ヘッジホッグシグナリングのRNA干渉モジュレーター及びその利用
【課題】本発明は、RNA干渉(RNAi)を利用するヘッジホッグシグナリングと拮抗するための方法及び試薬を提供すること。
【解決手段】望ましくない細胞の成長、増殖又は生存の少なくとも一つを阻止するためのヘッジホッグRNAiアンタゴニストであって、該細胞は哺乳動物の細胞でありShhを発現し、該ヘッジホッグRNAiアンタゴニストは、ヘッジホッグ経路の正のレギュレーターである標的配列に対するものであり、該標的配列はShh遺伝子であり、該細胞を有効量の該ヘッジホッグRNAiアンタゴニストと接触させることが細胞の成長、増殖又は生存の少なくとも一つを減少させ、該ヘッジホッグRNAiアンタゴニストは、SEQ ID No:5〜6、9〜12いずれかの核酸配列と少なくとも90%同一である配列を有することを特徴とする、当該ヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【解決手段】望ましくない細胞の成長、増殖又は生存の少なくとも一つを阻止するためのヘッジホッグRNAiアンタゴニストであって、該細胞は哺乳動物の細胞でありShhを発現し、該ヘッジホッグRNAiアンタゴニストは、ヘッジホッグ経路の正のレギュレーターである標的配列に対するものであり、該標的配列はShh遺伝子であり、該細胞を有効量の該ヘッジホッグRNAiアンタゴニストと接触させることが細胞の成長、増殖又は生存の少なくとも一つを減少させ、該ヘッジホッグRNAiアンタゴニストは、SEQ ID No:5〜6、9〜12いずれかの核酸配列と少なくとも90%同一である配列を有することを特徴とする、当該ヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
望ましくない細胞の成長、増殖又は生存の少なくとも一つを阻止するためのヘッジホッグRNAiアンタゴニストであって、該細胞は哺乳動物の細胞でありShhを発現し、該ヘッジホッグRNAiアンタゴニストは、ヘッジホッグ経路の正のレギュレーターである標的配列に対するものであり、該標的配列はShh遺伝子であり、該細胞を有効量の該ヘッジホッグRNAiアンタゴニストと接触させることが細胞の成長、増殖又は生存の少なくとも一つを減少させ、該ヘッジホッグRNAiアンタゴニストは、SEQ ID No:5〜6、9〜10いずれかの核酸配列と同一である配列を有することを特徴とする、当該ヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項2】
前記の細胞が、gli遺伝子を発現する、請求項1に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項3】
前記の望ましくない細胞増殖が、癌である、請求項1に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項4】
前記の望ましくない細胞増殖が、良性の肥厚である、請求項1に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項5】
前記の癌が、泌尿生殖器癌である、請求項3に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項6】
前記の癌が、悪性の神経膠腫、髄膜腫、髄芽細胞腫、神経外胚葉性腫瘍又は上衣細胞腫を含む神経系の癌である、請求項3に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項7】
前記の癌が、肺、前立腺、乳房、卵巣、子宮、筋肉、膀胱、結腸、腎臓、膵臓及び肝臓組織の少なくとも一つと関係している、請求項4に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項8】
前記の前立腺と関係する癌が、腺癌である、請求項7に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項9】
望ましくない細胞増殖が、望ましくない血管形成である、請求項1に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項10】
望ましくない血管形成が、新血管新生疾患、加齢関連黄斑変性、糖尿病性網膜症、未熟児網膜症、角膜移植の拒絶、新血管新生性緑内障、水晶体後繊維増殖症、流行性角結膜炎、ビタミンA欠乏症、コンタクトレンズ疲労症、アトピー性角膜炎、上輪部角結膜炎、表皮爪膜乾燥症、シェーグレン酒性座瘡、フリクテン症、梅毒、ミコバクテリア感染症、脂質退行変性、化学的火傷、細菌性潰瘍、真菌性潰瘍、単純ヘルペス感染症、帯状疱疹、原虫感染症、カポジ肉腫、モーレン潰瘍、テリエン辺縁変性、辺縁表皮剥離、慢性関節リウマチ、全身性狼瘡、多発性動脈炎、外傷、ウェゲナー肉芽腫症、類肉腫症、鞏膜炎、スティーヴンズ−ジョンソン病、周辺放射角膜切開、角膜移植片拒絶、慢性関節リウマチ、骨関節症慢性的炎症(例えば、潰瘍性大腸炎又はクローン病)、血管腫、遺伝性出血性毛細管拡張症及び遺伝性出血性毛細管拡張症を含む、腫瘍成長、腫瘍転移、又は内皮細胞による異常成長において起きる、請求項9に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項11】
前記の望ましくない血管形成が、傷の治癒、排卵、及び受精後の胞胚の着床を含む正常な生理的過程において起きる、請求項9に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項12】
前記の細胞の望ましくない成長、増殖又は生存が、正常な毛髪の成長、異所発毛症、多毛症、多毛性早熟症、又は、脱毛性毛嚢炎、網状瘢痕性紅斑性毛嚢炎、ケロイド毛嚢炎及び擬似毛嚢炎を含む毛嚢炎において起きる、請求項1に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項13】
RNAiアンタゴニストが、siRNAである、請求項1に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項14】
前記のsiRNAが、前記のプラスミド(RNAi発現ベクター)の単一プロモーターからの転写後に形成されるショートヘアピンsiRNAである、請求項13に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項15】
前記のsiRNAが、約19〜30ヌクレオチド長である、請求項1に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項16】
前記のsiRNAが、21〜23ヌクレオチド長である、請求項15に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項17】
前記のsiRNAが、二本鎖であり、一端又は両端にショートオーバーハングを含む、請求項16に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項18】
前記のショートオーバーハングが、3’末端で1〜6ヌクレオチド長であり、3’末端で2〜4ヌクレオチド長であり、又は3’末端で1〜3ヌクレオチド長である、請求項17に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項19】
前記のsiRNAの一の鎖が3’オーバーハングを有して、他の鎖は平滑末端であり、又は他の鎖も同じ若しくは異なる長さのオーバーハングを有する、請求項18に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項20】
前記の3’オーバーハングが、分解に対して安定化されている、請求項17〜19に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項21】
前記の3’オーバーハングが、プリンヌクレオチドのアデノシン又はグアノシンを含有することにより分解に対して安定化されている、請求項20に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項22】
前記の3’オーバーハングが、ピリミジンヌクレオチドを改変類似体により置換することにより、又はウリジンヌクレオチド3’オーバーハングの2’−デオキシチミジンによる置換により、分解に対して安定化されている、請求項20に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項23】
前記のヘッジホッグRNAiアンタゴニストが、前記の標的核酸配列と同一若しくは実質的に同一である二本鎖RNAの長いストレッチ、又は該標的核酸配列の一領域にのみ同一若しくは実質的に同一である二本鎖RNAのショートストレッチの何れかを含む、請求項1に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項24】
前記のRNAiアンタゴニストが、HHシグナリング経路に特異的であり、他の細胞シグナリング経路に有意の影響を与えない、請求項1に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項25】
前記の他の細胞シグナリング経路が、ウイングレス経路である、請求項24に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項26】
患者の腫瘍を治療するためのヘッジホッグRNAiアンタゴニストであって、有効量の該ヘッジホッグRNAiアンタゴニストを患者へ投与することが、腫瘍の成長、増殖又は生存の少なくとも一つを減少させるのに十分であり、且つ該腫瘍が、ヘッジホッグ遺伝子又はgli遺伝子の少なくとも一つを発現し、該ヘッジホッグRNAiアンタゴニストは、SEQ ID No:5〜6、9〜10いずれかの核酸配列と同一である配列を有する当該ヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項27】
前記のヘッジホッグRNAiアンタゴニストを、癌治療養生法の部分として投与する、請求項26に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項28】
望ましくない哺乳動物細胞の成長、増殖又は生存の少なくとも一つを阻害するイン・ビトロの方法であって、該方法は、下記:
(a)該細胞がヘッジホッグ遺伝子を発現するかどうか測定して、
(b)該ヘッジホッグ遺伝子を発現する該細胞を、Shh遺伝子に対するものである有効量のヘッジホッグRNAiアンタゴニストと接触させる;
ことを含み、該細胞を該ヘッジホッグRNAiアンタゴニストと接触させることが細胞の成長、増殖又は生存の少なくとも一つを減少させ、該ヘッジホッグRNAiアンタゴニストは、SEQ ID No:5〜6、9〜10いずれかの核酸配列と同一である配列を有する当該方法。
【請求項29】
前記の望ましくない細胞の成長、増殖又は生存が、癌である、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
製薬上許容しうるキャリアー中に配合される、請求項1〜27何れか1項に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項31】
患者の腫瘍を治療するための医薬組成物を製造するための、Shh遺伝子に対するものであるヘッジホッグRNAiアンタゴニストであって、該腫瘍はShhを発現し、該ヘッジホッグRNAiアンタゴニストは、SEQ ID No:5〜6、9〜10いずれかの核酸配列と同一である配列を有する、ヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項32】
癌治療養生法の部分として投与される、請求項31に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項33】
望ましくない細胞の成長、増殖又は生存の少なくとも一つを阻害するための、Shh遺伝子に対するものであるヘッジホッグRNAiアンタゴニストであって、該細胞は哺乳動物の細胞でありShhを発現し、該ヘッジホッグRNAiアンタゴニストは、SEQ ID No:5〜6、9〜10いずれかの核酸配列と同一である配列を有する、ヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項34】
癌治療養生法の部分として投与される、請求項33に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項35】
前記の標的配列が、野生型配列である、請求項1に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項36】
前記の野生型標的配列が、細胞において活動過多である、請求項35に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項37】
前記の標的配列が、活動過多突然変異を含む、請求項1に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項38】
前記の癌がパッチト−1の変異を特徴としていない、請求項3に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項39】
前記の腫瘍がパッチト−1の変異を特徴としていない、請求項26又は31に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項40】
前記ヘッジホッグRNAiアンタゴニストがSEQ ID No:5又は6で表される核酸配列と同一の配列を含む、請求項1〜27又は30〜39のいずれか1項に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項41】
前記ヘッジホッグRNAiアンタゴニストがSEQ ID No:9又は10で表される核酸配列と同一の配列を含む、請求項1〜27又は30〜39のいずれか1項に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項42】
前記ヘッジホッグRNAiアンタゴニストがSEQ ID No:5又は6で表される核酸配列と同一の配列を含む、請求項28又は29に記載の方法。
【請求項43】
前記ヘッジホッグRNAiアンタゴニストがSEQ ID No:9又は10で表される核酸配列と同一の配列を含む、請求項28又は29に記載の方法。
【請求項1】
望ましくない細胞の成長、増殖又は生存の少なくとも一つを阻止するためのヘッジホッグRNAiアンタゴニストであって、該細胞は哺乳動物の細胞でありShhを発現し、該ヘッジホッグRNAiアンタゴニストは、ヘッジホッグ経路の正のレギュレーターである標的配列に対するものであり、該標的配列はShh遺伝子であり、該細胞を有効量の該ヘッジホッグRNAiアンタゴニストと接触させることが細胞の成長、増殖又は生存の少なくとも一つを減少させ、該ヘッジホッグRNAiアンタゴニストは、SEQ ID No:5〜6、9〜10いずれかの核酸配列と同一である配列を有することを特徴とする、当該ヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項2】
前記の細胞が、gli遺伝子を発現する、請求項1に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項3】
前記の望ましくない細胞増殖が、癌である、請求項1に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項4】
前記の望ましくない細胞増殖が、良性の肥厚である、請求項1に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項5】
前記の癌が、泌尿生殖器癌である、請求項3に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項6】
前記の癌が、悪性の神経膠腫、髄膜腫、髄芽細胞腫、神経外胚葉性腫瘍又は上衣細胞腫を含む神経系の癌である、請求項3に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項7】
前記の癌が、肺、前立腺、乳房、卵巣、子宮、筋肉、膀胱、結腸、腎臓、膵臓及び肝臓組織の少なくとも一つと関係している、請求項4に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項8】
前記の前立腺と関係する癌が、腺癌である、請求項7に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項9】
望ましくない細胞増殖が、望ましくない血管形成である、請求項1に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項10】
望ましくない血管形成が、新血管新生疾患、加齢関連黄斑変性、糖尿病性網膜症、未熟児網膜症、角膜移植の拒絶、新血管新生性緑内障、水晶体後繊維増殖症、流行性角結膜炎、ビタミンA欠乏症、コンタクトレンズ疲労症、アトピー性角膜炎、上輪部角結膜炎、表皮爪膜乾燥症、シェーグレン酒性座瘡、フリクテン症、梅毒、ミコバクテリア感染症、脂質退行変性、化学的火傷、細菌性潰瘍、真菌性潰瘍、単純ヘルペス感染症、帯状疱疹、原虫感染症、カポジ肉腫、モーレン潰瘍、テリエン辺縁変性、辺縁表皮剥離、慢性関節リウマチ、全身性狼瘡、多発性動脈炎、外傷、ウェゲナー肉芽腫症、類肉腫症、鞏膜炎、スティーヴンズ−ジョンソン病、周辺放射角膜切開、角膜移植片拒絶、慢性関節リウマチ、骨関節症慢性的炎症(例えば、潰瘍性大腸炎又はクローン病)、血管腫、遺伝性出血性毛細管拡張症及び遺伝性出血性毛細管拡張症を含む、腫瘍成長、腫瘍転移、又は内皮細胞による異常成長において起きる、請求項9に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項11】
前記の望ましくない血管形成が、傷の治癒、排卵、及び受精後の胞胚の着床を含む正常な生理的過程において起きる、請求項9に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項12】
前記の細胞の望ましくない成長、増殖又は生存が、正常な毛髪の成長、異所発毛症、多毛症、多毛性早熟症、又は、脱毛性毛嚢炎、網状瘢痕性紅斑性毛嚢炎、ケロイド毛嚢炎及び擬似毛嚢炎を含む毛嚢炎において起きる、請求項1に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項13】
RNAiアンタゴニストが、siRNAである、請求項1に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項14】
前記のsiRNAが、前記のプラスミド(RNAi発現ベクター)の単一プロモーターからの転写後に形成されるショートヘアピンsiRNAである、請求項13に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項15】
前記のsiRNAが、約19〜30ヌクレオチド長である、請求項1に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項16】
前記のsiRNAが、21〜23ヌクレオチド長である、請求項15に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項17】
前記のsiRNAが、二本鎖であり、一端又は両端にショートオーバーハングを含む、請求項16に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項18】
前記のショートオーバーハングが、3’末端で1〜6ヌクレオチド長であり、3’末端で2〜4ヌクレオチド長であり、又は3’末端で1〜3ヌクレオチド長である、請求項17に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項19】
前記のsiRNAの一の鎖が3’オーバーハングを有して、他の鎖は平滑末端であり、又は他の鎖も同じ若しくは異なる長さのオーバーハングを有する、請求項18に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項20】
前記の3’オーバーハングが、分解に対して安定化されている、請求項17〜19に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項21】
前記の3’オーバーハングが、プリンヌクレオチドのアデノシン又はグアノシンを含有することにより分解に対して安定化されている、請求項20に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項22】
前記の3’オーバーハングが、ピリミジンヌクレオチドを改変類似体により置換することにより、又はウリジンヌクレオチド3’オーバーハングの2’−デオキシチミジンによる置換により、分解に対して安定化されている、請求項20に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項23】
前記のヘッジホッグRNAiアンタゴニストが、前記の標的核酸配列と同一若しくは実質的に同一である二本鎖RNAの長いストレッチ、又は該標的核酸配列の一領域にのみ同一若しくは実質的に同一である二本鎖RNAのショートストレッチの何れかを含む、請求項1に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項24】
前記のRNAiアンタゴニストが、HHシグナリング経路に特異的であり、他の細胞シグナリング経路に有意の影響を与えない、請求項1に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項25】
前記の他の細胞シグナリング経路が、ウイングレス経路である、請求項24に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項26】
患者の腫瘍を治療するためのヘッジホッグRNAiアンタゴニストであって、有効量の該ヘッジホッグRNAiアンタゴニストを患者へ投与することが、腫瘍の成長、増殖又は生存の少なくとも一つを減少させるのに十分であり、且つ該腫瘍が、ヘッジホッグ遺伝子又はgli遺伝子の少なくとも一つを発現し、該ヘッジホッグRNAiアンタゴニストは、SEQ ID No:5〜6、9〜10いずれかの核酸配列と同一である配列を有する当該ヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項27】
前記のヘッジホッグRNAiアンタゴニストを、癌治療養生法の部分として投与する、請求項26に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項28】
望ましくない哺乳動物細胞の成長、増殖又は生存の少なくとも一つを阻害するイン・ビトロの方法であって、該方法は、下記:
(a)該細胞がヘッジホッグ遺伝子を発現するかどうか測定して、
(b)該ヘッジホッグ遺伝子を発現する該細胞を、Shh遺伝子に対するものである有効量のヘッジホッグRNAiアンタゴニストと接触させる;
ことを含み、該細胞を該ヘッジホッグRNAiアンタゴニストと接触させることが細胞の成長、増殖又は生存の少なくとも一つを減少させ、該ヘッジホッグRNAiアンタゴニストは、SEQ ID No:5〜6、9〜10いずれかの核酸配列と同一である配列を有する当該方法。
【請求項29】
前記の望ましくない細胞の成長、増殖又は生存が、癌である、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
製薬上許容しうるキャリアー中に配合される、請求項1〜27何れか1項に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項31】
患者の腫瘍を治療するための医薬組成物を製造するための、Shh遺伝子に対するものであるヘッジホッグRNAiアンタゴニストであって、該腫瘍はShhを発現し、該ヘッジホッグRNAiアンタゴニストは、SEQ ID No:5〜6、9〜10いずれかの核酸配列と同一である配列を有する、ヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項32】
癌治療養生法の部分として投与される、請求項31に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項33】
望ましくない細胞の成長、増殖又は生存の少なくとも一つを阻害するための、Shh遺伝子に対するものであるヘッジホッグRNAiアンタゴニストであって、該細胞は哺乳動物の細胞でありShhを発現し、該ヘッジホッグRNAiアンタゴニストは、SEQ ID No:5〜6、9〜10いずれかの核酸配列と同一である配列を有する、ヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項34】
癌治療養生法の部分として投与される、請求項33に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項35】
前記の標的配列が、野生型配列である、請求項1に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項36】
前記の野生型標的配列が、細胞において活動過多である、請求項35に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項37】
前記の標的配列が、活動過多突然変異を含む、請求項1に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項38】
前記の癌がパッチト−1の変異を特徴としていない、請求項3に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項39】
前記の腫瘍がパッチト−1の変異を特徴としていない、請求項26又は31に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項40】
前記ヘッジホッグRNAiアンタゴニストがSEQ ID No:5又は6で表される核酸配列と同一の配列を含む、請求項1〜27又は30〜39のいずれか1項に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項41】
前記ヘッジホッグRNAiアンタゴニストがSEQ ID No:9又は10で表される核酸配列と同一の配列を含む、請求項1〜27又は30〜39のいずれか1項に記載のヘッジホッグRNAiアンタゴニスト。
【請求項42】
前記ヘッジホッグRNAiアンタゴニストがSEQ ID No:5又は6で表される核酸配列と同一の配列を含む、請求項28又は29に記載の方法。
【請求項43】
前記ヘッジホッグRNAiアンタゴニストがSEQ ID No:9又は10で表される核酸配列と同一の配列を含む、請求項28又は29に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
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【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
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【図36】
【図37】
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【図40】
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【図49】
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【図53】
【図54】
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【図2】
【図3】
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【図45】
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【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【公開番号】特開2012−116845(P2012−116845A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−10375(P2012−10375)
【出願日】平成24年1月20日(2012.1.20)
【分割の表示】特願2007−505149(P2007−505149)の分割
【原出願日】平成17年3月23日(2005.3.23)
【出願人】(501188889)キュリス,インコーポレイテッド (23)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年1月20日(2012.1.20)
【分割の表示】特願2007−505149(P2007−505149)の分割
【原出願日】平成17年3月23日(2005.3.23)
【出願人】(501188889)キュリス,インコーポレイテッド (23)
【Fターム(参考)】
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