)、経過していればステップS105に移行し、経過していなければステップS107に移行する。
【0019】
ステップS105では、印刷中の画像に、現在表示中の加工画像に対する加工とは異なる加工を施し、その加工画像をディスプレイ19に表示して(ステップS106)、ステップS109に移行する。
【0020】
一方、ステップS107では、印刷釦18が押下されているか否かを判断する。ステップS107において印刷釦18が押下されていれば、ディスプレイ19に表示中の加工画像の印刷予約を受け、印刷予約リストに追加する(ステップS108)。予約リストには、印刷対象の画像を指定する情報と加工内容を記載しても良いし、加工済みの画像を保存してその画像を印刷予約リストで印刷対象の画像として指定しても良い。ステップS107において印刷釦18が押下されていなければ、ステップS109に移行する。
【0021】
ステップS109では、印刷が終了したか否かを判断し、終了していなければステップS104に戻り、終了していれば本処理を終了する。
【0022】
以下、図5を参照して、プリンタ1の画像処理機能による加工内容について述べる。図5は、プリンタ1の画像処理機能による加工内容を説明するための表示例である。図5(a)に示すのは、加工対象画像(印刷中の画像)に、プリンタ1内に予め用意されているカレンダーデータを合成するカレンダー合成機能の例である。
【0023】
図5(a)では、月間カレンダーを合成している。この場合、加工対象画像(印刷中の画像)がデジタルカメラ等により撮影されたものであれば、その画像データから撮影日付を取得して、その撮影日付が含まれる月間カレンダーを合成するようにしてもよい。例えば撮影日付が2005年5月14日であれば、2005年5月の月間カレンダーを合成する。
【0024】
或いは、印刷時点の年月の月間カレンダーを合成するようにしてもよい。例えば印刷時点が2008年3月14日であれば、2008年3月の月間カレンダーを合成する。この場合に、印刷時点の日付が例えば20日以降であるときには、印刷時点の日付の翌月の月間カレンダーを組み合わせるようにしてもよい。例えば印刷時点が2008年3月28日であれば、2008年4月の月間カレンダーを合成する。
【0025】
或いは、印刷時点の年度で、加工対象画像の撮影月の月間カレンダーを合成するようにしてもよい。例えば撮影日付が2005年5月14日であり、印刷時点が2008年3月14日であれば、2008年5月の月間カレンダーを合成する。
【0026】
なお、ここでは月間カレンダーを説明したが、年間カレンダーを合成するようにしてもよい。
【0027】
図5(b)に示すのは、加工対象画像(印刷中の画像)に、プリンタ1内に予め用意されている画像やテキスト等のスタンプを合成するスタンプ合成機能の例である。
【0028】
図5(c)に示すのは、加工対象画像(印刷中の画像)に、プリンタ1内に予め用意されているフレームデータを合成するフレーム合成機能の例である。
【0029】
図5(d)に示すのは、メモリカード2内の複数の画像を組み合わせるマルチレイアウト合成機能の例である。加工対象画像(印刷中の画像)に、メモリカード2内の他の画像を組み合わせて1つの画像データを作成する。この場合、加工対象画像(印刷中の画像)がデジタルカメラ等により撮影されたものであれば、その画像データから撮影日付を取得して、その撮影日付に近い撮影日付の画像が外部メモリカード2から自動的に選択されるようにすればよい。或いは、加工対象画像(印刷中の画像)と色情報の近い画像が外部メモリカード2から自動的に選択されるようにすればよい。
【0030】
以上述べたように、プリント中の待ち時間に、印刷中の画像を自動的に加工処理したものがディスプレイ19に表示されるので、それを観賞することができる。また、気に入った加工画像が作成、表示されれば、プリント予約もできるので、印刷時間を有効に過ごすことができると考えられる。プリント予約された加工画像は、現在の印刷が終了後に自動的に印刷を開始しても良いし、後にユーザがプリント予約の実行開始の指示を行ったときに加工画像の印刷を開始しても良い。
【0031】
なお、本実施形態では、加工対象画像を印刷中の画像としたが、メモリカード2内の他の画像としてもよい。
【0032】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態においてプリンタ1が有していた画像処理機能及びその表示機能を、プリンタ1に接続される電子機器であるデジタルカメラ4が有するようにした例である(図8を参照)。
【0033】
図6は、本発明が適用されるデジタルカメラ4の外観図である。電源釦41はデジタルカメラ本体の電源を制御する。再生釦42はデジタルカメラ4の再生モードと撮影モードの切り替えを制御する。戻る釦43は各種設定を取り消す際に用いる。決定釦44は各種設定を決定する際に用いる。上方向釦45は各種設定の選択項目を上に移動する際に用いる。下方向釦46は各種設定の選択項目を下に移動する際に用いる。左方向釦47は表示・選択画像を一つ前の画像に移動する際に用いる。右方向釦48は表示・選択画像を一つ後ろの画像に移動する際に用いる。ディスプレイ(画像表示部)49は、撮影映像や外部メモリカード5内の画像を表示したり、デジタルカメラ本体の設定画面を表示したりする。
【0034】
図7は、プリンタ1及びデジタルカメラ4のハードウェア構成を示すブロック図である。プリンタ1のハードウェア構成は、第1の実施形態のものと同様であり、図2と同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。
【0035】
デジタルカメラ4のハードウェア構成において、401はCPUであり、デジタルカメラ4の全体を制御し、各種データ演算を行う。402はRAMであり、CPU401の動作中に各種データを格納する。403はROMであり、CPU401で実行されるプログラムや各種データを予め格納しておく。404はユーザインターフェースモジュールであり、ユーザが操作するためのボタンの状態を読み取る。405はI/Oポート部であり、プリンタ1やパーソナルコンピュータ等と接続しデータ送受信を行う。
【0036】
406は撮影モジュールであり、レンズを通して入ってきた光を撮像素子にてデジタル信号に変換し、外部メモリカード5に保存する。407はイメージプロセスモジュールであり、撮影画像を加工・編集する。408はビデオモジュールであり、装置上のディスプレイに画像等の表示を行う。409は外部メモリカード5と接続するためメモリカードインターフェースである。410は電源となるバッテリである。
【0037】
図8は、本実施形態のプリンタ1及びデジタルカメラ4の動作概要を説明するための図である。プリンタ1にセットされている用紙3にデジタルカメラ4に装着されたメモリカード5内の画像データを印刷している間、デジタルカメラ4のディスプレイ49に、「印刷中」のメッセージとともに、メモリカード5内の画像、本実施形態では印刷中(印刷対象)の画像を加工した加工画像を表示する。第1の実施形態でも述べたように、加工内容としては、カレンダー合成、スタンプ合成、フレーム合成、マルチレイアウト合成等がある。
【0038】
また、第1の実施形態と同様に、加工画像をディスプレイ49に表示しているときに、所定の操作として決定釦44が押下されると、該加工画像の印刷予約を受ける。
【0039】
また、第1の実施形態と同様に、加工画像をディスプレイ49に表示してから所定時間毎に、現在表示中の加工画像とは加工内容を変更したものをディスプレイ49に表示する。この一連の動作を用紙3の印刷が終了するまで繰り返す。
【0040】
図9は、本実施形態のデジタルカメラ4の動作を説明するためのフローチャートである。印刷が開始されると(ステップS201)、デジタルカメラ4が有する画像処理機能によって印刷中の画像に所定の加工を施し(ステップS202)、その加工画像をディスプレイ49に表示する(ステップS203)。デジタルカメラ4の画像処理機能による加工内容については、第1の実施形態と同様である。
【0041】
次に、所定時間Tが経過したか否かを判断し(ステップS204)、経過していればステップS205に移行し、経過していなければステップS207に移行する。
【0042】
ステップS205では、印刷中の画像に、現在表示中の加工画像に対する加工とは異なる加工を施し、その加工画像をディスプレイ49に表示して(ステップS206)、ステップS209に移行する。
【0043】
一方、ステップS207では、決定釦44が押下されているか否かを判断する。ステップS207において決定釦44が押下されていれば、ディスプレイ49に表示中の加工画像の印刷予約を受け、印刷予約リストに追加する(ステップS208)。この処理が、本発明でいう予約処理例である。ステップS207において決定釦44が押下されていなければ、ステップS209に移行する。
【0044】
ステップS209では、印刷が終了したか否かを判断し、終了していなければステップS204に戻り、終了していれば本処理を終了する。
【0045】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。第3の実施形態は、第1の実施形態と画像の加工内容を異ならせた例である。なお、本実施形態のプリンタ6のハードウェア構成等は第1の実施形態のプリンタ1と同様であり、以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
【0046】
図10は、本実施形態のプリンタ6の動作概要を説明するための図である。プリンタ6にセットされている用紙8にメモリカード7内の画像データを印刷している間、プリンタ6のディスプレイ9に、「印刷中」のメッセージとともに、印刷中(印刷対象)の画像を加工した加工画像を表示する。本実施形態では、プリンタ6による印刷の様子を紙の動きと共に表現した動画を生成して、ディスプレイ9に表示する。
【0047】
図11は、本実施形態のプリンタ6の動作を説明するためのフローチャートである。印刷が開始されると(ステップS301)、印刷中か否かを判定する(ステップS302)。ステップS302において印刷中であれば、プリンタ6の印刷状態を読み取り(ステップS303)、その印刷状態に基づいて印刷中の画像を加工した加工画像、すなわち印刷の様子を紙の動きと共に表現した動画をディスプレイ9に表示する(ステップS304)。ステップS302において印刷が終了していれば、本処理を終了する。
【0048】
なお、本発明の目的は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給することによっても達成される。この場合、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。
【0049】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0050】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0051】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけに限らない。例えば、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現されてもよい。
【0052】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる形態でもよい。この場合メモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】第1の実施形態のプリンタを示す図である。
【図2】第1の実施形態のプリンタのハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施形態のプリンタの動作概要を説明するための図である。
【図4】第1の実施形態のプリンタの動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】第1の実施形態のプリンタの画像処理機能による加工内容を説明するための表示例を示す図である。
【図6】第2の実施形態のデジタルカメラを示す図である。
【図7】第2の実施形態のプリンタ及びデジタルカメラのハードウェア構成を示すブロック図である。
【図8】第2の実施形態のプリンタ及びデジタルカメラの動作概要を説明するための図である。
【図9】第2の実施形態のデジタルカメラの動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】第3の実施形態のプリンタの動作概要を説明するための図である。
【図11】第3の実施形態のプリンタの動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0054】
1:プリンタ
2:メモリカード
3:用紙
4:デジタルカメラ
5:メモリカード
6:プリンタ
7:メモリカード
8:用紙
9:ディスプレイ
18:印刷釦
19:ディスプレイ
44:決定釦
49:ディスプレイ
101:CPU
102:RAM
103:ROM
104:ユーザインターフェースモジュール
105:I/Oポート部
106:プリントモジュール
107:イメージプロセスモジュール
108:メモリカードインターフェース
109:ビデオモジュール
110:バッテリ
401:CPU
402:RAM
403:ROM
404:ユーザインターフェースモジュール
405:I/Oポート部
406:撮像モジュール
407:イメージプロセスモジュール
408:メモリカードインターフェース
409:ビデオモジュール
410:バッテリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶媒体内の画像を用紙に印刷する印刷装置を備えたプリントシステムであって、
画像を表示する表示手段と、
前記印刷装置による印刷中に、前記記憶媒体内の画像に加工を施した加工画像を前記表示手段に表示する制御手段とを備えたことを特徴とするプリントシステム。
【請求項2】
前記制御手段は所定時間毎に加工内容を変更して表示することを特徴とする請求項1に記載のプリントシステム。
【請求項3】
前記加工画像を前記表示手段に表示しているときに、所定の操作により該加工画像の印刷予約を受ける予約手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のプリントシステム。
【請求項4】
前記加工の対象となる画像は、前記印刷装置で印刷中の画像であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプリントシステム。
【請求項5】
前記加工は、前記記憶媒体内の画像にカレンダーを合成する加工を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプリントシステム。
【請求項6】
前記加工は、前記記憶媒体内の画像にスタンプを合成する加工を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプリントシステム。
【請求項7】
前記加工は、前記記憶媒体内の画像にフレームを合成する加工を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプリントシステム。
【請求項8】
前記加工は、前記記憶媒体内の複数の画像を組み合わせるマルチレイアウト合成を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプリントシステム。
【請求項9】
前記加工は、前記印刷装置による印刷の様子を紙の動きと共に表現した動画を生成する加工であることを特徴とする請求項1に記載のプリントシステム。
【請求項10】
前記制御手段による加工内容が複数種あり、過去の履歴により実行する加工を自動選択することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のプリントシステム。
【請求項11】
前記印刷装置が前記制御手段を備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のプリントシステム。
【請求項12】
前記印刷装置に接続された外部機器が前記制御手段を備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のプリントシステム。
【請求項13】
記憶媒体内の画像を用紙に印刷する印刷装置であって、
画像を表示する表示手段と、
印刷中に、前記記憶媒体内の画像に所定の加工を施した加工画像を前記表示手段に表示する制御手段とを備えたことを特徴とする印刷装置。
【請求項14】
記憶媒体内の画像を用紙に印刷する印刷装置に接続される電子機器であって、
画像を表示する表示手段と、
前記印刷装置による印刷中に、前記記憶媒体内の画像に所定の加工を施した加工画像を前記表示手段に表示する制御手段とを備えたことを特徴とする電子機器。
【請求項15】
記憶媒体内の画像を用紙に印刷する印刷装置を用いた印刷方法であって、
前記印刷装置による印刷中に、前記記憶媒体内の画像に所定の加工を施した加工画像を表示手段に表示することを特徴とする印刷方法。
【請求項16】
記憶媒体内の画像を用紙に印刷する印刷装置を用いて印刷を実行するためのプログラムであって、
前記印刷装置による印刷中に、前記記憶媒体内の画像に所定の加工を施した加工画像を表示手段に表示する処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−5823(P2010−5823A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−165053(P2008−165053)
【出願日】平成20年6月24日(2008.6.24)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】