説明

メディア・コンテンツおよび予約コンテンツのワイヤレス同期

ワイヤレス携帯用デバイスのネットワーク接続パラメータを設定するために、ホスト・コンピューター(30)を用いる構成を提供する。携帯用デバイス(20)上にある無線機(162)を用いて、近隣のアクセス可能なワイヤレス・ネットワークを突き止め易くする(212、214)ことができる。一旦携帯用デバイス(20)とホスト・コンピューター(30)上のメディア・ライブラリとの間において同期関係が確立されたなら、ポッドキャストのような周期的に更新されるコンテンツを発見し、ホスト・コンピューター(30)上のソフトウェアを用いて予約することができ、更にコンテンツをホスト・コンピューター(30)と同期させる(244、246)ことができる。携帯用デバイス(20)は、デバイス自体のワイヤレス接続を用いて、ポッドキャストのような一編分のコンテンツを管理する(252)ことができ、更にこのようなコンテンツを他の携帯用デバイス(20)に送る(258)ことができる。多数のワイヤレス・デバイスまたは有線デバイスを同期させる(278、286)ために、ウェブ・サーバー上に中央ユーザー・プロファイルを設定することもできる。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
[0001] ディジタル・メディア技術が進歩し、ストレージの価格が下落するにつれて、ユーザーは増々彼らのパーソナル・コンピューターおよび/またはネットワーク系データ記憶サービスにおいて、ディジタル・メディア(例えば、オーディ、ビデオ、画像、グラフィクス等)の収集をホストするようになる。しかし、ユーザーは彼らのディジタル・メディア収集を携帯可能にすることを望む場合が多い。更にまた、ユーザーは彼らの収集の全てまたは一部を携帯用デバイスに転送しようとする。携帯用デバイスの例には、限定ではなく、パーソナル・メディア・プレーヤー、パーソナル・ディジタル・アシスタント、電話機、携帯用コンピューター、車載デバイス、およびその他のデバイスが含まれる。
【0002】
[0002] 携帯用デバイスにおける比較的高い容量のストレージの出現により、ユーザーは、彼らの携帯用デバイス上に大量のメディア・コンテンツを格納できるようになった。ホスト・コンピューターと携帯用デバイスとの間におけるメディア・ファイルの転送プロセスを同期と呼ぶ。例えば、メディア転送プロトコル(MTP)をWindows Media Player(登録商標)のAutoSync(登録商標)機能と組み合わせると、同期を遂行することができる。
【0003】
[0003] 同期は、携帯用デバイスとホスト・コンピューターとの間で有線接続を用いて行われることが多い。例えば、MP3プレーヤーおよびその他の関連するディジタル・メディア再生デバイスの最も一般的な実施態様では、有線USBまたは「Firewire」IEEE1394ケーブルを用いてコンテンツをデバイス上に導入する。また、ある種のデバイスは、802.11「Wi−Fi」接続またはBluetoothを用いたワイヤレス・データ転送方法を実現している。例えば、一部の携帯用デバイスでは、多数の携帯用デバイス間またはデバイスとウェブ系サービスとの間において、ワイヤレス通信を可能にする。しかしながら、交換される情報は、一般に、商用有料コンテンツの私設販売店(proprietary store)からのダウンロード、または2人の有料加入者間において私設販売店から特定の歌曲をどのようにしてダウンロードすればよいのかについての情報の交換に限定される。「ポッドキャスト」型の周期的な一編分のコンテンツ(episodic content)は、このようなシステムではサポートされないのが一般的である。
【0004】
[0004] 他のシステムには、Windows Mobile(登録商標)オペレーティング・システム・プラットフォームが含まれる。これは、WA, RedmondのMicrosoft Corporationから入手可能であり、種々の電話機およびハンドヘルドPCにおいて用いられており、その上、ワイヤレス接続を用いた、携帯用デバイスと連動するホスト・コンピューターとの間における種々の情報の同期をサポートする。しかしながら、これらのシステムでは、携帯用デバイスのワイヤレス構成は、その携帯用デバイスのグラフィカル・ユーザー・インターフェース(「GUI」)を用いて、携帯用デバイス自体に設定される。
【0005】
[0005] 具体的には、ユーザーは、ワイヤレス構成を設定するためにプレーヤーに組み込まれる表示画面によってサポートされるGUIを用いるが、このようなGUIの主要な機能は、種々のメニュー間をナビゲートしてメディア・コンテンツの選択を行うこと、携帯用デバイスの動作を制御すること、好みを設定すること等である。メニューは、階層的に編成されており、ユーザーは、一般に、ユーザー制御部(例えば、ボタン等)と相互作用してメニュー内で移動したり異なるメニューに飛んで、所望の機能を遂行する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
[0006] 携帯用デバイスが蓄積する内蔵ストレージが増大し、サポートする機構および機能が増える程、これらを制御するために必要とされるGUIは、増々大型化し操作が増々複雑になることが多い。例えば、現行のメディア・プレーヤーの中には、数千もの歌曲、ビデオ、および写真を格納することができ、無線ラジオ局からのコンテンツを再生することができ、デバイス間接続を通じて体験を共有することを可能にするものがある。このような大量のコンテンツ全体にわたってナビゲートし、所望通りにユーザー体験を制御することは、多くの場合、長い一連の階層メニューで初めから終わりまで操作することを意味する可能性がある。更に、ワイヤレス接続構成のような他のユーティリティ機能を設定するためにもこのようなGUIを用いる場合、ユーザーの動作が複雑になる虞れがあることが多い。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[0007] 一態様において、ワイヤレス携帯用デバイスのネットワーク接続パラメータを設定するために、ホスト・コンピューターの豊富なユーザー・インターフェースを用いる構成を提供する。この構成は、携帯用デバイス上にある無線機を用いて、近隣のアクセス可能なワイヤレス・ネットワークを突き止め易くすることができ、有線接続を用いて、部分的な構成情報をホスト・コンピューターに戻して、携帯用デバイスのワイヤレス構成設定プロセスを完了する、当該デバイスのプロセスにおいて役立てることができる。
【0008】
[0008] 更に別の態様では、一旦携帯用デバイスとホスト・コンピューター上のメディア・ライブラリとの間において同期関係が確立されたなら、ポッドキャストのような周期的に更新されるコンテンツを発見し、ホスト・コンピューター上のソフトウェアを用いて予約(subscribe)することができ、更にコンテンツをホスト・コンピューターと同期させることができる。
【0009】
[0009] 更に別の態様では、携帯用デバイスが、ポッドキャストのような一編分のコンテンツを管理することができる。具体的には、デバイス自体のワイヤレス接続を用いた、コンテンツの周期的更新の予約およびダウンロードの管理に備えるために、十分な情報を携帯用デバイスに提供することができる。ホスト・コンピューターが公開源(publishing source)から進行中のコンテンツ更新を調達する明確な必要性はない。コンテンツ更新は、通常、インターネット上に位置する。この態様により、以下の特徴の1つ又は複数が得られると考えられる。携帯用デバイスがホスト・コンピューターのメディア・ライブラリから予約したものを受けている場合、ホスト・コンピューターからの入力なしで、コンテンツの予約を取り消し、それ以上の周期的な更新を中止することを許可することができる。次に、この情報を、同期プロセスの間にホスト・コンピューターに返送することができる。デバイスがホスト・コンピューターからポッドキャストの番組の一編(podcast episodes)を受信していれば、この番組の一編をワイヤレスで他のデバイスに送ることができ、この番組の一編の受信側は、彼ら自身で彼らのデバイスのユーザー・インターフェースからそのコンテンツを予約することを選択することができる。実施態様によっては、この特徴を、ある種のファミリーに含まれるデバイス、例えば、特定のモデルまたはタイプのデバイスに制限することもできる。連続番組(series)およびその番組の一編(episode)を記述するXMLフォーマット・データのファイルであるポッドキャストの「RSS」ファイルに対するユニフォーム・リソース・ロケーター(URL)のような、連続番組(series)を予約するためまたは予約を取り消すために必要な全ての情報は、2つのデバイス間、またはデバイスとそれらと関連のあるホスト・コンピューターとの間で送信することができる。
【0010】
[0010] ワイヤレス・ポッドキャスト処理管理に関する態様では、ユーザーの予約データ(どの連続番組を予約するか、どれくらいの頻度で新たな一編(episode)をチェックするか、どの一編が既に消費されたか、部分的に消費された一編に書き込まれたブックマーク、番組の一編を再生する順序等を含むがこれらに限定されるのではない)は、ユーザーのログインまたは個人識別と関連のあるウェブ・サーバー上に格納されている1つのユーザー・プロファイルに格納することができる。このように、種々の可能な再生デバイス(ホスト・コンピューター、MP3ファイル、Xbox360のような多目的ゲーム用コンソール等)が、この1つのウェブ系データ・ストアを用いて、全てのユーザーの予約について現在の状態を有するためにはローカルにどんな行為を行うべきか判断することができる。このような行為には、元の発行者から連続番組の一編のローカル・コピーをダウンロードすること、他のデバイスを用いて他の場所で完全に消費したと判断することができる番組の一編を削除すること、以前の消費活動に応じて更新されたところから再生を開始すること、新たな予約を追加すること、または他のデバイスを用いてユーザーが取り消した予約を取り除くことを含むことができる。
【0011】
[0011] この摘要は、概念から選択したものを、簡略化した形態で紹介するために設けられている。概念は、詳細な説明の章において更に説明する。この摘要に記載されている以外の要素またはステップも可能であり、全体に必要な要素やステップはない。この摘要は、特許請求する主題の主要な特徴や必須の特徴を特定することを意図するのではなく、特許請求する主題の範囲を判断する際に補助として用いられることを意図するのでもない。特許請求する主題は、この開示のいずれかの部分に記されている欠点のいずれかまたは全てを解決する実施態様に限定されるのではない。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、ホスト・コンピューターに動作的に結合されている携帯用デバイスを示し、ホスト・コンピューターは、インターネットのようなネットワークを通じて、メディア・コンテンツ配信サービスに接続されている。
【図2】図2は、携帯用デバイスの説明に役立つ例の種々の機能コンポーネントを示す簡略ブロック図である。
【図3】図3は、携帯用デバイスの説明に役立つ例の種々の物理的コンポーネントを示す簡略ブロック図である。
【図4】図4は、ワイヤレス同期媒体および予約コンテンツの構成の簡略機能ブロック図であり、特に、有線およびワイヤレス・システム・アーキテクチャを示す。
【図5】図5は、ホスト・コンピューターによって携帯用デバイスにWiFiネットワーキング構成プロトコルを設定し、携帯用デバイスがワイヤレス・ネットワークを用いてホスト・コンピューターに接続することを可能にする同期設定プロセスを示す。
【図6】図6は、携帯用デバイス上のコンテンツをワイヤレスで管理し、コンテンツをデバイス間で共有するための構成を記述するフロー・チャートである。
【図7】図7は、携帯用デバイスおよびホスト・コンピューターを含む多数の関連するデバイスを中央ユーザー・プロファイルに同期させることができる構成におけるコンポーネントを図示する模式図である。
【図8】図8は、図7の構成において用いることができるステップ例を記述するフローチャートである。
【図9】図9は、媒体および予約コンテンツをワイヤレスで同期させるための構成を実現または使用することができる動作環境の構成例の簡略機能ブロック図である。
【0013】
[0021] 対応する参照符号は、図面全体を通じて対応する部分を示すこととする。
【発明を実施するための形態】
【0014】
[0022] 携帯用デバイスのワイヤレス・ネットワーク構成を設定するために、ホスト・コンピューターのグラフィックが豊富なユーザー・インターフェースを用いる構成を提供する。この構成は、携帯用デバイスの中にある無線機モジュールを用いて、WiFiネットワークのようなワイヤレス・アクセス・ポイントに関する情報を検出し判断することができる。一旦ワイヤレス通信に合わせて構成したなら、携帯用デバイス上でコンテンツを管理することができ、1つの携帯用デバイスから他方にコンテンツを送信することができる。ユーザーと関連がある各デバイスを同期させるウェブ・サーバー上に、ユーザー・プロファイルを設定することができる。1つのデバイス上のコンテンツに対する変更を他のデバイス全体に伝搬させ、各デバイスをメディア・コンテンツ・ライブラリの最新状態に維持することができる。
【0015】
[0023] 以下の用語および定義を、初期事項として規定する。
【0016】
[0024] 「コンテンツ項目」(図1に示し以下で更に論ずるコンテンツ・ストレージ72の中にある)、「コンテンツの項目」、または単なる「コンテンツ」は、あらゆる既知のまたは今後開発されるフォーマットのあらゆる既知のまたは今後開発される商用または非商用格納ディジタル・コンテンツ(例えば、オーディオ・ビデオ、画像、グラフィクス、テキスト、プレーリスト等に対応するファイル)を表す。また、コンテンツ項目は、ポッドキャストのような一編分のコンテンツを含むこともできる。これらの一編分のコンテンツは、個々のコンテンツ・ファイルおよび/またはRSS規格のXMLファイルで構成されている。XMLファイルは、連続番組、ならびに関連する一編のコンテンツのコンテキスト、順序、および記述を定める。コンテンツ項目は、著作権、特許権、商法権、取引秘匿権というような、1つ又は複数の第三者の1つ又は複数の行使可能な知的所有権によって保護することができる。尚、コンテンツ項目は、あらゆる適したコンピューター読み取り可能媒体上に具体化できることは認められるであろうし、言うまでもないであろう。
【0017】
[0025] 「携帯用デバイス」(図1、図2、図4、および図7に示し、以下で更に論ずるエレメント30)は、コンテンツ項目を格納することおよび/またはレンダリングすることができるあらゆるデバイスである。コンテンツ項目を削除するあるいはプレーリストを追加または変更する能力というような、コンテンツ項目を管理する一部の能力は通常認められている(accord)。しかしながら、多くの場合、ユーザーは、以下で説明する「ホスト・コンピューター」のように、コンテンツ項目を可視化し易くすることができるデバイス上で彼らのコンテンツを管理することを好むので、このような機能は最少である。携帯用デバイスの例には、携帯用および/または車載メディア・プレーヤー、電話機、パーソナル・ディジタル・アシスタント、コンピューター等がある。
【0018】
[0026] 「ホスト・コンピューター」(図1、図4、および図7に示し以下で更に論ずるエレメント30のような)は、コンテンツ項目を列挙および/または管理する機能を有するあらゆるデバイスである。また、ホスト・コンピューターは一般にコンテンツ項目をレンダリングすることもできる。本明細書において論じられるホスト・コンピューター例はパーソナル・コンピューターであるが、本構成は、デスクトップ・コンピューター、サーバー、ラップトップまたはノートブック型コンピューター、ハンドヘルド・コンピューター、パーソナル・ディジタル・アシスタント、スマート・フォン、移動体電話機、タブレット・コンピューター、メインフレーム・コンピューター等のような、あらゆるコンピューティングデバイスとでも用いることができる。
【0019】
[0027] (図1におけるリンク60、ならびに図4に示し以下で更に論ずるリンク140および146を通じたような)「同期」は、ホスト・コンピューターおよび携帯用デバイスのような、2つの異なるデバイスの各々にある2組のコンテンツ項目を互いに対応させる行為のことを指す。2つの組は、同一である必要はなく、むしろ、この対応付けは、一般に、双方においてコンテンツ項目を追加または削除するため、あるいは双方においてコンテンツ項目を管理するためにある。多くの場合、コンテンツはホスト・コンピューター上で管理され、管理対象コンテンツは、ユーザーがユーザーの日常作業の一部として携行する携帯用デバイスと周期的に同期される。多くの場合、ホスト・コンピューターは携帯用デバイスよりも遥かに多い情報を格納することができ、つまり、携帯用デバイスと同期されるのは、ホスト・コンピューター上にあるコンテンツ項目の部分集合である。また、ホスト・コンピューターは他のホスト・コンピューターと同期することもできる。更に、ユーザーは、オンライン・サービスから移動体電話機にダウンロードされたコンテンツを同期させ、次いで移動体電話機を他のホスト・コンピューターに同期させることができる。同期は部分的でもよい。即ち、1つのデバイス上にあるコンテンツの一部のみを他のデバイスに同期させることもできる。これが行われる可能性があるのは、ある種のプレーリストのみを同期させるとき、または同期が完了する前にユーザーが同期を中断させた(または接続が失われた)場合である。同期手順は、自動でも手動でもよい。「同期」という用語は、ホスト・コンピューターと携帯用デバイスとの間において両方向に流れるデータおよび情報を指すが、この用語は単に項目をホスト・コンピューターから携帯用デバイスにダウンロードすることを指すことも多い。
【0020】
[0028] 図1は、ネットワーク40を介してメディア・コンテンツ配信サービス50に結合されているシステム100を示す。システム100は、有線接続ケーブル60を介して同期のためにホスト・コンピューターに接続されている携帯用デバイス20を含む。接続ケーブル60は、この例では、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)のような、入力ポート24に結合されている。また、携帯用デバイス20とホスト・コンピューター30との間で通信を実現するには、他の構成も用いることができ、例えば、ワイヤレス・ネットワークまたはアクセス・ポイントへの接続を可能にする、Bluetooth、またはWi−Fi(即ち、米国電気電子学会、IEEE802.11規格集)のようなワイヤレス・プロトコルを採用するものが含まれる。
【0021】
[0029] この例では、携帯用デバイス20は、同期プロセスを用いて、ホスト・コンピューター30と動作的に結合されるように構成されており、同期プロセスによってデバイス間においてデータを交換または共有することができる。ホスト・コンピューター30と携帯用デバイス20との間において実施される同期プロセスは、通例、音楽、ビデオ、画像、ゲーム、情報、およびその他のデータというようなメディア・コンテンツを、オンライン・ソースまたはメディア・コンテンツ配信サービス50に、インターネットのようなネットワーク40を通じて、ホスト・コンピューター30にダウンロードすることを可能にする。このように、ホスト・コンピューター30は、サービス50と携帯用デバイス20との間において仲介デバイスまたは代理デバイスとして動作する。
【0022】
[0030] 図2は、携帯用デバイス20の種々の例示的な機能コンポーネントを示す簡略ブロック図を示す。これらの機能コンポーネントには、ディジタル・メディア処理システム26、ユーザー・インターフェース・システム28、ディスプレイ・ユニット・システム32、電源システム44、およびデータ・ポート・システム42が含まれる。ディジタル・メディア処理システム26は、更に、画像レンダリング・サブシステム34、ビデオ・レンダリング・サブシステム36、およびオーディオ・レンダリング・サブシステム38を備えている。
【0023】
[0031] ディジタル・メディア処理システム26は、携帯用デバイス20の中央処理システムであり、ホスト・コンピューター、移動体電話機、PDA、ハンドヘルド・ゲーム・デバイス、ディジタル記録および再生システム等のような種々の電子デバイスにおいて見られる処理システムが設ける機能と同様の機能を設ける。
【0024】
[0032] ディジタル・メディア処理システム26の主要な機能の一部には、プレーヤー20にダウンロードされたメディア・コンテンツ・ファイルを受信すること、このようなメディア・コンテンツ・ファイルの格納を調整すること、要求に応じて特定のメディア・コンテンツ・ファイルを呼び出すこと、そしてユーザーのためにディスプレイのメディア・コンテンツ・ファイルをオーディオ/ビジュアル出力にレンダリングすることを含むことができる。また、ディジタル・メディア処理システム26の追加の機構には、メディア・コンテンツ・ファイルを求めて外部リソースを検索すること、保護対象メディア・コンテンツについてDRMプロトコルを調整すること、そして他の記録および再生システムと直接インターフェースすることを含むことができる。
【0025】
[0033] 先に注記したように、ディジタル・メディア処理システム26は、更に、3つのサブシステム、即ち、MPEG(ムービング・ピクチャー・エキスパート・グループ)およびその他のフォーマットのファイルを含む、ビデオ系メディア・コンテンツ・ファイルに関する機能全てを扱うビデオ・レンダリング・サブシステム36、例えば、広く一般に利用されているMP3フォーマットおよび他のフォーマットを含むオーディオ系メディア・コンテンツに関する全ての機能を扱うオーディオ・レンダリング・サブシステム38、ならびに、例えば、JPEG(ジョイント・フォトグラフィック・エキスパート・グループ)、GIF(グラフィック相互交換フォーマット)、および他のフォーマットを含む写真系メディア・コンテンツに関する全ての機能を扱う画像レンダリング・サブシステム34を備えている。各サブシステムは、論理的に分けられたように示されているが、実際には、個々の実施態様の要件を満たすために必要に応じて、各々がハードウェアおよびソフトウェア・コンポーネントを、互いにそして携帯用デバイス20の残りと共有することもある。
【0026】
[0034] ディジタル・メディア処理システム26に機能的に結合されているのは、ユーザー・インターフェース・システム28である。ユーザーは、ユーザー・インターフェース・システム28を通じて、携帯用デバイス20の動作について制御を実行することができる。また、ディスプレイ・ユニット・システム32もディジタル・メディア処理システム26に機能的に結合されており、表示画面を備えることができる。レンダリングされたメディア・コンテンツの再生のためのイヤフォン・ジャックを介したオーディオ出力も、ディスプレイ・ユニット・システム32によってサポートすることができる。また、ディスプレイ・ユニット・システム32は、プレーヤー20の動作中ビジュアルおよび/またはオーディオ出力をユーザーに供給することによって、ユーザー・インターフェース・システム28の動作を機能的にサポートし補足することができる。
【0027】
[0035] また、データ・ポート・システム42もディジタル・メディア処理システム26に機能的に結合されており、携帯用デバイス20がメディア・コンテンツをダウンロードするために外部システムとインターフェースするメカニズムを設ける。データ・ポート・システム42は、例えば、データ同期コネクタ・ポート、ネットワーク接続(有線でもワイヤレスでもよい)、または他の接続手段を備えることができる。
【0028】
[0036] 携帯用デバイス20は、デバイス全体に電力を供給する電源システム44を有する。この例では、電源システム44は直接ディジタル・メディア処理システム26に結合されており、更に間接的に他のシステムおよびサブシステムとプレーヤーを通じて結合されている。また、電源システム44は、携帯用デバイス20の任意の他のシステムまたはサブシステムに直接結合することもできる。通例、電源は、バッテリ、電力変換/変圧器、または任意の従来のタイプの給電電源、携帯用電源、またはそれ以外を備えることができる。
【0029】
[0037] 図3は、図2に示し添付した本文において説明した機能コンポーネントに基づいて、携帯用デバイス20の種々の例示的な物理的コンポーネント(図3では破線で表されている)を示す簡略ブロック図である。これらの機能ブロックには、ディジタル・メディア処理システム26、ユーザー・インターフェース・システム28、ディスプレイ・ユニット・システム32、データ・ポート・システム42、および電源システム44が含まれる。各物理的コンポーネントは、図3では1つの機能コンポーネントのみに含まれるように示されているが、実際には、これらの物理的コンポーネントは1つよりも多い機能コンポーネントによって共有されることもある。
【0030】
[0038] 前述の物理的コンポーネントには、例えば、多ピン接続58を通じてメモリー・コントローラー/チップセット56結合されている中央プロセッサー62が含まれる。一方、メモリー・コントローラー/チップセット56は、ランダム・アクセス・メモリー(「RAM」)52および/または、フラッシュ・メモリーのような不揮発性メモリー48に結合することができる。これらの物理的コンポーネントは、メモリー・コントローラー/チップセット56との接続によって、コントローラー54を通じて集合的にハード・ディスク・ドライブ46に結合することができ、更にシステム・バス64を通じて機能コンポーネント・システムの残りの部分にも結合することができる。
【0031】
[0039] 電源システム44では、再充電可能なバッテリ92を用いて、上述したコンポーネントに、1つ又は複数の接続(図示せず)を用いて電力を供給することができる。一方、バッテリ92は、外部AC電力アダプター94に結合することができ、あるいはホスト・コンピューター30に結合されているときには、同期ケーブル60を通じて電力を受けることもできる。
【0032】
[0040] 表示画面は、ビデオ・グラフィクス・コントローラー74と関連付けられている。このビデオ・グラフィクス・コントローラーは、通例では、当技術分野では周知のように、ソフトウェア、ファームウェア、および/またはハードウェアの混合を用いて、GUIを実現する。イヤフォン・ジャックおよびそれに付随するオーディオ・コントローラー/コデック68と共に、これらのコンポーネントはディスプレイ・ユニット・システム32を構成し、システム・バス64を通じて他の物理的コンポーネントに直接または間接的に接続することができる。
【0033】
[0041] ユーザー制御部76は、ユーザー・インターフェース・システム28の中にあるユーザー制御インターフェース78と関連付けられている。ユーザー・インターフェース・システム28は、前述のようなGUIとの相互作用をサポートするために用いられるユーザー制御機能を実装する。ネットワーク・ポート86および付随するネットワーク・インターフェース82は、同期ポート88およびそれと関連のあるコントローラー84と共に、データ・ポート・システム42の物理的コンポーネントを構成することができる。また、これらのコンポーネントは、システム・バス64を通じて、直接または間接的に他のコンポーネントにも接続することができる。
【0034】
[0042] 図4は、メディアおよび予約コンテンツをワイヤレスで同期させるための構成100の簡略機能ブロック図を示し、特に有線およびワイヤレス・システムのアーキテクチャを示す。構成100は、先に注記したように、ホスト・コンピューター20および携帯用デバイス30を含む。ホスト・コンピューター20上に配置されているのは、メディア・プレーヤー・アプリケーション112である。メディア・プレーヤー・アプリケーション112は、Windows Media(登録商標)デバイス・マネージャー(WMDM)のような、図4に示すデバイス・マネージャー114と通信する。デバイス・マネージャー114は、Windows Media(登録商標)ディジタル権利管理(WMDRM)ライセンス・ストアと通信状態にある。デバイス・マネージャー114は、携帯用デバイス・ドライバー118と通信し、一方携帯用デバイス・ドライバー118は、MTP USBドライバーのような有線通信プロトコルに合わせたドライバー122と通信する。
【0035】
[0043] MTP USBドライバー122のレベルでは、ホスト・コンピューター30は有線接続146(図1におけるリンク60も参照のこと)を通じて、携帯用デバイス20と通信する。有線接続146は、適したプロトコル、例えば、MTPプロトコルを用いて、コンテンツ項目、メタデータ、ならびにその他のデータおよびコマンドを伝達する。USB同期機能の他に、有線接続146はIP構成情報、対をなしている間のMAC情報等を伝達することもできる。加えて、SSIDを検出する、またはこれを「察知」(sniff)するために、この接続を通じて、デバイスの無線機162を用いることができる。即ち、携帯用デバイス20上にある無線機162を用いると、ある所定の周波数を求めて走査しこれに同調させることによって、近隣のアクセス可能なワイヤレス・ネットワークを突き止めるのに役立てることができる。この態様には多くの利点がある。例えば、ホスト・コンピューターは、無線機またはワイヤレス・ネットワークを検出するまたはこれにアクセスするための他の手段を有していなくてもよく、それでもホスト・コンピューターは有線でネットワークにアクセスすることができる。このように、豊富なホスト・コンピューターのユーザー・インターフェース処理能力を利用して、携帯用デバイスの構成設定プロセスを完了することができる。
【0036】
[0044] 以下で更に詳しく説明するが、携帯用デバイス20のワイヤレス構成設定プロセスを完了するプロセスにおいて役立てるために、有線接続146を用いて、部分的な構成情報をホスト・コンピューター30に戻すことができる。この部分的な構成情報には、デバイスの無線機162の使用中に発見されたワイヤレス・ネットワークについての情報を含むことができる。
【0037】
[0045] また、デバイス・マネージャー114は、MTP/IPドライバー124のような、IP通信に適した他のドライバーと通信することもできる。MTP/IPドライバー124は、既知の携帯用デバイス134の対形成MACデータベースにアクセスし、これに関する構成情報を入手することができる。加えて、MTP/IPドライバー124は、ワイヤレス携帯用デバイス・デヴノード(devnode)128も実装することができる。ワイヤレス携帯用デバイス・デヴノード128は、WiFi携帯用デバイス・デヴノードとすることができ、携帯用デバイスの現在のIP情報を格納することができる。
【0038】
[0046] 携帯用デバイス・ドライバー118は、USB携帯用デバイス・デヴノードのような、携帯用デバイス・デヴノード126と通信する。USB携帯用デバイス・デヴノード126は、システムの中にある携帯用デバイスを表す内部構造である。ワイヤレス携帯用デバイス・デヴノード128だけでなくデヴノード126も、オペレーティング・システムのペリフェラル用プラグ・アンド・プレー・サブシステム132と通信する。
【0039】
[0047] また、オペレーティング・システムのプラグ・アンド・プレー・サブシステム132は、UMBus(ユーザー・モード・バス調査部:user mode bus enumerator)のようなハードウェア・ドライバー144とも通信する。情報は、携帯用デバイス134の対形成MACデータベースとユニバーサル・プラグ・アンド・プレー(uPNP)リスナー(listener)138との間で接続136を通じて伝達される。接続136は、有線でもワイヤレスでもよい。uPNPリスナー138は、ネットワーク・アダプター142を通じて、ワイヤレス・ネットワークにアクセスする。即ち、ネットワーク・アダプター142は、ホスト・コンピューター30に、ワイヤレス・リンク140を通じて携帯用デバイス20にアクセスさせる。
【0040】
[0048] 携帯用デバイ20は送受信機148を含む。送受信機148は、USB送受信機であってもよく、その中に有線接続146が設けられている。一方、送受信機148は、コマンド受信部152と通信し、USB送受信機の場合、コマンド受信部はMTP/USBコマンド受信部であってもよい。次いで、コマンド受信部152は、MTPコマンド処理モジュール158と通信する。MTPコマンド処理モジュール158は、デバイス・データベース168およびコンテンツ記憶モジュール172の双方にアクセスすることができる。
【0041】
[0049] 先に注記したように、携帯用デバイス20は無線機162も含む。WiFiまたは他のデータ通信帯域に関する周波数を含む種々の周波数から、無線機162を同調させ、こうしてデータを受信することができる。このモードでは、無線機162はTCP/IPスタック164と通信する。一方、TCP/IPスタック164は、存在の告知(presence announcement)166を求めて、MTP/IPコマンド・パケット形成(packetizer)/パケット分解部(depacketizer)156およびuPNPスタック双方と通信する。また、MTP/IPコマンド・パケット形成/パケット分解部156は、対形成MACデータベース・モジュール154とも通信する。一方、モジュール154は、コマンド受信部152と通信する。
【0042】
[0050] [0009] 図5は、ホスト・コンピューターによって、WiFiネットワーク接続構成プロファイルを用いて携帯用デバイスを構成設定し、携帯用デバイスがワイヤレス・ネットワークを用いてホスト・コンピューターに接続することを可能にする、ワイヤレス同期設定プロセス150を記述するフローチャートである。本構成が開始し(ステップ202)、第1ステップでは、ホスト・コンピューターが何らかの有効なワイヤレス構成を既に格納しているか否か判断する(ステップ204)。この判断は、ワイヤレス構成設定のデータベースを参照することによって、補助することもできる(ステップ204)。
【0043】
[0051] 即ち、ホスト・コンピューターがそれ自体のワイヤレス無線機を有する場合、本構成は、ホスト・コンピューターのワイヤレス構成からの情報全てを携帯用デバイスに送信することができる。例えば、この情報は、ホスト・コンピューターのワイヤレス構成を設定したときに以前に入力したような、ワイヤレス・ネットワークのパスフレーズ(passphrase)を含むことができる。このように送られる各情報は、携帯用デバイスのワイヤレス構成設定を一層継ぎ目なくしかも便利にするのに寄与する。ホスト・コンピューターのワイヤレス構成設定パラメータを再利用し、これを携帯用デバイスに送ることができるので、構成設定プロセスが更に簡略化する。
【0044】
[0052] フローチャートに戻って、有効なワイヤレス構成が発見された場合、その構成を表示することができ、ユーザーに1つを選択するように催促することができる(ステップ206)(またはユーザーがいずれの構成も選択しないことを許すこともできる)。
【0045】
[0053] ユーザーが既存の構成を選択した場合(ステップ208)、フローは、欠落したセキュリティ情報があればそのいずれでもユーザーが入力するステップに移ることができる(ステップ224)。構成をデバイス上に格納することができ(ステップ226)、デバイスは、この格納された構成を用いて、ネットワークに接続する試みを行うことができる(ステップ228)。次に、接続が成功したか否かチェックする(ステップ232)。成功した場合、メディア・アクセス制御識別子(MAC)を、ホスト・コンピューター30と携帯用デバイス20との間で交換することができる(ステップ238)。これを「対形成」(pairing)と呼ぶ。これを行う際に、MTP/IPドライバー124は、既知の携帯用デバイス134の対形成MACデータベースを参照することができ、携帯用デバイス20における対形成/MACデータベース・モジュール154はリンク140を通じて情報を受信することができ、有線リンク146を用いて、この同じ情報をホスト・コンピューターに返送することができる。
【0046】
[0054] 図5のフローチャートの上側の部分に戻ると、ホスト・コンピューター30上に有効なワイヤレス構成がない場合、またはユーザーが既存の構成から1つを選択し損ねた場合(ステップ208においてユーザーが催促された際)、携帯用デバイスにサービス・セット識別子(SSID:service set identifier)または何らかの他のこのようなワイヤレス・ソースを当該エリアにおいて検出する、即ち、察知するように促すことができる(ステップ212)。このような検出では、携帯用デバイスの中にある無線機を用いるとよい。何らかのSSIDが発見されたか否かについて判断を行う(ステップ214)。1つ又は複数のSSIDが発見された場合、これらの構成を表示することができ、ユーザーに1つを選択するように促すことができる(またはユーザーがどの構成も選択しないことを許可することもできる)(ステップ222)。ユーザーが既存の構成を1つ選択した場合(ステップ209)、フローは、ユーザーが欠落したセキュリティ情報があればそのいずれでもユーザーが入力するステップに移ることができる(ステップ224)。次いで、フローは以上のように進む。
【0047】
[0055] SSIDが全く見つけられなかった場合、リフレッシュを許可することができ、あるいはユーザーが手作業でSSIDを入力することができる(ステップ218)。ユーザーが手作業でSSIDを入力した場合、フローは、再度、ユーザーが欠落したセキュリティ情報があればそのいずれでも入力するステップに移る(ステップ224)。次いで、フローは次のステップ224に移る。
【0048】
[0056] 以上の説明は、接続が成功したか否かについて判断する時点で分岐し、成功した場合、フローはステップ238に進んだ。しかしながら、接続が成功しなかった場合、フローは、ユーザーに再度試すように促すステップに進むこともできる(ステップ234)。そうしない場合、プロセスは終了してもよい(ステップ236)。ユーザーが再度試すことを望む場合、フローをステップ216に進ませることができ、その結果、携帯用デバイス20は再度ワイヤレス・アクセス・ポイントを察知しようとする(ステップ212)。フローチャート150のステップの終末時には、携帯用デバイス20がネットワーク40を通じてメディア・コンテンツ配信サービス50とワイヤレスで相互作用するように、適正に構成設定することができる。
【0049】
[0057] 以上の図4および図5では、ホスト・コンピューター30のユーザー・インターフェースを用いて、ワイヤレス携帯用デバイスのネットワーク接続パラメータを設定した。このように、ホスト・コンピューターの方が一般にユーザー・インターフェースが豊富であるので、携帯用デバイス上で利用可能なユーザー・インターフェースだけを用いて携帯用デバイスの構成を設定するのに比べて、一層容易で便利なユーザー体験が可能になる。
【0050】
[0058] 一旦携帯用デバイスとホスト・コンピューター上のメディア・ライブラリとの間において同期関係が確立したなら、ホスト・コンピューター上にあるソフトウェアを用いて、ポッドキャストのような、周期的に更新されるコンテンツを発見し、予約することができ、次いで、このようなコンテンツをホスト・コンピューターと同期させることができる。デバイス自体のワイヤレス接続を用いて一編分のコンテンツ(または他のあらゆるコンテンツ)の周期的更新の予約およびダウンロードの管理に対処するために、十分な情報が携帯用デバイスに与えることができ、ホスト・コンピューターが、通常インターネット上に位置する発行元から進行中のコンテンツ更新を調達する明確な必要性はない。また、ユーザーは、ネットワークへのワイヤレス接続について同様に構成されている他のデバイスに、このコンテンツを供給することもできる。
【0051】
[0059] 例えば、図6を参照すると、携帯用デバイス上において一編分のコンテンツまたは他のコンテンツのワイヤレス・ダウンロードおよび管理を設定するためのフローチャート250が示されている。ユーザーは、彼らのホスト・コンピューター上において一編分のコンテンツまたはそのような他のコンテンツを既に予約している(ステップ244)。次に、ホスト・コンピューターおよび携帯用デバイスを同期させる(ステップ246)。次に、新たな番組の一編のような、一編分のコンテンツに対する更新を、ワイヤレスで直接携帯用デバイスにダウンロードすることができる(ステップ248)。携帯用デバイスが、ホスト・コンピューターのメディア・ライブラリから既に予約したものを受けていれば、コンテンツを管理することを選択することができる(ステップ252)。これには、コンテンツの予約を取り消し、今後の周期的更新を停止するステップを含むことができる(ステップ254)。次いで、同期プロセスの間に、この管理情報または他のあらゆる管理情報をホスト・コンピューターに返送することができる(ステップ256)。
【0052】
[0060] 実施態様によっては、携帯用デバイスがホスト・コンピューターからある種の一編分のコンテンツを既に受信しているのであれば、この番組の一編をワイヤレスで他のデバイスに、例えば、他の携帯用デバイスまたはホスト・コンピューターにでさえも送ることができる(ステップ258)。そうする際に、携帯用デバイスは推奨信号をワイヤレスで上流に向けて、ワイヤレス・ネットワークを通じてメディア・コンテンツ・プロバイダに送ることができ、このメディア・コンテンツ・プロバイダはこのコンテンツ、例えば、ポッドキャストの同じコピーを自動的に下流に向けて他の携帯用デバイスに送ることができる。サンプル・コピーは、例えば、一編分のコンテンツの最新版とすることができる。実施態様によっては、1つの携帯用デバイスがコンテンツを直接、仲介システムなしで、他の携帯用デバイス(または他のこのようなコンピューティングデバイス)に送ることもできる。例えば、このような通信は、Bluetooth、あるいは既知のまたは今後開発される他の技法によるものであってもよい。
【0053】
[0061] 連続番組およびその一編を記述するXMLフォーマット・データのファイルであるポッドキャストの「RSS」ファイルに対するユニフォーム・リソース・ロケーター(URL)のような、連続番組を予約するまたは予約を取り消すために必要な全ての情報は、2つのデバイス間、またはデバイスとそれらと関連のあるホスト・コンピューターとの間で送信することができる。
【0054】
[0062] 一編分のコンテンツの受信側には、例えば、メディア・コンテンツの消費中またはその後に、携帯用デバイスのユーザー・インターフェースからそのコンテンツ自体に予約する選択肢を与えることができる(ステップ262)。この予約は、先に提供された情報を用いて取り纏める(organize)ことができる。次いで、他の携帯用デバイスが、関連のあるホスト・コンピューターと同期することができ(ステップ264)、この関連のあるホスト・コンピューター自体が一編分のコンテンツを受信し始めることができる。
【0055】
[0063] 場合によっては、設計のためまたは携帯用デバイスの制約のために、特定のモデルまたはタイプのデバイスというように、ある種のファミリに属するデバイスに、この特徴が限定されることもあり得る。
【0056】
[0064] 図7を参照すると、ワイヤレス・ポッドキャスト処理管理に関する構成260において、ユーザーの予約データ(どの連続番組を予約するか、どれくらいの頻度で新たな一編をチェックするか、どの一編が既に消費されたか、部分的に消費された一編に書き込まれたブックマーク、一編を再生する順序等を含むがこれらに限定されるのではない)は、ユーザーのログインまたは個人識別と関連のあるウェブ・サーバー上に格納されている1つのユーザー・プロファイルに格納することができる。このように、ホスト・コンピューター30、携帯用デバイス20、Xbox360(登録商標)ゲーム・コンソールのような多目的ゲーム用コンソール272、ラップトップ・コンピューター266、移動体電話機268、およびその他のコンピューティングデバイスというような種々の可能な再生デバイスが、この1つのウェブ系データ・ストアを用いて、全てのユーザー予約の現在の状態を有するためにはローカルにどんな行為を行うべきか判断することができる。このような行為には、元の発行者から連続番組の一編のローカル・コピーをダウンロードすること、他のデバイスを用いて他の場所で完全に消費したと判断することができる一編を削除すること、以前の消費活動に応じて更新されたところから再生を開始すること、新たな予約を追加すること、または他のデバイスを用いてユーザーが取り消した予約を取り除くことを含むことができる。
【0057】
[0065] この構成のフローチャート270を図8に示す。この図では、第1ステップにおいて、第1デバイスを用いてポッドキャストのような一編分のコンテンツに予約する(ステップ274)。この第1デバイスは、携帯用デバイス、ホスト・コンピューター、または他のいずれのコンピューティングデバイスでもよい。次のステップでは、ウェブ・サーバー280に格納されているユーザー・プロファイルによって予約を書き記す(note)ことができる(ステップ276)。ステップ276を実行する際、携帯用デバイスとウェブ・サーバー上のユーザー・プロファイルとの間でワイヤレス同期を行うことができ、あるいはウェブ・サーバー280にメッセージを送ってこれに予約を通知することもできる。次に、ユーザーと関連のある他の全てのデバイスに、メッセージ送信ステップによって、あるいはユーザー・プロファイルとの同期または個々の他のデバイスとの同期というような、これらのデバイスのそれぞれの同期によって、予約の通知を送ることができる(ステップ278)。
【0058】
[0066] 次いで、ユーザーはネットワークの中にあるデバイスであればそのいずれにおいても、コンテンツを消費または管理することができる(ステップ282)。次いで、そのデバイスをプロファイルと同期させる(ステップ284)。この同期では、ユーザー・プロファイルは1つのデバイス上におけるコンテンツの消費またはコンテンツの管理の結果を格納し、実際には、全ての関連のあるデバイス上におけるコンテンツ消費および管理の結果を格納する。ユーザー・プロファイルは、ネットワークの中にある全てのデバイスに送るまたはこれらと同期するので、各デバイスはメディア消費および管理の現在状態を知らせることになる(ステップ286)。次いで、各デバイスは、他の全てのデバイスと共に最新に維持され、これらを最新に維持する種々の方法を、図8のボックス288に示す。
【0059】
[0067] 本明細書において説明した構成は、携帯用デバイスとホスト・コンピューターとの間においてメディアおよび予約コンテンツをワイヤレスで同期させるための、豊富な特徴を有する方法を提供する。多数の変形も明白であろう。例えば、ホスト・コンピューターは、単なるデスクトップまたはラップトップ・コンピューターを遥かに凌駕すると見なすべきであり、この用語はあらゆるコンピューティングデバイスも包含することができる。同様に、携帯用デバイスは、メディア・コンテンツ項目を消費することができるデバイスであれば、いずれのタイプでも含むことができ、この用語は単にmp3プレーヤーに限定されるのではない。即ち、本構成の原理は、一般に、メディア・プレーヤーを超えた他のデバイスにも適用することができる。このようなデバイスには、例えば、移動体電話機、PDA、スマート・フォン、ハンドヘルド・ゲーム・デバイス、超移動体コンピューター、機能の種々の組み合わせが内部に設けられているデバイスなどが含まれる。主にUSB有線接続を用いて本構成について説明したが、いずれの種類の有線接続でも採用することができ、例えば、Firewire(登録商標)がある。主に802.11ワイヤレスLANにおいて採用されているSSIDを用いて本構成について説明したが、ワイヤレスLANの識別子であればいずれの種類でも察知することができる。
【0060】
[0068] 図9は、これまでの図と関連付けて示し解説した構成および/または方法の全てまたは一部を実現または使用することができる動作環境302の構成例のブロック図である。例えば、この動作環境は、携帯用デバイス30、ホスト・コンピューター20、または双方のいずれかにおいて採用することができる。動作環境302は、一般に、多種多様な汎用または特殊目的コンピューティング環境を示し、本明細書において記載する構成の使用範囲や機能について何の限定を示唆することも意図するのではない。
【0061】
[0069] 図示のように、動作環境302は、プロセッサー306、コンピューター読み取り可能媒体308、およびコンピューター実行可能命令312を含む。1系統以上の内部バス304を用いて、データ、アドレス、制御信号、およびその他の情報を、動作環境302またはそのエレメントの内部において、あるいは動作環境302またはそのエレメントから搬送することができる。
【0062】
[0070] プロセッサー306は、実物のプロセッサーまたは仮想プロセッサーでもよく、コンピューター実行可能命令312を実行することによって、動作環境の機能を制御する。プロセッサーは、アセンブリー、コンパイル、または機械レベルで命令を実行して、個々のプロセスを実行することができる。
【0063】
[0071] コンピューター読み取り可能媒体308は、現在知られているまたは今後開発されるあらゆる形態の、あらゆる数および組み合わせのローカルまたはリモート・デバイスを表すことができ、コンピューター実行可能命令312のような、コンピューター読み取り可能データを記録、格納、または送信することができる。一方、コンピューター実行可能命令312は、ユーザー・インターフェース機能314およびコンテンツ項目316を含むことができる。即ち、コンピューター読み取り可能媒体308は、半導体メモリー(例えば、リード・オンリー・メモリー(「ROM」)、あらゆるタイプのプログラマブルROM(「PROM」)、ランダム・アクセス・メモリー(「RAM」)、またはフラッシュ・メモリー等)、磁気記憶デバイス(フロッピ・ディスク・ドライブ、ハード・ディスク・ドライブ、磁気ドラム、磁気テープ、または光時期ディスク等)、光記憶デバイス(あらゆるタイプのコンパクト・ディスクまたはディジタル・バーサタイル・ディスク等)、バブル・メモリー、キャッシュ・メモリー、コア・メモリー、ホログラフ・メモリー、メモリー・スティック、紙テープ、パンチ・カード、またはこれらのあらゆる組み合わせであってもよく、あるいはこれらを含んでもよい。また、コンピューター読み取り可能媒体は、送信媒体およびそれに付随するデータも含むことができる。送信媒体/データの例には、限定ではないが、変調搬送波信号によって搬送されるパケット化されたまたはパケット化されていないデータというような、あらゆる形態のワイヤライン送信またはワイヤレス送信において具体化されるデータを含む。
【0064】
[0072] コンピューター実行可能命令312は、あらゆる信号処理方法または格納されている命令を表す。一般に、コンピューター実行可能命令312は、コンポーネントに基づくソフトウェア開発についての周知の慣行にしたがったソフトウェア・コンポーネントとして実装され、コンピューター読み取り可能媒体にエンコードされる。コンピューター・プログラムは、種々の方法で組み合わせることまたは分散させることができる。しかしながら、コンピューター実行可能命令312は、コンピューター・プログラムのいずれの特定的な実施形態による実施態様にも限定されず、他の場合では、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそのあらゆる組み合わせによって実行することができ、あるいは実行することができる。
【0065】
[0073] 入力インターフェース(1つまたは複数)322は、周知のまたは後に開発される物理的または論理的エレメントのいずれかであり、動作環境302への入力の受入を容易にする。
【0066】
[0074] 出力インターフェース(1つまたは複数)324は、周知のまたは後に開発される物理的または論理的エレメントのいずれかであり、動作環境302からの出力の供給を容易にする。
【0067】
[0075] ネットワーク・インターフェース(1つまたは複数)326は、接続デバイスまたはコンピューター実行可能命令というような、1つ又は複数の物理的または論理的エレメントを表し、1つ又は複数のプロトコルまたは技法による、動作環境302と外部デバイスまたはサービスとの間における通信を可能にする。このような通信は、クライアント−サーバー型通信、またはピア・ツー・ピア通信とするとよいが、必ずしもそうでなくてもよい。所与のネットワーク・インターフェースにおいて受信される情報は、通信プロトコル・スタックの1つ又は複数のレイヤを跨いでもよい。
【0068】
[0076] 特殊ハードウェア328は、動作環境302の機能を実現するあらゆるハードウェアまたはファームウェアを表す。特殊ハードウェアの例には、エンコーダー/デコーダー、解読器、特定用途集積回路、クロック等が含まれる。
【0069】
[0077] 先に示し説明した方法は、1つ又は複数の汎用、多目的、または単一目的プロセッサーにおいて実現することができる。
【0070】
[0078] 本明細書においてコンピューター・プログラムであるとして記載した機能/コンポーネントは、コンピューター・プログラムのいずれの特定的な実施形態による実施態様にも限定されない。逆に、このような機能/コンポーネントは、データを伝達または変換するプロセスであり、一般に、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそのいずれの組み合わせによっても実現することができ、あるいは実行することができる。
【0071】
[0079] 尚、動作環境の特定の構成では、記載したものよりも少ない、多い、または異なるコンポーネントまたは機能を含んでもよいことは認められよう。加えて、動作環境の機能コンポーネントは、1つ又は複数のデバイスによって実装することができ、これらのデバイスは、種々の方法で、一緒に位置付けられるか、または離れて位置付けられる。
【0072】
[0080] 本明細書では、構造的特徴および/または方法論的行為に特定的な文言で主題について説明したが、特許請求の範囲において定められる主題は、前述の特定的な特徴や行為には必ずしも限定されないことも言うまでもないであろう。逆に、先に記載した特定的な特徴および行為は、特許請求の範囲を実現する形態例として開示したまでである。
【0073】
[0081] 更に、1つのエレメントが他のエレメントに応答するというように示される場合、これらのエレメントが直接または間接的に結合していてもよいことも言うまでもないであろう。本明細書において図示した接続は、エレメント間において結合または通信インターフェースを得るために、論理的または物理的であってもよい。接続は、他の方法の中でもとりわけ、ソフトウェア・プロセス間におけるプロセス間通信、またはネットワーク接続されたコンピューター間における機械間通信として実装することができる。
【0074】
[0082] 「例示的な」(exemplary)という用語は、本明細書において用いられる場合、例(example)、実例(instance)、または例示(illustration)として役立つことを意味する。本明細書において「例示的な」ものとして記載されたいずれの実施態様も、またはその態様も、他の実施態様またはその態様よりも優先されるというように、またはそれらよりも有利であるというようには必ずしも解釈されないものとする。
【0075】
[0083] 先に記載した特定的な実施形態以外の実施形態も、添付した請求項の主旨および範囲から逸脱せずに、考案できることは言うまでもないことから、本明細書における主題の範囲は以下の特許請求の範囲によって決定されることを意図している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
命令(312)を収容するコンピューター読み取り可能媒体(308)であって、電子デバイス内に配置されている1つ又は複数のプロセッサーによって前記命令を実行すると、携帯用デバイス(20)上においてワイヤレス・ネットワーク設定値を設定するためにホスト・コンピューター(30)上でユーザー・インターフェースを用いる方法(150)を実施し、この方法(150)が、
a.携帯用デバイス(20)の中にある無線機モジュール(162)を用い、1つ又は複数のワイヤレス・アクセス・ポイント(212、214)を検出するステップと、
b.1つ又は複数のワイヤレス・アクセス・ポイントが検出された場合(212、214)、ホスト・コンピューター(30)のユーザー・インターフェース上に、これら1つ又は複数のワイヤレス・アクセス・ポイントの指示をレンダリングし(222)、前記ホスト・コンピューター(30)が前記携帯用デバイス(20)に接続されており、いずれかのワイヤレス・アクセス・ポイントがある場合、どれに接続すべきかに関する入力(209)を受けるステップと、
c.接続されているホスト・コンピューター(30)およびワイヤレス・アクセス・ポイントに対応する構成プロファイルを作成するステップと、
d.前記構成プロファイルを前記携帯用デバイス(20)上に格納する(226)ステップと、
e.前記携帯用デバイス(20)と前記ワイヤレス・アクセス・ポイントとの間にワイヤレス接続(228、232)を確立するステップと、
f.前記ホスト・コンピューター(30)と前記携帯用デバイス(20)との間で対形成データ(238)を交換するステップと、
を備えている、方法(150)。
【請求項2】
請求項1記載の媒体(308)において、前記対形成データがMAC情報を含む、媒体。
【請求項3】
請求項1記載の媒体(308)において、前記ワイヤレス・アクセス・ポイントがWiFiネットワークである、媒体。
【請求項4】
請求項1記載の媒体(308)であって、更に、以前の接続情報を求めて、前記ホスト・コンピューター(30)上にあるワイヤレス・アクセス・ポイント構成のデータベースにアクセスする(204)ステップを備えている、媒体。
【請求項5】
命令(312)を収容するコンピューター読み取り可能媒体(308)であって、電子デバイス内に配置されている1つ又は複数のプロセッサー(306)によって前記命令を実行すると、少なくとも2つのデバイスを跨ってメディア・ライブラリ情報を維持する方法を実施し、この方法が、
a.ウェブ・サーバー上にユーザー・プロファイルを確立するステップと、
b.ホスト・コンピューター(30)と前記ユーザー・プロファイルとの間に同期関係を確立するステップと、
c.携帯用デバイス(20)と前記ユーザー・プロファイルとの間にワイヤレス同期関係を確立するステップと、
d.他のデバイスと前記ユーザー・プロファイルとの間に同期関係を確立するステップと、
e.前記携帯用デバイス(20)のユーザー・インターフェース上または前記他のデバイスのユーザー・インターフェース上において入力を受ける(252)ステップであって、前記入力が、一編分のコンテンツの項目に対する予約の変更を示す、ステップと、
f.ネットワークを通じて前記入力を前記ウェブ・サーバーにワイヤレスで送信するステップと、
g.同期動作において、前記ホスト・コンピューター(30)上のメディア・ライブラリ、および、前記携帯用デバイス(20)または前記他のデバイスの内、前記入力を受け取っていないものにおけるメディア・ライブラリに変更を加える(256)ようにするステップと、
を備えている、コンピューター読み取り可能媒体(308)。
【請求項6】
請求項5記載の媒体(308)において、前記変更は、前記一編分のコンテンツの予約を取り消す(254)ことである、媒体。
【請求項7】
請求項5記載の媒体(308)であって、更に、一編分のコンテンツの項目を他の携帯用デバイス(20)に送信する(258)ステップを備えている、媒体(308)。
【請求項8】
請求項7記載の媒体(308)において、前記送信するステップが、前記携帯用デバイス(20)からメディア・コンテンツ配信サービス(50)に信号をワイヤレスで送信するステップを含み、前記信号が、前記メディア・コンテンツ配信サービス(50)に、一編分のコンテンツの項目を前記他の携帯用デバイス(20)にダウンロードさせる、媒体(308)。
【請求項9】
請求項7記載の媒体(308)において、前記送信するステップが、ワイヤレス・プロトコルを用いて、1つの携帯用デバイス(20)から他の携帯用デバイス(20)に前記一編分のコンテンツをワイヤレスで送信するステップを含む、媒体(308)。
【請求項10】
請求項9記載の媒体(308)において、前記ワイヤレス・プロトコルがBluetoothプロトコルである、媒体(308)。
【請求項11】
請求項7記載の媒体(308)であって、更に、他の携帯用デバイス(20)が前記一編分のコンテンツを予約する(262)ために十分な情報を有するように、予約情報を前記他の携帯用デバイス(20)に送信する(258)ステップを備えている、媒体(308)。
【請求項12】
請求項5記載の媒体(308)において、携帯用デバイス(20)と前記ユーザー・プロファイルとの間にワイヤレス同期関係を確立するステップが、携帯用デバイス(20)とワイヤレス・アクセス・ポイントとの間にワイヤレス関係を確立するステップを含む、媒体(308)。
【請求項13】
請求項12記載の媒体(308)において、前記ワイヤレス・アクセス・ポイントがWiFiネットワークである、媒体(308)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2011−527844(P2011−527844A)
【公表日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−516744(P2011−516744)
【出願日】平成21年6月28日(2009.6.28)
【国際出願番号】PCT/US2009/048982
【国際公開番号】WO2010/002746
【国際公開日】平成22年1月7日(2010.1.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(500046438)マイクロソフト コーポレーション (3,165)
【Fターム(参考)】