説明

ベルトコンベヤ装置

【課題】回収コンベヤベルト及び搬送コンベヤベルトを一方向に安定に循環移動させることができるベルトコンベヤ装置を提供する。
【解決手段】本発明のベルトコンベヤ装置は、搬送物を搬送する搬送ベルトコンベヤ2と、搬送ベルトコンベヤ2のリターン側において搬送ベルトコンベヤ2より落下する搬送物を回収する回収ベルトコンベヤ3とを備えたベルトコンベヤ装置1において、回収ベルトコンベヤ3のコンベヤベルト(回収コンベヤベルト10)が、搬送ベルトコンベヤ2のコンベヤベルト(搬送コンベヤベルト4)の桟(波桟42や横桟43)と係合する係合部12を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回収ベルトコンベヤを備えたベルトコンベヤ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図5に示すように、搬送物を搬送する急傾斜コンベヤと呼ばれる搬送ベルトコンベヤ2と、搬送ベルトコンベヤ2のリターン側に設けられて搬送ベルトコンベヤ2より落下する搬送物を回収する回収ベルトコンベヤ3とを備えたベルトコンベヤ装置1が知られている。搬送ベルトコンベヤ2のコンベヤベルト(以下、搬送コンベヤベルトという)4は、無端状に形成されて駆動ローラ6及び複数のガイドローラ7;8に掛け渡され、駆動ローラ6の駆動力によって一方向に移動する。回収ベルトコンベヤ3のコンベヤベルト(以下、回収コンベヤベルトという)10は、無端状に形成されて複数のガイドローラ9に掛け渡される。搬送コンベヤベルト4は、搬送面45を形成するベースベルト41と、波桟42と、横桟43とを備える。波桟42は、ベースベルト41の幅方向Aの両側部56;56においてベースベルト41の長手方向に沿って延長して設けられる。横桟43は、ベースベルト41の長手方向に沿って所定間隔毎に搬送面45より突出するように複数設けられて搬送面を仕切る。横桟と波桟とで囲まれた搬送面に搬送物が載置されて搬送される。回収コンベヤベルト10は、搬送コンベヤベルト4の波桟42の端部53(先端)と接触する。波桟42と回収コンベヤベルト10との接触摩擦力によって回収コンベヤベルト10が一方向に循環移動する。
【特許文献1】実開昭57−3719号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のベルトコンベヤ装置1によれば、回収コンベヤベルト10と搬送コンベヤベルト4の波桟42の先端との接触摩擦力が変動しやすく、また、搬送コンベヤベルト4から回収コンベヤベルト10への力の伝達がスリップなどによって不安定となるため、回収コンベヤベルト10及び搬送コンベヤベルト4を一方向に安定に循環移動させることができないという問題点があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、回収コンベヤベルト10及び搬送コンベヤベルト4を一方向に安定に循環移動させることができるベルトコンベヤ装置1を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明のベルトコンベヤ装置は、搬送物を搬送する搬送ベルトコンベヤと、搬送ベルトコンベヤのリターン側において搬送ベルトコンベヤより落下する搬送物を回収する回収ベルトコンベヤとを備えたベルトコンベヤ装置において、回収ベルトコンベヤのコンベヤベルトが、搬送ベルトコンベヤのコンベヤベルトの桟と係合する係合部を備えたことを特徴とする。
搬送コンベヤベルトの桟の先端と回収ベルトコンベヤのコンベヤベルトとの間に隙間が設けられたことも特徴とする。
隙間が、回収ベルトコンベヤから外部への搬送物の流出を阻止できる寸法に設定されたことも特徴とする。
係合部が、搬送ベルトコンベヤのコンベヤベルトにコンベヤベルトの長手方向に沿って複数設けられた横桟に係合されたことも特徴とする。
係合部が、搬送ベルトコンベヤのコンベヤベルトの幅方向両側部にコンベヤベルトの長手方向に沿って延長して設けられた波桟に係合されたことも特徴とする。
回収ベルトコンベヤのコンベヤベルトは、搬送ベルトコンベヤのコンベヤベルトの桟から係合部に伝達される駆動力によって一方向に循環移動することも特徴する。
【発明の効果】
【0005】
本発明のベルトコンベヤ装置によれば、回収ベルトコンベヤのコンベヤベルトが、搬送ベルトコンベヤのコンベヤベルトの桟と係合する係合部を備えたことで、搬送コンベヤベルトから回収コンベヤベルトに対して安定に力を伝達でき、回収コンベヤベルト及び搬送コンベヤベルトを一方向に安定に循環移動させることができる。
搬送コンベヤベルトの桟の先端と回収ベルトコンベヤのコンベヤベルトとの間に隙間が設けられたので、桟の先端の磨耗や、桟の損傷を防止できる。
隙間が、回収ベルトコンベヤから外部への搬送物の流出を阻止できる寸法に設定されたので、回収ベルトコンベヤから外部への搬送物の飛散が抑えられ、搬送物の回収効率を向上できる。
係合部が、搬送ベルトコンベヤのコンベヤベルトにコンベヤベルトの長手方向に沿って複数設けられた横桟に係合されたことで、横桟と係合部とを介して搬送コンベヤベルトから回収コンベヤベルトに対して安定に力を伝達でき、回収コンベヤベルト及び搬送コンベヤベルトを一方向に安定に循環移動させることができる。
係合部が、搬送ベルトコンベヤのコンベヤベルトの幅方向両側部にコンベヤベルトの長手方向に沿って延長して設けられた波桟に係合されたことで、波桟と係合部とを介して搬送コンベヤベルトから回収コンベヤベルトに対して安定に力を伝達でき、回収コンベヤベルト及び搬送コンベヤベルトを一方向に安定に循環移動させることができる。
回収ベルトコンベヤのコンベヤベルトは、搬送ベルトコンベヤのコンベヤベルトの桟から係合部に伝達される駆動力によって一方向に循環移動する構成とすれば、回収コンベヤベルトを一方向に安定に循環移動させるための駆動力を得ることができるので、回収コンベヤベルトを駆動するための専用の駆動部を不要とできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
最良の形態1
以下、図1及び図2を参照し、ベルトコンベヤ装置の構造を説明する。図1(a)はベルトコンベヤ装置を示し、図1(b)は図1(a)のA方向から見た図を示し、図1(c)は図1(b)のA−A断面を示し、図2は搬送コンベヤベルトの横桟と回収コンベヤベルトの係合部との関係を分解斜視図で示す。
【0007】
図1に示すように、ベルトコンベヤ装置1は、搬送物を搬送する急傾斜コンベヤと呼ばれる搬送ベルトコンベヤ2と、搬送ベルトコンベヤ2のリターン側に設けられて搬送ベルトコンベヤ2より落下する搬送物を回収する回収ベルトコンベヤ3とを備える。
搬送ベルトコンベヤ2の搬送コンベヤベルト4は、無端状に形成され、駆動ローラ6及び複数のガイドローラ7;8に掛け渡されて、駆動ローラ6の駆動力によって一方向に循環移動する。
回収ベルトコンベヤ3の回収コンベヤベルト10は、無端状に形成され、複数のガイドローラ9に掛け渡されて、搬送コンベヤベルト4の横桟43(図1(c)参照)から力を受けて一方向に循環移動する。
【0008】
図2に示すように、搬送コンベヤベルト4は、ベースベルト41と、波桟42と、横桟43とを備える。ベースベルト41、波桟42、横桟43は、ゴムにより形成される。
断面を図示しないが、ベースベルト41は、搬送面45側となる表ベルト面46を形成する表ゴム層と、表ベルト面46に対して裏面となるベースベルト41の裏面としての裏ベルト面47を形成する裏ゴム層と、表ゴム層と裏ゴム層との間に設けられた補強層とが積層された構造である。補強層としては、例えば、織物により形成された帆布を備えた補強層やスチールコードのような金属を備えた補強層を備える。波桟42、横桟43もベースベルト41と同様な層構造のゴムにより構成される。
【0009】
耳桟と呼ばれる桟としての波桟42は、波板51、フランジ52を備える。波板51は、長尺な板が長尺な方向に沿って波打つように形成されたものであり、波板51の幅方向Dの両端部53;53が波形状に見える。フランジ52は、長尺な平板により形成され、平板の幅寸法Wは、波板51の端部53の波の高さ寸法Hよりも若干大きい。波板51の幅方向Dの一方の端部53とフランジ52の一方の平面54とが長尺な方向に沿って互いに接着されたことによって波桟42が形成される。このフランジ52の他方の面55とベースベルト41の表ベルト面46とが互いに接触するように波桟42のフランジ52とベースベルト41とが熱加硫接着、常温セメント接着、接着剤による接着や、ボルトナットによる締結等によって互いに取り付けられる。このようにして、波桟42は、ベースベルト41の幅方向Aの両側部56;56にベースベルト41の長手方向Bに沿って延長して設けられる。
即ち、波桟42は、ベースベルト41の幅方向Aの両方の側縁57;57からベースベルト41の幅方向Aの中央部の方向に所定間隔を隔てた幅方向Aの両方の側部56;56に位置する表ベルト面46より突出するようにベースベルト41の長手方向Bに沿って設けられる。
尚、ベースベルト41の幅方向Aの一方の側部56に設けられた一方の波桟42のフランジ52とベースベルト41の幅方向Aの他方の側部56に設けられた他方の波桟42の取付フランジ52との間の表ベルト面46によって、ベースベルト41の搬送面45が形成される。
【0010】
図1(a)に示すように、搬送コンベヤベルト4の搬送経路の屈曲部、即ち、搬送コンベヤベルト4の状態が平坦な状態から、上又は下に傾斜する状態に切り替わる境界部分には、ディスクローラと呼ばれるガイドローラ8が設けられる。このガイドローラ8は、ベースベルト41の長手方向Bに沿った側縁57から波桟42のフランジ52までの間の表ベルト面46(以下、側部ベルト面58という)に接触する大径ローラ81と、波桟42の端部53に接触する小径ローラ82とを備える。大径ローラ81のローラ外周面83と側部ベルト面58との接触摩擦、及び、小径ローラ82のローラ外周面84と波桟42の端部53との接触摩擦によって、コンベヤベルト1の搬送経路の屈曲部でのコンベヤベルト1の送りを確実にしている。
【0011】
図2に示すように、桟としての横桟43は、ベースベルト41の長手方向Bに沿って所定間隔毎に搬送面45より突出するように複数設けられて搬送面45を仕切る。横桟43と波桟42とで囲まれた搬送面45に搬送物が載置されて搬送される。横桟43は、仕切板部61、フランジ62を備える。仕切板部61は、矩形板状に形成される。
図1(b)に示すように、仕切板部61の幅寸法dは、ベースベルト41の搬送面45の幅方向Aの長さ寸法Eに合せて形成され、仕切板部61の高さ寸法hは、ベースベルト41に取付けられた波桟42の高さ寸法Hより短い長さに形成される。
図1(c);図2に示すように、フランジ62は、仕切板部61の一方の辺側において両方の仕切面65;65から仕切面65;65と直交する方向に互いに離反するように延長して形成された取付土台である。
【0012】
図2に示すように、回収ベルトコンベヤ3の回収コンベヤベルト10は、ベースベルト11と、搬送ベルトコンベヤ2の搬送コンベヤベルト4の横桟43と係合する係合部12とを備える。係合部12はベースベルト11の長手方向に沿って所定間隔毎にベースベルト11の表ベルト面19に複数設けられる。係合部12は、搬送コンベヤベルト4の横桟43の仕切板部61と同様な係合板13と、搬送コンベヤベルト4の横桟43のフランジ62と同様なフランジ14とを備えた構成である。ベースベルト11、係合部12は、表ゴム層と裏ゴム層と補強層とを備えたベースベルト41と同様の構成のゴムにより形成される。
即ち、図1(c);図2に示すように、フランジ14は、係合板13の一方の辺側において両方の面15;15から面15;15と直交する方向に互いに離反するように延長して形成された取付土台である。図1(b)に示すように、係合板13は、矩形板状に形成され、係合板13の幅寸法Wは、ベースベルト41の搬送面45の幅寸法Eよりも短く形成される。
【0013】
最良の形態1では、図1(b)に示すように、係合板13の側縁17と波桟42の波板51との間に隙間S1が形成され、係合板13の先端18と搬送コンベヤベルト4の搬送面45との間に隙間S2が形成され、ベースベルト11の表ベルト面19と搬送コンベヤベルト4の波桟42の端部53(波桟42の先端)との間に隙間S3が形成され、そして、搬送コンベヤベルト4が循環移動する方向の前後で仕切板部61の仕切面65と係合板13の面15とが互いに接触可能なように、搬送ベルトコンベヤ2と回収ベルトコンベヤ3とが互いに配置される。隙間S3は、回収ベルトコンベヤ3に回収される搬送物の大きさに合わせて、当該搬送物が通過しないような寸法、即ち、当該搬送物の種類に応じてその搬送物の流出を阻止できる寸法に設定される。
【0014】
最良の形態1によれば、搬送コンベヤベルト4が駆動ローラ6の駆動力によって一方向に循環移動すると、横桟43の仕切板部61の仕切面65が係合板13の面15と衝突して係合するので、面15が搬送コンベヤベルト4からの力を受けて回収コンベヤ3の回収コンベヤベルト10が矢印Tの方向に移動する。この場合、上述したように、隙間S1,S2,S3が形成されているので、係合板13と波桟42との干渉、係合板13とベースベルト41との干渉、波桟42とベースベルト11との干渉が回避され、回収コンベヤベルト10が矢印Tの方向にスムーズに移動する。
【0015】
最良の形態1によれば、従来のベルトコンベヤ装置1のように、回収コンベヤベルト10が、搬送コンベヤベルト4の波桟42の端部53(先端)との接触摩擦によって一方向に循環移動するのではなく、図1(c)に示すように、回収コンベヤベルト10及び搬送コンベヤベルト4が循環移動する一方向と直交する仕切板部61の仕切面65と係合板13の面15との係合によって、回収コンベヤベルト10が搬送コンベヤベルト4からの力を受ける構造なので、搬送コンベヤベルト4から回収コンベヤベルト10への力の伝達がスリップなどによって不安定となることがなく、搬送コンベヤベルト4から回収コンベヤベルト10に対して安定に力を伝達できるので、回収コンベヤベルト10を一方向に循環移動させるための安定な駆動力を得ることができて、回収コンベヤベルト10及び搬送コンベヤベルト4を一方向に安定に循環移動させることができる。
【0016】
最良の形態1によれば、回収コンベヤベルト10が搬送コンベヤベルト4の横桟43と係合する係合部12を備え、回収コンベヤベルト10を一方向に安定に循環移動させるための駆動力を得ることができるので、回収コンベヤベルト10を駆動するための専用の駆動部を不要とできる。
【0017】
最良の形態1によれば、回収ベルトコンベヤ3から外部への搬送物の流出を阻止できる寸法に設定された隙間S3を備えたので、回収ベルトコンベヤ3から外部への搬送物の飛散が抑えられ、搬送物の回収効率を向上できる。
【0018】
また、従来のベルトコンベヤ装置1によれば、回収コンベヤベルト10が、搬送コンベヤベルト4の波桟42の端部53との接触摩擦によって一方向に動くので、回収コンベヤベルト10と波桟42の端部53との接触によって、波桟42が損傷するといった問題点があった。つまり、従来のベルトコンベヤ装置1によれば、搬送コンベヤベルト4の波桟42は、搬送コンベヤベルト4が循環移動を繰り返している間、リターン部においては回収コンベヤベルト10との接触により力を受け、搬送部においては回収コンベヤベルト10からの力を受けない構造であるので、波桟42が回収コンベヤベルト10との接触により力を受けた場合は、波桟42の端部53(先端)が磨耗したり、波桟42が変形してクラックが生じたりする問題点があった。また、波桟42が回収コンベヤベルト10からの力を受けた場合には波桟42が曲がり、波桟42が力を受けない場合には元に戻る構造であるために、波桟42が屈伸を繰り返すので、波桟42が損傷しやすいといった問題点があった。さらに、小径ローラ82のローラ外周面84と波桟42の端部53との接触摩擦の影響も加わるため、波桟42の端部53(先端)の磨耗や波桟42の損傷が問題となる。
最良の形態1によれば、隙間S3が形成されたことによって、回収コンベヤベルト10と波桟42の端部53(先端)との干渉が回避された構成を備えたので、従来のベルトコンベヤ装置1のような回収コンベヤベルト10と波桟42との干渉による波桟42の端部53(先端)の磨耗や波桟42の損傷を抑止できる。
【0019】
最良の形態2
図3に示すように、ベースベルト11の幅方向Xの両方の端部71;71に、搬送コンベヤベルト4の波桟42と係合する係合部12を備えた構成とした。即ち、係合部12は、波桟42の波板51におけるフランジ52の設けられていない側の端部53(先端)における波72と波72との間に挿入されて波板51と係合する係合板13と、フランジ14とを備える。この場合も、回収コンベヤベルト10の表ベルト面19と搬送コンベヤベルト4の波桟42の端部53との間に隙間S3が形成されるので、係合部12の高さを隙間S3よりも長く形成する。この係合部12は、ベースベルト11の長手方向Bに沿って波桟42の先端の波72と波72との間の寸法ピッチPの整数倍に対応した所定間隔毎に表ベルト面19より突出するように複数設けられる。最良の形態2でも、最良の形態1と同様な効果が得られる。
【0020】
最良の形態3
図4に示すように、ベースベルト11の表ベルト面19の幅方向Aの両方の端部75において、最良の形態2の係合部12を千鳥状に設けた構成としてもよい。この場合でも、最良の形態2と同様な効果が得られる。
【0021】
最良の形態4
回収ベルトコンベヤ3として図外の駆動ローラを備えたものを用い、この駆動ローラで回収コンベヤベルト10を循環駆動させることで、搬送ベルトコンベヤ2の負担を軽減できる。この場合、ベルトコンベヤ装置1の起動時のみ、駆動ローラで回収コンベヤベルト10を駆動させることで、搬送ベルトコンベヤ2の起動時の負担を軽減できる。
【産業上の利用可能性】
【0022】
耳桟は波桟42でなくともよい。即ち、ベースベルト41が屈曲した場合であっても搬送面45に収容された搬送物がベースベルト41の側部より落下しないように搬送物の落下を抑止する機能を備えた構成の耳桟であればよい。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】ベルトコンベヤ装置を示し、(a)はベルトコンベヤ装置の側面図、(b)は(a)のB方向から見た図、(c)は(b)のA−A断面図(最良の形態1)。
【図2】搬送コンベヤベルトの横桟と回収コンベヤベルトの係合部との関係を示す分解斜視図(最良の形態1)。
【図3】(a)はベルトコンベヤ装置の側面図、(b)は(a)のB方向から見た図(最良の形態2)。
【図4】回収コンベヤベルトの平面図(最良の形態3)。
【図5】従来のベルトコンベヤ装置を示し、(a)はベルトコンベヤ装置の側面図、(b)は(a)のB方向から見た図。
【符号の説明】
【0024】
1 ベルトコンベヤ装置、2 搬送ベルトコンベヤ、3 回収ベルトコンベヤ、
4 搬送コンベヤベルト、10 回収コンベヤベルト、12 係合部、
42 波桟(桟)、43 横桟(桟)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬送物を搬送する搬送ベルトコンベヤと、搬送ベルトコンベヤのリターン側において搬送ベルトコンベヤより落下する搬送物を回収する回収ベルトコンベヤとを備えたベルトコンベヤ装置において、回収ベルトコンベヤのコンベヤベルトが、搬送ベルトコンベヤのコンベヤベルトの桟と係合する係合部を備えたことを特徴とするベルトコンベヤ装置。
【請求項2】
搬送コンベヤベルトの桟の先端と回収ベルトコンベヤのコンベヤベルトとの間に隙間が設けられたことを特徴とする請求項1に記載のベルトコンベヤ装置。
【請求項3】
隙間が、回収ベルトコンベヤから外部への搬送物の流出を阻止できる寸法に設定されたことを特徴とする請求項2に記載のベルトコンベヤ装置。
【請求項4】
係合部が、搬送ベルトコンベヤのコンベヤベルトにコンベヤベルトの長手方向に沿って複数設けられた横桟に係合されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のベルトコンベヤ装置。
【請求項5】
係合部が、搬送ベルトコンベヤのコンベヤベルトの幅方向両側部にコンベヤベルトの長手方向に沿って延長して設けられた波桟に係合されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のベルトコンベヤ装置。
【請求項6】
回収ベルトコンベヤのコンベヤベルトは、搬送ベルトコンベヤのコンベヤベルトの桟から係合部に伝達される駆動力によって一方向に循環移動することを特徴する請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のベルトコンベヤ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−174342(P2008−174342A)
【公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−8691(P2007−8691)
【出願日】平成19年1月18日(2007.1.18)
【出願人】(000005278)株式会社ブリヂストン (11,469)
【Fターム(参考)】