説明

ポリマーの製造方法及び塩化ビニル系樹脂組成物

【課題】 高分子量かつ分子量分布の狭いポリマーを効率よく製造する。
【解決手段】 熱分解性重合開始剤の存在下、ビニル系単量体を媒体に滴下して重合するポリマーの製造方法において、単量体の滴下速度をW[mol/s]、熱分解性重合開始剤の初期濃度をI0[mol/m3]、熱分解性重合開始剤の濃度をI[mol/m3]、熱分解性重合開始剤の分解速度定数をk[1/s]、媒体の体積をV[m3]、滴下時間をtm[s]とした場合に、重合中、3×10<Wtm/(2I0(1−exp(−ktm))V)<1.5×10を満たし、かつ、重合中のW/2kIVの最大値と最小値の比が1.5以下となるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高分子量かつ分子量分布の狭いポリマーの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
塩化ビニル系樹脂用の加工助剤・改質剤等の添加剤、液晶スペーサ、滑り性付与剤、トナー等にはポリマー微粒子が用いられ、そのようなポリマー微粒子としては、高分子量かつ分子量分布の狭い微粒子が要求されている。
特に、塩化ビニル系樹脂は各種物理的および化学的性質に優れているために広く用いられているが、加工温度が熱分解温度に近く許容成形加工領域が狭いばかりでなく、ゲル化速度が遅い等の種々の加工上の問題を有している。また、発泡成形も好適な用途であり、例えば、合成木材等を指向した建材部材として発泡成形体の製造が試みられている。
しかしながら、塩化ビニル系樹脂からそのまま発泡体を製造する場合には、塩化ビニル系樹脂の通常の成形加工温度下では伸び特性、溶融強度が不足するため、不均質な発泡セル構造しか与えず、また任意の高発泡倍率とすることができず、満足な発泡成形体を得ることは困難であった。さらに、前述したように、塩化ビニル系樹脂は許容成形加工領域が狭いため、成形加工条件の変更だけによって満足な発泡成形体を得ることも困難であった。
このような塩化ビニル系樹脂を外観性を損なうことなく高発泡させる為に、主に溶融強度の付与を目的として、高分子量かつ分子量分布の狭いポリマー微粒子、特にアクリル系樹脂からなる微粒子を添加する手法が種々検討されている。
しかし、高分子量のポリマー微粒子を得るためには乳化重合法が挙げられるが、単純にビニル系単量体を乳化重合で重合した場合、その重合発熱により、重合温度が上がり、平均分子量は高いものが得られても、その分子量分布が広くなってしまう(例えば、特許文献1)。また、重合発熱をコントロールするために、単量体の一部、または全量を滴下する方法が挙げられるが、その滴下時間や滴下温度をコントロールしなければ分子量分布が広くなったり、充分な高分子量のポリマー微粒子が得られない(例えば、特許文献2)。
【特許文献1】特開昭57−074347号公報
【特許文献2】特開2001−98003号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このように従来の技術では高分子量かつ分子量分布の狭いポリマー微粒子を効率よく生産するのは困難であった。
本発明は前記課題を解決するためになされたもので、高分子量かつ分子量分布の狭いポリマーを効率よく製造することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意検討した結果、ビニル系単量体を重合するにあたり、特定の重合条件、すなわち、単量体の滴下速度をW[mol/s]、熱分解性重合開始剤の初期濃度をI0[mol/m3]、熱分解性重合開始剤の濃度をI[mol/m3]、熱分解性重合開始剤の分解速度定数をk[1/s]、媒体の体積をV[m3]、滴下時間をtm[s]とした場合に、重合中、下記式1を満たし、かつ、重合中のW/2kIVの最大値と最小値の比が1.5以下の条件を満たして全単量体を滴下重合することで高分子量かつ分子量分布の狭いポリマーを効率よく製造できることを見出し、本発明に到達した。
式1:3×10<Wtm/(2I0(1−exp(−ktm))V)<1.5×10
【発明の効果】
【0005】
本発明によるポリマーは、高分子量かつ分子量分布の狭いものであるので、塩化ビニル系樹脂用の加工助剤・改質剤、液晶スペーサ、滑り性付与剤、トナー等として有用である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
<媒体中での重合>
本発明は、熱分解性重合開始剤の存在下、ビニル系単量体を媒体に滴下して重合するポリマーの製造方法に適用される。
ここで、ビニル系単量体を滴下する媒体は水を主要な成分とするものである。
即ち、本発明を適用する重合法としては、乳化重合、ソープフリー重合が挙げられる。好ましくは乳化重合である。
乳化重合法を適用する場合に用いることのできる乳化剤としては、特に限定されるものではなく各種のものが使用でき、例えば、脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルリン酸エステル塩、ジアルキルスルホコハク酸塩等のアニオン性界面活性剤、またポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン酸脂肪エステル、グリセリン脂肪酸エステル等のノニオン性界面活性剤、さらにはアルキルアミン塩等カチオン性界面活性剤を使用することができる。また、これらの乳化剤は単独でまたは併用して使用することができる。また、使用乳化剤の種類により重合系のpHがアルカリ側になるときは、メタクリル酸アルキルエステルの加水分解を防止するために適当なpH調節剤を使用することもできる。pH調節剤としては、ホウ酸−塩化カリウム−水酸化カリウム、リン酸二水素カリウム−リン酸水素二ナトリウム、ホウ酸−塩化カリウム−炭酸カリウム、クエン酸−クエン酸水素カリウム、リン酸二水素カリウム−ホウ砂、リン酸水素二ナトリウム−クエン酸等を使用することができる。
<ビニル系単量体>
ビニル系単量体としては、例えば、メタクリル酸メチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ペンチル、アクリル酸エチル、アクリル酸−n−ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸フェニルのようなアクリル酸エステル;スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエンのような芳香族ビニル化合物;アクリロニトリル、メタクレロニトリルのようなシアン化ビニル化合物;酢酸ビニルのようなビニルエステル;無水マレイン酸のような酸無水物等が挙げられるが、本発明はこれらの具体例のみに限定されるものではない。特にメタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸−n−ブチルが好適に用いられる。これらは、目的に応じて1種あるいは2種以上組み合わせて用いることができる。
<熱分解性重合開始剤>
本発明において使用する熱分解性重合開始剤には、水溶性、油溶性両方の熱分解性重合開始剤が使用できる。例として通常の過硫酸塩等の無機開始剤が挙げられる。さらにt−ブチルハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル等の有機過酸化物、アゾ化合物等を用いることもできるが、本発明はこれら具体例のみに限定されるものではない。
【0007】
<滴下して重合>
重合釜に、必要な水、乳化剤、熱分解性重合開始剤等を仕込み、単量体は全量滴下する。重合カレットを防止するため、重合の後半に状態に応じて乳化剤を追加滴下してよい。
【0008】
本発明は使用する単量体全量を滴下して重合するものであり、その滴下速度が、その重合温度における熱分解性重合開始剤の分解速度に対して、ある一定の範囲で重合を行う。即ち、単量体の滴下速度をW[mol/s]、熱分解性重合開始剤の初期濃度をI0[mol/m3]、熱分解性重合開始剤の濃度をI[mol/m3]、熱分解性重合開始剤の分解速度定数をk[1/s]、媒体の体積をV[m3]、滴下時間をtm[s]とした場合に、重合中、下記条件1、条件2を満たす。
この条件を満たして重合を行うことにより、高分子量かつ、分子量分布が狭いポリマーを得ることが可能となる。
具体的には、質量平均分子量が200万から1000万、質量平均分子量Mw/数平均分子量MNとの比Mw/MNが2.2以下のポリマーを効率よく重合することが可能になりうる。
尚、ビニル系単量体を滴下する媒体は水を主要な成分とするので、実際には、媒体の体積Vは実質的には水の体積を意味することになる。
<条件1>
3×10<Wtm/(2I0(1−exp(−ktm))V)<1.5×10
Wtm/(2I0(1−exp(−ktm))V)が3×10以下であると、充分に分子量が高くならない。逆に、Wtm/(2I0(1−exp(−ktm))V)が1.5×10以上であると、溶存酸素や単量体に含まれている重合禁止剤の影響を大きく受けてしまい、安定した重合ができない恐れがある。
<条件2>
W/2kIVの最大値と最小値の比が1.5以下
これは、滴下時間、滴下温度をコントロールすることで成される。比は、好ましくは1.3以下、さらに好ましくは1.1以下である。重合中のW/2kIVの最大値と最小値の比が1.5を超えてしまうと、分子量分布が広くなる恐れがある。また、重合中のW/2kIVの最大値と最小値の比を1.5以下にコントロールするために、滴下途中に熱分解性重合開始剤を追加してもよい。
また、W/2kIVの範囲として、上限としては1.5×10以下が好ましい。より好ましくは1.2×10以下、さらに好ましくは1×10以下、さらに好ましくは8×10以下である。また下限としては3×10以上が好ましい。より好ましくは4×10以上、さらに好ましくは5×10以上、さらに好ましくは6×10以上である。
【0009】
<重合開始温度>
重合開始温度t(℃)と熱分解性重合開始剤の10時間半減期温度τ(℃)とが次式を満たすことが望ましい。
τ−20<t<τ+10
さらに、τ−10<t<τを満たすことがより望ましい。
尚、熱分解性重合開始剤の10時間半減期温度τとは、10時間で熱分解性重合開始剤濃度が半分になる温度を意味する。
t≦τ−20では、熱分解性重合開始剤が充分に分解されず、重合がうまく進行しないことが懸念される。またt≧τ+10では、熱分解性重合開始剤の分解速度が速くなり、重合初期では比較的低分子量成分が、重合後期では比較的高分子量成分が重合され、分子量分布が狭いポリマー微粒子を得ることが困難になる。
【0010】
本発明において滴下重合中は重合温度を一定に保つことが望ましい。望ましくは重合開始温度t±3℃、さらに望ましくはt±1℃以内で制御することが望ましい。
また、本発明において滴下する単量体に含まれる酸素濃度は10mg/L以下が望ましく、さらに好ましくは5mg/L以下、さらに好ましくは1mg/L以下が望ましい。
【0011】
上記製造されたポリマーは、その重合工程後に、例えば、噴霧乾燥する粒子化工程を経ることにより、粒子とすることができ、高分子量かつ分子量分布の狭いポリマー粒子を得ることができる。
【0012】
上述したポリマーないしポリマー粒子は、目的に応じて、例えば、種々の樹脂と共に使用される。特に、塩化ビニル系樹脂用の加工助剤・改質剤等の添加剤等に好適に利用される。
配合方法、割合等は、適宜、周知の方法を適用できる。
本発明で得られるポリマー微粒子は、高分子量かつ分子量分布が狭いので、例えば、樹脂用の添加剤、液晶スペーサ、滑り性付与剤、トナー等として優れており、特に、塩化ビニル系樹脂に添加することで、その成形加工性、発泡成形を顕著に向上できる。
【実施例】
【0013】
以下、実施例および比較例により本発明を更に詳しく説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の例に制限されるものではない。
なお、以下の例中で、「部」とあるのは「質量部」を示す。
また、全ての試薬は、特に断りがない限り、市販の良好品を使用した。
数平均分子量、質量平均分子量、および分子量分布については、次に示すGPC分析装置および方法で測定した。システム:SHIMAZU社製GPCシステム、カラム:SHODEX GPC K−807L 移動相:クロロホルム。数平均分子量などはポリエチレン換算で求めた。
【0014】
[実施例1]
蒸留水118部、ラウリル硫酸ナトリウム1部、炭酸ナトリウム0.1部を、攪拌翼、熱電対、窒素導入口を備えた反応容器に仕込み、攪拌しながら、窒素気流を通ずることによって反応容器内の雰囲気の窒素置換を行った。その後、系内を60℃に昇温して内部の液温が60℃になった時点で、過硫酸カリウム0.012部と蒸留水4部からなる混合液を加え、窒素置換を充分行ったメチルメタクリレート80部、ブチルメタクリレート20部を6時間かけて等量滴下し、ラジカル重合を開始せしめた。
尚、過硫酸カリウムの10時間半減期温度(τ)は67℃である。
滴下終了後、2時間保持して重合を完結して共重合体粒子分散液を得た。この液を噴霧乾燥し、粉体を得た(A−1)。
この共重合体粒子の質量平均分子量は380万、数平均分子量は180万だった。Wtm/2I0(1−exp(−ktm))V=7.7×10、W/2kIVの最大値と最小値の比1.15
粉体(A−1)5部を塩化ビニル系樹脂(平均重合度1050)100部、ジオクチルフタレート80部、ステアリン酸カルシウム0.5部、ステアリン酸亜鉛0.2部、エポキシ化大豆油3.0部、発泡剤(分解型)3.0部、顔料0.1部と共にヘンシエルミキサにて混合して軟質塩化ビニル系樹脂組成物を得た(B−1)。
【0015】
[実施例2]
蒸留水332部、ラウリル硫酸ナトリウム0.6部、炭酸ナトリウム0.1部を、攪拌翼、熱電対、窒素導入口を備えた反応容器に仕込み、攪拌しながら、窒素気流を通ずることによって反応容器内の雰囲気の窒素置換を行った。その後、系内を65℃に昇温して内部の液温が65℃になった時点で、過硫酸カリウム0.012部と蒸留水4部からなる混合液を加え、窒素置換を充分行ったメチルメタクリレート80部、ブチルメタクリレート20部を160分かけて等量滴下し、ラジカル重合を開始せしめた。
滴下終了後、2時間保持して重合を完結し共重合体粒子分散液を得た。この液を噴霧乾燥し、粉体を得た(A−2)。
この共重合体粒子の質量平均分子量は360万、数平均分子量は170万だった。Wtm/2I0(1−exp(−ktm))V=8.4×10、W/2kIVの最大値と最小値の比1.14
実施例1と同様の配合を行い、軟質塩化ビニル系樹脂組成物を得た(B−2)。
【0016】
[比較例1]
メチルメタクリレート80部、ブチルメタクリレート20部、蒸留水181部、ラウリル硫酸ナトリウム1.3部、炭酸ナトリウム0.1部を、攪拌翼、熱電対、窒素導入口を備えた反応容器に仕込み、攪拌しながら、窒素気流を通ずることによって反応容器内の雰囲気の窒素置換を行った。その後、系内を50℃に昇温して内部の液温が50℃になった時点で、過硫酸カリウム0.15部と蒸留水6部からなる混合液を加え、ラジカル重合を開始せしめた。
重合発熱終了後、2時間保持して重合を完結し共重合体粒子分散液を得た。この液を噴霧乾燥し、粉体を得た(A−3)。
この共重合体粒子の質量平均分子量は360万、数平均分子量は100万だった。
実施例1と同様の配合を行い、軟質塩化ビニル系樹脂組成物を得た(B−3)。
[比較例2]
蒸留水327部、ラウリル硫酸ナトリウム0.6部、炭酸ナトリウム0.1部を、攪拌翼、熱電対、窒素導入口を備えた反応容器に仕込み、攪拌しながら、窒素気流を通ずることによって反応容器内の雰囲気の窒素置換を行った。その後、系内を70℃に昇温して内部の液温が70℃になった時点で、過硫酸カリウム0.1部と蒸留水10部からなる混合液を加え、窒素置換を充分行ったメチルメタクリレート80部、ブチルメタクリレート20部を90分かけて等量滴下し、ラジカル重合を開始せしめた。
滴下終了後、2時間保持して重合を完結し共重合体粒子分散液を得た。この液を噴霧乾燥し、粉体を得た(A−4)。
この共重合体粒子の質量平均分子量は90万、数平均分子量は42万だった。Wtm/2I0(1−exp(−ktm))V=8.9×10、W/2kIVの最大値と最小値の比1.15
実施例1と同様の配合を行い、軟質塩化ビニル系樹脂組成物を得た(B−4)。
【0017】
得られた軟質塩化ビニル系樹脂組成物(B−1)〜(B−4)について発泡性の評価を行った。結果を表1に示す。
・発泡性評価
各軟質塩化ビニル系樹脂組成物について、6インチロールを用い、ロール混練温度150℃で5分間混錬し、約1mmのシートを成形した。得られたシートを各測定温度200℃、220℃のギヤオーブン中に5分間設置して加熱し発泡させ、発泡倍率と表面外観を評価した。
発泡倍率は加熱前のシートに対する発泡後の高さおよび横の広がりを測定した。
○:発泡倍率が2.5倍を超える ×:発泡倍率が2.5倍以下
表面外観は、発泡後のシートの表面外観を目視で判断した。
○:ブツが全くなく、外観良好 ×:ブツが見られる
【0018】
【表1】

【0019】
表1より明らかなように、高分子量かつ分子量分布が狭い本発明の実施例1、2は発泡性、表面外観共に良好なのに対し、滴下重合でなく分子量分布の広い比較例1は表面外観が損なわれている。また分子量分布が狭いが、平均分子量の低い比較例2では充分な発泡倍率は得られなかった。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱分解性重合開始剤の存在下、ビニル系単量体を媒体に滴下して重合するポリマーの製造方法において、
単量体の滴下速度をW[mol/s]、熱分解性重合開始剤の初期濃度をI0[mol/m3]、熱分解性重合開始剤の濃度をI[mol/m3]、熱分解性重合開始剤の分解速度定数をk[1/s]、媒体の体積をV[m3]、滴下時間をtm[s]とした場合に、
重合中、下記式1を満たし、かつ、
重合中のW/2kIVの最大値と最小値の比が1.5以下であることを特徴とするポリマーの製造方法。
式1:3×10<Wtm/(2I0(1−exp(−ktm))V)<1.5×10
【請求項2】
重合開始温度tと熱分解性重合開始剤の10時間半減期温度τとが下記式2を満たすことを特徴とする請求項1に記載のポリマーの製造方法。
式2:τ−20<t<τ+10
【請求項3】
重合物を噴霧乾燥して粒子化することを特徴とする請求項1又は2に記載のポリマーの製造方法。
【請求項4】
請求項3に記載の製造方法で得られたポリマー粒子が塩化ビニル系樹脂に添加された塩化ビニル系樹脂組成物。

【公開番号】特開2006−282901(P2006−282901A)
【公開日】平成18年10月19日(2006.10.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−106071(P2005−106071)
【出願日】平成17年4月1日(2005.4.1)
【出願人】(000006035)三菱レイヨン株式会社 (2,875)
【Fターム(参考)】