説明

ベッドレール用クランプ

迅速ロック及び取り外し式クランプは、手術台や病院のベッドなどのベッドレールに取り付け可能である。このクランプは、クランプ本体と、足部と、本体と足部とによって形成され少なくとも3つの面を有する口部と、を備える。バイアス部材が本体と足部の少なくとも一方に結合され、バイアス部材に結合される操作部材がバイアス部材を介して口部に力を伝達するように構成されている。操作部材を第1の方向に動作させることにより、本体から足部に向けて延びる突出部がベッドレールに係合し、クランプがベッドレールに固定される。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、病院のベッドレールなどのレールに使用する、すぐに取り外し可能なクランプに関する。
【背景技術】
【0002】
病院のベッドに設けられているようなレールは、病院の補助具又は医療器具を取り付けるために便利な場所にある。これらの病院の補助具及び/又は医療器具を確実に保持するために、このようなレールに取り付け可能である多種のクランプ装置が考案されている。上記のクランプ装置は、レールの周囲を回動する顎部を備えた従来のC字状クランプのように簡単なものであってもよいし、あるいは、より高精度の配置と位置決めを行うために関節アームを備えた、より複雑なねじ式レールクランプであってもよい。この種のクランプは通常、様々な大きさの器具を受けて、その器具を大きさ及び高さが異なる病院のベッドレールに、確実に取り付けることができるようになっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、多くの周知のレールクランプは、迅速な取り付け(締め付け)が行われるようになっていなかったり、その扱いが容易でなく迅速な取り付けができない。また、クランプでは通常、器具をレールに配設するためには、かなり多くの動作と調整を必要とするが、これは、病院のレールの高さ及び形状がベッド毎に異なるためである。例えば、あるレールは断面形状が円形であるが、別のレールは断面形状が長方形であるかもしれない。従って、各種レールの高さ及び幅が異なる場合に、それらのレールに周知のクランプを適用することは困難である。それどころか、そのようなクランプでは通常、それが取り付けられる特定のレール上の所定の場所にロックされる前に、そのレールに適用するための1つ又は複数の調整手順・工程が必要となろう。
【0004】
このため、当技術分野では、迅速な取り付けを可能にするとともに、特徴ある複数のレールに適用可能なように改善された、ベッドレール用クランプ装置及びシステムが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の態様は、様々な医療環境・医療現場で見られるようなレールに対する使用に特に適している。そのような環境では、高さや幅などが異なる様々な特徴を有するレールが混在している場合がある。本発明の態様は、クランプが最小限の動作と労力で取り付けられることが望まれ、任意の適したレール、横木、はり又は他の支持物に対して使用できるものである。例えば、そのようなレールには、特に外科手術台又は病院のベッドの下に設けられるレールが含まれる。
【0006】
本発明の一態様では、ベッドレールに使用するクランプ装置は、レールに取り外し可能に取り付けられるように構成される凹部を有する本体と、それから延びる突出部が設けられた基部を有する顎部と、第1の部分と第2の部分を有し、前記第1の部分が前記顎部に機械的に結合される、ばねなどのバイアス部材と、前記本体に可動に結合されるとともに前記ばねの前記第2の部分に機械的に結合可能で、前記バイアス部材要素を介して前記顎部に力を伝達するように構成される操作部材と、を備える。
【0007】
本発明の一変形例では、ベッドレールに使用するクランプ装置は、基部を有するとともに前記基部上に突出部が設けられ、レールに取り外し可能に取り付けられるように構成される本体と、それから延びる突出部が設けられた基部を有し、前記レールに係合するように構成される顎部と、前記本体と前記顎部との空隙・間隙により形成される口部と、前記顎部に機械的に結合されるバイアス部材であるばねと、前記本体に可動に結合されるとともに前記バイアス部材に機械的に結合可能で、その回動によって前記口部が当該装置を前記レールに締め付けるのに必要な十分な量で閉じるように構成される操作部材と、を備える。
【0008】
本発明の一態様では、ベッドレールに使用するクランプ装置は、レールに取り外し可能に取り付けられるように構成される凹部を有する本体と、それから延びる突出部が設けられ、基部とばねを有する顎部と、前記本体に可動に結合されるとともに前記ばねに機械的に結合可能で、その第1の方向への回動によって前記顎部と前記本体とが前記レールを締め付けるように構成される操作部材と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明の態様では、クランプ装置をレールに迅速に据え付けることができるので、クランプ装置のレールに対する取り付け効率・作業性の向上を含む利点と効果とが得られる。しかも、本発明によれば、片手による取り付け・取り扱いが可能になる。さらに、本発明では、クランプ装置を様々な大きさや形状のレールに適用できるようにする自動調節機能が提供されるため、使用者がクランプをレールにロックするために、そのクランプを堅く締めたり、調節したりする必要がない。
【0010】
本発明に関するさらなる効果及び新たな特徴は、以下の記述で逐次開示され、以下の記述を考察又は本発明の態様を実用的に学習することにより、さらに当業者にとって逐次明白になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本発明は、以下の詳細な説明及び添付図面によって完全に理解されるであろう。また、本発明は、これらの図面や実施例による発明の態様に限定されるものではない。
【図1】本発明の態様に係わるクランプが、開位置にある状態を示す斜視図である。
【図2】図1のクランプがレールに配設されている状態を示す図である。
【図3】図2のクランプがレールに対してロックされている状態を示す図である。
【図4A】図1のクランプが開位置にある状態を示す側断面図である。
【図4B】図1のクランプが閉位置にある状態を示す側断面図である。
【図4C】本発明の一態様に係わるクランプの上顎部及び下顎部の様々な輪郭を示す図である。
【図5】本発明の他の態様に係わるクランプが開位置にある状態を示す斜視図である。
【図6】図5のクランプの側面図である。
【図7】図5のクランプの分解図である。
【図8】図5のクランプの背面図である。
【図9】操作部材を取り除いてバイアス部材を明確に示す、図5のクランプの背面図である。
【図10】本発明の他の態様に係わるクランプの斜視図である。
【図11】図10のクランプの背面図である。
【図12】本発明の他の態様に係わるクランプの斜視図である。
【図13】本発明の他の態様に係わるクランプの側面図である。
【図14】図13のクランプが閉位置にある状態を示す側面図である。
【図15】本発明の他の態様に係わるクランプの斜視図である。
【図16】本発明のさらに多くの態様に係わるクランプの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明の態様について、本発明の変形例及び態様を示す添付の図面を参照しながら、さらに詳細に説明する。しかしながら、本発明の態様は、多くの異なる形態で実現可能なものであり、本明細書において記載された変形例に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの変形例は、本開示が例示的実施態様において徹底的且つ完全になるように提示されるものであり、本発明の範囲が当業者に十分に伝わるであろう。
【0013】
また、特に定義されない限り、本明細書において使用されるすべての技術的且つ科学的用語は、本発明の態様が属する当分野の技術者により通常に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書において提示される方法や実施例は、単なる例示であって限定的であることを意図するものではない。
【0014】
図1は、本発明の一態様に係わる、手術台又はベッドのベッドレールに対する使用に適合された迅速取り外し式(すぐに取り外し可能な)ベッドレール用クランプ1を示す。このベッドレール用クランプ1は、1つの動作を与えるだけで、迅速な据付けと取り外しが可能となっている。図1に示す本発明の一態様によれば、ベッドレールの上下方向のいずれにも、ねじの配置及び締付けや、そのような他の配設、動作(特徴)のための遊び空間(スペース)を必要としない。図1のベッドレール用クランプ1は、本体10と、足部9と、操作部材5と、病院の補助具をそれに取り付け可能に構成された補助具取付け部4とを備える。操作部材5は、レバー、ハンドル又はアームであっても、あるいは任意の他の適切な機構によって操作されてもよく、本体10に対して足部9を適切に持ち上げて上昇させるものである。本体10は、上側本体部10a、主本体部10b及び下側本体部10cの3つの部分を有している。上側本体部10aは、ポスト、ロッド又はボルトを挿入するための第1の挿入孔16とポスト孔2とを備える。さらに上側本体部10aには、補助具取付け部4が形成され、この補助具取付け部4は、例えば、器具トレイ、外科用機器、点滴用バッグ、牽引器、腕部及び脚部載置台などの病院の補助具が、取り付けできるように構成されている。主本体部10bには、ポスト、ロッド又はボルトを挿入するための第2の挿入孔14が形成され、また、上顎部101を備えている。下側本体部10cは、足部9と、下顎部91とを備えている。
【0015】
本体10と足部9との間には、口部11が形成されており、ベッドレール12やベッドの他の特徴部、又はテーブル(図示略)を受け容れる(配置する)ことができ、これにより、クランプ1が取付可能となっている。口部11は、主本体部10bと下側本体部10cとにより形成される凹部102の伸長量と、足部9の伸長量とによって定められる(規定される)。この口部11は、C字状の断面を有するように図示されているが、その他の適切な形状の断面であっても、本発明の範囲内に含まれる。さらに、下顎部91は、足部9から延びるように上顎部101に向けて、凹部102内に延びているため、クランプ1をレール12に取り付ける際にレール12を部分的に取り囲むことによって、レール12を良好に締結することができる。この下顎部91は、例えば、レール12に対して押し付けられる際に、レール12を挟持する(噛み付く)ことができるように、金属などの適切な剛性材料で構成することが望ましい。足部9は、本体10に対して摺動可能に動作する。本体10は、上記のように、クランプ1をレール12に取り付ける際により良好に取り付けて締結するために、凹部102内に下方に延びる上顎部101を有する。この上顎部101は、下顎部91と同様に、特に金属などの適切な剛性材料で構成することが望ましい。
【0016】
下顎部91及び上顎部101は、同じ又は異なる材料で構成されてもよい。さらに下顎部91及び上顎部101は、顎部91、101をレール12に固く締結するために、顎部91、101がレール12に沿って滑ったり、ずれたりすることも防止できる研摩材、粘着材、又は任意の他の適切な材料を有してもよい。さらに、下顎部91及び上顎部101は、クランプ1がレール12に締結される際に、適切な圧縮度を提供できる任意の材料で構成されてもよい。例えば、下顎部91及び上顎部101は、ゴム、ポリウレタン、又は任意の他の滑り止め材料で構成されてもよく、あるいは、これらの材料をレール12に接触する最も外側の面に被覆してもよい。
【0017】
さらに本体10は、様々な医療器具に対する取り付けを容易にするいくつかの特徴を備えてもよい。医療器具には、特に、器具トレイ、外科用機器、点滴用バッグ、牽引器、腕部及び脚部載置台などが含まされ。さらに、第2の挿入孔14が器具取付け用に設けられている。このように、クランプ1に関して、医療器具の取り付けを容易にするために、使用可能な他の同様の特徴を用いてもよいと理解されよう。
【0018】
図2は、図1に示すクランプ1をベッドレール12に据え付ける工程・状態を示している。クランプ1をベッドレール12に取り付ける際に、本体10に形成された凹部102にベッドレール12が配置されるように、口部11がベッドレール12の少なくとも2つ、好ましくは3つ、4つの面を係合するように、クランプ1の向きを合わせる。このとき、クランプ1がベッドレール12に締結されていない状態でも、クランプ1が外れ落ちることなくベッドレール12に支持されるように、クランプ1をベッドレール12に係合するようにしてもよい。図示の典型的な配置では、主本体部10bが、ベッドレール12の上面で支えられている。すなわち、上顎部101がベッドレール12の上縁部を覆って延び、足部9に向けて突出することにより、クランプ1がベッドレール12からずれたり、落下したりするのを防止する。このように、上顎部101により、クランプ1を容易にベッドレール12に引っ掛けて所定の場所に保持できるので、操作部材5を片手で操作することが容易になる。このようなクランプ1のベッドレール12に対する取り付け段階では、操作部材5は開位置又はロック解除位置にあり、足部9は、ベッドレール12に固く係合されていない。
【0019】
操作部材5は、矢印7で示す方向に回動可能となっている。操作部材5は、特に、ジョイント又はピボットにより本体10に回動可動に配設され、(図4Aに示すように)バイアス部材27を介して足部9に力を伝達するように構成されている。この操作部材5を方向7に下方に向けて動作させることにより、足部9が上方に動作してベッドレール12に係合する。上記のようにレール12の上方にある本体10とレール12の下方にある足部9との配置は、足部9がレール12の上方に位置し、本体10がレール12の下方に位置するように切り換えてもよい。また、操作部材5は、ベッドレール12に対して直交方向に、又はベッドレール12に対して平行方向に可動するようにしてもよい。操作部材5がベッドレール12に対して直交方向に動作する場合には、操作部材5は回動可能であるが、摺動したり、あるいは任意の他の適切な態様で動作することにより、クランプ1をロックし、またはロックを解除することができる。操作部材5がベッドレール12に対して平行方向に動作する場合には、操作部材5をある中心点周りに操作することにより、クランプ1のロック及びその解除を行うように回動させることが考えられる。
【0020】
図3は、操作部材5が閉位置又はロック位置にある状態を示す、図1、2のクランプ1を示す。バイアス部材の引張力(押圧力)により、足部9がベッドレール12の底部に係合されている。バイアス部材を用いることにより、様々な寸法のベッドレール12がさらに受容可能となる。また、操作部材5を矢印8の方向に上方に向けて動作させると、クランプ1のロック解除が行われる。図3では、足部9はロック位置にあり、ベッドレール12に対して固く押圧されている。下顎部91はレール12を部分的に取り囲み、クランプ1をロックする際にレール12に強固に係合し、あるいは挟持する。これにより、クランプ1がベッドレール12に強固に係合可能となり、病院の補助具を挿入孔14、16やポスト孔2、あるいは補助具取付け部4に載置することができる。
【0021】
図4Aは、図1〜図3に示すクランプ1の側断面図である。図4Aに示すように、操作部材5が開位置又はロック解除位置にあり、クランプ1の本体10内に延びる延伸体を備えたハンドル6を有する。操作部材5は、ピボット又はジョイント20により本体10に可動に接続され、それを中心として回動自在となっている。さらに操作部材5は、ジョイント22により足部9に回転可能に接続されたバイアス部材27に、回動可能に接続されている。バイアス部材27は、クランプ1を所定の場所にロックするように、力を伝送又は伝達する、ばね、コイル、弾性部材、可撓はり、ガス充填ばね、流体機器、又は任意の他の機構で構成されている。さらに図4Aでは、本体10に作動可能に接続され、操作部材5がロック位置とロック解除位置との間で動作する際に、足部9の摺動を案内する案内軸ロッド24を示す。この案内軸ロッド24は、足部9が軸ロッド24からずれ落ちるのを防止するとともに、本体10の上顎部101と足部9の下顎部91とにより形成される口部11の最大開口幅を規定する下部キャップ23(図4Bを参照)を有している。
【0022】
図4Bは、クランプ1の側断面図であり、操作部材5がロック位置にある状態(すなわち、クランプ1が閉位置にある状態)を示す。上記閉位置にあるときは、バイアス部材27による引張力が、足部9を軸ロッド24に沿って上方に付勢・押圧する。バイアス部材27は、クランプ1が異なる高さを有するベッドレール12に対して使用できるように、口部11が開閉する伸長量又は度合いを変更するようになっている。これは、バイアス部材27で口部11の自動調節を行うことで、様々な手術室のベッドレールの高さに応じて受け容れできるようにする場合に行われる。さらに、本体10の上顎部101と足部9の下顎部91とによって、クランプ1が多様なベッドレールの形状及び幅に適用できるようになっている。例えば、長方形又は円形の断面を有するベッドレールが使用されてもよい。下顎部91と上顎部101とは、ベッドレール12の裏側を部分的に包み込み、ベッドレール12に噛み付いてクランプ1をベッドレール12に締結又は固定することで、クランプ1のずれ落ちを防止できるものである。
【0023】
バイアス部材27は、操作部材5と足部9に直接接続されているように図示しているが、操作部材5からの力をバイアス部材27に伝達し、そしてバイアス部材27から足部9に力が伝達することができる任意の適切な結合機構が用いられてもよく、そのような機構も本発明の範囲内であると理解される。
【0024】
図4Cは、本発明の態様に係わる、例えば、下顎部91と上顎部101とが有する様々な輪郭・表面形状を示す。すなわち、下顎部91と上顎部101とが平坦な輪郭40、ギザギザ形の輪郭42、正弦波形の輪郭44、矩形波形の輪郭46又は歯付き形(鋸状)の輪郭48を有するものなどは、本発明の範囲に含まれる。上記の説明から明らかなように、下顎部91と上顎部101とは、互いに異なるあるいは同じである任意の数の適切な輪郭を有してよいと理解されよう。さらに上述のように、下顎部91と上顎部101との輪郭は、レール12に噛み付いてクランプ1をレール12に締結又は固定できるものである。
【0025】
図5〜9は、本発明の他の態様を示す。クランプ1’は、本体38と、足部39と、操作部材5と、本体38に設けられた上顎部381と、足部39に設けられた下顎部399とを備えている。操作部材5は、ボルト孔36内にボルトが挿入されることで、本体38に可動に結合されている。上述のように、操作部材5は、レバー、ハンドル又はアームであってもよく、あるいは任意の他の適切な機構により操作されてもよく、本体38に対して足部39を持ち上げて上昇させるものである。この図では、クランプ1’の本体38は、ベッドレール12の頂部上に取り付けられている。操作部材5が図示の位置にあるとき、クランプ1’の口部はベッドレール12に対して開いており、締付けが解除されている。操作者は、ねじや掛け金を締める必要なしに、単にハンドル5を矢印7の方向に下向きに動作するだけで、クランプ1’をベッドレール12に強固に締結することができる。上顎部381と下顎部399とは、ベッドレール12を包み込むとともにベッドレール12に噛み付くことにより、クランプ1’をベッドレール12に締結することができる。図6は、開位置又はロック解除位置にある、図5のクランプ1’の側面図を示す。
【0026】
図7は、図5のクランプの分解図であり、本発明の態様に用いられる構成部品を示す。本発明の一態様では、2つのバイアス部材31がそれぞれ、操作部材5の一端に結合される上側ロッド34と、足部39に結合される下側ロッド33とに取り付けられる。本発明のこの態様では、2つのバイアス部材31、31が示されているが、使用するバイアス部材の所望の抵抗及びばね定数に応じて、1〜10個又はそれ以上の個数を含む、任意の数のバイアス部材を用いてもよいと当業者は理解するであろう。さらに、図7に示す本発明の典型的な態様でばね/コイルを示しているが、各種の適切なバイアス部材又は選択的に引張り装置を使用してもよいと当業者に理解されよう。例えば、特に足部39を引き上げるとともに所定の場所に保持するために、ガスばね、金属コイルばね、可撓はり、又は弾性部材を用いることができる。操作部材5は、本体38の外側のハンドル部と延伸内側部とを有し、この延伸内側部を貫通してボルト36aが本体38に係合して、操作部材5のピボット点を構成している。また、上側ロッド34と下側ロッド33とにより、操作部材5と足部39とに対してバイアス部材31が、回転可能に結合されるようになっている。この2つのバイアス部材31は、上側ロッド34と下側ロッド33とを覆って配設される円筒形スペーサ37により、離隔して配置されている。
【0027】
本発明のいくらかの変形例では、足部39は下顎部399を有する。下顎部399は剛性材料で形成されてもよい。他の変形例では、下顎部399の内面は、ベッドレール12の異なる幅や形状を受容可能にするために、例えば、テーパ、湾曲、鋭尖、傾斜形状などの任意の形状、構成を有してもよい。さらに下顎部399の材質は、クランプ1’を動作させたり、あるいはクランプ1’に取り付けられる医療器具の角度を変更したりすることなく、クランプ1’を所定の場所・位置に保持できるように、ベッドレール12の周面で圧縮可能であるとともに十分な剛性を提供する任意の材料であってよい。また、図4Cで上述したように、下顎部399は、クランプ1’をベッドレール12に締結又は固定するために、様々な輪郭、形状が挙げられる。
【0028】
操作部材5を閉位置まで下方に動作させると、操作部材5がボルト36を中心として回動し、上側ロッド34を上方に動作させる。この動作によりバイアス部材31が引っ張られ、上向きの力が下側ロッド33、さらには足部39に付与されて、足部39が案内軸24に沿って上方に摺動する。このように、足部39が軸24に沿って摺動するので、障害なくスムーズに、ベッドレール12に向かって動作することができる。本発明の他の変形例では、操作部材5の少なくとも一部、バイアス部材31、足部39の一部及び案内軸24が本体38のケーシング内に収納される。
【0029】
さらに、足部9及び39の動作は、様々な大きさ及び形状を有するレール12が受容可能になるように、漸進的又は段階的であってもよいと理解されよう。例えば、クランプ1又は1’をレール12に締結、安置するために、操作部材5をその行程・ストロークの一部だけ下方に動作させるようにしてもよい。さらに、操作部材5の動作は、レール12に対して直交、レール12に対して平行、レール12に対して斜め方向であってもよいし、クランプ1(又は1’)の一方側からその反対側に横切ってもよい。
【0030】
図8は、開位置又はロック解除位置にあるクランプ1’の背面図であり、バイアス部材31が明確になるように露出されている。図9は、クランプ1’の他の背面図であり、操作部材5を取り除いて、バイアス部材31が明確になるように露出されている。
【0031】
図10は、本発明の別の態様を示す正面斜視図である。このベッドレール用クランプ1”は、ボルト51を介して本体60に結合可能なハンドル58を有する操作部材50を備えた、掛け金作動トグルクランプである。操作部材50の長手方向の中間に位置するボルト65と筒体52とを介して、ロッド53が回動可能に操作部材50に結合されている。さらに、ロッド53はバイアス部材54に結合され、バイアス部材54は作動可能に足部55に接続されている。また、足部55と本体60との間に口部64が形成され、ベッドレール12を受け容れることができるようになっている。操作部材50は、レバー、ハンドル又はアームであっても、あるいは任意の他の適切な機構により操作されてもよく、本体60に対して足部55を持ち上げて上昇させるものである。操作部材50がボルト51を中心に回動されると、操作部材50が直線的な力をロッド53に伝達し、さらに、バイアス部材54と足部55とに力を伝達する。バイアス部材54は、クランプ1”を所定の場所にロックするためにエネルギーを伝送又は蓄積する、ばね、コイル、弾性部材、可撓はり、ガス充填ばね、流体機器、又は任意の他の機構で構成される。例えば、操作部材50を上方に動作させると、足部55が上方に駆動されて口部64がベッドレール12に係合する。本発明の上記の態様と同様に、足部55は下顎部56を含むが、本発明のこの態様では、鉤形の形態が採用された足部55となっている。さらに足部55には、L字状やV字状なども含まれるが、それらに限定されない任意の適切な形状のいずれか1つを有するように構成されてもよく、どの形状が用いられても、ベッドレール12に接触又は係合する足部55の表面には、滑り止め材料が被覆又は配設される。口部64は、その内側にベッドレール12を受け容れることができるような大きさに形成されている。図10では、操作部材50を閉位置又はロック位置まで上に向けて動作させることにより、ロッド53がバイアス部材54を引いて引張り状態にして、それにより足部55が引かれて、ベッドレール12の底部に対してしっかりと固く係合される。
【0032】
図11は、クランプ1”の背面斜視図である。この図では、ハンドル58が直立した状態で操作部材50は閉位置にある。操作部材50を矢印70で示す下方向に動作させると、鉤部55がベッドレール12から外れるようになっている。
【0033】
図12は、本発明の別の態様に係わる、トグルクランプ100を使用した別の迅速取り外し式ベッドレール用クランプ100の斜視図である。このトグルクランプ100は、ハンドル82を有する操作部材71を備える。クランプ100は、閉じられた又はロックされた状態で図示されており、本発明のこの態様では、操作部材71はベッドレール12の下方に位置している。この配置は、例えば、ベッドレール12の上側の空間に障害物がない状態が望ましい場合に、有利、最適である。
【0034】
操作部材71は、ボルト73を介してクランプ100の本体81に接続されている。操作部材71は、一連のリンクアーム84及び74を介して、足部77に連結されている。操作部材71は、レバー、ハンドル又はアームであっても、あるいは任意の他の適切な機構により操作されてもよく、本体81に対して足部77を持ち上げて上昇させるものである。アーム84の第1の端部は、ボルト72を介して操作部材71に回動可能に結合され、アーム84の第2の端部は、ボルト83を介して第2のアーム74に回動可能に結合されている。アーム74は、本体81に可動に結合されている。そして、操作部材71がボルト73を中心にして回動されると、操作部材71によって力がアーム84に伝達され、それに伴って、アーム74が本体81に対して回動する。アーム74の第2の端部は、バイアス部材76に接続され、バイアス部材76は足部77に接続されている。バイアス部材76は、圧縮可能である、圧縮性エレメント、可撓コイル、可撓メモリ又は任意の他の機構であってよく、クランプ100を所定の場所にロックするためにエネルギーを伝送又は蓄積するものである。口部86が、足部77と本体81との間に形成され、その中にベッドレール12を受け容れることができるようになっている。操作部材71を下方に動作させると、アーム74が上方に回動し、それにより足部77がベッドレール12の底部に対して駆動して、口部86がベッドレール12の周囲で閉じる。(本発明の上記の変形例で説明した引張力と対照的に)バイアス部材76の圧縮力により、足部77がベッドレール12に対して保持される。バイアス部材76が、圧縮状態で保持され得る足部77の配置領域においては、様々な高さを有するベッドレール12に対して係合が可能となる。図4Cで上述したように、足部77と上顎部80とは、ベッドレール12に係合する様々な輪郭を有し、クランプ100をベッドレール12に締結又は固定できるようになっている。一方、操作部材71を矢印82で示す上方向に動作させると、クランプ100が開位置に動作するものである。
【0035】
本発明の上記の態様で説明したように、ベッドレール12は、足部77の下顎部、及び本体81の頂部79の上顎部80により挟持するようにしてもよい。
【0036】
図13は、本発明のさらに別の態様に係わる迅速取り外し式ベッドレール用クランプ150を示す側面図である。この図では、クランプ150は開位置又はロック解除位置にある。本発明のこの変形例では、操作部材122はピボット点124によって本体128に結合されている。本体128の上部は、テーパ形状の上顎部129と、ベッドレール12を受け容れるように適合された口部127とを有する。さらに、図4Cで上述したように、上顎部129は、その内側にベッドレール12を受け容れるのに適した様々な輪郭を有してもよい。操作部材122は、ピボット点124の周りに設けられたカム機構123を備えている。このカム機構123は、ピボット点131で本体128に可動に結合されているアーム151に接触している。アーム151は、U字状バイアス部材125と一体的に形成されており、また同様に、バイアス部材125は、足部132と一体的に形成されている。足部132は、多様な形状及び大きさのベッドレール12に係合するように、傾斜下顎部126を有している。操作部材122は、レバー、ハンドル又はアームであっても、あるいは任意の他の適切な機構により操作されてもよく、本体128に対して足部132を持ち上げて上昇させるものである。
【0037】
図14は、図13に示す本発明の態様に係わるクランプ150が、閉位置又はロック位置にある状態を示す側面図である。操作部材122を下方に回動させると、カム機構123がアーム151を押圧して、アーム151がピボット点131を中心にして回動し、足部132がベッドレール12の底部に向かって駆動する。そして、ベッドレール12の底部が一旦係合されると、バイアス部材125が撓むことで、足部132が付勢されてベッドレール12に強固に係合する。操作部材122を上方向133に動作させると、カム123の頭部が方向134に動作し、バイアス部材125が弛緩位置に移り、つまり応力が解除されて、足部132がベッドレール12から外れるものである。
【0038】
図15は、本発明の別の態様に係わる2軸ロッドクランプを備えるベッドレール用クランプ200を示す。このベッドレール用クランプ200は、取付板220によって2軸ロッドクランプ210に接続できるようになっている。ロッドクランプ210は、第1の回転式ジョイント212を介して取付板220に結合されるシリンダアーム221を有している。第2の回転式ジョイント222は、シリンダアーム221の他端で結合されるとともにロッドクランプ223に結合されている。クランプ223は、医療補助具の一部であるロッド224を締結するために用いられる。2軸ロッドクランプ200に取り付けられる医療補助具には、器具トレイ、外科用機器、点滴用バッグ、牽引器、腕部及び脚部載置台などが含まれる。回転式ジョイント212、222により、ロッド224がベッドレール12に直交及び平行する軸を中心にして回動できるようになっている。さらに、多くの医療器具及び機器を2軸ロッドクランプに取り付けることができるため、患者を病院内又は病院外の別の場所に搬送する場合に特に有益である。
【0039】
図16は、本発明の別の態様に係わる、医療器具を取り付けるための特徴をさらに備えたベッドレール用クランプ250を示す。このクランプ250は、それから水平に延びるトグルクランプ300を備えている。本発明のこの態様では、クランプ250は、図15に関して上述したような2軸ロッドクランプ306を保持しているが、任意の数の装置がトグルクランプ300に保持されてもよい。2軸ロッドクランプ306は、スプライン軸302とスプラインブシュロック301とを介してトグルクランプ300に結合され、スプライン軸302の回転に対してインクリメント制御ができるようになっている。このようなスプライン軸302とブシュロック301の特徴は、図15及び図16に示した以外の他の回転式ジョイントに備えるようにしてもよい。
【0040】
医療器具をベッドレールに対して動かせるように、本明細書に記載したベッドレール用クランプに多くの他の結合機構を用いてもよいことは、当業者にとって理解されるであろう。
【0041】
本発明の一変形例におけるバイアス部材として、ピストン内に空気や流体を収容した流体装置を使用してもよい。
【0042】
本発明の他の変形例として、本明細書に記述したクランプを用いて、病院や手術室のベッド上などにあるベッドレールに医療器具を取り付ける方法が含まれる。本発明のこのような変形例では、まず、クランプをベッドレールに取り外し可能に取り付けることを含む。例えば、上述のクランプの多くは、凹部を有するクランプ本体と剛性顎部とを備える。ベッドレールが凹部内に収められ、顎部がベッドレールの裏側を部分的に包み込んで、クランプ本体がベッドレール上に支えられるものである。このように、ベッドレール用クランプは、所定の場所でまだロックされていないとしても、外れ落ちることなくベッドレール上で支えられる。次に、使用者は、クランプの操作部材を(クランプの設計に応じて、上方、下方又は回動)動作させることにより、クランプを閉じることができる。このような操作部材の動作により、足部がベッドレールに向けて摺動及び接触され、バイアス部材が引っ張られ又は圧縮されることにより、足部がベッドレールに噛み付いて、クランプがベッドレールの周りの所定の場所にロックされる。
【0043】
本発明のいくつかの態様では、使用者はまず、ピボットや他の動作機構を選択的に備える器具用クランプを、ベッドレール用クランプに取り付ける。その後、様々な医療器具をこれらの補助クランプ(器具用クランプ)により保持することができる。また、本発明のいくつかの態様では、ベッドレール用クランプをベッドレールに取り付ける前に、医療器具をベッドレール用クランプに取り付けてもよい。
【0044】
本発明の様々な態様及び例を参照しながら本発明を説明してきたが、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で多様、種々の改良がなされてもよい、と理解されるべきである。
【符号の説明】
【0045】
1 ベッドレール用クランプ
4 補助具取付け部
5 操作部材
9 足部
91 下顎部
10 本体
11 口部
101 上顎部
102 凹部
12 ベッドレール
23 下部キャップ
24 案内軸ロッド
27 バイアス部材


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベッドレールに取り付け可能なクランプ装置であって、
本体と、
足部と、
前記本体と前記足部とにより形成される少なくとも3つの面を有する口部と、
前記本体と前記足部との少なくとも一方に結合されるバイアス部材と、
前記バイアス部材に結合され、前記バイアス部材を介して前記口部に力を伝達するように構成される操作部材と、を備え、
前記口部の外部境界を形成する突出部が、前記本体から前記足部に向けて延び、
前記突出部は、前記ベッドレールに係合し、前記レールを前記突出部と前記口部との間に締結することにより前記クランプ装置が前記ベッドレールに固定される、ことを特徴とするクランプ装置。
【請求項2】
前記本体は、第1の顎部をさらに有し、前記足部は、前記第1の顎部に対向する第2の顎部を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
【請求項3】
前記突出部は、前記第1の顎部から延びる第1の突出部であり、前記第2の顎部は第2の突出部を有し、前記第1及び第2の突出部は互いに向けて延びている、ことを特徴とする請求項2に記載のクランプ装置。
【請求項4】
前記第1の突出部は、前記第2の突出部の第1の平面に対向する第1の平面を有し、前記第1及び第2の突出部の少なくとも一方は、前記第1の平面に対して傾斜して延びる第2の面を有する、ことを特徴とする請求項3に記載のクランプ装置。
【請求項5】
前記第2の面は、平坦、ギザギザ形、正弦波形、矩形波形及び歯付き形のいずれかひとつの形状に形成されている、ことを特徴とする請求項4に記載のクランプ装置。
【請求項6】
前記第2の面は、前記操作部材が第1の方向に動作された際に前記レールの外面に直接係合する、ことを特徴とする請求項4に記載のクランプ装置。
【請求項7】
前記第1の方向は、前記ベッドレールに対して直交する方向、または前記ベッドレールに対して平行な方向である、ことを特徴とする請求項6に記載のクランプ装置。
【請求項8】
前記第2の面には、その上に設けられる滑り止め材を備える、ことを特徴とする請求項4に記載のクランプ装置。
【請求項9】
前記口部は、J字状又はC字状の開口である、ことを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
【請求項10】
前記バイアス部材は、ばね、コイル、弾性部材、可撓はりまたはガス充填ばねで構成される、ことを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
【請求項11】
前記操作部材を前記バイアス部材に結合させるロッドを備え、前記操作部材は前記本体にも結合されている、ことを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
【請求項12】
前記足部は、C字状、J字状、L字状及びV字状のいずれかひとつの形状を有する、ことを特徴とする請求項11に記載のクランプ装置。
【請求項13】
前記ベッドレールに係合する前記足部の外面には、その上に設けられる滑り止め材を備える、ことを特徴とする請求項12に記載のクランプ装置。
【請求項14】
前記操作部材は、少なくとも1対の連結アームにより前記バイアス部材に結合されている、ことを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
【請求項15】
前記操作部材は、前記バイアス部材に摺動可能に接続されるカム機構を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
【請求項16】
前記バイアス部材の第1の端部から延びるアームを備える、ことを特徴とする請求項15に記載のクランプ装置。
【請求項17】
前記バイアス部材はU字状である、ことを特徴とする請求項16に記載のクランプ装置。
【請求項18】
前記足部は、それに組込まれた前記バイアス部材と、前記U字状バイアス部材の第2の端部から延びる傾斜突出部とを含み、前記カム機構が前記バイアス部材の前記第1の端部から延びる前記アームに沿って摺動可能に回転することで、前記傾斜突出部が前記ベッドレールに係合する、ことを特徴とする請求項17に記載のクランプ装置。
【請求項19】
前記操作部材は、レバー、ハンドル及びアームのいずれかひとつである、ことを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
【請求項20】
装置をベッドレールに取り付ける方法であって、
クランプ機構の口部が前記ベッドレールの少なくとも一部を取り囲むとともに、前記取り囲まれた部分が前記クランプ機構の足部と、前記クランプ機構の本体から前記足部に向けて延びる突出部との間に位置するように、前記クランプ機構を載置し、
前記突出部を前記ベッドレールに係合し、操作部材を操作することで、前記クランプ機構の前記突出部と前記口部との間に前記ベッドレールを締結させて、前記クランプ機構を前記ベッドレールに固定し、
前記装置を前記クランプ機構に固定する、ことを特徴とする装置をベッドレールに取り付ける方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公表番号】特表2012−501811(P2012−501811A)
【公表日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−527022(P2011−527022)
【出願日】平成21年9月14日(2009.9.14)
【国際出願番号】PCT/US2009/056818
【国際公開番号】WO2010/030981
【国際公開日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【出願人】(510003324)ケアフュージョン2200、インコーポレイテッド (20)
【Fターム(参考)】