説明

メッセージ送信方法および該送信方法を用いたマルチプレイゲームシステム

【課題】マルチプレイゲームにおいて現在画面に表示されている相手キャラクタにのみ簡単な操作でメッセージを送ることができ、プレイ中のプレイ操作と同じ感覚で送信操作ができる、操作系のボタン操作が複雑にならないメッセージ送信方法を提供する。
【解決手段】ゲームが進行する中で、移動用スティック5のメッセージボタンを押すと,メッセージ表示ウインドウが画面の上に開き、攻撃用スティック6の背面上部にあるチェンジホイールを回転させることによりメッセージ表示ウインドウからメッセージを選択する。攻撃用スティック6を前後左右方向に折り曲げることにより、サイトを移動させて相手キャラクタに合わせ、キャラクタ情報ウインドウを表示させる。トリガスイッチを押すと、メッセージが送られ相手のゲーム機の画面の上に表示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マルチプレイゲームの中で、メッセージを他のキャラクタに、個別に送信する方法およびこの送信方法を用いたマルチプレイゲームシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
複数のプレイヤが個別の画面や共通の画面を見て、各プレイヤがそれぞれ自らのキャラクタに対し操作部により指示を与えることによりプレイを行う、多人数が同時にプレイできるマルチプレイゲームシステムが従来より提供されている。
従来のマルチプレイ時のメッセージ送信方法は、各プレイヤがメッセージを選び、送る操作を行うと、チームメイトにメッセージが送られて共通の画面や相手の画面に表示されるが、これは参加者全員にメッセージが送られるもので、現在画面に表示されている目の前のキャラクタにのみメッセージを送ることができなかった。これは、予め決められた送信相手を選択するためのウインドウを開き、カーソルによりその送信相手として「全員」や「キャラクタ」を選択して送るものである。
【0003】
この種の従来例としてマルチプレイヤゲームにおいてプレイヤ間でコミニュケーションをとることができるメッセージ通信装置および情報記憶媒体が提案されている(特許文献1)。
このメッセージ通信装置は、プレイヤがゲームコントローラで所定の操作を行うことにより、マルチプレイヤゲームのゲーム中に他のプレイヤに所定のメッセージを送るためのメッセージコマンドを入力するメッセージコマンド入力手段と、前記メッセージコマンドが入力された場合、前記メッセージコマンドに対応した所定のメッセージを所定の出力媒体を介してゲーム中に出力するメッセージ出力手段と、データ伝送ラインを介して他のゲーム装置とデータの送受信を行う通信手段を含み、前記通信手段が、他のゲーム装置と前記メッセージコマンドの送受信を行い、前記メッセージ出力手段が、通信手段を介して他のゲーム装置から受け取ったメッセージコマンドに基づき、メッセージを出力することを特徴とするものである。
【0004】
このメッセージ通信装置は他のゲーム装置との間でメッセージを送信するものであるが、画面上に現在表示されている他のゲーム機のキャラクタに対しメッセージを送信する構成は開示していない。
【特許文献1】特開2006−116358号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、マルチプレイゲームにおいて現在画面に表示されている相手キャラクタにのみ簡単な操作でメッセージを送ることができ、プレイ中のプレイ操作と同じ感覚で送信操作ができる、操作系のボタン操作が複雑にならないメッセージ送信方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、上記メッセージ送信方法を用いたマルチプレイゲームシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために本発明の請求項1は、多数のゲーム機の間で通信手段を用いてメッセージの送受信を行うことによりプレイ中の画面上に表示されている他のゲーム機のキャラクタに対しメッセージを送るメッセージ送信方法において、プレイヤがメッセージ送信のためのコマンドを入力するための第1操作手段を有し、メッセージ送信コマンド受信判断手段が前記第1操作手段が操作されることによってメッセージ送信コマンドを受信したと判断した場合、メッセージ選択ウインドウ表示制御手段によりメッセージ選択をするウインドウをモニタに表示する手順と、前記メッセージ選択ウインドウからメッセージを選択するための操作を行う第2操作手段と、画面上のキャラクタを選択するためのサイト表示を画面上でプレイヤを移動させるためのサイト表示移動操作手段とを有し、プレイヤが前記第2操作手段でメッセージを選択し、前記サイト表示移動操作手段で画面上のプレイヤが自分のキャラクタ以外の任意のキャラクタにサイト表示を重ねた場合、キャラクタ情報ウインドウ表示制御手段によりキャラクタ情報ウインドウを表示する手順と、前記第2操作手段で選択されたメッセージを前記サイト表示移動操作手段で重ねたキャラクタに対し送るための第3操作手段を有し、メッセージ送信操作判断手段が前記第3操作手段が操作されたか否かを判断し、操作されたと判断した場合、通信手段により送信すべきゲーム機のキャラクタを指定するデータおよび前記選択されたメッセージを送信する手順と、メッセージ表示制御手段が他のゲーム機から当該ゲーム機のキャラクタを指定するデータおよび選択されたメッセージを受信した場合、指定されたキャラクタが表示されている画面上に選択されたメッセージを表示する手順とから構成されたことを特徴とする。
本発明の請求項2は、多数のゲーム機の間で通信手段を用いてメッセージの送受信を行うことによりプレイ中の画面上に表示されている他のゲーム機のキャラクタに対しメッセージを送るメッセージ送信方法において、プレイヤがメッセージ送信のためのコマンドを入力するための第1操作手段を有し、メッセージ送信コマンド受信判断手段が前記第1操作手段の操作がなされることによって、メッセージ送信コマンドを受信したと判断した場合、メッセージ選択ウインドウ表示制御手段によりメッセージ選択をするウインドウをモニタに表示する手順と、前記メッセージ選択ウインドウからメッセージを選択するための操作を行う第2操作手段と、画面上のキャラクタを選択するためのサイト表示を画面上でプレイヤを移動させるためのサイト表示移動操作手段とを有し、プレイヤが前記第2操作手段でメッセージを選択し、前記サイト表示移動操作手段で画面上のプレイヤが自分のキャラクタ以外の任意のキャラクタにサイト表示を重ねた場合、キャラクタ情報ウインドウ表示制御手段によりキャラクタ情報ウインドウを表示する手順と、前記第2操作手段で選択されたメッセージを前記サイト表示移動操作手段で重ねたキャラクタに対し送るための第3操作手段を有し、メッセージ送信操作判断手段が前記第3操作手段が操作されたか否かを判断し、操作されたと判断した場合、さらにキャラクタ部位検出手段によりサイト表示がキャラクタと重なった部位を検出し、部位による表示の位置と大きさを決定し、通信手段により送信すべきゲーム機のキャラクタを指定するデータ,部位による表示の位置と大きさを示す情報および前記選択されたメッセージを送信する手順と、メッセージ表示制御手段が他のゲーム機から当該ゲーム機のキャラクタを指定するデータ,部位による表示の位置と大きさを示す情報および前記選択されたメッセージを受信した場合、指定されたキャラクタが表示されている画面上に指定位置と大きさで選択されたメッセージを表示する手順とから構成されたことを特徴とする。
本発明の請求項3は、多数のゲーム機の間で通信手段を用いてメッセージの送受信を行うことによりプレイ中の画面上に表示されている他のゲーム機のキャラクタに対しメッセージを送るメッセージ送信方法において、プレイヤがメッセージ送信のためのコマンドを入力するための第1操作手段と、画面上のキャラクタを選択するため、プレイヤがサイト表示を画面上で移動させるためのサイト表示移動操作手段とを有し、プレイヤが前記サイト表示移動操作手段によって画面上の自分のキャラクタ以外の任意のキャラクタにサイト表示を重ねた場合、キャラクタ情報ウインドウ表示制御手段によりキャラクタ情報ウインドウを表示する手順と、前記第1操作手段が操作され、その操作状態が保持された場合、ロックオン検出手段が前記サイト表示を重ねたキャラクタをメッセージ送信相手としてロックオンするとともにメッセージ送信コマンド受信判断手段がメッセージ送信コマンドを受信したと判断した場合、メッセージ選択ウインドウ表示制御手段がメッセージ選択をするウインドウをモニタに表示する手順と、前記メッセージ選択ウインドウからメッセージを選択するための操作を行う第2操作手段と、前記第2操作手段で選択されたメッセージを前記サイト表示移動操作手段で重ねたキャラクタに対し送るための第3操作手段を有し、プレイヤが前記第2操作手段でメッセージを選択すると、メッセージ送信操作判断手段が前記第3操作手段が操作されたか否かは判断し、操作されたと判断した場合、通信手段により送信すべきゲーム機のキャラクタを指定するデータおよび前記選択されたメッセージを送信する手順と、メッセージ表示制御手段が他のゲーム機から当該ゲーム機のキャラクタを指定するデータおよび選択されたメッセージを受信した場合、指定されたキャラクタが表示されている画面上に選択されたメッセージを表示する手順とから構成されたことを特徴とする。
本発明の請求項4は、多数のゲーム機の間で通信手段を用いてメッセージなどのデータを送受信することによりプレイ中の画面上の各ゲーム機のキャラクタの間でプレイを行うマルチプレイゲームシステムにおいて、プレイヤがメッセージ送信のためのコマンドを入力するための第1操作手段と、前記第1操作手段の操作によりメッセージ送信コマンドを受けたか否かを判断するメッセージ送信コマンド受信判断手段と、前記メッセージ送信コマンド受信判断手段によりメッセージ送信コマンドを受けたと判断した場合、メッセージ選択をするウインドウをモニタに表示するように制御するメッセージ選択ウインドウ表示制御手段と、前記メッセージ選択ウインドウからメッセージを選択するための操作を行う第2操作手段と、画面上のキャラクタを選択するためのサイト表示を画面上でプレイヤが移動させるためのサイト表示移動操作手段と、前記サイト表示移動操作手段により画面上のプレイヤが望むキャラクタにサイト表示を重ねたとき、キャラクタ情報ウインドウを表示するキャラクタ情報ウインドウ表示制御手段と、前記第2操作手段で選択されたメッセージを前記サイト表示移動操作手段で重ねたキャラクタに対し送るための第3操作手段と、前記第3操作手段が操作されたか否かは判断するメッセージ送信操作判断手段と、前記第3操作手段が操作されたと判断した場合、送信すべきゲーム機のキャラクタを指定するデータおよび前記選択されたメッセージを送信する通信手段と、他のゲーム機から当該ゲーム機のキャラクタを指定するデータおよび選択されたメッセージを受信した場合、指定されたキャラクタが表示されている画面上に選択されたメッセージを表示するメッセージ表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
上記構成によれば、簡単な操作でメッセージを送ることができる。送りたい人(キャラクタ)のみにメッセージを送ることができる。ゲームでの操作とメッセージ送信方法が同じ操作感覚であるため、プレイ中の送信操作を円滑に行うことができる。また、操作系のボタンなどが、メッセージ送信用のために複雑にならず、プレイヤは迷うことなくメッセージ送信ための操作を行うことができるという、効果を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。
図1は 本発明によるメッセージ送信方法を用いたマルチプレイゲームシステムの構成の概要を示すブロック図である。
マルチプレイゲームシステム1はゲーム機(1)101 〜ゲーム機(n)10n と,各ゲーム機にそれぞれ接続される操作部121 〜12n およびモニタ111 〜11n と、各ゲーム機との通信を行う通信装置2から構成されている。
通信装置2は任意のゲーム機からデータを受信すると、データ内に含まれる相手ゲーム機を示すID情報により送信すべき相手ゲーム機に対し受信したデータを送信する。送信するデータには相手キャラクタを示すデータおよび表示すべきメッセージを含むとともに送受信に必要な送信,受信,確認のためコマンドのデータなどが含まれる。
【0009】
モニタ111 〜11n 上にはマルチプレイを行う共通画面がそれぞれ表示され、各ゲーム機101 〜10n のプレイヤはそれぞれの操作部121 〜12n を操作することによって自らのキャラクタに指示を与えてマルチプレイを進行させることができる。
ゲームプレイ画面において、他のゲーム機のキャラクタを操作部を操作することによりサイト表示で指定し、その指定した他のゲーム機のキャラクタに対し、メッセージを送り、相手ゲーム機のモニタ中の相手キャラクタ表示付近に送ったメッセージを表示させることができる。
【0010】
図2は、マルチプレイゲームシステムを構成するゲーム機の外観を示す斜視図である。
ゲーム機本体4に操作部として攻撃用スティック(攻撃用コントローラ)6および移動用スティック5がそれぞれ接続され、ゲーム機本体4からの画像出力はモニタ3に表示されるように構成されている。
図3にゲーム機のモニタの画像表示例を示す。
この画像例は、自らのゲーム機の戦闘員Aと相手ゲーム機の戦闘員Bがともに銃によって敵と戦っている状態が示されている。
画面3a中、+の印Dがサイトであり、このサイトを中心に丸で囲まれた部分にキャラクタが入れた場合にはそのキャラクタが選択され、この状態は戦闘員Bが選択されている状態である。画面3a中の右端に開いているウインドウCは、メッセージ送出のために開かれたもので、複数種類のメッセージが表示されており、「お前はここに残れ!」が選択されている。このメッセージの内容はメッセージの送信モードに入る以前に、個人に対するもの,チームに対するもの,全員に対するものなどをプレイヤが設定するものである。また、戦闘員Bから出ている吹き出しEは戦闘員Bのライフ,ネームなどの戦闘員自身の情報を表示するキャラクタ情報表示ウインドウである。
【0011】
図4にゲーム機の攻撃用コントローラおよび移動用コントローラの外観の詳細を示す。
攻撃用コントローラ6は、基部6e,基部6eに設けた把持部6fおよび把持部6fに連接される発射部6gより構成されている。把持部6fの下部はプレイヤが把持部6fを前後への傾きと、左右への回転が可能であり、内部にサテライト方向スイッチ(サイト表示移動操作手段)6dを有している。プレイヤが把持部6fを各方向への折り曲げることによりその操作情報がゲーム機本体4のCPU14に送られ、CPU14の制御の下、サテライトを画面上で上下左右に移動させることができる。図3のサイトDを移動させる操作部である。
把持部6fと発射部6gの連結部背面付近にはチェンジホイール(第2操作手段)6cが設けられている。チェンジホイール6cを回転させることにより、その回転量がゲーム機本体4のCPU14に送出され、CPU14の制御の下、現在攻撃中であれば、開いたウインドウ中の選択項目である複数の武器の1つを選択することができる。また、メッセージ送出のモードであれば図3中のウインドウC中の複数のメッセージの1つを選択することができる。図3の開いているウインドウ内のメッセージの選択を行う操作部である。
【0012】
把持部6fと発射部6gの連結部内側面付近には引き金状のトリガスイッチ(第3操作手段)6bが設けられている。トリガスイッチ6bを引くことにより、その操作情報はゲーム機本体4のCPU14に送出され、CPU14の制御の下、現在攻撃中であれば、この武器の攻撃を行い、メッセージ送出のモードであれば図3中のメッセージ選択ウインドウC中の選択したメッセージがゲーム機本体4のCPU14に送出され、CPU14の制御の下、例えば、「お前はここに残れ!」が選択されていれば、戦闘員Bに対してこのメッセージが送られる。また、ALL「突撃!!」が選択されていれば、全ての戦闘員に対しこのメッセージが送られる。
さらにチェンジホイール6cの上側のセカンダリーボタン6aは、決定ボタンの機能などとして用いられる。
【0013】
一方、移動用コントローラ5は基部5cおよび基部5cに設けた把持部5dより構成されている。把持部5dの下部はプレイヤが把持部5dを掴んで各方向に折り曲げ可能であり、内部に移動用方向スイッチ5bを有している。プレイヤが把持部5dを各方向へ折り曲げることにより、その操作情報がゲーム機本体4のCPU14に送られ、CPU14の制御の下、自らのキャラクタを画面上で上下左右に移動させることができる。図3では戦闘員Aを移動させる操作部である。
また、把持部5dの頂部にはメッセージボタン(第1操作手段)5aが設けられている。プレイヤがメッセージボタン5aを押しつづけることにより、その情報がゲーム機本体4のCPU14に送られ、CPU14の制御の下、メッセージを選択するためのメッセージ選択ウインドウが画面上に表示される。図3ではメッセージ選択ウインドウCが表示される。なお、メッセージボタン5aを離すことによりメッセージの送信モードは解除される。
【0014】
図5Aおよび図5Bは、ゲーム機の回路の実施の形態を説明するためのブロック図である。
硬貨認識装置21は、コイン投入部から投入されたコインを収容し、ゲームを行うための所定の金額のコインが投入されたか否かを認識するものであり、所定の金額のコインが投入されれば、その情報がCPU14に送られ、ゲーム開始のための次の操作に移行する画面が表示される。所定の金額が投入されない場合にはその情報がCPU14に送られ、モニタ3に所定金額のコイン投入を促す表示が行われる。
移動用コントローラ5のメッセージボタン5aおよび移動用方向スイッチ5bの操作情報はCPU14に送られる。攻撃用コントローラ6のセカンダリボタン6a,トリガボタン6b,チェンジホイール6cおよびサテライト方向スイッチ6dの操作情報およびスタートボタン23のスタートを示す情報も同様にCPU14に送られる。
【0015】
HDDにはゲーム機制御および戦闘ゲームのプログラムおよび必要なデータが格納されており、RAM15はCPU14が演算,処理を行うときに作業エリアとして用いられる。RAM15は、この戦闘ゲームの履歴データやHDD16から読み込んだデータを一時的に保持する。
【0016】
音声処理部18ではCPU14からの指示により、BGMなどの音楽信号の出力処理がなされ、デモ時やゲーム中にスピーカ24から音楽などが流れる。
CPU14はHDD16から読み込まれたプログラムにしたがってゲーム機全体を制御するとともに戦闘ゲームを実行処理するゲーム制御部14a,メッセージ送信コマンド受信判断部14b,メッセージ選択ウインドウ表示制御部14c,キャラクタ情報ウインドウ表示制御部14d,メッセージ送信操作判断部14eおよびメッセージ表示制御部14fの各機能を有する。これらCPU14の各機能はHDD16から戦闘ゲームのプログラムを読み込み実行することにより実現される。
【0017】
メッセージ送信コマンド受信判断部14bはゲーム中にメッセージボタン5aが操作されることによってメッセージ送信コマンドを受信したか否かを判断するものである。メッセージ選択ウインドウ表示制御部14cはメッセージ送信コマンドを受信したと判断された場合(メッセージ送信のモード)、メッセージ選択をするウインドウを画像処理部17を介してモニタ3に表示するものである。
キャラクタ情報ウインドウ表示制御部14dはチェンジホイール6cでメッセージを選択し、サテライト方向スイッチ6dでモニタ3のプレイヤが自分のキャラクタ以外の他のゲーム機のキャラクタにサイト表示を重ねた場合、重ねたキャラクタの情報(ネーム,ライフなど)を明らかにするキャラクタ情報ウインドウを表示するものである。
メッセージ送信操作判断部14eはトリガスイッチ6bが操作されたか否かを判断するものである。
【0018】
メッセージ表示制御部14fは、他のゲーム機から当該ゲーム機のキャラクタを指定するデータおよび選択されたメッセージを受信した場合、指定されたキャラクタが表示されているモニタ3に選択されたメッセージを表示するものである。
なお、ゲームがメッセージ送信モードに移行していない場合では、トリガスイッチ6bは相手への攻撃操作に用いられ、チェンジホイール6cは複数の武器が表示されている武器を変更する場合に使用される。
カード読取書込装置9はICや磁気によるゲームカードを挿入するスロットを有し、このスロットに挿入されたゲームカードからID情報やプレイヤが以前に行ったゲームの履歴情報などを読み取り、さらに今回プレイされたゲームの履歴情報をカードに記憶するためのものである。ゲームの履歴情報によりゲームの途中からゲームを再開することができる。
【0019】
ランプ20は、ゲーム機前面を装飾するために配置された多数個よりなるランプであり、待ち受け時,ゲーム中にCPU14の制御の下に、点灯制御させられる。
通信部22は通信装置2に対し、通信すべき相手ゲーム機のID情報,送信するデータを送信するものである。送信データは既に述べたように相手キャラクタを示すデータおよび表示すべきメッセージを含むとともに送受信に必要な送信,受信,確認のためコマンドのデータなどを含んでいる。また、相手ゲーム機から上記送信データが送信されてきた場合には、そのデータを受信し、CPU14に渡す制御を行うものである。
【0020】
図6は、本発明によるメッセージ送信方法の流れを説明するためのフローチャートであり、相手キャラクタに対しメッセージを送る場合である。
所定の金額のコインの投入,カードからの履歴情報の読み込み処理,相手ゲーム機とともにゲームを行うための操作の処理が終了し、ゲームがスタートしてゲーム中の状態であるとする。上記コイン投入に対する処理,カード読み込み処理,相手ゲーム機のキャラクタとともにゲームを行うための操作の処理はゲーム制御部14aにより行われる。
メッセージ送信コマンド受信判断部14bはゲーム中にメッセージボタン5aが押されたか否か、すなわちメッセージ送信コマンドを受信したか否かを判断しており(ステップ(以下「S」という)101)、メッセージ送信コマンドを受信した場合には、制御がメッセージ選択ウインドウ表示制御部14cに渡される。メッセージ選択ウインドウ表示制御部14cはメッセージ送信コマンド受信判断部14bにおけるメッセージ送信コマンド受信により、メッセージ選択をするメッセージ選択ウインドウを画像処理部17を介してモニタ3に表示する(S102)。
【0021】
このメッセージ選択ウインドウが表示されると、プレイヤはチェンジホイール6cによって開いたメッセージ選択ウインドウ中に多数表示されているメッセージの1つを選択することができ、相手のゲーム機のキャラクタに送るべきメッセージの1つを選択する(S103)と、つぎはサテライト方向スイッチ6dを操作することによりサイトを相手のゲーム機のキャラクタに合わせることができる。プレイヤがサテライト方向スイッチ6dを操作して相手のゲーム機のキャラクタにサイト表示を合わせる(S104)と、その情報によりキャラクタ情報表示ウインドウが表示される(S105)。サイト表示がキャラクタを捉えたか否かは、サテライト方向スイッチ6dにより移動するサイト表示の画面上での位置情報がキャラクタの画面上の一定範囲内に一致したか否かによって判断される。キャラクタ情報表示ウインドウには相手キャラクタのネーム,ライフなどの情報が表示される。
【0022】
つぎにメッセージ送信操作判断部14eはトリガスイッチ6bが操作されたか否かを判断し(S106)、キャラクタ情報が表示されている状態でトリガスイッチ6bが操作された場合、通信部22は相手のゲーム機のID情報および送信データを通信装置2に送出する(S107)。メッセージ送信操作判断部14eはメッセージボタンが解除(メッセージボタンから指を離す)された場合や相手のゲーム機のキャラクタからサイトが外れた場合には、メッセージの送信モードが解除され、メッセージボタンが押されたか否かの判断を行うS101に戻る。
通信装置2を介してメッセージが送信されてきた場合、相手のゲーム機の通信部22は送信データを受信し、制御をメッセージ表示制御部14fに渡す。
メッセージ表示制御部14fは、指定されたキャラクタが表示されているモニタ3に送信されたメッセージを表示する(S108)。
このようにして画面に表示されている相手のゲーム機のキャラクタのみに必要なメッセージを送ることができる。
なお、送信すべきメッセージはメッセージの送信モードに入る以前に、個人に送信するもの,チームメートに送信するもの,敵味方全員に送信するもの,敵に送信するものを選び、設定しておくことが必要である。
【0023】
図7は、本発明によるメッセージ送信方法の他の実施の形態を説明するためのフローチャートであり、相手ゲーム画面のキャラクタの部位に対応してメッセージを送る場合の例である。
図5Cにこのメッセージ送信方法を実施する場合のCPUによって実現される各機能部の構成を示す。
図5Cにおいて、ゲーム制御部25a,メッセージ送信コマンド受信判断部25b,メッセージ選択ウインドウ表示制御部25c,キャラクタ情報ウインドウ表示制御部25dおよびメッセージ送信操作判断部25eは、図5Bで示したCPU14の14a〜14eの各機能部と同じ構成である。
キャラクタ部位検出部25gはサイト表示の+がキャラクタと重なった部位を検出し、部位による表示の位置(画面上の位置情報)と表示の大きさ(画面上の縦横の位置情報の範囲)を決定するものである。メッセージ表示制御部25fは、他のゲーム機から当該ゲーム機のキャラクタを指定するデータ,部位による表示の位置と大きさを示す情報および選択されたメッセージを受信した場合、モニタ3の指定されたキャラクタの部位の表示位置に、送られた表示の大きさでメッセージを表示するものである。
【0024】
図7において、S201〜S206は図6のS101〜S106の操作・動作と同じである。
S206でトリガスイッチ6bが押された場合、キャラクタ部位検出部25gはサイトの+が重なったキャラクタ部位を検出し、部位による表示の位置と表示の大きさを決定する(S207,S208)。通信部22は送信すべき相手のゲーム機のキャラクタを指定するデータ,部位による表示の位置と大きさを示す情報および選択されたメッセージを通信装置2を経由して相手のゲーム機に送信する(S209)。相手のゲーム機のメッセージ表示制御部25fは他のゲーム機から当該ゲーム機に対し、部位による表示の位置と大きさを示す情報および選択されたメッセージを受信すると、モニタ上の指定されたキャラクタの部位の指定位置に、決定された表示の大きさでメッセージを表示する(S210)。
この実施の形態は、画面に表示されているキャラクタを指定し、そのキャラクタの部位についてのメッセージを送るものであり、図6の実施の形態に比較し、より細かいメッセージを画面上のキャラクタに送ることができる。
【0025】
図8は、本発明によるメッセージ送信方法のさらに他の実施の形態を説明するためのフローチャートであり、相手キャラクタをロックオンしてメッセージを送る場合の例である。
図5Dにこのメッセージ送信方法を実施する場合のCPUによって実現される各機能部の構成を示す。
図5Dにおいて、ゲーム制御部26a,メッセージ送信コマンド受信判断部26b,メッセージ選択ウインドウ表示制御部26c,キャラクタ情報ウインドウ表示制御部26dおよびメッセージ送信操作判断部26eは、図5Bで示したCPU14の14a〜14eの各機能部と同じ機能を果たすものであるが、キャラクタをサイト表示で捉えた場合、このキャラクタをロックオンするため、メッセージ送信の手順が図6とは異なるものである。
【0026】
図8において、所定の金額のコインの投入,カードからの履歴情報の読み込み処理,相手ゲーム機とともにゲームを行うための操作の処理が終了し、ゲームがスタートしてゲーム中の状態であるとする。上記コイン投入に対する処理,カード読み込み処理,相手ゲーム機のキャラクタとともにゲームを行うための操作の処理はゲーム制御部26aにより行われる。
ゲーム実行中、プレイヤはサテライト方向スイッチ6dを操作することによりサイトを相手のゲーム機のキャラクタに合わせることができる。プレイヤがサテライト方向スイッチ6dを操作して相手のゲーム機のキャラクタにサイトを合わせる(S301)と、その情報によりキャラクタ情報表示ウインドが表示される(S302)。キャラクタ情報表示ウインドには相手キャラクタのネーム,ライフなどの情報が表示される。
【0027】
つぎにメッセージ送信コマンド受信判断部26bはゲーム中にメッセージボタン5aが押されたか否か、すなわちメッセージ送信コマンドを受信したか否かを判断しており(S303)、メッセージ送信コマンドを受信した場合には、制御がロックオン検出部26fに渡される。メッセージボタン5aが解除された場合、またはメッセージボタンを押したがキャラクタからサイトが外れていた場合、S301に戻り、キャラクタは再度サイトを相手のゲーム機のキャラクタに合わせることとなる。ロックオン検出部26fはメッセージボタンが押されている間、サイト先のキャラクタをメッセージ送信相手としてロックオンする(S304)。すなわち、相手のキャラクタが動いた場合でも、その位置情報を得て、サイト表示の位置情報もそれに追随して移動させる。また、相手が画面から外れていっても、その相手にメッセージを送る。ロックオン状態になると、メッセージ選択ウインドウ表示制御部26cはメッセージ選択をするメッセージ選択ウインドウを画像処理部17を介してモニタ3に表示する(S305)。
【0028】
このメッセージ選択ウインドウが表示されると、プレイヤはチェンジホイール6cによって開いたメッセージ選択ウインドウ中に多数表示されているメッセージの1つを選択することができ、相手のゲーム機のキャラクタに送るべきメッセージの1つを選択する(S306)。
メッセージの選択の後、メッセージ送信操作判断部26eはトリガスイッチ6bが操作されたか否かを判断し(S307)、ロックオンされている状態で、トリガスイッチ6bが操作された場合、通信部22は相手のゲーム機のID情報および送信データを通信装置2に送出する(S308)。
通信装置2を介してメッセージが送信されてきた場合、相手のゲーム機の通信部22は送信データを受信し、制御をメッセージ表示制御部26gに渡す。
メッセージ表示制御部26gは指定されたキャラクタが表示されているモニタ3に受信したメッセージを表示する(S309)。
この後、メッセージボタン5aを解除した場合には、メッセージ送信モードは終了する。依然としてメッセージボタン5aが押されている状態では、ロックオンによってメッセージ選択ウインドウが表示されているので、他のメッセージを選択して送信することができる。
【0029】
以上の実施の形態は、マルチプレイとして自らのキャラクタおよび他のゲーム機のキャラクタとともに敵と戦うシューティングゲームの例を示したが、ゲームの種類はこれに限ることはない。複数相手のゲーム機のキャラクタが参加できるゲームであれば、例えば、ロールプレイングゲーム,レースゲーム,バトルゲーム,スポーツゲームにも適用できる。
【産業上の利用可能性】
【0030】
ゲームセンタやイベント会場などに設置され、多数のプレイヤとともにゲームを行うマルチプレイ形式の業務用ゲーム装置である。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明によるメッセージ送信方法を用いたマルチプレイゲームシステムの構成の概要を示すブロック図である。
【図2】マルチプレイゲームシステムを構成するゲーム機の外観を示す斜視図である。
【図3】ゲーム機のモニタの画像表示例を示す図である。
【図4】ゲーム機の攻撃用コントローラおよび移動用コントローラの外観の詳細を説明するための図である。
【図5A】ゲーム機の回路の実施の形態を示すブロック図である。
【図5B】図5AのCPUおよびHDDの詳細を示すブロック図である。
【図5C】他の実施の形態を説明するためのCPUの詳細を示すブロック図である。
【図5D】さらに他の実施の形態を説明するためのCPUの詳細を示すブロック図である。
【図6】本発明によるメッセージ送信方法の流れを説明するためのフローチャートであり、相手キャラクタに対しメッセージを送る場合である。
【図7】本発明によるメッセージ送信方法の他の実施の形態を説明するためのフローチャートであり、相手ゲーム画面のキャラクタの部位に対応してメッセージを送る場合の例である。
【図8】本発明によるメッセージ送信方法のさらに他の実施の形態を説明するためのフローチャートであり、相手キャラクタをロックオンしてメッセージを送る場合の例である。
【符号の説明】
【0032】
1 マルチゲームシステム
2 通信装置
3 モニタ
4 ゲーム機本体
5 移動用スティック(移動用コントローラ)
6 攻撃用スティック(攻撃用コントローラ)
101 〜10n ゲーム機(1)〜ゲーム機(n)
111 〜11n ゲーム機(1)のモニタ〜ゲーム機(n)のモニタ
121 〜12n ゲーム機(1)の操作部〜ゲーム機(n)の操作部
14 CPU
15 RAM
16 HDD
17 画像処理部
18 音声処理部
19 カード読取書込装置
20 ランプ
21 硬化認識装置
22 通信部
23 スタートボタン
24 スピーカ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多数のゲーム機の間で通信手段を用いてメッセージの送受信を行うことによりプレイ中の画面上に表示されている他のゲーム機のキャラクタに対しメッセージを送るメッセージ送信方法において、
プレイヤがメッセージ送信のためのコマンドを入力するための第1操作手段を有し、
メッセージ送信コマンド受信判断手段が前記第1操作手段が操作されることによってメッセージ送信コマンドを受信したと判断した場合、メッセージ選択ウインドウ表示制御手段によりメッセージ選択をするウインドウをモニタに表示する手順と、
前記メッセージ選択ウインドウからメッセージを選択するための操作を行う第2操作手段と、画面上のキャラクタを選択するためのサイト表示を画面上でプレイヤを移動させるためのサイト表示移動操作手段とを有し、
プレイヤが前記第2操作手段でメッセージを選択し、前記サイト表示移動操作手段で画面上のプレイヤが自分のキャラクタ以外の任意のキャラクタにサイト表示を重ねた場合、キャラクタ情報ウインドウ表示制御手段によりキャラクタ情報ウインドウを表示する手順と、
前記第2操作手段で選択されたメッセージを前記サイト表示移動操作手段で重ねたキャラクタに対し送るための第3操作手段を有し、
メッセージ送信操作判断手段が前記第3操作手段が操作されたか否かを判断し、操作されたと判断した場合、通信手段により送信すべきゲーム機のキャラクタを指定するデータおよび前記選択されたメッセージを送信する手順と、
メッセージ表示制御手段が他のゲーム機から当該ゲーム機のキャラクタを指定するデータおよび選択されたメッセージを受信した場合、指定されたキャラクタが表示されている画面上に選択されたメッセージを表示する手順と、
から構成されたことを特徴とするメッセージ送信方法。
【請求項2】
多数のゲーム機の間で通信手段を用いてメッセージの送受信を行うことによりプレイ中の画面上に表示されている他のゲーム機のキャラクタに対しメッセージを送るメッセージ送信方法において、
プレイヤがメッセージ送信のためのコマンドを入力するための第1操作手段を有し、
メッセージ送信コマンド受信判断手段が前記第1操作手段の操作がなされることによって、メッセージ送信コマンドを受信したと判断した場合、メッセージ選択ウインドウ表示制御手段によりメッセージ選択をするウインドウをモニタに表示する手順と、
前記メッセージ選択ウインドウからメッセージを選択するための操作を行う第2操作手段と、画面上のキャラクタを選択するためのサイト表示を画面上でプレイヤを移動させるためのサイト表示移動操作手段とを有し、
プレイヤが前記第2操作手段でメッセージを選択し、前記サイト表示移動操作手段で画面上のプレイヤが自分のキャラクタ以外の任意のキャラクタにサイト表示を重ねた場合、キャラクタ情報ウインドウ表示制御手段によりキャラクタ情報ウインドウを表示する手順と、
前記第2操作手段で選択されたメッセージを前記サイト表示移動操作手段で重ねたキャラクタに対し送るための第3操作手段を有し、
メッセージ送信操作判断手段が前記第3操作手段が操作されたか否かを判断し、操作されたと判断した場合、さらにキャラクタ部位検出手段によりサイト表示がキャラクタと重なった部位を検出し、部位による表示の位置と大きさを決定し、
通信手段により送信すべきゲーム機のキャラクタを指定するデータ,部位による表示の位置と大きさを示す情報および前記選択されたメッセージを送信する手順と、
メッセージ表示制御手段が他のゲーム機から当該ゲーム機のキャラクタを指定するデータ,部位による表示の位置と大きさを示す情報および前記選択されたメッセージを受信した場合、指定されたキャラクタが表示されている画面上に指定位置と大きさで選択されたメッセージを表示する手順と、
から構成されたことを特徴とするメッセージ送信方法。
【請求項3】
多数のゲーム機の間で通信手段を用いてメッセージの送受信を行うことによりプレイ中の画面上に表示されている他のゲーム機のキャラクタに対しメッセージを送るメッセージ送信方法において、
プレイヤがメッセージ送信のためのコマンドを入力するための第1操作手段と、画面上のキャラクタを選択するため、プレイヤがサイト表示を画面上で移動させるためのサイト表示移動操作手段とを有し、
プレイヤが前記サイト表示移動操作手段によって画面上の自分のキャラクタ以外の任意のキャラクタにサイト表示を重ねた場合、キャラクタ情報ウインドウ表示制御手段によりキャラクタ情報ウインドウを表示する手順と、
前記第1操作手段が操作され、その操作状態が保持された場合、ロックオン検出手段が前記サイト表示を重ねたキャラクタをメッセージ送信相手としてロックオンするとともにメッセージ送信コマンド受信判断手段がメッセージ送信コマンドを受信したと判断した場合、メッセージ選択ウインドウ表示制御手段がメッセージ選択をするウインドウをモニタに表示する手順と、
前記メッセージ選択ウインドウからメッセージを選択するための操作を行う第2操作手段と、前記第2操作手段で選択されたメッセージを前記サイト表示移動操作手段で重ねたキャラクタに対し送るための第3操作手段を有し、
プレイヤが前記第2操作手段でメッセージを選択すると、メッセージ送信操作判断手段が前記第3操作手段が操作されたか否かは判断し、操作されたと判断した場合、通信手段により送信すべきゲーム機のキャラクタを指定するデータおよび前記選択されたメッセージを送信する手順と、
メッセージ表示制御手段が他のゲーム機から当該ゲーム機のキャラクタを指定するデータおよび選択されたメッセージを受信した場合、指定されたキャラクタが表示されている画面上に選択されたメッセージを表示する手順と、
から構成されたことを特徴とするメッセージ送信方法。
【請求項4】
多数のゲーム機の間で通信手段を用いてメッセージなどのデータを送受信することによりプレイ中の画面上の各ゲーム機のキャラクタの間でプレイを行うマルチプレイゲームシステムにおいて、
プレイヤがメッセージ送信のためのコマンドを入力するための第1操作手段と、
前記第1操作手段の操作によりメッセージ送信コマンドを受けたか否かを判断するメッセージ送信コマンド受信判断手段と、
前記メッセージ送信コマンド受信判断手段によりメッセージ送信コマンドを受けたと判断した場合、メッセージ選択をするウインドウをモニタに表示するように制御するメッセージ選択ウインドウ表示制御手段と、
前記メッセージ選択ウインドウからメッセージを選択するための操作を行う第2操作手段と、
画面上のキャラクタを選択するためのサイト表示を画面上でプレイヤが移動させるためのサイト表示移動操作手段と、
前記サイト表示移動操作手段により画面上のプレイヤが望むキャラクタにサイト表示を重ねたとき、キャラクタ情報ウインドウを表示するキャラクタ情報ウインドウ表示制御手段と、
前記第2操作手段で選択されたメッセージを前記サイト表示移動操作手段で重ねたキャラクタに対し送るための第3操作手段と、
前記第3操作手段が操作されたか否かは判断するメッセージ送信操作判断手段と、
前記第3操作手段が操作されたと判断した場合、送信すべきゲーム機のキャラクタを指定するデータおよび前記選択されたメッセージを送信する通信手段と、
他のゲーム機から当該ゲーム機のキャラクタを指定するデータおよび選択されたメッセージを受信した場合、指定されたキャラクタが表示されている画面上に選択されたメッセージを表示するメッセージ表示制御手段と、
を備えたことを特徴とするマルチプレイゲームシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図5D】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−194404(P2008−194404A)
【公開日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−35724(P2007−35724)
【出願日】平成19年2月16日(2007.2.16)
【出願人】(306019111)株式会社タイトー (475)
【Fターム(参考)】