説明

ユニット間接続装置及びこれを備えた投票用紙分類装置

【課題】ユニット間の電源又は信号回路用のコネクタの結合忘れを防止できるユニット間接続装置及びこれを備えた投票用紙分類装置を提供する。
【解決手段】ユーザーが取手部33の内部に指を入れて矢印Aの方向にコネクタスライド部材10を増設ユニット22の背面22cに沿ってスライドさせると、スライド部材7も矢印Aの方向にスライドして、ユニット間接続コネクタ5が増設ユニット22の左側面22bから突出するようになり、ユニット間接続コネクタ5と、基本ユニット21に設けられたユニット間接続コネクタ6とが結合される。このとき、嵌合孔部40が固定ねじ15に嵌っているので、固定ねじ15を締めることにより、この位置にコネクタスライド部材10を固定し、基本ユニット21と増設ユニット22とが接続される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ユニット間接続装置及びこれを備えた投票用紙分類装置に係り、特に、2つのユニット間の電源又は信号回路を接続しながらユニット同士を接続するユニット間接続装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のユニット間接続装置として、例えば特許文献1に、ボタン電話装置においてユニットをユニット基板に接続するためのユニット間接続装置が記載されている。このような従来のユニット間接続装置のうち、2つのユニットを前後にスライドさせて接続金具を勘合させた後に固定金具で締結し、その後にユニット間の電源又は信号回路用のコネクタを結合させてユニット同士を接続させるようなものでは、ユニット間を切り離す際に、ユニット間の電源又は信号回路を接続するコネクタを切り離してから、固定金具を開放して2つのユニットを前後にスライドさせて分離する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−308099号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ユニット同士を接続させる際にコネクタの結合を忘れると動作不良が発生するといった問題点があった。
【0005】
この発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、ユニット間の電源又は信号回路用のコネクタの結合忘れを防止できるユニット間接続装置及びこれを備えた投票用紙分類装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係るユニット間接続装置は、2つのユニット同士を接続するユニット間接続装置であって、前記2つのユニット間の電源又は信号回路を接続するユニット間電信接続手段と、前記2つのユニット同士を固定するユニット間固定手段とを備え、前記ユニット間電信接続手段が前記2つのユニット間の電源又は信号回路を接続した後に、前記ユニット間固定手段が前記2つのユニット同士を固定可能となり、前記ユニット間電信接続手段は、前記2つのユニットのそれぞれに設けられたユニット間接続コネクタからなり、一方のユニット間接続コネクタは、それが設けられたユニットに対してスライド可能であり、スライド可能な前記ユニット間接続コネクタと連動してスライドするコネクタスライド部材が設けられ、該コネクタスライド部材には、嵌合孔部が設けられ、前記ユニット間固定手段は、スライド可能な前記ユニット間接続コネクタが設けられたユニットに設けられ、前記コネクタスライド部材がスライドしてスライド可能な前記ユニット間接続コネクタがもう一方のユニット間接続コネクタと結合可能になったときに、前記嵌合孔部が前記ユニット間固定手段に嵌合して該ユニット間固定手段が前記コネクタスライド部材を固定してもよい。
【0007】
この発明に係る投票用紙分類装置は、前記ユニット間接続装置を備え、該投票用紙分類装置は、投票用紙の記載を読み取る読取手段及び前記投票用紙を収納する複数の分類ポケットを有する基本ユニットと、複数の分類ポケットを有すると共に前記基本ユニットに接続される増設ユニットとを備え、前記ユニットの一方が前記基本ユニットであり、前記ユニットの他方が前記増設ユニットである。
この発明に係る投票用紙分類装置は、前記ユニット間接続装置を備え、該投票用紙分類装置は、投票用紙の記載を読み取る読取手段及び前記投票用紙を収納する複数の分類ポケットを有する基本ユニットと、複数の分類ポケットを有すると共に前記基本ユニットに接続される少なくとも2つの増設ユニットとを備え、前記2つのユニットは、互いに接続される前記増設ユニットである。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、ユニット間電信接続手段が2つのユニット間の電源又は信号回路を接続した後でなければ、ユニット間固定手段は2つのユニット同士を固定することができないので、ユニット間の電源又は信号回路用のコネクタの結合忘れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】この発明の実施の形態1に係るユニット間接続装置の平面図である。
【図2】この実施の形態1に係るユニット間接続装置の側面図である。
【図3】この実施の形態1に係るユニット間接続装置において、ユニット間接続コネクタ同士が結合可能な状態を示す側面図である。
【図4】この実施の形態1に係るユニット間接続装置が2つのユニット間を接続した状態の平面図である。
【図5】この実施の形態1に係るユニット間接続装置を備えた投票用紙分類装置の正面図である。
【図6】この実施の形態1に係るユニット間接続装置を備えた投票用紙分類装置の基本ユニットの左右側面図である。
【図7】この実施の形態1に係るユニット間接続装置を備えた投票用紙分類装置の増設ユニットの左右側面図及び背面図である。
【図8】この実施の形態2に係るユニット間接続装置の正面図及び平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係るユニット間接続装置の平面図を図1に示し、側面図を図2に示す。この実施の形態1に係るユニット間接続装置は、2つのユニット1,2を接続するためのものである。ユニット1には雄型ユニット接続金具3が設けられ、ユニット2には雌型ユニット接続金具4が設けられている。雄型ユニット接続金具3の突起部3aを、雌型ユニット接続金具4の溝4aに挿入し、ユニット1及びユニット2を互いにスライドさせることにより、突起部3aが溝4a内を移動して、雄型ユニット接続金具3と雌型ユニット接続金具4とが係合するようになっている。
【0011】
ユニット1の内部には、電源又は信号回路をユニット2に接続するための雄型のユニット間接続コネクタ5が設けられている。ユニット間接続コネクタ5は、断面がL字形状の板状のスライド部材7に取り付けられている。スライド部材7には、一端がユニット1の内壁に固定された固定部9に接続された弾性手段であるスプリング8の他端が接続されている。スライド部材7は、ユニット1内でスライド可能であり、スライド部材7がスライドすることにより、ユニット間接続コネクタ5がユニット1の内部から外部へ突出したり、外部から内部へ引っ込んだりするようになっている。また、スプリング8の弾性力により、スライド部材7には、ユニット間接続コネクタ5がユニット1の外部から内部へ引っ込む方向に常に力がかかっている。
【0012】
スライド部材7には、2本の連結棒17,18が水平方向に間隔を空けてスライド部材7に対して垂直に設けられ、連結棒17,18はそれぞれ、ユニット1の側面に形成された水平方向に延びる図示しない溝を介して、ユニット1の外部に突出している。連結棒17,18は、ユニット1の外部において、コネクタスライド部材10に設けられた水平方向に延びる溝部11に挿入されており、これにより、コネクタスライド部材10は、スライド部材7に連結されている。コネクタスライド部材10は、ユニット間接続コネクタ5がユニット1の内部から外部へ突出する方向に延びる下端突出部10aを下端部に有する略L字状の板状形状を有し、下端突出部10aには、第1孔部12が設けられている。また、コネクタスライド部材10には、ユニット1の側面に対して垂直方向に延びるように形成された取手部13が設けられている。
【0013】
ユーザーが取手部13を摘んで矢印Aの方向にコネクタスライド部材10をユニット1の側面に沿ってスライドさせると、溝部11の一方の端部11aが連結棒17を矢印Aの方向に押すことにより、スライド部材7も矢印Aの方向にスライドして、ユニット間接続コネクタ5がユニット1の内部から外部へ突出するようになる。この状態でユーザーが取手部13から手を離すと、スプリング8の弾性力により、スライド部材7が矢印Bの方向にスライドし、ユニット間接続コネクタ5がユニット1の外部から内部へ引っ込む。スライド部材7が矢印Bの方向にスライドすると、連結棒17が溝部11の端部11aを矢印Bの方向に押すことにより、コネクタスライド部材10も矢印Bの方向にスライドする。すなわち、ユニット間接続コネクタ5とコネクタスライド部材10とは、互いに対して連動してスライドするようになっている。ユーザーがコネクタスライド部材10をスライドさせることによってユニット間接続コネクタ5がユニット1の内部から外部へ突出するような状態になったときに、コネクタスライド部材10の第1孔部12と重なる位置に、ユニット1の側面部には第2孔部14が設けられている。
【0014】
ユニット2には、雄型ユニット接続金具3と雌型ユニット接続金具4とが係合した状態で、ユニット間接続コネクタ5と接続する雌型のユニット間接続コネクタ6が設けられている。ユニット間接続コネクタ5がユニット1の内部から外部へ突出することにより、ユニット間接続コネクタ5とユニット間接続コネクタ6とが結合可能な状態となる。ここで、ユニット間接続コネクタ5及び6は、ユニット1,2間の電源又は信号回路を接続するユニット間電信接続手段を構成する。また、ユニット2には、第1孔部12と第2孔部14とが重なり合ったときに、これらに挿入して固定する固定ねじ15が設けられている。ここで、固定ねじ15は、ユニット1,2同士を固定するユニット間固定手段を構成する。
【0015】
次に、この実施の形態1に係るユニット間接続装置の動作について説明する。
まず、ユニット1,2間を接続する動作について説明する。図1及び2に示されるように、雄型ユニット接続金具3の突起部3aを、雌型ユニット接続金具4の溝4aに挿入し、ユニット1及びユニット2を互いにスライドさせる。すると、突起部3aが溝4a内を移動して、雄型ユニット接続金具3と雌型ユニット接続金具4とが係合する。次に、ユーザーは、取手部13を摘んで矢印Aの方向にコネクタスライド部材10をユニット1の側面に沿ってスライドさせる。すると、図3に示されるように、ユニット間接続コネクタ5は、ユニット1の内部から外部へ突出するので、ユニット間接続コネクタ5とユニット間接続コネクタ6とを結合させる。この状態では、第1孔部12と第2孔部14とは重なり合っているので、図4に示されるように、固定ねじ15を第1孔部12と第2孔部14とに挿入して固定することにより、ユニット1,2間が固定される。この動作では、ユニット間接続コネクタ5,6が結合されてからでないと、固定ねじ15を第1孔部12と第2孔部14とに挿入できないので、ユニット間接続コネクタ5,6の結合忘れを防止できる。
【0016】
次に、接続されているユニット1,2間を切り離す動作について説明する。固定ねじ15を第1孔部12と第2孔部14とから引き抜く。すると、スプリング8の弾性力により、スライド部材7が矢印Bの方向にスライドし、ユニット間接続コネクタ5がユニット1の外部から内部へ引っ張られるので、自動的にユニット間接続コネクタ5,6が切り離される。次に、ユニット1及びユニット2を互いにスライドさせることにより、突起部3aが溝4a内を移動して、溝4aから突起部3aが引き抜かれ、雄型ユニット接続金具3と雌型ユニット接続金具4とが離脱し、ユニット1,2間が切り離される。この動作では、固定ねじ15を第1孔部12と第2孔部14とから引き抜くと、スプリング8の弾性力により、スライド部材7が矢印Bの方向にスライドし、自動的にユニット間接続コネクタ5,6が切り離されるので、ユニット間接続コネクタ5,6が結合した状態でユニット1及びユニット2を互いにスライドさせることにより、ユニット間接続コネクタ5,6が破損するのを防止できる。
【0017】
次に、この実施の形態1に係るユニット間接続装置を備えた投票用紙分類装置について説明する。
図5に示されるように、投票用紙分類装置20は、基本ユニット21と、基本ユニット21に増設される3つの増設ユニット22,23,24とを備えている。基本ユニット21は、図示しない投票用紙に記載されている候補者名を読み取る読取手段であるスキャナ25及び候補者名ごとに投票用紙を分類して収納する5つの分類ポケット26等を備えている。増設ユニット22〜24はそれぞれ、8つの分類ポケット27を備えている。
【0018】
図6(a)に示されるように、基本ユニット21の右側面21aには、中央部分及び下部の左右の三か所にそれぞれ、雌型ユニット接続金具4が設けられ、1つのユニット間接続コネクタ6が設けられている。図6(b)に示されるように、基本ユニット21の背面21cには、右側面21aに対して突出するように、固定ねじ15が設けられている。
【0019】
図7(a)に示されるように、増設ユニット22の右側面22aには、中央部分及び下部の左右の三か所にそれぞれ、雌型ユニット接続金具4が設けられ、1つのユニット間接続コネクタ6が設けられている。図7(b)に示されるように、増設ユニット22の左側面22bには、中央部分及び下部の左右の三か所にそれぞれ、雄型ユニット接続金具3が設けられ、1つのユニット間接続コネクタ5が設けられている。図7(c)に示されるように、増設ユニット22の背面22cには、ユニット間接続コネクタ5と連動してスライドするコネクタスライド部材10が設けられている。また、背面22cには、右側面22aに対して突出するように、固定ねじ15が設けられている。図示しないが、増設ユニット23及び24も、増設ユニット22と同じ構成を有している。
【0020】
基本ユニット21と増設ユニット22との接続は、既に説明した動作に従って、雄型ユニット接続金具3と雌型ユニット接続金具4とを係合させ、次に、コネクタスライド部材10をスライドさせて、ユニット間接続コネクタ5及び6を結合させ、最後に、固定ねじ15を、コネクタスライド部材10の第1孔部12と、増設ユニット22の背面22cに設けられた第2孔部14とに挿入して固定することにより、基本ユニット21の右側に、増設ユニット22が接続される。また、同様の動作に従って、増設ユニット22の右側に増設ユニット23が接続され、増設ユニット23の右側にさらに増設ユニット24が接続される。この動作に従えば、増設ユニット24の右側にさらに1つ以上の増設ユニットを接続することができる。尚、増設ユニットを切り離す場合には、既に説明した切り離す動作に従って、切り離すことができる。
【0021】
このように、ユニット間接続コネクタ5,6が結合された後でなければ、固定ねじ15を第1孔部12と第2孔部14とに挿入できず、ユニット1,2同士を固定することができないので、ユニット1,2間の電源又は信号回路用のコネクタの結合忘れを防止することができる。また、スプリング8の弾性力により、自動的にユニット間接続コネクタ5,6が切り離されるので、ユニット間接続コネクタ5,6の切り離し忘れによるユニット間接続コネクタ5,6の破損を防止できる。
【0022】
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係るユニット間接続装置について説明する。尚、以下の実施の形態において、図1〜7の参照符号と同一の符号は、同一又は同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
この発明の実施の形態2に係るユニット間接続装置は、実施の形態1に対して、固定ねじ15による固定機構を変更したものである。
【0023】
この発明の実施の形態2に係るユニット間接続装置は、投票用紙分類装置に設けられている。図8(a−1)及び(a−2)に示されるように、ユニット間接続コネクタ5が取り付けられたスライド部材7には、4本の連結棒37がスライド部材7に対して垂直に設けられ、連結棒37はそれぞれ、増設ユニット22の背面22cに形成された水平方向に延びる溝31を介して、増設ユニット22の外部に突出し、コネクタスライド部材10に接続されている。コネクタスライド部材10には、U字状の輪郭をした嵌合孔部40が形成されていると共に、背面22cに対して窪んだ形状の取手部33が形成されている。背面22cには、コネクタスライド部材10を矢印Aの方向にスライドしたときに嵌合孔部40が嵌る位置に、固定ねじ15が設けられている。固定ねじ15は、嵌合孔部40が固定ねじ15に嵌った位置にコネクタスライド部材10を固定することができる。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
【0024】
実施の形態1と同様の手順で、雄型ユニット接続金具3と雌型ユニット接続金具4とを係合させた後、ユーザーが取手部33の内部に指を入れて矢印Aの方向にコネクタスライド部材10を増設ユニット22の背面22cに沿ってスライドさせると、4本の連結棒37も一緒にスライドすることにより、スライド部材7も矢印Aの方向にスライドして、ユニット間接続コネクタ5が増設ユニット22の左側面22bから突出するようになり、図8(b−1)及び(b−2)に示されるように、ユニット間接続コネクタ5と、基本ユニット21に設けられたユニット間接続コネクタ6とが結合される。このとき、嵌合孔部40が固定ねじ15に嵌っているので、固定ねじ15を締めることにより、この位置にコネクタスライド部材10を固定し、基本ユニット21と増設ユニット22とが接続される。尚、増設ユニット22の隣にさらに1つ以上の増設ユニットを接続する場合にも、同様の動作で行えばよい。
【0025】
基本ユニット21と増設ユニット22とを切り離す場合には、固定ねじ15を緩めると、コネクタスライド部材10の固定が解除され、スプリング8の弾性力により、スライド部材が矢印Bの方向にスライドし、ユニット間接続コネクタ5が増設ユニット22の外部から内部へ引っ張られるので、自動的にユニット間接続コネクタ5,6が切り離される。その後は、実施の形態1と同様にして、雄型ユニット接続金具3と雌型ユニット接続金具4とを切り離すことにより、基本ユニット21と増設ユニット22とが切り離される。尚、増設ユニット同士の切り離し方法も同様である。
【0026】
このように、ユニット間接続コネクタ5,6が結合された後でなければ、固定ねじ15がコネクタスライド部材10をできず、基本ユニット21と増設ユニット22とを固定することができないので、基本ユニット21と増設ユニット22との間の電源又は信号回路用のコネクタの結合忘れを防止することができる。また、スプリング8の弾性力により、自動的にユニット間接続コネクタ5,6が切り離されるので、ユニット間接続コネクタ5,6の切り離し忘れによるユニット間接続コネクタ5,6の破損を防止できる。
【0027】
実施の形態1及び2では、ユニット間接続装置が投票用紙分類装置に設けられているが、この形態に限定するものではない。2つのユニットを物理的かつ電気的に接続するものであれば、どのようなものにこのユニット間接続装置を用いてもよい。
【符号の説明】
【0028】
1,2 ユニット、5,6 ユニット間接続コネクタ(ユニット間電信接続手段)、10 コネクタスライド部材、15 固定ねじ(ユニット間固定手段)、20 投票用紙分類装置、21 基本ユニット、22,23,24 増設ユニット、25 スキャナ(読取手段)、26,27 分類ポケット、40 嵌合孔部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
2つのユニット同士を接続するユニット間接続装置であって、
前記2つのユニット間の電源又は信号回路を接続するユニット間電信接続手段と、
前記2つのユニット同士を固定するユニット間固定手段と
を備え、
前記ユニット間電信接続手段が前記2つのユニット間の電源又は信号回路を接続した後に、前記ユニット間固定手段が前記2つのユニット同士を固定可能となり、
前記ユニット間電信接続手段は、前記2つのユニットのそれぞれに設けられたユニット間接続コネクタからなり、一方のユニット間接続コネクタは、それが設けられたユニットに対してスライド可能であり、
スライド可能な前記ユニット間接続コネクタと連動してスライドするコネクタスライド部材が設けられ、該コネクタスライド部材には、嵌合孔部が設けられ、
前記ユニット間固定手段は、スライド可能な前記ユニット間接続コネクタが設けられたユニットに設けられ、
前記コネクタスライド部材がスライドしてスライド可能な前記ユニット間接続コネクタがもう一方のユニット間接続コネクタと結合可能になったときに、前記嵌合孔部が前記ユニット間固定手段に嵌合して該ユニット間固定手段が前記コネクタスライド部材を固定するユニット間接続装置。
【請求項2】
請求項1に記載のユニット間接続装置を備えた投票用紙分類装置であって、
該投票用紙分類装置は、
投票用紙の記載を読み取る読取手段及び前記投票用紙を収納する複数の分類ポケットを有する基本ユニットと、
複数の分類ポケットを有すると共に前記基本ユニットに接続される増設ユニットと
を備え、
前記ユニットの一方が前記基本ユニットであり、前記ユニットの他方が前記増設ユニットである投票用紙分類装置。
【請求項3】
請求項1に記載のユニット間接続装置を備えた投票用紙分類装置であって、
該投票用紙分類装置は、
投票用紙の記載を読み取る読取手段及び前記投票用紙を収納する複数の分類ポケットを有する基本ユニットと、
複数の分類ポケットを有すると共に前記基本ユニットに接続される少なくとも2つの増設ユニットと
を備え、
前記2つのユニットは、互いに接続される前記増設ユニットである投票用紙分類装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−51205(P2013−51205A)
【公開日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−231575(P2012−231575)
【出願日】平成24年10月19日(2012.10.19)
【分割の表示】特願2010−22718(P2010−22718)の分割
【原出願日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【出願人】(592221908)武蔵エンジニアリング株式会社 (30)
【Fターム(参考)】