説明

ユニトラ

【課題】屋内外の小面積での使用、悪い地面状態での使用を可能とし、その車両痕を最少にとどめる。
【解決手段】トラクター本体(農業用)1へ後基盤32を固定し、その下方に架台プレート13を接続し、その上面には伸縮ブーム2をボルトで取り付ける。更に、前記トラクター1の中央部の底部へ基盤4を固定し、前記基盤4に基軸70を固定し、前記基軸70の上部には円弧プレートのボスをキーで固定し、前記70基軸にはアームブラケットと左右伸縮開閉アーム部3とを固定し、前記左右伸縮開閉アーム部3の先端には前ジャッキ82を取り付け、前記左右伸縮開閉アーム部3をピンで位置決めする。また更に、前記トラクター本体1の後部へ補助シリンダー16、自在車15及び携引管14を装着する。

【発明の詳細な説明】
発明の名称
ユニック.トラクター
2、発明の詳細な説明
(発明の対象と産業の利用分野)
本発明は室内外の分野で利用される。
本発明は重量物吊り上げに関するものである。
(従来の技術とその問題点)
(a)小面積での使用が可能となる。
(b)地面状態が悪くても使用可能である。
(c)携引車を連結できる。
本発明の構成
(1)トラックター本体1(農業用)後部直立面へ後基盤32を取り付け、次に架台プレート33を固定、その上面にアーム架台部38さらにアーム部42と、なりその先端に46滑車を吊り下げる。
重量物吊り下げ時横転防止用の、左右伸縮開閉アーム部20及び左右後部伸縮アーム部37を設置する。
走行時地面の凹凸、又粗悪地面に於いては自在車51をシリンダー52にて、常時一定圧力で保持し左右後輪5に掛かる加重軽減を補助する。
後基盤32には吊り上げ用の滑車46に掛かる加重が集中する為補強用の、ブラケット26・ブラケット1・ブラケット2及び底面にはLブラケット41等を設置する。
左右伸縮開閉アーム部20は、下記の部品を総合表示する。
ガイドアーム21・基軸21′・伸縮アーム22・円弧プレート23・角度調整ピン23′・固定ピン24及び前ジャッキ25等である。
左右伸縮アーム部37は、下記の部品を総合表示する。
ガイドアーム39・伸縮アーム22・固定ピン24及び後ジャッキ40等である。
ブーム架台部38は、下記の部品を総合表示する。
ブーム架台回転部35・ブーム架台38′・巻き上げドラム39・ブームシリンダー47及び巻き上げ機49等である。
ブーム部42は、下記の部品を総合表示する。
ブーム1.43・ブーム2.44・ブーム3.45及び滑車46等である。
3,実施例
本発明を図面に示した実施例に基づき詳細な説明をする。1図はユニック.トラックター正面図、2図はユニック.トラックター上面図で右伸縮開閉アーム部20と右後伸縮アーム部37は収納状態を表す。 以下図面の説明をするが、以後はトラックター本体1(農業用)をトラックター本体1と記す。トラックター本体1には運転ハンドル2・変速レバー3・運転席4・クラッチペタル7・左後輪ペタル8・右後輪ペタル9・後輪同時回転ペタル10・ステップ11等を設置する。トラックター本体1後部直立面に後基盤32を固定する。後輪軸受61に固定したブラケット26を後基盤32固定し。トラックター本体1後部底面にはLブラケット41を取り付け、後基盤32に接続固定する。後輪軸受61に固定したブラケット27及びブラケット28は、架台プレート33に接続固定する。架台プレート33は後基盤32の下方部の上.下に突き出た水平板にてボルト60で締め付け固定する。座金60′・左右後輪軸60等である。1図に油圧用の切換弁本体12′には以下の操作ればーが有り、ブーム上下操作レバー12に対してはブームシリンダ47・巻上操作レバー13に対しては巻上ドラム39・ブーム伸縮操作レバー14に対してはブーム1.2.3.・ブーム架台回転操作レバー15に対してはブーム架台回転部35・右左前ジャッキ操作レバー16.17に対しては右左前ジャッキ25・右左後ジャッキ操作レバー18.19に対しては右左前ジャッキ40・補助シリンダ操作レバー19′対しては補助シリンダー52等を装置し、其の先には自在車51を設ける。
3図.に付き説明する。
トラックター本体1後部直立面に固定した後基盤32を貫通させた出力スプライン軸55をギヤケース53内へ収め、次に出力ギヤー56へ、次に中間ギヤー57を介して入力ギヤー58へ伝達し、それよりメス.オススプライン軸80にて油圧ポンプ29の入力スプライン軸34を回し、油圧ポンプ29の吐出口31を切換弁本体12′へ、接続する。吸入口30は油圧タンク36へ接続する。
9図に付き説明する。
トラックター本体1後部直立面に後基盤32を固定し、その面にギヤケース53とギヤケースカバー53′を装備し、トラクター本体1後部直立面より出た出力スプライン軸55・ベアリング65・出力ギィヤ56・座金67・カラー68・スナップリング69・バネガイド軸70・スラストベアリング71・メススプライン72・バネ73・中間ギヤ57・カラー75・中間軸76・ベアリング77・入力ギィヤ58・ベアリング79・油圧ポンプ29から出た入力スプライン軸34・メス。オスプライン軸80・スナップリング81・座金82・オイルシール83等で構成し、出力スライン軸55から、入力スプライン軸34へと動力伝達し油圧ポンプ29を回転させる。
4,効果
(1)方向転換方法の一例を説明する。
左右前ジャッキ25・左右後ジャッキ40を上げ、左右伸縮開閉アーム部20・左右伸縮アーム部37を収納する。左旋回180°を行う場合クラッチペタル7を踏み、ハンドル2を右に切る右後輪ペタル9をロック一位置迄で踏込む、クラッチペタル7ONする。以上の操作でユニック.トラックターは左旋回を実行するが、右後輪車5の位置を中心とする左旋回をする。操作方法を考えれば、ユニック.トラクター本体全体位置の移動を極小にて方向転換ができる。
(2)悪地面での移動方法の一例を説明する。
地面状態が悪く左右後輪5の片方がスリップする場合、後輪同時作動ペタル10を踏めば、デフ作動装置を停止させ後輪5は同時作動する、故にスリップしない、もう一方により移動可能となる。又、補助シリンダー52は圧力調整方式で自在車51支持力を必要に応じた調整可能な為、地面状態の悪い場所での使用が大変有効である。
(3)使用場所が極小さい場所での移動の場合。
後ブラケット50・補助シリンダー52・自在車51等を取り外しが可能である為ユニック.トラクター全長短縮できる。
(4)最後尾携引管を装置する為、携引可能である。
5、図面の簡単な説明。
1図は正面図である。
2図は上面図である。
3図は1図、2図のA部拡大である。
4図は3図部分拡大図である。
5図は3図部分拡大図である。
6図は3図部分拡大図である。
7図は6図のB−B断面とC−C−C断面図である。








【特許請求の範囲】
【請求項1】
トラクター本体1(農業用)最後部直立面へ後基盤32を取り付け、架台プレート33・左右後部伸縮アーム部37・ブーム架台部38・ブーム部42設置し、他関連部品付設する。
【請求項2】
トラクター1(農業用)中央部底部へ底盤25′を固定し基軸21′へ円弧プレート23・左右伸縮開閉アーム部20等設置し、他関連部品を付設する。
【請求項3】
トラクター本体1(農業用)後部へ補助シリンダー52・自在車51・携引管85等装置する。

【公開番号】特開2011−144041(P2011−144041A)
【公開日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−23538(P2010−23538)
【出願日】平成22年1月18日(2010.1.18)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ユニック
【出願人】(509177050)
【Fターム(参考)】