説明

マルチメディアメッセージ管理方法及びシステム

本発明は、MMSリレー/サーバーがMSから任意のマルチメディアメッセージに対する受信リマインダ設定を要請されれば、任意のマルチメディアメッセージに対するリマインダ時刻でリマインダ要請に含まれたリマインダ時刻を設定し、現在の時刻がリマインダ時刻であればMSに任意のマルチメディアメッセージを受信することを通報し、MSから任意のマルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻延長要請を受ければ、貯蔵満了時刻延長要請に含まれた貯蔵満了時刻を任意のマルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻に設定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マルチメディアメッセージングサービスに関し、特にマルチメディアメッセージの受信をユーザ設定によりリマインダし、マルチメディアメッセージの格納期間を延長するマルチメディアメッセージ管理方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、移動通信システムで提供されるメッセージングサービスは、小容量テキストメッセージのみならず、大容量テキスト、オーディオ、イメージ、動画などのような、より豊かなコンテンツを含むマルチメディアメッセージを提供している。このようなコンテンツを含むメッセージを提供するメッセージングサービスの一例として、マルチメディアメッセージングサービス(multimedia messaging service;以下、MMSという)を挙げることができ、本サービスは引続きユーザの便利性と満足度を向上することができるサービスに発展している。
【0003】
マルチメディアメッセージングシステムは、一般的に、複数の移動通信端末(以下、“MS”という)と、1つ以上のMMSリレー/サーバーと、各MMSリレーサーバーと連結される複数のMM(multimedia message)boxを含む。前述したマルチメディアメッセージングシステムにおいて、一般的なマルチメディアメッセージの送受信のためのトランザクション過程を図1に図示した。特に、図1は一般的なマルチメディアメッセージの伝送時のメッセージの流れを示す図である。
【0004】
図1を参照すれば、ステップ201で、第1のMS1は、MM1_submit.REQメッセージに任意のマルチメディアメッセージを含んで第1のMMSリレー/サーバー5に伝送することにより、第2のMS3に上記の任意のマルチメディアメッセージを伝送することを、第1のMMSリレー/サーバー5に要請する。ステップ203で、第1のMMSリレー/サーバー5は、MM1_submit.REQメッセージに応答してMM1_submit.RESメッセージを伝送し、第1のMS1にマルチメディアメッセージ伝送が受諾されたことを知らせて、ステップ205に進行する。ステップ205で、第1のMMSリレー/サーバー5は、第2のMS3が接続しているMMSリレー/サーバーである第2のMMSリレーサーバー7に、任意のマルチメディアメッセージが含まれたMM4_forward.REQメッセージを伝送し、第2のMS3にマルチメディアメッセージを伝送することを、第2のMMSリレーサーバー7に要請する。第2のMMSリレー/サーバー7は、これに応答して、ステップ207で、MM4_forward.RESメッセージを第1のMMSリレー/サーバー5に伝送する。第2のMMSリレー/サーバー7は、ステップ209で、受信されるべきマルチメディアメッセージが着信したことを、MM1_notification.REQメッセージを通じて、第2のMS3に通報する。この際、MM1_notification.REQメッセージには、該当マルチメディアメッセージがリレー/サーバー7に格納される期間が明示されている。マルチメディアメッセージの格納期間は、第1のMS1により設定されたり、またはサービス事業者により設定されることができる。第2のMS3は、上記の通報に応答して、ステップ211で、MM1_notification.RESメッセージを第2のMMSリレー/サーバー7に伝送して通報の受信を確認し、ステップ213で、MM1_retrieve.REQメッセージを伝送し、第2のMMSリレー/サーバー7に該当マルチメディアメッセージを受信することを要請する。第2のMMSリレー/サーバー7は、ステップ215で、MM1_retrieve.RESメッセージを通じて要請されたマルチメディアメッセージを第2のMS3に伝送し、これを受信した第2のMS3は、ステップ217で、第2のMMSリレー/サーバー3に肯定応答、すなわちMM1_acknowledgement.REQメッセージを伝送する。
【0005】
そして、第2のMS3のユーザは、マルチメディアメッセージをMM boxに格納することができる。即ち、図1のステップ211の以後に、第2のMS3が、MM1_mmbox_store.REQメッセージを通じて、現在の第1のMMSリレーサーバー7の臨時格納部にある任意のマルチメディアメッセージ、または受信されるべきマルチメディアメッセージをMM boxに格納することを、第2のMMSリレーサーバー7に要請する。第2リレー/サーバー7は、MM boxに該当マルチメディアメッセージを格納し、格納されたメッセージに対する位置情報(reference)を有するMM1_mmbox_store.RESメッセージを、第2のMS3に伝送する。MM1_mmbox_store.REQメッセージは、この機能がMM boxに既に格納されたマルチメディアメッセージに対して実行される場合、マルチメディアメッセージの一部のパラメータを更新するのに使われることができる。
【0006】
そして、任意のマルチメディアメッセージをMSでアップロードしてMM boxに格納することは、MM1_mmbox_upload.REQメッセージを通じてなされることができる。例えば、第1のMS1が、アップロードするマルチメディアメッセージをMM1_mmbox_upload.REQメッセージに含めて伝送することによって、上記含まれたマルチメディアメッセージをMM boxに格納することを、第1のMMSリレー/サーバー5に要請する。第1リレー/サーバー5は、マルチメディアメッセージをMM boxに格納し、格納されたメッセージに対する位置情報を有するMM1_mmbox_upload.RESメッセージを第1のMS1に伝送する。
【0007】
また、MSユーザは、MM1_mmbox_view.REQメッセージを通じてMM boxに格納されたマルチメディアメッセージを検索することができる。例えば、第1のMS1が、MM1_mmbox_view.REQメッセージを通じて、MM boxに現在格納されているマルチメディアメッセージの中の全部または一部に対するリストと共に該当マルチメディアメッセージ自体に関する情報を、第1のMMSリレーサーバー5に要請する。第1のMMSリレー/サーバー5は、マルチメディアメッセージのリスト及びそれらの該当の特徴を含んだMM1_mmbox_view.RESメッセージを構成して、第1のMS1に伝送する。
【0008】
一方、上記のような過程でMM boxに格納されたマルチメディアメッセージを削除することは、MM1_mmbox_delete.REQメッセージを通じてなされる。第1のMS1は、MM1_mmbox_delete.REQメッセージを通じて、現在MM boxに格納されている1つ以上のMMを削除することを、第1のMMSリレー/サーバー5に要請する。第1のMMSリレー/サーバー5は、該当マルチメディアメッセージを削除し、MM1_mmbox_delete.RESメッセージを伝送する。
【0009】
上記のように管理されるマルチメディアメッセージは、特定期間の間だけMMSリレー/サーバーの臨時格納部、またはMM boxに格納される。言い換えると、各マルチメディアメッセージ毎に設定されている貯蔵満了時刻が満了すれば、受信側ユーザの該当マルチメディアメッセージの受信の可否に関わらず、MSリレー/サーバーの臨時格納部、またはMM boxから削除される。これによって、例えばMMSリレー/サーバーにメッセージがあることを忘れた場合に、該当マルチメディアメッセージを受信するユーザの知らぬ間に、マルチメディアメッセージは、MMSリレー/サーバーにより削除されることができる。したがって、受信側ユーザは一々MMSリレー/サーバー、またはMM boxに格納されたマルチメディアメッセージを記憶していなければならない不便さがあり、格納されたマルチメディアメッセージの数が多い場合には、ユーザが全て記憶することができないという問題点がある。また、マルチメディアメッセージが削除される予定であることをユーザが知っているとしても、MSに格納空間が足りない場合や、受信不能地域に位置していてユーザが貯蔵満了時刻前に該当マルチメディアメッセージを受信できない状況も発生する可能性がある。または、ユーザがローミング地域に位置しているのでマルチメディアメッセージ受信の課金が高いという理由で、受信することを躊躇する可能性もある。更に、マルチメディアメッセージがMM boxに格納されていれば、ユーザはその内容が重要であるということを知っているため、そのメッセージをより長くMM boxに格納することを希望することがある。
【0010】
マルチメディアメッセージングサービス事業者側から見て、マルチメディアメッセージをMSが受信する時に課金が発生する場合、ユーザがマルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻の満了による削除のため、マルチメディアメッセージを受信することができなければ、サービス事業者には収益の損失となる。仮りに、ユーザがマルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻を延長できるサービスを提供すれば、サービス事業者は新たな収益を創出できるはずである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、ユーザの希望する時に、ユーザに受信されるべきマルチメディアメッセージがあることをリマインドしてくれるマルチメディアメッセージ管理方法及びシステムを提供する。
【0012】
本発明は、マルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻前に、受信されるべきマルチメディアメッセージがあることをユーザにリマインドしてくれるマルチメディアメッセージ管理方法及びシステムを提供する。
【0013】
本発明は、受信されるべきマルチメディアメッセージがあることをユーザにリマインドする1つ以上の時刻を、ユーザの意図によって修正、解除できるようにするマルチメディアメッセージ管理方法及びシステムを提供する。
【0014】
本発明は、任意のマルチメディアメッセージと関連して設定された受信リマインダ時刻を、ユーザが確認できるようにするマルチメディアメッセージ管理方法及びシステムを提供する。
【0015】
本発明は、任意のマルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻を、ユーザが延長できるようにするマルチメディアメッセージ管理方法及びシステムを提供する。
【0016】
本発明は、ユーザが希望する際に、マルチメディアメッセージを受信できるようにするマルチメディアメッセージ管理方法及びシステムを提供する。
【0017】
本発明は、サービス事業者の経済的利得を増大させることができるマルチメディアメッセージ管理方法及びシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0018】
前述した目的を達成するために、本発明は、任意のマルチメディアメッセージが着信すると共に、受信されるのを待っていることを示す通報を、マルチメディアメッセージングサービスリレー/サーバーから受ける過程と、MSから任意のマルチメディアメッセージに対する受信リマインダ設定を要請される過程と、任意のマルチメディアメッセージに対するリマインダ時刻を上記受信リマインダ要請に含まれたリマインダ時刻に設定する過程と、現在の時刻がリマインダ時刻に該当すれば、MSに上記の任意のマルチメディアメッセージを受信することを通報する過程とを含むマルチメディアメッセージ管理方法を提供する。
【0019】
そして、マルチメディアメッセージ管理方法は、MSから任意のマルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻延長要請を受ける過程と、任意のマルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻を貯蔵満了時刻延長要請に含まれた貯蔵満了時刻に設定する過程とを更に含むことができる。
【0020】
また、本発明は、任意のマルチメディアメッセージに対する受信リマインダを要請するMSと、任意のマルチメディアメッセージに対するリマインダ時刻をリマインダ要請に含まれたリマインダ時刻に設定し、現在の時刻がリマインダ時刻に該当すれば、MSに任意のマルチメディアメッセージを受信することを通報するマルチメディアメッセージングサービスリレー/サーバーを含むマルチメディアメッセージ管理システムを提供する。
【0021】
そして、本発明は、マルチメディアメッセージングリレー/サーバーがMSから任意のマルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻延長要請を受ければ、任意のマルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻を貯蔵満了時刻延長要請に含まれた貯蔵満了時刻に設定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
前述したように、本発明は、MSが受信しなければならなかったり、MM boxに格納されたマルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻の前にユーザが希望する時に受信することをリマインダしてくれて、ユーザが希望する時点に貯蔵満了時刻を延長してくれることにより、ユーザが認識できない間にマルチメディアメッセージがMMSリレー/サーバーにより削除されることを防止することができ、受信すべきマルチメディアに関して一々記憶している必要がないのである。また、ユーザが重要であると考えるマルチメディアメッセージに対する貯蔵満了時刻が延長できれば、このようなサービスをサービス事業者が提供できることになることで、より高い収益を創出することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、添付した図面を参照して本発明に係る好ましい一実施形態を詳細に説明する。図面において同一な構成要素に対しては、たとえ他の図面に表示されてもできる限り同一な参照番号及び符号で表していることに留意しなければならない。また、本発明を説明するにあたって、関連した公知機能あるいは構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を余計に曖昧にする恐れがあると認められる場合、その詳細な説明は省略する。
【0024】
まず、本発明が適用されるMMSシステムを図2を参照しつつ説明する。図2は、本発明が適用されるMMSシステムの構成を示す図である。図2を参照すれば、MMSシステムは、複数のMS10、20と、1つ以上のMMSリレー/サーバー30、40と、1つ以上のMM box50、60とを含んで構成される。
【0025】
複数のMS10、20は、移動通信網を通じてMMSリレー/サーバー30、40と無線で通信し、ユーザ要請によってマルチメディアメッセージを伝送したり、本発明によってMM box50.60に格納されたマルチメディアメッセージの管理と関連したユーザ要請による動作を行う。複数のMS10、20は、本発明の一実施形態によると、第1のMS10と第2のMS20を含む。MS10、20は、ユーザ入力によりマルチメディアメッセージを作成し、作成されたマルチメディアメッセージを他のMSに伝送し、MM box50、60にアップロードすることを、MMSリレー/サーバー30、40に要請する。また、MS10、20は、MM box50、60に格納されたマルチメディアメッセージに対する閲覧、ダウンロード、及び削除を、MMSリレー/サーバー30、40に要請する。そして、連結されたMMSリレー/サーバー30、40から、受信されるべき任意のマルチメディアメッセージがあることを通報されれば、MS10、20は、任意のマルチメディアメッセージを受信したり、MMSリレー/サーバー30、40に対して、その任意のマルチメディアメッセージをMM box50、60に格納することを要請する。そして、MS10、20は、本発明の第1実施形態によると、ユーザの要請によって任意のマルチメディアメッセージに対する受信リマインダを設定する。受信リマインダとは、ユーザが設定した時刻、または予め定まったデフォルト時刻に、任意のマルチメディアメッセージを受信することを、MS10、20がユーザに知らせてくれることである。このようなMS10、20の構成を図3に図示した。図3は、本発明が適用されるMSの構成を示す図である。
【0026】
図3を参照すれば、MS10、20の各々は、制御部101、カメラモジュール103、ディスプレイ装置105、キー入力部107、ベースバンド処理部109、RFモジュール111、及びメモリ部113を含んで構成される。
【0027】
カメラモジュール103は、制御部101の制御下で、イメージセンサにより得られる画像フレームを出力する。
【0028】
ディスプレイ装置105は、基地局から受信されたり、メモリ部113に格納されている各種画像情報、またはデータ情報を、制御部101の制御下で、画面上にディスプレイする。
【0029】
キー入力部107は、0〜9の数字キーと、「*」、「#」キーと、方向キーと、MSが備える種々の機能に対応するメニュー(menu)、選択、通話、削除、電源/終了、ボリューム(volume)等の多数の機能キーを備えて、ユーザが押さえるキーに対応するキー入力データを制御部101に提供する。
【0030】
RF(Radio Frequency)モジュール111は、アンテナを介して移動通信基地局と無線信号を送・受信し、かつベースバンド処理部109を通じて制御部101から入力される送信されるべき信号を変調し、変調されたRF信号をアンテナを介して送信し、アンテナを介して受信されるRF信号を復調してベースバンド処理部109を通じて制御部101に提供する。ベースバンド処理部109は、RFモジュール111と制御部101との間で送・受信されるベースバンド信号を処理する。
【0031】
メモリ部113は、制御部101の処理及び制御のためのプログラム、参照データ、更新可能な各種保管用データ、受信したマルチメディアメッセージ、ユーザ入力により作成したマルチメディアメッセージなどを格納し、制御部101のワーキングメモリ(working memory)として提供される。そして、メモリ部113は、本発明による受信リマインダ設定と関連したプログラムデータを格納する。
【0032】
上記のように構成されるMS10、20は、本発明の第1実施形態によると、MMSリレー/サーバー30、40から受信されるべき任意のマルチメディアメッセージがあることを示す通報を受ける時、ユーザ要請による受信リマインダ設定要請があれば、受信リマインダ時刻をユーザから入力受けた特定時刻、または予め格納されたデフォルト時刻に設定する。そして、MS10、20は、現在の時刻が設定された受信リマインダ時刻に該当すれば、ユーザに任意のマルチメディアメッセージを受信することを通知する。このような受信リマインダ設定過程を図4に図示した。図4は、本発明の第1実施形態による、リマインダ時刻を設定する過程におけるMS10、20の動作フローチャートであって、以後、その動作過程を、例えば第2端末20の立場から説明する。
【0033】
図4を参照すれば、第2端末20の制御部101は、ステップ301で、マルチメディアメッセージが着信すると共に、受信されるのを待っていることを示す通報を、任意のMMSリレー/サーバー、例えば、第2のMMSリレー/サーバー40から受ければ、通報内容をディスプレイし、ステップ303に進行する。上記の通報内容には、ユーザがマルチメディアメッセージを即時受信するか否かを確認するメッセージが含まれる。ステップ303で、制御部101は、ユーザから即時受信要請があるか否かを確認して、即時受信要請がなければステップ307に進行し、即時受信要請があればステップ305に進行する。ステップ305で、制御部101は、第2のMMSリレー/サーバー40にマルチメディアメッセージを即時受信することを要請し、動作過程を終了する。
【0034】
一方、制御部101は、ステップ303で、ユーザから即時受信要請がなかったので、ステップ307で、受信リマインダ設定の可否をユーザに聞くメッセージをディスプレイする。そして、ユーザから受信リマインダ設定要請があるか否かを確認して、受信リマインダ設定要請があればステップ309に進行し、受信リマインダ要請がなければステップ321に進行して、通報応答を伝送し、動作過程を終了する。ステップ309で、制御部101は、リマインダ時刻入力ウィンドウをディスプレイし、ステップ311に進行する。ステップ311で、制御部101はリマインダ時刻に対するユーザ直接入力があるか否かを確認して、ユーザの直接入力があればステップ315に進行し、ユーザの直接入力がなければステップ313に進行して、リマインダ時刻を予め格納されたデフォルト時刻に設定し、ステップ319に進行する。予め格納されたデフォルト時刻は、例えば、マルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻の24時間前、または現在の時刻から24時間後などとすることができる。ユーザから直接入力される時刻は、例えば、1994年11月6日(日曜日)グリニッジ標準時8時49分37秒のような絶対時刻に指定されることもでき、3600秒以後のような相対時刻に指定されることもできる。そして、ステップ309で、リマインダ時刻入力ウィンドウがディスプレイされた状態で、受信リマインダ設定を取消すことができるように構成することもできる。
【0035】
ステップ315で、制御部101は、ステップ311でユーザから直接入力されたリマインダ時刻がマルチメディアメッセージ貯蔵満了時刻の以前であるか否かを確認して、貯蔵満了時刻の以前であれば、有効であると判断してステップ319に進行し、貯蔵満了時刻の以後であれば、無効であると判断してステップ317に進行する。ステップ317で、制御部101はエラーメッセージを発生し、ステップ309に進行してリマインダ時刻入力ウィンドウを更にディスプレイする。マルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻は、ステップ301で、第1のMMSリレー/サーバー30から受信した通報メッセージに含まれて伝送される。
【0036】
ステップ319で、制御部101は、ステップ315で確認した結果、ユーザから入力されたリマインダ時刻が第1のMMSリレー/サーバー30での該当マルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻の以前であるので、リマインダ時刻を登録し、ステップ321に進行する。ステップ321で、制御部101は、ステップ301で受信した通報に対する応答を伝送し、動作過程を終了する。
【0037】
上記のような過程によりリマインダ時刻を登録することで、受信リマインダが設定されれば、制御部101は現在の時刻がリマインダ時刻であるか否かを判断して、リマインダ時刻であれば、該当マルチメディアメッセージを受信することを案内するメッセージを提供する。仮りに、第2端末20の任意のリマインダ時刻になる以前に関連マルチメディアメッセージを受信する場合、任意のリマインダ時刻と関連した受信リマインダ設定は、自動で解除されたり、ユーザの選択によって解除されるように構成されることができる。
【0038】
前述した本発明の第1実施形態では、MS10、20が受信リマインダを設定して特定リマインダ時刻にマルチメディアメッセージ受信をユーザに通報する構成を例として説明したが、本発明に係る他の実施形態では、MMSリレー/サーバー30、40がMS10、20の要請によってMS10、20から受信したリマインダ時刻を設定して、該時刻になれば受信するマルチメディアメッセージがあることをMS10、20に通報する受信リマインダサービスを提供するように構成することもできる。このような本発明の第2実施形態によるMMSシステムの構成を図2を参照して説明すれば、次の通りである。
【0039】
複数のMS10、20の構成と動作は、第1実施形態と類似している。但し、図4に図示された過程により任意のマルチメディアメッセージに対するリマインダ時刻が設定されれば、設定されたリマインダ時刻と該当マルチメディアメッセージ情報を含めた受信リマインダ設定要請をMMSリレー/サーバー30、40に伝送する。そして、本発明の第2実施形態により、MS10、20は、既に設定されたリマインダ時刻に対する修正、及び解除要請を行うことができ、現在設定された受信リマインダに対する閲覧を要請することができる。このような受信リマインダ設定要請は、MMSリレー/サーバー30、40に臨時格納されたマルチメディアメッセージだけでなく、MM box50、60に格納されたマルチメディアメッセージにも適用される。
【0040】
複数のMMSリレー/サーバー30、40は、移動通信網を通じて複数のMS10、20と連結され、各MMSリレー/サーバーも移動通信網を通じて連結される。複数のMMSリレー/サーバー30、40は、ユーザのマルチメディアメッセージサービス関連要請を実行するシステム要素で、かつMMSネットワークの中心要素である。即ち、MMSリレー/サーバー30、40は、他のMMSリレー/サーバーだけでなく、電子メールのような他のメッセージングシステムとのメッセージング動作を管理し、併せてメッセージ格納サービスも提供する。MMSリレー/サーバー30、40は、2つの構成要素、即ち、MS10、20と他のメッセージングシステムとの相互動作のためのMMSプロキシリレー及び格納サービスのためのMMSサーバに区分することもできる。複数のMMSリレー/サーバー30、40は、第1のMMSリレー/サーバー30と、第2のMMSリレー/サーバー40を含んで構成される。第1のMMSリレー/サーバー30は、移動通信網を通じて第1端末10と連結されるリレー/サーバーであり、第2のMMSリレー/サーバー40は、移動通信網を通じて第2端末20と連結されるリレーサーバーである。本発明の詳細な説明において、MMSリレー/サーバーと任意のMSが移動通信網を通じて連結されているということは、任意のMSがMMSサーバーのサービス領域に位置しているということを意味する。そして、本発明の第2実施形態によると、MMSリレー/サーバー30、40は、MS10、20の受信リマインダ設定要請に応じて該当マルチメディアメッセージに対する受信リマインダを設定し、受信リマインダ設定時に設定される特定時刻にMS10、20に該当マルチメディアメッセージを受信することを通報する。MMSリレー/サーバー30、40は、このように動作するために、本発明の第2実施形態によるタイマーイベント管理部を備える。タイマーイベント管理部は、タイマー設定が必要な任意のイベントに対する時刻チェックを行う。これによって、MMSリレー/サーバー30、40は、受信リマインダ設定要請によって、リマインダ時刻をタイマーイベント管理部に登録することで、設定された時刻になればMSに通報を送るようにイベントを遂行することができる。また、MMSリレー/サーバー30、40は、本発明の第2実施形態によると、MS10、20の要請によって設定された受信リマインダのリマインダ時刻を修正または解除し、リマインダ閲覧要請に応じて設定された受信リマインダに対する情報をMS10、20に伝送する。そして、MMSリレー/サーバー30、40は、MM box50、60に格納されたマルチメディアメッセージに対しても前述した受信リマインダ設定、及びそれに従う動作過程を適用する。
【0041】
複数のMM box50、60は、MMSリレー/サーバー30、40と関連した格納装置を表し、持続的なネットワーク基盤のメッセージの格納のために使われる。MSのユーザは、MM box50、60に格納されたメッセージを管理するためにMMSリレー/サーバー50、60と相互動作することができる。複数のMM box50、60は、第1のMM box50と第2のMM box60を含み、第1のMM box50は、第1のMMSリレー/サーバー30と連結され、第2のMM box60は、第2のMMSリレー/サーバー40と連結される。
【0042】
上記のように構成されるMMSシステムにおいて、MS10、20からの受信リマインダ設定要請は、MMSリレー/サーバー30、40から、受信されるべきマルチメディアメッセージがあることの通報に対する応答の伝送時になされることができ、何時でもユーザの要求によりなされることもできる。このような受信リマインダ設定要請過程を図5と図6に図示した。図5は、本発明の第2実施形態による、受信されるべきマルチメディアメッセージの通知時のリマインダ設定過程を示す図であり、図6は、本発明の第2実施形態による、リマインダ設定/修正過程を示す図である。以下の説明では、本発明に対する説明の便宜のため、第1端末10が第1のMMSリレー/サーバー30に受信リマインダ設定を要請する場合を例として説明する。
【0043】
まず、図5を参照して受信されるべきマルチメディアメッセージ通知時のリマインダ設定過程を説明すると、第1のMMSリレー/サーバー30は、ステップ331で、第1端末10に伝送されるべきマルチメディアメッセージを受信すれば、ステップ333に進行する。第1のMMSリレー/サーバー30は、ステップ333で、受信されるべきマルチメディアメッセージがあることを第1端末10に通報する。ステップ333で、通報を受信した第1端末10は、ユーザから受信遅延要請があれば、即ち、早速マルチメディアメッセージを受信するという入力がなければステップ337に進行する。ステップ337で、第1端末10は、第1のMMSリレー/サーバー30が受信リマインダ設定を支援するか否かを確認し、ステップ339に進行する。第1のMMSリレー/サーバー30の受信リマインダ支援の可否は、ステップ333でなされる通報に含まれている。ステップ339で、第1端末10は、図4のステップ307乃至ステップ319に亘るユーザ入力によりリマインダ時刻を設定し、ステップ341に進行する。ステップ341で、第1端末10は、リマインダ時刻が含まれた通報応答を第1のMMSリレー/サーバー30に伝送することによって、受信リマインダ設定を要請する。ステップ341で、通報応答を受信した第1のMMSリレー/サーバー30は、ステップ343で、該当マルチメディアメッセージに対するリマインダ時刻を設定する。以後、ステップ345で、第1のMMSリレー/サーバー30は、現在の時刻がステップ343で設定したリマインダ時刻であるか否かを確認して、リマインダ時刻であればステップ347に進行する。ステップ347で、第1のMMSリレー/サーバー30は、該当マルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻を修正しステップ349に進行する。マルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻の修正は、マルチメディアメッセージに対する最初の通報から一定時間が過ぎた後に再通報をしようとする意図があるので、過ぎた一定時間を考慮して貯蔵満了時刻を修正することが好ましい。例えば、以前の通報時、マルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻が48時間を残し、その後に24時間が過ぎた後、受信リマインダ設定により再通知する場合、該当マルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻は24時間が残ったように修正されなければならない。以後、第1のMMSリレー/サーバー30は、ステップ349で、第1端末10に、受信されるべきマルチメディアメッセージがあることを通報することにより、受信リマインダを提供する。
【0044】
上記のような過程によりなされる受信リマインド設定要請は、本発明の実施形態によると、MM1_notificationトランザクションによりなされるように構成することができる。MM1_notificationトランザクションは、一般的にMMSリレー/サーバーが、受信されるべきマルチメディアメッセージがあることを、MSに通報する過程で用いられるトランザクションである。本発明の実施形態では、MM1_notificationトランザクションに含まれるMM1_notification.REQメッセージと、MM1_notification.RESメッセージに受信リマインダ設定と関連した新たな情報要素を追加して、MM1_notificationトランザクションにより受信リマインダサービス要請がなされるように構成することができる。
【0045】
MM1_notification.REQメッセージに対して本発明により追加される新たな情報要素を表1に示した。
【0046】
【表1】

【0047】
リマインダの許容の可否は、2つの値、即ち、“Yes”または“No”を有することができる。指定されない場合、デフォルト値は“No”であり、これはMMSリレー/サーバーが受信リマインダサービスを支援しないということを意味する。これによって、第1端末10は、ステップ333で、MM1_notification.REQメッセージを受信し、ステップ337でそのMM1_notification.REQメッセージに含まれたリマインダの許容の可否の値を確認する。確認した結果、リマインダの許容の可否の値が”Yes”であれば、第1端末10はステップ339に進行するが、仮りに、“No”であれば、第1端末はMMSリレー/サーバーに対して単に標準通知応答のみを伝送する。以後、ユーザから入力されたり、デフォルトとして設定されるリマインダ時刻をMM1_notification.RESメッセージに含める。これによって、MM1_notification.RESメッセージは、次の表2に表示した情報要素を含むように構成される。
【0048】
【表2】

【0049】
第1のMMSリレーサーバー30は、MM1_notification.RESメッセージを受信すれば、リマインダ時刻情報に含まれた時刻を、その該当マルチメディアメッセージのリマインダ時刻として登録する。MMSリレー/サーバーが受信リマインダサービスを支援するが、リマインダ時刻情報要素がなければMMSリレー/サーバーは“0”のデフォルト値を設定し、それはユーザが如何なるリマインダも要請しなかったことを意味する。
【0050】
上記のように設定されたリマインダ時刻は、ユーザの要請によって変更されることも、解除されることもできる。そして、受信リマインダサービス設定要請は、任意のマルチメディアメッセージに対する通報を受信する場合だけでなく、ユーザの望む時に何時でもなされることができる。このような過程を図6を参照して説明する。
【0051】
図6に示すように、第1端末10は、ステップ401で、ユーザから任意のマルチメディアメッセージに対するリマインダ設定、または修正要請があればステップ403に進行する。ステップ403で、第1端末10は、ユーザにリマインダ時刻を入力できるインターフェースを提供する。ユーザは希望する時刻を入力し、第1端末10はユーザ入力によるリマインダ時刻を設定し、ステップ405に進行する。ステップ405で、第1端末10は、設定されたリマインダ時刻と任意のマルチメディアメッセージに対する情報を含んだ受信リマインダサービス要請、またはリマインダ修正要請を第1のMMSリレー/サーバー30に伝送する。第1のMMSリレー/サーバーは、ステップ405で、受信された要請が受信リマインダサービス要請、またはリマインダ修正要請であることをステップ407で確認し、ステップ409に進行する。ステップ409で、第1のMMSリレーサーバー30は、該当マルチメディアメッセージのリマインダ時刻を上記の要請に含まれた時刻に設定する。即ち、第1のMMSリレー/サーバー30は、該当マルチメディアメッセージに対してリマインダ時刻が設定されていなければ、上記の要請に含まれた時刻を受信リマインダ時刻に設定し、該当マルチメディアメッセージに対してリマインダ時刻が設定されていれば、上記の要請に含まれた時刻にリマインダ時刻を変更する。以後、第1のMMSリレー/サーバー30は、ステップ411で、ステップ405で受信した要請に対する結果を含んだ応答を第1端末10に伝送する。以後、ステップ413で、第1のMMSリレー/サーバー30は、現在の時刻がステップ409で設定したリマインダ時刻であるか否かを確認して、リマインダ時刻であればステップ415に進行する。ステップ415で、第1のMMSリレー/サーバー30は、該当マルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻情報を修正し、ステップ417に進行する。ステップ417で、第1のMMSリレー/サーバー30は、修正された貯蔵満了時刻を含む受信されるべきマルチメディアメッセージに対する通報を、第1端末10に伝送する。
【0052】
前述したように、任意のマルチメディアメッセージに対して設定された受信リマインダサービスを解除する過程を、図7を参照して説明する。図7は、本発明の第2実施形態によるリマインダ解除過程を示す図である。図7に示すように、第1端末10は、ステップ431で、ユーザから任意のマルチメディアメッセージに対するリマインダ解除要求の入力を受ければ、ステップ433に進行する。ステップ433で、第1端末10は、任意のマルチメディアメッセージの情報を含むリマインダ解除要請を、第1のMMSリレー/サーバー30に伝送する。第1のMMSリレーサーバー30は、ステップ435で、受信された要請がリマインダ解除要請であることを確認し、ステップ437に進行する、ステップ437で、第1のMMSリレーサーバー30は、該当マルチメディアメッセージのリマインダ設定を解除し、ステップ439に進行する。ステップ439で、第1のMMSリレーサーバー30は、ステップ433で受信した要請に対する結果を含んだ応答を、第1端末10に伝送する。
【0053】
前述したように、どの時点にも限定されないで、ユーザの意志によって受信リマインダサービスを要請したり、既に設定されたリマインダ時刻を修正、解除する要請は、本発明の第2実施形態により新しく定義されるMM1_reminder_alterトランザクションを通じてなされることができる。MM1_reminder_alterトランザクションは、MM1_reminder_alter.REQメッセージとMM1_reminder_alter.RESメッセージを含む。MM1_reminder_alter.REQメッセージは、受信リマインダサービス要請、リマインダ時刻修正要請、リマインダ解除要請時に、MSからMMSリレー/サーバーに伝送されるメッセージであり、MM1_reminder_alter.RESメッセージは、MM1_reminder_alter.REQメッセージに対する応答メッセージである。
【0054】
MM1_reminder_alter.REQメッセージに含まれる情報要素を下記の表3に示す。
【0055】
【表3】

【0056】
そして、MM1_reminder_alter.RESメッセージに含まれる情報要素を下記の表4に示す。
【0057】
【表4】

【0058】
第1のMMSリレー/サーバー30が図6のステップ405や図7のステップ433におけるように、MM1_reminder_alter.REQメッセージを受信すれば、リマインダ時刻情報要素が存在するか否かを確認する。仮りに、リマインダ時刻情報要素が存在しなければ、第1のMMSリレー/サーバー30は、MM1_reminder_alter.REQメッセージを、既に設定されたリマインダの解除を要請するメッセージと判断する。そして、第1のMMSリレー/サーバー30は、図7のステップ437におけるように、MM1_reminder_alter.REQメッセージに含まれたメッセージ格納位置(reference)情報要素を参照して、該当マルチメディアメッセージに対して設定された受信リマインダサービスを解除する。リマインダ時刻情報要素が存在すれば、第1のMMSリレー/サーバー30は、MM1_reminder_alter.REQメッセージが新たな受信リマインダサービスを要請するメッセージ、または既に設定されたリマインダを修正することを要請するメッセージと判断する。それによって、第1のMMSリレー/サーバー30は、図6のステップ409におけるように、MM1_reminder_alter.REQメッセージに含まれたメッセージ格納位置情報要素を参照して、該当マルチメディアメッセージに対するリマインダが既に存在するか否かを確認する。そのようなリマインダが存在しなければ、第1のMMSリレー/サーバー30は、該当マルチメディアメッセージに対して新たなリマインダ時刻を設定して、受信リマインドサービスを設定する。そして、そのようなリマインダが既に存在すれば、第1のMMSリレー/サーバー30は、既に設定されたリマインダ時刻を、MM1_reminder_alter.REQメッセージに含まれたリマインダ時刻情報要素により指定される新たな時刻に変更する。
【0059】
上記のような動作後に、第1のMMSリレー/サーバー30は、図6のステップ411または図7のステップ439のように、要請に対する結果を含む応答を伝送するが、この際、M1_reminder_alter.RESメッセージを利用する。上記の要請に対する成功の可否は要請状態情報要素が表し、選択的に失敗した場合、失敗に対する具体的な理由を要請状態テキスト情報要素が表す。失敗の理由は、例えば、支援できないリマインダサービス、メッセージの不在、マルチメディアメッセージ貯蔵満了時刻から外れるリマインダ時刻などにすることができる。
【0060】
次に、既に設定された受信リマインダサービスに係るリマインダリスト閲覧を要請する過程を図8を参照して説明する。図8は、本発明の第2実施形態によるリマインダリスト閲覧要請過程を示す図である。図8を参照すれば、第1端末10は、ステップ451で、ユーザからリマインダリスト閲覧要請の入力を受ければ、ステップ453に進行する。リマインダリストは、任意のマルチメディアメッセージに対して既に設定されたリマインダ時刻で構成されたリストである。これによって、ユーザは、ステップ451で、閲覧しようとするリマインダが含まれた条件を入力する。例えば、特定のマルチメディアメッセージと関連したリマインダとか、特定時間帯に存在するリマインダなどにすることがができる。第1端末10は、ユーザの入力が完了すれば、ステップ453に進行して、リマインダリスト閲覧要請を第1のMMSリレー/サーバー30に伝送する。第1のMMSリレー/サーバー30は、ユーザにより入力された条件に相応するように設定されたリマインダを検索して、リマインダリストを構成し、ステップ457に進行する。ステップ457で、第1のMMSリレー/サーバー30は、リマインダリストを第1端末10に伝送する。
【0061】
上記のようなリマインダリスト閲覧要請は、本発明の実施形態により新しく定義されるMM1_reminder_listviewトランザクションを通じてなされる。MM1_reminder_listviewトランザクションは、MM1_reminder_listview.REQメッセージと、MM1_reminder_listview.RESメッセージを含む。MM1_reminder_listview.REQメッセージは、図8のステップ453におけるように、第1端末10が第1のMMSリレー/サーバー30にリマインダリスト閲覧を要請する時に伝送されるメッセージである。MM1_reminder_listview.RESメッセージは、MM1_reminder_listview.REQメッセージに対する応答メッセージである。このようなMM1_reminder_listview.REQメッセージに含まれる情報要素を下記の表5に記載した。
【0062】
【表5】

【0063】
そして、MM1_reminder_listview.RESメッセージに含まれる情報要素を表6に示す。
【0064】
【表6】

【0065】
図8を参照すると、第1のMMSリレー/サーバー30は、ステップ453で、MM1_reminder_listview.REQメッセージを受信すれば、ステップ455で、メッセージ格納位置情報要素が含まれているか否かを確認する。メッセージ格納位置情報要素が存在すれば、特定マルチメディアメッセージのリマインダ時刻を閲覧することが要請されたのである。したがって、第1のMMSリレー/サーバー30は、メッセージ格納位置により識別されたマルチメディアメッセージに対して設定されたリマインダ時刻を検索する。仮りに、メッセージ格納位置情報要素が存在しなければ、第1のMMSリレー/サーバー30は、開始リマインダ時刻情報要素、または終了リマインダ時刻情報要素が存在するか否かを確認する。もし存在すれば、第1のMMSリレー/サーバー30は、与えられた開始リマインダ時刻と終了リマインダ時刻との間の範囲内で発生するリマインダを選択する。開始リマインダ時刻のみ指定され、終了リマインダ時刻が指定されないと、第1のMMSリレー/サーバー30は、開始時刻の以後に発生する全てのリマインダを選択する。終了リマインダ時刻が指定され、開始リマインダ時刻が指定されないと、第1のMMSリレー/サーバー30は、終了時刻の以前に発生する全てのリマインダを選択する。一方、上記のメッセージ位置情報要素、開始/終了リマインダ時刻情報要素が全て存在しなければ、受信リマインダサービスが設定された全てのマルチメディアメッセージのリマインダ時刻を閲覧することが要請される。
【0066】
MM1_reminder_listview.REQメッセージに含まれたリマインダ検索条件によって該当リマインダ時刻を選択した第1のMMSリレーサーバー30は、ステップ457で、選択したリマインダ時刻をMM1_reminder_listview.RESメッセージに含めて、そのメッセージを第1端末10に伝送する。この際、MM1_reminder_listview.RESメッセージには、検索されたリマインダ時刻情報要素と、それに対応するマルチメディアメッセージの格納位置情報要素が対で共に含まなければならない。そして、仮にリマインダ時刻検索を要請した特定マルチメディアメッセージにリマインダが設定されていなければ、MM1_reminder_listview.RESメッセージにリマインダ時刻情報要素を含めないことにより、該当メッセージに対して受信リマインダサービスが設定されていないことを表すように構成したり、ユーザが設定されたリマインダがないことを認識することができる特殊な値を含むように構成しなければならない。一方、エラーが発生すれば、例えば、支援できないリマインダリストトランザクション、間違ったメッセージ位置情報などによりエラーが発生すれば、第1のMMSリレーサーバー30は、MM1_reminder_listview.RESメッセージに対して、エラーの類型を表す要請状態情報要素を含めると共に、選択的にエラーを更に詳細に説明する要請状態テキスト情報要素を含める。成功的にリマインダリストを作成して伝送する場合には、第1のMMSリレー/サーバー30が、該当成功コードを含む要請状態情報要素を、MM1_reminder_listview.RESメッセージに含めることもできる。
【0067】
前述した例では、MMSリレー/サーバー30、40に臨時格納されたマルチメディアメッセージに対する受信リマインダの設定、修正、解除、変更過程に関して説明したが、MM box50、60に格納する、または格納されたマルチメディアメッセージに関しても、同様に適用されることができる。図9を参照して、MMSリレー/サーバー30、40に臨時格納されたマルチメディアメッセージを、MM box50、60に格納することを要請しながら、リマインダを設定する過程を説明する。図9は、本発明の第2実施形態による、MM boxに格納されるマルチメディアメッセージに対してリマインダサービスを設定する過程を示す図である。図9を参照すれば、ステップ361で、第1のMMSリレー/サーバー30は、伝送されるマルチメディアメッセージを受信すれば、ステップ363に進行する。ステップ363で、MMSリレー/サーバー30は、第1端末10に受信されるべきマルチメディアメッセージに関して通報する。この時に使われるメッセージは、MM1_notification.REQメッセージであり、前述した実施形態におけるように、リマインダの許容の可否の情報要素を含む。上記の通報を受信した第1端末10は、ステップ365で、ユーザから、該当マルチメディアメッセージに対する受信要請でない第1のMM box50に対する格納要請の入力を受ければ、ステップ367に進行し、一般的な通報応答、即ちリマインダ時刻情報が含まれていないMM1_notification.RESメッセージを、第1のMMSリレー/サーバー30に伝送する。以後、ステップ369で、第1端末10は、ステップ363で受信したMM1_notification.REQメッセージのリマインダの許容の可否の情報要素値を確認し、第1のMMSリレー/サーバーがリマインダサービスを支援することを確認した後、ステップ371に進行する。ステップ371で、第1端末10は、ユーザ入力によるリマインダ時刻を設定し、ステップ373に進行する。ステップ373で、第1端末10は、設定されたリマインダ時刻情報を含むMM box格納及び受信リマインダ設定要請を、第1のMMSリレー/サーバー30に伝送する。このような要請は、本発明の実施形態によると、一般的にMM boxへのマルチメディアメッセージ格納要請時に使われるMM1_mmbox_storeトランザクションによりなされる。MM1_mmbox_storeトランザクションは、MM1_mmbox_store.REQメッセージとMM1_mmbox_store.RESメッセージを含み、MM1_mmbox_store.REQメッセージは、MM boxへのマルチメディアメッセージ格納を要請するメッセージであり、MM1_mmbox_store.RESメッセージは、MM1_mmbox_store.REQメッセージに対する応答メッセージである。MM1_mmbox_store.REQメッセージは、任意のマルチメディアメッセージに対するMM boxへの格納要請の他にも、受信リマインダ設定要請を含むために、本発明の実施形態によると、リマインダ時刻情報を含む。即ち、ステップ371で設定したリマインダ時刻情報がMM1_mmbox_store.REQメッセージに含まれるのである。
【0068】
第1のMMSリレー/サーバー30は、上記の要請によって、ステップ375で、該当マルチメディアメッセージを第1のMM box50に格納し、リマインダ時刻を設定し、ステップ377に進行する。ステップ377で、第1のMMSリレー/サーバー30は、ステップ373の要請に対して応答、即ち、MM1_mmbox_store.RESメッセージを、第1端末10に伝送する。以後、ステップ379で、第1のMMSリレー/サーバー30は、現在の時刻が設定されたリマインダ時刻であるか否かを確認して、設定されたリマインダ時刻であれば、ステップ381に進行する。ステップ381で、第1のMMSリレー/サーバー30は、該当マルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻を適切に修正し、ステップ383に進行する。ステップ383で、第1のMMSリレー/サーバー30は、上記修正された貯蔵満了時刻情報と共に、受信されるべきマルチメディアメッセージがあることを、第1端末10に通報する。
【0069】
前述した過程では、第1のMMSリレー/サーバー30に、臨時格納されたマルチメディアメッセージに対するMM box格納要請と受信リマインダ設定要請とが同時になされる場合を例として説明したが、既にMM box50、60に格納されたマルチメディアメッセージに対して、受信リマインダを設定することもできる。そして、既に設定されたリマインダ時刻に対する修正、解除も可能であり、リマインダリストに対する閲覧も可能である。このようなリマインダ設定と関連した全体的な動作過程は、図6乃至図8に図示された過程と類似しており、各々の要請、例えば、受信リマインダ設定要請、リマインダ修正要請、リマインダ解除要請、リマインダリスト閲覧要請時に用いられるトランザクションは、前述したMM1_reminder_alterトランザクションを通じてなされることができる。但し、MM1_reminder_alter.REQメッセージに含まれるメッセージ格納位置情報要素は、MM box50、60で該当マルチメディアメッセージが格納される位置に対する情報を含まなければならない。そして、本発明の実施形態によると、従来のMM1_mmbox_storeトランザクションにリマインダ時刻情報要素を含めて、前述した受信リマインダ設定要請、リマインダ修正要請、リマインダ解除要請を遂行することもできる。リマインダ時刻情報要素は、MM1_mmbox_store.REQメッセージに含まれる。MMSリレー/サーバー30、40は、MM1_mmbox_store.REQメッセージに含まれたリマインダ時刻情報要素値が0でなければ、新たな受信リマインダ設定を要請するか、または既に設定されたリマインダ時刻の修正を要請するメッセージと判断するが、リマインダ時刻情報要素値が0であれば、既に設定されたリマインダに対する解除要請と判断するように構成することができる。そして、MM1_mmbox_store.REQメッセージは、受信リマインダ設定と関連したマルチメディアメッセージのMM box50、60格納位置情報要素を含む。
【0070】
一方、従来のMM1_mmbox_viewトランザクションに対して本発明に係る幾つかの情報要素を追加することにより、それをリマインダリスト閲覧要請トランザクションとして使用できるように構成することができる。MM1_mmbox_viewトランザクションは、MM box50、60に格納されたマルチメディアメッセージリストと関連した情報閲覧要請時に用いられるトランザクションであって、MM1_mmbox_view.REQメッセージとMM1_mmbox_view.RESメッセージを含む。MM1_mmbox_view.REQメッセージは、MS10、20が、MM box50、60に格納されたマルチメディアメッセージの閲覧を、MMSリレーサーバー30、40に要請するメッセージであり、MM1_mmbox_view.RESメッセージは、MM1_mmbox_view.REQメッセージに対する応答メッセージであって、要請に対する結果を含んでMS10、20に伝送される。リマインダリスト閲覧要請時に送受信されるために、このようなMM1_mmbox_view.REQメッセージに追加される情報要素を下記の表7に記載した。表7は、MM1_mmbox_view.REQメッセージに含まれる情報要素を示す。
【0071】
【表7】

【0072】
上記の属性リスト情報要素は、マルチメディアメッセージの選択時に参照される情報であって、例えば、特定リマインダ時刻、MM boxでのメッセージ格納位置などが含まれることができる。MM1_mmbox_view.REQメッセージが属性リスト情報要素を含んでいれば、MMSリレーサーバー30、40は、属性リスト情報要素を参照してマルチメディアメッセージを選択する。属性リスト情報要素を含んでいないと、MMSリレー/サーバー30、40は、MM box50、60に格納されたマルチメディアメッセージの一部を選択時、セレクター情報要素のような他の検索基準に従う。開始リマインダ時刻と終了リマインダ時刻もこのような選択基準になる情報要素であって、MMSリレー/サーバー30、40は、リマインダが設定されており、そのリマインダ時刻が与えられた開始時刻と終了時刻との間に発生するマルチメディアメッセージを検索する。
【0073】
上記のように、MM1_mmbox_view.REQメッセージに含まれた検索条件によって検索されたマルチメディアメッセージのリマインダ時刻情報要素は、MM1_mmbox_view.RESメッセージに含まれてMS10、20に伝送される。
【0074】
前述した本発明の第1実施形態と第2実施形態では、マルチメディアメッセージを管理するために受信リマインダを設定する過程に関して説明した。次に、本発明の第3実施形態に係るマルチメディアメッセージ管理は、マルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻を延長することに関するものである。マルチメディアメッセージは、MMSリレー/サーバー30、40に臨時格納されたか、MM box50、60に格納されたかに関わらず、予め決まった期間が過ぎた後に自動で削除される。したがって、ユーザはマルチメディアメッセージが削除される前に、そのマルチメディアメッセージをMS10、20にダウンロードしなければならないが、これは状況によって容易でないことがある。従って、本発明の第3実施形態では、リマインダに係る通報受信時、またはユーザの望む時に、MS10、20を通じて任意のマルチメディア貯蔵満了時刻を延長することを要請すれば、MMSリレー/サーバー30、40が任意のマルチメディア貯蔵満了時刻を要請された時刻に延長する。このようなマルチメディアメッセージ貯蔵満了時刻延長サービスを要請するためのMS10、20の動作の流れを図10に図示した。図10は、本発明の第3実施形態による、マルチメディアメッセージ貯蔵満了時刻延長要請によるMS10、20の動作フローチャートであって、MSが受信されるべきメッセージがあることを通報された場合の動作過程を表す。そして、本発明の理解を助けるために、第1端末10と第1のMMSリレー/サーバー30との間に動作がなされていることを例として説明する。第1端末10の制御部101は、ステップ501で、マルチメディアメッセージが着信すると共に、受信されるのを待っていることを示す通報を、第1のMMSリレー/サーバー30から受信すれば、ステップ503に進行する。上記の通報は、リマインダによる通報と仮定する。ステップ503で、制御部101は、ユーザから応答があるか否かを確認して、即時受信要請があればステップ505に進行して、即時受信要請を第1のMMSリレー/サーバー30に伝送し、動作過程を終了する。ステップ503で、制御部101は、即時受信要請がなければステップ507に進行する。ステップ507で、制御部101は、ステップ501で受信した通報を確認して第1のMMSリレー/サーバー30がマルチメディアメッセージ貯蔵満了時刻延長サービスを提供するか否かを確認し、貯蔵満了時刻延長サービスを提供すればステップ509に進行し、貯蔵満了時刻延長サービスを提供しなければステップ521に進行する。ステップ521で、制御部101は、通報応答を伝送し、動作過程を終了する。
【0075】
一方、ステップ509で、制御部101は、ユーザからマルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻延長設定を要請する入力があるか否かを確認して、要請があればステップ511に進行する。ステップ511で、制御部101は、貯蔵満了時刻入力ウィンドウをディスプレイする。以後、ステップ513で、制御部101は、ユーザから上記貯蔵満了時刻に対する直接入力があるか否かを確認して、直接入力があればステップ517に進行して貯蔵満了時刻を入力された時刻に設定した後、ステップ519に進行する。そして、ステップ513で、ユーザの直接入力がなければ制御部101はステップ515に進行し、第1端末10に予め格納されたデフォルト時刻に貯蔵満了時刻を設定し、ステップ519に進行する。ステップ519で、制御部101は、設定された貯蔵満了時刻が含まれた通報応答を、第1のMMSリレー/サーバー30に伝送する。第1のMMSリレー/サーバー30は、設定された貯蔵満了時刻が含まれた通報応答を受信すれば、第1端末10が該当マルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻延長を要請したものと判断し、上記含まれた貯蔵満了時刻に上記該当マルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻を設定する。
【0076】
上記のようなマルチメディアメッセージ貯蔵満了時刻延長は、従来のMM1_notificationトランザクションを利用して要請されるように構成することができる。これによって、MM1_notification.REQメッセージには、本発明の実施形態によると、貯蔵満了時刻の延長許容の可否(Allow Expiry Extension)情報要素が追加され、MM1_notification.RESメッセージには延長貯蔵満了時刻(Expiry Extension Time)情報要素が追加される。上記貯蔵満了時刻の延長許容の可否の情報要素は、デフォルト値“No”を有し、MMSリレー/サーバーが貯蔵満了時刻の延長を支援するか否かを表す。これによって、上記の例において、第1端末10は、受信されるべきマルチメディアメッセージがあることを通報するMM1_notification.REQメッセージを受信すれば、上記貯蔵満了時刻の延長許容の可否の情報要素を確認して、第1のMMSリレー/サーバー30がマルチメディアメッセージ貯蔵満了時刻延長サービスを支援するか否かを確認する。以後、制御部101は、ユーザ選択によって設定された貯蔵満了時刻を貯蔵満了時刻情報としてMM1_notification.RESメッセージに含めて伝送する。第1のMMSリレー/サーバー30は、受信されたMM1_notification.RESメッセージに貯蔵満了時刻情報が存在すれば、マルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻を指定された貯蔵満了時刻に取り替えることを要請するものと判断し、MM1_notification.RESメッセージのトランザクションIDを確認して、関連マルチメディアメッセージを検出し、検出された該当マルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻を相応するように延長する。
【0077】
前述した例では、MS10、20が、リマインダによる通知受信時、これに対する応答でマルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻を延長することを例として説明したが、上記リマインダによる通知に関わらず、ユーザの望む時にマルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻を延長できるように構成することもできる。これによる動作過程を図11に図示した。図11は、本発明の第3実施形態によるマルチメディアメッセージ貯蔵満了時刻延長過程を示す図であって、第1端末10と第1のMMSリレーサーバー30との間の動作を想定して、その過程を例示している。第1端末10は、ステップ531で、ユーザから任意のマルチメディアメッセージに対する貯蔵満了時刻延長要請があれば、ステップ533に進行する。ステップ533で、第1端末10は、貯蔵満了時刻をユーザ入力による貯蔵満了時刻に設定し、ステップ535に進行する。ステップ535で、第1端末10は、上記設定された貯蔵満了時刻を含んだ貯蔵満了時刻延長要請を、第1のMMSリレー/サーバー30に伝送する。第1のMMSリレー/サーバー30は、上記要請受信によって、ステップ537で、該当マルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻を受信された要請に含まれた貯蔵満了時刻に設定し、ステップ539に進行する。ステップ539で、第1のMMSリレー/サーバー30は、上記要請に対する結果を含んだ応答を第1端末10に伝送する。
【0078】
上記のような動作は、本発明の実施形態により新しく定義されたMM1_expiry_extendトランザクションを通じてなされる。MM1_expiry_extendトランザクションは、MM1_expiry_extend.REQメッセージとMM1_expiry_extend.RESメッセージを含む。MM1_expiry_extend.REQメッセージは、MS10、20がMMSリレー/サーバー30、40にマルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻延長を要請する時に伝送されるメッセージであり、MM1_expiry_extend.RESメッセージは、上記の要請に対する結果が含まれるメッセージであって、MMSリレー/サーバー30、40からMS10、20に伝送される。このようなMM1_expiry_extend.REQメッセージに含まれる情報要素を下記の表8に、MM1_expiry_extend.RESメッセージに含まれる情報要素を下記の表9にそれぞれ記載した。
【0079】
【表8】

【0080】
【表9】

【0081】
図11に図示した実施形態において、マルチメディアメッセージ貯蔵満了時刻延長サービスを支援する第1のMMSリレー/サーバー30が、ステップ535で、上記のようなMM1_expiry_extend.REQメッセージを受信すれば、メッセージ格納位置情報を確認して、該当マルチメディアメッセージを検索する。そして、第1のMMSリレー/サーバー30は、貯蔵満了時刻情報要素によって、上記検索されたマルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻を更新する。以後、ステップ539で、第1のMMSリレー/サーバー30は、第1端末10にMM1_expiry_extend.RESメッセージを伝送する。
【0082】
上記のようなマルチメディアメッセージ貯蔵満了時刻延長は、MM box50、60に格納されたマルチメディアメッセージでも類似するように適用されることができる。まず、リマインダによる通知に対する応答としてマルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻延長を要請する場合、上記の通報、即ち、MM1_notification.RESメッセージに含まれるメッセージ格納位置情報要素が、MM box50、60の位置を表さなければならない。MMSリレー/サーバー30は、貯蔵満了時刻延長の要請を含んだMM1_notification.RESメッセージを受信すれば、受信されたMM1_notification.RESメッセージと関連したMM1_notification.REQメッセージを参照して、メッセージ格納位置がMM box50、60に格納されたマルチメディアメッセージを指示していることを把握することになる。これによって、貯蔵満了時刻延長要請が行われることができる。
【0083】
次に、リマインダに係る通知に関わらず、ユーザの要請により任意のマルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻を延長することは、前述したMM1_expiry_extendトランザクションを利用して、図11に図示した過程に従ってなされることができる。但し、MM1_expiry_extend.REQメッセージに含まれる格納位置情報が、MM boxに格納されたマルチメディアメッセージを指示しなければならない。
【0084】
そして、他の実施例において、既存のMM boxトランザクションであるMM1_mmbox_storeトランザクションに新たな情報を追加して、それを貯蔵満了時刻延長に用いることもできる。このために、MM1_mmbox_storeトランザクションのMM1_mmbox_store.REQメッセージに貯蔵満了時刻情報を含める。MMSリレー/サーバー30、40は、受信されたMM1_mmbox_store.REQメッセージに貯蔵満了時刻情報要素が存在すれば、MM1_mmbox_store.REQメッセージに含まれたメッセージ格納位置情報要素が指示するマルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻を、MM1_mmbox_store.REQメッセージに含まれた貯蔵満了時刻に転換することを要請するメッセージと判断し、それに係る動作を遂行する。
【0085】
以上、本発明の説明では具体的な実施形態について詳述したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限り、各種の実施形態が提供可能である。よって、本発明の真の技術的な範囲は上述の実施形態によって定まるものではなく、特許請求の範囲とその均等物によって定まるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0086】
【図1】一般的なマルチメディアメッセージの伝送時におけるメッセージの流れを示す図である。
【図2】本発明が適用されるマルチメディアメッセージングシステムの構成を示す図である。
【図3】本発明が適用されるMSの構成を示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態による、リマインダ時刻を設定する過程に従うMSの動作フローチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態による、受信されるべきマルチメディアメッセージ通知時、リマインダサービス設定過程を示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態による、リマインダサービス設定/修正過程を示す図である。
【図7】本発明の第2実施形態によるリマインダ解除過程を示す図である。
【図8】本発明の第2実施形態によるリマインダリスト閲覧要請過程を示す図である。
【図9】本発明の第2実施形態による、MM boxに格納されるマルチメディアメッセージのリマインダサービス設定過程を示す図である。
【図10】本発明の第3実施形態による、マルチメディアメッセージ貯蔵満了時刻延長要請に係るMSの動作フローチャートである。
【図11】本発明の第3実施形態によるマルチメディアメッセージ貯蔵満了時刻延長過程を示す図である。
【符号の説明】
【0087】
1 第1のMS
3 第2のMS
5 第1のMMSリレー/サーバー
7 第2のMMSリレー/サーバー
10、20 MS
30、40 MMSリレー/サーバー
50、60 MM box
101 制御部
103 カメラモジュール
105 ディスプレイ装置
107 キー入力部
109 ベースバンド処理部
111 RFモジュール
113 メモリ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マルチメディアメッセージングサービスシステムにおける移動通信端末がマルチメディアメッセージを管理する方法であって、
任意のマルチメディアメッセージが着信すると共に、受信されるのを待っていることを示す通報を、マルチメディアメッセージングサービスリレー/サーバーから受ける過程と、
ユーザから前記任意のマルチメディアメッセージに対するリマインダ設定を要請される過程と、
ユーザ選択によるリマインダ時刻を前記任意のマルチメディアメッセージのリマインダ時刻に設定する過程と、
現在の時刻が前記設定されたリマインダ時刻であれば、ユーザに前記任意のマルチメディアメッセージを受信することを通報する過程と
を含むことを特徴とするマルチメディアメッセージ管理方法。
【請求項2】
前記任意のマルチメディアメッセージのリマインダ時刻を設定する過程は、前記ユーザから選択されたリマインダ時刻が前記任意のメッセージの貯蔵満了時刻の以前に存在すれば、前記リマインダ時刻を前記任意のマルチメディアメッセージのリマインダ時刻に設定する過程であることを特徴とする請求項1記載のマルチメディアメッセージ管理方法。
【請求項3】
マルチメディアメッセージングサービスシステムのマルチメディアメッセージを管理する方法であって、
移動通信端末から任意のマルチメディアメッセージに対する受信リマインダ設定を要請される過程と、
前記任意のマルチメディアメッセージに対するリマインダ時刻に、前記リマインダ要請に含まれたリマインダ時刻を設定する過程と、
現在の時刻が前記リマインダ時刻であれば、前記移動通信端末に前記任意のマルチメディアメッセージを受信することを通報する過程と
を含むことを特徴とするマルチメディアメッセージ管理方法。
【請求項4】
前記移動通信端末から、前記任意のマルチメディアメッセージに設定されたリマインダ時刻修正要請があれば、前記リマインダ時刻修正要請に含まれたリマインダ時刻に前記任意のマルチメディアメッセージのリマインダ時刻を修正する過程を更に含むことを特徴とする請求項3記載のマルチメディアメッセージ管理方法。
【請求項5】
前記移動通信端末から、前記任意のマルチメディアメッセージのリマインダ時刻閲覧要請があれば、前記任意のマルチメディアメッセージに設定されたリマインダ時刻を前記移動通信端末に伝送する過程を更に含むことを特徴とする請求項4記載のマルチメディアメッセージ管理方法。
【請求項6】
前記受信リマインダ設定要請と、前記リマインダ時刻修正要請は、MM1_reminder_alterトランザクションを通じてなされることを特徴とする請求項5記載のマルチメディアメッセージ管理方法。
【請求項7】
前記リマインダ時刻閲覧要請は、MM1_reminder_listviewトランザクションを通じてなされることを特徴とする請求項5記載のマルチメディアメッセージ管理方法。
【請求項8】
前記任意のマルチメディアメッセージは、マルチメディアメッセージボックスに格納されたマルチメディアメッセージであることを特徴とする請求項5記載のマルチメディアメッセージ管理方法。
【請求項9】
前記受信リマインダ設定要請と、前記リマインダ時刻修正要請は、リマインダ時刻情報が含まれたMM1_mmbox_storeトランザクションを通じてなされることを特徴とする請求項8記載のマルチメディアメッセージ管理方法。
【請求項10】
前記リマインダ時刻閲覧要請は、リマインダ時刻条件を含む属性リスト情報、開始リマインダ時刻情報、及び終了リマインダ時刻情報を含むMM1_mmbox_listviewトランザクションを通じてなされることを特徴とする請求項8記載のマルチメディアメッセージ管理方法。
【請求項11】
前記任意のマルチメディアメッセージに対する受信リマインダ設定要請は、前記任意のマルチメディアメッセージに対する受信通報に対応して受信されることを特徴とする請求項3記載のマルチメディアメッセージ管理方法。
【請求項12】
前記受信リマインダ設定要請は、受信リマインダサービスの許容の可否の情報とリマインダ時刻情報を含むMM1_notificationトランザクションを通じてなされることを特徴とする請求項11記載のマルチメディアメッセージ管理方法。
【請求項13】
前記移動通信端末から前記任意のマルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻延長要請を受ける過程と、
前記貯蔵満了時刻延長要請に含まれた貯蔵満了時刻を前記任意のマルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻に設定する過程を更に含むことを特徴とする請求項3記載のマルチメディアメッセージ管理方法。
【請求項14】
前記貯蔵満了時刻延長要請は、MM1_expiry_extendトランザクションを通じてなされることを特徴とする請求項13記載のマルチメディアメッセージ管理方法。
【請求項15】
前記任意のマルチメディアメッセージは、マルチメディアメッセージボックスに格納されたマルチメディアメッセージであることを特徴とする請求項13記載のマルチメディアメッセージ管理方法。
【請求項16】
前記貯蔵満了時刻延長要請は、貯蔵満了時刻情報を含んだMM1_mmbox_storeトランザクションを通じてなされることを特徴とする請求項15記載のマルチメディアメッセージ管理方法。
【請求項17】
前記貯蔵満了時刻延長要請は、前記リマインダによる通報に対応して受信されることを特徴とする請求項13記載のマルチメディアメッセージ管理方法。
【請求項18】
前記貯蔵満了時刻延長要請は、貯蔵満了時刻情報を含むMM1_notificationトランザクションを通じてなされることを特徴とする請求項17記載のマルチメディアメッセージ管理方法。
【請求項19】
マルチメディアメッセージングサービスシステムにおけるマルチメディアメッセージを管理するシステムであって、
任意のマルチメディアメッセージに対する受信リマインダを要請する移動通信端末と、
前記任意のマルチメディアメッセージに対するリマインダ時刻に、前記リマインダ要請に含まれたリマインダ時刻を設定し、現在の時刻が前記リマインダ時刻であれば、前記移動通信端末に前記任意のマルチメディアメッセージを受信することを通報するマルチメディアメッセージングサービスリレー/サーバーを含むことを特徴とするマルチメディアメッセージ管理システム。
【請求項20】
前記マルチメディアメッセージングサービス/リレーサーバーは、前記移動通信端末から、前記任意のマルチメディアメッセージに設定されたリマインダ時刻修正要請があれば、前記リマインダ時刻修正要請に含まれたリマインダ時刻に前記任意のマルチメディアメッセージのリマインダ時刻を修正することを特徴とする請求項19記載のマルチメディアメッセージ管理システム。
【請求項21】
前記マルチメディアメッセージングリレー/サーバーが前記移動通信端末から前記任意のマルチメディアメッセージのリマインダ時刻閲覧要請があれば、前記任意のマルチメディアメッセージに設定されたリマインダ時刻を前記移動通信端末に伝送することを特徴とする請求項20記載のマルチメディアメッセージ管理システム。
【請求項22】
前記受信リマインダ設定要請と、前記リマインダ時刻修正要請は、MM1_reminder_alterトランザクションを通じてなされることを特徴とする請求項21記載のマルチメディアメッセージ管理システム。
【請求項23】
前記リマインダ時刻閲覧要請は、MM1_reminder_listviewトランザクションを通じてなされることを特徴とする請求項21記載のマルチメディアメッセージ管理システム。
【請求項24】
前記任意のマルチメディアメッセージは、マルチメディアメッセージボックスに格納されたマルチメディアメッセージであることを特徴とする請求項21記載のマルチメディアメッセージ管理システム。
【請求項25】
前記受信リマインダ設定要請と、前記リマインダ時刻修正要請は、リマインダ時刻情報が含まれたMM1_mmbox_storeトランザクションを通じてなされることを特徴とする請求項22記載のマルチメディアメッセージ管理システム。
【請求項26】
前記リマインダ時刻閲覧要請は、リマインダ時刻条件を含む属性リスト情報、開始リマインダ時刻情報、及び終了リマインダ時刻情報を含むMM1_mmbox_listviewトランザクションを通じてなされることを特徴とする請求項22記載のマルチメディアメッセージ管理システム。
【請求項27】
前記任意のマルチメディアメッセージに対する受信リマインダ設定要請は、前記任意のマルチメディアメッセージに対する受信通報に対応して受信されることを特徴とする請求項21記載のマルチメディアメッセージ管理システム。
【請求項28】
前記受信リマインダ設定要請は、受信リマインダサービスの許容の可否の情報とリマインダ時刻情報を含むMM1_notificationトランザクションを通じてなされることを特徴とする請求項27記載のマルチメディアメッセージ管理システム。
【請求項29】
前記マルチメディアメッセージングリレー/サーバーが前記移動通信端末から前記任意のマルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻延長要請を受ければ、前記貯蔵満了時刻延長要請に含まれた貯蔵満了時刻を前記任意のマルチメディアメッセージの貯蔵満了時刻に設定することを特徴とする請求項20記載のマルチメディアメッセージ管理システム。
【請求項30】
前記貯蔵満了時刻延長要請は、MM1_expiry_extendトランザクションを通じてなされることを特徴とする請求項29記載のマルチメディアメッセージ管理システム。
【請求項31】
前記任意のマルチメディアメッセージは、マルチメディアメッセージボックスに格納されたマルチメディアメッセージであることを特徴とする請求項29記載のマルチメディアメッセージ管理システム。
【請求項32】
前記貯蔵満了時刻延長要請は、貯蔵満了時刻情報を含んだMM1_mmbox_storeトランザクションを通じてなされることを特徴とする請求項31記載のマルチメディアメッセージ管理システム。
【請求項33】
前記貯蔵満了時刻延長要請は、前記リマインダによる通報に対応して受信されることを特徴とする請求項29記載のマルチメディアメッセージ管理システム。
【請求項34】
前記貯蔵満了時刻延長要請は、貯蔵満了時刻情報を含むMM1_notificationトランザクションを通じてなされることを特徴とする請求項33記載のマルチメディアメッセージ管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2008−526156(P2008−526156A)
【公表日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−549251(P2007−549251)
【出願日】平成17年12月27日(2005.12.27)
【国際出願番号】PCT/KR2005/004580
【国際公開番号】WO2006/071053
【国際公開日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【出願人】(503447036)サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド (2,221)
【Fターム(参考)】