モジュール式レーザー伝送システム
【解決手段】 外科およびその他の治療用のレーザー発射システムのための連鎖可能ファイバーを開示する。ファイバー(6003)は、いずれか一方の端部に、コネクター(6013)内に入れ子式に入ったフェルール(6005)を有し、レーザーのロスを最低限に抑える。この接続構造は、使い捨てレーザー先端チップ(701)での利用を可能にする。レンズ(6012)およびスペーサー(6010、6011)を含むレンズ構造は、接続構造(6007)内に備わって、レンズ(6012)をフェルール(6005)に隣接して着座させることができ、また、レーザー光がファイバー(6003)を通過する時にレーザー光を収束させるために用いることができる。2つの実施形態によるコンソールおよび複数波長レーザー発生モジュールを、レーザーシステム全体のために追加している。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2007年2月21日付で出願された先願の米国特許仮出願第60/891,037号に基づく優先権を主張するものであり、この引用により当該出願の全文が組み込まれるものである。
【0002】
本発明は、外科および治療用装置の分野に関し、特に、レーザー外科および治療装置の分野に関する。
【背景技術】
【0003】
半導体レーザーを光源として用いる外科および治療レーザーは、医学、歯科、およびその他の分野で広く用いられてきた。開業医の利用を増やすためには、レーザーシステムの機能の改善が必要とされている。ファイバー管理システムおよび使い捨て先端チップを有する外科用レーザーが親出願に記載されている。本発明は、親発明を改善したものとして、ワイヤレス制御、タッチスクリーン・プログラム、取外し可能ファイバーケーブル、高圧滅菌可能ハンドピース、および多様な外科用先端チップを有するモジュール式システムを用いる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
公知の種類のレーザーシステムに固有である前述の欠点を鑑み、本発明は、複数の波長を提供することができるレーザーモジュール、ワイヤレス遠隔制御、レーザー伝送のための改善された光ファイバー・カップリングシステム、高圧滅菌可能ハンドピース、および交換可能な先端チップを有する改善されたレーザーシステムを提供する。このように、本発明の基本的な目的は、使用が効果的であり、また、その使用が簡単で直観的である新規で改善されたレーザーシステムを提供することである。
【0005】
これらの目的を実現するために、本発明によるレーザーシステムは2つの実施形態により実施し、その両方とも、制御モジュールおよび遠隔操作フットペダル・コントローラーを有する。第1の実施形態では、制御モジュールは電池で作動する遠隔操作モジュールであり、望ましい位置へ簡単に動かすことができる。第2の実施形態では、制御モジュールは比較的固定されたコンソールであり、その代わり、別個のハンドピースが電池で作動し移動可能である。両実施形態とも、複数の波長を発射する能力を有するレーザーモジュール、タッチスクリーン・コンソール、新規のファイバー・カップリングシステム、および交換可能な治療・外科用先端チップを特徴とする。
【0006】
本発明の重要な特徴の概要を説明してきた。以下のより詳細な説明を読めばさらに良く理解でき、本発明による技術上の貢献をさらに良く認知できるであろう。本発明のさらなる特徴を以下に説明し、後続の特許請求の範囲の内容を構成する。
【0007】
本発明の様々な内容は以下の説明および添付の特許請求の範囲に出ており、本明細書の一部を成す添付図面に言及がなされているが、そこでは同一の参照符号は複数の図の中で対応する部分を示す。
【0008】
本発明の少なくとも1実施形態を詳細に説明する前に、本発明はその応用において、以下の説明に記載された、または図面に示した構造の詳細および部品の配置に限定されないことを理解されたい。本発明は、他の実施形態も可能であり、様々な様式で実施することができる。また、本明細書で用いた言葉遣いや用語は説明を目的とするものであり、限定するものとは見なしてはならないことを理解されたい。
【0009】
従って、本発明の基となっている概念は、本発明の複数の目的を実施するために他の構造、方法、およびシステムの設計の基本として容易に用いることができることを当業者は理解するであろう。従って、特許請求の範囲は、本発明の趣旨と範囲を逸脱しない限りにおいて、均等な構造を含むものと見なすことが重要である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、本発明による外科用レーザーシステムの第1実施形態の平面図である。
【図2】図2は、本発明の第2実施形態の平面図であり、ワイヤレス・ハンドピースを使用している。
【図3】図3は、図1に示したモジュール式レーザーシステムの電子的構造を示す図である。
【図4】図4は、図2に示したモジュール式レーザーシステムの電子的構造を示す図である。
【図5】図5は、レーザーシステムのために複数の波長を提供するレーザーモジュールを示す概略図である。
【図6(a)】図6(a)は、レーザーシステムのために設計されたレーザー光線伝送機構の1つを示す概略図である。
【図6(b)】図6(b)は、カップラー・ハウジングを示す図である。
【図6(c)】図6(c)は、図6aのレーザー光線伝送機構を組立てたものを示す図である。
【図6(d)】図6(d)は、図6(a)に記載のレーザー光線伝送機構のための光学ビーム・トレース機構を示す図である。
【図6(e)】図6(e)は、設計されたレーザーシステムのための別のレーザー光線伝送機構を示す図である。
【図6(f)】図6(f)は、図6eのレーザー光線伝送機構を組立てたものを示す図である。
【図6(g)】図6(g)は、図6eに記載のレーザー光線伝送機構のための光学ビーム・トレース機構を示す図である。
【図6(h)】図6(h)は、別のレーザー光線伝送システムを示す図である。
【図6(i)】図6(i)は、図6hに記載のレーザー光線伝送機構を組立てたものを示す図である。
【図6(j)】図6(j)は、図6hに記載のレーザー光線伝送機構のための光学ビーム・トレース機構を示す図である。
【図7(a)】図7(a)および図7(b)は、本発明の別のレーザー先端チップを示す概略図である。構を示す図である。
【図7(b)】図7(a)および図7(b)は、本発明の別のレーザー先端チップを示す概略図である。
【図8(a)−(e)】図8(a)〜8(e)は、図7bに示した設計の、様々な角度で設定したサンプル先端チップを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に、図面を参照しながら、改善されたプロフィーカップの最良の実施形態を以下に説明する。本明細書で用いる冠詞"a"、"an"、および"the"は、特段に内容について明確に指示されていない限り、複数の対象物も含むことに留意されたい。
【0012】
図1は、主コンソールおよびワイヤレス・フットスイッチを有するモジュール式システムレーザーを示す図であり、制御コンソール100はタッチスクリーン101と、主電気スイッチ102と、ハンドピース・ホルダー103と、非常停止ボタン104と、ユニットを電池で作動できるようにするバッテリーパック105と、システム作動用ソフトウェアを更新するためのUSBポート106と、必要に応じてレーザー発射を遠隔操作で制御する遠隔操作ポート107と、制御コンソール100から延長するファイバーケーブル108と、コンソール100とは基本的に反対側に来るようにファイバーケーブル108に接続されたハンドピース109と、ハンドピース109に接続された使い捨て先端チップとを有する。システム全体としての最適の形態は、同様に、制御コンソール100を収納するクレードル(受け台)111を有する。クレードル111は、コンソール100が着座できるように開放スロット112を有する。接続ピン113がスロット112内に配設され、クレードル111から制御コンソール100まで電力を通じさせるようになっている。コンソール100がクレードル内に着座している時にコンソール100内のファイバーケーブルがクレードル111を通ることができるようにする2次スロット114がある。電気コード115が、妥当な電源116と共に、クレードル111に接続され、動作可能に接続ピン113に接続されている。電源116および115は、クレードルなしで直接コンソール100に接続することもできる。システムの最適の形態はまた、レーザー発射を制御するワイヤス・フットスイッチ117を有する。ワイヤス・フットスイッチは、フットスイッチ118と、電池および信号の状態のための複数色LEDインジケーター119と、リセットボタン120とを含む。
【0013】
図2において、レーザーシステムは、使い捨て先端チップ202を有するワイヤレス・レーザーハンドピース201を有する。ハンドピース201は電池で作動する。ハンドピース201はまた、非常停止ボタン230およびレーザー発射インジケーター204を特徴とする。レーザーハンドピース201上にはまた、レーザー強度調節コントローラー205がある。先の実施形態と同様に、本システムは、タッチスクリーン207と、主電源スイッチ208と、プログラム更新のためのUSBポート209と、非常停止ボタン210と、バッテリーパック211と、遠隔制御スイッチ212とを有する制御コンソール206を含む。本実施形態において、コンソール206はまた、ハンドピース・ホルダー213と、ハンドピースが着座できるようにする213内の開放スロット214と、充電のために制御コンソール206に接続された取外し可能な電気ケーブル215(ハンドピース201を充電するためのケーブル215と開放スロット214との間の実際の接続手段は図示せず)と、電力を供給するスイッチ電源216とを有する。このシステムはまた、主フットスイッチ218と、電池および信号の状態のための複数色LEDインジケーター219と、リセットボタン220とを含むワイヤレス・フットスイッチ217を有する。
【0014】
図3は、第1実施形態の電気構造を示す図であり、ブロック(a)はワイヤレス・フットスイッチの電気設計を含む。フットスイッチは電池で作動し、電子信号エミッターおよびレシーバー(図ではESレシーバーおよびESエミッターとして表記する)のために信号を処理する制御論理回路により動作する。本明細書で用いたように、用語「電気信号」は、レーザー、IR、RF、およびBLUETOOTH(登録商標)通信を含む(これに限定されるものではないが)、現在公知の、または後に開発されるワイヤレス通信の全ての手段を含むことに留意されたい。ブロック(b)は、主制御装置の構造設計を示す図である。ユニットは電池で作動するため、電池充電部がある。信号は、制御論理回路を介して処理される。情報は、グラフィック・ユーザー・インターフェースを介してタッチスクリーンにより入力される。フットスイッチからの信号は、電子信号をシステム全体に送信することによりレーザー発射を制御する。制御プログラムは、USBポートを介して更新することができる。
【0015】
同様に、図2のシステムの構造である図4において、ブロック(a)は、ワイヤレス・フットスイッチの電気設計を示している。フットスイッチは電池で作動し、電子信号エミッターおよびレシーバーのために信号を処理する制御論理回路を動作させる。ブロック(b)は、主制御装置の構造設計を示す図である。制御コンソールおよびハンドピースは電池で作動するため、電池充電部がある。信号は、制御論理回路を介して処理される。情報は、グラフィック・ユーザー・インターフェースを介してタッチスクリーンにより入力される。制御プログラムは、USBポートを介して更新することができる。ブロック(c)は、電池で作動するレーザーハンドピースの構造設計を示す図である。主制御ユニットからの、および制御ユニットへの信号を送受信する電子信号エミッターおよびレシーバーがハンドピース内にある。レーザー発射を制御するために、情報は制御論理回路により処理される。レーザー発射は、フットスイッチからのワイヤレス信号により制御される。
【0016】
両実施形態とも、レーザーモジュールを用いて、1本のファイバーにより発射するための複数波長のレーザー光線を発生する。前記レーザーモジュールは、第1実施形態(図3)ではコンソール内に位置し、第2実施形態(図4)ではハンドピース内に位置することに留意されたい。図5は、両実施形態で用いるレーザーモジュールを示す図である。図5に示したレーザーモジュールは、単一の波長を発射することができるレーザーモジュールか、複数の波長を発射することができるレーザーモジュールのいずれでも良く、これはモジュール内で用いるレーザーチップの種類次第である。レーザーモジュールは、金属製ハウジング501内に収納されている。ハウジング501内では、ヒートシンク502がレーザーチップ503および検出チップ504を担持している。検出チップ504は、レーザーパワーの発射を制御できるよう、レーザー信号を検出する。レーザーチップ503および検出チップ504は、伝導ワイヤー(各々505、506、507)によりハウジング501上の電極(各々505a、506a、507)に接着されている。レーザーチップ504の前には、発射されたレーザー光線を送光するために平行ビーム509にする光学レンズ508がある。
【0017】
別のヒートシンク510がレーザーチップ511および検出チップ512を担持している。レーザーチップおよび検出チップは、各々伝導ワイヤー513、514、515により、電極513a、514a、515に接着されている。発射されたレーザー光線を平行ビーム517にするための光学レンズ516がある。ビーム509および517の両方とも、フィルター/反射器518に当たるが、前記フィルター/反射器は、ビーム509に対しては100%透過性があり、ビーム517に対しては100%反射性があり、ビーム517を反射してビーム517aを生成する。このフィルター/反射器518に反射性および透過性があるのは、フィルター/反射器518の一方の側がレーザー光の全ての、または少なくともほとんどの波長に対して透過性がある一方で、反対側はレーザー光の全ての、または少なくともほとんどの波長に対して反射性があるからである。
【0018】
さらに別のヒートシンク519がレーザーチップ520および検出チップ521を担持している。レーザーチップおよび検出チップは、各々伝導ワイヤー522、523、524により、電極522a、523a、524aに接着されている。発射されたレーザー光線を平行ビーム526にするための光学レンズ525がある。ビーム526、509および517aはフィルター/反射器527に当たるが、前記フィルター/反射器は、509および517aに対しては100%透過性があり、ビーム526に対しては100%反射性があり、ビーム526を反射してビーム526aを生成する。3本のビーム509、517a、526aは全て、ホルダー529に収納された光学レンズ528に到達する。光学レンズ528は、3本のビーム全てを1本のファイバー530に収束させる。従って、発生した3本のレーザー光線が1本のビームに併合されているので、ファイバーは、3つの異なる波長を有する1本のレーザー光線を発射することができる。さらなるレーザー源を用いて、さらなる数の波長を最終的に発射されるビームに加えることも考えられる。
【0019】
外科手術を行う表面にレーザー光線を送光することが、レーザーシステムの主要ポイントである。いくつかのレーザー光線伝送機構を以下に開示する。
図6(a)は、レーザー光線伝送機構の1つを示す図である。レーザーモジュール6001が図5で説明したものであるとして、次に、図6(a)に示したように、レーザーモジュール6001をセンターピースとして、本発明によるシステムを組立てる。ファイバー6002はモジュール6001を出て、他の部品に接続される。フェルール(口金)6003がファイバー6002に設けられ、ファイバー6002を次のステージに接続している。フェルール6003につながったナット6004は、フェルール6003と他の接続部との接続を容易化している。ファイバー6002は、フェルール6003の端部で、標準的なファイバー終端処理法で終端処理してある。次に、近位端に開口2008を有し、遠位端に別の開口2009を有するハウジング2007がある。ハウジング2007内の光学レンズ2012の両端に、精密スペーサー2010および2011がある。ハウジング6007の詳細を図6(b)で説明する。さらに送光するため、カップラー6013が設けられている。前記カップラー6013は、近位端の開口6014と、遠位端の開口6015とを有し、ストップポイント6016はハウジング2007を中に保持する。次に、フェルール6017は、別のファイバー6018を中に保持する。接続のために、ナット6019は6017につながっている。ファイバー6018は、端部6017で、標準的な終端処理6020がされている。ファイバー6018のもう1つの端部にフェルール6021があり、ファイバーを次のステージに接続している。ナット6022が、フェルール6021およびフェルール6020の端部のファイバー終端処理面6023に取付けられている。近位端に開口6025を有し、遠位端に開口6026を有する別のハウジング6024は、光学レンズ6028の両端で各々、精密スペーサー6027、6028を収納している。カップラー6030は、近位端の開口6031と、遠位端の開口6032と、6024を収納するためのストップポイント6033を有する。ファイバー終端処理6036がなされたファイバー6035を中に保持する、別のフェルール6034を、カップラー6030にはめることができる。
【0020】
図6(b)は、ハウジング6007および6024の詳細を示す図である。円筒形のハウジング6101は、弾性のある金属またはプラスチックで作ることができ、近位端の開口6102と、遠位端の開口6103と、近位端から遠位端までの開放スロット6104とを有する。重要な特徴は、開放スロット6104は、6101の内径よりも寸法が大きい全てのフェルールを両端から入らせ、自動的にフェルールを整合させることである。これは、フェルールの差異に対応する上で重要である。互いに対しても精密な関係にあるからである。
【0021】
図6(c)は、図6(a)で配置したファイバー伝導機構を組立てたものを示している。レーザーモジュール6201からのレーザー光線は、ファイバーケーブル6202を介して接続ポイント6203に送られるが、前記接続ポイントは、カップラーと、レンズ1枚およびスペーサーを有するハウジングと、別のファイバー6204のためのフェルールとを収納している。接続ポイント6203を用いて、レーザー光線は1本のファイバーからもう1本のファイバーにつながれる。カップラー、スペーサー、およびレンズの機構により、1本のファイバーからもう1本のファイバーへのカップリングの効率が最適となる。接続部6203は、図1および図2に示したレーザーシステムの内側からレーザーシステムの外側へレーザーを送光する送光地点となることができる。 次に、レーザー光線は、もう1つの接続ポイント6205に送られ、前記接続ポイントは、カップラーと、レンズ1枚およびスペーサーを有するハウジングと、別のファイバー6206のためのフェルールとを収納しており、前記ファイバーは、外科手術を行う表面にレーザー光線を送光することができる。接続ポイント6205は、図1および図2に示したレーザーシステムのハンドピースから交換可能先端チップへの送光地点となることができる。
図6(d)は、図6(a)で説明したレーザー送光のための光学系を示す図である。レーザー光線6301はファイバー6302に入力されてから、ファイバー6302から出、次にレンズ6303で別のファイバー6304に収束してから、ファイバー6304から出、次にレンズ6305で別のファイバー6306に収束してから、最後に6306の端部でビーム6307として適用面へ出る。
【0022】
図6(d)に示したレーザー光線伝送機構は、出力範囲1〜10ワットのレーザーシステムで用いることができる。
【0023】
図6(e)は、レーザー光線伝送機構の別のものを示す図である。レーザーモジュール6401が前述したものであるとして、次に、図6(e)に示したように、レーザーモジュール6401をセンターピースとして、本発明によるシステムを組立てる。ファイバー6402はモジュール6401を出て、他の部品に接続される。フェルール6403がファイバー6402に設けられ、ファイバー6402を次のステージに接続している。フェルール6403につながったナット6404は、フェルール6403と他の接続部との接続を容易化している。ファイバー6402は、フェルール6405の端部で終端処理されている。次に、近位端に開口2407を有し、遠位端に別の開口2408を有するハウジング2406がある。ハウジング2406内には、精密スペーサー2409、光学レンズ2410、および別の精密スペーサー2406がある。前記ハウジング6406は、図6(b)に記載したハウジング6007と同一である。さらに送光するため、カップラー6413が設けられている。カップラー6413は、近位端に開口6412を有し、遠位端に開口6414を有する。ハウジング6406を近位端6412でカップラー6413内に挿入する一方で、同一のハウジング6415を同様にカップラーの遠位端6414に挿入する。ハウジング6415内の構造は、ハウジング6415内に精密スペーサー2418、光学レンズ2419、および別の精密スペーサー2420を収納しているという点で、ハウジング6406内の構造を反映している。ハウジング6415も、近位の開口6416と、遠位の開口6417とを有する。遠位の開口6417は、ファイバー6421を中に保持するフェルール6422を受け、前記ファイバーは、フェルール6424の端部で終端処理されている。フェルール6422も、同様にナット6423につながり、接続を容易化している。これが接続ファイバー6421の第1の部分であり、もう1つの端部においても同一の構造を有する。特に、ファイバーを次のステージに接続するフェルール6425がある。ナット6426は、フェルール6425およびフェルール6425端部のファイバー終端処理面6427に取付けられている。近位端に開口6429を有し、遠位端に開口6430を有する別のハウジング6428は、精密スペーサー6431、レンズ6432、および精密スペーサー6433を収納している。カップラー6434は、近位端の開口6435と、遠位端の開口6436と、6428を収納するためのストップポイント6437とを有する。ファイバー終端処理6440がなされたファイバー6438を中に保持する、別のフェルール6439をカップラー6434にはめることができる。この構造は、図6(a)で説明した第1実施形態と比べて収束レンズを1枚余分に用いるので、さらなる実用性があった。
【0024】
図6(f)は、図6(e)で配置したファイバー伝導機構を組立てたものを示している。レーザーモジュール6501からのレーザー光線は、ファイバーケーブル6502を介して接続ポイント6503に送られるが、前記接続ポイントは、カップラーと、レンズ2枚を有するハウジングと、別のファイバー6504のためのフェルールとを収納している。接続ポイント6503はまた、図1および図2に示したレーザーシステムの内側からレーザーシステムの外側へレーザーを送光する送光地点となることができる。次に、レーザー光線は、もう1つの接続ポイント6505に送られ、前記接続ポイントは、カップラーと、レンズ1枚を有するハウジングと、別のファイバー6506のためのフェルールとを収納しており、前記ファイバーは、外科手術を行う表面にレーザー光線を送光することができる。接続ポイント6506は、図1および図2に示したレーザーシステムのハンドピースから交換可能先端チップへの送光地点となることができる。
【0025】
図6(g)は、図6(e)で説明したレーザー送光のための光学系を示す図である。レーザー光線6601はファイバー6602に入力されてから、ファイバー6602から出、次にレンズ6603および6604で別のファイバー6605に収束してから、ファイバー6605から出、次にレンズ6606で別のファイバー6607に収束してから、最後に6607の端部でビーム6608として適用面へ出る。
【0026】
図6(g)に示したレーザー光線伝送機構は、中程度の出力を行うレーザーシステム、例えば、最終出力範囲1〜15ワットのレーザーシステムで用いることができる。
【0027】
図6(h)は、レーザー光線伝送機構の別のものを示す図である。レーザーモジュール6701が前述したものであるとして、次に、図6(h)に示したように、レーザーモジュール6701をセンターピースとして、本発明によるシステムを組立てる。ファイバー6702はモジュール6701を出て、他の部品に接続される。フェルール6703がファイバー6702に設けられ、ファイバー6702を次のステージに接続している。フェルール6703につながったナット6704は、フェルール6703と他の接続部との接続を容易化している。ファイバー6702は、フェルール6705の端部で終端処理されている。次に、近位端に開口2707を有し、遠位端に別の開口2708を有するハウジング2706がある。ハウジング2706内には、精密スペーサー2709、光学レンズ2710、および別の精密スペーサー2711がある。前記ハウジング6706は、図6(b)に記載したハウジング6007と同一である。さらに送光するため、カップラー6713が設けられている。カップラー6713は、近位端に開口6712を有し、遠位端に開口6714を有する。ハウジング6706を近位端6712でカップラー6713内に挿入する一方で、ハウジング6715を同様にカップラーの遠位端6714に挿入する。ハウジング6715内の構造は、ハウジング6715内に精密スペーサー2718、光学レンズ2419、および別の精密スペーサー2720を収納しているという点で、ハウジング6706内の構造を反映している。ハウジング6715も、近位の開口6716と、遠位の開口6717とを有する。遠位の開口6717は、ファイバー6721を中に保持するフェルール6722を受け、前記ファイバーは、フェルール6424の端部で終端処理されている。フェルール6722も、同様にナット6723につながり、接続を容易化している。これが接続ファイバー6721の第1の部分であり、もう1つの端部においても同一の構造を有する。特に、ファイバーを次のステージに接続するフェルール6725がある。ナット6726が、フェルール6725およびフェルール6725の端部のファイバー終端処理面6727に取付けられている。近位端に開口6729を有し、遠位端に開口6733を有する別のハウジング6728は、精密スペーサー6430、レンズ6431、および精密スペーサー6432を収納している。さらに送光するため、カップラー6734が設けられている。カップラー6734は、近位端に開口6735を有し、遠位端に開口6736を有する。ハウジング6728を近位端6735でカップラー6734内に挿入する一方で、同一のハウジング6737を同様にカップラーの遠位端6736に挿入する。ハウジング6737内の構造は、ハウジング6737内に精密スペーサー2738、光学レンズ2740、および別の精密スペーサー2741を収納しているという点で、ハウジング6728内の構造を反映している。ハウジング6737も、近位の開口6738と、遠位の開口6742とを有する。遠位の開口6742は、ファイバー6744を中に保持するフェルール6743を受け、前記ファイバーは、フェルール6745の端部で終端処理されている。この構造は、図6(a)で説明した第1実施形態と比べて収束レンズを2枚余分に用いるので、さらなる実用性があった。
【0028】
図6(i)は、図6(h)で配置したファイバー伝導機構を組立てたものを示している。レーザーモジュール6801からのレーザー光線は、ファイバーケーブル6802を介して接続ポイント6803に送られるが、前記接続ポイントは、カップラーと、ハウジングであって、レンズ2枚と、レンズとファイバー終端処理部との間にスペーサーとを有する前記ハウジングと、別のファイバー6804のためのフェルールとを収納している。次に、レーザー光線は、もう1つの接続ポイント6505に送られ、前記接続ポイントは、カップラーと、レンズ2枚を有するハウジングと、別のファイバー6806のためのフェルールとを収納している。
図6(j)は、図6(h)で説明したレーザー送光のための光学系を示す図である。レーザー光線6901はファイバー6902に入力されてから、ファイバー6902から出、次にレンズ6903および6904で別のファイバー6905に収束してから、ファイバー6905から出、次にレンズ6906および6907で別のファイバー6608に収束してから、最後に6608の端部でビーム6609として適用面へ出る。図6(j)で設計した機構は、高出力のレーザー送光に有用であろう。
図6(a)〜6(j)のカップリング設計により、外科用のファイバー先端チップは、いつでも交換することができる。先端チップの設計を、ハウジングおよび光学レンズと共に図7aに示す。先端チップはケーシング701を有し、ケーシングからカニューレ状先端チップ702が延長している。カニューレ状先端チップ702内には、ファイバー708を導くチャネル703がある。円筒形ハウジング706は、光学レンズ705と、スペーサー704と、ファイバー708の一端を取り囲むファイバーコネクター707とを中に保持している。ファイバー708は、チャネル703の形状に従って曲げられるが、これは一直線であっても、任意の角度であっても良い。示したハンドピースに先端チップがはまるようにする空きスペース709がある。
【0029】
図7bに示した先端チップは、光学レンズがない先端チップである。先端チップはケーシング710を有し、ケーシングからカニューレ状先端チップ711が延長している。カニューレ状先端チップ711内には、ファイバー714を導くチャネル712がある。先端チップケーシング710内には、ファイバー714を取り囲むコネクター713がある。カニューレ状先端チップ711は任意の角度にすることができ、これは、ファイバーが先端チップの軸に関して任意の角度となるようにケーシングを設計することにより実施される。
【0030】
ハンドピースに先端チップがはまるようにするスペース715がある。いずれの先端チップの実施形態においても、先端チップ内のファイバーは多様であり、先端チップの端部のみで、または全方向で、を含め、当業者にとって公知のように、また、後に発見されるように、先端チップの物理的構造により、様々なパターンで発光することができる。先端チップの構造は、ファイバー708、714が先端チップ内に固定されるように収納される構造とするが、これは、捨てる材料ができる限り少なくなるような形で使い捨て式にする意図による。先端チップ内に固定して使い捨てにすることにより、従来のファイバーのような応力がかからず、ファイバーを他のカニューレシステムに何度も挿脱することによる応力やひずみをほとんど心配することなく、組立て時に任意の角度に緩やかに曲げることができる。
【0031】
先端チップは、先端チップ内のファイバーコネクターにより画定される軸から任意の角度でオフセットすることができる。図8a〜8eは、オフセットが各々0°、30°、45°、60°、および90°の場合の図7の先端チップ設計を示している。これらの角度はもちろん例であり、任意の角度を用いることができる。各先端チップのケーシングがファイバーを支持しており、ファイバーは、カニューレまたはその他のガイドに挿脱する時に様々な角度に何度も曲げても応力を受けないからである。各先端チップは、カニューレ状先端チップ(802a、802bなど)が延長するケーシング(801a、801bなど)を有する。円筒形のコネクター(804a、804bなど)は、ファイバー(805a、805bなど)の一端を取り囲み、ハウジング(801a、801bなど)内のカニューレ状先端チップ(802a、802bなど)とは反対側に位置している。これは、ハンドピースに接続できるよう、周りにスペース(806a、806bなど)がある。円筒形のコネクター(804a、804bなど)はまた、軸を画定している。各カニューレ状先端チップ(802a、802bなど)は、チャネル(803a、803bなど)を中に有し、軸に関してある角度に曲げられる(中にあるチャネル803a、803bなども曲げられる)。ファイバー(805a、805bなど)は、チャネル(803a、803bなど)を経由して円筒形のコネクター(804a、804bなど)から延長し、その遠位端は、カニューレ状先端チップ(802a、802bなど)から、先端チップの曲がり具合に従って延長しているので、接続されたハンドピースから受けたレーザーの向きを変えることができる。
【0032】
最良の実施形態に関して本発明を説明したが、多数の改変や変形が可能であり、そのような改変や変形を行って本発明の範囲内の結果を得ることもできる。本明細書で開示した具体的な実施形態に関する限定は意図しておらず、限定されると考えてはならない。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明は、本体と、導光用の光ファイバーおよびレンズ部品との両方について、従来の光ファイバー材料および簡単な成形プラスチック、またはその他の適切な材料による部品で構成することができる。ガラスおよびその他の導光材料を導光用部品に用いても良い。本発明は、レーザーを利用する全ての産業で利用することができる。
【技術分野】
【0001】
本出願は、2007年2月21日付で出願された先願の米国特許仮出願第60/891,037号に基づく優先権を主張するものであり、この引用により当該出願の全文が組み込まれるものである。
【0002】
本発明は、外科および治療用装置の分野に関し、特に、レーザー外科および治療装置の分野に関する。
【背景技術】
【0003】
半導体レーザーを光源として用いる外科および治療レーザーは、医学、歯科、およびその他の分野で広く用いられてきた。開業医の利用を増やすためには、レーザーシステムの機能の改善が必要とされている。ファイバー管理システムおよび使い捨て先端チップを有する外科用レーザーが親出願に記載されている。本発明は、親発明を改善したものとして、ワイヤレス制御、タッチスクリーン・プログラム、取外し可能ファイバーケーブル、高圧滅菌可能ハンドピース、および多様な外科用先端チップを有するモジュール式システムを用いる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
公知の種類のレーザーシステムに固有である前述の欠点を鑑み、本発明は、複数の波長を提供することができるレーザーモジュール、ワイヤレス遠隔制御、レーザー伝送のための改善された光ファイバー・カップリングシステム、高圧滅菌可能ハンドピース、および交換可能な先端チップを有する改善されたレーザーシステムを提供する。このように、本発明の基本的な目的は、使用が効果的であり、また、その使用が簡単で直観的である新規で改善されたレーザーシステムを提供することである。
【0005】
これらの目的を実現するために、本発明によるレーザーシステムは2つの実施形態により実施し、その両方とも、制御モジュールおよび遠隔操作フットペダル・コントローラーを有する。第1の実施形態では、制御モジュールは電池で作動する遠隔操作モジュールであり、望ましい位置へ簡単に動かすことができる。第2の実施形態では、制御モジュールは比較的固定されたコンソールであり、その代わり、別個のハンドピースが電池で作動し移動可能である。両実施形態とも、複数の波長を発射する能力を有するレーザーモジュール、タッチスクリーン・コンソール、新規のファイバー・カップリングシステム、および交換可能な治療・外科用先端チップを特徴とする。
【0006】
本発明の重要な特徴の概要を説明してきた。以下のより詳細な説明を読めばさらに良く理解でき、本発明による技術上の貢献をさらに良く認知できるであろう。本発明のさらなる特徴を以下に説明し、後続の特許請求の範囲の内容を構成する。
【0007】
本発明の様々な内容は以下の説明および添付の特許請求の範囲に出ており、本明細書の一部を成す添付図面に言及がなされているが、そこでは同一の参照符号は複数の図の中で対応する部分を示す。
【0008】
本発明の少なくとも1実施形態を詳細に説明する前に、本発明はその応用において、以下の説明に記載された、または図面に示した構造の詳細および部品の配置に限定されないことを理解されたい。本発明は、他の実施形態も可能であり、様々な様式で実施することができる。また、本明細書で用いた言葉遣いや用語は説明を目的とするものであり、限定するものとは見なしてはならないことを理解されたい。
【0009】
従って、本発明の基となっている概念は、本発明の複数の目的を実施するために他の構造、方法、およびシステムの設計の基本として容易に用いることができることを当業者は理解するであろう。従って、特許請求の範囲は、本発明の趣旨と範囲を逸脱しない限りにおいて、均等な構造を含むものと見なすことが重要である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、本発明による外科用レーザーシステムの第1実施形態の平面図である。
【図2】図2は、本発明の第2実施形態の平面図であり、ワイヤレス・ハンドピースを使用している。
【図3】図3は、図1に示したモジュール式レーザーシステムの電子的構造を示す図である。
【図4】図4は、図2に示したモジュール式レーザーシステムの電子的構造を示す図である。
【図5】図5は、レーザーシステムのために複数の波長を提供するレーザーモジュールを示す概略図である。
【図6(a)】図6(a)は、レーザーシステムのために設計されたレーザー光線伝送機構の1つを示す概略図である。
【図6(b)】図6(b)は、カップラー・ハウジングを示す図である。
【図6(c)】図6(c)は、図6aのレーザー光線伝送機構を組立てたものを示す図である。
【図6(d)】図6(d)は、図6(a)に記載のレーザー光線伝送機構のための光学ビーム・トレース機構を示す図である。
【図6(e)】図6(e)は、設計されたレーザーシステムのための別のレーザー光線伝送機構を示す図である。
【図6(f)】図6(f)は、図6eのレーザー光線伝送機構を組立てたものを示す図である。
【図6(g)】図6(g)は、図6eに記載のレーザー光線伝送機構のための光学ビーム・トレース機構を示す図である。
【図6(h)】図6(h)は、別のレーザー光線伝送システムを示す図である。
【図6(i)】図6(i)は、図6hに記載のレーザー光線伝送機構を組立てたものを示す図である。
【図6(j)】図6(j)は、図6hに記載のレーザー光線伝送機構のための光学ビーム・トレース機構を示す図である。
【図7(a)】図7(a)および図7(b)は、本発明の別のレーザー先端チップを示す概略図である。構を示す図である。
【図7(b)】図7(a)および図7(b)は、本発明の別のレーザー先端チップを示す概略図である。
【図8(a)−(e)】図8(a)〜8(e)は、図7bに示した設計の、様々な角度で設定したサンプル先端チップを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に、図面を参照しながら、改善されたプロフィーカップの最良の実施形態を以下に説明する。本明細書で用いる冠詞"a"、"an"、および"the"は、特段に内容について明確に指示されていない限り、複数の対象物も含むことに留意されたい。
【0012】
図1は、主コンソールおよびワイヤレス・フットスイッチを有するモジュール式システムレーザーを示す図であり、制御コンソール100はタッチスクリーン101と、主電気スイッチ102と、ハンドピース・ホルダー103と、非常停止ボタン104と、ユニットを電池で作動できるようにするバッテリーパック105と、システム作動用ソフトウェアを更新するためのUSBポート106と、必要に応じてレーザー発射を遠隔操作で制御する遠隔操作ポート107と、制御コンソール100から延長するファイバーケーブル108と、コンソール100とは基本的に反対側に来るようにファイバーケーブル108に接続されたハンドピース109と、ハンドピース109に接続された使い捨て先端チップとを有する。システム全体としての最適の形態は、同様に、制御コンソール100を収納するクレードル(受け台)111を有する。クレードル111は、コンソール100が着座できるように開放スロット112を有する。接続ピン113がスロット112内に配設され、クレードル111から制御コンソール100まで電力を通じさせるようになっている。コンソール100がクレードル内に着座している時にコンソール100内のファイバーケーブルがクレードル111を通ることができるようにする2次スロット114がある。電気コード115が、妥当な電源116と共に、クレードル111に接続され、動作可能に接続ピン113に接続されている。電源116および115は、クレードルなしで直接コンソール100に接続することもできる。システムの最適の形態はまた、レーザー発射を制御するワイヤス・フットスイッチ117を有する。ワイヤス・フットスイッチは、フットスイッチ118と、電池および信号の状態のための複数色LEDインジケーター119と、リセットボタン120とを含む。
【0013】
図2において、レーザーシステムは、使い捨て先端チップ202を有するワイヤレス・レーザーハンドピース201を有する。ハンドピース201は電池で作動する。ハンドピース201はまた、非常停止ボタン230およびレーザー発射インジケーター204を特徴とする。レーザーハンドピース201上にはまた、レーザー強度調節コントローラー205がある。先の実施形態と同様に、本システムは、タッチスクリーン207と、主電源スイッチ208と、プログラム更新のためのUSBポート209と、非常停止ボタン210と、バッテリーパック211と、遠隔制御スイッチ212とを有する制御コンソール206を含む。本実施形態において、コンソール206はまた、ハンドピース・ホルダー213と、ハンドピースが着座できるようにする213内の開放スロット214と、充電のために制御コンソール206に接続された取外し可能な電気ケーブル215(ハンドピース201を充電するためのケーブル215と開放スロット214との間の実際の接続手段は図示せず)と、電力を供給するスイッチ電源216とを有する。このシステムはまた、主フットスイッチ218と、電池および信号の状態のための複数色LEDインジケーター219と、リセットボタン220とを含むワイヤレス・フットスイッチ217を有する。
【0014】
図3は、第1実施形態の電気構造を示す図であり、ブロック(a)はワイヤレス・フットスイッチの電気設計を含む。フットスイッチは電池で作動し、電子信号エミッターおよびレシーバー(図ではESレシーバーおよびESエミッターとして表記する)のために信号を処理する制御論理回路により動作する。本明細書で用いたように、用語「電気信号」は、レーザー、IR、RF、およびBLUETOOTH(登録商標)通信を含む(これに限定されるものではないが)、現在公知の、または後に開発されるワイヤレス通信の全ての手段を含むことに留意されたい。ブロック(b)は、主制御装置の構造設計を示す図である。ユニットは電池で作動するため、電池充電部がある。信号は、制御論理回路を介して処理される。情報は、グラフィック・ユーザー・インターフェースを介してタッチスクリーンにより入力される。フットスイッチからの信号は、電子信号をシステム全体に送信することによりレーザー発射を制御する。制御プログラムは、USBポートを介して更新することができる。
【0015】
同様に、図2のシステムの構造である図4において、ブロック(a)は、ワイヤレス・フットスイッチの電気設計を示している。フットスイッチは電池で作動し、電子信号エミッターおよびレシーバーのために信号を処理する制御論理回路を動作させる。ブロック(b)は、主制御装置の構造設計を示す図である。制御コンソールおよびハンドピースは電池で作動するため、電池充電部がある。信号は、制御論理回路を介して処理される。情報は、グラフィック・ユーザー・インターフェースを介してタッチスクリーンにより入力される。制御プログラムは、USBポートを介して更新することができる。ブロック(c)は、電池で作動するレーザーハンドピースの構造設計を示す図である。主制御ユニットからの、および制御ユニットへの信号を送受信する電子信号エミッターおよびレシーバーがハンドピース内にある。レーザー発射を制御するために、情報は制御論理回路により処理される。レーザー発射は、フットスイッチからのワイヤレス信号により制御される。
【0016】
両実施形態とも、レーザーモジュールを用いて、1本のファイバーにより発射するための複数波長のレーザー光線を発生する。前記レーザーモジュールは、第1実施形態(図3)ではコンソール内に位置し、第2実施形態(図4)ではハンドピース内に位置することに留意されたい。図5は、両実施形態で用いるレーザーモジュールを示す図である。図5に示したレーザーモジュールは、単一の波長を発射することができるレーザーモジュールか、複数の波長を発射することができるレーザーモジュールのいずれでも良く、これはモジュール内で用いるレーザーチップの種類次第である。レーザーモジュールは、金属製ハウジング501内に収納されている。ハウジング501内では、ヒートシンク502がレーザーチップ503および検出チップ504を担持している。検出チップ504は、レーザーパワーの発射を制御できるよう、レーザー信号を検出する。レーザーチップ503および検出チップ504は、伝導ワイヤー(各々505、506、507)によりハウジング501上の電極(各々505a、506a、507)に接着されている。レーザーチップ504の前には、発射されたレーザー光線を送光するために平行ビーム509にする光学レンズ508がある。
【0017】
別のヒートシンク510がレーザーチップ511および検出チップ512を担持している。レーザーチップおよび検出チップは、各々伝導ワイヤー513、514、515により、電極513a、514a、515に接着されている。発射されたレーザー光線を平行ビーム517にするための光学レンズ516がある。ビーム509および517の両方とも、フィルター/反射器518に当たるが、前記フィルター/反射器は、ビーム509に対しては100%透過性があり、ビーム517に対しては100%反射性があり、ビーム517を反射してビーム517aを生成する。このフィルター/反射器518に反射性および透過性があるのは、フィルター/反射器518の一方の側がレーザー光の全ての、または少なくともほとんどの波長に対して透過性がある一方で、反対側はレーザー光の全ての、または少なくともほとんどの波長に対して反射性があるからである。
【0018】
さらに別のヒートシンク519がレーザーチップ520および検出チップ521を担持している。レーザーチップおよび検出チップは、各々伝導ワイヤー522、523、524により、電極522a、523a、524aに接着されている。発射されたレーザー光線を平行ビーム526にするための光学レンズ525がある。ビーム526、509および517aはフィルター/反射器527に当たるが、前記フィルター/反射器は、509および517aに対しては100%透過性があり、ビーム526に対しては100%反射性があり、ビーム526を反射してビーム526aを生成する。3本のビーム509、517a、526aは全て、ホルダー529に収納された光学レンズ528に到達する。光学レンズ528は、3本のビーム全てを1本のファイバー530に収束させる。従って、発生した3本のレーザー光線が1本のビームに併合されているので、ファイバーは、3つの異なる波長を有する1本のレーザー光線を発射することができる。さらなるレーザー源を用いて、さらなる数の波長を最終的に発射されるビームに加えることも考えられる。
【0019】
外科手術を行う表面にレーザー光線を送光することが、レーザーシステムの主要ポイントである。いくつかのレーザー光線伝送機構を以下に開示する。
図6(a)は、レーザー光線伝送機構の1つを示す図である。レーザーモジュール6001が図5で説明したものであるとして、次に、図6(a)に示したように、レーザーモジュール6001をセンターピースとして、本発明によるシステムを組立てる。ファイバー6002はモジュール6001を出て、他の部品に接続される。フェルール(口金)6003がファイバー6002に設けられ、ファイバー6002を次のステージに接続している。フェルール6003につながったナット6004は、フェルール6003と他の接続部との接続を容易化している。ファイバー6002は、フェルール6003の端部で、標準的なファイバー終端処理法で終端処理してある。次に、近位端に開口2008を有し、遠位端に別の開口2009を有するハウジング2007がある。ハウジング2007内の光学レンズ2012の両端に、精密スペーサー2010および2011がある。ハウジング6007の詳細を図6(b)で説明する。さらに送光するため、カップラー6013が設けられている。前記カップラー6013は、近位端の開口6014と、遠位端の開口6015とを有し、ストップポイント6016はハウジング2007を中に保持する。次に、フェルール6017は、別のファイバー6018を中に保持する。接続のために、ナット6019は6017につながっている。ファイバー6018は、端部6017で、標準的な終端処理6020がされている。ファイバー6018のもう1つの端部にフェルール6021があり、ファイバーを次のステージに接続している。ナット6022が、フェルール6021およびフェルール6020の端部のファイバー終端処理面6023に取付けられている。近位端に開口6025を有し、遠位端に開口6026を有する別のハウジング6024は、光学レンズ6028の両端で各々、精密スペーサー6027、6028を収納している。カップラー6030は、近位端の開口6031と、遠位端の開口6032と、6024を収納するためのストップポイント6033を有する。ファイバー終端処理6036がなされたファイバー6035を中に保持する、別のフェルール6034を、カップラー6030にはめることができる。
【0020】
図6(b)は、ハウジング6007および6024の詳細を示す図である。円筒形のハウジング6101は、弾性のある金属またはプラスチックで作ることができ、近位端の開口6102と、遠位端の開口6103と、近位端から遠位端までの開放スロット6104とを有する。重要な特徴は、開放スロット6104は、6101の内径よりも寸法が大きい全てのフェルールを両端から入らせ、自動的にフェルールを整合させることである。これは、フェルールの差異に対応する上で重要である。互いに対しても精密な関係にあるからである。
【0021】
図6(c)は、図6(a)で配置したファイバー伝導機構を組立てたものを示している。レーザーモジュール6201からのレーザー光線は、ファイバーケーブル6202を介して接続ポイント6203に送られるが、前記接続ポイントは、カップラーと、レンズ1枚およびスペーサーを有するハウジングと、別のファイバー6204のためのフェルールとを収納している。接続ポイント6203を用いて、レーザー光線は1本のファイバーからもう1本のファイバーにつながれる。カップラー、スペーサー、およびレンズの機構により、1本のファイバーからもう1本のファイバーへのカップリングの効率が最適となる。接続部6203は、図1および図2に示したレーザーシステムの内側からレーザーシステムの外側へレーザーを送光する送光地点となることができる。 次に、レーザー光線は、もう1つの接続ポイント6205に送られ、前記接続ポイントは、カップラーと、レンズ1枚およびスペーサーを有するハウジングと、別のファイバー6206のためのフェルールとを収納しており、前記ファイバーは、外科手術を行う表面にレーザー光線を送光することができる。接続ポイント6205は、図1および図2に示したレーザーシステムのハンドピースから交換可能先端チップへの送光地点となることができる。
図6(d)は、図6(a)で説明したレーザー送光のための光学系を示す図である。レーザー光線6301はファイバー6302に入力されてから、ファイバー6302から出、次にレンズ6303で別のファイバー6304に収束してから、ファイバー6304から出、次にレンズ6305で別のファイバー6306に収束してから、最後に6306の端部でビーム6307として適用面へ出る。
【0022】
図6(d)に示したレーザー光線伝送機構は、出力範囲1〜10ワットのレーザーシステムで用いることができる。
【0023】
図6(e)は、レーザー光線伝送機構の別のものを示す図である。レーザーモジュール6401が前述したものであるとして、次に、図6(e)に示したように、レーザーモジュール6401をセンターピースとして、本発明によるシステムを組立てる。ファイバー6402はモジュール6401を出て、他の部品に接続される。フェルール6403がファイバー6402に設けられ、ファイバー6402を次のステージに接続している。フェルール6403につながったナット6404は、フェルール6403と他の接続部との接続を容易化している。ファイバー6402は、フェルール6405の端部で終端処理されている。次に、近位端に開口2407を有し、遠位端に別の開口2408を有するハウジング2406がある。ハウジング2406内には、精密スペーサー2409、光学レンズ2410、および別の精密スペーサー2406がある。前記ハウジング6406は、図6(b)に記載したハウジング6007と同一である。さらに送光するため、カップラー6413が設けられている。カップラー6413は、近位端に開口6412を有し、遠位端に開口6414を有する。ハウジング6406を近位端6412でカップラー6413内に挿入する一方で、同一のハウジング6415を同様にカップラーの遠位端6414に挿入する。ハウジング6415内の構造は、ハウジング6415内に精密スペーサー2418、光学レンズ2419、および別の精密スペーサー2420を収納しているという点で、ハウジング6406内の構造を反映している。ハウジング6415も、近位の開口6416と、遠位の開口6417とを有する。遠位の開口6417は、ファイバー6421を中に保持するフェルール6422を受け、前記ファイバーは、フェルール6424の端部で終端処理されている。フェルール6422も、同様にナット6423につながり、接続を容易化している。これが接続ファイバー6421の第1の部分であり、もう1つの端部においても同一の構造を有する。特に、ファイバーを次のステージに接続するフェルール6425がある。ナット6426は、フェルール6425およびフェルール6425端部のファイバー終端処理面6427に取付けられている。近位端に開口6429を有し、遠位端に開口6430を有する別のハウジング6428は、精密スペーサー6431、レンズ6432、および精密スペーサー6433を収納している。カップラー6434は、近位端の開口6435と、遠位端の開口6436と、6428を収納するためのストップポイント6437とを有する。ファイバー終端処理6440がなされたファイバー6438を中に保持する、別のフェルール6439をカップラー6434にはめることができる。この構造は、図6(a)で説明した第1実施形態と比べて収束レンズを1枚余分に用いるので、さらなる実用性があった。
【0024】
図6(f)は、図6(e)で配置したファイバー伝導機構を組立てたものを示している。レーザーモジュール6501からのレーザー光線は、ファイバーケーブル6502を介して接続ポイント6503に送られるが、前記接続ポイントは、カップラーと、レンズ2枚を有するハウジングと、別のファイバー6504のためのフェルールとを収納している。接続ポイント6503はまた、図1および図2に示したレーザーシステムの内側からレーザーシステムの外側へレーザーを送光する送光地点となることができる。次に、レーザー光線は、もう1つの接続ポイント6505に送られ、前記接続ポイントは、カップラーと、レンズ1枚を有するハウジングと、別のファイバー6506のためのフェルールとを収納しており、前記ファイバーは、外科手術を行う表面にレーザー光線を送光することができる。接続ポイント6506は、図1および図2に示したレーザーシステムのハンドピースから交換可能先端チップへの送光地点となることができる。
【0025】
図6(g)は、図6(e)で説明したレーザー送光のための光学系を示す図である。レーザー光線6601はファイバー6602に入力されてから、ファイバー6602から出、次にレンズ6603および6604で別のファイバー6605に収束してから、ファイバー6605から出、次にレンズ6606で別のファイバー6607に収束してから、最後に6607の端部でビーム6608として適用面へ出る。
【0026】
図6(g)に示したレーザー光線伝送機構は、中程度の出力を行うレーザーシステム、例えば、最終出力範囲1〜15ワットのレーザーシステムで用いることができる。
【0027】
図6(h)は、レーザー光線伝送機構の別のものを示す図である。レーザーモジュール6701が前述したものであるとして、次に、図6(h)に示したように、レーザーモジュール6701をセンターピースとして、本発明によるシステムを組立てる。ファイバー6702はモジュール6701を出て、他の部品に接続される。フェルール6703がファイバー6702に設けられ、ファイバー6702を次のステージに接続している。フェルール6703につながったナット6704は、フェルール6703と他の接続部との接続を容易化している。ファイバー6702は、フェルール6705の端部で終端処理されている。次に、近位端に開口2707を有し、遠位端に別の開口2708を有するハウジング2706がある。ハウジング2706内には、精密スペーサー2709、光学レンズ2710、および別の精密スペーサー2711がある。前記ハウジング6706は、図6(b)に記載したハウジング6007と同一である。さらに送光するため、カップラー6713が設けられている。カップラー6713は、近位端に開口6712を有し、遠位端に開口6714を有する。ハウジング6706を近位端6712でカップラー6713内に挿入する一方で、ハウジング6715を同様にカップラーの遠位端6714に挿入する。ハウジング6715内の構造は、ハウジング6715内に精密スペーサー2718、光学レンズ2419、および別の精密スペーサー2720を収納しているという点で、ハウジング6706内の構造を反映している。ハウジング6715も、近位の開口6716と、遠位の開口6717とを有する。遠位の開口6717は、ファイバー6721を中に保持するフェルール6722を受け、前記ファイバーは、フェルール6424の端部で終端処理されている。フェルール6722も、同様にナット6723につながり、接続を容易化している。これが接続ファイバー6721の第1の部分であり、もう1つの端部においても同一の構造を有する。特に、ファイバーを次のステージに接続するフェルール6725がある。ナット6726が、フェルール6725およびフェルール6725の端部のファイバー終端処理面6727に取付けられている。近位端に開口6729を有し、遠位端に開口6733を有する別のハウジング6728は、精密スペーサー6430、レンズ6431、および精密スペーサー6432を収納している。さらに送光するため、カップラー6734が設けられている。カップラー6734は、近位端に開口6735を有し、遠位端に開口6736を有する。ハウジング6728を近位端6735でカップラー6734内に挿入する一方で、同一のハウジング6737を同様にカップラーの遠位端6736に挿入する。ハウジング6737内の構造は、ハウジング6737内に精密スペーサー2738、光学レンズ2740、および別の精密スペーサー2741を収納しているという点で、ハウジング6728内の構造を反映している。ハウジング6737も、近位の開口6738と、遠位の開口6742とを有する。遠位の開口6742は、ファイバー6744を中に保持するフェルール6743を受け、前記ファイバーは、フェルール6745の端部で終端処理されている。この構造は、図6(a)で説明した第1実施形態と比べて収束レンズを2枚余分に用いるので、さらなる実用性があった。
【0028】
図6(i)は、図6(h)で配置したファイバー伝導機構を組立てたものを示している。レーザーモジュール6801からのレーザー光線は、ファイバーケーブル6802を介して接続ポイント6803に送られるが、前記接続ポイントは、カップラーと、ハウジングであって、レンズ2枚と、レンズとファイバー終端処理部との間にスペーサーとを有する前記ハウジングと、別のファイバー6804のためのフェルールとを収納している。次に、レーザー光線は、もう1つの接続ポイント6505に送られ、前記接続ポイントは、カップラーと、レンズ2枚を有するハウジングと、別のファイバー6806のためのフェルールとを収納している。
図6(j)は、図6(h)で説明したレーザー送光のための光学系を示す図である。レーザー光線6901はファイバー6902に入力されてから、ファイバー6902から出、次にレンズ6903および6904で別のファイバー6905に収束してから、ファイバー6905から出、次にレンズ6906および6907で別のファイバー6608に収束してから、最後に6608の端部でビーム6609として適用面へ出る。図6(j)で設計した機構は、高出力のレーザー送光に有用であろう。
図6(a)〜6(j)のカップリング設計により、外科用のファイバー先端チップは、いつでも交換することができる。先端チップの設計を、ハウジングおよび光学レンズと共に図7aに示す。先端チップはケーシング701を有し、ケーシングからカニューレ状先端チップ702が延長している。カニューレ状先端チップ702内には、ファイバー708を導くチャネル703がある。円筒形ハウジング706は、光学レンズ705と、スペーサー704と、ファイバー708の一端を取り囲むファイバーコネクター707とを中に保持している。ファイバー708は、チャネル703の形状に従って曲げられるが、これは一直線であっても、任意の角度であっても良い。示したハンドピースに先端チップがはまるようにする空きスペース709がある。
【0029】
図7bに示した先端チップは、光学レンズがない先端チップである。先端チップはケーシング710を有し、ケーシングからカニューレ状先端チップ711が延長している。カニューレ状先端チップ711内には、ファイバー714を導くチャネル712がある。先端チップケーシング710内には、ファイバー714を取り囲むコネクター713がある。カニューレ状先端チップ711は任意の角度にすることができ、これは、ファイバーが先端チップの軸に関して任意の角度となるようにケーシングを設計することにより実施される。
【0030】
ハンドピースに先端チップがはまるようにするスペース715がある。いずれの先端チップの実施形態においても、先端チップ内のファイバーは多様であり、先端チップの端部のみで、または全方向で、を含め、当業者にとって公知のように、また、後に発見されるように、先端チップの物理的構造により、様々なパターンで発光することができる。先端チップの構造は、ファイバー708、714が先端チップ内に固定されるように収納される構造とするが、これは、捨てる材料ができる限り少なくなるような形で使い捨て式にする意図による。先端チップ内に固定して使い捨てにすることにより、従来のファイバーのような応力がかからず、ファイバーを他のカニューレシステムに何度も挿脱することによる応力やひずみをほとんど心配することなく、組立て時に任意の角度に緩やかに曲げることができる。
【0031】
先端チップは、先端チップ内のファイバーコネクターにより画定される軸から任意の角度でオフセットすることができる。図8a〜8eは、オフセットが各々0°、30°、45°、60°、および90°の場合の図7の先端チップ設計を示している。これらの角度はもちろん例であり、任意の角度を用いることができる。各先端チップのケーシングがファイバーを支持しており、ファイバーは、カニューレまたはその他のガイドに挿脱する時に様々な角度に何度も曲げても応力を受けないからである。各先端チップは、カニューレ状先端チップ(802a、802bなど)が延長するケーシング(801a、801bなど)を有する。円筒形のコネクター(804a、804bなど)は、ファイバー(805a、805bなど)の一端を取り囲み、ハウジング(801a、801bなど)内のカニューレ状先端チップ(802a、802bなど)とは反対側に位置している。これは、ハンドピースに接続できるよう、周りにスペース(806a、806bなど)がある。円筒形のコネクター(804a、804bなど)はまた、軸を画定している。各カニューレ状先端チップ(802a、802bなど)は、チャネル(803a、803bなど)を中に有し、軸に関してある角度に曲げられる(中にあるチャネル803a、803bなども曲げられる)。ファイバー(805a、805bなど)は、チャネル(803a、803bなど)を経由して円筒形のコネクター(804a、804bなど)から延長し、その遠位端は、カニューレ状先端チップ(802a、802bなど)から、先端チップの曲がり具合に従って延長しているので、接続されたハンドピースから受けたレーザーの向きを変えることができる。
【0032】
最良の実施形態に関して本発明を説明したが、多数の改変や変形が可能であり、そのような改変や変形を行って本発明の範囲内の結果を得ることもできる。本明細書で開示した具体的な実施形態に関する限定は意図しておらず、限定されると考えてはならない。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明は、本体と、導光用の光ファイバーおよびレンズ部品との両方について、従来の光ファイバー材料および簡単な成形プラスチック、またはその他の適切な材料による部品で構成することができる。ガラスおよびその他の導光材料を導光用部品に用いても良い。本発明は、レーザーを利用する全ての産業で利用することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
レーザー伝送システムであって、
a.レーザー伝送ファイバーであって、2つの自由端と、フェルールに収納される少なくとも1つの自由端とを有するものである前記ファイバーと、
b.前記レーザー伝送ファイバーを別の構成部品に接合する接続構造であって、さらに、
i.前記フェルールを受容することが可能なファイバー着座構造と、
ii.前記着座構造を受容することが可能なアウターケーシングと
を有するものである前記接続構造と
を有するレーザー伝送システム。
【請求項2】
請求項1記載のレーザー伝送システムにおいて、前記着座構造は、前記伝送ファイバーを介してレーザー光を伝送するための収束レンズをさらに有するものである。
【請求項3】
請求項1記載のレーザー伝送システムにおいて、前記着座構造は前記伝送ファイバーフェルールを受容することが可能な複数の同一の基礎構造であり、この基礎構造は前記アウターケーシング内で他の前記基礎構造に隣接して備わっているものである。
【請求項4】
請求項3記載のレーザー伝送システムにおいて、前記基礎構造の各々は、前記伝送ファイバーを介してレーザー光を伝送するための収束レンズをさらに有するものである。
【請求項5】
請求項1記載のレーザー伝送システムにおいて、このレーザー伝送システムは、さらに、
2つの端部が各々にフェルール内に収納され、前記第1のレーザー伝送ファイバーに取り付け可能であり、且つ追加の接続構造に取付け可能である、少なくとも1つの追加レーザー伝送ファイバーを有するものである。
【請求項6】
請求項5記載のレーザー伝送システムにおいて、前記着座構造は、前記伝送ファイバーを介してレーザー光を伝送するための収束レンズをさらに有するものである。
【請求項7】
請求項6記載のレーザー伝送システムにおいて、前記着座構造は、前記伝送ファイバーフェルールを受容することが可能な複数の同一の基礎構造であり、この基礎構造の各々は、前記アウターケーシング内で他の前記基礎構造に隣接して備わっているものである。
【請求項8】
請求項7記載のレーザー伝送システムにおいて、前記基礎構造の各々は、前記伝送ファイバーを介してレーザー光を伝送するための収束レンズをさらに有するものである。
【請求項9】
請求項1記載のレーザー伝送システムにおいて、前記着座構造は、先端チップ取付け構造を受容することがさらに可能なものである。
【請求項10】
請求項1記載のレーザー伝送システムにおいて、このレーザー伝送システムは、さらに、
a.ポータブルコンソールであって、さらに、レーザー発生モジュールと、制御電子部品と、少なくとも1つのスクリーンと、バッテリーパックと、前記レーザー伝送ファイバーとを有するものである前記ポータブルコンソールと、
b.取り付け構造を介して前記レーザー伝送ファイバーに取り付け可能なレーザー適用先端チップと、
c.前記レーザー発生モジュールと無線通信して、前記レーザー伝送システムの少なくとも1つの機能を制御する遠隔制御フットスイッチと
を有し、
前記ドッキングステーションは、非使用時の前記コンソールを収納する役割を果たすものである。
【請求項11】
請求項10記載のレーザー伝送システムにおいて、このレーザー伝送システムは、さらに、
前記コンソールのためのドッキングステーションを有するものである。
【請求項12】
請求項10記載のレーザー伝送システムにおいて、前記ドッキングステーションは、前記コンソールの前記バッテリーパックを充電する役割をさらに果たすものである。
【請求項13】
請求項12記載のレーザー伝送システムにおいて、前記レーザー発生モジュールは、複数の波長を有するレーザー光を1つの光線として同時に発射するものである。
【請求項14】
請求項13記載のレーザー伝送システムにおいて、このレーザー伝送システムは、さらに、
2つの端部が各々のフェルール内に収納され、前記適用先端チップと前記モジュールのレーザー伝送ファイバーの間で追加の接続構造に取け付け可能である、少なくとも1つの追加レーザー伝送ファイバーを有するものである。
【請求項15】
請求項13記載のレーザーモジュールにおいて、前記レーザー発生モジュールは、さらに、
a.複数のレーザー発生チップであって、各レーザー発生チップは、当該レーザー発生チップのうち他のものと異なる独自の波長を有するレーザー光線を発射することが可能であり、さらにヒートシンクに取り付けられているものである前記レーザー発生チップと、
b.複数のモニターチップであって、各モニターチップは前記レーザーチップの後方の前記ヒートシンク上に設置され、各レーザー発生チップからの前記レーザー出力を監視するものである前記モニターチップと、
c.各レーザー発生チップ毎の少なくとも1つのコリメーターレンズと、
d.少なくとも2つのレーザー経路のそれぞれにある少なくとも1つのフィルター/反射器構造であって、このフィルター/反射器構造の各々は、少なくとも1つのレーザー光線に対して透過性があり、且つ、少なくとも1つの光線に対して反射性があり、前記フィルター/反射器構造が反射性を有する全てのレーザー光線を前記フィルター/反射器構造が透過性を有するレーザー光線の経路に曲げるものである、前記フィルター/反射器構造と、
e.その中にさらなる送光のために全てのレーザー光線が伝送される出口ファイバーと、
f.前記コンソールから前記レーザーチップに給電し、これを制御する制御部品および回路と
を有するものである。
【請求項16】
請求項15記載のレーザーモジュールにおいて、前記レーザー発生チップはお互いに、および前記少なくとも1つのフィルター/反射器構造とに対して直交関係にあるものである。
【請求項17】
請求項1記載のレーザー伝送システムにおいて、このレーザー伝送システムは、さらに、
a.ワイヤレス・ハンドヘルド・レーザー発生モジュールであって、さらに、レーザーモジュールと、電子制御コントローラーと、レーザー発生コントローラーと、前記レーザー伝送ファイバーとを有するものである前記ワイヤレス・ハンドヘルド・レーザー発生モジュールと、
b.取り付け構造を介して前記レーザー発生モジュールに取り付け可能なレーザー適用先端チップと、
c.前記レーザー発生モジュールと無線通信し、前記レーザー発生モジュールの制御を提供する別個の制御コンソールと、
d.前記レーザー発生モジュールと無線通信し、前記レーザー伝送システムの少なくとも1つの機能を制御する遠隔制御フットスイッチと
を有するものである。
【請求項18】
請求項17記載のレーザー伝送システムにおいて、前記レーザー発生モジュールは、複数の波長を有するレーザー光を1つの光線として同時に発射するものである。
【請求項19】
請求項18記載のレーザーモジュールにおいて、前記レーザー発生モジュールは、さらに、
a.複数のレーザー発生チップであって、各レーザー発生チップは、前記複数のレーザー発生チップのうち他のものと異なる独自の波長を有するレーザー光線を発射することが可能であり、さらにヒートシンクに取り付けられているものである前記レーザー発生チップと、
b.複数のモニターチップであって、各モニターチップは前記レーザーチップの後方の前記ヒートシンク上に設置され、各レーザー発生チップからの前記レーザー出力を監視するものである前記モニターチップと、
c.各レーザー発生チップ毎の少なくとも1つのコリメーターレンズと、
d.少なくとも2つのレーザー経路のそれぞれにある少なくとも1つのフィルター/反射器構造であって、このフィルター/反射器構造の各々は、少なくとも1つのレーザー光線に対して透過性があり、且つ、少なくとも1つの光線に対して反射性があり、前記フィルター/反射器構造が反射性を有する全てのレーザー光線を前記フィルター/反射器構造が透過性を有するレーザー光線の経路に曲げるものである、前記フィルター/反射器構造と、
e.その中にさらなる送光のために全てのレーザー光線が伝送される出口ファイバーと、
f.前記コンソールから前記レーザーチップに給電し、これを制御する制御部品および回路と
を有するものである。
【請求項20】
請求項19記載のレーザーモジュールにおいて、前記レーザー発生チップはお互いに、および前記少なくとも1つのフィルター/反射器構造とに対して直交関係にあるものである。
【請求項21】
請求項20記載のレーザー伝送システムにおいて、前記制御コンソールは、前記ワイヤレス・レーザー発生モジュールのためのドッキングポートをさらに有するものである。
【請求項22】
請求項21記載のレーザー伝送システムにおいて、前記ドッキングポートは、前記レーザー発生モジュールのための充電ステーションとしての役割をさらに果たすものである。
【請求項23】
請求項19記載のレーザー伝送システムにおいて、前記制御コンソールは、前記ワイヤレス・レーザー発生モジュールのためのドッキングポートをさらに有するものである。
【請求項24】
請求項23記載のレーザー伝送システムにおいて、前記ドッキングポートは、前記レーザー発生モジュールのための充電ステーションとしての役割をさらに果たすものである。
【請求項1】
レーザー伝送システムであって、
a.レーザー伝送ファイバーであって、2つの自由端と、フェルールに収納される少なくとも1つの自由端とを有するものである前記ファイバーと、
b.前記レーザー伝送ファイバーを別の構成部品に接合する接続構造であって、さらに、
i.前記フェルールを受容することが可能なファイバー着座構造と、
ii.前記着座構造を受容することが可能なアウターケーシングと
を有するものである前記接続構造と
を有するレーザー伝送システム。
【請求項2】
請求項1記載のレーザー伝送システムにおいて、前記着座構造は、前記伝送ファイバーを介してレーザー光を伝送するための収束レンズをさらに有するものである。
【請求項3】
請求項1記載のレーザー伝送システムにおいて、前記着座構造は前記伝送ファイバーフェルールを受容することが可能な複数の同一の基礎構造であり、この基礎構造は前記アウターケーシング内で他の前記基礎構造に隣接して備わっているものである。
【請求項4】
請求項3記載のレーザー伝送システムにおいて、前記基礎構造の各々は、前記伝送ファイバーを介してレーザー光を伝送するための収束レンズをさらに有するものである。
【請求項5】
請求項1記載のレーザー伝送システムにおいて、このレーザー伝送システムは、さらに、
2つの端部が各々にフェルール内に収納され、前記第1のレーザー伝送ファイバーに取り付け可能であり、且つ追加の接続構造に取付け可能である、少なくとも1つの追加レーザー伝送ファイバーを有するものである。
【請求項6】
請求項5記載のレーザー伝送システムにおいて、前記着座構造は、前記伝送ファイバーを介してレーザー光を伝送するための収束レンズをさらに有するものである。
【請求項7】
請求項6記載のレーザー伝送システムにおいて、前記着座構造は、前記伝送ファイバーフェルールを受容することが可能な複数の同一の基礎構造であり、この基礎構造の各々は、前記アウターケーシング内で他の前記基礎構造に隣接して備わっているものである。
【請求項8】
請求項7記載のレーザー伝送システムにおいて、前記基礎構造の各々は、前記伝送ファイバーを介してレーザー光を伝送するための収束レンズをさらに有するものである。
【請求項9】
請求項1記載のレーザー伝送システムにおいて、前記着座構造は、先端チップ取付け構造を受容することがさらに可能なものである。
【請求項10】
請求項1記載のレーザー伝送システムにおいて、このレーザー伝送システムは、さらに、
a.ポータブルコンソールであって、さらに、レーザー発生モジュールと、制御電子部品と、少なくとも1つのスクリーンと、バッテリーパックと、前記レーザー伝送ファイバーとを有するものである前記ポータブルコンソールと、
b.取り付け構造を介して前記レーザー伝送ファイバーに取り付け可能なレーザー適用先端チップと、
c.前記レーザー発生モジュールと無線通信して、前記レーザー伝送システムの少なくとも1つの機能を制御する遠隔制御フットスイッチと
を有し、
前記ドッキングステーションは、非使用時の前記コンソールを収納する役割を果たすものである。
【請求項11】
請求項10記載のレーザー伝送システムにおいて、このレーザー伝送システムは、さらに、
前記コンソールのためのドッキングステーションを有するものである。
【請求項12】
請求項10記載のレーザー伝送システムにおいて、前記ドッキングステーションは、前記コンソールの前記バッテリーパックを充電する役割をさらに果たすものである。
【請求項13】
請求項12記載のレーザー伝送システムにおいて、前記レーザー発生モジュールは、複数の波長を有するレーザー光を1つの光線として同時に発射するものである。
【請求項14】
請求項13記載のレーザー伝送システムにおいて、このレーザー伝送システムは、さらに、
2つの端部が各々のフェルール内に収納され、前記適用先端チップと前記モジュールのレーザー伝送ファイバーの間で追加の接続構造に取け付け可能である、少なくとも1つの追加レーザー伝送ファイバーを有するものである。
【請求項15】
請求項13記載のレーザーモジュールにおいて、前記レーザー発生モジュールは、さらに、
a.複数のレーザー発生チップであって、各レーザー発生チップは、当該レーザー発生チップのうち他のものと異なる独自の波長を有するレーザー光線を発射することが可能であり、さらにヒートシンクに取り付けられているものである前記レーザー発生チップと、
b.複数のモニターチップであって、各モニターチップは前記レーザーチップの後方の前記ヒートシンク上に設置され、各レーザー発生チップからの前記レーザー出力を監視するものである前記モニターチップと、
c.各レーザー発生チップ毎の少なくとも1つのコリメーターレンズと、
d.少なくとも2つのレーザー経路のそれぞれにある少なくとも1つのフィルター/反射器構造であって、このフィルター/反射器構造の各々は、少なくとも1つのレーザー光線に対して透過性があり、且つ、少なくとも1つの光線に対して反射性があり、前記フィルター/反射器構造が反射性を有する全てのレーザー光線を前記フィルター/反射器構造が透過性を有するレーザー光線の経路に曲げるものである、前記フィルター/反射器構造と、
e.その中にさらなる送光のために全てのレーザー光線が伝送される出口ファイバーと、
f.前記コンソールから前記レーザーチップに給電し、これを制御する制御部品および回路と
を有するものである。
【請求項16】
請求項15記載のレーザーモジュールにおいて、前記レーザー発生チップはお互いに、および前記少なくとも1つのフィルター/反射器構造とに対して直交関係にあるものである。
【請求項17】
請求項1記載のレーザー伝送システムにおいて、このレーザー伝送システムは、さらに、
a.ワイヤレス・ハンドヘルド・レーザー発生モジュールであって、さらに、レーザーモジュールと、電子制御コントローラーと、レーザー発生コントローラーと、前記レーザー伝送ファイバーとを有するものである前記ワイヤレス・ハンドヘルド・レーザー発生モジュールと、
b.取り付け構造を介して前記レーザー発生モジュールに取り付け可能なレーザー適用先端チップと、
c.前記レーザー発生モジュールと無線通信し、前記レーザー発生モジュールの制御を提供する別個の制御コンソールと、
d.前記レーザー発生モジュールと無線通信し、前記レーザー伝送システムの少なくとも1つの機能を制御する遠隔制御フットスイッチと
を有するものである。
【請求項18】
請求項17記載のレーザー伝送システムにおいて、前記レーザー発生モジュールは、複数の波長を有するレーザー光を1つの光線として同時に発射するものである。
【請求項19】
請求項18記載のレーザーモジュールにおいて、前記レーザー発生モジュールは、さらに、
a.複数のレーザー発生チップであって、各レーザー発生チップは、前記複数のレーザー発生チップのうち他のものと異なる独自の波長を有するレーザー光線を発射することが可能であり、さらにヒートシンクに取り付けられているものである前記レーザー発生チップと、
b.複数のモニターチップであって、各モニターチップは前記レーザーチップの後方の前記ヒートシンク上に設置され、各レーザー発生チップからの前記レーザー出力を監視するものである前記モニターチップと、
c.各レーザー発生チップ毎の少なくとも1つのコリメーターレンズと、
d.少なくとも2つのレーザー経路のそれぞれにある少なくとも1つのフィルター/反射器構造であって、このフィルター/反射器構造の各々は、少なくとも1つのレーザー光線に対して透過性があり、且つ、少なくとも1つの光線に対して反射性があり、前記フィルター/反射器構造が反射性を有する全てのレーザー光線を前記フィルター/反射器構造が透過性を有するレーザー光線の経路に曲げるものである、前記フィルター/反射器構造と、
e.その中にさらなる送光のために全てのレーザー光線が伝送される出口ファイバーと、
f.前記コンソールから前記レーザーチップに給電し、これを制御する制御部品および回路と
を有するものである。
【請求項20】
請求項19記載のレーザーモジュールにおいて、前記レーザー発生チップはお互いに、および前記少なくとも1つのフィルター/反射器構造とに対して直交関係にあるものである。
【請求項21】
請求項20記載のレーザー伝送システムにおいて、前記制御コンソールは、前記ワイヤレス・レーザー発生モジュールのためのドッキングポートをさらに有するものである。
【請求項22】
請求項21記載のレーザー伝送システムにおいて、前記ドッキングポートは、前記レーザー発生モジュールのための充電ステーションとしての役割をさらに果たすものである。
【請求項23】
請求項19記載のレーザー伝送システムにおいて、前記制御コンソールは、前記ワイヤレス・レーザー発生モジュールのためのドッキングポートをさらに有するものである。
【請求項24】
請求項23記載のレーザー伝送システムにおいて、前記ドッキングポートは、前記レーザー発生モジュールのための充電ステーションとしての役割をさらに果たすものである。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6(a)】
【図6(b)】
【図6(c)】
【図6(d)】
【図6(e)】
【図6(f)】
【図6(g)】
【図6(h)】
【図6(i)】
【図6(j)】
【図7(a)】
【図7(b)】
【図8(a)−(e)】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6(a)】
【図6(b)】
【図6(c)】
【図6(d)】
【図6(e)】
【図6(f)】
【図6(g)】
【図6(h)】
【図6(i)】
【図6(j)】
【図7(a)】
【図7(b)】
【図8(a)−(e)】
【公表番号】特表2010−518989(P2010−518989A)
【公表日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−551020(P2009−551020)
【出願日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【国際出願番号】PCT/US2008/054627
【国際公開番号】WO2008/103859
【国際公開日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【出願人】(508299485)カオ グループ、インク. (4)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【国際出願番号】PCT/US2008/054627
【国際公開番号】WO2008/103859
【国際公開日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【出願人】(508299485)カオ グループ、インク. (4)
【Fターム(参考)】
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