説明

モバイル通信デバイスとインターフェースするレーダ検出装置

通信要素を含むモバイル通信デバイスとインターフェースする電磁信号検出器であり、通信要素は、第1通信規格に従い電磁信号検出器とモバイル通信デバイスとの間でデータを送信する。モバイル通信デバイスのユーザ・インターフェースは、電磁信号検出器のユーザへデータを伝える。モバイル通信デバイスは、第2通信規格に従い通信ネットワークと通信するが、第1通信規格と第2通信規格とは異なっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願とのクロスレファレンス)
本願は、2009年12月22日に出願された米国仮特許出願第61/289,278号に基づく優先権を主張するものである。
【0002】
(発明の分野)
本発明は、一般的には、モータ車両(motor vehicle)の運転者および乗客に潜在的な危険および安全上のリスク、例えば法定速度モニタ活動、緊急車両の存在、交通ハザード警報デバイスおよびその他の警報またはハザードを通知するようになっているセンサ機器の分野に関する。本発明は更にセンサ機器によりインターフェースがモータ車両の運転者に特定の地理的位置における詳細な危険を警報できるようになっているレーダ検出器のインターフェースの分野に関する。
【背景技術】
【0003】
(背景)
従来のレーダ検出器は、レーダまたはレーザータイプの速度測定機器から送信される電磁信号(例えばマイクロウェーブ信号)またはレーザ信号、例えば警察のレーダ信号を検出するようになっている。したがって、レーダ検出器は、警察のレーダによってモニタされているドライバに事前警報をするように働く。しかしながら、レーダ検出器は、不完全な技術である。レーダ検出器は、一般にインターフェースを有するが、このインターフェースは、モータ車両の運転者に提供される情報量を制限し、および/またはユーザによるレーダ検出装置の使用のカスタマイズのしやすさを制限する。しかしながら、レーダ検出器のディスプレイインターフェースのサイズが大きくなることによって、コスト上、不可能となり得る。
【0004】
当業者であれば、最も一般的なレーダ/レーザ検出器によりこれら種類の交通制御装置に対して警報をするのに、ドライバが使用する多数のツールおよび/または多数のタイプのセンサ機器が、長年にわたり存在してきたことが理解できよう。本願で使用するレーダ検出器なる用語と電磁信号検出器なる用語は、Xバンド、KバンドまたはKaバンドにおける電磁信号を検出できる多数の公知の信号検出ユニットのうちのいずれかを意味するよう、相互に交換可能に使用する。更に、レーダ検出器なる用語と電磁信号検出器なる用語は、レーダ検出装置および/またはレーザ検出装置を意味するよう相互に交換可能に使用し、更に、任意の電磁波検出器または光波検出器も意味し得る。この技術分野における公知技術の例として、米国特許第5,784,021号および5,151,701号がある。
【0005】
(概要)
レーダ検出器とは、基本的にはデータを処理可能な情報に変換するデバイスのことである。外部モバイル通信デバイス、例えばセルラー電話またはスマートフォンは、一部のレーダ検出器の問題および/または制限を解決するためのレーダ検出器のインターフェースとして使用できる。ある地理的位置における、法定速度モニタ活動および潜在的な安全上のリスクに関する大量の情報を、容易に理解できるフォーマットでディスプレイできるディスプレイスクリーンを含むモバイル通信デバイスに、レーダ検出器のデータが伝送される。この詳細な情報は、法定速度モニタ活動に関連するリスクを最小にし、レーダ検出器のユーザが警察の速度取り締まり区域に入る確率を低減するのを助ける。現在のレーダ検出器のディスプレイと比較したとき、比較的大きいモバイル通信デバイスのディスプレイスクリーンは、ユーザがレーダ検出器の作動をユーザの特定のニーズに対してより容易にカスタマイズできるようにすると共に、すべての交通取り締まり機関が求める目標である、その土地の法律を遵守しながら、より広いゾーンで安全にドライブすることも可能にする。更に、多くのモバイル通信デバイスは、同じようなカラー、カラーグラディエント、フォントおよびレイアウトを使用しているので、かかるデバイスの多くのユーザは、これらフォーマットの情報のディスプレイに常に慣れており、かつこのようなディスプレイを快適なものと感じる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、レーダ検出器に関連する潜在的な問題を克服することにある。
【0007】
本発明の別の目的は、レーダ検出器により、レーダ検出器のユーザに提供される情報量を増加することにある。本発明の別の目的は、レーダ検出器から、レーダ検出器のユーザに、理解がより容易な態様でデータを提供することにある。
【0008】
本発明の別の目的は、例えばモバイル通信デバイスを通して、ユーザ・インターフェースを改善するよう、レーダ検出器からユーザへのデータのフォーマットを改善することにある。
【0009】
本発明の更に別の目的は、レーダ検出器からモバイル通信デバイスへ、詳細なデバイスを提供することにある。
【0010】
レーダ検出器のユーザによるレーダ検出器の使用のカスタマイズのしやすさを高めることにある。
【0011】
本発明の更に別の目的は、潜在的な危険性、例えば警察の速度取り締まり、緊急車両、スクールバス、交通のハザードおよびその他の位置、例えばスクールゾーン、デイケア施設、病院、赤外線カメラおよび速度取り締まりカメラの認識および事前の警報を通して、運転の安全性を高めることにある。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明のシステムの一実施形態を示すブロック図である。
【図2】本発明のデータを示すモバイル通信デバイスのインターフェースである。
【図3】本発明のプロセスの一実施形態を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
(詳細な説明)
本発明は、多くの異なる形態で実施できるが、本願では、本開示を本発明の原理の一例として理解すべきであり、発明の広義の様相を、図示した実施形態だけに限定するものでないとの理解の上で、本発明の詳細な実施形態を参照して説明する。本発明の要旨および中心となる特徴から逸脱することなく、他の形態でも本発明を実施できることが理解できよう。したがって、本実施形態は、すべての点において説明のためのものと見なすべきであり、限定的なものであると見なすべきではなく、本発明は本願に示した細部だけに限定されるものではない。
【0014】
図1を参照すると、このブロック図は、本発明の一実施例にかかわるシステム100を示す。図示されたシステム100は、第1レーダ検出器102と、第2レーダ検出器104とを含む。第1レーダ検出器102は、第1モータ車両(自動車)106によって使用され、第2レーダ検出器104は、第2モータ車両108によって使用されている。図1に示された電磁信号デバイスは、レーダ・ガンが装備された警察のオートバイのようなモバイル警察レーダ・ユニット110と、固定された警察レーダ・ユニット112とを含み、これらレーダ・ユニットは、モータ車両106〜108が走行中の道路に向くよう位置する。これらレーダ検出器102〜104は、レーダ・ユニット110〜112から発射される電磁信号を検出できる。
【0015】
システム100は、第1モバイル通信デバイス114、第2モバイル通信デバイス116、サーバ118、データベース120および分析アルゴリズム122も含むことができる。モバイル通信デバイス114〜116は、モバイルフォン、セルラー電話、スマートフォン、衛星電話、ナビゲーションシステム、パーソナルデジタルアシスタント、ポータブルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータおよび/またはユーザ・インターフェース並びに無線通信能力を備えたその他の任意のデバイスとすることができる。モバイル通信デバイス114〜116は、モバイル通信デバイス114〜116の対応するユーザ・インターフェースを通してレーダ検出器102〜104がモバイル通信デバイス114〜116のユーザと通信できるようにする。多くのレーダ検出器のユーザは、モバイル通信デバイス114〜116、例えばモバイルフォンを既に所有しており、常に使用しているので、レーダ検出器102〜104とインターフェースするためにかかるモバイル通信デバイス114〜116を購入する必要はない。当業者であれば理解できるように、システム100は、任意の数のレーダ検出器102〜104、車両106〜108、電磁送信デバイス110〜112、通信デバイス114〜116、サーバ118、データデバイス120および分析アルゴリズム122も含むことができるが、このシステムは図1に示されている説明のための例だけに限定すべきではない。
【0016】
第1レーダ検出器102は、第1通信規格、例えばブルートゥース通信規格ジグビー(ZigBee)通信規格、WiFi通信規格または他の任意の通信規格を通して第1モバイル通信デバイス114と通信する。当業者であれば、本発明の範囲内で第1通信規格は、有線通信および無線通信を含むことが理解できよう。本願の説明のための例に対しては、特定の通信規格を識別できるか、当業者であれば、本発明の範囲内でその他の通信規格も使用できることが理解できよう。同様に、第2レーダ検出器102は、ブルートゥース通信規格のような第1通信規格に従い第2モバイル通信デバイス116と通信する。レーダ検出器102〜104の各々にワイドエリア通信ネットワークを通して通信能力を与えること(このことは複雑であり、かつコスト的に不可能となることがある)と対照的に、ブルートゥース通信規格またはその他の近フィールド通信規格に従い通信する能力をレーダ検出器102〜104の各々に設けることは容易であり、かつ比較的安価にし得る。更に、多くのモバイル通信デバイス114〜116には、既にブルートゥースまたはその他の通信機能が設けられているか、またはブルートゥースまたはその他の通信機能を設けるように、これらモバイル通信デバイスを容易かつ比較的安価にアップグレードできる。
【0017】
レーダ検出器102〜104およびモバイル通信デバイス114〜116が所定のレンジ内、例えば第1通信規格の通信レンジ内にあるとき、これらレーダ検出器102〜104およびモバイル通信デバイス114〜116の各々において、本システムおよび/または方法を自動的に実施するように、レーダ検出器102〜104およびモバイル通信デバイス114〜116の通信機能を利用できる。例えばレーダ検出器102およびモバイル通信デバイス114は、ペアになった無線周波数識別(RFID)コンポーネントを含むことができる。レーダ検出器102とモバイル通信デバイス114の間のレンジがRFID信号レンジ内にあると、RFIDコンポーネントは、モバイル通信デバイス114内のアプリケーションにシステムおよび/または方法を自動的に実行させる。例えばレーダ検出器102とモバイル通信デバイス114とが互いにあるレンジ内に一旦入ると、デバイスはブルートゥース規格に従いペアとなる。当業者であれば、レーダ検出器102〜104および/またはモバイル通信デバイス114〜116におけるシステムおよび/または方法のすべてまたは一部を自動的に実行するのに、通信能力を使用できることが理解できよう。更に、当業者であれば、本発明の要旨の範囲内でレーダ検出器102〜104および/またはモバイル通信デバイス114〜116のその他の作動を可能にしたり、削除したり、および/または変更するのに、これら通信機能を利用できることが理解できよう。
【0018】
モバイル通信デバイス114〜116の各々は、そのデバイスのユーザ・インターフェースを有しており、ユーザはこのユーザ・インターフェースの使用に既に精通している。これと対照的に、代表的なレーダ検出器を最近購入したユーザは、新しく、かつ潜在的に慣れていないレーダ検出器のインターフェースに完全には精通できないことがある。任意のレーダ検出器のユーザ・インターフェースとは別個の異なるこのようなモバイル通信デバイスのインターフェースは、代表的なレーダ検出器のユーザ・インターフェースよりもかなり大きくなり得る。このモバイル通信デバイスのユーザ・インターフェースは、代表的なレーダ検出器がディスプレイできるよりもかなり多くの情報、例えば図2に示し、以下に説明するような種々の道路セグメントおよびそれに対応する予測される警報レベルを示すナビゲーションマップをディスプレイできる。このモバイル通信デバイスのユーザ・インターフェースは、検出された特定タイプの電磁信号の履歴、例えば走行したルートに沿って検出された特定タイプの電磁信号の履歴もディスプレイできる。
【0019】
モバイル通信デバイス114〜116のユーザ・インターフェースは、美的なレイアウトおよびデータの情報表示を利用上安全となるように改善できる。このユーザ・インターフェースは、種々のレベル、例えば検出された信号が法定速度モニタ信号である確率に基づく警報、またはカラー、例えば黄色、黄色−オレンジ、オレンジ、オレンジ−赤、および赤もしくは他の任意のカラースキームを含むレンジに基づく警報レベルもディスプレイできる。種々のレベルの警報を表示するのに、使用するカラーの数が限定されている代表的なレーダ検出器と対照的に、モバイル通信デバイスインターフェースは、カラースペクトル内の実質的に制限されない数のカラーをディスプレイできる。ユーザは警報の各タイプに対し、ユーザ・インターフェースによってディスプレイされ、および/または警報レベルに対応する任意のカラーを選択できる。更にユーザ・インターフェースは実質的に任意の量の追加情報、例えばユーザの、コンパスを基準した車両の進行方位および速度の計算もディスプレイできる。
【0020】
第1モバイル通信デバイス114のユーザ・インターフェースは、第1モバイル通信デバイス114のユーザが第1レーダ検出器102に物理的に取り付けられているか、またはその一部となっているユーザ・インターフェースを利用しないで、第1レーダ検出器102の作動をカスタマイズするためのユーザ入力をより容易に入力できるようにもする。例えばユーザは、第1モバイル通信デバイス114のユーザ・インターフェースを使って、インタラクティブなマップ上のレーダの事象を管理できる。例えばユーザが誤った警報であると分かっている警報を削除したり、ユーザが有効な警報であると知った警報を確認したりすることを、モバイルフォンのタッチスクリーンを通して行うことができる。更に本発明は、1つ以上の別の安全機能を含むことができる。例えば車両が移動中にシステムを管理する能力を防止したり制限したりする機能も含むことができる。
【0021】
ユーザは、モバイル通信デバイスがディスプレイしている多くのオプション、例えばユーザのレーダ検出器が検出したレーダ事象をサーバおよび/またはデータベースと共用するかどうかのオプションを容易に選択することもできる。これらサーバおよび/またはデータベースは、これらレーダ事象を他の、モバイル通信デバイスに送ることができる。レーダ事象を他のモバイル通信デバイスと共用することを選択することにより、モバイル通信デバイス114〜116の各々が第2通信規格に従いこれら検出されたレーダ事象を118に送ることが可能となる。サーバ118は、これらデータ事象を集め、通信ネットワーク内のモバイル通信デバイス114〜116に危険または予測される警報を提供する中心サーバとなり得る。レーダ事象の集まりは、対応するレーダ検出器102〜104がこれらレーダ事象を検出するかなり前でも、特定位置における、検出レーダ事象、または予測レーダ事象に関する情報をモバイル通信デバイス114〜116の各々に提供できる。当業者であれば、レーダ検出器102〜104および/またはモバイル通信デバイス114〜116は、レーダ検出器102〜104および/またはモバイル通信デバイス114〜116の現在位置を識別するために、位置決定ユニット、例えば全地球測位システム(GPS)受信機を有することができることが理解できよう。
【0022】
モバイル通信デバイスのユーザ・インターフェースがディスプレイするオプションは、特定の都市および高速道路環境に基づき、ユーザのレーダ検出器の感度を調節するためのオプションも含むことができる。例えばユーザは特定の道路セグメント上で日々運転する間に経験した誤った警報に対するユーザの経験に基づき、感度設定をより低くするよう、図2のマップに表示されている特定の道路セグメントを選択できる。ユーザは、レーダ検出器の可聴警報を外部スピーカー、ピエゾ電気デバイスおよび/または他の任意のオーディオ変換器にストリーミングすることを選択することもできる。より大きいユーザ・インターフェースがディスプレイするオプションは、警報レベルおよび警報レベルを表示する出力を変えるためのオプション、例えば重要でない警報に対しては緑色を選択したり、および/または重要でない警報に対する可聴警報をミューティング(消音)したりするオプションも含むことができる。更に、モバイル通信デバイスのユーザ・インターフェースをディスプレイするオプションは、各レベルの警報に関連する危険性の確率を高めたり、下げたりするオプション、例えば重要でないと思う警報に対しては危険確率レベルを高めたり、重要であると思う警報に対しては危険確率のレベルを下げるようなオプションも含むことができる。ここで、重要でない警報と重要な警報の差を可視ディスプレイが点灯している数またはカラー、および/または可聴警報の音の大きさ、パターンまたはトーンで表示できる。更に、モバイル通信デバイスのユーザ・インターフェースがディスプレイするオプションは、種々の作動モードから選択されるオプション、例えば近接モード、都市モードまたは田舎モードのうちから選択するオプションも含むことができ、このモバイル通信デバイスのユーザ・インターフェースを使って、かかるモード選択をイネーブルまたはディスエーブルすることをレーダ検出器102〜104に命令することもできる。更に、第1レーダ検出器102、第1モバイル通信デバイス114、サーバ118の任意の組み合わせ、または第1モバイル通信デバイス114のユーザにより、これらモードを選択してもよい。更に、これらモードの選択を第1レーダ検出器102、第1モバイル通信デバイス114および/またはサーバ118から第1レーダ検出器102、第1モバイル通信デバイス114および/またはサーバ118へ送ることもできる。第1レーダ検出器102、第1モバイル通信デバイス114および/またはサーバ118は、いつ特定モードに入ったらよいかを判断するために使用されるマップデータベースを含むことができる。例えば第1モバイル通信デバイス114は、この第1モバイル通信デバイス114のそのときの地理的な位置、および第1モバイル通信デバイス114のメモリに記憶されているマップデータベースに基づき、田舎モードから都市モードに切り換わる。別の例では、第1モバイル通信デバイス114のユーザは、第1モバイル通信デバイス114のメモリに記憶されているマップデータベースがその時の地理的位置に対してはまだ田舎モードが最適であることを表示していても、モバイル通信デバイスのユーザ・インターフェースを介して都市モードの選択を入力してもよい。当業者であれば、本発明の要旨の範囲内で作動モードおよび方法、および/または作動モードを選択するオプションを変えたり、そのままにしておいてよいことが理解できよう。更に当業者であれば、マップのデータベースは、道路、特定の地理的エリア(国、州および/または地方自治体の境界)、および/または包括的地理的エリア(例えばパターン化された地理的形状)、地理的ポイントおよび/または他の任意の地理的情報を示すデータも含み得ることが理解できよう。更に当業者であれば、マップデータベース内の地理的情報のサイズ、形状、範囲、計算値および/または任意の定義パラメータは、本発明の要旨の範囲内で変わってもよいし、変わらなくてもよいことも理解できよう。
【0023】
第1モバイル通信デバイス114は、現在のレーダ検出器で見られるスクリーンよりも比較的大きいディスプレイスクリーンも有することができるので、第1レーダ検出器102がディスプレイを有しておらず、最小の数の小さいインジケータおよび/またはボタンしか有していないか、またはかかるインジケータおよび/またはボタンが全くない場合でも、モバイル通信デバイスにより、ユーザが第1レーダ検出器102とインターフェースできるようになる。インターフェースがある場合、これら小さいインターフェースは、第1レーダ検出器102が作動するのに十分な電力を有するかどうか、更にブルートゥースまたは別の通信規格に従い第1レーダ検出器102と第1モバイル通信デバイス104とをペアにできるかどうかを表示できる。第1レーダ検出器102は、第1レーダ検出器102の可聴信号のボリュームを制御し、および/またはミューティングするための小さいボタンも有することができる。
【0024】
かかるモバイル通信デバイス114〜116のネットワーク通信能力を向上することは、レーダ検出器102〜104にかかるネットワーク通信能力を加えるのに必要な出費に対する、コスト的に有効な代替方法となる。モバイル通信デバイス114〜116は、第1通信規格と異なる第2通信規格に従いレーダ検出器102〜104がサーバ118との間でデータをやりとりできるようにすることが出来る。この第2通信規格は、ワイドエリアネットワーク能力、すなわちより長いレンジを有することができるか、または第1通信規格と異なる通信プロトコルを利用できる。モバイル通信デバイス114〜116を通した第2通信プロトコルの利点を活用することにより、レーダ検出器102〜104はこれら通信の利点を得ることができる。モバイル通信デバイス114〜116は、通信ネットワーク、例えばセルラー電話ネットワーク、衛星ネットワーク、WiFi、別の無線ネットワークおよび/またはインターネットを通した第2通信規格に従いレーダ検出器102〜104が通信できるようにする。当業者であれば分かるように、システム100は1つ以上の公衆ネットワーク、プライベートネットワークまたは公衆ネットワークとプライベートネットワークの組み合わせの上で作動できる。モバイル通信デバイス114〜116の既に存在する通信能力を向上することにより、レーダ検出器102〜104は、安価で迅速かつ容易にデータをサーバ118に伝送できるようになる。
【0025】
レーダ検出器102〜104、モバイル通信デバイス114〜116およびサーバ118の各々は、データを送受信するプロセスを開始する能力を有する。このデータは、モータ車両106〜108の位置、速度および/または加速度、法定取り締まり活動、検出可能な電磁信号、交通状態、他の任意のハザードまたは警報および/または作動モード、可能な検出バンドなどを含むレーダ検出器のステータスに関連し得る。サーバ118および/またはレーダ検出器102〜104のユーザの裁量で、かかるすべてのデータのいずれにも識別子、フラグを付けることができる。当業者であれば、法律遵守活動として、速度取り締まり、スピードカメラ、赤外線カメラおよび法定取締まり要員および/または交通規則を遵守させるデバイスが挙げることができると理解できよう。データは、車両106〜108のドライブパターンおよび/または特定の状況のもとで特定の警報に対する運転者の代表的な反応に関するパターンを含む個人の特定の運転パターンも含むことができる。例えばシステムは、運転中の車両が特定の電磁信号に応答して急に減速したことを検出できる。車両によるこのような行為は、信号が合法的なソースであることを示す法定取り締まり活動または実際のハザードを運転者が認識したことを示し得る。これによって、118は、データベース120を利用して、各ユーザにダウンロードされる予測された警報および/または危険レベルをカスタマイズし、警報レベルを調節し、運転者が望む事前の警報に相関化することを可能にする。
【0026】
例えば第1レーダ検出器102は、モバイル警察レーダ・ユニット110および固定された警察レーダ・ユニット112を検出し、ブルートゥースによりこれら検出を示すデータを第1モバイル通信デバイス114へ送り、第1モバイル通信デバイス114は、時間経過に対するこのデータおよび検出に関連する位置データを通信ネットワークを通して118へ伝える。別の例では、第2レーダ検出器104も固定された警察レーダ・ユニット112を検出し、時間および位置データを含むこの検出を示すデータをブルートゥースにより第2モバイル通信デバイス116へ伝え、第2モバイル通信デバイス116は、電話通信ネットワークを通してこのデータをサーバ118へ伝える。
【0027】
当業者であれば理解できるように、本発明の要旨の範囲内で、レーダ検出器102〜104および118は、モバイル通信デバイス114、116の種々の通信規格を向上し、リアルタイムでデータを伝えたり、またはスケジュールに基づくデータ、トリガ事象(例えばデータ量のスレッショルドまたはデータ記憶サイズのスレッショルドに達したこと)および/またはスケジュール事象とトリガ事象の組み合わせを伝えることができる。例えば第1レーダ検出器102は、モバイル警察レーダ・ユニット110および固定された警察レーダ・ユニット112を検出し、内部メモリ、例えばバッファ内にこれらの検出を示すデータを記憶する。一旦データのスレッショルド量に達するか、またはバッファ内でそのスレッショルド量を越えると、第1レーダ検出器102はブルートゥースによりこれら検出を示すデータを第1モバイル通信デバイス114へ伝え、第1モバイル通信デバイス114は、電話通信ネットワークを通してこのデータをサーバ118へ伝える。別の例では、他の道路を走行中には第2レーダ検出器104は検出を受信できず、その走行路に沿っては検出がないことを示すデータを記憶する。スケジュールが定められた時間において、第2レーダ検出器104は、検出がないことを示すデータをブルートゥースにより第2モバイル通信デバイス116へ伝えることができ、第2モバイル通信デバイス116は、電話通信ネットワークを通してこのデータをサーバ118へ伝える。更に別の例では、モバイル通信デバイス114〜116のいずれかが、記憶されたデータをバッファ化することができ、バッファ内でデータのスレッショルド量に達するかそれを越えるまで待機し、スレッショルド量に達するかそれを越えた後に電話通信ネットワークを通してこのデータをサーバ118へ送ることもできる。
【0028】
サーバ118が、かかるデータを受信すると、データベース120内の物理的メモリまたは電子的メモリ内にこのデータを記憶する。このメモリは、サーバ118の一部でもよいし、サーバ118とは別個のものでもよい。サーバ・アドミニストレータは、レーダ検出器102〜104の電磁スペクトルおよびレーザースペクトル内で測定できない他のデータを(法定取り締まり、安全または一般的な運転に関する)データベース120に追加することもできる。このタイプのデータの例として交通の流れの状態、危険な交差点および種々の道路セグメントに対する制限速度がある。この追加データは、サーバ118により、自動的に、または手動によるデータ入力により周期的に更新できる。データには、気象条件およびローカルエリア内の交通状態のように頻繁に変化するものもあれば、道路マップの「ラインセグメント」近似値およびスクールゾーンの物理的位置、および/または法定取り締まりモニタ設備のように頻繁には変化しないデータもある。これら設備として、赤外線カメラおよびスピードカメラがあるが、これらカメラだけに限定されるものではない。データとして、レーダ検出器102〜104からのデータ、これまで示したようなアドミニストレータによって追加される他のデータおよび他のデータサプライヤーからのデータを挙げることができる。
【0029】
サーバ118は、データを周期的に収集し、ソートし、編集し、分析する分析アルゴリズム122を実行する。この分析の結果は、データベース120内の新しいレコード内に記憶される。好ましい実施形態では、このデータはデータベース120と関連付けされるが、当業者であれば理解できるように、本発明の要旨の範囲内では、分析アルゴリズム122は、データベース120以外のソースからのデータを組み込んだり、他の方法で分析することもできる。この分析アルゴリズム122は、将来の危険、ハザード、警報の可能性、法定取り締まり速度モニタ活動または交通状態に関する統計的計算値または予測計算値も含むことができる。本発明に関連する、危険、予測される警報および予測可能な警報なる用語は、本発明のユーザが警察のレーダ・ユニット、レーダ検出器102〜104および/またはモバイル通信デバイス114〜116にディスプレイされる警報をトリガするような警察のレーダ・ユニット、道路のハザードまたは他の事象に遭遇する可能性を意味するよう、互いに交換可能に使用できる。
【0030】
レーダ・デバイス102〜104の記憶容量および処理容量に対するモバイル通信デバイス114〜116の記憶容量および処理容量は、レーダ検出器102〜104には容易に入手できないデータを含む、集められたかなりの量のデータを使用して、複雑な分析アルゴリズムを分析する能力を提供できる。更に、レーダ・デバイス102〜104およびモバイル通信デバイス114〜116の記憶容量および処理容量に対するデータベース120およびサーバ118の記憶容量および処理容量は、レーダ検出器102〜104およびモバイル通信デバイス114〜116のいずれにも容易に入手できないデータを含む、集められたかなりの量のデータを使用して、複雑な分析アルゴリズムを分析する能力を提供できる。しかしながら、処理パワーが増加するにつれ、本発明の要旨の範囲内でレーダ検出器102〜104および/またはモバイル通信デバイス114〜116のいずれかにおいてアルゴリズム122を実行することも可能であることは、当業者であれば理解できよう。
【0031】
分析アルゴリズム122の出力は、モータ車両106〜108のうちのいずれかの前方にある地理的位置における法定取り締まり活動および/またはその他の安全上の危険が存在する統計的な可能性を近似化し、評価しようとする計算された予測警報レベルの値、または一例の値を含むことができる。一部の実施形態では、この分析アルゴリズム122は、ユーザが入力した任意の検討事項および/または記憶されているユーザの運転パターンに部分的に基づき、予測された警報値を個々のレーダ検出器および/または運転者に合わせることができる。この予測は、単一のファクタに基づいてもよいし、または複数のファクタの組み合わせに基づいてもよい。当業者であれば、この予測は電波放射検出パターン、地理的位置、信号分析、ユーザ入力または他の任意のデータを含むが、これらだけに限定されない、分析アルゴリズム122に利用できる任意のデータに基づくこともできると理解できよう。更に当業者であれば、この信号分析として信号バンド分析、信号周波数分析、信号強度または信号強度測定値および/または他の任意の信号分析を挙げることができると理解できよう。例えば受信された信号バンドをFCC(米国連邦通信委員会)またはその他の規制もしくは許可団体が定めている公知の信号規則と比較することができる。例えば信号がXまたはKバンド内にある場合、この信号が、動き検出ドアーである場合があるが、この信号は、Kaバンド内にある場合には、動き検出ドアーである可能性は低い。別の例として、受信した信号バンドを、データベース120内に記憶されている、前に識別された信号バンドと比較することができる。例えば、データベース120が法定取り締まり活動を示す確率が高いXバンド信号および法定取り締まり活動を示す確率が低いKaバンドに関する、ある地理的位置に関連する情報を記憶していた場合があり得る。受信された信号がKaバンド内にある場合、その地理的位置における、前に識別されたKaバンド信号が、法定取り締まり活動を示す受信されたKaバンド信号の低い確率を計算する分析アルゴリズム122を考慮し得る。
【0032】
一実施形態では、レーダ検出器102〜104に関連する地理的位置内の道路セグメントに対する制限速度の分析に基づき、警報をすることができる。例えば、データベース120は、レーダ検出器102が走行中の道路セグメントにおける、標識に表示された制限速度を含むことができ、下げられた制限速度にレーダ検出器が近づきつつあることを認識でき、その場合、サーバ118は、モバイル通信デバイス114に近づきつつある制限速度を伝えることができ、次にモバイル通信デバイスは、制限速度が変わる領域に近づいていることの警報をモバイル通信デバイス114のユーザに提供できる。当業者であれば、道路セグメント(単数または複数)が、物理的道路、および/またはサーバ118、レーダ検出器102〜104、モバイル通信デバイス114〜116および/または別のコンピュータハードウェアデバイス内で作成および/または記憶された物理的道路のデータ表示を意味し得ると理解できよう。モバイル通信デバイス114は、制限速度の警報をいつするのかに関するユーザ入力を考慮することもできる。例えばモバイル通信デバイス114のユーザは、そのときの車両の速度が、近づきつつある制限速度を越えなければ警報をしないとの条件を入力してもよいし、このエリア内に法定取り締まり活動がある旨の予測もない場合には警報をしないとの条件を入力してもよい。当業者であれば、データベース120は、本発明の要旨の範囲内で、ユーザに利用できる警報出力により、ユーザに伝えることができる地理的位置または特定の道路セグメントに関連する任意の数および任意のタイプの種々の交通規則を含むことができると理解できよう。更に当業者であれば、本発明の範囲内で、警報に対するデフォルト、決定されたシステムおよびユーザ条件を変えてもよいことが理解できよう。
【0033】
第3レーダ検出器および第3モバイル通信デバイス(図1には表示されていない)は、これら第3レーダ検出器および第3モバイル通信デバイスがまさに最初の時間の間に、固定されている警察のレーダ・ユニット112に接近していても、第1レーダ検出器102および第2レーダ検出器104によってなされた検出に基づくシステム100からの利点をもたらすことができる。第3モバイル通信デバイスは、118からの予測される警報または危険レベルを受信することができ、その後、第3レーダ検出器は、その地理的位置からの任意のバンドの電磁波の発射を以前観察し、記録していなくても、固定された警察レーダ・ユニット112に対する警報を行うことができる。第3モバイル通信デバイスが受信し、第3レーダ検出器に伝えられる予測された警報または危険レベルは、ローカルエリアにおける潜在的な機関に対する予測される確率および/または警報レベルに関する、サーバ118からの周期的に受信されるデータに基づくことができる。従って、システム100は、特定の道路セグメントで以前に走行した多数のレーダ検出器102〜104からのデータに基づき、これまで、特定の道路セグメントを走行していなかったモバイル通信デバイスのユーザに利益を与えることができる。更に別の例では、第4モバイル通信デバイス(図示せず)の運転者は、この運転者が自らのレーダ検出器を操作していない場合でも、レーダ検出器102〜104が行った検出に基づき、システム100からの利益を得ることができる。特に第4モバイル通信デバイスは、第3モバイル通信デバイスに対して述べたのと同じ態様で、サーバ118からの周期的データを受信し、警報をディスプレイできる。このように、第4モバイル通信デバイスは、(電磁信号検出器、例えばレーダ検出器と通信していないので)電磁信号の新しい検出を受信していないという点でのみ、制限されているので、そのデータに基づき、警報を発生したり、またはディスプレイすることはできない。その代わりに、第4モバイル通信デバイスは、他のレーダ検出器が収集した履歴データのみに依存し、この履歴データおよびアルゴリズム122によってこのデータに対して実行された分析に基づく予測可能な警報しかディスプレイしない。
【0034】
レーダ検出器102〜104のうちの1つによって信号が検出されると、警報レベルは、検出された信号は、法定取り締まりモニタデバイスまたは他の安全上のリスクを示す予測確率に基づくことができる。信号が検出されないときは、警報レベルは、法定取り締まりモニタデバイスまたは他の安全上のリスクがレーダ検出器102〜104、モバイル通信デバイス114〜116、サーバ118によって決定され、および/またはユーザが定める近接度の範囲内にある予測された確率または危険性に基づくことができる。各警報レベルが危険確率のある範囲内に相関化されるように、この結果得られる警報レベルを、任意の数のレベルに定めることができる。一実施形態では、2つの警報レベルがある場合、0〜50%の危険確率の結果、警報なしレベルまたは無視レベルとなり、51〜100%の危険性の確率は、ある警報を示すことができる。別の実施形態では、危険確率の範囲0〜40%(無警報または無視レベル)、41〜65%(重要でない警報)、66〜85%(中間レベルの警報)、および86〜100%(高いレベルの警報)によって、4つの警報レベルを定めることもできる。更に別の実施形態では、−50〜−30の確率範囲が無警報または無視レベルを示し、−29〜−1の危険確率範囲が重要でない警報を示し、1〜30の危険確率範囲が中間レベルの警報を示し、31〜50の危険確率範囲が高レベルの警報を示し、0の危険確率が分析に利用できる記憶されたデータがないことを示すように、−50〜50までの危険確率スケールに沿った範囲に基づき、5つの警報レベルを定めることもできる。
【0035】
分析アルゴリズム122は、一日のうちの特定のサブセットに基づき、すなわち一日のうちの特定の時刻、曜日、または月の間で、多数の危険確率および/または関連する警報レベルを計算できる。この予測される警報および/または危険レベルは、特定の地理的位置の境界に関連するデータに基づくようにすることもできる。このプロセスは、経度および緯度によって境界が定められる格子状領域、四角形、ラジアル形状またはその他の形状の領域に固有の、または詳細なマップデータを利用できる「道路セグメント」固有の予測される警報および/または危機レベルを発生できる。更に分析アルゴリズム122は、データの強度および/または信頼性を示すように、種々のデータと重み付けされたファクタとを関連付けてもよい。例えば古いデータがより小さい重みファクタを有するように、データの古さに基づくデータに、より小さい重みファクタを関連付けてもよい。これとは異なりデータに対する実際のドライバの反応に基づく重みをデータに与えてもよい。例えば特定の電磁信号を検出した直後に、運転者が車両を低速にしたことをシステムが検出した場合、このことは、信号が実際のハザードまたは法定取り締まり活動に対応することを示し、特定の信号に関連するデータにより大きい重みを与えてもよいことを示唆し得る。当業者であれば、本発明の要旨の範囲内で、任意のデータに対する重みファクタを決定するために、多数の変数を検討でき、異なる計算値に対し、異なる重みファクタを適用でき、すべてのデータまたは特定のデータに対する時間に対する重みファクタを変えることができ、分析中にすべての重み全体の証拠が得られるように、多数の重みファクタと任意のデータとを関連付けできることを理解できよう。
【0036】
一例では、モータ車両108は、現在走行中の道路セグメントに対する地理的位置に関連する第2モバイル通信デバイス116に対し、固定された警察レーダ・ユニット112のための分析アルゴリズム122で予測される95%の危険確率を118が提供できる。モバイル通信デバイスのユーザは、予測される危険確率、例えば95%、50%および5%に対して、異なる応答をすることを望む場合がある。例えば第2レーダ検出器104のユーザは、50%の危険、すなわち予測される警報確率がある場合、重要でない警報レベルを提供するよう、第2モバイル通信デバイス116をプログラムしてもよいし、他方、第1レーダ検出器102のユーザは、50%の危険または予測される警報確率が存在する場合に、警報をしないか、または無視レベルを提供するように、第1モバイル通信デバイス114をプログラムしてもよい。
【0037】
更に、モバイル通信デバイス114〜116は、先の走行セグメントにおける高い危険度または予測される警報確率に基づいて警報を提供でき、ここで走行セグメントはユーザがそのときに走行中の道路セグメントでよく、車両の速度、システムが作動中のモードおよび/または他の任意の対応する変数に応じた実際の異なる距離を含むことができる。例えば、95%と決定された予測危険確率で第2モータ車両108が固定された警察レーダ・ユニット112に向かって走行中に、第2レーダ検出器104が固定された警察レーダ・ユニット112からのレーダ信号を受信する前に、第2モバイル通信デバイス116は、警報をすることができる。更に、固定された警察レーダ・ユニット112から信号が一旦受信されると、第2レーダ検出器104は、所定の警報を大きくすることができる。
【0038】
分析アルゴリズム122が予測し、サーバ118がモバイル通信デバイス114〜116に伝えることができる警報レベルおよび/または危険確率は、レーダ検出器102〜104の正常な作動を補足するものである。例えば、今までレーダ検出器102〜104によって電磁信号が検出されなかった地理的位置にて、モバイル警察レーダ・ユニット110が警察のオートバイに到達することがある。しかしながら、第1レーダ検出器102は、依然としてモバイル警察レーダ・ユニット110を検出する場合があり、第1モバイル通信デバイス114がモバイル警察レーダ・ユニット110の検出を示すデータをサーバ118に送る前でも、第1モータ車両106の運転者に警報をすることができる。例えば第1レーダ検出器102は、第1レーダ検出器102の内部メモリに検出された信号が記憶されていないと判断することがあり、新しい信号または認識されない信号に対し、第1レーダ検出器102の内部分析および設定に基づき、ユーザに警報を伝えることができる。一実施形態では、第1レーダ検出器102のデフォルト設定が新しい信号または認識されない信号を危険として処理し、信号が疑陽性である可能性が高いことを示さない限り、デフォルト警報を行う。
【0039】
更に、第1レーダ検出器102がユーザに最初の警報をする前に、この検出器が更に信号を分析してもよい。第1レーダ検出器102が、この信号に関連するか、またはその信号を記述する記録が自己のデータベース内にないと認識し、よって新しい電磁信号が警察のモニタユニットからのものであるかまたは他の安全上のリスクによるものである確率に基づいて警報を伝えてもよいし、または別のデータが受信されて分析されるまで、第1レーダ検出器102がデフォルト警報を提供してもよい。
【0040】
更に、第1レーダ検出器102がユーザに最初の警報を与えている間、この検出器は第1モバイル通信デバイス114にこの信号を提供することもできる。第1モバイル通信デバイス114は、自己のデータベース内にこの信号がないことを認識し、新しい電磁信号が警察のモニタユニットからのものであるか、または他の安全上のリスクからのものである確率に基づき警報を伝えてもよいし、または第1モバイル通信デバイス114は、追加データが受信され、分析されるまで、デフォルト警報を提供してもよい。第1モバイル通信デバイス110は、決定された第1レーダ検出器102とは異なる警報レベルを送ることもできる。その理由は、第1モバイル通信デバイス114は、第1レーダ検出器102よりも多い、集められたデータおよび/またはより完全な分析アルゴリズム122を利用することができ、これによって危険確率の決定に差が生じ得るからである。
【0041】
更に第1レーダ検出器102がユーザに最初の警報を提供している間、この検出器は、第1モバイル通信デバイス114にその信号を送ってもよく、第1モバイル通信デバイス114が、分析アルゴリズム122による更なる分析のために、この信号をサーバ118へ送ってもよい。分析アルゴリズム122が、データベース120内に信号に関する記録または信号を記述する記録はないことを認識する場合があり、新しい電磁信号が警察のモニタユニットからのものであるか、または他の安全上のリスクによるものであるかの分析アルゴリズム122が計算した確率に基づき、危険レベルおよび/または予測警報レベルをサーバ118が送ってもよいし、または別のデータが分析アルゴリズム122により受信され、分析されるまで、サーバ118がデフォルト警報を提供してもよい。サーバ118は、決定された第1レーダ検出器102および/または第1モバイル通信デバイス114のいずれかと異なる危険レベルおよび/または予測警報モデルを送ることもできる。その理由は、サーバ118は、第1レーダ検出器102および/または第1モバイル通信デバイス114よりも多い、集められたデータおよび/またはより完全な分析アルゴリズム122を利用することができ、これによって危険の確率の決定に差が生じ得るからである。
【0042】
当業者であれば理解できるように、本発明の要旨の範囲内で第1レーダ検出器102と第1モバイル通信デバイス114とサーバ118の任意の組み合わせが、分析アルゴリズム122を使って信号を分析し、自己の警報レベルを決定できる。例えば第1レーダ検出器102は、最初の分析を行い、検出データおよび最初の初期レベルを第1モバイル通信デバイス114へ送ることができ、第1モバイル通信デバイス114は、自らのユーザ・インターフェースを介してユーザに最初の警報を伝え、分析を実行することなく、検出データをサーバ118へ送る。次に、サーバ118は、更なる分析を行うために、分析アルゴリズム122を実行し、この分析に基づく更新された危険レベルおよび/または予測警報を第1モバイル通信デバイス114へ送り、第1モバイル通信デバイス114は、ユーザ・インターフェースを通してユーザへ更新された警報を送る。
【0043】
上記とは異なり、運転者はある車両を特にターゲットとしてモバイル警察レーダ・ユニット110をオンにするまで、このレーダ・ユニット110をオフにしておいてもよい。これによってモバイル警察レーダ・ユニット110の運転者が近くの車を目標とするまでの間に、第1レーダ検出器102が電磁信号を受信してしまうことを防止できる。しかしながら、第1レーダ検出器102が信号を受信し、第1モバイル通信デバイス114を通してサーバ118にその信号をアップロードすると、サーバ118は第2モバイル通信デバイス114のメモリ成分にサーバ118内の分析に基づく更新を提供し、よって第2レーダ検出器104がこの危険位置に接近する際に、第2モバイル通信デバイス114は第2レーダ検出器104がモバイル警察レーダ・ユニット110からの電磁信号を受信する前に、警報を行う。
【0044】
サーバ118は、特定の地理的位置に基づいて分析アルゴリズム122が計算した危険確率および/または予測値を、レーダ検出器102〜104の各々に関連する対応する地理的位置に基づきレーダ検出器102〜104の各々へ送る。当業者であれば理解できるように、第1レーダ検出器102に関連する地理的位置として、第1レーダ検出器102がそのときに位置する地理的エリア、第1レーダ検出器102が接近中、または接近する可能性が高い地理的エリア、第1レーダ検出器102のユーザが指定し、および/またはマッピングまたはナビゲーションコンポーネントもしくはデバイスが示唆する地理的エリアを挙げることができる。当業者であれば、本発明の要旨の範囲内で、関連する地理的エリアのサイズ、形状、範囲、計算値および/または任意の定義パラメータが変わってもよいことも理解できよう。レーダ検出器102〜104の各々は、分析アルゴリズム122が計算したこれら危険確率および/または予測警報レベルのサブセットをモバイル通信デバイス114〜116を介してサーバ118から定期的に受信またはダウンロードし、これらモバイル通信デバイス114〜116は、例えば現在走行している道路セグメントおよび将来走行する可能性が高い道路セグメントを含む、レーダ検出器102〜104の各々に関連する現在の地理的位置、および/または特定の時刻、曜日または月に対応する。レーダ検出器102〜104の各々は、そのときの気象および交通条件のもとでの、その日、その時刻、その地理的位置、そのときの進行方向、そのときの速度および加速度での、対応するモータ車両106〜108固有のリアルタイムの危険レベルおよび/または予測警報レベルを、レーダ検出器102〜104を使って提供するように、その位置決定ユニットおよび対応するタイムスタンプデータを使用する。
【0045】
一実施形態では、レーダ検出器102〜104および/またはモバイル通信デバイス114〜116とナビゲーションコンポーネントまたはデバイスとを作動的に連動させることができる。かかる実施形態では、レーダ検出器102〜104および/またはモバイル通信デバイス114〜116に関連する地理的位置は、ナビゲーションコンポーネントまたはデバイスが示唆するルートを含むことができる。分析アルゴリズム122は、そのときに第1レーダ検出器102が位置する道路および走行する可能性がある道路に関連するデータに基づき、危険レベルおよび/または予測される警報レベルを計算でき、走行速度、条件、方向、運転履歴および/または道路セグメントでの走行に関連する他の要因も検討できる。警報確率スレッショルドを越えている場合、第1レーダ検出器102および/または第1モバイル通信デバイス114は、別のルートを示唆することをナビゲーションコンポーネントまたはデバイスに促すことができる。これとは異なり、レーザ検出器のユーザは、別のルートを示唆することをナビゲーションアプリケーションにリクエストすることにより、ナビゲーションアプリケーションが示唆する主要ルートに関連する危険レベルおよび/または予測される警報レベルに対応できる。
【0046】
当業者であれば、位置決定ユニットは、相対的位置に基づくシステム、経度/緯度システム、別の座標システム、マップセグメントに基づくシステム、セルラーまたはWiFi三角システム、加速度システムおよびコンパスシステム、もしくはロケーションを識別するための他の任意のシステム、および/またはロケーションシステムの任意の組み合わせに基づいて作動できることが理解できよう。一実施形態では、レーダ検出器102〜104および/またはモバイル通信デバイス114〜116は、位置決定ユニットとして全地球測位システム(GBS)受信機も使用する。別の実施形態は、レーダ検出器102〜104および/またはモバイル通信デバイス114〜116は、位置決定ユニットとして、現在のマップセグメント位置を決定するデバイスを使用する。当業者であれば、その位置決定ユニットは、モバイル通信デバイス114〜116、レーダ検出器102〜104、および/またはモバイル通信デバイス114〜116および/またはレーダ検出器102〜104に作動的に連動する任意のコンポーネントまたはデバイスの一部でもよいことが理解できよう。
【0047】
例えばサーバ118は、モバイル警察レーダ・ユニット110のための分析アルゴリズム122が予測する危険レベルおよび/または予測警報レベルを第2車両108内のレーダ検出器および/またはモバイル通信デバイスへ提供できる。その理由は、第2車両108のための地理的位置は、第2モータ車両108がモバイル警察レーダ・ユニット110に接近中であるか、または接近し得ることを表示するからである。別の例では、サーバ118は、固定された警察レーダ・ユニット112のための危険レベルおよび/または予測警報レベルを第1モータ車両106に提供することはない。その理由は、第1モータ車両106のための地理的位置は、第1モータ車両106が、固定された警察レーダ・ユニット112を既に通過しており、現在はこのレーダ・ユニットから離れつつあることを示しているからである。別の例では、モバイル通信デバイス114〜116は、そのときの位置の各々に基づき、サーバ118からデータを検索できる。特定のモバイル通信デバイスがそのときに作動中の特定の地理的エリアまたは道路セグメントに対応するデータに限定されるか、または不適当なデータの不要な転送を防止するためにかかるデータは、ユーザが定めた他のデータのグループに限定される。
【0048】
サーバ118は、特定のモバイル通信デバイスに対する対応する地理的位置に基づき、任意のレーダ検出器と直接通信していない特定のモバイル通信デバイスに固有の地理的位置に基づき、危険レベルおよび/または予測される警報レベルを送ることもできる。一部の実施形態では、特定のモバイル通信デバイスは、危険レベルおよび/または予測される警報レベルのサービスに加入しなければならない。特定のモバイル通信デバイスは、任意のレーダ検出器と直接通信できないことがあるが、特定のモバイル通信デバイスのユーザは特定のモバイル通信デバイスの地理的位置に関係する法定速度取り締まりモニタ活動の確認信号を送ることによって、追加データサプライヤーとして働くことができる。当業者であれば理解できるように、特定のモバイル通信デバイスは、モバイル電話、セルラー電話、スマートフォン、衛星電話、ナビゲーションシステム、パーソナルデジタルアシスタント、ポータブルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、および/または無線接続できる他のデバイスを含む、サーバ118に作動的に連動し得る任意のデバイスでよい。
【0049】
レーダ検出器102〜104および/またはモバイル通信デバイス114〜116の各々は、レーダ検出器102〜104および/またはモバイル通信デバイス114〜116の地理的位置に対応する危険レベルおよび/または予測される警報レベルに基づき、対応するユーザへ危険レベルを伝えることができる。この結果、危険レベルおよび/または予測される警報レベルから生じる警報レベルをレーダ検出器および/またはモバイル通信デバイスを通したディスプレイ、機械的応答および/または可聴または音声警報により、ユーザ伝えることができる。例えば第2車両108が固定された警察レーダ・ユニット112に接近しているときに、第2モバイル通信デバイス116がナビゲーションマップで95%の警報レベルを表示すると共に、95%の警報レベルを識別する音声警報をしている間、第2レーダ検出器104は急速な赤色の点滅を行い、ビーという音を発生する。これによって、ポストに表示された制限速度に注意を向け、緊急車両との衝突または緊急車両への妨害を防止し、事故、気象およびその他の道路のハザードのような起こり得るハザードを防止するようにあらかじめ警報することにより、モータ車両の運転者が交通状態についてより知ることが可能となる。当業者であれば、レーダ検出器102〜104および/またはモバイル通信デバイス114〜116は、別のデバイスに警報レベルを伝えることができ、この別のデバイスは、このデバイスのユーザに警報を伝えることができることが理解できよう。この別のデバイスは、ナビゲーションデバイス、車両コンポーネント、モバイルディスプレイデバイス、モバイルオーディオデバイスおよび/またはレーダ検出器102〜104および/またはモバイル通信デバイス114〜116と通信できる任意のデバイスでよいが、サーバ118と通信することはできない。
【0050】
当業者であれば理解できるように、本発明の要旨の範囲内で、この情報を第2レーダ検出器104で、例えば一連の発光ダイオードでのカラー変化として警報してもよいし、および/または第2レーダ検出器104および第2モバイル通信デバイス116によって利用できる、第2モバイル通信デバイスのインターフェース、例えば液晶ディスプレイ、投影画像、および/または公知の、またはこれから発明される任意のディスプレイによって、伝えてもよい。当業者であれば理解できるように、本発明の要旨の範囲内で、機械的応答を、振動、車両の動作の変化(例えば安全上のリスクに近づくにつれ車両を自動的に減速すること)および/または公知の、またはこれから発明される他の任意の機械的応答とすることもできる。当業者であれば理解できるように、本発明の要旨の範囲内で、可聴警報をビーという音、ブザー音、音声応答および/または公知の、もしくはこれから発明される他の任意の可聴警報とすることもできる。
【0051】
レーダ検出器102〜104および/またはモバイル通信デバイス114〜116は、バッファまたは他の形態のメモリのようなデータ記憶コンポーネントおよびデータ処理コンポーネントを含む。一実施形態では、これらコンポーネントは選択されたデータを含むことができ、メモリ内のデータセットのためにレーダ検出器102〜104および/またはモバイル通信デバイス114〜116内の分析アルゴリズム122のうちのすべてまたは一部を処理できる。例えば第1レーダ検出器102は、周辺の地理的エリアに関連し、その地理的エリア内の危険レベルおよび/または予測される警報レベルを含むメモリ内のデータセットを含むことができる。第1レーダ検出器102が使用されている際に、この検出器は同じ地理的エリアに対応する追加データを収集し、記憶されたデータと共に収集されたデータを集め、集められたデータに基づき、更新された確率および危険レベルを計算するように分析アルゴリズム122を実行する。この実施形態によって、サーバ118に接続することなく、所定エリア内の連続更新が可能となるので、サーバ118への接続が利用できないときに第2通信ネットワークのバンド幅および/または分析を考慮することなく、連続分析が可能となる。
【0052】
別の例では、第1モバイル通信デバイス114は、周辺地理的エリア内の危険レベルおよび/または予測される警報レベルを含む、周辺地理的エリアに関連するより大きいデータセットをメモリ内に含むことができる。第1レーダ検出器102が使用されている際に、この検出器は、同じ地理的エリアに対応する追加データを集め、この追加データを第1通信規格に従い第1モバイル通信デバイス114へ伝える。第1モバイル通信デバイス114は、収集したデータを記憶されたデータと共に集め、その集められたデータに基づき、更新された危険確率および警報レベルを計算するように、分析アルゴリズム122を実行する。この実施形態によっても、サーバ118への接続を行うことなく、所定エリア内での連続更新が可能となり、よってサーバ118への接続が利用できないときには第2通信ネットワークのバンド幅および/または分析を考慮することなく、連続分析することが可能となる。これとは異なり、例えばデータ転送レートを改善できるようになる一日のうちの所定の時刻まで、システムのユーザはデータ更新を遅延することを選択できる。例えばユーザは、モバイル通信デバイスのデータプランの代わりにWiFi接続を使用できるようになるかかる時刻までデータ更新を遅延することを選択してもよい。更に、デバイスがオフにされているか、またはモバイル通信アプリケーションが終了されていても、すべてのデータが保持されるよう、検索されるデータは一般にモバイル通信デバイスの不揮発性メモリ内に記憶されると理解すべきである。
【0053】
サーバ118との通信は、収集したデータをサーバ118にアップロードするためのスケジュールおよびサーバ118から更新されたデータをダウンロードするためのスケジュールに基づくことができる。例えばサーバ118が午後4時半前後でその地理的エリア内の警報レベルの変化があると予測した場合、サーバ118は、午後4時15分に第1モバイル通信デバイス114への更新された警報レベルのダウンロードを開始してもよく、またはデバイスの電源がオフになっている場合、次の時間にデバイスをオンにする。更に所定の事象により、サーバ118との通信をトリガしてもよい。例えば第1レーダ検出器102がそのときに記憶されているデータセット内のデータの地理的境界に接近するにつれ、第1レーダ検出器102は、第1レーダ検出器102のそのときの地理的位置および走行方向に基づき、更新されたデータセットをダウンロードするように、第1モバイル通信デバイス114を介してサーバ118との通信を開始できる。当業者であれば理解できるように、本発明の要旨の範囲内でレーダ検出器102〜104および/またはモバイル通信デバイス114〜116のメモリに記憶されているデータセットの範囲およびレーダ検出器102〜104および/またはモバイル通信デバイス114〜116のデータプロセッサ内で実行される分析範囲が変わってもよい。
【0054】
当業者であれば理解できるように、本発明の要旨の範囲内で、本システムおよび方法は、専用のソフトウェアを実行する専用のハードウェアデバイスで実行でき、現行のハードウェア内、またはハードウェアコンポーネントとソフトウェアコンポーネントの任意の組み合わせ内にロードでき、ここで実行できるソフトウェアアプリケーションによって実行できる。例えば、一実施形態では、モバイル通信デバイス114にユーザがロードするためのソフトウェアアプリケーションが設けられる。このソフトウェアアプリケーションは、レーダ検出器102との間でデータをやりとりし、ユーザ・インターフェースを介し、予測された警報に関する情報およびその他の情報を伝え、ユーザ・インターフェースを通してユーザ入力を受信し、記憶され、受信された検出データを分析し、この検出データが受信された時間および位置を判断し、第2通信規格に従いサーバ118との間でデータをやりとりするように実行できる。別の実施形態では、ユーザの現行のレーダ検出器104およびモバイル通信デバイス116にはユーザがインストールし、システムおよび記述した作動方法を容易にするためのソフトウェアアプリケーションの一組が設けられる。
【0055】
図2は、モバイル通信デバイス102〜104のいずれかに関連するインターフェースにディスプレイできる、オーバーレイされた(重ねられた)警報レベルを有するマップ表示の一実施形態を示す。
【0056】
キー200は、オーバーレイスタイルを示し、ある意味、例えば警報レベルとオーバーレイのうちの各スタイルとを関連させている。当業者であれば理解できるように、本発明の要旨の範囲内において、任意の意味と所定のオーバーレイスタイルとを関連させることができる。図示されている実施形態では、4つのオーバーレイスタイルがある。すなわち高い警報レベルに関連するオーバーレイデザイン202と、中間警報レベルに関連するオーバーレイデザイン204と、低い警報レベルに関連するオーバーレイデザイン206と、データがないことに起因して、適用できない警報レベルに関連するオーバーレイデザイン208が存在する。当業者であれば理解できるように、本発明の要旨の範囲内では任意の数のオーバーレイを使用できる。更に、カラーオーバーレイ、ラインデザイン(絵の付いたデザイン)、アニメ、不透明度、その他のデザインおよび/またはカラーとデザインの任意の組み合わせを含む任意のオーバーレイデザインを使用できる。
【0057】
マップ210は、キー200に関連する、警報レベルがオーバーレイされた部分を有するストリートレイアウトを示す。例えばオーバーレイセグメント212は、このオーバーレイセグメント212によってカバーされた道路部分が中間警報レベルを有することを示すオーバーレイデザインを有し、オーバーレイセグメント214および220は、これらセグメント214および220によってカバーされた道路部分が低い警報レベルを有することを示すオーバーレイデザイン206を有し、オーバーレイセグメント216および218は、オーバーレイセグメント216および218によってカバーされた道路部分が高い警報レベルを有することを示すオーバーレイデザイン202を有する。更に、オーバーレイデザイン202〜206がオーバーレイされていないマップ210の部分には、オーバーレイデザイン208がカバーしていないエリア内にデータが存在しないことにより警報レベルを適用できないことを示すオーバーレイデザイン208がオーバーレイされている。これらオーバーレイセグメントを特定の道路セグメント、例えばオーバーレイセグメント212〜216によって示されたセグメントに関連づけてもよいし、エリアの評価、例えばこの実施形態に示されている四角形のオーバーレイセグメント218およびラジアルオーバーレイセグメント220に基づいてもよい。当業者であれば理解できるように、本発明の要旨の範囲内で、オーバーレイセグメントを個々の道路セグメント、マップのグリッド部分、地理的エリア、形状および/またはマップもしくはマップが示す地理的エリアに関連する任意のデザインに相関化し得る。
【0058】
当業者であれば理解できるように、モバイル通信デバイスがサーバ118から更新をダウンロードする際に、どのオーバーレイデザインをディスプレイするかを、種々のオーバーレイセグメント212〜220が変えることができる。例えば分析アルゴリズム122は、オーバーレイセグメント214の一部によってカバーされている道路セクションを第1レーダ検出器102によって集中されたデータに基づき、高警報レベルに関連付けるべきであることを予測できる。従って、一旦第1モバイル通信デバイス114が更新をダウンロードすると、オーバーレイセグメント214の対応する部分は、高警報レベルを示すオーバーレイデザイン202を示し、一方、オーバーレイセグメント214の他の部分は、低警報レベルを示すオーバーレイデザイン206を維持する。追加の例に対し、個々の道路セグメントは、予測され、再評価された警報レベルを示すよう、マップ210上のカラーを変えることができる。
【0059】
図3は、プロセス300の一実施形態を示すフローチャートである。このプロセス300は、レーダ検出器102〜104から分析されたデータに基づき、予測をするためにシステム100および/またはオンピュータプログラム製品によって実行される方法とすることができる。
【0060】
ボックス302では、第1通信規格に従いデータが送信される。例えば第1レーダ検出器102は、固定された警察レーダ・ユニット112の検出を示すデータをブルートゥース規格に従い第1モバイル通信デバイス114へ送る。
【0061】
ボックス304において、第1通信規格に従いデータが受信される。例えば第1モバイル通信デバイス114は、固定された警察レーダ・ユニット112の検出を示すデータを受信する。
【0062】
ボックス306において、モバイル通信デバイスのユーザ・インターフェースからのユーザ入力に少なくとも部分的に基づき、モバイル通信デバイスのユーザおよび/または別のデバイスのユーザにデータが送られる。例えば、モバイル通信デバイス114のユーザ・インターフェースは、固定された警察レーダ・ユニット112の検出を示すデータをモバイル通信デバイス114のユーザへ伝える。当業者であれば理解できるように、このデータは、通過したシステム100に関連する他のレーダ検出器から受信した情報、および/またはシステム100に関連するか、またはシステム100に進入した他の任意のデータソースから受信した情報も含むことができる。
【0063】
以上で、本発明についてこれまで説明し、更に特許請求の範囲に記載するが、本発明は多くの態様に変更できることが明らかとなろう。かかる変形例は、本発明の要旨から逸脱するものと見なすべきではなく、当業者に明らかなかかるすべての変形例は、これまで記載したシステム、方法またはコンピュータプログラム製品の範囲内に含まれるべきものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モバイル通信デバイスとインターフェースする電磁信号検出器であって、
前記電磁信号検出器から第1通信規格に従いモバイル通信デバイスにデータを送信する通信要素を備え、前記モバイル通信デバイスのユーザ・インターフェースは、前記データを前記モバイル通信デバイスのユーザへ伝え、前記モバイル通信デバイスは第2通信規格に従い通信ネットワークと通信でき、前記第1通信規格と前記第2通信規格とは異なっている、電磁信号検出器。
【請求項2】
前記ユーザへ伝えられる前記データは、少なくとも部分的にユーザ入力に基づくものである、請求項1に記載の電磁信号検出器。
【請求項3】
前記ユーザに伝えられる前記データは、少なくとも部分的に作動モードに基づき、前記作動モードは、ユーザ入力、前記モバイル通信デバイスに関連する地理的位置、前記モバイル通信デバイスに関連するモータ車両に関連する速度、加速度およびナビゲーションルートのうちの少なくとも1つによって決定される、請求項1に記載の電磁信号検出器。
【請求項4】
前記モータ通信デバイスは、更にサーバからの警報レベルの予測を受信し、前記予測は、前記モード通信デバイスに関連する地理的位置に基づくものであり、前記ユーザ・インターフェースおよび前記電磁信号検出器のうちの少なくとも1つは、前記予測を前記ユーザに伝える、請求項1に記載の電磁信号検出器。
【請求項5】
前記モバイル通信デバイスは、前記第2通信規格に従い前記サーバからの前記警報レベルの前記予測を更に受信する、請求項4に記載の電磁信号検出器。
【請求項6】
前記予測は、前記ユーザに確率として伝えられる、請求項4に記載の電磁信号検出器。
【請求項7】
前記電磁信号は、レーダ波および光波のうちの1つである、請求項1に記載の電磁信号検出器。
【請求項8】
前記モバイル通信デバイスは、モバイル電話、セルラー電話、スマートフォン、衛星電話、パーソナルデジタルアシスタント、ナビゲーションシステム、モバイルフォン通信コンポーネント、ポータブルコンピュータ、ラップトップコンピュータおよびタブレットコンピュータのうちの少なくとも1つである、請求項1に記載の電磁信号検出器。
【請求項9】
前記第1通信規格は、ブルートゥース通信規格、ジグビー(ZigBee)通信規格およびWiFi通信規格のうちの1つを含む、請求項1に記載の電磁信号検出器。
【請求項10】
前記通信ネットワークは、電話通信ネットワーク、衛星ネットワーク、WiFiネットワークおよびインターネット通信ネットワークのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の電磁信号検出器。
【請求項11】
前記モバイル通信デバイスは、第2通信規格に従い前記電磁信号検出器、前記モバイル通信デバイスに関連するメモリおよびサーバのうちの少なくとも1つからの追加データを処理する、請求項1に記載の電磁信号検出器。
【請求項12】
前記追加データは、前記モバイル通信デバイスを使用しているモータ車両に関連する地理的位置、速度、加速度およびナビゲーションルートのうちの少なくとも1つに関連する情報を含む、請求項11に記載の電磁信号検出器。
【請求項13】
前記追加データは、更に一日のうちの時刻、曜日、月のうちの少なくとも1つに基づくものである、請求項11に記載の電磁信号検出器。
【請求項14】
前記ユーザ・インターフェースおよび前記電磁信号検出器のうちの少なくとも1つは、前記追加データを前記ユーザに伝える、請求項12に記載の電磁信号検出器。
【請求項15】
前記追加データは、ナビゲーションアプリケーションにより走行のために示唆される道路セグメントに基づくものである、請求項12に記載の電磁信号検出器。
【請求項16】
電磁信号検出器とインターフェースするモバイル通信デバイスのためのであって、
第1通信規格に従い前記少なくとも1つのモバイル通信デバイスのうちの1つと通信する電磁信号検出器による検出器に基づき、少なくとも1つのモバイル通信デバイスからのデータを受信する受信要素と、
前記データを分析する分析アルゴリズムとを備え、前記データの分析は、前記少なくとも1つのモバイル通信デバイスのうちの前記1つに関連する地理的位置に基づき、警報レベルの予測を発生し、
更に少なくとも1つの前記モバイル通信デバイスに関連する地理的位置に基づき、前記通信規格に従い前記予測を前記少なくとも1つのモバイル通信デバイスに送信する送信要素とを備え、前記電磁信号検出器のうちの少なくとも1つ、および少なくとも1つの前記モバイル通信デバイスのユーザ・インターフェースは、少なくとも1つの前記モバイル通信デバイスのユーザに前記予測を伝え、前記第1通信規格と前記第2通信規格とは異なる、サーバ。
【請求項17】
前記データは、前記地理的位置に関連する法定取り締まり活動、交通条件、ハザード、警報、スクールゾーン、病院ゾーンおよび気象条件のうちの少なくとも1つを更に含む、請求項16に記載のサーバ。
【請求項18】
ユーザ入力に少なくとも部分的に基づき、前記ユーザに前記予測が伝えられる、請求項16に記載のサーバ。
【請求項19】
前記ユーザ入力は、前記ユーザ・インターフェースからのものである、請求項18に記載のサーバ。
【請求項20】
モバイル通信デバイスとインターフェースする電磁信号検出器のためのシステムであって、このシステムは、
a)第1通信規格に従い電磁信号の検出およびパラメータのうちの1つに基づき、データを送信し、
b)前記第1通信規格に従い前記データを受信し、
c)前記第1通信規格と異なる第2通信規格に従い前記データを送信する前記モバイル通信デバイスと、
d)前記第2通信規格に従い少なくとも1つのモバイル通信デバイスからのデータの集まりを受信し、前記少なくとも1つのモバイル通信デバイスは前記モバイル通信デバイスを含み、
e)前記データの集まりを分析し、前記データの集まりの分析は、前記少なくとも1つのモバイル通信デバイスに関連する地理的位置に基づく警報レベルの予測を発生し、
f)前記モバイル通信デバイスに関連する地理的位置に基づき、前記第2通信規格に従い前記モバイル通信デバイスへ前記予測を送信し、前記電磁信号検出器および前記モバイル通信デバイスのうちの少なくとも1つは、前記モバイル通信デバイスのユーザに前記予測を伝える、サーバとを含む、電磁信号検出器のためのシステム。
【請求項21】
前記パラメータは、データのスレッショルド量、スレッショルドデータ記憶サイズおよび時間スケジュールのうちの1つである、請求項20に記載のシステム。
【請求項22】
前記データの集まりは、前記少なくとも1つの電磁信号検出器による複数の検出に基づくものである、請求項20に記載のシステム。
【請求項23】
前記少なくとも1つの電磁信号検出器は、複数の電磁信号検出器を含む、請求項22に記載のシステム。
【請求項24】
前記警報レベルの前記予測は、前記少なくとも1つの電磁信号検出器のうちの2つ以上に関連する地理的位置に関係するデータに基づくものである、請求項20に記載のシステム。
【請求項25】
前記地理的位置に関連する前記データは、前記地理的位置にある前記少なくとも1つの電磁信号検出器のうちの2つ以上からのデータに基づくものである、請求項24に記載のシステム。
【請求項26】
前記モバイル通信デバイスからのユーザ入力に少なくとも部分的に基づき、前記ユーザに前記予測が伝えられる、請求項20に記載のシステム。
【請求項27】
少なくとも部分的に作動モードに基づき、前記ユーザに前記予測が伝えられ、前記作動モードは、ユーザ入力、前記モバイル通信デバイスに関連する前記地理的位置、前記モバイル通信デバイスに関連するモータ車両に関連する速度、加速度およびナビゲーションルートのうちの少なくとも1つによって決定される、請求項20に記載の電磁信号検出器。
【請求項28】
モバイル通信デバイスとインターフェースする電磁信号検出器のための方法であって、この方法は、
a)第1通信規格に従い前記電磁信号検出器によりデータを送信するステップと、
b)前記第1通信規格に従い前記データを受信するステップと、
c)前記モータ通信デバイスのユーザ・インターフェースからのユーザ入力に少なくとも部分的に基づき、前記モバイル通信デバイスのユーザおよびその他のデバイスのユーザのうちの少なくとも1人に出力を伝えるステップとを備え、前記出力は少なくとも前記データの一部に基づき、前記モバイル通信デバイスは、第2通信規格に従い通信ネットワークと通信し、前記第1通信規格は前記第2通信規格と異なる、電磁信号検出器のための方法。
【請求項29】
前記モバイル通信デバイスの前記ユーザおよび前記他のデバイスの前記ユーザのうちの前記少なくとも1人へ前記出力を伝える前記ステップは、前記電磁信号検出器、前記モバイル通信デバイスおよび前記他のデバイスのうちの少なくとも1つを通して行われる、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記他のデバイスは、ナビゲーションデバイス、車両速度レギュレートデバイス、車両無線およびその他のモバイル通信デバイスのうちの少なくとも1つである、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記第2通信規格に従い前記モバイル通信デバイスに関連する地理的位置に基づき、サーバから警報レベルの予測を受信するステップを更に備え、前記予測は、複数の電磁信号検出器による複数の検出に基づき、前記モバイル通信デバイスの前記ユーザに前記予測を伝える前記ユーザ・インターフェースおよび前記電磁信号検出器のうちの少なくとも1つを更に含む、請求項28に記載の方法。
【請求項32】
モバイル通信デバイスとインターフェースする電磁信号検出器のためのコンピュータプログラム製品であって、このコンピュータプログラム製品は、
プロセッサで実行されるときに前記コンピュータで実行可能なプログラムコードに次の方法を実行させるコンピュータで実行可能なプログラムコードを記憶するコンピュータで読み取り可能な記憶媒体を含み、前記方法は、
a)第1通信規格に従い前記電磁信号検出器によりデータを送信するステップと、
b)前記第1通信規格に従い前記データを受信するステップと、
c)前記モバイル通信デバイスのユーザ・インターフェースからのユーザ入力に少なくとも部分的に基づき、前記モバイル通信デバイスのユーザおよびその他のデバイスのユーザのうちの少なくとも1人に前記データを伝えるステップとを備え、前記モバイル通信デバイスは、第2通信規格に従い通信ネットワークと通信し、前記第1通信規格は、前記第2通信規格と異なる、コンピュータプログラム製品。
【請求項33】
前記モバイル通信デバイスの前記ユーザおよび前記他のデバイスの前記ユーザのうちの前記少なくとも1人へ前記データを伝える前記ステップは、前記電磁信号検出器、前記モバイル通信デバイスおよび前記他のデバイスのうちの少なくとも1つを通して行われる、請求項32に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項34】
前記第2通信規格に従い前記モバイル通信デバイスに関連する地理的位置に基づき、サーバから警報レベルの予測を受信するステップを更に備え、前記予測は、少なくとも一つの電磁信号検出器による複数の検出に基づき、前記モバイル通信デバイスの前記ユーザに前記予測を伝える前記ユーザ・インターフェースおよび前記電磁信号検出器のうちの少なくとも1つを更に含む、請求項32に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項35】
電磁信号検出器とインターフェースするモバイル通信デバイスであって、第1通信規格に従い電磁信号検出器からデータを受信する通信コンポーネントと、
前記モバイル通信データのユーザに前記データを伝えるユーザ・インターフェースとを備え、前記モバイル通信デバイスは、第2通信規格に従い通信ネットワークと通信し、前記第1通信規格と前記第2通信規格とは異なる、モバイル通信デバイス。
【請求項36】
前記データは、前記ユーザ・インターフェースからのユーザ入力に少なくとも基づき、前記ユーザへ伝えられる、請求項35に記載のモバイル通信デバイス。
【請求項37】
前記モバイル通信デバイスは、前記第2通信規格に従い前記モバイル通信デバイスに関連する地理的位置に基づき、サーバから警報レベルの予測を更に受信し、前記予測は、少なくとも1つの電磁信号検出器による検出の分析に基づくものであり、前記ユーザ・インターフェースおよび前記電磁信号検出器のうちの少なくとも1つは、前記ユーザに前記予測を伝える、請求項35に記載のモバイル通信デバイス。
【請求項38】
前記モバイル通信デバイスは、前記モバイル通信デバイスに関連する地理的位置に基づくものである警報レベルの予測を発生し、前記予測は、前記電磁信号検出器による検出の分析に基づき、前記ユーザ・インターフェースおよび前記電磁信号検出器のうちの少なくとも1つは、前記ユーザに前記予測を伝える、請求項35に記載のモバイル通信デバイス。
【請求項39】
前記データは、前記モバイル通信デバイスに関連するモータ車両に関連する地理的位置、速度、加速度およびナビゲーションルートのうちの少なくとも1つに関連する情報を含む、請求項35に記載のモバイル通信デバイス。
【請求項40】
モバイル通信デバイスとインターフェースする電磁信号検出器であって、
第1通信規格に従い前記電磁信号検出器からモバイル通信デバイスへデータを送信する通信要素を備え、前記モバイル通信デバイスは、第2通信規格に従い通信ネットワークと通信でき、前記第1通信規格と前記第2通信規格とは異なり、
前記モバイル通信デバイスは、モバイル電話、セルラー電話、スマートフォン、衛星電話、パーソナルデジタルアシスタント、ナビゲーションシステム、モバイルフォン通信コンポーネント、ポータブルコンピュータ、ラップトップコンピュータおよびタブレットコンピュータのうちの少なくとも1つであり、
前記第1通信規格は、ブルートゥース通信規格、ジグビー通信規格、無線周波数識別規格およびWiFi通信規格のうちの1つを含み、
前記通信ネットワークは、電話通信ネットワーク、衛星ネットワーク、WiFiネットワーク、4G/Wimaxネットワークおよびインターネット通信ネットワークのうちの少なくとも1つを含み、
前記モバイル通信デバイスは、第2通信規格に従い前記電磁信号検出器、前記モバイル通信デバイスに関連するメモリおよびのうちの少なくとも1つからの追加データを処理し、
前記モバイル通信デバイスのユーザ・インターフェースは、前記モバイル通信デバイスのユーザに出力を伝え、前記出力は、前記データおよび前記追加データのうちの少なくとも1つに基づくものである、モバイル通信デバイスとインターフェースする電磁信号検出器。
【請求項41】
通信ネットワークを通し、前記モバイル通信デバイスに関連する地理的位置に基づき、サーバからの警報レベルの予測を受信する受信要素を備え、前記予測は、法定取り締まり活動、交通条件、ハザード、警告、スクールゾーン、病院ゾーン、気象条件、地理的位置、速度、加速度およびナビゲーションルートのうちの少なくとも1つに関連するデータの分析に基づくものであり、前記通信ネットワークは、電話通信ネットワーク、衛星ネットワーク、WiFiネットワーク、4G/Wimaxネットワークおよびインターネットのうちの少なくとも1つを含み、
前記モバイル通信ネットワークのユーザへ前記データを伝えるユーザ・インターフェースを更に備える電磁信号検出器。
【請求項42】
前記データは、前記ユーザ・インターフェースからのユーザ入力に少なくとも部分的に基づき、前記ユーザへ伝えられる、請求項41に記載のモバイル通信デバイス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2013−515325(P2013−515325A)
【公表日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−546074(P2012−546074)
【出願日】平成22年12月17日(2010.12.17)
【国際出願番号】PCT/US2010/060952
【国際公開番号】WO2011/087714
【国際公開日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
【出願人】(511229879)コブラ エレクトロニクス コーポレーション (1)
【Fターム(参考)】