説明

ボタン電話システム

【課題】ユーザの通話の機会を損なうことなく、ユーザが使用していない状態での電話機の消費電力を削減する。
【解決手段】主装置10は、電話機20からの省電力動作モードへの移行通知を受信または省電力動作モード開始時刻になった場合、電話機20への給電を通常時の電力から所定の最小限の電力に減少させるとともに、電話機20からの通常動作モードへの移行通知を受信または省電力動作モード終了時刻になった場合、電話機20への給電を通常時の電力に増加させる省電力制御手段12と、電話機20からの省電力動作モードへの移行通知を受信または省電力動作モード開始時刻になった場合、電話機20に対してあらかじめ設定した省電力時動作を行うように制御するとともに、電話機20からの通常動作モードへの移行通知を受信または省電力動作モード終了時刻になった場合、電話機20に対して通常動作を行うように制御する連動制御手段14と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主装置と電話機とを備えるボタン電話システムに関し、特に、省電力動作を行うボタン電話システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のボタン電話システムでは、主装置および電話機は、常に電源をONの状態にしている。主装置は、当該主装置に接続された回線の発信および着信などの呼制御を行い、電話機は、ユーザの操作の検出、通話などを行う。また、ボタン電話システムでは、留守番電話(ボイスメール)や他の電話機への転送を行う場合、主装置側の機能として、主装置が備える録音装置に録音し、また所定の電話機への転送を行う。
【0003】
なお、特許文献1には、留守設定時の着信に対して自動応答し、相手音声の録音および管理を行うとともに、転送機能を有する留守番電話機が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−119471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のボタン電話システムでは、夜間や離席などで電話機を使用していない状態であっても、常に主装置から電話機に給電が行われ、電力を消費している。また、留守番電話の設定や他の電話機へ転送設定などをしている場合、当該電話機には着信されず通話が行われないにもかかわらず、主装置から当該電話機への給電が行われ、電力を消費している。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ユーザの通話の機会を損なうことなく、ユーザが使用していない状態での電話機の消費電力を削減することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明は、主装置と複数の電話機とを有するボタン電話システムであって、前記主装置は、前記電話機からの省電力動作モードへの移行通知を受信した場合、または省電力動作モード開始時刻になった場合、前記電話機への給電を通常時の電力から所定の最小限の電力に減少させるとともに、前記電話機からの通常動作モードへの移行通知を受信した場合、または省電力動作モード終了時刻になった場合、前記電話機への給電を前記所定の最小限の電力から前記通常時の電力に増加させる省電力制御手段と、前記電話機からの省電力動作モードへの移行通知を受信した場合、または省電力動作モード開始時刻になった場合、前記電話機に対してあらかじめ設定した省電力時動作を行うように制御するとともに、前記電話機からの通常動作モードへの移行通知を受信した場合、または省電力動作モード終了時刻になった場合、前記電話機に対して通常動作を行うように制御する連動制御手段と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ユーザの通話の機会を損なうことなく、ユーザが使用していない状態での電話機の消費電力を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施形態に係るボタン電話システムの構成図である。
【図2】電話機側の操作指示により省電力動作モードへ移行する場合の主装置および電話機の機能構成を示すブロック図である。
【図3】電話機側の操作指示により、通常動作モードから省電力動作モードに、さらに通常動作モードに移行する動作シーケンス図である。
【図4】主装置側の制御により省電力動作モードへ移行する場合の主装置および電話機の機能構成を示すブロック図である。
【図5】主装置側の制御により、通常動作モードから省電力動作モードに、さらに通常動作モードに移行する動作シーケンス図である。
【図6】省電力動作モード時の主装置の動作フローである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0011】
図1は、本発明の実施形態に係るボタン電話システムの全体構成図である。図示するボタン電話システムは、主装置10と、当該主装置10に接続されたボタン電話機(以下、「電話機」)20とを有する。図示する例では、1つの電話機20しか記載されていないが、複数の電話機が主装置10に接続されているものとする。ボタン電話システムは、複数の電話機で、所定数の電話回線を共用できるようにするものである。
【0012】
本実施形態の電話機20は、省電力動作モードの開始指示および終了指示を入力するための入力手段を有する。例えば、ディスプレイ2Aを手前に倒して折り畳みディスプレイ2Aの表示内容を見えなくする(以下、「格納する」という)ことにより、省電力動作モード開始指示を検知する検知機構が動作し(例えば、図示しないスイッチ等が押下され)、省電力動作モードへの移行指示が入力される。また、格納されたディスプレイ2Aを起こして立ち上げて、ディスプレイ2Aの表示内容を見えるようにする(以下、「展開する」という)ことにより、省電力動作モード終了指示を検知する検知機構が動作し(例えば、図示しないスイッチ等が押下され)、通常動作モードへの移行指示(省電力動作モードの終了指示)が入力される。
【0013】
あるいは、省電力OFF状態で省電力ON/OFFボタン2Bを押下することにより省電力動作モードへの移行指示を入力し、また、省電力ON状態で省電力ON/OFFボタン2Bを押下することにより通常動作モードへの移行指示を入力することとしてもよい。このように、本実施形態では、電話機20に入力されたユーザの操作指示により、主装置10および電話機20を省電力動作モードに移行することができる。また、本実施形態では、後述する主装置10側からの制御によっても、主装置10および電話機20を省電力動作モードに移行することができる。
【0014】
なお、主装置10は、少なくともCPU、メモリ、HDD等の外部記憶装置などを備えた汎用的なコンピュータシステムを用いることができる。このコンピュータシステムにおいて、CPUがメモリ上にロードされた主装置10用のプログラムを実行することにより、主装置10の各機能が実現される。
【0015】
図2は、電話機側での操作指示により省電力動作モードへ移行する場合の主装置10および電話機20の機能構成を示すブロック図である。
【0016】
電話機20は、電話機処理部21と、省電力制御部22とを有する。電話機処理部21は、一般的なボタン電話機の機能を有するとともに、ユーザが入力した省電力動作モードへの移行(開始)操作を検知し、省電力制御部22に通知する。省電力制御部22は、当該操作の通知を受け付けると、主装置10へ省電力動作モード移行通知を送信するとともに、当該電話機20を省電力動作モードに移行する。省電力動作モードのときは、通常動作モードへの移行操作(例えば、ディスプレイ2Aの展開、省電力ON/OFFボタン2Bの押下など)の検出、または、主装置10からの通常動作モードへの移行通知の受信など、通常動作モードへの移行(復帰)に必要な最小限の機能だけを動作させる。
【0017】
主装置10は、主装置処理部11と、省電力制御部12と、給電回路13と、連動制御部14とを有する。主装置処理部11は、一般的なボタン電話システムにおいて主装置が行う処理(呼制御処理、転送処理等)を行う。給電回路13は、電話機20に電力を供給する。
【0018】
省電力制御部12は、電話機20からの省電力動作モードへの移行通知を受信すると、給電回路13に当該電話機20への給電を最小限にするよう指示するとともに、連動制御部14に当該電話機20の省電力動作モードへの移行を指示する。
【0019】
連動制御部14は、当該電話機20に対してあらかじめ設定された省電力動作モードにおける省電力時動作を、当該電話機20に対して行うように主装置処理部11に指示する。省電力動作としては、例えば、当該電話機20への着信を、留守番電話(ボイスメール)、または所定の他の電話機に転送することなどが考えられる。なお、主装置10内の記憶部(不図示)には、電話機毎の個別の省電力時動作が記憶されているものとする。
【0020】
図3は、電話機20に入力された操作指示により、通常動作モードから省電力動作モードに移行し、さらに省電力動作モードから通常動作モードに移行する動作シーケンス図である。
【0021】
通常動作モードにおいて、電話機20の電話機処理部21は、ディスプレイ2Aを格納、または省電力ON/OFFボタン2Bの押下などの、ユーザの省電力動作モードへの移行操作を受け付ける(S11)。
【0022】
これにより、電話機20の省電力制御部22は、省電力動作モード移行通知を主装置10に送信し(S12)、主装置10の省電力制御部12は、省電力モード移行応答を当該電話機20に送信する(S13)。S13の応答を受信した電話機20の省電力制御部22は、電話機20を省電力動作モードに移行する(S16)。すなわち、当該電話機20に入力される通常動作モードへの移行操作の検出、主装置10からの通常動作モードへの移行通知を受信し応答するなど、通常動作モードへの移行に必要な最小限の動作のみ行う。
【0023】
主装置10の省電力制御部12は、S13で省電力動作モード移行応答を送信した後、給電回路13を制御して、省電力動作モード移行通知を送信した電話機20への給電をあらかじめ定めた最小限の電力に低減する(S14)。これにより、給電回路13は、所定の最低限の電力を当該電話機20に供給する。
【0024】
また、主装置10の連動制御部14は、当該電話機20に対してあらかじめ設定された省電力動作モードにおける省電力動作を、当該電話機20に対して行うように主装置処理部11に指示し、これにより省電力動作モードへ移行する(S15)。例えば、当該電話機20への着信を、留守番電話(ボイスメール)、または所定の他の電話機に転送するように指示することが考えられる。
【0025】
S11からS16までの処理により、当該電話機20は省電力モードで動作し、主装置10も当該電話機20に対しては省電力動作モード(最小限の給電、所定の省電力動作)で動作する(S17)。
【0026】
この省電力動作モードにおいて、当該電話機20の電話機処理部21は、ユーザの通常動作モードへの移行操作(ディスプレイ2Aの展開、または省電力ON/OFFボタン2Bの押下など)を受け付ける(S18)。これにより、当該電話機20の省電力制御部22は、通常動作モード移行通知を主装置10に送信し(S19)、主装置10の省電力制御部12は、通常動作モード移行応答を当該電話機20に送信する(S20)。
【0027】
S20の応答を受信した当該電話機20の省電力制御部22は、電話機20を通常動作モードに移行する(S23)。すなわち、当該電話機20の電話機処理部21は、一般的な電話機の通常動作を行う。
【0028】
主装置10の省電力制御部12は、給電回路13を制御することにより、当該電話機20への給電を、S14の最低限の電力量から通常の電力量に戻す(S21)。また、主装置10の連動制御部14は、当該電話機20に対して通常動作モードにおける処理を提供するように主装置処理部11を指示し、通常動作モードへ移行する。(S22)。
【0029】
以上S18からS23までの処理により、当該電話機20は通常動作モードで動作し、主装置10も当該電話機20に対して通常動作モードで動作する(S24)。
【0030】
図4は、主装置側での制御により省電力動作モードへ移行する場合の主装置10および電話機20の機能構成を示すブロック図である。
【0031】
図示する主装置10は、動作管理タイマ15を有する点において、図2に示す主装置10と異なる。動作管理タイマ15には、各電話機毎に、省電力動作モードの開始時間および終了時間があらかじめ設定されている。動作管理タイマ15は、電話機毎に、当該電話機の省電力動作モード開始時間になると、当該電話機を省電力動作モードへ移行するための省電力動作モード開始通知を、省電力制御部12に送出し、当該電話機の省電力動作モード終了時間になると、当該電話機を通常動作モードへ移行するための省電力動作モード終了通知を、省電力制御部12に送出する。
【0032】
なお、動作管理タイマ15に、各電話機毎の個別の開始時間および終了時間ではなく、全ての電話機に共通の開始時間および終了時間が設定されている場合には、動作管理タイマ15は、当該開始時間になると全ての電話機を省電力動作モードへ移行するための省電力動作モード開始通知を省電力制御部12に送出し、当該終了時間になると全ての電話機を通常動作モードへ移行するための省電力動作モード終了通知を省電力制御部12に送出する。
【0033】
省電力制御部12は、動作管理タイマ15からの省電力動作モード開始通知を受け付けて、当該通知で指定された電話機20への給電を最小限にするように給電回路13に指示するとともに、連動制御部14に当該電話機20を省電力動作モードに移行するように通知する。連動制御部14は、当該電話機20に対してあらかじめ設定された省電力動作モードでの処理を提供するように主装置処理部11に指示する。
【0034】
図5は、主装置10側の制御により、通常動作モードから省電力動作モードに移行し、さらに省電力動作モードから通常動作モードに移行する動作シーケンス図である。
【0035】
主装置10の動作管理タイマ15は、各電話機毎に、あらかじめ設定された省電力動作モードの開始時間になると、当該電話機20を省電力動作モードに移行するための省電力動作モード開始通知を省電力制御部12に送出する(S31)。これにより、省電力制御部12は、動作管理タイマ15から通知された電話機20に、省電力動作モード移行通知を送信し(S32)、当該電話機20の省電力制御部22は、省電力モード移行応答を主装置10に送信する(S33)。S33の応答を送信した電話機20の省電力制御部22は、電話機20を省電力動作モードに移行する(S36)。すなわち、主装置10からの通常動作モードへの移行通知を受信し応答、または当該電話機20に入力される通常動作モードへの移行操作の検出など、通常動作モードへの移行に必要な最小限の動作のみ行う。
【0036】
主装置10の省電力制御部12は、S33で省電力動作モード移行応答を受信した後、給電回路13を制御して、当該電話機20へ給電をあらかじめ定めた最小限の電力に低減する(S34)。これにより、給電回路13は、所定の最低限の電力を当該電話機20に供給する。
【0037】
また、主装置10の連動制御部14は、当該電話機20に対してあらかじめ設定された省電力動作モードにおける省電力動作を、当該電話機20に対して行うように主装置処理部11に指示し、これにより省電力動作モードへ移行する(S35)。例えば、当該電話機20への着信を、留守番電話(ボイスメール)、または所定の他の電話機に転送するように指示することが考えられる。
【0038】
S31からS36までの処理により、当該電話機20は省電力モードで動作し、主装置10も当該電話機20に対しては省電力動作モード(最小限の給電、所定の省電力動作)で動作する(S37)。
【0039】
この省電力動作モードにおいて、主装置10の動作管理タイマ15は、各電話機毎に、あらかじめ設定された省電力動作モードの終了時間になると、当該電話機20を通常動作モードに移行するための省電力動作モード終了通知を省電力制御部12に送出する(S38)。これにより、省電力制御部12は、動作管理タイマ15から通知された電話機20に、通常動作モード移行通知を送信し(S39)、当該電話機20の省電力制御部22は、通常動作モード移行応答を主装置10に送信する(S40)。
【0040】
S40の応答を送信した当該電話機20の省電力制御部22は、電話機20を通常動作モードに移行する(S43)。すなわち、当該電話機20の電話機処理部21は、一般的な電話機の通常動作を行う。
【0041】
主装置10の省電力制御部12は、給電回路13を制御することにより、当該電話機20への給電を、S34の最低限の電力量から通常の電力量に戻す(S41)。また、主装置10の連動制御部14は、当該電話機20に対して通常動作モードにおける処理を提供するように主装置処理部11を指示し、通常動作モードへ移行する。(S42)。
【0042】
以上S38からS43までの処理により、当該電話機20は通常動作モードで動作し、主装置10も当該電話機20に対して通常動作モードで動作する(S44)。
【0043】
なお、図3は、電話機20側の操作指示により、通常動作モードから省電力動作モード、さらに通常動作モードに移行する動作シーケンスを示し、図5は、主装置側の制御により、通常動作モードから省電力動作モード、さらに通常動作モードに移行する動作シーケンスを一例として示したが、これに限定されない。例えば、電話機20側の操作指示により、通常動作モードから省電力動作モードに移行した後、主装置10側(動作管理タイマ15)の制御により省電力動作モードから通常動作モードに移行することとしてもよい。また、主装置10側(動作管理タイマ15)の制御により通常動作モードから省電力動作モードに移行した後、電話機20側の操作指示により省電力動作モードから通常動作モードに移行することとしてもよい。
【0044】
図6は、省電力動作モード時の主装置10の動作フローである。
【0045】
省電力動作モード時において、主装置10の主装置処理部11は、着信等の機能提供イベントが発生した際(S51)、当該イベントが省電力動作モードの電話機20へのイベントか否かを判別する(S52)。すなわち、主装置処理部11は、図3のS15または図5のS35で、連動制御部14により省電力動作を行うように指示された電話機20に対するイベントか否かを判別する。
【0046】
省電力動作モードの電話機へのイベントでない場合(S52:NO)、主装置処理部11は、当該イベントに対して通常のボタン電話機として機能(当該電話機に発呼するなど)を提供する(S55)。一方、省電力動作モードの電話機へのイベントであった場合(S52:YES)、主装置処理部11は、当該電話機用の省電力動作モード時の省電力動作が主装置10内の記憶部(不図示)にあらかじめ設定されている場合は(S53:YES)、設定されている省電力動作を行う(S54)。一方、当該電話機用の省電力動作が記憶部に設定されていない場合(S53:NO)、留守番電話(ボイスメール)に転送するなどの所定の省電力動作を行う(S55)。
【0047】
以上説明した本実施形態のボタン電話システムでは、電話機側での操作により電話機を省電力動作モードに移行させ、あるいは、あらかじめ設定された省電力動作モードの時間帯に主装置から電話機への給電を最小限にすることにより、消費電力を軽減することができる。すなわち、ユーザの通話の機会を損なうことなく、ユーザが使用していない状態での電話機の消費電力を削減することができる。
【0048】
また、本実施形態では、電話機側での操作により省電力動作モードに移行した場合、あるいは、あらかじめ設定された省電力動作モードの時間帯に、あらかじめ設定した省電力動作を主装置が電話機に提供する。これにより、ユーザは、留守番電話や転送電話等の設定操作を行う必要がなく、ユーザの利便性をより向上させることができる。また、省電力動作モードにおいては、電話機への給電を最小限にするとともに、当該電話機への着信を行うことなく、主装置が所定の省電力動作(留守番電話や他の電話機への転送)を行うため、ユーザの電話利用の機会を損なう問題は発生しない。
【0049】
また、本実施形態では、電話機に省電力ON/OFFボタンを設ける、またはディスプレイを格納/展開するなどして、電話機側での操作により、ユーザが省電力動作モードへの移行指示を容易に行うことができる。
【0050】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
【符号の説明】
【0051】
10 主装置
11 主装置処理部
12 省電力制御部
13 給電回路
14 連動制御部
15 動作管理タイマ
20 電話機
21 電話機処理部
22 省電力制御部
2A ディスプレイ
2B 省電力ON/OFFボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
主装置と複数の電話機とを有するボタン電話システムであって、
前記主装置は、
前記電話機からの省電力動作モードへの移行通知を受信した場合、または省電力動作モード開始時刻になった場合、前記電話機への給電を通常時の電力から所定の最小限の電力に減少させるとともに、前記電話機からの通常動作モードへの移行通知を受信した場合、または省電力動作モード終了時刻になった場合、前記電話機への給電を前記所定の最小限の電力から前記通常時の電力に増加させる省電力制御手段と、
前記電話機からの省電力動作モードへの移行通知を受信した場合、または省電力動作モード開始時刻になった場合、前記電話機に対してあらかじめ設定した省電力時動作を行うように制御するとともに、前記電話機からの通常動作モードへの移行通知を受信した場合、または省電力動作モード終了時刻になった場合、前記電話機に対して通常動作を行うように制御する連動制御手段と、を有すること
を特徴とするボタン電話システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate