説明

ポインティングデバイスおよびその動作方法

【課題】情報処理装置に所望の時刻に所望の処理を実行させるのに好適な技術を提供する。
【解決手段】情報処理装置の入力装置として用いられるポインティングデバイスが記録手段と計時手段と出力手段とを有している。記録手段は、予め登録された操作を示す登録操作情報を保持する。計時手段は、予め設定された時刻である設定時刻の情報を保持しており、該設定時刻と現在時刻を比較することにより、該設定時刻になったことを検出する。出力手段は、設定時刻になったことが計時手段により検出されると、記録手段に記録されている登録操作情報の信号を出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者が情報処理装置を操作するためのポインティングデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
パーソナルコンピュータなどの情報処理装置では、画面表示にグラフィックが用いられ、マウスなどのポインティングデバイスで操作を行うものが多くなっている(特許文献1参照)。ポインティングデバイスの例としてマウスの他に、タッチパッド、タッチパネル、スタイラスペン、トラックボール等がある。利用者はこれらのポインティングデバイスを操作して情報処理装置に所望の処理を実行させることができる。
【0003】
また情報処理装置の利用においては利用者がマウス等を操作してリアルタイムで処理を実行させる他に、所望の時刻に所望の処理を実行させたい場合がある。情報処理装置に所望の時刻に所望の処理を実行させる方法としてソフトウェアによる方法とハードウェアによる方法がある。
【0004】
ソフトウェアによる方法では、利用者の指定した時刻に処理を起動する機能をOS(Operating System)やアプリケーションが元々備えている必要がある。それが無ければ実現は不可能である。またOSやアプリケーションがそのような機能を備えていても、ある時刻にある処理を実行するように設定するにスクリプト等の専門知識が必要となる場合がある。そのため計算機に精通している者でなければ容易に利用できない。
【0005】
一方、ハードウェアによる方法の例として特許文献2に記載されたような方法がある。特許文献2には、利用者が実行したい処理をキー操作によりコマンドとして登録し、そのコマンドを実行したい時刻を設定しておき、その時刻になるとそのコマンドを情報処理装置に出力するキーボード装置が開示されている。このハードウェアによる方法では、OSや動作環境に依存することがなく、また利用者がシステムに精通していなくても、所望の処理を所望の時刻に実行できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平5−143230号公報
【特許文献2】特開平3−154119号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、近年の情報処理装置では、キーボードから実行できない画面操作のような処理や、キーボードから実行しにくい処理が存在する。そのような処理は特許文献1に開示された構成では起動できなかったり、起動するのが難しかったりする。
【0008】
本発明の目的は、情報処理装置に所望の時刻に所望の処理を実行させるのに好適な技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明のポインティングデバイスは、情報処理装置の入力装置として用いられるポインティングデバイスであって、
予め登録された操作を示す登録操作情報を保持する記録手段と、
予め設定された時刻である設定時刻の情報を保持しており、該設定時刻と現在時刻を比較することにより、該設定時刻になったことを検出する計時手段と、
前記設定時刻になったことが前記計時手段により検出されると、前記記録手段に記録されている前記登録操作情報の信号を出力する出力手段と、を有している。
【0010】
本発明のポインティングデバイスの動作方法は、情報処理装置の入力装置として用いられるポインティングデバイスの動作方法であって、
予め登録された操作を示す登録操作情報と、予め設定された時刻である設定時刻の情報とを保持し、
該設定時刻と現在時刻を比較し、
該設定時刻になると、前記登録操作情報の信号を出力するものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、容易に情報処理装置に所望の時刻に所望の処理を実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本実施形態によるポインティングデバイスの構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例によるマウスの外観図である。
【図3】本実施例によるマウスの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明の実施形態によるポインティングデバイスの構成を示すブロック図である。図1を参照すると、ポインティングデバイス10は、記録部11、計時部12、出力部13、および入力部14を有している。
【0015】
本ポインティングデバイス10はパーソナルコンピュータ等の情報処理装置16の入力装置として用いられるポインティングデバイスであり、通常時は入力部14へ入力される操作の情報の信号を出力部13から出力する。このポインティングデバイス10はマウスのように情報処理装置16に接続されるものであってもよく、あるいはタッチパッドのように情報処理装置16に組み込まれていてもよい。
【0016】
入力部14は、利用者による操作の入力を受け付け、行われた操作を示す情報を生成する。
【0017】
記録部11は、予め登録された操作を示す登録操作情報を保持する。好適例として、登録操作情報は利用者が入力部14に対して実際に操作を行うことにより記録部11に予め記録しておくのが良い。
【0018】
計時部12は、予め設定された時刻である設定時刻の情報を保持しており、継続的に設定時刻と現在時刻を比較することにより、設定時刻になったことを検出する。
【0019】
出力部13は、設定時刻になったことが計時部12により検出されると、記録部11に記録されている登録操作情報の信号を情報処理装置16に出力する。例えば、記録部11に一連の操作の操作情報を時系列に記録しておき、出力部13は、記録部11に記録されている一連の操作情報の信号を時系列に出力することにしてもよい。
【0020】
これにより、設定された時刻になると、利用者がポインティングデバイス10を操作しているのと同じ信号がポインティングデバイス10から情報処理装置16へ自動的に入力され、情報処理装置16はその信号に従って動作する。
【0021】
以上、本実施形態によれば、計時部12に設定された所望の時刻に、記録部11に記録された操作の情報を情報処理装置16に出力するので、容易に情報処理装置16に所望の時刻に所望の処理を実行させることができる。
【0022】
図1を参照すると、ポインティングデバイス10は更にモード切替部15を有している。モード切替部15は、例えば利用者の指定により通常モードと記録モードと再生モードを択一的に設定する。これらの各動作モードに応じてポインティングデバイス10は動作を変化させる。
【0023】
通常モードでは、入力14で生成された操作の情報を出力部13が即座に出力している。記録モードに設定されている間に入力部14で生成された操作の情報は記録部11が登録操作情報として記録する。再生モードでは、計時部12が設定時刻と現在時刻を比較することにより、設定時刻になったか否かを継続的に監視する。設定時刻になったことが計時部12により検出されると、出力部13が、記録部11に記録されている登録操作情報の信号を出力する。
【0024】
なお、本実施形態においては、記録モードになると、出力部13が情報処理装置16のカーソルを基準位置に移動させる信号を出力した後、入力部14が操作の入力を受け付ける状態となることにしてもよい。基準位置とは例えば座標(0,0)の位置である。一般的な表示装置のサイズを考慮して表示装置の画面の左上隅あるいはそれより上かつ左にカーソルを移動させる程度の移動を指示する信号を出力すれば、カーソルを座標(0,0)の位置に移動させることができる。その場合、再生モードにおいて、出力部13が登録操作情報を出力する前にも情報処理装置16のカーソルを基準位置に移動させる信号を出力するとよい。
【0025】
また、本実施形態において、記録モードでは、入力部14で生成された情報を、記録部11が登録操作情報として記録するとともに、出力部13が即座に出力することにしてもよい。これにより、利用者は実際に実行される処理を確認しながら所望の処理を登録することができる。
【0026】
また、本実施形態において、入力部14に、クリック操作を行うための通常のクリック操作用のスイッチの他に、そのスイッチに対応する記録専用のスイッチを備えておくことにしてもよい。記録モードにおいて、記録部11は、通常のスイッチへの操作により生成された情報であっても、記録専用のスイッチへの操作により生成された情報であっても、登録操作情報として記録する。一方、出力部13は、通常のスイッチへの操作により生成された情報の信号は情報処理装置16へ出力するが、記録専用のスイッチへの操作により生成された情報の信号は情報処理装置16へ出力しない。上述のように、利用者が実際に実行される処理を確認しながら所望の処理を登録するときに、実際に実行したくない処理については記録専用のスイッチを用いることにより、実際に実行せずに操作の情報だけを登録することもできる。
【0027】
(実施例)
以下、マウスを例にして、より具体的な実施例について説明する。
【0028】
図2は、本実施例によるマウスの外観図である。外観上、マウス1は、マウスボタン2、センサ3、モード切替スイッチ4、設定ボタン5、日時表示部6、
記録専用マウスボタン7を備えている。
【0029】
図3は、本実施例によるマウスの構成を示すブロック図である。マウス1は、センサ部20、信号制御部30、データ記録回路40、および時限装置50を有している。
【0030】
センサ部20はデータ化回路21およびセンサ/ボタン部22を有している。センサ/ボタン部22には図2に示されたマウスボタン2、センサ3、および記録専用マウスボタン7が含まれている。信号制御部30は信号制御回路31および出力回路32を有している。時限装置50は再生日時設定回路51、日時比較回路、時計回路53、設定ボタン5、および日時表示部6を有している。
【0031】
図2に示された、マウスボタン2は、利用者がそのボタンを押下すると、操作を検知してクリック操作が行われた旨の信号をデータ化回路21へ送信する。
【0032】
センサ3は、利用者がマウス1を移動させると、操作を検知して移動操作が行われた旨の信号をデータ化回路21へ送信する。
【0033】
モード切替スイッチ4は、利用者が通常モード、記録モード、再生モードという3つの動作モードを切り替えるためのスイッチである。利用者の操作によって選択された動作モードを示す信号を信号制御回路31へ送信する。
【0034】
設定ボタン5は、利用者が、予め記録しておいた操作を示すデータを再生する日時を指定し、あるいは現在時刻を設定するためのボタンである。図2の例では設定ボタン5は4つのボタンで構成されている。利用者が所定の操作方法に従ってボタンを押下することにより、再生日時を示す信号を再生日時設定回路51に送信したり、現在時刻を時計回路53に送信したりする。
【0035】
日時表示部6は、再生日時設定回路51に保持されている再生日時と、時計回路53が示す日時とを利用者が視認可能なように画面に表示する。
【0036】
記録専用マウスボタン7は、記録モードにて押下されると、記録専用のクリック操作が行われた旨の信号をデータ化回路21に送信する。この記録専用マウスボタン7は再生時にはクリックしたいが、記録時にクリックできない場合に使用される。
【0037】
図3に示された、センサ部20は、上述のようにマウスボタン2、センサ3、記録専用マウスボタン7、およびデータ化回路21を含んでおり、マウスの動きやマウスへの操作を検知して情報処理装置が認識できるデータに変換する。
【0038】
データ化回路21は、マウスボタン2、センサ3、または記録専用マウスボタン7から送信された信号を情報処理装置が認識できるデータに変換する。
【0039】
信号制御部30は、上述のように信号制御回路31および出力回路32を含んでおり、動作モードによって信号の流れを制御する。
【0040】
信号制御回路31は、モード切替スイッチ4からの動作モードを示す信号に応じてデータの流れを管理する。通常モードでは、信号制御回路31は、データ化回路21から送信されたマウス操作のデータを出力回路32へ中継する。ただし、記録専用マウスボタン7の操作によるデータは中継しない。記録モードでは、信号制御回路31は、データ化回路21から送信されたマウス操作のデータを出力回路32およびデータ記録回路40へ中継する。ただし、記録専用マウスボタン7の操作によるデータは、データ記録回路40へのみ中継する。再生モードでは、信号制御回路31は、日時比較回路52へ動作命令信号を送信し、データ記録回路40からデータが送信されたら、そのデータを出力回路32へ中継する。
【0041】
データ記録回路40は、信号制御回路31からのマウス操作のデータを時系列の履歴データとして記録する。また、データ記録回路40は、日時比較回路52から、データ送信を指示する信号を受信すると、記録しておいた時系列の履歴データを信号制御回路31経由で出力回路32に順次送信する。
【0042】
時限装置50は、上述のように再生日時設定回路51、日時比較回路52、時計回路53を含んでおり、記録されたマウス操作のデータの時限再生を制御する。
【0043】
再生日時設定回路51は、設定ボタン5からの信号に従って再生日時情報を記録し、また更新する。また設定ボタン5の操作として即時に再生を開始する操作が定義されている場合、再生日時設定回路51は設定ボタン5から即時再生の操作が行われた旨の信号を受信することがある。その場合、再生日時設定回路51は、即時再生の操作が行われた旨の信号を受信したら、日時比較回路52へ即時再生を指示する。また、再生日時設定回路51は、記録している再生日時情報を、日時表示部6および日時比較回路52へ送信する。
【0044】
日時比較回路52は、信号制御回路31からの信号が再生モードを示していれば、再生日時設定回路51からの再生日時情報と、時計回路53からの現在日時情報を比較し、一致した場合にデータ記録回路40へ、履歴データを出力するよう指示する信号を送信する。
【0045】
時計回路53は、現在の日付および時刻を刻み、現在日時情報を日時表示部6と日時比較回路52へ送信する。
【0046】
以下、本実施例において、利用者が一連の操作を行った場合のマウス1の動作について説明する。
【0047】
上述のようにマウス1はモード切替スイッチ4により切り替える3つの動作モード(通常モード、記録モード、再生モード)を持つ。
【0048】
利用者がモード切替スイッチ4により通常モードを選択している状態では、センサ3により検知された移動操作およびマウスボタン2へのクリック操作が、データ化回路21にて情報処理装置が認識できるデータに変換され、そのデータが信号制御回路31を経由して出力回路32から情報処理装置へ即時に出力される。
【0049】
モード切替スイッチ4により記録モードへの切り替えが行われると、まず、信号制御部30は、情報処理装置の画面上のカーソルを座標(0,0)へ移動させるためのデータを情報処理装置に出力する。これは記録開始時と再生開始時のカーソルの位置を合わせるための初期化処理である。
【0050】
その後、利用者はマウス1を通常どおり操作して再生したい処理を行なう。この際、センサ3にて検出されたマウスの移動と、マウスボタン2へのクリック操作による履歴データがデータ記録回路40へ記録され、また同時に出力回路32より情報処理装置へも出力される。ただし、記録専用マウスボタン7へのクリック操作による履歴データはデータ記録回路40へ記録されるだけで情報処理装置へは出力されない。
【0051】
利用者がモード切替スイッチ4を通常モードに戻すと、マウス操作の履歴データの記録が完了する。
【0052】
記録が完了した後、利用者は設定ボタン5を操作し、履歴データを再生する日時を再生日時設定回路51へ記録する。設定中の再生日時は日時表示部6へ表示される。
【0053】
続いて、利用者がモード切替スイッチ4にて再生モードに切り替えると、日時比較回路52が動作し始める。日時比較回路52は時計回路53から得られる現在日時情報と、再生日時設定回路51に記録された再生日時情報とを継続的に比較する。これらが一致したら、日時比較回路52は、信号制御部30に、まず情報処理装置のカーソルを座標(0,0)へ移動させるためのデータを出力させ、続いてデータ記録回路40に記録されている履歴データを出力させる。
【0054】
以上説明したように、本実施形態あるいは本実施例によれば情報処理装置の保守性が向上する。時間のかかるメインテナンス処理のような任意の処理を、利用者が情報処理装置の設置されている場所にいなくても任意の時刻に実行することが可能となるからである。また、任意の自己幾に任意の処理を実行するために新たなソフトウェアなどを導入する必要がなく、ソフトウェアを導入するための管理作業やトラブル等が発生しない。
【0055】
また、本実施形態あるいは本実施例によれば、情報処理装置に精通していない利用者でも任意の時刻に任意の処理を容易に実行することができるようになり、また任意の時刻に任意の処理を実行することが要求される場合に、汎用の情報処理装置を利用しやすくなる。任意の時刻に任意の処理を実行する機能がハードウェアレベルの簡単な操作で可能になるためである。
【0056】
以上、本発明の実施形態および実施例について述べてきたが、本発明は、これらだけに限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内において、これらを組み合わせて使用したり、一部の構成を変更したりしてもよい。
【符号の説明】
【0057】
1 マウス
10 ポインティングデバイス
11 記録部
12 計時部
13 出力部
14 入力部
15 モード切替部
16 情報処理装置
2 マウスボタン
20 センサ部
21 データ化回路
22 ボタン部
3 センサ
30 信号制御部
31 信号制御回路
32 出力回路
4 モード切替スイッチ
40 データ記録回路
5 設定ボタン
50 時限装置
51 再生日時設定回路
52 日時比較回路
53 時計回路
6 日時表示部
7 記録専用マウスボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置の入力装置として用いられるポインティングデバイスであって、
予め登録された操作を示す登録操作情報を保持する記録手段と、
予め設定された時刻である設定時刻の情報を保持しており、該設定時刻と現在時刻を比較することにより、該設定時刻になったことを検出する計時手段と、
前記設定時刻になったことが前記計時手段により検出されると、前記記録手段に記録されている前記登録操作情報の信号を出力する出力手段と、を有するポインティングデバイス。
【請求項2】
操作の入力を受け付け、行われた操作を示す情報を生成する入力手段と、
通常モードと記録モードと再生モードを択一的に設定するモード切替手段と、を更に有し、
前記通常モードでは、前記入力手段で生成された情報を前記出力手段が即座に出力し、
前記記録モードでは、前記入力手段で生成された情報を前記記録手段が前記登録操作情報として記録し、
前記再生モードでは、前記計時手段が前記設定時刻と現在時刻を比較し、前記設定時刻になったことが前記計時手段により検出されると、前記出力手段が、前記記録手段に記録されている前記登録操作情報の信号を出力する、
請求項1に記載のポインティングデバイス。
【請求項3】
前記記録モードになると、前記出力手段が前記情報処理装置のカーソルを基準位置に移動させる信号を出力した後、前記入力手段が前記操作の入力を受け付ける状態となる、請求項2に記載のポインティングデバイス。
【請求項4】
前記記録モードでは、前記記録手段は、前記入力手段で生成される一連の操作の操作情報を時系列に記録し、
前記再生モードでは、前記出力手段は、前記記録手段に記録されている一連の前記操作情報の信号を時系列に出力する、
請求項2または3に記載のポインティングデバイス。
【請求項5】
前記記録モードでは、前記入力手段で生成された情報を、前記記録手段が前記登録操作情報として記録するとともに、前記出力手段が即座に出力する、
請求項2に記載のポインティングデバイス。
【請求項6】
前記入力手段は、クリック操作を行うための第1のクリック操作部と、該操作部に対応する記録用の第2のクリック操作部とを有し、
前記記録モードにおいて、
前記記録手段は、前記第1のクリック操作部への操作により生成された情報であっても、前記第2のクリック操作部への操作により生成された情報であっても、前記登録操作情報として記録し、
前記出力手段は、前記第1のクリック操作部への操作により生成された情報の信号は出力するが、前記第2のクリック操作部への操作により生成された情報の信号は出力しない、
請求項5に記載のポインティングデバイス。
【請求項7】
情報処理装置の入力装置として用いられるポインティングデバイスの動作方法であって、
予め登録された操作を示す登録操作情報と、予め設定された時刻である設定時刻の情報とを保持し、
該設定時刻と現在時刻を比較し、
該設定時刻になると、前記登録操作情報の信号を出力する、
ポインティングデバイスの動作方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−180662(P2011−180662A)
【公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−41862(P2010−41862)
【出願日】平成22年2月26日(2010.2.26)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】