ユーザー開催トーナメントゲーム進行システム及びその進行方法
【課題】ユーザー開催トーナメントゲーム進行システム及びその進行方法を提供する。
【解決手段】本発明のユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、ユーザーから人数及び参加金額に関する情報を含むトーナメントゲーム開設申請を受付ける段階と、ユーザーに人数が指定されたゲームルームを割当てる段階と、ユーザーに割当てられたゲームルームに対する人数及び参加金額に対する情報を接続された待機者に掲示し、待機者からゲームルームに対する参加申請を受付ける段階と、参加を申請した待機者をゲームルームにゲーマーとして参加させる段階と、及びゲームルームに参加したゲーマーの人数が指定された人数と同じになった場合に、参加金額に基づいてゲームルーム内の各ゲーマーの初期ゲームマネーを同じにして、トーナメントゲームを進行させる段階と、を含む。
【解決手段】本発明のユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、ユーザーから人数及び参加金額に関する情報を含むトーナメントゲーム開設申請を受付ける段階と、ユーザーに人数が指定されたゲームルームを割当てる段階と、ユーザーに割当てられたゲームルームに対する人数及び参加金額に対する情報を接続された待機者に掲示し、待機者からゲームルームに対する参加申請を受付ける段階と、参加を申請した待機者をゲームルームにゲーマーとして参加させる段階と、及びゲームルームに参加したゲーマーの人数が指定された人数と同じになった場合に、参加金額に基づいてゲームルーム内の各ゲーマーの初期ゲームマネーを同じにして、トーナメントゲームを進行させる段階と、を含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザー開催トーナメントゲーム進行システム及びそのゲーム進行方法に関し、より詳しくは、ネットワークを介して行われるゴーストップゲーム、ポーカーゲームなどのオンラインゲームにおいて、ユーザーがイベント性のあるトーナメントを開催し、そのゲーム結果に応じてユーザーに適切な賞金が支給されるようにし、ゲームの興趣を高めるユーザー開催トーナメントゲーム進行システム及びそのゲーム進行方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近、通信及びネットワーク技術の発展に伴って、インターネットを利用した多様な種類のコンテンツ提供サービス、例えば、チャット、同好会、ゲーム、ショッピングモールなどのサービスが提供されている。このような多様なコンテンツ提供サービスの中でも特に、ゲーム提供サービスは、需要層の拡散によりサービスの開発速度及び普及速度が急激に増加されている傾向にある。
【0003】
このような傾向に伴い、各ポータルサイトとオンラインゲームサービス提供会社は、多様な種類のゲーム、特にコンピューターネットワーク上で、リアルタイムに他のゲーマーとゲームができる、いわば、“ネットワークオンラインゲーム”を提供している。このようなネットワークオンラインゲームの例としては、ゴーストップゲーム、ポーカーゲーム、レーシングゲーム、対戦ゲームなど多様な種類がある。
【0004】
しかし、ネットワークオンラインゲームの種類と数が多くなるにつれて、ユーザーの立場では、あるサイトで行われているゲームが、単調であったり、興趣を失ってしまえば、別のサイトのネットワークオンラインゲームへと簡単に移動してしまう。従って、ネットワークオンラインゲームを提供する各ポータルサイト及びオンラインゲーム提供会社は、様々な方法でゲームの妙味を加えることによって、ユーザーの提供するゲームに対する興趣を持続的に維持させる必要がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、ネットワークを介して行われるゴーストップゲーム、ポーカーゲームなどのオンラインゲームに対して公正な規則に従い、ユーザーが任意にイベント性のあるオンライントーナメントゲームを開催できるようにし、ゲーム結果に基づいて適切な賞金がゲーム参加者に支給されるようにし、ゲームの興趣を高めることができるユーザー開催トーナメントゲーム進行システム及びそのゲーム進行方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の目的を達成するための本発明に係るユーザー開催トーナメントゲーム進行システムは、ユーザーから人数及び参加金額に関する情報を含むトーナメントゲーム開設申請を受付け、前記ユーザーに、前記人数に指定されたゲームルームを割当てるゲームルーム割当サーバーと、割当てられた前記ゲームルームに対する指定された前記人数及び前記参加金額に対する情報を接続可能な待機者に掲示し、前記待機者から前記ゲームルームに対する参加申請を受付け、前記参加を申請した待機者に対する前記ゲームルームの参加可否を決定するゲーム参加管理サーバーと、前記参加金額に基づいて前記ゲームルームに参加した各ゲーマーの初期ゲームマネーを同じにし、前記トーナメントゲームを進行させるゲーム進行サーバーと、を含むことを特徴とする。
【0007】
好ましくは、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行システムは、レベルに応じて申請可能な参加金額の範囲を等差的に設定し、保存するデータベースサーバーをさらに含み、前記ゲームルーム割当サーバーは、前記ユーザーが申請した参加金額が、前記ユーザーのレベルに対応して設定された金額の範囲以内である場合に、前記ユーザーに前記ゲームルームを割当てるように構成することができる。
【0008】
また、好ましくは、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行システムは、レベルに応じて申請可能な参加金額の範囲を等差的に設定し、保存するデータベースサーバーをさらに含み、前記ゲームルーム割当サーバーは、前記ユーザーが申請した参加金額が、前記ユーザーが保有している保有ゲームマネーの範囲以内である場合に、前記ユーザーに、前記ゲームルームを割当てるように構成することができる。
【0009】
また、前記ゲーム参加管理サーバーは、前記ユーザーが申請した参加金額が、前記参加を申請した待機者が保有している保有ゲームマネーの範囲以内である場合に、参加を申請した前記待機者を前記ゲームルームにゲーマーとして参加させるように構成される。
【0010】
また、前記ゲーム参加管理サーバーは、前記指定された人数に対する残余人数の情報を共に掲示し、前記残余人数が0(ゼロ)になった場合に、前記接続可能な待機者に掲示される情報を削除するように構成される。
【0011】
また、好ましくは、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行システムは、前記ゲームルームに参加したそれぞれのゲーマーの参加金額から所定割合のゲーム費用を徴収するゲーム費用徴収サーバーをさらに含み、前記ゲーム進行サーバーは、前記ゲーム費用が差し引かれた前記参加金額を、前記初期ゲームマネーとして前記トーナメントゲームを進行させるように構成される。
【0012】
また、好ましくは、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行システムは、前記ゲームルーム内のゲーマーから前記初期ゲームマネーを全て損失したゲーマーを前記ゲームルームより排除し、最終残余ゲーマー(最終的にゲームルーム内に排除されずに残っているゲーム)のうち、前記ゲームルームより排除された順序と逆の順序で順位を決定する順位決定サーバーをさらに含む。
【0013】
より好ましくは、前記のユーザー開催トーナメントゲーム進行システムは、前記ゲーム費用徴収サーバーにより徴収された前記ゲーム費用から前記決定された順位に対応する割合で賞金を支給する賞金支給サーバーをさらに含むことができる。
【0014】
また、より好ましくは、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行システムは、ユーザーが保有している保有ゲームマネーに基づいてそれぞれのユーザー等のレベルを決定するレベル決定サーバーをさらに含み、前記レベル決定サーバーは、前記ゲームルームで行われたゲームを介して前記それぞれのゲーマーが得失したゲームマネー及び前記支給された賞金を反映し、前記それぞれのゲーマーのレベルを再決定するように構成される。
【0015】
また、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行システムは、前記指定された人数に対応して等差的に設定された人数当たりのシードマネー及びゲームの進行時間に対応して等差的に設定された時間当りのシードマネーを保存するシードマネーデータベースサーバーをさらに含み、前記ゲーム進行サーバーは、設定された前記人数当たりのシードマネー及び前記時間当りのシードマネーに基づいて前記トーナメントゲームを進行するように構成される。
【0016】
また、本発明の他の側面におけるユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、ユーザーから人数及び参加金額に関する情報を含むトーナメントゲーム開設申請を受付ける段階と、前記ユーザーに前記人数が指定されたゲームルームを割当てる段階と、前記ユーザーに割当てられた前記ゲームルームに対する前記人数及び前記参加金額に対する情報を接続可能な待機者に掲示し、前記待機者から前記ゲームルームに対する参加申請を受付ける段階と、前記参加を申請した待機者を前記ゲームルームにゲーマーとして参加させる段階と、前記ゲームルームに参加したゲーマーの人数が前記指定された人数と同じとなった場合に、前記参加金額に基づいて前記ゲームルーム内の各ゲーマーの初期ゲームマネーを同じにし、前記トーナメントゲームを進行させる段階と、を含むことを特徴とする。
【0017】
好ましくは、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、レベルに応じて申請可能な参加金額の範囲を等差的に設定し、データベースに保存する段階と、前記ユーザーが申請した参加金額が前記ユーザーのレベルに対応して設定された金額の範囲以内であるかを判断する段階と、をさらに含む。そして、前記ゲームルームを割る当てる段階は、前記ユーザーが申請した参加金額が、前記設定された金額の範囲以内にある場合に、前記ユーザーに前記ゲームルームを割当てるように構成される。
【0018】
好ましくは、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、レベルによって申請しうる参加金額の範囲を等差的に設定し、データベースに保存する段階と、前記ユーザーが申請した参加金額が、前記ユーザーが保有している保有ゲームマネーの範囲以内であるかを判断する段階と、をさらに含む。そして、前記ゲームルームを割り当てる段階は、前記ユーザーが申請した参加金額が、前記保有ゲームマネーの範囲以内である場合に、前記ユーザーに申請した前記参加金額に対応するレベルの前記ゲームルームを割当てるように構成される。
【0019】
また、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、前記ユーザーが申請した参加金額が、前記参加を申請した待機者が保有している保有ゲームマネーの範囲以内であるかを判断する段階をさらに含み、前記参加を申請した待機者の保有ゲームマネーの範囲以内である場合に、前記待機者を前記ゲームルームにゲーマーとして参加させるように構成される。
【0020】
好ましくは、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、前記指定された人数から前記ゲームルームに参加したゲーマーの人数を差し引いた人数に対する情報を共に掲示し、前記ゲームルームに参加したゲーマーの人数が前記指定された人数と同じとなった場合に、前記接続された待機者に掲示される情報を削除する段階をさらに含むことができる。
【0021】
また、より好ましくは、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、前記ゲームルーム内のそれぞれのゲーマーの参加金額から所定割合のゲーム費用を徴収する段階をさらに含み、前記ゲーム費用が差し引かれた前記参加金額を前記初期ゲームマネーとして前記トーナメントゲームを進行させるように構成される。
【0022】
より好ましくは、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、前記ゲームルーム内のゲーマーから前記初期ゲームマネーを全て損失したゲーマーを前記ゲームルームより排除させる段階と、最終残余ゲーマーのうち前記ゲームルームより排除された順序と逆の順序で順位を決定する段階と、をさらに含んで構成することができる。
【0023】
また、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、前記徴収されたゲーム費用から前記決定された順位に対応する割合で賞金を支給する段階をさらに含むことができる。
【0024】
また、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、前記ゲームルームで行われたゲームを介して前記それぞれのゲーマーが得失したゲームマネー及び前記支給された賞金を反映し、前記それぞれのゲーマーのレベルを再設定する段階をさらに含んでいてもよい。
【0025】
好ましくは、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、ゲームの進行時間に対応する時間当りのシードマネーを等差的に設定し、データベースに保存する段階をさらに含み、進行される前記トーナメントゲームの進行時間によって対応する前記時間当りのシードマネーに変更し、前記トーナメントゲームを進行させることができる。
【0026】
また、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、ゲームの人数に対応する人数当たりのシードマネーを等差的に設定し、データベースに保存する段階をさらに含み、前記指定された人数に対応する前記人数当たりのシードマネーで前記ゲームを進行させることができる。
【発明の効果】
【0027】
本発明によれば、ユーザーは特定の期間を指定することなく、任意にトーナメントゲームを開催することが可能になる。
【0028】
また、本発明によれば、ユーザー開催トーナメントゲームを介して得たゲームマネー又は損失したゲームマネーを、ユーザーの保有ゲームマネーに反映し、レベルを再設定することによって、トーナメントゲームを介した各ゲーマーの競争心理を刺激し、ゲームの興趣をさらに高めることができる。
【0029】
また、本発明によれば、トーナメントゲームに参加した各ゲーマーの初期ゲームマネーを同一に設定することによって、公正なトーナメントゲームの進行が可能になる。
【0030】
また、本発明によれば、それぞれのゲーマーから同じ割合でゲーム費用を徴収し、その徴収されたゲーム費用を順位に伴う賞金として活用することによって、各ゲーマーの競争心を刺激し、ゲームの興趣をさらに高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
以下、添付図面を参照して本発明に係るユーザー開催トーナメントゲーム進行システム及びその進行方法を詳細に説明する。
【0032】
図1は、本発明に係るユーザー開催トーナメントゲーム進行システムを概略的に図示した図面である。図1に示すように、複数のユーザー10は、インターネット50を介して、ユーザー開催トーナメントゲーム進行システム100に接続可能である。ここで、ユーザー開催トーナメントゲーム進行システム100は、レベル決定サーバー102、ウェブサーバー104、参加金額データベースサーバー(以下、‘参加金額DBサーバー’という)106、ゲームルーム割当サーバー108、ゲーム参加管理サーバー110、ゲーム費用徴収サーバー112、ゲーム進行サーバー114、シードマネーデータベースサーバー(以下、‘シードマネーDBサーバー’という)116、順位決定サーバー118、及び賞金支給サーバー120を備える。
【0033】
レベル決定サーバー102は、ユーザー10が保有している保有ゲームマネーに基づいて、それぞれのユーザーのレベルを決定する。例えば、保有ゲームマネーが0ウォン〜1億ウォンの場合には「初心者」、保有ゲームマネーが1億ウォン〜100億ウォンの場合には「初級」、保有ゲームマネーが100億ウォン〜1兆ウォンの場合には「中級」、保有ゲームマネーが1兆ウォン〜100兆ウォンの場合には「上級」、それ以上の場合には「達人」などのようにレベルを設定してデータベースに保存し、それぞれのユーザー10が保有している保有ゲームマネーを判別し、対応するレベルを決定する。このとき、それぞれのユーザー10が個別的にゲームを進行し、自分の保有ゲームマネーが変動した場合には、レベル決定サーバー102は、それぞれのユーザーが得失したゲームマネー又は支給された賞金を保有ゲームマネーに反映し、それぞれのユーザーのレベルを再決定することが好ましい。
【0034】
ウェブサーバー104は、インターネット50を介して接続されたユーザー10に、ウェブページを提供し、そのウェブページを介して現在における参加者募集中のユーザー開催トーナメントゲームの種類、それぞれのユーザー開催トーナメントゲームに指定された人数、それぞれのユーザー開催トーナメントゲームの参加金額などに対する情報を掲示(提示)する。
【0035】
参加金額DBサーバー106は、ユーザー10のレベルに応じてユーザー開催トーナメントゲームで指定可能な参加金額の範囲を等差的に設定し、データベースに保存する。例えば、上述するように、ユーザー10の保有ゲームマネーが0ウォン〜1億ウォンの場合には「初心者」、保有ゲームマネーが1億ウォン〜100億ウォンの場合には「初級」、保有ゲームマネーが100億ウォン〜1兆ウォンの場合には「中級」、保有ゲームマネーが1兆ウォン〜100兆ウォンの場合には「上級」、それ以上の場合には「達人」の各レベルを設定し、データベースに保存することができる。参加金額DBサーバー106は、初心者の場合には0ウォン〜5千万ウォン、初級の場合には0ウォン〜50億ウォン、中級の場合には0ウォン〜5千億ウォン、上級の場合には0ウォン〜50兆ウォン、達人の場合には0ウォン〜1000兆ウォンに各参加金額の範囲を等差的に設定し、データベースに保存することができる。または、上級者は下級者の範囲内では参加金額を指定することができないように、例えば、初級は1億ウォン〜50億ウォン、中級は100億ウォン〜5千億ウォン、上級の場合には1兆ウォン〜50兆ウォン、達人の場合には100兆ウォン〜1000兆ウォンの範囲でのみ設定可能な参加金額の範囲を、データベースに保存することもできる。
【0036】
ゲームルーム割当サーバー108は、ユーザー10から人数及び参加金額に関する情報を含むトーナメントゲーム開設申請を受付け、ユーザー10に、申請された人数に指定されたゲームルームを割当てる。このとき、ゲームルーム割当サーバー108は、参加金額DBサーバー106を検索し、ユーザー10が申請した参加金額が、そのユーザーのレベルに対応する金額の範囲以内であるかを判断し、ユーザー10が申請した参加金額がレベルに対応する金額の範囲内の適当な金額の場合に、ユーザー10に、ゲームルームを割当てるように設定される。または、ゲームルーム割当サーバー108は、ユーザー10が申請した参加金額が、そのユーザー10が保有している保有ゲームマネーの範囲以内であるかを判断し、ユーザー10が申請した参加金額が、そのユーザー10の保有ゲームマネーの範囲以内である場合に、ゲームルームを割当てるように設定される。
【0037】
ゲーム参加管理サーバー110は、ユーザー10に割当てられたゲームルームに対して該ユーザーが指定した人数及び参加金額に対する情報をウェブサーバー104のウェブページを介し、当該ゲームルームに接続可能な待機者に掲示し、待機者からそのゲームルームに対する参加申請を受けて、参加を申請した待機者に対するゲームルームの参加可否を決定する。ここで、ユーザーは、本発明に係るユーザー開催トーナメントゲーム進行システム100のサービス提供会社に加入した会員であり、待機者はユーザー10の中から現在インターネット50を介して接続した会員を意味し、両者を区分する。
【0038】
ゲーム費用徴収サーバー112は、ゲームルームに参加したそれぞれのゲーマーの参加金額から所定の割合でゲーム費用を徴収する。ここで、ゲーム費用の割合は、ユーザーが任意に調節できるようにしてもよく、また、サービス提供会社によって設定され、ユーザーが任意に調節できないようにすることもできる。なお、「ゲーム費用」は「ディーラー費用」として、以下の説明では混合して使用している。
【0039】
ゲーム進行サーバー114は、ゲームルームに参加したゲーマーから徴収した参加金額に基づいて、各ゲーマーの初期ゲームマネーを同じ(同一)にし、トーナメントゲームを進行させる。即ち、ゲーム進行サーバー114は、ゲームルームに参加した各ゲーマーの参加金額から同じ割合のゲーム費用を徴収し、ゲーム費用が徴収され、残った残りの参加金額を初期ゲームマネーとしてゲームを進行させる。このとき、ゲーム進行サーバー114は、ゲーム費用徴収サーバー112により徴収されるゲーム費用を0(ゼロ)に設定し、ユーザー10により指定された参加金額それ自体が初期ゲームマネーとなるようにすることができる。
【0040】
シードマネーDBサーバー116は、ユーザー10により指定された人数に対応し、等差的に設定された人数当たりのシードマネー及びゲームの進行時間に対応し、等差的に設定された時間当りのシードマネーを保存する。ここで、シードマネーとはゲームが進行される間に、ゲーマーによってBETされる金額のBET単位を意味し、人数当たりのシードマネーとはゲーマーの人数によって変更されるシードマネーを意味し、時間当りのシードマネーとはゲームの進行経過時間によって変更されるシードマネーを意味する。
【0041】
順位決定サーバー118は、ゲームルーム内のゲーマーから初期ゲームマネーを全部損失したゲーマーを順次にゲームルームより排除し、最終的に残った残余ゲーマーの中から該ゲームルームより排除された順序と逆の順序で順位を決定する。
【0042】
賞金支給サーバー120は、ゲーム費用徴収サーバー112により徴収されたゲーム費用に基づいて、順位決定サーバー118により決定された順位に対応する割合で、各ゲーマーに賞金を支給する。このとき、順位決定サーバー118により決定された順位に対応する賞金の割合は、ユーザー開催トーナメントゲーム進行システム100のサービス提供会社により既設定され、ユーザー10が任意に調節できないように構成することができる。なお、ユーザー開催トーナメントゲームの開設を申請したユーザー10が任意に設定できるようにしてもよい。ユーザー10により賞金の割合が指定(設定)される場合には、その指定された割合を、ウェブサーバー104を介してウェブページに掲示するように構成することが好ましい。
【0043】
図2A及び図2Bは、図1のユーザー開催トーナメントゲーム進行システムにおけるユーザー開催トーナメントゲーム進行方法の実施例を示したフローチャートである。以下、図面を参照しながら、本発明に係るユーザー開催トーナメントゲーム進行システムの動作を詳細に説明する。
【0044】
参加金額DBサーバー106は、ユーザー開催トーナメントゲーム進行システム100に会員として加入したユーザー10のレベルに応じて、ユーザー開催トーナメントゲームの申請時に指定可能な参加金額の範囲を等差的に設定し、データベースに保存する(S101)。
【0045】
また、シードマネーDBサーバー116は、ゲーム進行サーバー114により進行されるゲームの進行経過時間による時間当りのシードマネーを等差的に設定し、データベースに保存し(S103)、ゲームの人数に対応する人数当たりのシードマネーを等差的に設定し、データベースに保存する(S105)。例えば、図3に示すように、人数当たりのシードマネーは、5人を基準にしてゲーマーの人数が4人になった場合には25倍、3人になった場合には500倍、2人になった場合には10,000倍に変更されるように設定される。また、時間当りのシードマネーは、ゲームの進行経過時間が初期開始時間から5分が経過した場合には2倍、10分が経過した場合には5倍、15分が経過した場合には10倍に変更されるように設定される。
【0046】
ゲームルーム割当サーバー108は、ユーザー10から人数及び参加金額に関する情報を含むトーナメントゲーム開設申請を受付ける(S107)。このとき、トーナメントゲーム開設申請を受付ける期間は、特別に指定されておらず、ユーザー10が、随時、自分が開催するトーナメントゲームを開設できるように構成されている。即ち、ユーザー10は、図4に示すような情報入力窓を介して自分が開催するトーナメントゲームを開設することができる。このとき、図4の例では、ゲームタイプの個数が複数で既設定され、それぞれのタイプによって人数が指定(例えば、一般の場合、人数7名に指定され、チョイスの場合、5名に指定)され、ユーザー10は、その中の一つのタイプを選択し、人数を指定するように構成している。しかし、トーナメントゲームの情報入力窓は図示されたものに限定されなく、ゲームの種類、ポーカーゲームや花札ゲームにおいて各ゲーマーに配当されるカードの個数及び全体カードの個数などを考慮し、ユーザー10が人数を任意に指定できるように構成することができる。
【0047】
また、ユーザー10は、情報入力窓を介してトーナメントゲームの参加金額、ゲームのBETルールなどを指定することができる。このために、ユーザー開催トーナメントゲーム進行システム100は、幾つかのゲームBETルールを既設定し、設定されたそれぞれのゲームBETルールをユーザー10に公示(掲示)することが好ましい。
【0048】
また、ユーザー10は、情報入力窓を介して自分が開設するトーナメントゲームのゲームルームのルーム名を指定することができる。このようなルーム名は、そのゲームルームが待機者に掲示される際、自分のゲームルームを別のゲームルームと区別できるようにする手段となる。
【0049】
ユーザー10が、トーナメントゲーム開設申請を介して人数及び参加金額を指定すると、ゲームルーム割当サーバー108は、ユーザー10が申請した参加金額が参加金額DBサーバー106に保存されたユーザー10のレベルに対応する金額であるかを判断する(S109)。
【0050】
ユーザー10が申請した参加金額が、ユーザー10のレベルに適合する金額であると判断された場合、ゲームルーム割当サーバー108は、そのトーナメントゲームを申請したユーザー10にゲームルームを割当てる(S111)。なお、参加金額は、ユーザー10によって指定されるが、例えば、ユーザー10のレベルに対応して既設定された金額を自動的に参加金額として指定するように構成でき、この場合、上記参加金額に対する判断過程は省略することができる。
【0051】
ゲーム参加管理サーバー110は、ゲームルーム割当サーバー108によりユーザー10に割当てられたゲームルームに対する情報を、図5に図示するようにウェブページを介して待機者に掲示する(S113)。待機者に掲示される情報には、ゲームルームの指定人数、参加金額、残余人数などに対する情報が含まれており、待機者はウェブページを介して掲示された情報を介して所望のゲームルームへの参加を申請することができる。図6は、待機者による参加申請入力窓の例を示す。このとき、参加申請入力窓にはウェブページには掲示されていない該当ゲームルームに対する詳しい情報が表示され、その詳しい情報を介して待機者が最終的な選択をするように構成される。
【0052】
待機者がウェブページに掲示されたゲームルームに対する情報を比較し、いずれか一つのゲームルームに対する参加を申請すると(S115)、ゲーム参加管理サーバー110は、ユーザー10により指定された参加金額又は既設定された参加金額が、参加を申請した待機者の保有ゲームマネーの金額以下であるかを判断する(S117)。
【0053】
この時、ゲーム参加管理サーバー110は、ゲームルームに参加を申請した待機者が保有している保有ゲームマネーが、参加金額以上の場合に、その待機者を該当ゲームルームにゲーマーに参加させる(S119)。
【0054】
待機者がゲームルームのゲーマーとして参加すると、ゲーム参加管理サーバー110は、ウェブページを介して掲示されたゲームルームに対する情報中の残余人数の情報を変更して掲示する(S121)。即ち、ゲーム参加管理サーバー110は、ユーザー10により指定された人数又は既設定された人数からゲームルームに参加したゲーマーの人数を差し引いて残余人数情報として掲示する。従って、ゲームルームに新しいゲーマーが参加する度に残余人数情報は変更され、掲示される。
【0055】
ユーザー10により指定された人数又は既設定された人数とゲームルームに参加したゲーマーの人数が同一、即ち、残余人数が0(ゼロ)になると(S123)、ゲーム参加管理サーバー110は、ウェブページに掲示されたゲームルームに対する情報を削除することが好ましい(S125)。これは、ユーザー10が指定した人数または既設定された人数が満たされ、これ以上新しいゲーマーを参加させる必要がなくなったからである。
【0056】
ゲーム費用徴収サーバー112は、ゲームルームに参加した各ゲーマーの参加金額から一定割合のゲーム費用を徴収する(S127)。これにより、ゲームルーム内のそれぞれのゲーマーの初期ゲームマネーは同一に設定される。例えば、参加金額が11兆ウォンに指定された場合、ゲーム費用徴収サーバー112が1兆ウォンのゲーム費用を徴収することによって、それぞれのゲーマーは10兆ウォンの初期ゲームマネーに同一に設定される。
【0057】
ゲーム進行サーバー114は、シードマネーDBサーバー116に設定され、保存された人数当たりのシードマネー及び時間当りのシードマネーに基づいて、ゲーマーの人数及び進行されるゲームの経過時間によってシードマネーを変更しながら、ゲームルーム内でトーナメントゲームを進行させる(S129)。このとき、それぞれのゲーマーは、ゲームの初期進行時には、皆同じ初期ゲームマネーでゲームを始めるようになり、進行されるゲームの勝敗によってそれぞれのゲーマーが保有したゲームマネーは変わっていく。また、人数当たりのシードマネー及び時間当りのシードマネーが変更されるため、時間が進むにつれてゲーム進行サーバー114により進行されるトーナメントゲームの進行速度は速くなる。
【0058】
順位決定サーバー118は、ゲームルーム内のゲーマーから初期のゲームマネーを全部損失したゲーマーをゲームルームより排除し(S131)、順位決定サーバー118により排除されたゲーマーは、当該ゲームルームから退室するようになる。このとき、順位決定サーバー118は、最終残余ゲーマーからゲームルームより排除された順序の逆順に各ゲーマーに対する順位を決定する(S113)。例えば、ユーザー10により指定された人数または既設定された人数が5名の場合、最も早く排除されたゲーマーは5位、2度目に排除されたゲーマーは4位となり、このように、排除される順序の逆順にゲーマーの順位が決定される。このとき、ゲームルームより排除されるゲーマーには、図7Aに図示されるような案内窓がポップアップされ、ゲームルームより退室される理由を表示することができる。賞金が支給されるゲーマーには、図7Bに図示するように、お祝いメッセージも同時に表示することができる。
【0059】
賞金支給サーバー120は、ゲーム費用徴収サーバー112により徴収されたゲーム費用に基づいて、順位決定サーバー118により決定された順位に対応する割合で、それぞれのゲーマーに賞金を支給する(S135)。例えば、賞金支給サーバー120は、図8に図示するような賞金支給基準を保存しており、その基準に従って、それぞれのゲーマーに賞金を支給する(ゲーム費用×各順位の賞金支給基準を賞金として支給する)。このような賞金支給の基準は、ユーザー開催トーナメントゲーム進行システム100のサービス提供会社により設定されていてもよく、ユーザー10により設定されていてもよい。なお、このような賞金支給の基準は、ウェブページ又は参加申請情報入力窓を介して待機者に公示されるように構成することが好ましい。
【0060】
レベル決定サーバー102は、ゲームルームにゲーマーとして参加したそれぞれのユーザー10の保有ゲームマネーからトーナメントゲームを介して得たゲームマネー又は損失したゲームマネーを加減し、そのユーザー10のレベルを再決定する(S137)。
【0061】
図9A及び図9Bは、図1のユーザー開催トーナメントゲーム進行システムによるユーザー開催トーナメントゲーム進行方法の別の実施例を示したフローチャートである。ここで、段階S201〜段階S207は、図2の段階S101〜段階S107と同一であり、段階S211〜段階S237は、図2の段階S111〜段階S137と同一であるので、その詳細な説明は省略する。なお、ユーザー10が、トーナメントゲーム開設申請を介して人数及び参加金額を指定すると、ゲームルーム割当サーバー108は、ユーザー10が申請した参加金額が、ユーザー10が保有している保有ゲームマネーの金額以下であるかを判断し(S209)、ユーザー10が申請した参加金額が、ユーザー10が保有している保有ゲームマネーの金額以下の場合にのみ、そのユーザー10にゲームルームを割当てるようにする(S211)。
【0062】
これにより、本発明に係るユーザー開催トーナメントゲーム進行システム及びその進行方法は、ユーザーが任意にトーナメントゲームを開催できるようにすることによって、ゲームの興趣を高め、そのトーナメントゲームを介して得失したゲームマネーを保有ゲームマネーに反映し、該当ユーザーのレベルを再設定することで、ユーザー開催トーナメントゲームをさらに活性化させることができるようになる。
【0063】
このように本発明に係るユーザー開催トーナメントゲーム進行システム及びその進行方法は、ネットワークを介して行われるゴーストップゲーム、ポーカーゲームなどのオンラインゲームに対して公正な規則に従ってユーザーが任意にイベント性のあるオンライントーナメントゲームを開催でき、ゲーム結果に応じて適切な賞金が支給される。このため、ユーザーのゲームに対する興趣を増加させることができるになる。
【0064】
なお、本発明に係る実施形態のユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、コンピュータにより実現される多様な動作を実行するためのプログラムで構成することができる。また、本発明は、ユーザー開催トーナメントゲーム進行方法をコンピュータに実現させるプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記録媒体として具現化することができる。当該記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含むこともでき、記録媒体およびプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知であり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読取可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気−光媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。また、記録媒体は、プログラム命令、データ構造などを保存する信号を送信する搬送波を含む光または金属線、導波管などの送信媒体でもある。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0065】
上述したように、本発明を好ましい実施形態に則して説明したが、本発明の属する技術分野において熟練した当業者にとっては、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想およびその領域から逸脱しない範囲内で、本発明を多様に修正および変更させることができることを理解することができるであろう。すなわち、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲に基づいて定められ、発明を実施するための最良の形態により制限されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】本発明に係るユーザー開催トーナメントゲーム進行システムを概略的に図示した図である。
【図2A】図1のユーザー開催トーナメントゲーム進行システムによるトーナメントゲーム進行方法を示したフローチャートである。
【図2B】図1のユーザー開催トーナメントゲーム進行システムによるトーナメントゲーム進行方法を示したフローチャートである。
【図3】人数当たりのシードマネー及び時間当りのシードマネーの設定例を示した図である。
【図4】ユーザーによるトーナメントゲーム開設のための情報入力窓の例を示した図である。
【図5】ウェブページを介して掲示されるゲームルームに対する情報の例を示した図である。
【図6】待機者によるトーナメントゲーム参加のための情報入力窓の例を示した図である。
【図7A】ゲームルームより排除されるゲーマーにポップアップされる案内窓の例を示した図である。
【図7B】賞金を支給されるゲーマーにポップアップされる案内窓の例を示した図である。
【図8】賞金支給の基準例を示した図である。
【図9A】図1のユーザー開催トーナメントゲーム進行システムによるトーナメントゲーム進行方法を示したフローチャートである。
【図9B】図1のユーザー開催トーナメントゲーム進行システムによるトーナメントゲーム進行方法を示したフローチャートである。
【符号の説明】
【0067】
10 ユーザー
50 インターネット
100 ユーザー開催トーナメントゲーム進行システム
102 レベル決定サーバー
104 ウェブサーバー
106 参加金額DBサーバー
108 ゲームルーム割当サーバー
110 ゲーム参加管理サーバー
112 ゲーム費用徴収サーバー
114 ゲーム進行サーバー
116 シードマネーDBサーバー
118 順位決定サーバー
120 賞金支給サーバー
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザー開催トーナメントゲーム進行システム及びそのゲーム進行方法に関し、より詳しくは、ネットワークを介して行われるゴーストップゲーム、ポーカーゲームなどのオンラインゲームにおいて、ユーザーがイベント性のあるトーナメントを開催し、そのゲーム結果に応じてユーザーに適切な賞金が支給されるようにし、ゲームの興趣を高めるユーザー開催トーナメントゲーム進行システム及びそのゲーム進行方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近、通信及びネットワーク技術の発展に伴って、インターネットを利用した多様な種類のコンテンツ提供サービス、例えば、チャット、同好会、ゲーム、ショッピングモールなどのサービスが提供されている。このような多様なコンテンツ提供サービスの中でも特に、ゲーム提供サービスは、需要層の拡散によりサービスの開発速度及び普及速度が急激に増加されている傾向にある。
【0003】
このような傾向に伴い、各ポータルサイトとオンラインゲームサービス提供会社は、多様な種類のゲーム、特にコンピューターネットワーク上で、リアルタイムに他のゲーマーとゲームができる、いわば、“ネットワークオンラインゲーム”を提供している。このようなネットワークオンラインゲームの例としては、ゴーストップゲーム、ポーカーゲーム、レーシングゲーム、対戦ゲームなど多様な種類がある。
【0004】
しかし、ネットワークオンラインゲームの種類と数が多くなるにつれて、ユーザーの立場では、あるサイトで行われているゲームが、単調であったり、興趣を失ってしまえば、別のサイトのネットワークオンラインゲームへと簡単に移動してしまう。従って、ネットワークオンラインゲームを提供する各ポータルサイト及びオンラインゲーム提供会社は、様々な方法でゲームの妙味を加えることによって、ユーザーの提供するゲームに対する興趣を持続的に維持させる必要がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、ネットワークを介して行われるゴーストップゲーム、ポーカーゲームなどのオンラインゲームに対して公正な規則に従い、ユーザーが任意にイベント性のあるオンライントーナメントゲームを開催できるようにし、ゲーム結果に基づいて適切な賞金がゲーム参加者に支給されるようにし、ゲームの興趣を高めることができるユーザー開催トーナメントゲーム進行システム及びそのゲーム進行方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の目的を達成するための本発明に係るユーザー開催トーナメントゲーム進行システムは、ユーザーから人数及び参加金額に関する情報を含むトーナメントゲーム開設申請を受付け、前記ユーザーに、前記人数に指定されたゲームルームを割当てるゲームルーム割当サーバーと、割当てられた前記ゲームルームに対する指定された前記人数及び前記参加金額に対する情報を接続可能な待機者に掲示し、前記待機者から前記ゲームルームに対する参加申請を受付け、前記参加を申請した待機者に対する前記ゲームルームの参加可否を決定するゲーム参加管理サーバーと、前記参加金額に基づいて前記ゲームルームに参加した各ゲーマーの初期ゲームマネーを同じにし、前記トーナメントゲームを進行させるゲーム進行サーバーと、を含むことを特徴とする。
【0007】
好ましくは、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行システムは、レベルに応じて申請可能な参加金額の範囲を等差的に設定し、保存するデータベースサーバーをさらに含み、前記ゲームルーム割当サーバーは、前記ユーザーが申請した参加金額が、前記ユーザーのレベルに対応して設定された金額の範囲以内である場合に、前記ユーザーに前記ゲームルームを割当てるように構成することができる。
【0008】
また、好ましくは、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行システムは、レベルに応じて申請可能な参加金額の範囲を等差的に設定し、保存するデータベースサーバーをさらに含み、前記ゲームルーム割当サーバーは、前記ユーザーが申請した参加金額が、前記ユーザーが保有している保有ゲームマネーの範囲以内である場合に、前記ユーザーに、前記ゲームルームを割当てるように構成することができる。
【0009】
また、前記ゲーム参加管理サーバーは、前記ユーザーが申請した参加金額が、前記参加を申請した待機者が保有している保有ゲームマネーの範囲以内である場合に、参加を申請した前記待機者を前記ゲームルームにゲーマーとして参加させるように構成される。
【0010】
また、前記ゲーム参加管理サーバーは、前記指定された人数に対する残余人数の情報を共に掲示し、前記残余人数が0(ゼロ)になった場合に、前記接続可能な待機者に掲示される情報を削除するように構成される。
【0011】
また、好ましくは、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行システムは、前記ゲームルームに参加したそれぞれのゲーマーの参加金額から所定割合のゲーム費用を徴収するゲーム費用徴収サーバーをさらに含み、前記ゲーム進行サーバーは、前記ゲーム費用が差し引かれた前記参加金額を、前記初期ゲームマネーとして前記トーナメントゲームを進行させるように構成される。
【0012】
また、好ましくは、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行システムは、前記ゲームルーム内のゲーマーから前記初期ゲームマネーを全て損失したゲーマーを前記ゲームルームより排除し、最終残余ゲーマー(最終的にゲームルーム内に排除されずに残っているゲーム)のうち、前記ゲームルームより排除された順序と逆の順序で順位を決定する順位決定サーバーをさらに含む。
【0013】
より好ましくは、前記のユーザー開催トーナメントゲーム進行システムは、前記ゲーム費用徴収サーバーにより徴収された前記ゲーム費用から前記決定された順位に対応する割合で賞金を支給する賞金支給サーバーをさらに含むことができる。
【0014】
また、より好ましくは、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行システムは、ユーザーが保有している保有ゲームマネーに基づいてそれぞれのユーザー等のレベルを決定するレベル決定サーバーをさらに含み、前記レベル決定サーバーは、前記ゲームルームで行われたゲームを介して前記それぞれのゲーマーが得失したゲームマネー及び前記支給された賞金を反映し、前記それぞれのゲーマーのレベルを再決定するように構成される。
【0015】
また、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行システムは、前記指定された人数に対応して等差的に設定された人数当たりのシードマネー及びゲームの進行時間に対応して等差的に設定された時間当りのシードマネーを保存するシードマネーデータベースサーバーをさらに含み、前記ゲーム進行サーバーは、設定された前記人数当たりのシードマネー及び前記時間当りのシードマネーに基づいて前記トーナメントゲームを進行するように構成される。
【0016】
また、本発明の他の側面におけるユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、ユーザーから人数及び参加金額に関する情報を含むトーナメントゲーム開設申請を受付ける段階と、前記ユーザーに前記人数が指定されたゲームルームを割当てる段階と、前記ユーザーに割当てられた前記ゲームルームに対する前記人数及び前記参加金額に対する情報を接続可能な待機者に掲示し、前記待機者から前記ゲームルームに対する参加申請を受付ける段階と、前記参加を申請した待機者を前記ゲームルームにゲーマーとして参加させる段階と、前記ゲームルームに参加したゲーマーの人数が前記指定された人数と同じとなった場合に、前記参加金額に基づいて前記ゲームルーム内の各ゲーマーの初期ゲームマネーを同じにし、前記トーナメントゲームを進行させる段階と、を含むことを特徴とする。
【0017】
好ましくは、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、レベルに応じて申請可能な参加金額の範囲を等差的に設定し、データベースに保存する段階と、前記ユーザーが申請した参加金額が前記ユーザーのレベルに対応して設定された金額の範囲以内であるかを判断する段階と、をさらに含む。そして、前記ゲームルームを割る当てる段階は、前記ユーザーが申請した参加金額が、前記設定された金額の範囲以内にある場合に、前記ユーザーに前記ゲームルームを割当てるように構成される。
【0018】
好ましくは、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、レベルによって申請しうる参加金額の範囲を等差的に設定し、データベースに保存する段階と、前記ユーザーが申請した参加金額が、前記ユーザーが保有している保有ゲームマネーの範囲以内であるかを判断する段階と、をさらに含む。そして、前記ゲームルームを割り当てる段階は、前記ユーザーが申請した参加金額が、前記保有ゲームマネーの範囲以内である場合に、前記ユーザーに申請した前記参加金額に対応するレベルの前記ゲームルームを割当てるように構成される。
【0019】
また、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、前記ユーザーが申請した参加金額が、前記参加を申請した待機者が保有している保有ゲームマネーの範囲以内であるかを判断する段階をさらに含み、前記参加を申請した待機者の保有ゲームマネーの範囲以内である場合に、前記待機者を前記ゲームルームにゲーマーとして参加させるように構成される。
【0020】
好ましくは、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、前記指定された人数から前記ゲームルームに参加したゲーマーの人数を差し引いた人数に対する情報を共に掲示し、前記ゲームルームに参加したゲーマーの人数が前記指定された人数と同じとなった場合に、前記接続された待機者に掲示される情報を削除する段階をさらに含むことができる。
【0021】
また、より好ましくは、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、前記ゲームルーム内のそれぞれのゲーマーの参加金額から所定割合のゲーム費用を徴収する段階をさらに含み、前記ゲーム費用が差し引かれた前記参加金額を前記初期ゲームマネーとして前記トーナメントゲームを進行させるように構成される。
【0022】
より好ましくは、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、前記ゲームルーム内のゲーマーから前記初期ゲームマネーを全て損失したゲーマーを前記ゲームルームより排除させる段階と、最終残余ゲーマーのうち前記ゲームルームより排除された順序と逆の順序で順位を決定する段階と、をさらに含んで構成することができる。
【0023】
また、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、前記徴収されたゲーム費用から前記決定された順位に対応する割合で賞金を支給する段階をさらに含むことができる。
【0024】
また、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、前記ゲームルームで行われたゲームを介して前記それぞれのゲーマーが得失したゲームマネー及び前記支給された賞金を反映し、前記それぞれのゲーマーのレベルを再設定する段階をさらに含んでいてもよい。
【0025】
好ましくは、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、ゲームの進行時間に対応する時間当りのシードマネーを等差的に設定し、データベースに保存する段階をさらに含み、進行される前記トーナメントゲームの進行時間によって対応する前記時間当りのシードマネーに変更し、前記トーナメントゲームを進行させることができる。
【0026】
また、前記ユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、ゲームの人数に対応する人数当たりのシードマネーを等差的に設定し、データベースに保存する段階をさらに含み、前記指定された人数に対応する前記人数当たりのシードマネーで前記ゲームを進行させることができる。
【発明の効果】
【0027】
本発明によれば、ユーザーは特定の期間を指定することなく、任意にトーナメントゲームを開催することが可能になる。
【0028】
また、本発明によれば、ユーザー開催トーナメントゲームを介して得たゲームマネー又は損失したゲームマネーを、ユーザーの保有ゲームマネーに反映し、レベルを再設定することによって、トーナメントゲームを介した各ゲーマーの競争心理を刺激し、ゲームの興趣をさらに高めることができる。
【0029】
また、本発明によれば、トーナメントゲームに参加した各ゲーマーの初期ゲームマネーを同一に設定することによって、公正なトーナメントゲームの進行が可能になる。
【0030】
また、本発明によれば、それぞれのゲーマーから同じ割合でゲーム費用を徴収し、その徴収されたゲーム費用を順位に伴う賞金として活用することによって、各ゲーマーの競争心を刺激し、ゲームの興趣をさらに高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
以下、添付図面を参照して本発明に係るユーザー開催トーナメントゲーム進行システム及びその進行方法を詳細に説明する。
【0032】
図1は、本発明に係るユーザー開催トーナメントゲーム進行システムを概略的に図示した図面である。図1に示すように、複数のユーザー10は、インターネット50を介して、ユーザー開催トーナメントゲーム進行システム100に接続可能である。ここで、ユーザー開催トーナメントゲーム進行システム100は、レベル決定サーバー102、ウェブサーバー104、参加金額データベースサーバー(以下、‘参加金額DBサーバー’という)106、ゲームルーム割当サーバー108、ゲーム参加管理サーバー110、ゲーム費用徴収サーバー112、ゲーム進行サーバー114、シードマネーデータベースサーバー(以下、‘シードマネーDBサーバー’という)116、順位決定サーバー118、及び賞金支給サーバー120を備える。
【0033】
レベル決定サーバー102は、ユーザー10が保有している保有ゲームマネーに基づいて、それぞれのユーザーのレベルを決定する。例えば、保有ゲームマネーが0ウォン〜1億ウォンの場合には「初心者」、保有ゲームマネーが1億ウォン〜100億ウォンの場合には「初級」、保有ゲームマネーが100億ウォン〜1兆ウォンの場合には「中級」、保有ゲームマネーが1兆ウォン〜100兆ウォンの場合には「上級」、それ以上の場合には「達人」などのようにレベルを設定してデータベースに保存し、それぞれのユーザー10が保有している保有ゲームマネーを判別し、対応するレベルを決定する。このとき、それぞれのユーザー10が個別的にゲームを進行し、自分の保有ゲームマネーが変動した場合には、レベル決定サーバー102は、それぞれのユーザーが得失したゲームマネー又は支給された賞金を保有ゲームマネーに反映し、それぞれのユーザーのレベルを再決定することが好ましい。
【0034】
ウェブサーバー104は、インターネット50を介して接続されたユーザー10に、ウェブページを提供し、そのウェブページを介して現在における参加者募集中のユーザー開催トーナメントゲームの種類、それぞれのユーザー開催トーナメントゲームに指定された人数、それぞれのユーザー開催トーナメントゲームの参加金額などに対する情報を掲示(提示)する。
【0035】
参加金額DBサーバー106は、ユーザー10のレベルに応じてユーザー開催トーナメントゲームで指定可能な参加金額の範囲を等差的に設定し、データベースに保存する。例えば、上述するように、ユーザー10の保有ゲームマネーが0ウォン〜1億ウォンの場合には「初心者」、保有ゲームマネーが1億ウォン〜100億ウォンの場合には「初級」、保有ゲームマネーが100億ウォン〜1兆ウォンの場合には「中級」、保有ゲームマネーが1兆ウォン〜100兆ウォンの場合には「上級」、それ以上の場合には「達人」の各レベルを設定し、データベースに保存することができる。参加金額DBサーバー106は、初心者の場合には0ウォン〜5千万ウォン、初級の場合には0ウォン〜50億ウォン、中級の場合には0ウォン〜5千億ウォン、上級の場合には0ウォン〜50兆ウォン、達人の場合には0ウォン〜1000兆ウォンに各参加金額の範囲を等差的に設定し、データベースに保存することができる。または、上級者は下級者の範囲内では参加金額を指定することができないように、例えば、初級は1億ウォン〜50億ウォン、中級は100億ウォン〜5千億ウォン、上級の場合には1兆ウォン〜50兆ウォン、達人の場合には100兆ウォン〜1000兆ウォンの範囲でのみ設定可能な参加金額の範囲を、データベースに保存することもできる。
【0036】
ゲームルーム割当サーバー108は、ユーザー10から人数及び参加金額に関する情報を含むトーナメントゲーム開設申請を受付け、ユーザー10に、申請された人数に指定されたゲームルームを割当てる。このとき、ゲームルーム割当サーバー108は、参加金額DBサーバー106を検索し、ユーザー10が申請した参加金額が、そのユーザーのレベルに対応する金額の範囲以内であるかを判断し、ユーザー10が申請した参加金額がレベルに対応する金額の範囲内の適当な金額の場合に、ユーザー10に、ゲームルームを割当てるように設定される。または、ゲームルーム割当サーバー108は、ユーザー10が申請した参加金額が、そのユーザー10が保有している保有ゲームマネーの範囲以内であるかを判断し、ユーザー10が申請した参加金額が、そのユーザー10の保有ゲームマネーの範囲以内である場合に、ゲームルームを割当てるように設定される。
【0037】
ゲーム参加管理サーバー110は、ユーザー10に割当てられたゲームルームに対して該ユーザーが指定した人数及び参加金額に対する情報をウェブサーバー104のウェブページを介し、当該ゲームルームに接続可能な待機者に掲示し、待機者からそのゲームルームに対する参加申請を受けて、参加を申請した待機者に対するゲームルームの参加可否を決定する。ここで、ユーザーは、本発明に係るユーザー開催トーナメントゲーム進行システム100のサービス提供会社に加入した会員であり、待機者はユーザー10の中から現在インターネット50を介して接続した会員を意味し、両者を区分する。
【0038】
ゲーム費用徴収サーバー112は、ゲームルームに参加したそれぞれのゲーマーの参加金額から所定の割合でゲーム費用を徴収する。ここで、ゲーム費用の割合は、ユーザーが任意に調節できるようにしてもよく、また、サービス提供会社によって設定され、ユーザーが任意に調節できないようにすることもできる。なお、「ゲーム費用」は「ディーラー費用」として、以下の説明では混合して使用している。
【0039】
ゲーム進行サーバー114は、ゲームルームに参加したゲーマーから徴収した参加金額に基づいて、各ゲーマーの初期ゲームマネーを同じ(同一)にし、トーナメントゲームを進行させる。即ち、ゲーム進行サーバー114は、ゲームルームに参加した各ゲーマーの参加金額から同じ割合のゲーム費用を徴収し、ゲーム費用が徴収され、残った残りの参加金額を初期ゲームマネーとしてゲームを進行させる。このとき、ゲーム進行サーバー114は、ゲーム費用徴収サーバー112により徴収されるゲーム費用を0(ゼロ)に設定し、ユーザー10により指定された参加金額それ自体が初期ゲームマネーとなるようにすることができる。
【0040】
シードマネーDBサーバー116は、ユーザー10により指定された人数に対応し、等差的に設定された人数当たりのシードマネー及びゲームの進行時間に対応し、等差的に設定された時間当りのシードマネーを保存する。ここで、シードマネーとはゲームが進行される間に、ゲーマーによってBETされる金額のBET単位を意味し、人数当たりのシードマネーとはゲーマーの人数によって変更されるシードマネーを意味し、時間当りのシードマネーとはゲームの進行経過時間によって変更されるシードマネーを意味する。
【0041】
順位決定サーバー118は、ゲームルーム内のゲーマーから初期ゲームマネーを全部損失したゲーマーを順次にゲームルームより排除し、最終的に残った残余ゲーマーの中から該ゲームルームより排除された順序と逆の順序で順位を決定する。
【0042】
賞金支給サーバー120は、ゲーム費用徴収サーバー112により徴収されたゲーム費用に基づいて、順位決定サーバー118により決定された順位に対応する割合で、各ゲーマーに賞金を支給する。このとき、順位決定サーバー118により決定された順位に対応する賞金の割合は、ユーザー開催トーナメントゲーム進行システム100のサービス提供会社により既設定され、ユーザー10が任意に調節できないように構成することができる。なお、ユーザー開催トーナメントゲームの開設を申請したユーザー10が任意に設定できるようにしてもよい。ユーザー10により賞金の割合が指定(設定)される場合には、その指定された割合を、ウェブサーバー104を介してウェブページに掲示するように構成することが好ましい。
【0043】
図2A及び図2Bは、図1のユーザー開催トーナメントゲーム進行システムにおけるユーザー開催トーナメントゲーム進行方法の実施例を示したフローチャートである。以下、図面を参照しながら、本発明に係るユーザー開催トーナメントゲーム進行システムの動作を詳細に説明する。
【0044】
参加金額DBサーバー106は、ユーザー開催トーナメントゲーム進行システム100に会員として加入したユーザー10のレベルに応じて、ユーザー開催トーナメントゲームの申請時に指定可能な参加金額の範囲を等差的に設定し、データベースに保存する(S101)。
【0045】
また、シードマネーDBサーバー116は、ゲーム進行サーバー114により進行されるゲームの進行経過時間による時間当りのシードマネーを等差的に設定し、データベースに保存し(S103)、ゲームの人数に対応する人数当たりのシードマネーを等差的に設定し、データベースに保存する(S105)。例えば、図3に示すように、人数当たりのシードマネーは、5人を基準にしてゲーマーの人数が4人になった場合には25倍、3人になった場合には500倍、2人になった場合には10,000倍に変更されるように設定される。また、時間当りのシードマネーは、ゲームの進行経過時間が初期開始時間から5分が経過した場合には2倍、10分が経過した場合には5倍、15分が経過した場合には10倍に変更されるように設定される。
【0046】
ゲームルーム割当サーバー108は、ユーザー10から人数及び参加金額に関する情報を含むトーナメントゲーム開設申請を受付ける(S107)。このとき、トーナメントゲーム開設申請を受付ける期間は、特別に指定されておらず、ユーザー10が、随時、自分が開催するトーナメントゲームを開設できるように構成されている。即ち、ユーザー10は、図4に示すような情報入力窓を介して自分が開催するトーナメントゲームを開設することができる。このとき、図4の例では、ゲームタイプの個数が複数で既設定され、それぞれのタイプによって人数が指定(例えば、一般の場合、人数7名に指定され、チョイスの場合、5名に指定)され、ユーザー10は、その中の一つのタイプを選択し、人数を指定するように構成している。しかし、トーナメントゲームの情報入力窓は図示されたものに限定されなく、ゲームの種類、ポーカーゲームや花札ゲームにおいて各ゲーマーに配当されるカードの個数及び全体カードの個数などを考慮し、ユーザー10が人数を任意に指定できるように構成することができる。
【0047】
また、ユーザー10は、情報入力窓を介してトーナメントゲームの参加金額、ゲームのBETルールなどを指定することができる。このために、ユーザー開催トーナメントゲーム進行システム100は、幾つかのゲームBETルールを既設定し、設定されたそれぞれのゲームBETルールをユーザー10に公示(掲示)することが好ましい。
【0048】
また、ユーザー10は、情報入力窓を介して自分が開設するトーナメントゲームのゲームルームのルーム名を指定することができる。このようなルーム名は、そのゲームルームが待機者に掲示される際、自分のゲームルームを別のゲームルームと区別できるようにする手段となる。
【0049】
ユーザー10が、トーナメントゲーム開設申請を介して人数及び参加金額を指定すると、ゲームルーム割当サーバー108は、ユーザー10が申請した参加金額が参加金額DBサーバー106に保存されたユーザー10のレベルに対応する金額であるかを判断する(S109)。
【0050】
ユーザー10が申請した参加金額が、ユーザー10のレベルに適合する金額であると判断された場合、ゲームルーム割当サーバー108は、そのトーナメントゲームを申請したユーザー10にゲームルームを割当てる(S111)。なお、参加金額は、ユーザー10によって指定されるが、例えば、ユーザー10のレベルに対応して既設定された金額を自動的に参加金額として指定するように構成でき、この場合、上記参加金額に対する判断過程は省略することができる。
【0051】
ゲーム参加管理サーバー110は、ゲームルーム割当サーバー108によりユーザー10に割当てられたゲームルームに対する情報を、図5に図示するようにウェブページを介して待機者に掲示する(S113)。待機者に掲示される情報には、ゲームルームの指定人数、参加金額、残余人数などに対する情報が含まれており、待機者はウェブページを介して掲示された情報を介して所望のゲームルームへの参加を申請することができる。図6は、待機者による参加申請入力窓の例を示す。このとき、参加申請入力窓にはウェブページには掲示されていない該当ゲームルームに対する詳しい情報が表示され、その詳しい情報を介して待機者が最終的な選択をするように構成される。
【0052】
待機者がウェブページに掲示されたゲームルームに対する情報を比較し、いずれか一つのゲームルームに対する参加を申請すると(S115)、ゲーム参加管理サーバー110は、ユーザー10により指定された参加金額又は既設定された参加金額が、参加を申請した待機者の保有ゲームマネーの金額以下であるかを判断する(S117)。
【0053】
この時、ゲーム参加管理サーバー110は、ゲームルームに参加を申請した待機者が保有している保有ゲームマネーが、参加金額以上の場合に、その待機者を該当ゲームルームにゲーマーに参加させる(S119)。
【0054】
待機者がゲームルームのゲーマーとして参加すると、ゲーム参加管理サーバー110は、ウェブページを介して掲示されたゲームルームに対する情報中の残余人数の情報を変更して掲示する(S121)。即ち、ゲーム参加管理サーバー110は、ユーザー10により指定された人数又は既設定された人数からゲームルームに参加したゲーマーの人数を差し引いて残余人数情報として掲示する。従って、ゲームルームに新しいゲーマーが参加する度に残余人数情報は変更され、掲示される。
【0055】
ユーザー10により指定された人数又は既設定された人数とゲームルームに参加したゲーマーの人数が同一、即ち、残余人数が0(ゼロ)になると(S123)、ゲーム参加管理サーバー110は、ウェブページに掲示されたゲームルームに対する情報を削除することが好ましい(S125)。これは、ユーザー10が指定した人数または既設定された人数が満たされ、これ以上新しいゲーマーを参加させる必要がなくなったからである。
【0056】
ゲーム費用徴収サーバー112は、ゲームルームに参加した各ゲーマーの参加金額から一定割合のゲーム費用を徴収する(S127)。これにより、ゲームルーム内のそれぞれのゲーマーの初期ゲームマネーは同一に設定される。例えば、参加金額が11兆ウォンに指定された場合、ゲーム費用徴収サーバー112が1兆ウォンのゲーム費用を徴収することによって、それぞれのゲーマーは10兆ウォンの初期ゲームマネーに同一に設定される。
【0057】
ゲーム進行サーバー114は、シードマネーDBサーバー116に設定され、保存された人数当たりのシードマネー及び時間当りのシードマネーに基づいて、ゲーマーの人数及び進行されるゲームの経過時間によってシードマネーを変更しながら、ゲームルーム内でトーナメントゲームを進行させる(S129)。このとき、それぞれのゲーマーは、ゲームの初期進行時には、皆同じ初期ゲームマネーでゲームを始めるようになり、進行されるゲームの勝敗によってそれぞれのゲーマーが保有したゲームマネーは変わっていく。また、人数当たりのシードマネー及び時間当りのシードマネーが変更されるため、時間が進むにつれてゲーム進行サーバー114により進行されるトーナメントゲームの進行速度は速くなる。
【0058】
順位決定サーバー118は、ゲームルーム内のゲーマーから初期のゲームマネーを全部損失したゲーマーをゲームルームより排除し(S131)、順位決定サーバー118により排除されたゲーマーは、当該ゲームルームから退室するようになる。このとき、順位決定サーバー118は、最終残余ゲーマーからゲームルームより排除された順序の逆順に各ゲーマーに対する順位を決定する(S113)。例えば、ユーザー10により指定された人数または既設定された人数が5名の場合、最も早く排除されたゲーマーは5位、2度目に排除されたゲーマーは4位となり、このように、排除される順序の逆順にゲーマーの順位が決定される。このとき、ゲームルームより排除されるゲーマーには、図7Aに図示されるような案内窓がポップアップされ、ゲームルームより退室される理由を表示することができる。賞金が支給されるゲーマーには、図7Bに図示するように、お祝いメッセージも同時に表示することができる。
【0059】
賞金支給サーバー120は、ゲーム費用徴収サーバー112により徴収されたゲーム費用に基づいて、順位決定サーバー118により決定された順位に対応する割合で、それぞれのゲーマーに賞金を支給する(S135)。例えば、賞金支給サーバー120は、図8に図示するような賞金支給基準を保存しており、その基準に従って、それぞれのゲーマーに賞金を支給する(ゲーム費用×各順位の賞金支給基準を賞金として支給する)。このような賞金支給の基準は、ユーザー開催トーナメントゲーム進行システム100のサービス提供会社により設定されていてもよく、ユーザー10により設定されていてもよい。なお、このような賞金支給の基準は、ウェブページ又は参加申請情報入力窓を介して待機者に公示されるように構成することが好ましい。
【0060】
レベル決定サーバー102は、ゲームルームにゲーマーとして参加したそれぞれのユーザー10の保有ゲームマネーからトーナメントゲームを介して得たゲームマネー又は損失したゲームマネーを加減し、そのユーザー10のレベルを再決定する(S137)。
【0061】
図9A及び図9Bは、図1のユーザー開催トーナメントゲーム進行システムによるユーザー開催トーナメントゲーム進行方法の別の実施例を示したフローチャートである。ここで、段階S201〜段階S207は、図2の段階S101〜段階S107と同一であり、段階S211〜段階S237は、図2の段階S111〜段階S137と同一であるので、その詳細な説明は省略する。なお、ユーザー10が、トーナメントゲーム開設申請を介して人数及び参加金額を指定すると、ゲームルーム割当サーバー108は、ユーザー10が申請した参加金額が、ユーザー10が保有している保有ゲームマネーの金額以下であるかを判断し(S209)、ユーザー10が申請した参加金額が、ユーザー10が保有している保有ゲームマネーの金額以下の場合にのみ、そのユーザー10にゲームルームを割当てるようにする(S211)。
【0062】
これにより、本発明に係るユーザー開催トーナメントゲーム進行システム及びその進行方法は、ユーザーが任意にトーナメントゲームを開催できるようにすることによって、ゲームの興趣を高め、そのトーナメントゲームを介して得失したゲームマネーを保有ゲームマネーに反映し、該当ユーザーのレベルを再設定することで、ユーザー開催トーナメントゲームをさらに活性化させることができるようになる。
【0063】
このように本発明に係るユーザー開催トーナメントゲーム進行システム及びその進行方法は、ネットワークを介して行われるゴーストップゲーム、ポーカーゲームなどのオンラインゲームに対して公正な規則に従ってユーザーが任意にイベント性のあるオンライントーナメントゲームを開催でき、ゲーム結果に応じて適切な賞金が支給される。このため、ユーザーのゲームに対する興趣を増加させることができるになる。
【0064】
なお、本発明に係る実施形態のユーザー開催トーナメントゲーム進行方法は、コンピュータにより実現される多様な動作を実行するためのプログラムで構成することができる。また、本発明は、ユーザー開催トーナメントゲーム進行方法をコンピュータに実現させるプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記録媒体として具現化することができる。当該記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含むこともでき、記録媒体およびプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知であり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読取可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気−光媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。また、記録媒体は、プログラム命令、データ構造などを保存する信号を送信する搬送波を含む光または金属線、導波管などの送信媒体でもある。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0065】
上述したように、本発明を好ましい実施形態に則して説明したが、本発明の属する技術分野において熟練した当業者にとっては、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想およびその領域から逸脱しない範囲内で、本発明を多様に修正および変更させることができることを理解することができるであろう。すなわち、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲に基づいて定められ、発明を実施するための最良の形態により制限されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】本発明に係るユーザー開催トーナメントゲーム進行システムを概略的に図示した図である。
【図2A】図1のユーザー開催トーナメントゲーム進行システムによるトーナメントゲーム進行方法を示したフローチャートである。
【図2B】図1のユーザー開催トーナメントゲーム進行システムによるトーナメントゲーム進行方法を示したフローチャートである。
【図3】人数当たりのシードマネー及び時間当りのシードマネーの設定例を示した図である。
【図4】ユーザーによるトーナメントゲーム開設のための情報入力窓の例を示した図である。
【図5】ウェブページを介して掲示されるゲームルームに対する情報の例を示した図である。
【図6】待機者によるトーナメントゲーム参加のための情報入力窓の例を示した図である。
【図7A】ゲームルームより排除されるゲーマーにポップアップされる案内窓の例を示した図である。
【図7B】賞金を支給されるゲーマーにポップアップされる案内窓の例を示した図である。
【図8】賞金支給の基準例を示した図である。
【図9A】図1のユーザー開催トーナメントゲーム進行システムによるトーナメントゲーム進行方法を示したフローチャートである。
【図9B】図1のユーザー開催トーナメントゲーム進行システムによるトーナメントゲーム進行方法を示したフローチャートである。
【符号の説明】
【0067】
10 ユーザー
50 インターネット
100 ユーザー開催トーナメントゲーム進行システム
102 レベル決定サーバー
104 ウェブサーバー
106 参加金額DBサーバー
108 ゲームルーム割当サーバー
110 ゲーム参加管理サーバー
112 ゲーム費用徴収サーバー
114 ゲーム進行サーバー
116 シードマネーDBサーバー
118 順位決定サーバー
120 賞金支給サーバー
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザーから人数及び参加金額に関する情報を含むトーナメントゲーム開設申請を受付ける段階と、
前記ユーザーに、前記人数が指定されたゲームルームを割当てる段階と、
前記ユーザーに割当てられた前記ゲームルームに対する前記人数及び前記参加金額に対する情報を接続可能な待機者に掲示し、前記待機者から前記ゲームルームに対する参加申請を受付ける段階と、
前記参加を申請した待機者を前記ゲームルームにゲーマーとして参加させる段階と、
前記ゲームルームに参加したゲーマーの人数が前記指定された人数となった場合に、前記参加金額に基づいて前記ゲームルーム内の各ゲーマーの初期ゲームマネーを同じにし、前記トーナメントゲームを進行させる段階と、
を含むことを特徴とするユーザー開催トーナメントゲーム進行方法。
【請求項2】
レベルに応じて申請する参加金額の範囲を等差的に設定し、データベースに保存する段階と、
前記ユーザーが申請した参加金額が、前記ユーザーのレベルに対応して設定された金額の範囲以内であるかを判断する段階と、をさらに含み、
前記ゲームルームを割り当てる段階は、前記ユーザーが申請した参加金額が前記設定された金額の範囲以内である場合に、前記ユーザーに前記ゲームルームを割当てることを特徴とする請求項1に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行方法。
【請求項3】
レベルに応じて申請する参加金額の範囲を等差的に設定し、データベースに保存する段階と、
前記ユーザーが申請した参加金額が、前記ユーザーが保有している保有ゲームマネーの範囲以内であるかを判断する段階と、をさらに含み、
前記ゲームルームを割り当てる段階は、前記ユーザーが申請した参加金額が前記保有ゲームマネーの範囲以内である場合に、前記ユーザーに申請した前記参加金額に対応するレベルの前記ゲームルームを割り当てることを特徴とする請求項1に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行方法。
【請求項4】
前記指定された人数から前記ゲームルームに参加したゲーマーの人数を差し引いた人数に対する情報を共に掲示し、前記ゲームルームに参加したゲーマーの人数が前記指定された人数と同じになった場合、前記接続された待機者に掲示される情報を削除する段階、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行方法。
【請求項5】
前記ゲームルーム内のそれぞれのゲーマーの参加金額から所定割合のゲーム費用を徴収する段階をさらに含み、
前記ゲーム費用が差し引かれた前記参加金額を、前記初期ゲームマネーとして前記トーナメントゲームを進行させることを特徴とする請求項4に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行方法。
【請求項6】
前記ゲームルーム内のゲーマーのうち、前記初期ゲームマネーを全て損失したゲーマーを前記ゲームルームより排除させる段階と、
最終残余ゲーマーのうち前記ゲームルームより排除された順序と逆の順序で順位を決定する段階と、
をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行方法。
【請求項7】
前記徴収されたゲーム費用から前記決定された順位に対応する割合で賞金を支給する段階と、
前記ゲームルームで行われたゲームを介して前記それぞれのゲーマーが得失したゲームマネー及び前記支給された賞金を反映し、前記それぞれのゲーマーのレベルを再設定する段階と、
をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行方法。
【請求項8】
ゲームの進行時間に対応する時間当りのシードマネーを等差的に設定し、データベースに保存する段階をさらに含み、
進行される前記トーナメントゲームの進行時間に応じて対応する前記時間当りのシードマネーに変更し、前記トーナメントゲームを進行させることを特徴とする請求項1に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行方法。
【請求項9】
ゲームの人数に対応する人数当たりのシードマネーを等差的に設定し、データベースに保存する段階をさらに含み、
前記指定された人数に対応する前記人数当たりのシードマネーで前記ゲームを進行させることを特徴とする請求項8に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行方法。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか1項に記載のされたユーザー開催トーナメントゲーム進行方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項11】
ユーザーから人数及び参加金額に関する情報を含むトーナメントゲーム開設申請を受付け、前記ユーザーに前記人数が指定されたゲームルームを割当てるゲームルーム割当サーバーと、
割当てられた前記ゲームルームに対する指定された前記人数及び前記参加金額に対する情報を接続可能な待機者に掲示し、前記待機者から前記ゲームルームに対する参加申請を受付付け、前記参加を申請した待機者に対する前記ゲームルームの参加可否を決定するゲーム参加管理サーバーと、
前記参加金額に基づいて前記ゲームルームに参加した各ゲーマーの初期ゲームマネーを同じにし、前記トーナメントゲームを進行させるゲーム進行サーバーと、
を含むことを特徴とするユーザー開催トーナメントゲーム進行システム。
【請求項12】
レベルに応じて申請する参加金額の範囲を等差的に設定し、保存するデータベースサーバーをさらに含み、
前記ゲームルーム割当サーバーは、前記ユーザーが申請した参加金額が、前記ユーザーのレベルに対応して設定された金額の範囲以内である場合に、前記ユーザーに前記ゲームルームを割り当てることを特徴とする請求項11に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行システム。
【請求項13】
レベルに応じて申請する参加金額の範囲を等差的に設定し、保存するデータベースサーバーをさらに含み、
前記ゲームルーム割当サーバーは、前記ユーザーが申請した参加金額が、前記ユーザーが保有している保有ゲームマネーの範囲以内である場合に、前記ユーザーに、前記ゲームルームを割り当てることを特徴とする請求項11に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行システム。
【請求項14】
前記ゲーム参加管理サーバーは、前記ユーザーが申請した参加金額が、前記参加を申請した待機者が保有している保有ゲームマネーの範囲以内である場合に、参加を申請した前記待機者を前記ゲームルームにゲーマーとして参加させることを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行システム。
【請求項15】
前記ゲーム参加管理サーバーは、前記指定された人数に対する残余人数の情報を共に掲示し、前記残余人数がゼロになった場合、前記接続可能な待機者に掲示される情報を削除することを特徴とする請求項14に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行システム。
【請求項16】
前記ゲームルームに参加したそれぞれのゲーマーの参加金額から所定割合のゲーム費用を徴収するゲーム費用徴収サーバーをさらに含み、
前記ゲーム進行サーバーは、前記ゲーム費用が差し引かれた前記参加金額を前記初期ゲームマネーとして前記トーナメントゲームを進行させることを特徴とする請求項15に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行システム。
【請求項17】
前記ゲームルーム内のゲーマーのうち、前記初期ゲームマネーを全て損失したゲーマーを前記ゲームルームより排除し、最終残余ゲーマーのうち、前記ゲームルームより排除された順序と逆の順序で順位を決定する順位決定サーバーをさらに含むことを特徴とする請求項16に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行システム。
【請求項18】
前記ゲーム費用徴収サーバーによって徴収された前記ゲーム費用から前記決定された順位に対応する割合で賞金を支給する賞金支給サーバーと、
ユーザーが保有している保有ゲームマネーに基づいて、それぞれのユーザーのレベルを決定するレベル決定サーバーと、をさらに含み、
前記レベル決定サーバーは、前記ゲームルームで行われたゲームを介して前記それぞれのゲーマーが得失したゲームマネー及び前記支給された賞金を反映し、前記それぞれのゲーマーのレベルを再決定することを特徴とする請求項17に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行システム。
【請求項19】
前記指定された人数に対応して等差的に設定された人数当たりのシードマネー及びゲームの進行時間に対応して等差的に設定された時間当りのシードマネーを保存するシードマネーデータベースサーバーをさらに含み、
前記ゲーム進行サーバーは、設定された前記人数当たりのシードマネー及び前記時間当りのシードマネーに基づいて前記トーナメントゲームを進行させることを特徴とする請求項11に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行システム。
【請求項1】
ユーザーから人数及び参加金額に関する情報を含むトーナメントゲーム開設申請を受付ける段階と、
前記ユーザーに、前記人数が指定されたゲームルームを割当てる段階と、
前記ユーザーに割当てられた前記ゲームルームに対する前記人数及び前記参加金額に対する情報を接続可能な待機者に掲示し、前記待機者から前記ゲームルームに対する参加申請を受付ける段階と、
前記参加を申請した待機者を前記ゲームルームにゲーマーとして参加させる段階と、
前記ゲームルームに参加したゲーマーの人数が前記指定された人数となった場合に、前記参加金額に基づいて前記ゲームルーム内の各ゲーマーの初期ゲームマネーを同じにし、前記トーナメントゲームを進行させる段階と、
を含むことを特徴とするユーザー開催トーナメントゲーム進行方法。
【請求項2】
レベルに応じて申請する参加金額の範囲を等差的に設定し、データベースに保存する段階と、
前記ユーザーが申請した参加金額が、前記ユーザーのレベルに対応して設定された金額の範囲以内であるかを判断する段階と、をさらに含み、
前記ゲームルームを割り当てる段階は、前記ユーザーが申請した参加金額が前記設定された金額の範囲以内である場合に、前記ユーザーに前記ゲームルームを割当てることを特徴とする請求項1に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行方法。
【請求項3】
レベルに応じて申請する参加金額の範囲を等差的に設定し、データベースに保存する段階と、
前記ユーザーが申請した参加金額が、前記ユーザーが保有している保有ゲームマネーの範囲以内であるかを判断する段階と、をさらに含み、
前記ゲームルームを割り当てる段階は、前記ユーザーが申請した参加金額が前記保有ゲームマネーの範囲以内である場合に、前記ユーザーに申請した前記参加金額に対応するレベルの前記ゲームルームを割り当てることを特徴とする請求項1に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行方法。
【請求項4】
前記指定された人数から前記ゲームルームに参加したゲーマーの人数を差し引いた人数に対する情報を共に掲示し、前記ゲームルームに参加したゲーマーの人数が前記指定された人数と同じになった場合、前記接続された待機者に掲示される情報を削除する段階、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行方法。
【請求項5】
前記ゲームルーム内のそれぞれのゲーマーの参加金額から所定割合のゲーム費用を徴収する段階をさらに含み、
前記ゲーム費用が差し引かれた前記参加金額を、前記初期ゲームマネーとして前記トーナメントゲームを進行させることを特徴とする請求項4に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行方法。
【請求項6】
前記ゲームルーム内のゲーマーのうち、前記初期ゲームマネーを全て損失したゲーマーを前記ゲームルームより排除させる段階と、
最終残余ゲーマーのうち前記ゲームルームより排除された順序と逆の順序で順位を決定する段階と、
をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行方法。
【請求項7】
前記徴収されたゲーム費用から前記決定された順位に対応する割合で賞金を支給する段階と、
前記ゲームルームで行われたゲームを介して前記それぞれのゲーマーが得失したゲームマネー及び前記支給された賞金を反映し、前記それぞれのゲーマーのレベルを再設定する段階と、
をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行方法。
【請求項8】
ゲームの進行時間に対応する時間当りのシードマネーを等差的に設定し、データベースに保存する段階をさらに含み、
進行される前記トーナメントゲームの進行時間に応じて対応する前記時間当りのシードマネーに変更し、前記トーナメントゲームを進行させることを特徴とする請求項1に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行方法。
【請求項9】
ゲームの人数に対応する人数当たりのシードマネーを等差的に設定し、データベースに保存する段階をさらに含み、
前記指定された人数に対応する前記人数当たりのシードマネーで前記ゲームを進行させることを特徴とする請求項8に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行方法。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか1項に記載のされたユーザー開催トーナメントゲーム進行方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項11】
ユーザーから人数及び参加金額に関する情報を含むトーナメントゲーム開設申請を受付け、前記ユーザーに前記人数が指定されたゲームルームを割当てるゲームルーム割当サーバーと、
割当てられた前記ゲームルームに対する指定された前記人数及び前記参加金額に対する情報を接続可能な待機者に掲示し、前記待機者から前記ゲームルームに対する参加申請を受付付け、前記参加を申請した待機者に対する前記ゲームルームの参加可否を決定するゲーム参加管理サーバーと、
前記参加金額に基づいて前記ゲームルームに参加した各ゲーマーの初期ゲームマネーを同じにし、前記トーナメントゲームを進行させるゲーム進行サーバーと、
を含むことを特徴とするユーザー開催トーナメントゲーム進行システム。
【請求項12】
レベルに応じて申請する参加金額の範囲を等差的に設定し、保存するデータベースサーバーをさらに含み、
前記ゲームルーム割当サーバーは、前記ユーザーが申請した参加金額が、前記ユーザーのレベルに対応して設定された金額の範囲以内である場合に、前記ユーザーに前記ゲームルームを割り当てることを特徴とする請求項11に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行システム。
【請求項13】
レベルに応じて申請する参加金額の範囲を等差的に設定し、保存するデータベースサーバーをさらに含み、
前記ゲームルーム割当サーバーは、前記ユーザーが申請した参加金額が、前記ユーザーが保有している保有ゲームマネーの範囲以内である場合に、前記ユーザーに、前記ゲームルームを割り当てることを特徴とする請求項11に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行システム。
【請求項14】
前記ゲーム参加管理サーバーは、前記ユーザーが申請した参加金額が、前記参加を申請した待機者が保有している保有ゲームマネーの範囲以内である場合に、参加を申請した前記待機者を前記ゲームルームにゲーマーとして参加させることを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行システム。
【請求項15】
前記ゲーム参加管理サーバーは、前記指定された人数に対する残余人数の情報を共に掲示し、前記残余人数がゼロになった場合、前記接続可能な待機者に掲示される情報を削除することを特徴とする請求項14に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行システム。
【請求項16】
前記ゲームルームに参加したそれぞれのゲーマーの参加金額から所定割合のゲーム費用を徴収するゲーム費用徴収サーバーをさらに含み、
前記ゲーム進行サーバーは、前記ゲーム費用が差し引かれた前記参加金額を前記初期ゲームマネーとして前記トーナメントゲームを進行させることを特徴とする請求項15に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行システム。
【請求項17】
前記ゲームルーム内のゲーマーのうち、前記初期ゲームマネーを全て損失したゲーマーを前記ゲームルームより排除し、最終残余ゲーマーのうち、前記ゲームルームより排除された順序と逆の順序で順位を決定する順位決定サーバーをさらに含むことを特徴とする請求項16に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行システム。
【請求項18】
前記ゲーム費用徴収サーバーによって徴収された前記ゲーム費用から前記決定された順位に対応する割合で賞金を支給する賞金支給サーバーと、
ユーザーが保有している保有ゲームマネーに基づいて、それぞれのユーザーのレベルを決定するレベル決定サーバーと、をさらに含み、
前記レベル決定サーバーは、前記ゲームルームで行われたゲームを介して前記それぞれのゲーマーが得失したゲームマネー及び前記支給された賞金を反映し、前記それぞれのゲーマーのレベルを再決定することを特徴とする請求項17に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行システム。
【請求項19】
前記指定された人数に対応して等差的に設定された人数当たりのシードマネー及びゲームの進行時間に対応して等差的に設定された時間当りのシードマネーを保存するシードマネーデータベースサーバーをさらに含み、
前記ゲーム進行サーバーは、設定された前記人数当たりのシードマネー及び前記時間当りのシードマネーに基づいて前記トーナメントゲームを進行させることを特徴とする請求項11に記載のユーザー開催トーナメントゲーム進行システム。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【公開番号】特開2008−279258(P2008−279258A)
【公開日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−123824(P2008−123824)
【出願日】平成20年5月9日(2008.5.9)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年5月9日(2008.5.9)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】
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